月刊クレスコ 発売日・バックナンバー

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特集=被災地の「いま」が伝えること――3.11の教訓から学ぶ

2024年1月1日に起きた能登半島地震では、家屋倒壊や土砂災害、津波などにより、甚大な被害が発生しました。お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。また、国の責任で、生活再建の見通しが見えない状況にある被災者のみなさんによりそった支援を速やかにおこなうよう求めます。
東日本大震災と東電福島第一原発事故から13年目を迎えます。いまだ避難生活をおくる多くの被災者(3万115人、9月8日復興庁発表)の方がいるにもかかわらず、復興予算の削減、復興加配をはじめとする支援策の縮小・打ち切りの動きがあります。また、地元の漁業者をはじめ多くの人の反対・懸念の声に背を向けるALPS処理水の海洋放出も強行されています。あらためて、12年が経つ被災地の「いま」から求められる支援とは何かを考える必要があります。
今特集では、被災地に生きる教職員や地域のみなさんの声に耳をかたむけ、私たちのとりくみにいかしていきたいと思います。

●宮城
高校生の生きたかった思いと家族の嘆き・悲しみ……高橋達郎
●宮城
震災から12年、「生きづらさ」の中を子どもたちと過ごして……渡辺孝之
●福島
原発事故からの復興は住民の願いになっているか……菅家 新
●福島
続“ふくしまの教育”の実践を現場の声と力で……永峯秀明
●小学校
被災した人たちの心の傷に子どもたちが接した時……濱口 智
●中学校
人権教育としての原発授業……田中光則
●高校
学びの喜びを求めて……南部拓未
●私学
「東北“で”」「東北“を”」「東北“と”」学び続ける─これからも。……山盛洋介
●とりくみと課題
第二の「フクシマ」をつくらないために「教育」にできること……村田信子


【連載】
◆私の出会った先生……渡辺 治
仲間とともに
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
能登半島地震と学校教育の原点
◆憲法と私……四谷姉妹
ジェンダー平等と平和との切っても切れない関係
◆先生が先生になれない世の中で ……鈴木大裕
高知 教職員と議員のつどい②
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
丸ごと食べれて栄養満点「あみの佃煮」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
忙しいなかの喜び
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
居場所についてⅡ
◆先生読んで! おとなのための児童文学案内……西山利佳
現在と未来のために読む「3.11」
◆Reports on World Education! ~世界の教師の声~……高木洋子
アンネフランクパネル展のとりくみについて
◆【最終回】バイ・ザ・ウィンドゥ……渥美二郎
新しい教室③
◆名画に出会う……堀尾眞紀子
池田遙邨「海鳴り」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「男はつらいよ 寅次郎恋歌」(第8作)
特集=臨時教職員・会計年度任用職員が学校を支えるリアル

義務教育費国庫負担の2分の1から3分の1への引き下げ、総額裁量制の導入、基礎定数ではなく加配定数や非常勤の教職員での対応など、「公務員総人件費抑制」「安上がりの教育政策」が政府・文科省の基本政策になって以降、学校現場に多種多様な非正規の教職員なしには学校は成り立たない状況になっています。
しかも、そうした政策が長年にわたり続けられてきたなかで、さらには大量退職・採用増や産育休取得者の増加、劣悪な労働環境のもとで過去最多を更新し続ける病気休職者、教職志望者の減少などにより、非正規の教職員の確保さえできない事態が生まれ、全国的に大きな問題となっています。
本特集では、臨時的任用教員・会計年度任用職員が学校を支えている現状と当事者の声や要求を共有するとともに、子どもにかかわる教育全体の課題として、その原因と解決の方向性について考え合いたいと思います。

●総論①
非正規教育労働者の現状……上林陽治
●総論②
いまこそ、臨時教職員制度の抜本的な改善・解消を求めるとき……山口 正
●小学校
「雇用契約」と「雇用継続」 臨採の「言えない」苦しみ……具志堅正
●高校
非常勤講師が安心して働ける環境を……丸林太一
●学校看護師
医療的ケアが必要な子どもたちが安心して学校生活を送れるように……矢野美智子、杉本琢哉
●栄養職員
学校栄養職員として、そして非正規職員として働く自分……及川幸恵
●学校司書
秋田県の学校司書にかかる問題について……橋本俊樹
●教職員組合のとりくみ
臨時的任用教員への給料表2級格付け実現の背景と残された課題……長澤 裕
●とりくみと課題
教育に臨時はない……波岡知朗


【連載】
◆私の出会った先生……杉井静子
「リケジョ」の先生
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
試練にどう向き合うかが問われる2024年
◆憲法と私……四谷姉妹
憲法9条を「ゆるゆる」にする安保3文書
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
高知 教職員と議員のつどい
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
箸がとまらんおいしさ「とまらんピーマン」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
ゆっくりじっくり
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
居場所についてⅠ
◆先生読んで! おとなのための児童文学案内……西山利佳
格差社会に生きる
◆Reports on World Education! ~世界の教師の声~……中垣尚子
現地理解教育をしよう
◆バイ・ザ・ウィンドゥ……渥美二郎
新しい教室②
◆名画に出会う……堀尾眞紀子
エドヴァルド・ムンク「マイスナー嬢の肖像」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「燃え上がる女性記者たち」
特集=教育DXの光と影

いま社会のさまざまな分野で、デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉が聞かれます。教育分野でも「教育DX」実現に向け、「教育ダッシュボード」など教育データを利活用しようとする具体的なとりくみも一部自治体ではじまりました。
学校現場のデジタル環境整備がすすむことで、教科指導にあたっての工夫、校務の効率化がはかられるなどの面もあります。しかし同時に、政府主導で「教育DX」が強引にすすめられることで、教育の市場化・公教育の破壊がすすむのではないか、子ども・教職員の個人情報の集約・管理による統制がおこなわれないか、また、セキュリティの問題や子ども・教職員の健康被害など多くの懸念があります。
今特集では、教師の専門性にもかかわって重要な課題である「教育DX」の現状や問題点を明らかにし、考え合う機会にしたいと思います。

●総論
誰のための「教育DX」か?……田中康寛
●子どものからだと心
デジタル生活で心配される子どもの“からだと心”……野井真吾
●私学での実践から
教育DXでつくる学びの変化……中村光揮
●理科教育から
ICT時代の教育 子どもを主役に……滝川洋二
●業務支援アプリ
DXは便利だが?……中妻雅彦
●クラウド化
環境整備「だけ」が進められる中で懸念されること…中原幸一
●校務支援システム
過度な教育DXは、教育の本来的喜びを教職
●保護者
「学校が家まで追いかけてくる」……木下啓子
●経過と課題
「GIGAスクール構想」に振り回された4年間……波岡知朗


【連載】
◆私の出会った先生……平松恵美子
「見守ってくれていた人」
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
「新しい戦前」のなかの国立大学法人法「改正」
◆憲法と私……池内 了
四谷姉妹より、憲法をもっとあなたに
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
いち教員である「わたし」にできること②
◆これなら作れるパパッとレシピ……北村真知子
疲労回復におすすめ「にらそぼろ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
“勇敢さ”を支えるもの
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと ……深澤大地
教職員研修会は負担?
◆【新連載】先生読んで! おとなのための児童文学案内……西山利佳
便利に使う? 使われる?
◆Reports on World Education! ~世界の教師の声~……関根真理
日本国内での実践の紹介
◆バイ・ザ・ウィンドゥ……渥美二郎
新しい教室①
◆名画に出会う……堀尾眞紀子
三岸好太郎「金魚」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「スポットライト 世紀のスクープ」
特集=「共に学ぶ」を問い直して――真のインクルーシブ教育とは?

日本政府に対し勧告(総括所見)が出されました。このことを契機に、国内でも「インクルーシブ教育」への関心が広がっています。
1994年、ユネスコの「特別ニーズ教育世界会議」で採択された「サラマンカ宣言」で、国籍や人種、言語、性差、経済状況、宗教、障害のあるなしにかかわらず、すべての子どもが共に学び合う「インクルーシブ教育」が呼びかけられました。
この理念の実現のためには、すべての学びの場にいる障害のある子どもたち、登校拒否・不登校の子どもたち、日本語を母語としない子どもたちなどへの必要な支援・指導をおこなえるよう、それぞれの学びの場に必要な学級編制や教員・専門職の配置、教育課程編成などの教育条件・環境を整備することが求められます。しかし、こうした措置が十分にされないまま、「インクルーシブ教育」政策がすすめられようとしています。
今特集では、どの子も大切にされる真の「インクルーシブ教育」を実現していくための方向性について考え合いたいと思います。

●総論
インクルーシブ教育の理念と私たちの課題……越野和之
●小学校
その子らしく生きることを支援する……山本志津子
●小学校通級
「なりたい! こんな自分」……福智信義
●小学校通級
たがいに課題に向き合う通級の先輩後輩……桜井梓
●高校
神奈川の見せかけ「インクル」の矛盾を斬る……S・T・I
●定時制高校
あきらめない、いそがない、ひとりにしない定通教育……富田真智子
●通信制高校
通信教育とインクルーシブ教育……林忠輔
●特別支援学校
当事者目線の交流をめざして……長良鮎子

●遠隔教育
「みんなといっしょに、私も学び続けたい!」……後藤静
●保護者
子どもの学びを応援する……西尾美里
●実践と課題
「教育のつどい2023」レポートから障害児教育実践を見る……波岡知朗


【連載】
◆私の出会った先生……坂手洋二
「歴史はくり返さない」
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
殺すな! という普遍的な願い
◆憲法と私……池内 了
改憲論者の「本音」と「建前」
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
いち教員である「わたし」にできること
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
肉じゃないけど満足感!「ドライフードカツ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
新婚生活をはじめてみたら……
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
沈黙との対話
◆【最終回】世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信……リム・ウェン・リ
多民族・多言語の教室で育まれる多様性の尊重と寛容の精神
◆バイ・ザ・ウィンドゥ……渥美二郎
コーヒーを二杯
◆名画に出会う ……堀尾眞紀子
エゴン・シーレ「カール・グリュンヴァルトの肖像」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「福田村事件」
特集=いっしょに考えよう ジェンダー平等社会

2023年、日本のジェンダーギャップ指数は146か国中125位でした。2006年の公表開始以来、最低の順位です。分野別に見ると、例えば「政治」は世界最低クラスの138位で、男女格差が埋められていないどころか、いっそう深まりを見せています。女性の政治分野における参加割合や女性管理職の割合が他国と比べて低いこと、非正規労働者における女性比率の高さなど、課題は山積しています。
また、今年6月に成立した「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」(LGBT理解増進法)は、多様性を大切にしていくどころか、個人の尊厳を否定し、「多数者の権利」の名のもと性的マイノリティの人々の人権をせばめるもので、当事者や支援団体からも多くの批判の声が上がっています。
ジェンダー平等社会の構築をめざして、一人ひとりの人権が大切にされる社会を創造していくために、10月号特集「包括的性教育ってなに?」に関連して、今号でも人権を大切にした社会のあり様を問いながら、教育の課題について考える機会にしたいと考えています。

●総論
教育の問題として考えよう! ジェンダー平等……杉田真衣
●性の多様性
性の多様性を前提とした学校づくりへ……遠藤まめた
●家庭科
家庭科でジェンダー平等と平和について考える……江田伸男
●養護教諭
性の多様性の学習づくり……内田智恵・中西美紀
●インタビュー
関係性が希薄になった社会で生きる子どもたち……仁藤夢乃
●弁護士
ジェンダー問題へのとりくみは、私たち大人の責任……佐藤倫子
●労働組合
労働におけるジェンダー平等は職場から……小畑雅子
●教職員組合
組合で高らかにジェンダー平等宣言……石川美喜子
●とりくみと課題
学校現場にジェンダー平等を!……髙木りつ


【連載】
◆私の出会った先生……宮川和夫
山の分校、山の先生
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
ジャニーズ事務所問題をどう教えるか
◆憲法と私……池内 了
立憲主義の二つの精神
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
花火大会は誰のもの②
◆これなら作れるパパッとレシピ……北村真知子
おはしがすすむ「うめえカリポリ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
そんなのあり?
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
悩みと雲
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信……イラダ・サマドバ
大統領の母の名前を冠した国で唯一の中等学校
◆バイ・ザ・ウィンドゥ……渥美二郎
いつまでも、いつまでも
◆名画に出会う ……堀尾眞紀子
ハイム・スーチン「セレの風景」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「晩春」
特集=包括的性教育ってなに?

掲載されるようになり、その問題性に注目が集まっています。とりわけ、男女を問わない子どもの性被害の背景には、日本における性教育の遅れがあります。性の問題がタブー視され、十分な情報が届かず、正しい知識を得ることができない現状があります。
文科省がスタートさせた性暴力防止のプログラムとされる『生命の安全教育』(2021年)では、性交について扱うことはできないとされています(いわゆる「はどめ規定」)。ネット社会の中で、幼児期から性情報に簡単につながることができる現在だからこそ、正しい知識が必要ではないでしょうか。
性教育に関する国際的なスタンダードとされる『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』は、その対象は5歳からとなっています。内容を見ると、一人ひとりの人権に関すること、多様な性のあり方、ジェンダー、価値観や文化、性暴力を受けたときの対処などにいたるまで多岐にわたっています。今特集が、あらためて包括的性教育について考え、学校現場の中に生かしていくきっかけになればと考えます。

●総論Ⅰ
包括的性教育とはなにか……田代美江子
●総論Ⅱ
からだの権利教育を考える……水野哲夫
●幼稚園のとりくみ
幼児期になぜ性教育が大切なのか……北山ひと美
●寄宿舎のとりくみ
寄宿舎で見守る2人の恋……田中はる奈
●保護者
おうち性教育~我が家の場合~……石川麻弥
●医師
地域で・家庭で・学校で。ゴールを共有し、役割分担で性教育を……髙橋幸子
●七生養護学校
「七生養護学校事件」から20年……日暮かをる
●高校生のとりくみ
学校のトイレに生理用品の設置を求めて、
高校生が立ち上げた「生理革命委員会」……武田芳紀
●NPOのとりくみ
若者と共に包括的性教育を広げるNPOピルコンの実践……染矢明日香
●支援の現場から
性暴力にさらされる子どもたちに対し私たちができること……八幡真弓


【連載】
◆私の出会った先生……吉田 裕
よき教師に恵まれて
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
「負の歴史」に向き合う誠実さと勇気
◆憲法と私……池内 了
日本国憲法の三層構造
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
花火大会は誰のもの
◆これなら作れるパパッとレシピ……大場恭子
酸味爽やかでさっぱりした「レモンバジル唐揚げ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
一言にこめられた思い
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
自分のトリセツ作り
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信……アンジャリ・アガルワル
さまざまな宗教の生徒を受け入れる英語が共通語の公立学校
◆バイ・ザ・ウィンドゥ……渥美二郎
終わらない夏
◆名画に出会う……堀尾眞紀子
ルノワール「青い服を着た若い女」
◆この映画見ましたか?……すがわらちとせ
「ロスト・キング~ 500年越しの運命」
特集=教師の学びを問い直す

文科省は教員免許更新制を廃止し、この4月より「新たな教師の学びの姿」の実現のために、研修履歴をプラットフォームに蓄積し、それをもとに受講奨励をおこなうこととしています。文科省は「一人一人の教師の個性に即した個別最適な学びの提供、校内研修等の教師同士の学び合いなどを通じた協働的な学びの機会確保が重要」としていますが、新たな「管理」につながらないか懸念されます。
教育公務員特例法は、「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研修と修養に努めなければならない」と規定するとともに、教員が自主的に研修をおこなう権利を定めています。しかし、長時間労働のため自主的研修を勤務時間内におこなうことは困難です。全教がおこなった勤務実態調査では、「もっと時間をかけてとりくみたいことは何か」の問いに、47.5%の教員が「自主的な研修や自己研鑽」と回答しています。忙しい中でも学びたいという教師の願いに応える施策が必要です。
本特集では、さまざまな制約の中でも豊かに学んでいる全国の教師の学びのとりくみから、あらためて教師にとっての学びについて考え合いたいと思います。

●インタビュー
それぞれの教員にとって必要なものを必要な時に学べるように……石崎規生
●総論
実践・研究の主体として成長する教師……福井雅英
●北海道
いつでも何をしても……谷代晃子
●東京
「自分を生きる旅」……安丸ゆり子
●大阪
実践交流会は職場の宝……斉藤優
●和歌山
私たちは学びたい……龍神美紅
●香川
学びは目の前の生徒との語り合いから……野口宏二
●私学
「学び」と「つながり」が、学校に外の風を吹き込ませる……山盛洋介
●民間教育団体
民間教育研究団体で学ぶ……瀧口優
●運動の課題
今こそ教職員の自主的・自発的な研修を大きく広げよう……波岡知朗


【連載】
◆私の出会った先生……市田真理
ふたりの先生
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
日本の学校の先生たちが置かれている環境の変化について
◆憲法と私……東海林智
勤労権 派遣村の経験から考える
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
議員としてどう働き方改革に切り込むか
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
食欲のない時にもぴったり「きゅうりのさっぱり和え」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
自分は自分
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
痛くない、痛くない!
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信……ナワラジ・バスコタ
地域や保護者と連携し子どもを育てるカトマンズの私立学校
◆バイ・ザ・ウィンドゥ……渥美二郎
ネクストステージ
◆名画に出会う……堀尾眞紀子
英一蝶「布晒舞図」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「こんにちは、母さん」
特集=今こそ、今だから、平和教育――「新しい戦前」にしないために

6月22日に閉会した第211回通常国会では、防衛費を5年間で43兆円、対GDP比2%規模に倍化させる「防衛費増額に向けた財源確保法」、軍需産業の保護・育成に税金をつぎ込む「防衛装備品生産基盤強化法」をはじめ、私たちの生活・人権・平和にとって重大な問題のある法律が次々と成立しました。ロシアのウクライナ侵略や「台湾有事」を口実にすすめられる日本の軍事大国化のもとで、平和とは何かということが問われています。
一方で学校現場は、教職員の深刻な長時間労働や、教育の管理統制の強まりなどのもとで、「なかなか平和教育を実践しにくい」「職員室で同僚と政治の話題をしづらい」といった現状があります。
本特集では、全国各地でおこなわれている日頃の授業のエッセンスをつなげ、日常の中にある平和教育の実践に学びながら、今日における教育の役割について考え合いたいと思います。

●総論①
平和教育とわたしたちの課題……久保田貢
●総論②
教育の世界に入り込む自衛隊……布施祐仁
●北海道
危機の時代だからこそ、憲法、国際法、「アート」を力に政治教育を……飯塚正樹
●埼玉
共感を生む表現活動で平和の土台を……岩田彦太郎
●千葉
世界・未来の平和は教室から……竹澤さおり
●広島
広島の子どもとヒロシマの街で……寺本透
●沖縄
沖縄の平和教育の今……下地史彦
●とりくみ
核兵器廃絶への思い……田原ちひろ
●とりくみ
政府が教科書を書きかえさせるのは、どうして?……小林善亮
●子どもの本
平和教育に児童文学・絵本を!……西山利佳
●教職員と平和
平和について、教室から考える……檀原毅也


【連載】
◆私の出会った先生……山野洋介
1000年の森を学ぶ
◆世界の取材現場から見た日本 …金平茂紀
「新たな戦前」の中での教育・学校・子どもたち
◆憲法と私……東海林智
表現の自由 戦争は秘密から始まる
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
時代の流れの中で私たちは何を守り何を失ったのか
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
爽やかですっぱ辛い「簡単トムヤムクンスープ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
神さまにこめられた思いは……
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと⑯……深澤大地
子育ての悪循環を好循環に変化させる方法
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信⑧……マルセラ・パウラ・ギグヨニ
小さな観光の町で将来の英語教師を育てる
◆バイ・ザ・ウィンドゥ⑤……渥美二郎
Collect moments
◆名画に出会う……堀尾眞紀子
上村松園「蛍」
◆この映画見ましたか?……すがわらちとせ
「世界のはしっこ、ちいさな教室」

写真=埼玉・私立自由の森学園
特集=どこでもどの子も、給食無償に

学校給食無償化の動きが、全国の自治体で急速に広がっています。背景には、教職員・保護者・地域住民が教育費の保護者負担の軽減、教育の無償をもとめる声をあげ、とりくみをすすめる中で、歯止めのかからない少子化・過疎化への対応やこの間の異常な物価高への対策として、地方自治体が独自にとりくみはじめたことがあります。
こうした動きも受けて、政府が公表した「こども未来戦略方針」の素案で、「学校給食費の無償化の実現に向けて、まず、学校給食費の無償化を実施する自治体における取組実態や成果・課題の調査、全国ベースでの学校給食の実態調査を速やかに行い、(中略)小中学校の給食実施状況の違いや法制面等も含め課題の整理を丁寧に行い、具体的方策を検討する」考えが示されました。
学校給食の無償化は、教育の無償化実現にすすんでいくうえでも重要な施策です。同時に、その際には学校給食の民営化等ではなく、子どもたちの食の安全・安心が保障され、また学校給食を通して豊かな教育を実現されることが大切です。
本特集では、あらためて学校給食の役割と無償化の意義について考えるとともに、全国の学校給食無償化のとりくみを学び合いたいと思います。

●総論
「#給食費無償」を全国へ!……福嶋尚子
●学校給食の歴史と役割
子どもにとって学校給食とは……新村洋史
●小学校
学校給食は「生きた教材」……吉田孝子
●中学校
横浜市の中学校給食実施をとりまく状況について……土志田栄子
●高校
給食は就学を支える教育活動……小西順治
●特別支援学校
学校給食が育むもの……Y・K
●とりくみ
定時制高校給食を守るとりくみ……針谷由起子
●とりくみ
給食は教育、子どもたちの権利……石田清人
●とりくみ
マイナンバーカードの有無での差別を許さないたたかい……松下香
●とりくみ
子どもたちに安心・安全な給食を……山尾吉史
●運動の課題
給食無償化を実現するチャンス……波岡知朗


【連載】
◆私の出会った先生……内山雄人
面白そうな匂い
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
「世襲」という冷徹な現実をどう受け止めたらよいのか
◆憲法と私……東海林智
カメジローの言葉と憲法9条
◆先生が先生になれない世の中で ……鈴木大裕
教員を信用しない社会で人を信用する子どもたちが育つのか?
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
季節の美味しいものを!「旬野菜と鶏肉のアヒージョ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
あちらこちらに隠れたマジック
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと⑮……深澤大地
自分も相手も大切にする自己表現
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信⑦……サーラ・スアイブ
現代的なイスラム系学校がとりくむ国際協働学習とテクノロジーの教育活用
◆バイ・ザ・ウィンドゥ④……渥美二郎
元帰宅部鬼顧問
◆名画に出会う……堀尾眞紀子
オディロン・ルドン「丸い光の中の子供」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「ハッピーアワー」

特集=どうする?「給特法」

全教「教職員勤務実態調査2022」につづき、4月28日には2022年度に文部科学省が実施した「勤務実態調査」の集計結果(速報値)が公表されました。
今回の文科省調査では、前回調査(2016年)と比べて「在校等時間」が30分程度減ったと言います。しかし、いまなお多くの教員が、文科省が示す「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン」(上限月45時間の残業)や厚労省の定める「過労死ライン」(月80時間をこえる残業)を超えて働かざるをえない実態が、文科省調査でも明らかとなりました。
この結果をふまえ、文科省は中央教育審議会で給特法の「改正」や働き方の改革に向け検討を始めるとされています。いま教職員の長時間労働を本当の意味で解消し、ゆきとどいた教育をすすめることのできる学校を実現するためには、小手先の議論や「改革」ではなく、教職員を抜本的に増やすこと、給特法など現行の法律や制度を現場の教職員の声を反映したものにしていくことが必要です。
本特集が、喫緊の課題となっている給特法について考え合う一助となることを願っています。

●総論
なぜ今給特法が問題なのか……渡辺輝人
●調査報告
やっぱり「せんせい ふやそう」~全教「教職員勤務実態調査2022」から……糀谷陽子
●中学校
子育て世代の苦悩と願い……金井宏伸
●高校
専門性を育むために……近江裕之
●特別支援学校
語り合うことでみえてくる希望……岡田徹也
●保護者
親と先生が子育てを共有できるように……森田朝野
●とりくみ
岐阜教組の勤務実態調査と「長時間勤務縮減」のあゆみ……長谷川督翁
●とりくみ
勤務時間内に業務を終えるために……横山賴義
●とりくみ
「崖っぷち」の学校現場……中野宏之
●運動の課題
給特法改正要求運動の現在地と展望……檀原毅也


【連載】
◆私の出会った先生 ……神田香織
ゆっくりと時間が流れる時代に
◆世界の取材現場から見た日本 ……金平茂紀
入管法「改正」に見られるこの国の危うさ
◆憲法と私……二宮厚美
教育権に対する経済学からの視点③
人間的コミュニケーションを起点にした言葉・教育の誕生
◆先生が先生になれない世の中で ……鈴木大裕
自由の前提条件としてのパブリックスペース
◆これなら作れるパパッとレシピ ……猪瀬里美
酸味が効いて色どりがきれい「夏野菜のレモンサラダ」
◆一冊の本に出会う ……横山眞佐子
流暢でなくても
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと⑭……深澤大地
からだことば
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信⑥
 ……ローレッタ・サルヴィーニ・フォーチュナティ
「ナルニア国」の由来となった町の小学校で国際協働学習に参加
◆バイ・ザ・ウィンドゥ③……渥美二郎
もう一人のカール
◆名画に出会う ……堀尾眞紀子
原田直次郎「靴屋の親爺」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「銀河鉄道の父」
特集=子どもの権利に心よせて

「子どもの権利条約」を日本が批准したのは1994年、世界で158番目でした。それから約30年がたち、この4月から「こども基本法」が施行され、「こども家庭庁」が発足しました。国際的に大きく遅れていた日本も、やっと子ども一人ひとりの権利と人権を保障する社会づくりに向けて動き始めます。
この間、貧困、虐待、性被害などの問題が深刻化し、子どもをめぐる社会状況が厳しさを増す中で、不登校など学校に行きづらい子どもの数がいっそう増えています。子どもたちに寄り添い子どもの権利を守るとりくみをすすめていくことは喫緊の課題です。一人ひとりの豊かな成長を保障するために、子どもの権利条約をいかすことが社会全体に求められています。
本特集が、さまざまな立場から子どもの権利について向き合い、一人ひとりが権利をもつ主体者として認められる学校・社会を築いていくための一助となることを願っています。

●総論
子どもの権利条約が生きる子ども観、指導観……春日井敏之
●小学校
子どもに委ねて、揺れながら、応援する……大瀬良 篤
●小学校
子どもの声に応える大人に……宮川真幸
●中学校
子どもの最善の利益とは……阪上貴木
●高校
誰もが自分らしくあるために……渡部翔子
●特別支援学校
すべての児童・生徒に教育の保障を……林 美紗子
●保護者
「子どもの権利条約」わが家の実践……後藤尚子
●地域
子どもたちの権利を守る支援とは……小柴 眞
●市民団体
17年の歩みから……鈴木はつみ
●市民団体
「聴く」ことは尊重すること……上田祐子
●運動の課題
学校が子どもの権利にとりくむために……波岡知朗


【連載】
◆私の出会った先生 ……北 直樹
イタロクはわが胸の内に
◆世界の取材現場から見た日本 ……金平茂紀
教育は、自国が戦争に勝つためのものか?
◆憲法と私……二宮厚美
教育権に対する経済学からの視点②
言語的コミュニケーションを媒介にした教育労働
◆先生が先生になれない世の中で ……鈴木大裕
遊びのないところから新しい世界は生まれない
◆これなら作れるパパッとレシピ ……猪瀬里美
見た目もおしゃれ!「にんじんのラペ」
◆一冊の本に出会う ……横山眞佐子
溢れる贈り物
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと⑬……深澤大地
相談におけるアドバイスのポイント
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信⑤……ルティ・ホッツン
自ら立ち上げたiEARN の国際協働学習を紹介
◆バイ・ザ・ウィンドゥ②……渥美二郎
五月病
◆名画に出会う ……堀尾真紀子
葛飾応為「吉原格子先之図」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「コーダ あいのうた」
特集=希望はいつも子どもたちに――「せんせい」になるあなたへ 2023

この春、新しく「せんせい」になられたみなさん、おめでとうございます。教職員の長時間労働が社会問題化し、子どもたちをめぐる状況がいっそう厳しさを増す中、みなさんが大切に育まれた教育への志を、全国の仲間とともに心から支え応援したいと思います。
「かぎりない可能性を秘めて、子どもや青年は学校に通ってくる。すべての教職員はこの子らと、心ゆたかに接しその人間的成長に力をつくしたいと願い、父母・国民はその実現を学校に期待している。学校はゆとりと自由が保障され、一人ひとりの子どもを人間として大切にし、教え学ぶ喜びにみちた場でなければならない。」(全日本教職員組合「教職員権利憲章」前文抜粋)
ここに掲げた理想の実現に向けて、ともに語り、つながり、教育への夢と希望をご一緒に大きく広げていきましょう。

●新採者のみなさんへ
子どもの声を聴き、希望を育む教師に……土佐いく子
●小学校から
「学校現場は戦場!?」教え子の衝撃の一言。でも、すばらしい仕事でもあるよ……勝部建一郎
●中学校から
「自分らしく」……川上 愛
●高校から
生徒に学ぶ日々……黒田 圭
●特別支援学校から
子どもがキラッと光る瞬間……中藤美紀
●特別支援学級から
大きく大きく大きくなあれ!……桜井佳子
●メッセージ
学校で働くいろいろな職種・職名の方から
……本間康子/片山和希/中橋貴義/高田 学/菅谷裕輔/岡本 章/篭橋千里/松本喜美江
●保護者から
「がんばらない」……川崎あゆみ
●保育者から
私が歩んだ保育者人生……木庭みち子
●教職員組合から
教職員が団結するということ あなたに組合に入ってほしい……宮下直樹
●教職員の権利
知っておきたい教職員の権利2023

【連載】
◆私の出会った先生 ……梨屋アリエ
蔵書印を持つ先生
◆世界の取材現場から見た日本 ……金平茂紀
広島市の平和教育現場の「新たな戦前」について
◆憲法と私……二宮厚美
教育権に対する経済学からの視点① 「教育権」を考える3つの論点
◆先生が先生になれない世の中で ……鈴木大裕
君たちはどこへ向かっていくのか?
◆これなら作れるパパッとレシピ ……猪瀬里美
不足しがちなカルシウムを+(プラス)「パリパリチーズサラダ」
◆一冊の本に出会う ……横山眞佐子
おくにことばで読んでみて?
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと⑫……深澤大地
後悔に耳を傾ける
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信④……ロブ・キング
多彩な科目をとりそろえた、美しいビーチ沿いの公立高校
【新連載】◆バイ・ザ・ウィンドゥ①……渥美二郎
仰げば尊し
◆名画に出会う ……堀尾真紀子
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ「雪原で薪を集める人々」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「アラビアンナイト 三千年の願い」
特集=大人になった子どもたちは――3.11から12年

震災から12年目を迎え、当時小学生だった子どもたちも大人になりました。その過程で子どもたちがどんな状況に置かれ、どんなことに向き合ってきたのか、周囲で見守ってきた保護者や教職員、地域の人々の思いはどうだったのかをふり返ることは、甚大な災禍のもとで子どもの権利を保障するための重要な視点を示してくれるのではないでしょうか。
東日本大震災の直後に小学校に入学した子どもたちはこの春、高校を卒業します。入学・卒業という人生の節目に想定外の状況に見舞われ、長期にわたるコロナ禍で人とのふれあいやつながりを制限されたことは、「心の復興」をより困難にしているとの懸念もあります。
本特集では、さまざまな苦難と葛藤の中で大人になった被災地の子どもたちに思いを寄せ、災禍に生きる子どもたちの豊かな成長のために大切なことは何かを考え合う一助としたい。

●総論
被災地で子どもたちはどう成長していったのか……瀬成田実
●ふり返って
内気な性格を克服し語り部に……鈴木寧々
●ふり返って
町の復興に貢献していきたい……若生遥斗
●ふり返って
これからも福島で……Y・H
●岩手
震災から11年後の再会……濱口 智
●福島
原発災害「進行中」の双葉地方の子どもたち……柴口正武
●保護者
原発事故から11年を経て……E・M
●地域
子どもの可能性を信じ見守ること……田中雅子
●地域
大震災で杜絶した未来……まだマイナスからゼロに戻らない……蟻塚亮二
●地域
「新座さいがいつながりカフェ」で出会った「3.11」被災者と共に……谷森櫻子
●運動と課題
「時を超えた民主主義の実践者」に……笹本育子


【連載】
◆私の出会った先生……堀尾輝久
「蝉の歌」と『ピース・ブック』
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
新宿御苑に「除染土」が持ち込まれるって本当?
◆憲法と私……町田彩夏
その肩書きは、希望
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
先生は未来に触れることができるから
◆これなら作れるパパッとレシピ……奥村かりん
小松菜で手軽に作れる「こまツナご飯」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
みんな違うから最高
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
正解を探すための葛藤を支えること
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信……エブテハール・シャヒーン
財団が設立した授業料無料の「私立学校」
◆ラン、ラン、ラン〈最終回〉……渥美二郎
ラン、ラン、ラン
◆名画に出会う……堀尾真紀子
岸田劉生「道路と土手と塀(切通之写生)」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「無法松の一生」
特集=驚き! 発見! 実験・実習

コロナ禍のもとで直接ものに触れたり場を共有したりすることが避けられ、
子どもたちにとって楽しみな校外学習や理科実験、調理実習などができにくくなりました。

また、高校職業科での実習、販売学習なども制限され、学習や進路保障への影響が懸念されます。

一方、GIGAスクール構想による1人1台端末の導入で、ICT機器の活用がすすめられています。

実験や実習での学びにより新鮮な感動や発見に突き動かされたり、
人とのふれあいのなかで主体的に活動したりする機会が減るなかで、
学びが質的に変わることへの危惧も生じています。

深刻化する多忙化と人員不足、予算不足のなかで、
現場では準備の時間や人手のかかる活動をあきらめる場合も少なくありません。

本特集では、体験的な活動や実験・実習の授業づくりに奮闘する現場のとりくみとともに、
豊かな学びをつくりだす実験・実習教育の意義についてあらためて考え合う一助としたい。

●総論
直接体験することの価値とは……石井雅幸
●幼稚園
今、子どもたちにとって本当に必要なものとは?……T・S
●小学校(生活科)
夢中になって遊び込む子は、没頭して学び込む……神崎和広
●中学校(技術科)
「つくる」ことで学ぶ……石井俊吾
●高校(理科)
非日常での実験の工夫……西村麻子
●高校(農業・工業)
農業・工業の実習について……金坂雅人
●高校(販売実習)
高校における販売実習の現状と課題……横瀬健司
●特別支援学校
今しかできない体験を……桑原岳夫
●NPOのとりくみ
「チーム」になる……野澤恵美
●課題
「知っていますか?」私たちのことを……魚住知一

【連載】
◆私の出会った先生 ……中村雅子
懐かしさとほろ苦さ
◆世界の取材現場から見た日本 ……金平茂紀
「戦争をしてはいけない」を今こそ日本は言うべき時だ
◆憲法と私……町田彩夏
「高揚感」と「勢い」
◆先生が先生になれない世の中で ……鈴木大裕
教育現場における「構想」と「実行」の分離⑧
◆これなら作れるパパッとレシピ ……猪瀬里美
香りよく山盛り食べられる「春菊のガーリックソテー」
◆一冊の本に出会う ……横山眞佐子
動物たちの要求は
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……村上雄一
特別支援学校へのVR活用事業導入の現状と課題
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと⑩……深澤大地
遊びに込められた意味を掬う
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信②……ダニエル・サントス/ヴィクトリア・ベルマン
2歳から英語が必修の私立学校
◆ラン、ラン、ラン⑪……渥美二郎
新しい冬の朝
◆名画に出会う ……堀尾真紀子
ピーテル・ブリューゲル(子)「農民の結婚式」
◆この映画見ましたか?……すがわらちとせ
「カンフースタントマン 龍虎武師」
特集=「特別支援教育」はすべての学びの場で

2007年に、すべての学びの場において障害のある子どもたちを対象とする「特別支援教育」が始まって15年が過ぎました。

しかし実際の学校現場では、特別支援学校と特別支援学級は大規模化し、教室も教職員も足りません。通級指導教室を希望する児童・生徒も増え続けていますが設置が追いつかず、必要な指導を受けられていません。通常学級の多くは発達障害などのある子が複数在籍している状況にありますが、一人ひとりの子どもの発達に必要な手立てや配慮をおこなうにはあまりにも貧困な教育条件です。その一方で、現場の教職員の奮闘で貴重な実践が蓄積されてきています。

今号では、すべての学びの場が直面している課題を実践を通して明らかにし、「特別支援教育」総体としての課題をとらえる特集としたいと考えます。

「どの子も大事にした教育をしたい」という教職員の願いや、「わが子の成長に必要な教育を受けさせたい」という保護者の願いなどを集めた共同の力で、劣悪な教育条件や教育環境を改善していくことが求められています。

●総論
子どものねがいに学んで教育権保障の道をひらく……河合隆平
●通常学級(中学校)
通常学級の中での一人ひとりの発達を保障するとりくみ……澤 篤子
●通級指導(高校)
学校全体が「通級による指導」から学ぶ……北原恵美
●特別支援学級(小学校)
りんちゃんのこころのつえ……中村幸恵
●特別支援学校
自分の内側に耳を澄まして……塩田奈津
●設置基準
設置基準策定運動から見えてきたこと……佐竹葉子
●寄宿舎
寄宿舎を守る保護者・地域と共同の運動……矢口 直
●保護者
特別支援学校に12年通って……竹中柳子
●コラム(病弱教育)
病弱教育って、楽しくて奥深い!……橘岡正樹
●コラム(福祉事業型 専攻科)
第三の選択肢を求めて……岡本 正
●とりくみの成果と課題
障害のある子どもたちとともに生きる教職員……村田信子


【連載】
◆私の出会った先生……興梠喜久藏
同じ目線で
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
就活「替玉」受験の摘発で考えたこと
◆憲法と私……町田彩夏
穴埋めのために覚えた言葉が意味を持ったとき
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
教育現場における「構想」と「実行」の分離
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
朝ご飯のお供にばっちり!「SDGs エコふりかけ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
ナマコ愛のつまった絵本
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
ティーチャーズ・トレーニングの紹介
◆【新連載】世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信……コーネリア・プラットン
教師がICT活用の「最適」を考える
◆ラン、ラン、ラン……渥美二郎
再始動
◆名画に出会う……堀尾真紀子
安田靫彦「飛鳥の春の額田王」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「孤狼の血」
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商品情報・内容

  • 出版社:大月書店
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月25日
  • サイズ:B5

■ 『クレスコ』は、教職員のニーズに応え、教育の課題を読み解き、現場から教育を問う雑誌です。

『クレスコ』は、教職員のニーズに応え、教育の課題を読み解き、現場から教育を問う月刊誌です。毎月の特集では、今日の教育課題・教育政策に対する分析や情報、教育実践や全国各地のとりくみなどを紹介しています。教職員・教育研究者をはじめ、広く教育に関心のある市民・保護者にもお読みいただけるように作っています。各界の著名人によるリレーエッセイ「私の出会った先生」や、「世界の教育 世界の子どもたち」「名画に出会う」など、充実した連載も多数収録。教育をもっとよくしたい! という方におすすめの雑誌です。

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