月刊クレスコ 発売日・バックナンバー

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特集=学校という職場の魅力とは

学校では、上意下達の「改革」が押しつけられるとともに多忙化を強いられ、現状への対応で精一杯との声も聞かれます。
子どもが発した問いを聞き取り考える授業や、学習意欲を引き出す工夫をしたり、教育内容と子どもの生活を関連づけたり、それぞれの子どもの違いを考慮して教えることなどができにくくなっています。
文部科学省は2017年4月、教諭の1日当たりの学内総労働時間が所定内労働時間を大きく上回っていることを教員勤務実態調査の集計結果(速報値)で公表しました。
そして6月に中央教育審議会に改善策の検討を諮問し、現在「学校における働き方改革特別部会」において議論されています。
しかしながら、長時間過密労働の解消につながるかは不透明であり、また教職員のやりがいや働きがいを奪うような「働き方改革」では本末転倒です。
本特集では、学校という職場における働きがいややりがいに密接に関連する、働く場としての学校の魅力を考えるとともに、長時間過密労働の解消をはじめとする、教職員の働き方を改善する視点を考えます。

【総論】学校という職場の魅力とは――困難から希望への展望……久冨善之
【政策提言】教職員の長時間過密労働を解消し、魅力ある職場に……米田雅幸
【小学校】職場教研をやってみた……澤田堂樹
【高校】「家庭」と「仕事」から得られる原動力……井上陽香
【特別支援学校】キラリと光る宝物……武藤素子
【学校事務】学校にいてこそ学校事務職員……堀内裕子
【栄養教諭】学校給食で子どもを笑顔に……澤島博子
【大学生から】子どもたちが生き生きと通える学校で働きたい……上坂晴奈


《私の出会った先生》見えないものを見ているか……清水眞砂子
《やってみよう憲法カフェ!》憲法の人権カタログ……早田由布子
《世界の取材現場から見た日本》気をつけよう、暗い夜道とインターネット空間……金平茂紀
《保護者とのいい関係》妄想性障害が疑われる保護者との関わり その2……楠 凡之
《発達保障を考える》「あそび」の是認……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「米粉と豆乳のハニーケーキ」……猪瀬里美
《一冊の本に出会う》自分自身を肯定する力……横山眞佐子
《教育最前線》給食費補助制度に関する全教の調査から……波岡知朗
《子どもたちの生きる世界と向き合う》図書館でのある風景……和久井奈津美
《シリーズ 改訂学習指導要領》改訂学習指導要領 外国語の問題点……江利川春雄
《考えてみよう!ストレスとメンタルヘルス》復職支援プログラム①……天笠 崇
《名画に出会う》小野忠重「風」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「はじまりの街」……海南友子
萩トモローの笑学校


撮影校=神奈川・私立湘南学園小学校
特集=支援? 介入?「家庭教育支援法案」

近年、少子化、子どもの貧困、いじめ、学力格差などの問題を、「家庭教育」を支援することによって乗り越えようとする政策論議が盛んになってきています。2006年に「改正」された教育基本法には、第10条「家庭教育」、第11条「幼児期の教育」という新たな条項がつくられました。
自民党は議員立法として国会に「家庭教育支援法案」を上程しようとしています。「家庭教育支援法案」は「改正」教育基本法を基盤とし、さらに明確に国家が求める「家庭」像や「親」像を提示し、その実現を責務として国民に要求する方向性を示しています。
しかし、家庭の困難さの原因となっている不安定雇用や長時間労働などを放置したまま語られる「家庭教育支援」には問題があります。また、教育条件整備を超えて行政が関与することになれば、内心の自由や教育の自由を侵害しかねません。
本特集では、家庭教育支援法案の本質を明らかにし、特定の家庭像の押しつけではなく、個人の尊厳をかかげる憲法のもとでの、教育における家庭と学校の関わりについて考えてみたい。

【総論】教育基本法「改正」から読み解く家庭教育支援法案の問題点……二宮周平
【とりくみ】長野県千曲市家庭教育支援条例と「親学」推進運動……吉田由美子
【政策課題】子どもを産み育てられない社会を変えていくために……杉田真衣
【学級通信】今を生きる子どもたちの心の叫びに耳を傾けながら父母と共同して子育てを……金田一清子
【地域教育懇談会】地域教育懇談会「子育てエデュトーク」のとりくみ……野嶋千絵
【幼稚園】幼稚園で保護者とつながり子どもを支える……丸田純子
【寄宿舎】子どもの発達と生活を守るために……坂元康雄
【子ども・若者支援】健康で文化的な「日常生活」を取り戻す……白鳥 勲


連載
《私の出会った先生》手振り身振りで、何とかなるんだよ……立川こしら
《やってみよう憲法カフェ!》平和主義……川上麻里江
《世界の取材現場から見た日本》「民主主義の学校」としての選挙……金平茂紀
《保護者とのいい関係》妄想性障害が疑われる保護者との関わり……楠 凡之
《発達保障を考える》「長時間労働」の子どもたち……丸山啓史
《お料理するって楽しいな! 栄養教諭のお手軽レシピ》「パンチビーンズ」……猪瀬里美
《一冊の本に出会う》物があふれても、こころのなかは……横山眞佐子
《本との対話》文学にはまり、人生も考えて……吹上政子
《子どもたちの生きる世界と向き合う》お弁当、一緒に食べよう。……邑井 旭
《シリーズ 改訂学習指導要領》幼児教育……秋山麻実
《考えてみよう! ストレスとメンタルヘルス》睡眠について②……天笠 崇
《名画に出会う》ジェームズ・ローゼンクイスト「成長計画」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「ふぞろいの林檎たち」……吉村英夫
萩トモローの笑学校

撮影校=神奈川・私立湘南学園小学校
特集=地域に開かれた学校とは何か?

2015年12月に取りまとめられた中央教育審議会答申「新しい時代の教育と地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について」をふまえ、「コミュニティ・スクール」を推進する学校運営協議会の設置の努力義務化やその役割の充実などを内容とする、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正がおこなわれ、2017年4月1日に施行されました。
そもそも、教員の専門性は、本来、教育の自由と密接に関係し豊かな内容を持つはずですが、国家が教育価値の決定に大きな役割を担う新自由主義的教育政策においては、その専門性は、上からの目標を達成する技術的な専門性へと一面化される圧力が強く働きます。これに対して、各地でとりくまれてきた“地域に開かれた学校づくり”は、どのような可能性を持つのか。
本特集では、憲法に保障された教育の自由や住民自治のもとで、学校づくり・地域づくりを、親、地域住民、学校と教職員が、子どもを中心にして、どのように豊かに進めることができるか考えてみたい。

【総論】学校づくりと地域づくりへの生徒参加で主権者に育つ……宮下与兵衛
【総論】安倍「教育再生」のもとでの「コミュニティ・スクール」のねらい……宮下直樹
【地域連携】ほんまもんの学びを地域とともに……横出加津彦
【学校づくり】「熊本震災支援活動」から考える「開かれた学校づくり」……奥山輝久
【学校づくり】学校と地域が共に生徒を育てる学校……八代貴志
【学校づくり】小田原城跡整備構想と学校づくりの歴史を学んで……水谷 徹
【学校給食】学校給食で子どもたちを育む……今井節子
【地域と学校】学校を開くと変わるもの……河村恭平
【地域と学校】地域から引き離された学校がたどる悲惨……門脇厚司


連載
《私の出会った先生》多くの「経験」が今の私を支えている……小泉美果
《やってみよう憲法カフェ!》憲法13条により保障されるプライバシー権……見田村勇磨
《世界の取材現場から見た日本》虐殺をなかったことにしないで 何度も殺さないで……金平茂紀
《保護者とのいい関係》いちゃもん依存症を考える……楠 凡之
《発達保障を考える》クルマ社会の終わりに……丸山啓史
《お料理するって楽しいな!栄養教諭のお手軽レシピ》「みたらし団子」……猪瀬里美
《一冊の本に出会う》リズミカルなキャッチボール……横山眞佐子
《教育最前線》教育再生実行会議第十次提言を斬る……糀谷陽子
《子どもたちの生きる世界と向き合う》今、何時?……邑井 旭
《シリーズ 改訂学習指導要領》理科教育における「型はめ」指向からの離脱を……三石初雄
《考えてみよう!ストレスとメンタルヘルス》番外編「教職員の働き方改革」……天笠 崇
《名画に出会う》鶴岡政男「重い手」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「リベリアの白い血」……海南友子
萩トモローの笑学校


撮影校=長野県飯田OIDE長姫高等学校
特集=増えつづける臨時・非常勤教職員

政府・財界が一体となって正規から非正規への雇用の置き換えを進めてきた結果、長く働きつづけられる安定した雇用は減少し、貧困と格差の拡大が深刻化しています。
総務省統計局の労働力調査によれば、2017年1月~3月期は、役員を除く雇用者5402万人のうち、正規の職員・従業員は3385万人、非正規の職員・従業員は2017万人となっており、非正規は全体の37.3%となっています。
教職員も例外ではなく、文科省の調査によれば、公立の小・中学校や高校、障害児学校で働く臨時・非常勤などの非正規教員は、18万4000人、19.8%になります(2013年度)。これに事務職員、栄養教員、現業職員などの少数職種の方や市区町費で雇われている非正規教職員を含めると約20万人と推定されます。
「総額裁量制」「定数崩し」などの教育政策は、学校現場における非正規教職員の多用へと誘導し、全国各地で産休・育休や病気休暇、介護休暇を取る職員の代替者が見つからない、いわゆる「教育に穴があく」状況を生じさせています。臨時・非常勤の教職員は、賃金や労働条件も充分と言えません。子どもたちに関する情報交換の会議や職員会議、研修会に参加する機会も得られない場合も多く、雇用の不安を抱えながら、働かざるをえません。
本特集では、非正規教職員問題や非正規労働が生み出される社会的背景を学校の中から考えたい。

【総論】教育現場における非正規雇用の拡大は何をもたらしているか……中西新太郎
【臨時的任用】臨時的任用教員として市立中学校に勤務して……竹内哲也
【同僚性】臨採の先生への思い……市位葉子
【私学】私立高校での有期雇用教員問題……永島民男
【非正規の現場】安心して働けない非正規の学校司書……橋本愛菜
非正規現業職員の仕事……山口清隆
非正規化が広がる公立保育所……三井文子
自らの雇用不安を抱えながら働くハローワークの非常勤職員……九後健治
【雇い止め問題】許すな! 東北大学3200人の雇い止め……高橋正行
【政策動向】文科省の臨時・非常勤教職員政策と私たちの課題……波岡知朗


連載
《私の出会った先生》〈人間〉である先生たち……福嶋尚子
《やってみよう憲法カフェ!》選挙……早田由布子
《世界の取材現場から見た日本》やまゆり園事件から1年が過ぎて……金平茂紀
《保護者とのいい関係》「よき親」イメージの取り込みへの援助を……楠 凡之
《発達保障を考える》4時間労働の社会……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「夏のさわやか手巻き寿司」……猪瀬里美
《一冊の本に出会う》始まりの小さな一歩……横山眞佐子
《教育最前線》「専任・専門・正規」の職員配置を学校図書館に求めて!……畑山和則
《子どもたちの生きる世界と向き合う》直面する事柄に丁寧に対応して……邑井 旭
《シリーズ 改訂学習指導要領》歴史の事実を歪める改訂学習指導要領……石山久男
《考えてみよう!ストレスとメンタルヘルス》睡眠について①……天笠 崇
《名画に出会う》ジュル・パスキン「花束をもつ少女」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「トランボ」……吉村英夫
萩トモローの笑学校


撮影校=長野県飯田OIDE長姫高等学校
特集=いま、外国語教育を考える

現在、ほとんどすべての学校で教科「外国語」では「英語」が実施されています。日本の学校での外国語教育といえば「英語」にほかならないという状況になっています。
改訂学習指導要領においては、これまで小学校5~6年次において実施されてきた「外国語活動」を「外国語」として教科化し、さらに「外国語活動」は前倒しして3~4年次で実施します。
今回の改訂では、他教科の授業時数の削減をおこなわないため、「外国語」(英語)の教科化によって増加する時数は、そのまま増えることになるため、特に小学校段階では、45分の枠に縛られない短時間学習(モジュール学習)の導入などが検討されています。
さらに、単語数を小学校で600~700語程度、中学校で1600~1800語程度、それぞれ扱うとしているので、中学校卒業までに扱う単語の数が、2200~2500語と飛躍的に増えることになります。
小学校段階では母語をしっかり身につけることを優先すべきであることは、専門家からも指摘されているところです。
特集では、改訂学習指導要領がめざす外国語活動や英語の早期教育がもたらしている問題点を明らかにし、その課題を乗り越える実践例等を通じて、外国語教育の豊かな可能性を考えてみたいと思います。

【総論】小学校英語の早期化・教科化を問う……柳沢民雄
【小学校】英語特区における先取りの英語教育の実態……井深晴夫
【小学校】外国語活動の現状を変えるための初めの一歩……森 文子
【小学校】小学校外国語活動と中学校英語指導を通して……犬上達也
【中学校】音楽教育家に学ぶ英語スピーチの実践……安野寿美
【高校】生徒たちの声や思いを大切にすること……斉藤貴子
【高校】子どもの笑顔が輝く授業を……旗谷涼子
【保護者から】中途半端な「グローバル人材育成」ではなく、学ぶための教育条件整備を……岡根知子
【資料】学習指導要領「外国語活動、外国語科」の改訂部分の概要……編集部


《私の出会った先生》信頼してもらうこと、信じること……田中壮太郞
《やってみよう憲法カフェ!》緊急事態条項……楾 大樹
《世界の取材現場から見た日本》「愛国教育」が香港を同じ色に染めていくのか……金平茂紀
《保護者とのいい関係》保護者を“クレーマー”と呼ぶ前に……楠 凡之
《発達保障を考える》音痴でいられる社会……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「ひみつのフリッター」……猪瀬里美
《一冊の本に出会う》どこまでも続く海、子どもたちの未来……横山眞佐子
《本との対話》労働と貧困の現在と未来……蓑輪明子
《シリーズ 改訂学習指導要領》先生! 算数ボクがわかるまで教えて……森川みや子
《教育最前線》2016年度 高校生の就職内定実態調査(卒業時)の結果について……阿部のぞみ
《考えてみよう! ストレスとメンタルヘルス》ストレス関連の精神疾患③……天笠 崇
《名画に出会う》フィンセント・ファン・ゴッホ「ドービニーの庭」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「少女ファニーと運命の旅」……海南友子
萩トモローの笑学校


撮影校=埼玉・私立自由の森学園
特集=子どもたちの特別なニーズに寄り添う――通級指導の可能性

小中学校の通常学級に在籍しながら「通級による指導」を受けている子どもたちは、この10年間で急増し、小学校で2.03倍、中学校で5.64倍となっています。
さらに、中学校障害児学級の在籍者が増えつづける中で、障害児学校高等部に進学する生徒が増えていると同時に、高等学校や専門学校を進路として選択する生徒も年々増加し、中学校障害児学級の卒業生の30%を超えています。
こうした中で、2018年度から高等学校でも「通級による指導」が始まります。高校に在籍する特別なニーズを持った生徒たちが豊かな学びを獲得するために、制度として「通級による指導」を高校に位置づけることは意味あるとりくみです。
しかし、高校現場では「通級による指導」とはいかなるものかについての経験・知識の蓄積は少なく、高校における特別支援教育の意義とあわせて、教職員の共通理解が大切になります。
本特集では、高校のみならず、小学校、中学校を含め、発達段階に応じて、特別なニーズを持った子どもたちの豊かな学びについて考えてみたい。


【総論】子どもたちの特別な教育的ニーズをどう理解し寄り添うか……別府 哲
【通級指導】通級指導で大切にしたい子どもの変化……大田義和
【小学校】安心できる人間関係づくり……永田吉康
【学校づくり】「特別支援教育」で学校が変わる……澤 篤子
【高校】特別なニーズをもった子との関わり……赤沼理恵
【SSWから】いろんな子どもの成長を見つめて……鎌田ユリ
【保護者から】この時間があったからこその今……江藤美保
【保健室から】発達障害のある子どもと関わって……佐藤真理子
【政策動向】インクルーシブ教育の推進と通級指導の可能性……土方 功


連載
《私の出会った先生》希望があると教えてくれた……白神優理子
《やってみよう憲法カフェ!》家族と個人……川上麻里江
《世界の取材現場から見た日本》学校や学部は何のために新設するのですか?……金平茂紀
《保護者とのいい関係》発達障害の子どもの保護者との関係づくり……楠 凡之
《発達保障を考える》社会の発達をめざして……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「ピーマンの肉詰めフライ」……猪瀬里美
《一冊の本に出会う》同じ体験を相手の身になって……横山眞佐子
《本との対話》世界をとらえる言葉のちから……岩崎朱実
《子どもたちの生きる世界と向き合う》整美委員会活動ガンバレー!……原田典昭
《シリーズ 改訂学習指導要領》改訂学習指導要領に見る「国語力」を考える……三輪民子
《考えてみよう!ストレスとメンタルヘルス》ストレス関連の精神疾患②……天笠 崇
《名画に出会う》古賀春江「窓外の化粧」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「ソロモンの偽証」……吉村英夫
萩トモローの笑学校


撮影校 埼玉・私立自由の森学園
特集=いま、部活動を考える

いま学校現場において、部活動が熱心にとりくまれています。
放課後や土日の練習に加え、練習試合、大会、コンクールなど、子どもも担当する教職員も休む暇なくおこなわれている実態があります。
また、これまで部活動と言えば、中学校・高校にスポットがあてられていましたが、小学校でも部活動がとりくまれ、過熱している地域もあります。
部活動は、児童・生徒の自主的な活動として、子どもたちの成長・発達に資する一方で、勝利至上主義が支配する中で、子どもたちも教職員も追い詰められています。
子どもたちは、無理な練習や体罰、人間関係のこじれなどで部活動を楽しめていなかったり、教職員は年齢や経験を問わず顧問を任され、長時間過密労働の大きな要因となったりするなど、部活動指導に伴う様々な困難が指摘されています。
本特集では、子どもたちの成長・発達の観点や、教職員が健康に働きつづけるという働き方の観点もふまえながら、様々な角度から学校現場における部活動のあり方を考えたい。


【総論】部活動の現状と教師の関わり……中澤篤史
【小学校】松戸市の小学校運動系部活動の実態と課題……嶋村新一
【中学校】専門外の部活をもつ苦悩とかすかな抵抗……森重友隆
【中学校】保護者として部活動問題を考える……鈴木美代子
【高校】部活動が楽しいわけ……井澤弘美
【社会人から】部活動で広がった世界……植木良介
【保護者から】野球部でずっと……片平咲子
【医療の視点から】子どもの身体の痛みをどう考えるか……小室 元
【とりくみ】「岐阜県中学校運動部活動指針」の完全実施で長時間勤務縮減を……石榑亨造
【政策動向】部活動に関する文科省の政策動向と課題……小畑雅子


《私の出会った先生》人生を輝かせる、人との良き出逢い……清水智子
《やってみよう憲法カフェ!》日本国憲法前文を読む……見田村勇磨
《世界の取材現場から見た日本》人々が互いに監視し監視される社会を望むのですか?……金平茂紀
《保護者とのいい関係》“モンスターペアレント”と言われた保護者が変わるとき……楠 凡之
《発達保障を考える》教師の発達……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「かんたん参鶏湯」……猪瀬里美
《一冊の本に出会う》無限に広がる想像力……横山眞佐子
《教育最前線》憲法に反する「教育勅語」の復活は許さない……中村尚史
《子どもたちの生きる世界と向き合う》校内の活用法は∞……原田典昭
《シリーズ改訂学習指導要領》「道徳科」と科目「公共」にどう向き合うか……山崎雄介
《考えてみよう!ストレスとメンタルヘルス》ストレス関連の精神疾患①……天笠 崇
《名画に出会う》平賀源内「西洋婦人図」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「家族はつらいよ2」……吉村英夫
萩トモローの笑学校


撮影校 宮城県東松島市立鳴瀬桜華小学校
特集=ジェンダー平等と教育の課題

国連子どもの権利委員会の第3回勧告(2010年6月11日)では、包括的な反差別法の制定を求め、子どもを差別する法規の廃止(婚姻年齢の男女差の解消など)を求めています(3-34-a)。
また、同勧告は、自己の意見表明にもとづき「自分らしく」成長・発達するため、ジェンダー・バイアスから自由になることを援助する、ジェンダー平等教育の役割を明確にしました。
教育におけるジェンダー平等の推進は、根本的な差別の解消に不可欠なだけでなく、性別によって区別されることなく全面的な能力の発達の可能性を開き、子どもの権利を保障する視点として重要な意義を持ちます。
本特集では、ジェンダー平等と子どもの権利について、憲法・子ども権利条約をふまえて考えてみたいと思います。

【総論】ジェンダー平等とは何か? 学校におけるジェンダー平等教育の課題を考える……田代美江子
【小学校】小学校におけるジェンダー平等教育実践……新井崇矩
【高校】ジェンダーで学ぶ労働と生活……山田真理
【中学校】人の性はグラデーション……樋上典子
【保護者の期待】「性の多様性」が認め合える学校を……佐藤 貴
【保健室から】学校におけるセクシュアルマイノリティについて考える……鹿島ミホ
【高校】家父長主義に対抗する教師とは……田中幸恵
【育児休業】男性の育児休業取得の先にあるもの……白木貴仁
【国際基準】CEDAW勧告から、日本のジェンダー平等を考える……長尾ゆり


連載
《私の出会った先生》物語に描かれた師、現実の中の師……井上麻矢
《やってみよう憲法カフェ!》天皇を憲法から考える……早田由布子
《世界の取材現場から見た日本》「パン屋」が「和菓子屋」に変わって郷土愛が増したって?……金平茂紀
《保護者とのいい関係》わが子への「応答能力」を取り戻せる支援を……楠 凡之
《発達保障を考える》家族の発達……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「じゃがピー」……猪瀬里美
《一冊の本に出会う》子どもの旅立ちをタンポポに重ねて……横山眞佐子
《教育最前線》妊娠・出産・育児・介護と教職員の働き方……山本乃里子
《子どもたちの生きる世界と向き合う》門松づくり体験を通して……原田典昭
《シリーズ改訂学習指導要領》統制の強化・拡大と人格支配……中嶋哲彦
《考えてみよう! ストレスとメンタルヘルス》ストレスチェック制度②……天笠 崇
《名画に出会う》奥村土牛「醍醐」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「汚れたミルク」……海南友子
《萩トモローの笑学校》


撮影校=宮城県東松島市立鳴瀬桜華小学校
特集=教師になったあなたへ2017

【若い教師のみなさんへ】生活の中で子どもを理解し、子どもとともに育つ教師に……福井雅英
【教職員組合からのメッセージ】憲法をいかして、希望を育む教育と人間らしい働き方の実現を……中村尚史
【先輩教師からのアドバイス】学級づくり(小、中)/授業づくり(小) つらくなったとき/教師の学びと成長 授業づくり(高)/発達障害のある子と保護者との関わり/子どもたちのニーズに応じた授業づくり/保護者との関わり/部活動……植松保信/橋本律子/高野櫻子/唐岩慶/山下真寿美
【先輩教師からのメッセージ】ぼちぼち歩こう……仁方越 愛
【保護者から】平和教育を子どもに……村田マユコ
【中学生から】思いやりをもって向き合って!……レイ
【学校にかかわるいろいろな職種の方から】養護教員/実習教員/学校司書/現業職員/事務職員/栄養職員
【教職員の権利】教えて! 私たち教職員の権利2017


《私の出会った先生》先生から習いたい、先生みたいになりたい……遠峰あこ
《【新連載】やってみよう憲法カフェ!》「檻の中のライオン」……楾大樹
《世界の取材現場から見た日本》教育は洗脳であってはならないという基本について……金平茂紀
《保護者とのいい関係》生きづらさを“つながる”力に……楠 凡之
《発達保障を考える》それは本当に必要?……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「鶏挽肉ときゃべつの照り焼きハンバーグ」……猪瀬里美
《【新連載】一冊の本に出会う》『カワセミとヒバリとヨタカ』……横山眞佐子
《【新連載】シリーズ改訂学習指導要領》改訂学習指導要領で子どもたちの学力はどうなる?……渡辺恵津子
《【新連載】考えてみよう! ストレスとメンタルヘルス》ストレスチェック制度①……天笠 崇
《名画に出会う》北川民次「タスコの祭」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「海は燃えている」……海南友子
萩トモローの笑学校


撮影校 宮城県東松島市立鳴瀬桜華小学校
特集=3・11から6年 震災と子どもの権利を考える

2011年3月、東日本で起きた地震・津波による大災害は、多くのいのちと、そこに住む人々の仕事と生活を根こそぎ奪いました。福島第一原発の事故は、大気中に放射性物質をまき散らし、汚染度の高い地域では、すべての住民が生活拠点を奪われることになりました。
経済利益を目的とする大企業と、それに一体化した経済優先を推進する政治が、原子力の危険性を秘匿し、建設予定の地元を金銭で誘導し、全国津々浦々に原子力発電所を設置しました。いま、福島原発事故から6年が経過しようとし、事故の風化が懸念されます。
また、被災地では不登校や子どもたちの荒れの増加、体力や学力、精神面の発達に困難を抱えている子がいるなど、深刻な状況は変わっていません。仮設住宅で暮らしている子どもの心のケアや、教職員のメンタルヘルスなどの課題も解決できていません。
本特集では、震災によって子どもたちの権利が奪われている実態がある中で、被災地での困難と向き合い、子どもたちに寄り添いながら教育実践を進めている教職員を励ますものになる企画としたい。


●総論
〈地域子ども市民〉が活躍する社会へ……齋藤史夫
●宮城から
動き出したFプロジェクト……瀬成田 実
●宮城から
「自立と共生」をめざす学校づくりへ……本川 良
●福島から
真の復興教育とは……佐藤伸郎
●福島から
福島から避難を余儀なくされた子どもたちへの“いじめ”問題と
教育行政の背信的な実態……遠藤慎一
●岩手から
「育ち」と「学び」を取り戻す〈教育=復興〉の創造……菅野 晋
●地域の運動から
子どもたちを放射能から守りたい……中山瑞穂
●大学生から
第2の人生を歩むお手伝い……今野晴香
●高校生から
未来への語り継ぎ……志野ほのか
●静岡から
学校と地域でできる防災活動……上久保廣信
●運動課題
東日本大震災から6年、子どもたちの状況と教育条件整備の課題……檀原毅也


【連載】
◆私の出会った先生……田中秀佳
教育を受ける権利を奪った反面教師
◆みややっこの憲法的日常……飯田美弥子
人は家のため国のため生くるに非ず
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
先生・大統領・メディアが、いじめる側につく時代へ
◆保護者とのいい関係……楠 凡之
保護者の要望が子どもの「最善の利益」に反する場合の対応
◆発達保障を考える……丸山啓史
それは障害のせい?
◆栄養教諭のお手軽レシピ……猪瀬里美
「桜えびと小松菜の卵スープ」
◆子どもの本のもつちから……清水眞砂子
最後はやっぱり『もりのなか』
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆本との対話……宮澤孝子
語られていないことを読む
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……東神 大
最後の授業で、“今日もよう来たねぇ”
◆教職員が気になる働く権利……齊藤園生
非正規労働者
◆みんなで学ぼう! 出産・子育て……和田 浩
貧困に対して何ができるか
◆名画に出会う ……堀尾真紀子
片岡球子「面構 葛飾北斎」 
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「サンドラの週末」


撮影校 宮城県東松島市立鳴瀬桜華小学校
特集=待ったなし! 子どもの貧困

子どもの貧困率が16.3%となり、子どもたちの中に貧困と格差が広がっています。
学びたくても学費を払えずに退学したり、進学をあきらめたりする子どもたちや、「視力が悪くてもメガネを買うお金がない」、「電車賃を払えず学校にいけない」などという子どもたちもいます。
また、保護者は子どもの教育費を、必死な思いで捻出しています。
経済的な格差により、教育を受ける機会の不平等を子どもたちに感じさせたり、就学を断念させたりすることのないようにしなければなりません。
本特集では、様々な角度から子どもの貧困の実態を明らかにするとともに、すべての子どもたちが健やかに成長してほしいという父母・国民の切実な願いに応え、私たちには何ができるのかを考える企画にしたいと思います。

【総論】子どもの貧困の解決へ、本気度が問われる2017年……浅井春夫
【保健室から(小学校)】貧困の中での子育てを見つめて……立花沙央梨
【保健室から(高校)】貧困が蝕むこころとからだ……大谷雅子
【事務室から】学校事務職員から見る貧困問題と打開策……田村真樹
【夜間定時制高校の現場から】継続的な社会的支援の輪につなげていく役割を……佐藤 元
【保護者との連携】共に子育てを―─子どもを社会的に見る……竹中尚子
【SSWとの連携】スクールソーシャルワーカーと連携する現場のとりくみ……宮本めぐみ
【私学】私学に通う低所得層の子どもたちの学費実態……山口直之
【地域から】「猫の足あとハウス」をみんなの居場所に……岸田久惠


《私の出会った先生》先生は私のなかで生きつづける……斉藤とも子
《みややっこの憲法的日常》ボーイズ&ガールズ、ビー・アンビシャス!……飯田美弥子
《世界の取材現場から見た日本》戦争の続くイラクの子どもたちを見て考えた……金平茂紀
《保護者とのいい関係》保護者とのトラブルをWin-Win型で解決する……楠 凡之
《発達保障を考える》誰にとって何が問題?……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「おからボール」……猪瀬里美
《子どもの本のもつちから》人をうれしくするものは……清水眞砂子
《教育最前線》給付制奨学金の有無に自治体間格差……坂本次男
《本との対話》セクシュアルマイノリティを知るために……畠山佳代
《子どもたちの生きる世界と向き合う》学年通信でコミュニケーション……東神 大
《教職員が気になる働く権利》女性の権利……齊藤園生
《みんなで学ぼう! 出産・子育て》貧困対策としての医療費窓口無料化……和田 浩
《名画に出会う》アンドレ・ボーシャン「ばら色の衣装をつけた2人の踊り子」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「未来を花束にして」……海南友子
萩トモローの笑学校


撮影校:山口県立柳井商工高等学校
特集=「学力テスト体制」で歪められる学校と子どもたち

2007年に始まった「全国学力・学習状況調査」の悉皆実施は、結果が都道府県別・市区町村別に出され、現在では、市区町村教育委員会の判断によって、学校別の結果も公表できることになっています。このことが、学校現場におよぼす圧力は甚大です。
本特集では、ますます強まる「学力テスト体制」の実態と、それが現場の教師や子どもたちに与えている影響を明らかにし、子どもたちの学びについて考える企画にしたいと思います。

【総論】全国学力テストによる競争と管理、そして思考のハイジャック……中嶋哲彦
【小学校】地震後の混乱状態でもテスト?……笛吹好子
【小学校】競争に巻き込まれない学級・学校を……佐々木りえ子
【中学校】市民に必要な「学力」を考えながら……岩井宏之
【中学校】大阪府中学生「チャレンジテスト」という悪逆……大瀬良 篤
【高校】高校側から見た「高大接続改革」と2つの「新テスト」……國枝幸徳
【高校】秋田県の「学テ」教育の先にあるもの……菅 徹
【特別支援学校】知的障害特別支援学校高等部における「清掃技能検定」の実態と問題点……長谷川 直
【保護者から(山口)】学力テストは誰のため?……山名 陵
【保護者から(静岡)】学力テストより、失敗してもやりなおせる力を子どもたちに……武藤弥生
【学テ判決】過去の「学テ判決」から「学テ体制」の今を考える……村山 裕


連載
《私の出会った先生》今の自分につながる先生……中野晃一
《みややっこの憲法的日常》国民主権の下での天皇制とは?……飯田美弥子
《世界の取材現場から見た日本》福島第一原発の高校生視察報道に抱いた違和感……金平茂紀
《保護者とのいい関係》自己愛性パーソナリティ障害の保護者……楠 凡之
《発達保障を考える》魅力的な経験をもつこと……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「ちくわとごぼうのごまだれ丼」……猪瀬里美
《子どもの本のもつちから》ためになるかどうかなんて……清水眞砂子
《本との対話》見つめて、考えて、言葉にしていこう……太田垣 靖
《子どもたちの生きる世界と向き合う》“うわ~”、子どもたちの悲鳴が……東神 大
《教職員が気になる働く権利》退職……小林善亮
《みんなで学ぼう! 出産・子育て》どうしたら貧困は見えるようになるか……和田 浩
《名画に出会う》長谷川りん二郎「猫」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「妻への家路」……吉村英夫
萩トモローの笑学校


撮影校 山口県立柳井商工高等学校
特集=いま問われる「道徳の教科化」――子どもの実態と向き合って

2015年3月27日、小学校、中学校、特別支援学校の義務制部分の道徳について学習指導要領の一部改正に関わる官報告示がされました。この改訂は、「道徳科を要として学校の教育活動全体を通じて行うこと」としており、教科書を作成し、評価をするとしています。子どもたちに特定の価値観を押しつけ、良心の自由や学問の自由を保障する憲法の立場に立っていない点で問題です。
文科省は、数値で評価して他の子どもたちと比較したり、入試で活用したりすることはしませんと言っています。しかし現場からは「評価を気にするあまり先生の気に入るような発言やふるまいをする子が増えるのではないか」「道徳を教え込んだところで『いじめ』がなくなるとは思えない」など、疑問視する声は多くあります。
本特集では、教科としての道徳がどのように進められているか明らかにし、憲法と子どもの権利条約に基づいた道徳のあり方を考えてみたいと思います。

【総論】「道徳性の教育」をどう進めるか……佐貫 浩
【総論】歴史の中の道徳教育……越野章史
【小学校】子どもたちが本音で語れる学級づくり……佐野祐也
【小学校】人は誰でもやさしくなれる……高橋達郎
【中学校】「学級ノート」を要にした学級づくりと道徳の授業……松原正典
【高校】高校「現代社会」への鎮魂歌……木村眞悟
【非行からの立ち直り】子どもたちと本音で出会える大人でいたい……上田祐子



《私の出会った先生》音楽への愛、生徒への愛……形岡七恵
《みややっこの憲法的日常》相模原事件と「茶色の朝」……飯田美弥子
《世界の取材現場から見た日本》引き裂かれた国、アメリカ合衆国……金平茂紀
《保護者とのいい関係》境界性パーソナリティ障害の保護者 その2……楠 凡之
《発達保障を考える》新しい世界にふれること……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「りんごの入った米粉と豆乳のケーキ」……猪瀬里美
《子どもの本のもつちから》歴史の迷子にならないために……清水眞砂子
《本との対話》「アイデアのつくり方」を発展的に考える……西舘 崇
《教育最前線》【ユネスコ勧告】国際基準を指針に教育と教職員をめぐる課題を考える……蟹澤昭三
《子どもたちの生きる世界と向き合う》話を聞いてくれて、ありがとう……東神 大
《教職員が気になる働く権利》解雇……杉島幸生
《みんなで学ぼう! 出産・子育て》貧困は子どもの健康を悪化させる……和田 浩
《名画に出会う》福田豊四郎「秋田のマリヤ」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「Tomorrow パーマネントライフを探して」……海南友子
萩トモローの笑学校



撮影校=東京都調布市・桐朋小学校
特集=子どもたちに豊かな放課後を

かつてのように、放課後、子どもたちが集団で遊ぶ姿はあまり見られなくなりました。自由なはずの放課後の時間は、塾や習い事などで占められ、放課後の学童保育も楽しく安心できる居場所にはなっていないことが少なくありません。
本来、放課後の生活もまた、憲法が保障する健康で文化的な生活が保障されるべきです。そして、自分たちで考えて自由に活動できる時間こそが子どもの成長を促していきます。
本特集では、子どもたちをとりまく現状を認識し、子どもたちの余暇・豊かな放課後のために、私たちに何ができるかをともに考えていきたいと思います。

【総論】〈子どもの自由と遊び〉が奪われる新たな段階の危機……山下雅彦
【学童保育】大規模化する学童保育の弊害……白濱二郎
【地域の活動】職場のなかでの自主的な学びの環境づくり……神代洋一
【放課後等デイサービス】障害児にも「真の、生きる力」を……村岡真治
【自治体】自治体がとりくむ中高生の居場所づくりと弁護士の定期訪問……山下敏雅
【幼児教育】自分で考えて遊ぶ時間……櫻井真由美
【高校・進学校】時間どろぼうの私、抗っているものは。……藤原 真
【部活と休養】部活動は晴れがいい……大橋 達
【部活】自分の生活を大切にする視点……畑 千穂
【地域から】すべての子どもに育ちの支援を!……森 賢悟


連載
《私の出会った先生》学びたいという欲求……志葉 玲
《みややっこの憲法的日常》ヘイトスピーチとマネキンフラッシュモブ……飯田美弥子
《世界の取材現場から見た日本》アメリカ大統領選挙終盤に見たある黒人少女の涙……金平茂紀
《保護者とのいい関係》境界性パーソナリティー障害の保護者 その1……楠 凡之
《発達保障を考える》「ちょっと待って」と言えること……丸山啓史
《お料理するって楽しいな! 栄養教諭のお手軽レシピ》「れんこんの秘密揚げ」……猪瀬里美
《子どもの本のもつちから》“加害”を考えることって“自虐”?……清水眞砂子
《本との対話》学校の中に〈居場所〉を探して……福嶋尚子
《教育最前線》【ユネスコ勧告】国際基準を指針に教育と教職員をめぐる課題を考える……蟹澤昭三
《子どもたちの生きる世界と向き合う》困っている子に……東神 大
《教職員が気になる働く権利》転勤命令……堀 浩介
《みんなで学ぼう! 出産・子育て》性教育をめぐって……和田 浩
《名画に出会う》斎藤義重「視差」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「6才のボクが、大人になるまで。」……吉村英夫
萩トモローの笑学校



撮影校 桐朋学園桐朋小学校(東京都調布市)
特集=教師の専門職性を問い直す

2015年12月21日、中央教育審議会は「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について(答申)」を公表しました。そこでは、「資質能力」を、到達目標に向け評価と改善をくりかえすことで、国家が求める教師像へと誘おうとしています。
これまで、安倍政権の新自由主義的教育改革のもとで、管理・統制が強められるとともに、充分な定数改善がおこなわれず長時間過密労働が放置される中で、教師の専門職性が形骸化されようとしています。
本特集では、教師の専門職性を問い直し考える企画とします。

【総論】教師にふさわしい専門職性と教員養成……馬場久志
【和歌山】職場のなかでの自主的な学びの環境づくり……東山邦夫
【静岡】ステキなとりくみ「火曜講座」……伊東由未
【栃木】子どもたちに学び、力量を身につける……本多五郎
【北九州】奪われる教師の時間と自由……原川悦里子
【養護教諭】養護教諭としての専門職性……伊藤真紀
【課題】教育の充実に逆行し、教員の成長を阻害する、臨時教職員の多用化……今谷賢二
【課題】教師の専門職性から中教審・教員資質能力向上策を問う……中村尚史



《私の出会った先生》私を支え導いてくれた先生……高川裕也
《みややっこの憲法的日常》出場辞退は当然ですか?……飯田美弥子
《世界の取材現場から見た日本》障害者をどう遇しているかでその社会の基本が見える……金平茂紀
《保護者とのいい関係》保護者の行動から「本当の願い」をどう読みとるのか……楠 凡之
《【新連載】発達保障を考える》どうして学校教育が必要なのですか?……丸山啓史
《栄養教諭のお手軽レシピ》「みそポテト」……猪瀬里美
《子どもの本のもつちから》小さなところの小さなはなし、でも……清水眞砂子
《本との対話》複眼の視点で個人と社会をとらえる……倉田哲平
《教育最前線》【ユネスコ勧告】国際基準を指針に教育と教職員をめぐる課題を考える……蟹澤昭三
《子どもたちの生きる世界と向き合う》自分の頭で考えられる子に……東神 大
《教職員が気になる働く権利》病気休職……加藤健次
《みんなで学ぼう! 出産・子育て》子どもたちへの禁煙支援……和田 浩
《名画に出会う》有元利夫「遊戯」……堀尾真紀子
《この映画見ましたか?》「ラサへの歩き方 祈りの2400㎞」……海南友子
萩トモローの笑学校



撮影校 東京都調布市・桐朋小学校
おすすめの購読プラン

商品情報・内容

  • 出版社:大月書店
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月25日
  • サイズ:B5

■ 『クレスコ』は、教職員のニーズに応え、教育の課題を読み解き、現場から教育を問う雑誌です。

『クレスコ』は、教職員のニーズに応え、教育の課題を読み解き、現場から教育を問う月刊誌です。毎月の特集では、今日の教育課題・教育政策に対する分析や情報、教育実践や全国各地のとりくみなどを紹介しています。教職員・教育研究者をはじめ、広く教育に関心のある市民・保護者にもお読みいただけるように作っています。各界の著名人によるリレーエッセイ「私の出会った先生」や、「世界の教育 世界の子どもたち」「名画に出会う」など、充実した連載も多数収録。教育をもっとよくしたい! という方におすすめの雑誌です。

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