看護展望 発売日・バックナンバー

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1,540円
特 集
◆ヒューマンエラーを防ぐ
 TeamSTEPPS(R)

 TeamSTEPPS(team strategies and tools to enhance performance and patient safety)とは、アメリカで開発された医療現場での多職種間のコミュニケーション向上を図るシステムで、日本でも様々な医療機関で取り入れられつつある注目のツールです。
 今号の特集では、現在、TeamSTEPPSに取り組んでいる4つの病院にスポットを当て、取り組みを始めた経緯、その成果、今後の課題などを紹介していただき、このシステムの有益性や、病院全体で取り組むために必要とされるものなどを探っていきたいと思います。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆希望、感動、絆が私の“看護の3K”
 独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)船橋中央病院 看護部長
 長谷川美穂氏に聞く


特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ヒューマンエラーを防ぐTeamSTEPPS(R)

●TeamSTEPPS(R)とは何か
 チームで取り組む医療安全文化の醸成
  /渡邊正志・中原るり子・中澤恵子

●(座談会)東京慈恵会医科大学附属病院のTeamSTEPPS(R)の実際
 〈危機感〉から始まり風土が変わった
  /海渡健・藤原喜美子・中林由江・前田麻子・岩谷理恵子・北條文美

●近畿大学医学部附属病院における
 全病院的なTeamSTEPPS(R)の取り組みと研修の実際
  /辰巳陽一・山田明子・西隈菜穂子

●福岡青洲会病院における
 米国での研修を活かしたTeamSTEPPS(R)の導入と継続
  /友永岳・大石智恵美


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◆ 行政の動き
  2015(平成27)年度・厚労省予算概算要求 社会保障費は29兆8558億円
  /水巻中正

◆ Topics
  地域包括ケア病棟協会が看護実践講座を開催/デング熱拡大で厚労省が診療マニュアルを公表/
  看護師特定行為の研修内容について検討開始
  /渡辺美佐緒


対談:看護の今を考える――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆政策の目で 看護の今をどうとらえるか①
 石田昌宏・森山美知子

管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 特別寄稿
   RRSの日本での普及を目指して①
   東京ベイ・浦安市川医療センターにおける先駆的実践から
   /津久田純平・藤谷茂樹・工藤由子

◆ 管理的思考の育成! ケース・メソッド入門⑨
   「7対1」病棟から「地域包括ケア病棟」への転換を検討している
   病院看護部の戦略
   /大島敏子・真下綾子・伊勢田暁子・他

◆ 実践的問題解決思考法⑪
   SWOT分析とは
   /橋本竜也

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門⑪
   学生の多様性に配慮する
   /中井俊樹・飯岡由紀子

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   複数の患者を学生チームで受け持つ統合実習の効果
   /石尾由美・河口和子・橋井美紀・尾田恵・平田素彦・會見加代子

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◆ こころをみつめる Book Guide ●Vol.83
  主婦の友社編『作りおきサラダ』
  /皆藤 章
1,540円
特 集
◆PFMが導くスムーズな入退院
ベッドコントロールと退院支援の変革

 PFM(patient flow management)とは、患者の入院前に基本情報を収集し、これをベッドコントロールや退院支援などのために組織的に活用していくしくみであり、入院中の患者の時間をムダのない、中身の濃いものにするのに役立ちます。PFMを導入している病院では、在院日数の短縮や、病床稼働率の向上などがデータで示されています。そして、このシステムの中心を担うのは看護師です。
 本特集ではPFMを実践している病院の実例と成果などを紹介し、このシステムの効力を検証していきたいと思います。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆チャレンジを促す自由闊達な職場づくり
 日本赤十字社武蔵野赤十字病院 看護部長
 若林稲美氏に聞く


特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆PFMが導くスムーズな入退院ベッドコントロールと退院支援の変革

●病院経営からみたPFM
 急性期病院の生き残りの道
  /田中豊

●(対談)PFMはどのように生まれ、何をもたらしたか
  /田中豊・柳澤美津代

●東海大学医学部付属病院におけるPFM15年の取り組み
  /川口幸子

●東京慈恵会医科大学葛飾医療センターにおけるPFMの取り組み
 そのしくみと事例にみる退院支援の実際
  /五味美春・板垣伸子

●上都賀総合病院におけるPFM導入
 経緯と成果、今後の課題
  /齋藤由利子


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◆ 行政の動き
  社会保障制度改革推進会議スタート 狙いは医療・介護費の抑制と増税?
  /水巻中正

◆ Topics
  401名の認定看護管理者を新たに認定/介護療養病床存続の方向へ/福岡HIV感染訴訟で病院側に賠償命令
  /渡辺美佐緒


対談:看護の今を考える――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆看護学校が今すべきこと②
 受け継いできたものを未来につなげるために
 荒川眞知子・興梠清美

管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 管理的思考の育成! ケース・メソッド入門⑧
   ケース=G病院における外来看護の再構築
   外来看護の再構築;フレームワークを用いて分析力を鍛える
   /小池智子

◆ 実践的問題解決思考法⑩
   ロジックツリーの計画作成への応用
   /橋本竜也

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門⑩
   学習成果を評価する
   /中井俊樹・飯岡由紀子

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   地域特性を生かした「しま」における総合実習
   /吉田恵理子・松本幸子・堀内啓子

◆ 特別寄稿
   新人看護職員と実地指導者が共に学ぶ、多施設合同研修②
   /森下裕子・泊瀬川紀子・長谷川美枝子・小野敬子・目黒悟

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◆ こころをみつめる Book Guide ●Vol.82
  コロナ・ブックス編集部著『作家の食卓』
  /皆藤 章

◆ 投稿
  小児看護学実習における一日看護師体験の効果
  /小林由香
1,540円
特 集
◆看護教員の“継続教育”

 多様化するニーズに応えるため、看護教員は常にスキルアップを求められますが、自己研鑽だけでは成果に限りがあります。そこで、各看護学校やその母体組織、行政などが教育体制を整え、積極的に教員の継続教育を実施していくことが重要になりますが、病院の看護職と比較し、看護教員に対する継続教育については十分に環境が整っているとは言い難い現状です。
 こうした背景のもと、厚生労働省の「今後の看護教員のあり方に関する検討会」報告書[2009(平成21)年]は、看護教員に対する継続教育の必要性を指摘し、改めてその環境整備を促しています。
 本特集では一般に教員の継続教育についてどのようなモデルが考えられるのかを押さえた後、看護教員の継続教育の先進的な事例を紹介し、看護教員のスキルはどのように伸ばしていくべきか、そのための環境づくりはだれがどう担っていくか、などについて考えていきたいと思います。

●目次
Top management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆多職種一体で取り組む回復期リハ
 医療法人社団輝生会初台リハビリテーション病院 リハ・ケア部 部長
 嶋亜希氏に聞く


特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆看護教員の“継続教育”

●質の高い看護教育に向けた教員の継続教育モデル
  /新井英靖

●都立看護専門学校のスケールメリットを生かした“継続教育”
  /安井静子・水澤晴代

●「赤十字看護専門学校・赤十字助産師学校の看護教員教育実践能力向上のための
 キャリア開発ラダー」の開発
  /林容子

●福岡県看護協会が運営する専任教員に対する“継続教育”
  /吉岡正子・江田柳子

●神奈川県立の看護専門学校と病院の連携による教員の看護実践能力強化への取り組み
 神奈川県におけるユニフィケーションシステムの変遷と今後
  /齋藤理恵子


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◆ 行政の動き
  医療・介護・健康情報等、マイナンバーの利用範囲拡大打ち出される
  /水巻中正

◆ Topics
  地域包括ケア病棟届け出状況/新人看護師に関連した医療事故/メタボ健診受診率46.2%
  /渡辺美佐緒


対談:看護の今を考える――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆看護学校が今すべきこと①
 受け継いできたものを未来につなげるために
 荒川眞知子・興梠清美

管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 管理的思考の育成! ケース・メソッド入門⑦
   ケース・メソッドによるディスカッションの研修への導入
   /小池智子

◆ 実践的問題解決思考法⑨
   ロジックツリーとは②
   /橋本竜也

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門⑨
   授業時間外の学習を促す
   /中井俊樹・飯岡由紀子

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   時代の要請を軸に学年特性を生かした総合実習前における教育計画
   /蒔苗奈都代・他

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◆ こころをみつめる Book Guide ●Vol.81
  徳永進著『隔離─故郷を追われたハンセン病者たち』
  /皆藤 章

◆ 特別寄稿
  新人看護職員と実地指導者が共に学ぶ、多施設合同研修①
  /水野伊津子・森下裕子・吉越洋枝
1,540円
特 集
◆試行事業から考える
「特定行為研修を受けた看護師」の活用体制

 6月18日、保助看法が改正され、「特定行為に係る看護師の研修制度」が創設されました。この制度に基づく特定行為研修は2015(平成27)年10月以降にスタートの予定です。この特定行為研修を修了した看護師を迎え活用しようとする医療機関は、目的や人材に応じた活用のための体制づくり、ルールづくりをそれぞれ行う必要があります。
 そこで本特集では、特定行為を行うべく養成された看護師を、実際に配置して活用する経験をもった「特定看護師(仮称)業務試行事業/看護師特定行為・業務試行事業」参加病院の看護管理者の方々に、当該看護師をどう位置づけ、役割を与え、環境を整備したか、導入の結果を踏まえ、改めて当該看護師の存在意義をどう評価したか、などについて明らかにしていただきます。
 なお、本特集では、試行事業開始当時、特定行為を行うべく養成された看護師が「特定看護師(仮称)」と呼ばれていたこと、およびこれに基づき「試行事業」参加病院内においても、おおむね、そう呼ばれていたことから、新制度で生まれる「特定行為研修を修了した看護師」と区別する意味で、あえて試行事業の際の仮称である特定看護師など、それぞれの病院内でのこれまでの呼び名のまま記載することとします。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆開院8年目に花開いた人材育成の成果
 社会福祉法人恩賜財団済生会横浜市東部病院 副院長兼看護部長
 熊谷雅美氏に聞く

制度創設 緊急インタビュー――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆特定行為に係る看護師の研修制度 制度を知って活用しよう
 厚生労働省医政局看護課看護サービス推進室室長
 島田陽子氏に聞く

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆試行事業から考える
「特定行為研修を受けた看護師」の活用体制

●病院長と看護部長で進める「プロの医療人」育成の取り組み
  /阿南みと子

●特定看護師(仮称)の活動からみえてきた成果・課題と今後
  /上杉みつえ・島田知子

●急性期領域で特定看護師(仮称)が活躍するためのしくみづくり
  /福田淑江

●日本初のプライマリケア領域における特定看護師(仮称)の活動内容と活動支援
  医師の直接指導とその効果
  /甲斐かつ子

●小児科における特定看護師(仮称)の活用と今後への期待
  /内田美恵子・小泉恵子・齋藤栄子

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◆ 行政の動き
  「認知症の不明者1万322人」重い課題と対策
  /水巻中正

◆ Topics
  看護職の喫煙率7.9% 看護職のたばこ実態調査より、ほか
  /渡辺美佐緒


対談:看護の今を考える――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆“地域”で暮らす患者の生活を支える看護とは②
 長江弘子・保科英子

管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 管理的思考の育成! ケース・メソッド入門⑥
   ケース=地域において高度急性期の機能強化を目指す病院の看護部の戦略
   これからの病院機能を見据えた看護部門の強化
   /鈴木恵子・小池智子・他

◆ 実践的問題解決思考法⑧
   ロジックツリーとは
   /橋本竜也

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門⑧
   問題解決能力を育成する
   /飯岡由紀子・中井俊樹

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   臨床側と共に創る学生の主体性を伸ばす統合実習
   /荒谷美香・加邉隆子・加藤紀代美・小澤かおり・熊木光枝・田中久代・石川幹子

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◆ こころをみつめる Book Guide ●Vol.80
  ミルトン・メイヤロフ 著/田村真・向野宣之 訳『ケアの本質―生きることの意味』
  /皆藤 章
1,540円
特 集
◆PNSの導入と継続

 2009(平成21)年福井大学医学部附属病院で開発されたPNS(Partnership Nursing System)を取り入れる施設が、徐々に増加しています。新たな看護システムの導入は管理者、スタッフともに大きな労力を強いられますが、本特集ではPNSを実際に取り入れた施設において「新人育成」「実習指導」「業務量改善」の3つの観点からどのようなメリットが得られたのか、そしてどのような努力がなされていたのかを検証すると同時に開発施設の看護部長である橘氏に、その導入および継続の鍵となるポイントを「Q&A」形式でお答えいただきました。

●目次Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆発想と挑戦の看護管理
 社会福祉法人三井記念病院 看護部長
 金子八重子氏に聞く

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆PNSの導入と継続

●“なんちゃってPNS”でない本物の浸透のために
  /橘幸子

●PNS導入による新人教育への効果
  /本村良子

●看護学生の実習にPNSを取り入れた効果
  授業過程評価スケールを用いた調査と結果から
  /伊藤湯加理・加藤伸也・村松麻希

●中堅看護師のマネジメント力アップ・モチベーションアップを目指したPNSの導入
  /松田和美

●特別論稿 ICU看護師がとらえるPNSの特徴
  /青池智小都・橘幸子・片山静・北川康代・高山裕喜枝・上野栄一

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◆ 行政の動き
  人口減少に歯止め「50年後1億人保持」を提言
  /水巻中正

◆ Topics
  文科省が高度医療人材養成プログラムの公募/職場における「ストレスチェック制度」創設へ、ほか
  /渡辺美佐緒


インタビュー:看護の今を考える―――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆“地域”で暮らす患者の生活を支える看護とは①
 長江弘子・保科英子

管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 管理的思考の育成! ケース・メソッド入門⑤
   ケース=中堅看護師のモチベーション向上に悩むA病院
   中堅看護師のキャリア開発戦略
   /小池智子・松浦正子・他

◆ 実践的問題解決思考法⑦
   演繹法を理解する
   /橋本竜也

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門⑦
   看護技術の習得を支援する
   /飯岡由紀子・中井俊樹

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   紙上患者を用いた統合演習の開発
   そのねらいと指導上の留意点
   /藤澤雄太・外崎明子・巻野雄介・関奈緒子・長岡波子・河原林弘恵

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◆ こころをみつめる Book Guide ●Vol.79
  長田弘 著・日高理恵子 画『空と樹と』
  /皆藤 章

1,540円
特 集
◆診療報酬改定を読み解く
  これからの看護を考えるための5つの視点

 2年ごとに行われる診療報酬の改定は、国が目指す医療のあり方を間接的に指し示し、病院経営にも直結するため管理者にはその理解と対応が求められます。今年度の改定は各医療機関へのインパクトが大きく、多くの施設において自らの立ち位置を見つめ直す必要に迫られています。
 この特集では、看護に関連する5つの項目を取り上げ、その先駆的実践例や解説をとおし、“これからの看護”や“自身の施設が進むべき方向”を考えられる視点を提供することを目指しました。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆スタッフが働き続けられる病院を目指して
 公益財団法人がん研究会有明病院 副院長兼看護部長
 榮木実枝氏に聞く

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆診療報酬改定を読み解く
 これからの看護を考えるための5つの視点

●視点1 「在宅医療の促進」に沿って考えたいこと
  在宅褥瘡管理のための病院と地域の連携
  /北川智美

●視点2 「リハビリテーションの推進」の実践
  看護・リハビリ・介護職協働の成果
  早期の在宅復帰とADL拡大を目指して
  /下村千里

●視点3 「医療従事者の負担を軽減する取組の評価」への対応
  看護補助者のマネジメント
  チーム医療の一員として活躍の場を広げる
  /舟久保直美

●視点4 「地域包括ケア病棟」の理解
  地域包括ケア病棟設立に向けて
  シミュレーションと運営ポイント
  /酒井麻由美

●視点5 「機能強化型訪問看護ステーション」の理解
  地域包括ケアの要となる機能強化型
  訪問看護ステーションへの期待
  /佐藤美穂子

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◆ 行政の動き
  規制改革会議にて「選択療養制度」(仮称)新設の動き
  /水巻中正

◆ Topics
  日看協が「需給状況調査」公表 大都市・小規模病院で高い離職率、など
  /渡辺美佐緒


インタビュー:看護の今を考える―――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆災害看護の新たな実践家教育のスタート
 高知県立大学 学長
 南 裕子氏に聞く

管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 特別寄稿
   看護管理職のためのアサーティブネス
   ②アサーティブネスを生かしてみよう
   /鈴木英子

◆ 管理的思考の育成! ケース・メソッド入門④
   ケース=看護職員の入れ替わりが激しく、定着しないA病院看護部
   小規模病院における看護組織の活性化戦略
   /小池智子・濱田安岐子・他

◆ 実践的問題解決思考法⑥
   帰納法を理解する
   /橋本竜也

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門⑥
   授業の道具と環境に着目する
   /中井俊樹・飯岡由紀子

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   「複数受け持ち」における課題の改善と「キャリア講座」の試み
   /片野裕美

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◆ こころをみつめる Book Guide ●Vol.78
 甲斐みのり 著『東海道新幹線 各駅停車の旅』
  /皆藤 章
1,540円
特 集
◆認知症ケアを組織で考える時代へ
 急性期病院に求められる意識改革

 “厚生労働省研究班の調査によれば認知症をもつ高齢者の数は、2012(平成24)年度時点で約462万人とされています。一般急性期病院でもすでに認知症をもつ高齢者は入院患者のなかの一定の割合を占めていますが、この数字は今後も増加していくことが予想されます。
 急性期病院の看護師は、限られた在院日数のなかで、認知症をもつ患者の看護を行うことを非常に困難と感じ疲弊しているのが実情のようです。
 本特集で湯浅氏は看護師が困難を感じ疲弊に至る背景には急性期病院特有の構造的問題があるとされています。そうした問題にメスを入れ、認知症・せん妄患者への対応について組織的に取り組み、効果をあげた施設の実践例を紹介します。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆生活を見る視点と管理者のミッション
 医療法人財団アドベンチスト会 東京衛生病院 看護部長
 平野美理香氏に聞く

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆認知症ケアを組織で考える時代へ
 急性期病院に求められる意識改革

●急性期病院における認知症をもつ患者への対応と管理者の役割

  湯浅美千代

●急性期病院における高齢者サポートチームの効果的介入

  稲野聖子

●高齢者急性期病院における多職種で“最善”のケアを実践するための取り組み

  白取絹恵・古田愛子

●せん妄患者に対する初期対応プログラム
  DELTAプログラムの展開

  宮﨑 梓

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◆ 行政の動き
  国家戦略特区に23区・横浜・川崎・成田市等
  /水巻中正

◆ Topics
  新人看護職員研修のガイドライン改訂、など
  /渡辺美佐緒

◆ 看護師国家試験 速報
  第103回の分析と今後の指導法


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 管理的思考の育成! ケース・メソッド入門③
   ケース=化学療法が多い内科E病棟
   高度化、複雑化した臨床現場をマネジメントする/小池智子・他

◆ 実践的問題解決思考法⑤
   問題解決力を高める物の見方・考え方/橋本竜也

◆ 特別寄稿
   看護管理職のためのアサーティブネス
   ①アサーティブネスの定義
   /鈴木英子

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門⑤
   協同学習を取り入れる/中井俊樹・飯岡由紀子

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   MBO(Management by Objectives and Self Control)を
   意識した総合実習の取り組み
   /中山かつよ・水戸加奈子

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◆ こころをみつめるBook Guide ●Vol.77
  遠藤周作 著『女の一生 一部・キクの場合』
  /皆藤 章

◆ 投稿
  看護基礎教育機関のあり方とこれからの方向性② 看護師教育における養成所の役割とその意義
  /一般社団法人 日本看護学校協議会
1,540円
特 集
◆“地域”への視野をもつナースを育てる
 ―地域社会を見据えた基礎教育の試み

 “病院から地域へ”という言葉は、人口構成の変化により起こる様々な問題に対処するために今後わが国が整えるべき社会サービスの方向を端的に示しています。ときどき入院はするものの、主として在宅で療養する高齢者が大半になるとされるこれからの時代には、サービスの対象となる人の“生活全体”をみる看護師であるからこその活躍が、地域で望まれています。
 看護基礎教育においても、こうした社会の変化を理解し対応するため、地域への広い視野をもった看護師を育成することが求められます。今回の特集では、そうした観点から、地域を舞台として行われている様々な教育実践に迫ります。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆「標準化」が生み出す組織の強さ
 昭和大学統括看護部 統括看護部長
 市川幾恵氏に聞く

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆“地域”への視野をもつナースを育てる
 ―地域社会を見据えた基礎教育の試み

●育てたい「継続看護マネジメント」という看護師のまなざし

  長江弘子


●病院と地域をつなぐ看護師の育成を目指して

  樋口キエ子・大園康文

●やんばるの特性を生かした小規模多機能施設での在宅ケア実習

  稲垣絹代・佐和田重信・永田美和子・八木澤良子

●地域で学ぶチーム医療実習

  入江慎治・榎田めぐみ・下司映一

●「地域包括ケア中核センター」との連携による実習
地域へのまなざしをもつ看護師育成を目指して

  北村眞弓・金田嘉清


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◆ 行政の動き
  医療・介護の見直し一括法案
  /水巻中正

◆ Topics
  看護師の求人倍率10年で倍増/がん患者に対する指導管理の充実で評価/看護職員の労働状
況悪化傾向続く 7割超が「慢性疲労」
  /渡辺美佐緒

対談:看護の今を考える――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆看護師の業務拡大はどこまで来たか②
  /草間朋子・清水嘉与子


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 管理的思考の育成! ケース・メソッド入門②
   ケース:高齢の手術患者が多い外科病棟 看護のコア・サービス強化の方策/小池智子・他

◆ 特別寄稿
   アンガーマネジメントを看護管理に生かしてみよう② 怒らない技術と怒る技術
   /田辺有理子

◆ 実践的問題解決思考法④
   目的を明らかにする/橋本竜也

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門④
   学生を授業に巻き込む/中井俊樹・飯岡由紀子

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   チームのなかで学生の主体性を育てる統合実習の展開
   /齋藤理恵子・由井志穂・池田智子・矢島ちあき・八ツ橋のぞみ・渡辺加菜子・和田幹子

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◆ こころをみつめるBook Guide ●Vol.76
  小崎登明 著『身代わりの愛』
  /皆藤 章

◆ 投稿
  看護基礎教育から拡がる看護の世界① 看護の専門性と求められる基礎教育の内容と方法の検討
  /一般社団法人 日本看護学校協議会
1,540円
特 集
◆新人研修見直しの視点
―求める看護師は育っているか

 毎年多くの医療施設で新人看護師を迎えます。施設に入職した新人看護師は、自施設が求める「一人前の看護師」へと成長することが期待され、看護管理者はそのために様々な研修を計画し、実践していきます。
 自施設が求める「一人前の看護師」と、新人を育成するための研修が果たして本当にマッチしているのか―これが新人研修見直しの最も基本的な視点となるはずです。
 本特集では、そのような視点から新人研修の見直しを行った施設における「計画」→「実施」→「評価」→「修正」という思考過程をお示しいただきました。これらの見直し事例が、それぞれの施設にいっそうふさわしい新人研修へと改善していくためのヒントになれば幸いです。

●目次Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆誇りある「歴史」と「未来」のために
 東京大学医科学研究所附属病院 副病院長 兼 看護部長
 武村雪絵氏に聞く

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆新人研修見直しの視点
 ―求める看護師は育っているか

●スーパーローテーション方式の評価と改善
  理念との統合を目指して

  庄野泰乃


●看護師としての成長を支援する「社会人基礎力評価」を導入した新人教育

  福谷洋子・大草智子

●新人看護師の「語り」(ナラティブ)研修に取り組む
  セルフケアを支援する看護実践能力を豊かに育む看護師の育成を目指して

  小川貞子

●屋根瓦方式教育体制による新人看護職員支援
  プリセプター・サポーター制度を導入して

  真壁五月・外山友子


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◆ 行政の動き
  2014年度予算案は95兆8823億円
  /水巻中正

◆ Topics
  認知症初期集中支援チーム新設などに予算/
  看護師紹介ビジネス7割の病院が利用/
  沖縄県が准看護師養成停止へ
  /渡辺美佐緒

対談:看護の今を考える――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆看護師の業務拡大はどこまで来たか①
  /草間朋子・清水嘉与子


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 管理的思考の育成! ケース・メソッド入門①
   「ケース・メソッド」とはなにか/小池智子

◆ 実践的問題解決思考法③
   原因分析思考と問題解決思考/橋本竜也

◆ 特別寄稿
   アンガーマネジメントを看護管理に生かしてみよう①「怒り」の性質とタイプ
   /田辺有理子

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門③
   授業づくりの基本の型/中井俊樹・飯岡由紀子

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   「看護の統合と実践」統合実習に望むこと
   卒後3か月における新人看護師と管理者への意識調査から/佐藤和子・工藤敦子・増田信代


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◆ こころをみつめるBook Guide ●Vol.75
  吉田類 著『吉田類の酒場放浪記』
  /皆藤 章

◆ 投稿
  看護師の職務満足度に関する文献検討
  /荒木彩花・他
1,540円
特 集
◆臨床看護研究の活性化
 モチベーションアップにつながるしくみづくり

 臨床現場で生まれたテーマを探究していく臨床看護研究には、現場に身を置く実践者によって行われるものだからこその意義深さがあります。盛んに研究が行われる臨床現場は、看護の質向上への意欲の高い職場でもあるに違いありません。
 しかし多忙を極める臨床現場では、スタッフ自身のやる気の問題や、指導者の不足など、病棟で看護研究が活発に行われるまでの課題は多いようです。
 研究活動が恒常的に行われる看護組織を作り上げていくためには、看護管理者自身、研究活動に対する意識を高くもつことや、研究活動を行いやすい環境づくりなど、管理者が担う役割に大変大きなものがあります。
 今月の特集では、看護師が研究活動を行う意義を改めて確認したうえで、スタッフにも指導者にも、過度な負担をかけず活発な看護研究を行い、モチベーションアップにつなげている施設の取り組みをとおして、臨床現場における看護研究のあり方を探ります。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆全職種の教育と評価の制度構築を担って
 筑波メディカルセンター病院 副院長 兼 看護部長
 山下美智子氏に聞く

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆臨床看護研究の活性化
 モチベーションアップにつながるしくみづくり

●実践の場に身を置く看護師が行う看護研究だからこその意義とは

  和住淑子(千葉大学大学院看護学研究科附属看護実践研究指導センター)


●看護研究支援における看護系大学の役割と期待

  奥山真由美(山陽学園大学)

●スタッフ・管理者への過度な負担を減らす研究支援の組織づくり

  貞方三枝子(長崎大学病院)

●看護研究の活性化を目指した支援体制の確立
  院内のリソースをフル活用して

  仲澤妙美(独立行政法人労働者健康福祉機構大阪労災病院)

●北里大学病院における看護研究の活性化を促す院内支援

  猪又克子(北里大学病院)


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◆ 行政の動き
  診療報酬改定率をめぐる攻防
  /水巻中正

◆ Topics
  「7対1入院基本料」算定要件見直しへ/
  パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)で業務を効率化/
  胃ろう患者、嚥下機能回復で診療報酬加算
  /渡辺美佐緒

対談:看護の今を考える――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆2025年問題と看護の役割②
  /坂本すが・武藤正樹


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 今日の管理者教育②
   看護管理者教育の方法を考える/河野秀一

◆ 特別寄稿
   パフォーマンス学を看護管理に活かしてみよう②実践編/落合のり子

◆ 実践的問題解決思考法②
   問題解決の手順/橋本竜也

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門②
   初回の授業を組み立てる/中井俊樹・飯岡由紀子

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   有意義な統合実習に向けた実践モデルの提案/山下美根子・他


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◆ こころをみつめるBook Guide ●Vol.74
  岡野雄一 著『ペコロスの母に会いに行く』
  /皆藤 章

◆ 投稿
  教える人への学びを支援する奈良県における看護教員養成の取り組み
  /澤清美・屋宜譜美子・目黒悟・永井睦子・髙石理惠子
特 集
◆退院支援・地域連携

「退院時にサポートが必要になると予想される患者」に対し、入院時からスムーズな退院を目指してかかわり、地域の諸サービスを動員して、できる限り患者の自立を目指し、希望に沿った退院後の療養環境を実現していくことは、患者のためにも病院のためにも望ましいものとして取り組まれています。
こうした活動には、その前提として、院外の諸サービスへとうまくつなげていくための地域の関係者との日頃の人間関係づくりを基盤とした“連携体制の構築”が必要となります。
このような院内のしくみづくりから地域の連携体制づくりまでの広い意味での管理が、関係者には求められています。
本号では、看護管理的な観点から、退院支援から地域連携までをよりよく実施していくための示唆を、様々な実践事例から得るものとしたいと考えます。

Part1 座談会/退院支援・地域連携について、今、 考えるべきこと
Part2 温もりのある退院支援・退院調整のしくみづくり
Part3 顔の見える地域連携をどうつくるか
Part4 問題に応じた退院支援・地域連携の実際



●目次Part1 座談会/退院支援・地域連携について、今、考えるべきこと

     /宇都宮宏子・柳澤美津代・吉田千文


Part2 温もりのある退院支援・退院調整のしくみづくり

[松山赤十字病院]
 地域の仲間とこころのかよう連携を目指して
 /大西文恵・森田美恵子・小椋史香

[九州大学病院]
 入院部門との連携による在宅療養指導と転院支援
 /長門佐智子

[東北公済病院]
 退院支援・退院調整のための体制整備と院内勉強会
 /佐藤薫

[那須赤十字病院]
 病棟と退院支援看護師、そして多職種のチームワークへの歩みと成果
 /人見優子・石井容子

[津山中央病院]
 多職種で展開する入退院支援センターの運営と課題
 /松永ちづ子・安藤佐記子


Part3 顔の見える地域連携をどうつくるか

■病院を中心とした医療と介護の包括的連携体制づくり

[愛媛大学医学部附属病院]
 医療連携から生活連携へ:大学病院を地域の生活資源に
 /田渕典子・青山百合枝

[倉敷中央病院]
 看護連携から入退院支援へ、そして住民を巻き込んだ究極の地域連携へ
 /黒瀬正子・淀金宏美

[土佐市民病院・土佐市地域包括支援センター・高知県立大学]
 病院と地域が協働でかかわる在宅移行支援のしくみづくり
 /森田理久・高橋洋子・森下安子・川上理子・小原弘子

[大阪府立急性期・総合医療センター]
 看護部継続看護委員会を核とした近隣との連携体制づくり
 /春岡登志子

[佐世保市立総合病院]
 患者の思いを支える看護が途切れない連携を目指して
 /緒方信子


■在宅医療連携拠点事業による取り組みから

[淀川キリスト教病院]
 急性期病院が推進する在宅医療連携の実際
 /三輪恭子

■在宅緩和ケア(OPTIM)、地域連携パス、在宅医療連携拠点事業の取り組みから

[山形県鶴岡地区医師会]
 地域の連携体制づくりとその経験から学んだノウハウ
 /三原一郎


■医療と介護の連携拠点の一翼を担う街なかの保健室

[暮らしの保健室]
 「病院ありき」でない連携拠点づくり
 /秋山正子氏に聞く


Part4 問題に応じた退院支援・地域連携の実際

[長崎大学病院]
 がん患者のシームレスなケアを目指した連携事例
 /宮地登代子・川崎浩二

[脳神経センター大田記念病院]
 脳神経専門病院における退院支援と地域連携の実際
 /田原久美子

[兵庫県立姫路循環器病センター]
 低心機能患者を在宅療養につないだ事例
 /大川順子・堀江香織・赤松絹子

[姫路聖マリア病院]
 認知症をもつ高齢者の退院支援
 /得居みのり
1,540円
特 集
◆組織を活性化する
 看護管理者の育成

 組織とは理念にそった行動をとり、絶えず発展を目指す存在です。発展を生み出すためにはその組織において活力が必要となります。
 看護部組織における、その活力を生み出す存在とは、組織の中核を担う看護管理者に他ならず、組織の質は看護管理者によって高められていくといっても過言ではありません。
 しかし看護師として一人前である優れた看護実践者が、優れたマネジメントを行えるとは限りません。医療現場で求められる知識・技術がますます高度化していくなかで、組織を活性化する優れた看護管理者を育成するためには、看護師としての能力の向上を図ることと併せて、特別に看護管理者としての教育を行わなければならないことは明らかでしょう。そして、看護管理者に求められる業務が多岐にわたることから、その育成には必然的に幅広い範囲での教育が必要となります。
 本特集では、看護管理者に求められる今日的な役割を明らかにしたうえで、その教育について特に力を入れ、成果を収めている施設の実践例から、管理者教育のあり方を考えます。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆すべては職員の満足から
 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 副院長 兼 看護部長
 宗村美江子氏に聞く

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆組織を活性化する看護管理者の育成

●組織を成長させる看護管理者の育成

  藤野みつ子(滋賀医科大学大学院・滋賀医科大学医学部附属病院)・西村路子


●看護師長の成長を促す育成方法
 -グループリフレクションとプロジェクト学習の活用-

  川﨑つま子(足利赤十字病院)


●拡張的学習サイクルを用いた事例検討会の試み

  本間雅代(NTT東日本関東病院)


●教育委員会と看護管理者で行うマネジメントラダーの構築

  原田美佐(山口大学医学部附属病院)


●次期管理者育成のためのコーチング、ティーチング

  太田加世(C-FEN)



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◆ 行政の動き
  社会保障と税の一体改革
  /水巻中正

◆ Topics
  
  /渡辺美佐緒

対談:看護の今を考える――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆2025年問題と看護の役割①
  /坂本すが・武藤正樹


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 今日の管理者教育①
   一般企業における管理者教育の動向/河野秀一

◆ 特別寄稿
   パフォーマンス学を看護管理に活かしてみよう①総論・基本技術編/落合のり子

◆ 実践的問題解決思考法①
   問題とは何か/橋本竜也

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門①
   学習を促進するシラバス/中井俊樹・飯岡由紀子

◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
   学生が主体的に学べる災害看護に特化した授業案/佐藤まゆみ(東京都立広尾看護専門学校)


BOOK――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ こころをみつめる
  重松清 著『青い鳥』
  /皆藤 章

特別エッセイ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 真のロールモデル 髙橋シュン先生との出会い
  
  /川嶋みどり

1,540円
特 集
◆いま必要とされる
 ジェネラリストナースの育成

 看護は、どのような科に入院してきた患者に対しても、その人をトータルにみていくことが必要とされ、そのためにはある程度オールラウンドな能力が求められることから、基本的に「いかなるナースもジェネラリストとしての素養をもたなければならない」とされています。
 日常の患者ケアを支える圧倒的多数のナースは、“専門性” をもたない“一般の” ナースですが、この“一般の” ナースが、高い能力をもつ優秀なジェネラリストになっていくことが、患者に提供される日常のケアのレベルアップにつながることは疑う余地がありません。しかし、キャリアラダーの途中で長らく停滞したまま意欲を失った職員が少なくないなど、ジェネラリスト育成が必ずしもうまくいっていないという問題は、多くの看護管理者からよく聞く悩みの一つとなっています。
 本特集では、改めてジェネラリストについて、その必要性、役割、育成の方法を検討します。そのうえで、特にこの問題に力を注いでいる現場の実例をとおし、いま必要とされるジェネラリストナース像とその教育方法の方策を示します。

●目次
特  集 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆いま必要とされるジェネラリストナースの育成

●ジェネラリストの力を「活きるもの」にするための体制整備と支援策

  渋谷美香(日本看護協会 看護研修学校 教育研修部)


●ジェネラリスト育成の方法を考える

  高橋弘枝(大阪厚生年金病院)


●「 慶應看護師の発達モデル」を用いたジェネラリストナースの育成

  鎮目美代子・加藤恵里子(慶應義塾大学病院)


●ジェネラリストの能力開発のための院内教育と目標管理システム

  山本美紀(医仁会武田総合病院)


●中堅看護師の成長をサポートする〈ジェネラリスト育成コース〉の開設

  山田明美・笠松由利(兵庫医科大学病院)


●看護の質を高めるためのジェネラリスト育成の取り組み

  久保田加代子(高知県・高知企業病院団立 高知医療センター)


SERIES―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 看護管理者のためのDPCマネジメント講座
   DPC 病院を評価する医療機関別係数とは/奥中美帆

◆ 生き生きと働ける職場をつくる看護マネジメント
   “星野リゾート”から職員を生かした生産性の向上策を学ぶ/石田秀朗

◆ 組織とスタッフの活力を高めるモチベーション・マネジメント
   いまの20歳代看護師の働きがいはどこにある?/永瀬隆之

◆ 看護師長に期待する経営参加
   病院経営と看護/石谷邦彦

◆ 採択される看護研究論文 超入門編
   再投稿時に重要なこと
   再投稿は論文洗練のチャンス/秋元典子

◆ 看護のなかの臨床心理学
   心理療法的看護のために ④自分を大切にする/樫村通子

BOOK――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ こころをみつめる
  小平泰子 著 『京都おかず菜時記 五感食楽 季節のしたく』
  /皆藤 章


NEWS――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ Scope 今月の動き
  国の精神科医療の指針案中間まとめ
  ―「1年以内で退院」へ取り組み


CONTRIBUTION――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 投稿
  ハラスメントが存在する組織から
  ケアリングが存在する組織への転換の実現
  /北出千春
1,540円
特 集
◆看護の質向上のための人材確保と定着への取り組み

 自院が最善の医療を患者に提供するうえで、看護職員の確保は看護管理者にとって最も重要な課題の一つだといえます。質の高い医療を提供するためには、ただ数を集めるだけではなく、自院が求める看護師像に近い人物を探し、長く働くなかで成長してもらうことが必要であり、そのためには様々な工夫をもって採用活動や職場環境の整備、教育に取り組む必要があります。
 そこで今回の特集では、看護の質を高めるための看護職の採用と定着を念頭に置き、看護職が集まりやすく離職しにくい職場をつくるにはどうすればよいか、また、そのような自院の魅力を採用活動においてどのように伝えていけばよいかについて、様々な病院の事例をとおして考えます。

●目次
特  集 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆看護の質向上のための人材確保と定着への取り組み

●看護職の人財確保に必要な視点

  中島美津子(南東北グループ 人財開発部)


●看護師採用300人を目指した新百合ヶ丘総合病院開設時の採用活動

  諸橋泰夫(南東北グループ 人財開発部)


●大阪厚生年金病院における看護職の採用・定着の取り組み
 ~患者・看護職から選ばれる病院を目指して~

  高橋弘枝(大阪厚生年金病院)


●民間中小規模病院におけるWLBを中心とした取り組み

  海江田周作(東近江敬愛病院)


●働きやすい・離職しにくい職場づくり
 ~マグネットホスピタルを目指して!~

  谷﨑孝子(医療法人春秋会 城山病院)


●ツカザキ病院における看護職員の採用・定着の取り組み

  木下美恵子(特定医療法人三栄会 ツカザキ病院)


SERIES―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 生き生きと働ける職場をつくる看護マネジメント
   “高齢社”から人を大切にする姿勢を学ぶ/石田秀朗

◆ 組織とスタッフの活力を高めるモチベーション・マネジメント
   病院のブランド・イメージは職員の意識から/永瀬隆之

◆ 採択される看護研究論文 超入門編
   論文(原稿)種類の適切性
   論文(原稿)種類とその特徴/秋元典子

◆ 看護のなかの臨床心理学
   心理療法的看護のために ③「物語」を聴く/樫村通子

◆ 看護師長に期待する経営参加
   経営の基礎 人間資源論/石谷邦彦

◆ 看護管理者のためのDPCマネジメント講座
   DPC と患者情報の収集・活用について/奥中美帆

BOOK――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ こころをみつめる
  新井満 著 『樂しみは 橘曙覧・独楽吟の世界』
  /皆藤 章


NEWS――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ Scope 今月の動き
  英国で自殺幇助をめぐる動き
  5度目の法案提出 議論活発化



CONTRIBUTION――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 投稿
  母性看護学実習におけるグループワークの負担感と学習効果の検討
  ~モチベーションを高める指導方法を考える~
  /三宅理恵・矢野貴美子・笠谷ひとみ

◆ 投稿
  フェイディングを意識した実習方法の一考察
  ~臨床へのステップを緩やかにするための統合実習の位置付け~
  /望月直美・徳武佐知子・和田光子
1,540円
特 集
◆インシデント・アクシデントから学ぶ!
 「医療版失敗学」のはじめ方
 ~病院における導入事例とその効果~

 失敗は起こさないことが第一ですが、起こってしまった失敗からは学び、再発防止に生かさなくてはなりません。しかし、失敗から学ぶにはそのための考え方や方法が必要であり、そこで効果を発揮するのが「失敗学」です。「失敗学」は、2000年に畑村洋太郎氏(東京大学名誉教授、東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会委員長)が提唱して以来、産業界で積極的に取り入れられてきました。

 そして、この「失敗学」の考え方を医療現場に応用したものが、本特集で紹介する「医療版失敗学」です。医療現場では日々インシデントやアクシデント、すなわち“失敗”が起こっており、そのデータをインシデントレポートとして収集しています。しかし、それらのレポートがその後の対策に十分に生かされていない場合が多く、また、レポートの内容が単なる事実報告にとどまり、本質的な原因が書かれていないケースも多くみられます。

 本特集では、起こってしまった失敗の本質を正しくとらえ、再発防止から、さらにはまだ起こったことのない失敗の未然防止へとつなげることを目指し、「医療版失敗学」の考え方と医療機関における実践事例を紹介します。

●目次
特  集 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆インシデント・アクシデントから学ぶ!
 「医療版失敗学」のはじめ方
 ~病院における導入事例とその効果~

●「医療版失敗学」のエッセンス
 インシデントから学び、真の医療安全にトライする

  濱口哲也(東京大学大学院工学系研究科 機械工学専攻)


●医療版失敗学に基づいた安全文化の醸成
 失敗想定手順書による医療安全の質向上活動

  三好彰範(特定医療法人友愛会 野尻中央病院)


●「 医療版失敗学」の院内への展開
 再発・未然防止のための人材育成と業務改善

  尾崎 純(医療法人社団SEISEN 清泉クリニック整形外科 理学診療部)


●相澤病院における医療版失敗学の導入効果
 「変更点管理」による定期処方ニアミス・ミスの削減

  荻無里千史(社会医療法人財団慈泉会 相澤病院 医療介護福祉安全推進部)


SERIES―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 組織とスタッフの活力を高めるモチベーション・マネジメント
   職員満足度調査の有効活用/永瀬隆之

◆ 生き生きと働ける職場をつくる看護マネジメント
   トリプルグッドから学ぶ“使命感の醸成”/石田秀朗

◆ [最終回]考える看護師を育む院内シミュレーション教育
   シミュレーション教育Q&A/津嘉山みどり

◆ 看護師長に期待する経営参加
   看護師長が知っておきたい経営指標/石谷邦彦

◆ 採択される看護研究論文 超入門編
   適切な図表の作成/秋元典子

◆ 看護管理者のためのDPCマネジメント講座
   DPCとプロセス管理/奥中美帆


◆ 看護のなかの臨床心理学
   心理療法的看護のために ②「こころ」をとおして「からだ」へ/樫村通子

BOOK――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ こころをみつめる
  千葉茂樹 編著 『マザー・テレサとその世界』
  /皆藤 章



NEWS――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ Scope 今月の動き
  全世代型社会保障へ
  高齢者の負担増
  社会保障国民会議報告書およびプログラム法案

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