看護展望 発売日・バックナンバー

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1,540円
特 集

●病棟看護師が退院支援で悩むポイントと解決策

2018年度の診療報酬・介護報酬ダブル改定で地域連携の一層の強化が図られる見込みとなるなか、退院支援の強化はどの病院でも大きな課題の一つです。退院支援の体制を揺るぎないものにしていくためには、病棟看護師にも退院支援に対して十分に能力を発揮してもらうことが求められますが、「何を行えばいいのかわからない」といった悩みから、能力を十分に発揮することができない病棟看護師もまだまだ多いと思われます。
そこで、今回の特集では、病棟看護師における退院支援の課題を確認し、退院支援の能力開発のための、様々な取り組みを紹介します。
●目次
Interview

●超急性期がメインの病院として、救急看護、救命措置の技術を身につける
 高度な研修を実施
  佐藤久美子 川崎幸病院


特  集

◆病棟看護師が退院支援で悩むポイントと解決策
●病棟看護師に退院支援・退院調整で力を発揮してもらうために
  村上佳代

◆各病院の病棟看護師の退院支援強化への取り組み
●病棟看護師の退院支援力の強化に向けた取り組み
  松永真実

●ゼロから始まった退院支援強化の取り組み
  小坂晶巳

●病棟看護師の退院支援能力の開発と関心を持たせる動機づけ
  酒井京子


管 理

◆新卒から育むリーダーシップとマネジメントスキル②
●リーダーシップ教育の現状と必要性~教育から開発まで~
  河野秀一

◆報告
●看護必要度の適正化によって得られた院内連携と相乗効果
  菊原明美、山浦早苗、柏葉ゆか里

◆【新連載】地域包括ケア病棟の今を探る①
●地域に密着した地域包括ケア病院を目指して
  武井純子

◆コンピテンシーをより深く学ぶ⑭
●Part2 当院のコンピテンシー定着への取り組み②
 いわき市立総合磐城共立病院のコンピテンシー定着策
  鈴木のり子、志賀由起

◆私が今、新人看護師長に戻れたなら⑭
●躓いたら「悩む」から「考える」にエネルギーの使い方を変え、自分の役割、
 自分自身のビジョンを明確にする
  川﨑つま子


教 育

◆実践!!ルーブリック診断②
●在宅看護論の「難病で在宅療養している療養者とその家族の理解・事例展開」
  森田敏子、上田伊佐子


 

◆Topics
●名古屋大学病院で薬搬送ロボットを導入/厚労省が血液製剤使用に注意喚起ほか
  渡辺美佐緒

◆行政の動き
●2018年度国家予算案決まる/診療(本体)0.55%、介護報酬0.54%引き上げほか
  水巻中正

◆ホリスティックナーシング②
●米国ホリスティックナースとしての理論と実践
  安井豊子、川原由佳里

◆投稿
●看護師の仕事と在宅介護の両立・継続に関する支援の検討
 ―在宅介護の経験のある看護師の実態調査から―
  松本明美、橋本知子

◆こころをみつめるBOOK GUIDE Vol.122
●遠藤周作『沈黙の声』
  皆藤章
1,540円
特 集
2018年度診療報酬・介護報酬のダブル改定を読む

ダブル改定が目前に迫り、2018年度の改定内容が徐々に明らかになってきました。この時期
に、看護管理者は先手を打ってどのような取り組みを行うことが求められるのでしょうか。今回
は、医療コンサルティングのプロによる現時点(12月上旬)でのダブル改定の内容の見通し
や、重要ポイントについて解説をいただいたうえで、来たる改定に向けて、看護管理者は今、
何に取り組むべきなのかについて考えていきます。

●目次
Interview――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆少子超高齢社会に対応した
看護提供体制のための議論と理念共有を
福井トシ子
公益社団法人日本看護協会


特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆2018年度診療報酬・介護報酬のダブル改定を読む
執筆/塚越篤子・鳥海和輝

総論
●2018年度改定の見通しについて


ダブル改定、10の注目ポイントに迫る!
●各論①
急性期入院医療(7対1・10対1)の見直し

●各論②
ICUなどの高度急性期ユニットの見直し

●各論③
入退院支援・在宅復帰の強化

●各論④
地域包括ケア病棟の機能分化

●各論⑤
回復期リハ病棟のアウトカム評価を推進

●各論⑥
介護医療院の創設、介護療養病床からの転換を推進

●各論⑦
訪問看護ステーションの機能強化

●各論⑧
在宅医療提供体制と在宅での看取りの強化

●各論⑨
要介護被保険者の維持期リハビリの在り方

●各論⑩
レセプトデータなどの利活用推進

管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 【新連載】新卒から育むリーダーシップとマネジメントスキル①
/金井Pak雅子

◆ コンピテンシーをより深く学ぶ ⑬
Part2 当院のコンピテンシー定着への取り組み①
綾部市立病院式のコンピテンシー定着策
/柏原喜美代・真下淳子・村上洋子・波多野小百合・木下由記・田野邉悦子
鈴木由里子・塩見ゆかり・荻野直美・天野初美・四方恵美子・塩見美代子・野間一栄


◆ 私が今、新人看護師長に戻れたなら ⑬
ポジティブシンキングにより組織活性化へ
出会いは自己成長へのチャンス
/齋藤由利子


教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 【新連載】実践!!ルーブリック診断①
小児看護学実習のパフォーマンス課題の
ルーブリック評価
/森田敏子・上田伊佐子


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◆ Topics

AI活用で入院患者の「不穏行動」と「退院先」を予
測/医療保健業、全業種と比べ高い労働時間違
反率ほか
/渡辺美佐緒


◆ 行政の動き
北朝鮮への圧力を強化 「全世代型社会保障」実現
「生産性革命」で賃金上昇ほか
/水巻中正

◆ 【新連載】ホリスティックナーシング①
ホリスティックナーシングとは
/小板橋喜久代

◆ 14歳の世渡り術編集部編
『101人が選ぶ「とっておきの言葉」』
/皆藤 章
1,540円
特 集
身体拘束しない看護の実現
急性期病院における認知症患者への対応

公益社団法人全日本病院協会が2016(平成28)年に公表した「身体拘束ゼロの実践に伴
う課題に関する調査研究事業」の報告書によると、急性期病院の90%以上で身体拘束が
行われていることがわかりました。身体拘束は認知症患者のBPSDの悪化を招くだけでなく、
倫理的にも大きな問題であることから、すべての急性期病院で早急に認知症ケアを充実さ
せ、身体拘束を行わない看護を提供していくことが求められます。しかし、急性期病院ならで
はの忙しさや認知症患者への理解不足などがネックとなり、なかなか改善が進みません。
そこで、今回の特集では身体拘束をしない看護がなぜ必要なのかという基本的な部分の解
説と、身体拘束を当たり前としない看護に取り組んでいる急性期病院の事例などから、急性
期病院において認知症患者を身体拘束しない看護を実現するために必要なことについて考
えていきます。

●目次
TOP MANAGEMENT――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆大学病院の役割と将来を見据えて、
連動した新人教育・管理者教育の体制を
縣美恵子
日本大学医学部附属板橋病院
看護部長


特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆身体拘束しない看護の実現
急性期病院における認知症患者への対応


●患者の安全のための身体拘束廃止へ
看護管理者ができること
/嶋森好子

身体拘束しない看護を実現するための看護部の様々な取り組み
●高度急性期病院の精神科病棟における
行動制限最小化への道のり
/小川外志江・小藤幹恵

●急性期医療現場で患者のもてる力を引き出す
『抑制に依存しない看護』
/半場江利子・桑原安江

●急性期病院で身体拘束(抑制)を
極力行わない看護の実現を目指して
/津田雅子

急性期病院で身体拘束を当たり前としない看護の実現に必要なこと

●日本老年看護学会の立場表明から考える、
急性期病院で身体拘束を当たり前としない
看護の実現に必要なこと
/吉村浩美


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 実践! チームSTEPPS チーム医療と医療安全の質向上を目指して ⑤【最終回】
段階的カリキュラムを構築し、
組織にチームSTEPPSを根付かせる
/中田尚子

◆ コンピテンシーをより深く学ぶ ⑫
第1ステップの学習会の事例からコンピテンシーを学ぶ⑤
領域5 組織へのコミットメント編
/小見山智恵子

◆ 地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る ⑫【最終回】
住民の「いのちと暮らしを守る」地域活動と、
医療と介護との連携に、病院全体で取り組む
/細萱信予


◆ 私が今、新人看護師長に戻れたなら ⑫
物事をポジティブにとらえ、課題に気づき、
行動する看護管理者になる
/田渕典子


教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 基礎から学ぶルーブリック評価 ⑫【最終回】
アクティブラーニング技法を使用した
グループワークにおけるルーブリックの活用
/森田敏子

◆ 投稿
周手術期実習における術後せん妄に対する
看護学生の学習意欲の変化
/尾藤有利子・倉田雅子・福岡葵・若槻祐太・太田典子・中條雅美


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◆ Topics

妊娠時、約5割が夜勤免除されず―医労連「看護
職員の労働実態調査より」―/「がん免疫療法」実
態調査開始ほか
/渡辺美佐緒


◆ 行政の動き
診療・介護報酬のマイナス改定を求める改革案を
財務省が示す 「診療報酬本体」と高額「薬価」
引き下げ検討ほか
/水巻中正

◆ 私のロールモデル ⑫【最終回】
土佐の女サムライに、医療界での闘い方を学ぶ
/坂本すが

◆ 開発社編『文豪と暮らし;彼らが愛した物・食・場所』
/皆藤 章

1,540円
特 集
ICTを活用した新しい看護教育

小・中・高の教育現場では、ICTを活用した授業展開が年々拡大してきており、様々な形の
デジタル教材やIT端末に触れて教育を受けてきた世代が、看護基礎教育を学ぶようになっ
てきています。ですが、看護教育の現場でICTを活用した授業を展開している施設はまだま
だごく少数だと思われます。このように幼いころから教育現場や私生活でデジタルガジェットに
慣れ親しんできた世代に対応した教育が看護教育の現場でも今後は一層求められていくと
考えられます。
そこで今回の特集では、ICTについての様々な視点からの考察や、ICTを看護教育の現場
で活用している先進的な各施設の取り組みを紹介していきます。

●目次
TOP MANAGEMENT――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆市民と職員に愛される
自治体立優良病院であるために
鈴木智恵子日本医科大学付属病院 看護部長


特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ICTを活用した新しい看護教育

看護教育でICTを活用する意義と、大阪府立大学で開発・実践している先進的な教材の数々について
●看護教育におけるICT活用:変遷と今後
/真嶋由貴惠

教育現場でのICT活用事例
●eラーニングを活用したOSCEの取り組み
/佐藤亜紀・松村智大・永松有紀

●ICTの授業内・外での活用により
学生の主体的な学習を促す
/徳永基与子

●ICT機器やネットワーク環境を用いた
老年看護学実習の効果
/大谷順子

●学生の主体的学習能力獲得を支援する
「electronic-portfolioシステム」を活用した看護教育
/梶井文子・北素子・嶋澤順子・望月留加・菊地麻由美・
佐竹澄子・遠山寛子・石川純子・久保善子・永吉美智枝

●ICTを活用した教育への取り組みについて
~C-Learning活用への試み~
/大西安代


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 実践! チームSTEPPS チーム医療と医療安全の質向上を目指して ④
一部署(CCU)での導入事例
/野上悦子

◆ コンピテンシーをより深く学ぶ ⑪
第1ステップの学習会の事例からコンピテンシーを学ぶ④
領域3 顧客志向、質保証編
/佐藤博子

◆ 地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る ⑪
モデル病棟を設けてケアマネジャーと看護師の連携システム
を構築し、「介護と看護との連携サマリー」で情報共有
/松永真実


◆ 私が今、新人看護師長に戻れたなら ⑪
自らの「観」をもち、スタッフとともに学び続け、看護の向上に取り組む
/新実絹代


教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 投稿
急性期病院における特定行為にかかわる看護師の研修制度の活用のための示唆
ー受講ニーズ調査の結果からー
/八木街子・村上礼子・鈴木美津枝・渡辺芳江
菅野一枝・讃井將満・石川鎮清・春山早苗


◆ 基礎から学ぶルーブリック評価 ⑪
ルーブリックを活用した迅速なフィードバックと形成的評価
/森田敏子

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◆ Topics
日本医療機能評価機構が「院内自殺の予防と事後対応」を提言/お礼奉公、「学費返還義務はなし」、高裁判決ほか
/渡辺美佐緒


◆ 行政の動き
総選挙「10月10日公示22日投開票」
消費税の使途見直し、軍備体制の強化が争点
/水巻中正

◆ 私のロールモデル ⑪
初心と貫徹するためには、ぶれてはいけない
/草間朋子

◆ 鶴見俊輔・岡部伊都子著『まごころ 哲学者と随筆家の対話』
/皆藤 章
1,540円
特 集
認知症ケアに関する手順書
認知症患者にやさしい病棟をめざす

急性期、回復期、慢性期など病院機能を問わず、どこの病院でも認知症の患者は増加し続
けています。病棟で増え続ける認知症患者の入院環境を整え、ADLの改善や治療を進め
ていくことは、どの病院でも大きな課題の一つです。
この課題の解決に向けて、病棟での認知症患者の積極的支援や認知症ケアの向上を促
すために2016(平成28)年の診療報酬改定で「認知症ケア加算」が新設されましたが、2017
(平成29)年4月時点での日本看護協会の調査結果から、認知症ケア加算1、もしくは認知
症ケア加算2を算定している病院は全体の24.4%に留まっており、その算定要件を満たせな
い最大の理由として、算定に必要となる認知症ケアに関する手順書の作成の段階でつまづ
いている病院が多いことが明らかになりました。
そこで、今回の特集では手順書作りのポイントの解説と、実際に手順書作成に取り組んだ病
院の、手順書作成着手から完成に至るまでのプロセスや手順書内容の紹介などから、手順
書作りに必要な知識を深めていきます。

●目次
TOP MANAGEMENT――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆市民と職員に愛される
 自治体立優良病院であるために
 伊藤淳子 船橋市立医療センター 看護局長


特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆認知症ケアに関する手順書づくり
 認知症患者にやさしい病棟をめざす

認知症ケアに関する手順書作成のポイント
●大阪府看護協会作成
 『認知症ケアマニュアル』の意図と活用法
 ~組織的な取り組みをとおして、現場の認知症対応力・ケアの質向上を目指す~
 /西池靖子・西村みゆき・高須久美子・山田静子・高橋弘枝

病院の特性に応じた「認知症ケアに関する手順書」の作成
●当院における「認知症ケアに関する手順書」の作成
 /山口幸恵

●大島病院の「認知症ケアマニュアル」の作成と活用
 ~院内デイケアを導入して~
 /屋敷葉子

●認知症看護に関する手順書作成と運用
 /津田雅子

●ケア加算導入にあたっての
 手順書作成の取り組みについて
 /吉沢奈美・中村友美

●急性期病院における認知症ケアマニュアル作成の
 取り組み
 /松岡洋子・先﨑晴美


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 実践! チームSTEPPS チーム医療と医療安全の質向上を目指して ③
  当院におけるチームSTEPPS導入の軌跡とこれから
  /永井智恵美

◆ コンピテンシーをより深く学ぶ ⑩
  第1ステップの学習会の事例からコンピテンシーを学ぶ③
  領域2 情報志向、分析的思考(問題解決思考)編
  /小林康司

◆ 地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る ⑩
地域のニーズを知り、連携するためのしくみづくりと
地域活動、在宅がわかる看護師の育成
/比惠島知子


◆ 私が今、新人看護師長に戻れたなら ⑩
真摯な姿勢でマネジメントし、ビジョンに向けて
スタッフ全員のベクトルを合わせる
/小坂晶巳


教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 基礎から学ぶルーブリック評価 ⑩
複数の教員で作成するルーブリック
/森田敏子

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◆ Topics
外国人患者、8割の病院が受け入れー厚労省実態
調査結果よりー/認定看護師が合計1万8728 人に
認知症分野では1000人突破ほか
/渡辺美佐緒


◆ 行政の動き
北朝鮮のミサイル発射威嚇で「防衛大綱」見直し防
衛相が米国に伝える/高額療養費、高額介護サー
ビス8月から見直し始まるほか
/水巻中正

◆ 私のロールモデル ⑩
看護の面白さ、醍醐味を伝え、
一人ひとりのキャリアを考え、支援する
/佐藤博子

◆ 二宮敦人著『最後の医者は桜を見上げて君を想う』
/皆藤 章
1,540円
特 集
◆地域連携の質を高める
認定・専門看護師の活用

地域包括ケアシステムでは看護師がキーパーソンとなり、その役割や能力の発揮が求めら
れており、認定看護師や専門看護師にも様々な分野での活躍が期待されています。数多く
の施設で認定者が働くようになった今、看護管理者は院内だけでなく地域にも目を向けた認
定・専門看護師のマネジメントが必要です。
そこで今回の特集では、地域連携に必要な認定・専門看護師という人的資源をどのように活
用していくのか、また、実際に活用をしている病院の事例から、病院と地域をつなぐための方
策を考えていきます。

●目次
TOP MANAGEMENT――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆新病院に課せられた使命を果たすために、
スタッフの「質」と「量」の向上を目指す
渡辺まゆみさいたま赤十字病院 看護部長


特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆地域連携の質を高める
認定・専門看護師の活用

●当院の事例から認定・専門看護師の
地域での活用について考える
/城所扶美子

日本専門看護師協議会の立場から
●専門看護師(CNS)の地域連携について考える
/宇佐美しおり

地域連携における認定・専門看護師の活用事例
●よどまちステーションでの新しい看護の創造
/三輪恭子

●退院後の同行訪問で病院から在宅への橋渡しを行う
/加藤千恵美

●認定看護師の在宅同行訪問で
地域の看護の質を向上させる
/簗場理利子

●地域連携における
感染管理認定看護師の取り組みと成果
/中島路子・山城裕子


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 実践! チームSTEPPS チーム医療と医療安全の質向上を目指して ②
継続的な研修の実施によって質の高い医療を生み出す
/戸田由美子

◆ コンピテンシーをより深く学ぶ ⑨
第1ステップの学習会の事例からコンピテンシーを学ぶ②
領域1 内省力、信念の維持編
/武村雪絵

◆ 地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る ⑨
地域の医療施設との「アライアンス連携」と
連携パスを活用して地域完結型医療を目指す
/川上ゆり・堀田春美・宮下恵里


◆ 私が今、新人看護師長に戻れたなら ⑨
師長としての覚悟とスタッフへの愛をもって管理する
/庄野泰乃


教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ 投稿
看護学生の性格特性および睡眠の状況と
食行動の関連に関する研究
/兒玉由布・芝知輝・延山仁美・細名水生

◆ 基礎から学ぶルーブリック評価 ⑨
学生参加型のルーブリック評価
/森田敏子

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◆ Topics
看護師を通じたICT 利用の遠隔死亡診断が可能に
/日看協が2017(平成29)年度重点政策・重点事業を表明ほか
/渡辺美佐緒


◆ 行政の動き
2020年度の基礎的財政収支は赤字8.2兆円の試算
財政再建の黒字化困難ほか
/水巻中正

◆ 私のロールモデル ⑨
それぞれのとき、場所で出会った素敵な人々
/山下美智子

◆ かこさとし著『未来のだるまちゃんへ』
/皆藤 章

1,540円
特 集
患者の力を最大に引き出す退院支援
トランジショナル・ケアの実践

2025(平成37)年に向け地域包括ケアシステムの構築が推進されるなか、病院から在宅へ
の移行(トランジション)の際に行う支援であるトランジショナル・ケア(移行期ケア)が注目を
浴びています。トランジショナル・ケアは、たとえば病院でのケアから在宅での療養に移行する
際に、次に必要な新たなケアの水準や目標を設定し、実現できるようサポートをしていきます。
このケアにおけるポイントは、患者の回復を促進し、ADLなど日常生活を営むための諸機能
を高め、適切な服薬の遵守やセルフモニタリングの方法の獲得などのセルフマネジメントの
力を高めることにあります。このことは、患者のQOLをより良いものにし、重症化を予防し、再入
院率を下げるということにもつながります。また、円滑なトランジショナル・ケアを支えるために、地
域におけるプライマリ・ケアをいかに充実させていくかが課題であるといえます。
この特集では、トランジショナル・ケアについて解説していただいたうえで、実際の導入事例を
ご紹介していただくことで、自施設への導入を考えるきっかけとなることを目指します。

●目次
TOP INTERVIEW――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

日本看護学校協議会の代表として看護基礎教育の充実と発展を目指す
一般社団法人 日本看護学校協議会 会長
池西靜江


特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

患者の力を最大に引き出す退院支援
トランジショナル・ケアの実践

今、求められるトランジショナル・ケアとは
/小池智子

トランジショナル・ケアを実践している施設の事例

患者のセルフケア力を向上させるトランジショナル・ケア
/宮本千恵美

トランジショナル・ケアを実践する
回復期・慢性期病院の立場から
/千田一嘉

訪問看護の立場からのトランジショナル・ケアの現状
/藤野泰平

イギリス家庭医療専門医の立場から

イギリスのプライマリ・ケアについて
/澤憲明


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

実践! チームSTEPPS チーム医療と医療安全の質向上を目指して①
安全文化醸成のためのチーム協働スキル
/樋口敦子

コンピテンシーをより深く学ぶ ⑧
第1ステップの学習会の様子からコンピテンシーを学ぶ①
領域1 セルフ・コントロール、自己研鑽・学習力編
/久原みな代

地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る⑧
地域包括ケア・医療連携委員会と、「こねっと」の活動をとおして院内外の多職種連携を推進
/新町智穂

私が今、新人看護師長に戻れたなら⑧
スタッフの視点をもたずしてマネジメントはできない
/佐藤美子

投稿
病院と介護施設における看護要約に必要な情報に関する比較
/生田磨美・木村多亜子・中條雅美


教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

基礎から学ぶルーブリック評価 ⑧
ルーブリック評価の方法
/森田敏子

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Topics
訪問看護業務システム開発・運営会社に住友商事が2億円を出資/34%を超える職員が夜勤時間基準超え・ほか
/渡辺美佐緒

行政の動き
第3期がん対策推進基本計画案まとまる「1次予防」を重視、受動喫煙防止を・ほか
/水巻中正

私のロールモデル⑧
地域と病院のつながりの重要性を考える大切な柱
/平野美理香

こころをみつめるBOOK GUIDE Vol.116
鳥居著『キリンの子 鳥居歌集』
/皆藤 章
特 集
看護師国試 新出題基準
その意図と現場の対応

2017(平成29)年4月に保健師助産師看護師国家試験出題基準が改定され、2018(平成30)年の国試より適用となったことを受け、すべての看護教員には新出題基準についての正確な理解と、改定内容を踏まえた次回の国試対策が早急に求められています。
そこで今回の臨時増刊号では、出題基準改定部会の委員たちによる各科目の改定内容の解説や、新出題基準を受けた教育現場での各科目の対応策の紹介、国試対策の専門家による新出題基準についての解説と次回の国試対策へのアドバイス、そして新旧の出題基準の対照表などから、今後の授業づくりと第107回国試に向けた対策について考えていきます。

●目次Part1
『看護師国家試験出題基準平成30年版』改定の概要
『看護師国家試験出題基準平成30年版』の改定を中心に
 /倉田貴子

Part2
各科目についての考察
①必修問題
 改定委員の立場から
 /佐伯由香
 改定を受けての現場の対応策
 /池西靜江

②人体の構造と機能
 改定委員の立場から
 /深井喜代子
 改定を受けての現場の対応策
 /池西靜江

③疾病の成り立ちと回復の促進
 改定委員の立場から
 /縄秀志
 改定を受けての現場の対応策
 /四俣芳子

④健康支援と社会保障制度
 改定委員の立場から
 /朝倉京子
 改定を受けての現場の対応策
 /冨安恵子

⑤基礎看護学
 改定委員の立場から
 /香春知永
 改定を受けての現場の対応策
 /片野裕美

⑥成人看護学
 改定委員の立場から
 /宇都宮明美
 改定を受けての現場の対応策
 /戎子美智子

⑦老年看護学
 改定委員の立場から
 /牛田貴子
 改定を受けての現場の対応策
 /佐藤尚治

⑧小児看護学
 改定委員の立場から
 /西村真実子
 改定を受けての現場の対応策
 /百瀬栄美子

⑨母性看護学
 改定委員の立場から
 /片岡弥恵子
 改定を受けての現場の対応策
 /上敷領正子

⑩精神看護学
 改定委員の立場から
 /萱間真美
 改定を受けての現場の対応策
 /濱川孝二

⑪在宅看護論
 改定委員の立場から
 /福井小紀子
 改定を受けての現場の対応策
 /川上佐代子

⑫看護の統合と実践
 改定委員の立場から
 /宮本千津子
 改定を受けての現場の対応策
 /山田百合子


Part3
第 107 回に向けた国試対策について
 新出題基準を踏まえて国家試験問題の傾向を探る
 /フラピエかおり

Part4
巻末付録
 平成30年版看護師国家試験出題基準
1,540円
特 集
これからの医療を見据えた
看護基礎教育 変革の方向

2017(平成29)年4月に報告書が出された「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」では、15回に及んだ会議のなかで多くの構成員や参考人から看護基礎教育の見直しについての発言がありました。この流れを受け、検討会報告書のp.21でも「卒前教育では、看護師として共通して求められる知識や能力が培われるよう教育カリキュラムを拡充する必要があり、早急にその見直しを開始すべきである」という一文が明記されたように、看護基礎教育の見直しの機運が今、高まりつつあります。そこで本特集では、超高齢社会における看護師の育成に関して、理想と考えられる看護基礎教育の在り方について多角的に考察していきます。

●目次TOP MANAGEMENT――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 松谷弘子 国立成育医療研究センター 看護部長
 子どもの権利と意思を尊重しひとりの人間として向き合う

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

これからの医療を見据えた
看護基礎教育 変革の方向

私が考える看護基礎教育 変革の方向
学ぶべきコアとプライオリティを明確にした 看護基礎教育の再構築が必要
 /山内豊明

看護基礎教育における生活を推測できる教育とは
 /横井郁子

これからの看護実習の在り方について
 /任和子

看護基礎教育におけるプライマリ・ケアの重要性について
 /森山美知子

地域を知るための看護師教育
 /表志津子

PBL教育が学生の社会人基礎力を高める
 /箕浦とき子

管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピテンシーをより深く学ぶ ⑦ /東京大学医学部附属病院座談会
「第1ステップの学習会で私たちが学んだこと」

地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る ⑦ /本橋敏美
地域で情報を共有し住み慣れた地域でその人らしく暮らすことを目指す

私が今、新人看護師長に戻れたなら ⑦ /近藤美知子
スタッフから師長へ、看護管理者への学びと心得

特別寄稿 /佐野政子
勤務犬導入への道のり

教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

基礎から学ぶルーブリック評価 ⑦ /森田敏子
ルーブリックのマトリックス作成とその意義

これからの看護師は「まち」の中の「いえ」で学ぶTOHOいえラボプロジェクト【最終回】 /横井郁子
「いえラボ」が教えてくれたこと

投稿 /坂中善恵・小山直美・上野栄一
パートナーシップがケーススタディ指導にもたらす効果と課題


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Topics /渡辺美佐緒
日看協次期会長は福井トシ子常任理事に/
医療福祉資格の共通課程検討へほか

行政の動き /水巻中正
介護保険法改正案 可決「混合介護」は先送り/
都医師会受動喫煙防止条例制定を求めるほか

特別エッセイ /矢野正子
半世紀以上にわたる看護・健康政策への奉仕者、
フェイ・グレン・アブデラ(Faye Glenn Abdellah)博士が逝く
(1919.3.13~2017.2.24 享年97歳)

私のロールモデル ⑦ /金井Pak雅子
恩師の「ていねい」かつ「厳しい」論文指導から学ぶ

こころをみつめる BOOK GUIDE Vol.115 /皆藤 章
若松英輔著『若松英輔エッセイ集 悲しみの秘義』
1,540円
特 集
『働き方ビジョン検討会』が描く
看護の将来像

超高齢社会を迎えた日本の医療は今、その中心が病院から在宅へとシフトしていくという大転換期に直面しています。この医療の新たな流れに対応するために、すべての医療職には今までの働き方とは異なる、医療ニーズの変化に沿った『新しい働き方』が求められており、看護師の役割は今後ますます大きくなると思われます。そのようななか、日本の医療の将来像とともに、看護師の役割、働き方の変化について関心をもたれている看護管理者は少なくないのではないでしょうか。
そこで、今回の特集では2017年4月に報告書が提出された『新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会』で示された日本の医療全体の将来像についての解説や、検討会の構成員による将来の看護師の働き方についての対談、そして、全国に先駆けて地域ぐるみで看護師の新しい働き方を模索、具体化し、地域が求める理想の看護師の育成に取り組んでいる事例などから、看護師のこれからの働き方について考えていきたいと思います。

●目次
TOP MANAGEMENT――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 小澤美紀 医療法人社団 三喜会 鶴巻温泉病院 看護部長
 最善のリハビリとサービスは“すべての職種は対等”から

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『働き方ビジョン検討会』が描く
看護の将来像

『働き方ビジョン検討会』が示した新たな医療と看護 /松田晋哉

[対談]これからの看護師の働き方と看護教育は、どうなるのか /熊谷雅美・中島由美子

ある医療過疎地域が導き出した、これから求められる看護師の形
三重県のプライマリ・ケア エキスパートナース /澁谷咲子・西田智珠

地域医療で活躍する看護師像を考える
~プライマリ・ケア エキスパートナース~ /松島由実


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピテンシーをより深く学ぶ ⑥ /小林康司
コンピテンシーQ&A ③

地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る⑥ /上谷紀子
 「顔の見える関係づくり」の推進で多職種の連携・協働を強化

私が今、新人看護師長に戻れたなら ⑥ /吉村浩美
失敗を恐れずに変革を目指して行動する


教育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

看護師国家試験 /フラピエかおり
第106回試験を踏まえた第107回試験への指導

基礎から学ぶルーブリック評価 ⑥ /森田敏子
ルーブリックの作成手順─作成4つのstepと4つの構成要素─

これからの看護師は「まち」の中の「いえ」で学ぶTOHOいえラボプロジェクト ⑤ /横井郁子
「まち」も学習環境

投稿 /中尾美智子・土屋世都子
成人看護学実習の指導にクリニカルパスと臨地実習行動計画表を併用した取り組み


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Topics /渡辺美佐緒
看護師の離職率は常勤10.9%、新卒7.8%
介護保険、自己負担割合を3割に引き上げほか

行政の動き /水巻中正
人口2053年に1億人割れ50年後8808万人で
働き手は4割減、経済に打撃ほか

私のロールモデル ⑥ /井部俊子
私のロールモデルはタイガー?

こころをみつめる BOOK GUIDE Vol.114 /皆藤 章
佐藤初女著『いのちをむすぶ』
1,540円
特 集
認知症をどう教えるか
これからの基礎教育に求められるものとは

 社会における認知症高齢者の増加に伴い、一般病棟においても認知症患者に出会う機会が多くなってきているなど、認知症患者は看護の対象としての比重が大きくなっており、今後ますますこの傾向は強まると予想されます。看護基礎教育においても認知症に対する教育を充実させるという流れが加速しています。一例として、認知症についての科目を老年看護学とは別建てとし、講義時間を十分に確保して教育にあたる大学も増えてきています。そこで今回の特集では、超高齢社会での基礎教育における認知症教育の在り方を、本質からの考察と、いくつかの試みなどをとおして考えていきます。

●目次
TOP MANAGEMENT――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 樋口幸子 東京都済生会中央病院 看護担当副院長兼看護部長
 「救療・済生」の実現は充実した教育から

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

認知症をどう教えるか
これからの基礎教育に求められるものとは

看護基礎教育において認知症教育をどう位置づけるか /種市ひろみ

急性期病院における認知症看護の課題と看護基礎教育への提案 /湯浅美千代

看護基礎教育における認知症教育の実際①
認知症ケアへの関心を高める介護老人保健施設での実習 /梅﨑かおり・堀内ふき

看護基礎教育における認知症教育の実際②
認知症をもつ人に寄り添い尊厳を重視した対応力修得を目指す
認知症模擬患者を活用した演習 /百瀬由美子

看護基礎教育における認知症教育の実際③
認知症高齢者を支えていくための認知症サポーター養成講座の受講 /向井早霧

看護基礎教育における認知症教育への期待
臨床の立場から /上野優美


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピテンシーをより深く学ぶ ⑤ /佐藤博子
コンピテンシーQ&A ②

地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る ⑤ /平野一美
他施設を知り、互いのスキルを活用するための「つながる会」の実際と今後の展望

投稿 /樺澤一之・山口浩美
潜在看護師復職支援プログラム構築のための要因分析

私が今、新人看護師長に戻れたなら ⑤ /松浦正子
主体的に目標を設定し、創意工夫や応用をしながら探求する


教育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

基礎から学ぶルーブリック評価 ⑤ /森田敏子
ルーブリック作成の思考法

これからの看護師は「まち」の中の「いえ」で学ぶTOHOいえラボプロジェクト ④ /横井郁子
職場や職種を超えて語り合うための「いえ」

投稿 /尾出由佳・柴田いつ子・清宮葵・林きよこ
 「論理的思考」×「母性看護学概論」×「図書室」のコラボレーション授業の紹介


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Topics /渡辺美佐緒
福岡女学院看護大が多言語コースを新設/
特定行為研修、新たに11機関を指定ほか

行政の動き /水巻中正
厚労省 受動喫煙防止で法案
「 敷地・屋内全面禁止」目指すほか

私のロールモデル ⑤ /川野良子
個性を活かし伸ばしてくれたロールモデルの姿

こころをみつめる BOOK GUIDE Vol.113 /皆藤 章
語り/小林ハル 構成/川野楠己 『最後の瞽女 小林ハル 光を求めた一〇五歳』
1,540円
特 集
師長が育つ9つの条件

 師長は日々の管理業務の中で成長していきますが、具体的にどのような経験が成長を促しているのでしょうか? もし、師長の成長を促した要因を知ることができれば、計画的で効率的な師長の育成が、どの施設でも可能になるかもしれません。そこで今回の特集では、藤田保健衛生大学の水野暢子氏の研究から示唆された『師長の主体的なキャリア発達を促した9つの要因』についての紹介と、その9つの要因に関連すると考えられる研修などの紹介から、師長の育成にはどのような支援体制の整備、充実が必要なのかを考えていきたいと思います。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 佐藤八重子 九段坂病院 看護部長
 3領域の病棟を備え、都心の地域包括ケアを支える

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

師長が育つ9つの条件

師長のキャリア発達を促す9つの要因
 師長の育成にはどのような支援体制が必要なのか /水野暢子

要因① 看護中間管理者としての発達を促す体験
 師長会が主体的に取り組んだワンモアプラン /熊谷はじめ

要因② 上司によるメンタリング
 師長のプライドを尊重した上席者からのフォローアップ /河野秀一

要因③ 同僚の支え
 組織に貢献できるコンピテンシーモデルを活用した看護長研修 /眞野惠子・髙井亜希

要因④ 他部門との協力
 極めよう! 医師との信頼関係 /齋藤由利子

要因⑤ 看護中間管理者として必要な能力に対する認識の深まり
 師長に求められている能力を知りマネジメント能力を高める具体策 /永瀬隆之

要因⑥ 看護中間管理者の役割の明確化
 メンタルヘルスチェック票を活用した働きやすい職場づくり /荒川千春

要因⑦ 自己のキャリア発達に対する主体的態度
 新任看護師長の成長を促す体制づくり
 計画的新任看護師長育成研修の実際 /木村麻紀・木村弘江

要因⑧ キャリア発達行動の成果と確認
 マネジメントラダーを看護師長の育成にどのように生かすか /原田美佐・福田美登里・板垣伸子・西村淑乃・猪上妙子

要因⑨ 看護という職業の意味
 自身の看護観を見つめ直し、知識の共有を図る副看護師長へのナラティブ /西村路子・小寺利美・加賀有未


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピテンシーをより深く学ぶ ④ /武村雪絵
コンピテンシーQ&A ①

地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る ④ /秋山みどり
患者の思いを支え地域につなげるための「退院支援」「地域連携」の取り組み

私が今、新人看護師長に戻れたなら ④ /木村弘江
日々の実践のなかから学び師長としての成長につなげる


教育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

基礎から学ぶルーブリック評価 ④ /森田敏子
シラバスと授業改善および「ルーブリック評価」との関連

これからの看護師は「まち」の中の「いえ」で学ぶTOHOいえラボプロジェクト ③ /横井郁子
学生の創造力


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Topics /渡辺美佐緒
女性医療職の支援議連設立/
専門看護師が11分野で1883人にほか

行政の動き /水巻中正
国の借金1066兆円 1人当たり840万円
基礎的財政収支は2020年度8兆円の赤字ほか

リポート /編集部
女性医療職エンパワメント推進議員連盟設立総会開催

私のロールモデル ④ /池西靜江
ロールモデルから学び得た教育のおもしろさ

こころをみつめる Book Guide Vol.112 /皆藤 章
岡潔著『春宵十話』
特 集
新人看護職員研修の最前線 2017

 2014(平成26)年2月に「新人看護職員研修ガイドライン」が発表されてから3年近くが経ち、全国各地の施設では自施設に合った新人研修の体制の整備や研修プログラムの構築が進められています。そんななか、教育担当者や実地指導者の育成、人員の確保を課題としてあげるほかに、そもそも新人研修をどのように行っていけばよいかという悩みをもつ管理者もいるようです。
 新人研修の充実は、新人の離職やリアリティショックの防止につながるだけでなく、看護学生のその病院への入職の決め手にもなりうるため、看護の質を一定に保つという意味でも重要であるといえます。
 今回の特集では、新人看護職員研修について、体制の整備といった研修を実施するための基本を押さえつつ、効果を高めるためにどのような取り組みをすればよいのかについて多数の施設の事例をもとに様々な視点から取り上げていきます。また、労務管理の面から新人看護職員研修をとらえ、正しい研修のあり方を考えるきっかけとなることを目指します。
 また、本誌と同日発売の『看護展望』2017年3月号では、新人看護職員研修のカギを握る実地指導者の育成・支援に焦点をあてた特集『新人看護職員研修のキーパーソン「実地指導者」が伸びない理由と解決策』を掲載しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。

目次
Part1
成果と定着率が高まる新人看護職員研修
 「 急がば回れ」の精神で新人の意識向上を目指した研修を
 /勝眞久美子

Part2
新人を教える側の心構え
 これからの新人教育に必要なこととは自ら考えることができる人材に育てるために
 /河野秀一

Part3
企業の例から新人研修を考える
 人材開発の鉄則から学ぶより良い新人研修のあり方
 /中原淳氏に聞く

Part4
新人看護職員を知る
 新人の特徴を踏まえた効果的なかかわりと育成
 /井手芳美

Part5
事例
新人研修の実際(病院規模別)
[名古屋大学医学部附属病院](1035床)
 職業人としての知識・技術・態度の習得を目指した卒後臨床研修制度
 /山口弘子・早津直・木村明子・山本陽子

[北海道大学病院](936床)
 「つながり」を大切にし個を尊重した新人教育支援体制の構築
 /山谷敦子

[焼津市立総合病院](471床)
 新人看護師の定着の促進を目指し一人ひとりていねいにかかわる新人研修
 /古井知恵子

[JA長野厚生連 篠ノ井総合病院](433床)
 チーム医療の推進と実践能力を高めるための教育を目指して
 /山越かおり

[鳥取県済生会境港総合病院](197床)
 学ぶことを大切にする職場風土を目指し看護職一丸で取り組む人材育成
 /山本博子

[出雲市民病院](180床)
 リフレクションを中心に置いた学習意欲の向上につなげる新人研修
 /渡部愛子・飯島仁美

教育担当者の確保・育成・サポート
[札幌医科大学附属病院]
 大学と病院との連携による臨床看護教育者の育成
 /梅田聖子

[IMS(イムス)グループ]
 新人の育成と職場定着を目指す教育担当者の確保・育成・サポート
 IMSグループの強みを生かした教育
 /北神洋子・五藤美和

新人看護職員の心身のケア
[伊勢赤十字病院]
 新入職看護職員へのメンタルサポート面談の導入
 看護専門職としての出発を支援する組織体制の構築を目指して
 /松嵜美紀・中井茉里・谷眞澄

入職前研修
[東京医科歯科大学医学部附属病院]
 不安軽減と継続教育を目指した卒前看護技術研修
 /鬼澤かおる・橋本素乃・橋本瑞歩

[名古屋市立大学病院]
 自己研鑚の意識の芽生えを目指した就職前研修
 /平岡翠・早川則子

2年で一人前の教育
[一般財団法人神奈川県警友会 けいゆう病院]
 高いレベルの看護を実現する集合教育と職場内教育(OJT)の実践
 /鈴木加菜子・近藤美知子

2年目以降の研修
[大阪医科大学附属病院]
 PNS を活用した支援で2年目看護師の課題を克服
 /中山サツキ

アドバイザーを導入した新人研修
[一般社団法人福岡県社会保険医療協会社会保険仲原病院]
 アドバイザー派遣事業を活用した新人看護職員研修の体制整備
 /寺田豊子・岡美智子・斧田富美子・中原瑞穂

訪問看護における新人研修
[洛和会ヘルスケアシステム]
 組織の総合力を生かした訪問看護における新人研修体制の構築
 /二股美由紀

[訪問看護ステーションあかし]
 チームとして成長することを目指した訪問看護における新人研修
 /加藤希

Part6
新人看護職員研修に関する労務管理
 労務管理を踏まえたより良い新人看護職員研修の構築
 /加藤明子・浜田純子
1,540円
特 集
[3月臨時増刊号連動企画]
新人看護職員研修のキーパーソン
「実地指導者」が伸びない理由と解決策

 2010(平成22)年4月から新人看護職員の卒後臨床研修が努力義務化となり、新人研修を整えていく病院や施設が増えつつあります。そんななか、新人看護職員に最も近い位置で指導にあたる実地指導者は、新人看護職員が基礎教育で学んできたことを臨床での実践に結び付けるためのフォローを行う大切な役割をもつことから、その育成には新人看護職員と同じくらい力を注がなければなりません。しかし、実地指導者に関しては「人員が不足している」「ほかのスタッフからのサポートがない」「新人に教えることが難しい」などといった悩みをもつ施設が非常に多く、様々な制限のなかでいかに実地指導者が役割を果たしていくかが課題であるといえます。そこでこの特集では、どのように実地指導者を育成していくかを考え、さらに各施設における実地指導者育成の事例をみていくことで、新人研修に貢献できる実地指導者の育成のあり方を提起します。


●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 本舘教子 聖マリアンナ医科大学病院 副院長・看護部長
 急性期の看護にもセルフケア看護の視点が必要

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

新人看護職員研修のキーパーソン
「実地指導者」が伸びない理由と解決策

実地指導者をいかに育成していくか
 実地指導者の育成と支援における看護管理者の果たす役割 /高橋弘枝

 大阪府看護協会が支援する実地指導者育成の実際 /中田淳子

実地指導者の育成の実際
 チーム支援型体制の要「部署教育担当者」の育成 /赤羽治美

 参加体験型学習を導入した実地指導者の育成 /妹川美智・岸山好美・赤星衣美・萩原絹子

 経験を概念化し新人の成長を促す支援を考えるための新人実地指導者の育成 /和田みゆき・片谷寿恵・篠山薫・宮崎奈々

 「実地指導者の育成」につながる学校と病院の連携 /水方智子・大谷弘恵・怒和由美子・出井まち子


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピテンシーをより深く学ぶ ③
東京大学医科学研究所附属病院座談会【後編】
第2ステップの学習会を終えた今、私たちが新たに取り組んでいること

地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る ③ /黒瀬正子・茅原和子
地域医療で課せられた役割を担うための3つの連携

私が今、新人看護師長に戻れたなら ③ /小坂智恵子
病院組織の屋台骨として人に関心をもち、自分を磨く


教育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

基礎から学ぶルーブリック評価 ③ /森田敏子
学習課題に対する教員と学生の悩みに寄り添うルーブリック評価

これからの看護師は「まち」の中の「いえ」で学ぶTOHOいえラボプロジェクト ② /横井郁子
洒落た“いえ”を目指す

投稿 /村松由紀・甲賀ひとみ・王麗華・奥平寛奈
看護学領域をとりまく漢方の研究動向について


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Topics /渡辺美佐緒
厚労省がパウダー付き医療用手袋の切り替えを要請/
トイレに放置された難病患者が死亡ほか

行政の動き /水巻中正
通常国会が開幕 安倍首相が施政方針
新しい国創りを提唱、憲法議論を呼びかけほか

特別寄稿 /橋本亜希子・田村敦宏・重元博道
看護師等免許保持者の届出制度について

私のロールモデル ③ /別府千恵
遠くから憧れて

こころをみつめる Book Guide Vol.111 /皆藤 章
マザー・テレサ著 ジャヤ・チャリハ&エドワード・レ・ジョリー編 いなますみかこ訳『マザー・テレサ日々のことば』
1,540円
特 集
本当の指導につながる
実習指導者育成の改革

 実習指導者の養成のために行われている実習指導者講習会ですが、そのプログラムの1つとして実習指導案作成演習が組まれています。この演習においては、たとえば、三観(指導者観・学習者観・教材観)を基に指導案の作成をするよう指導していることが多いのではないでしょうか。しかし、本来はそういった観点にとらわれずに自由に指導案を作成してもよいのではないかという考えが出てきており、その考えのもとで、新たな取り組みを始めている施設が徐々に増えつつあります。そこでこの特集では、新しい取り組みをいち早く始めている施設に、講習会をより良いものにしていこうと思った経緯やどのような取り組みを行っているのかについてご紹介いただきます。さらに講師として実際に指導に携わっている目黒悟先生、永井睦子先生にもこのような取り組みの意義や実際の教育の内容について述べていただくことなどで、実習指導者の養成のみならず、実習指導者の育成・指導力向上に向けての示唆を読者に提供したいと考えます。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 本間佳子 東京逓信病院 看護部長
 看護の質の可視化を追求する

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本当の指導につながる
実習指導者育成の改革

総論
 教える人を育てるとはどのようなことなのか /目黒 悟
 ~新しい実習指導者育成の方向~

秋田県立衛生看護学院の実習指導者講習会
 実習指導者養成に「授業デザイン」と「授業リフレクション」を取り入れて /斎藤みすず

 実習指導者養成教育で大切にしたいこと /永井睦子
 秋田県立衛生看護学院での実習指導演習の展開

 ロールプレイと授業リフレクションから学んだこと /金ひとみ

 学生と共に育つ実習指導を目指して /櫻庭真澄

 体験から感じ、考え、動き、成長する指導者を目指して /鎌田奈都子

大学が主催する実習指導者研修会
 指導のあり方を考えるための実習指導者研修会 /久保幸代

病院が主催する臨床実習指導者研修
 授業リフレクションをとおして実習指導者を育成する /吉澤壽子・半田光代

専門学校が主催する臨床実習指導者会議
 実習指導者と教員が共に実習指導を振り返る /前田馨子・秋元恵子


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピテンシーをより深く学ぶ②
東京大学医科学研究所附属病院座談会【前編】
「第2ステップの学習会で私たちが学んだこと」

私が今、新人看護師長に戻れたなら② /若林稲美
揺れ動く医療界と向き合い柔軟な姿勢で管理に取り組む

地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る② /中島洋子
地域における看護連携の充実を目指した「有明地区看・看連携」の取り組み


教育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

基礎から学ぶルーブリック評価② /森田敏子
ルーブリック評価を使う目的と必要性、利点
―これまでの評価との違いから―

これからの看護師は「まち」の中の「いえ」で学ぶTOHOいえラボプロジェクト① /横井郁子
『いえラボ』って何?


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Topics /渡辺美佐緒
AIを活用した転倒転落予測システムのベータ版が完成/改正がん対策基本法成立ほか

行政の動き /水巻中正
カジノ解禁法案 衆院本会議で可決、成立ほか

BOOKS /松原まなみ
目黒悟著 『教えることの基本となるもの;「看護」と「教育」の同形性』

私のロールモデル② /樋口春美
ロールモデルから学んだ相手を思う心

こころをみつめる Book Guide ●Vol.110 /皆藤 章
水野仁輔著『カレーの奥義;プロ10人があかすテクニック』
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