Guitar Magazine(ギターマガジン) 発売日・バックナンバー

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特集
俺とギターとライブハウス

ギタリスト17人の書き下ろし原稿
自身が育った愛するハコへの徒然

今月は特集の予定を急遽変更し、ギタリスト17人による随筆集をお届けしよう。原稿のテーマはずばり「ライブハウス」。自身を育てた愛するハコへの思いを、存分につづってもらった。第一線で活躍する彼らの人生において、ライブハウスはどんな場所であり、そこにはどんなドラマがあったのか? その果てに得た答えとは?

・横山健(Ken Yokoyama/Hi-STANDARD)
「ライブハウス」

・マキシマムザ亮君(マキシマム ザ ホルモン)
「おっぱいを揉まずに死ぬ気か?」

・田渕ひさ子(ナンバーガール)
「部屋ギグ上等」

・角舘健悟(Yogee New Waves)
「爆音と奥の光」

・小出祐介(Base Ball Bear)
「下北沢GARAGEと僕」

・増子真二(DMBQ)
「僕のライブハウス事始め」

・古市コータロー(THE COLLECTORS)
「あの頃の自分がたくさんいるライブハウスを想って」

・有馬和樹(おとぎ話)
「バンドをやるということ。」

・高田漣
「ライブ・ストーリーは突然に」

・玉置周啓(MONO NO AWARE)
「非現実」

・志磨遼平(ドレスコーズ)
「ステイ・ホーム、ソーシャル・ディスタンス」

・ANCHANG(SEX MACHINEGUNS)
「ライブハウスは危険なところ」

・大澤敦史(打首獄門同好会)
「そんなわけで皆様 また、ライブハウスで会いましょう」

・中尊寺まい(ベッド・イン)
「部屋とYシャツとライブハウスと私。」

・Kuboty
「ライブハウスのすゝめ」

・ワダマコト(カセットコンロス)
「ライブ・バーにも溢れるこだわりの音。」

・西田修大
「ほとんどのことはライブハウスが教えてくれた」

■LONDON RHAPSODY in GIG ~写真家・トシ矢嶋が収めたロンドンの熱狂ギグ

爆音と歓声、漂う熱気と一体感。ライブで人々が得られる快感は、全世界共通だ。ここからは、1975年より四半世紀近くロンドンに在住し、現地の名だたるミュージシャンを撮り続けた写真家、トシ矢嶋によるライブ・ショット群をお見せしたい。これらが撮影された70~80年代のロンドンといえば、パンク、ニューウェイブ、ネオ・モッズ、スカ/レゲエ、ヘヴィメタルなど、種々のサウンドが地鳴りのように渦巻いた時代。当時のカオティックな情景を脳裏に浮かべながら、ライブハウスという濃厚な空間へ思いを馳せてもらえれば幸いだ。

■ザ・ストロークスの衝撃。

2001年に『イズ・ディス・イット』で華々しいデビューを飾ったザ・ストロークス。ロックンロール新時代の幕開けを21世紀の突入とともに高らかに宣言し、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやテレヴィジョンなどを彷彿させる独自の雰囲気をまとったサウンドにより音楽シーンを席巻、“ガレージ・ロック・リバイバル"と呼ばれるムーブメントも作り上げた。その彼らが待望の新作、『ザ・ニュー・アブノーマル』を発表。ロックンロール・ギターの新しい形を提示したふたりのギタリスト、アルバート・ハモンドJr.とニック・ヴァレンシの魅力に改めて迫る。

■GM SELECTIONS(※電子版には収録されておりません)
・「夏なんです」はっぴいえんど

■INTERVIEW & GEAR
・高城晶平(Shohei Takagi Parallela Botanica)
・さかしたひかる(ドミコ)
・ジョン・ヘリントン

■INTERVIEW
・角松敏生
・ジミー・ジョンソン

■PICK UP
・鈴木茂のストラトキャスター、ついに復刻せり。
鈴木茂のトレードマークと言えば、長年愛用するあのフィエスタ・レッドのストラトキャスター。これに異論を挟む人はいないだろう。70年代より幾多の歴史的名盤を彩り続ける伝説の1本だが、はっぴいえんどのデビューから50周年となる今年、ついにあのギターが復刻されることとなった。フェンダーカスタムショップによる最高の技術と本人の監修により、これ以上ないクオリティの1本が完成したと言えるだろう。その全貌をここで明らかにしたい。

・追悼 ビル・ウィザース
活動期間はわずか15年ほどにもかかわらず、音楽業界から姿を消したあとも愛され続ける稀代のソウル・シンガー/ソングライターがこの世を去った。ビル・ウィザース、享年81。ギタリストとして巧者というわけではないものの、アコギを力強くかき鳴らしながら歌われる楽曲は、ギター弾きならではの無骨で温かい雰囲気で満ちていた。彼の楽曲と、それを借りた数多のギター名盤に思いを馳せながら、ここに追悼企画をお届けする。

■連載
・俺のボス/ビートりょう(THE BOHEMIANS)
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・ジャキーン! ~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から

■NEW PRODUCTS REVIEW
FENDER/PARALLEL UNIVERSE II JAZZ STRAT
GIBSON USA/LES PAUL SPECIAL TRIBUTE P-90
CHARVEL/DINKY DK24 HH 2PT CM THREE-TONE SUNBURST
VOX/BOBCAT S66
SG TECH/SGT-3DPEGS
BENSON AMPS/PREAMP PEDAL
QUILTER/PHANTOM BLOCK
【特集】
Who Is The Most “Funky”?
一番ファンキーなブルースマンって誰よ?

ファンク・ウェーブに乗っかり、
“踊れるブルース”を生み出した
ゴキゲンな男たちのギターに痺れろ!

ファンキー・ブルース──。
この言葉にピンとこない読者がいたら、とりあえずこう説明しておこう。
“16のダンス・ビートにノッたブルージィなギター”、と。

時は1960年代中盤。
ファンクの帝王=ジェイムス・ブラウンの快進撃により、
ブルースマンたちは変革を求められていた。

時代の中心のひとつとなったファンクへの対応、
そのビートに乗せるべきブルージィなギター、とは一体……。

数多くのブルースマンたちがこの難題に挑戦し、
70年代までに数々の“ファンキー・ブルース”名演を生み出したのである。
時代の荒波=ファンクを乗りこなしたゴキゲンな男たち──。
本特集は、そんな彼らにスポットライトを当てた物語である。

と、ここまでが簡単なあらすじではあるが、座学的なお勉強はほどほどに。
ファンキー・ブルースはとにかく、踊れて楽しい音楽なのだ!

現代を生きるギタリスト諸君ができることはただひとつ、
偉人たちのプレイを聴いて学び、ビートにノッて弾きまくること!

本特集を通して、ファンキー・ブルースの波に巻き込まれるのだ~。

■ファンキー・ブルース、駆けつけ三杯6種盛り
■時代の荒波=ファンクを乗りこなした、ゴキゲンな男たちのお話。
■ファンキー・ブルースマン9人衆。
 ローウェル・フルソン
 フェントン・ロビンソン
 アルバート・キング
 スモーキー・ウィルソン
 ジョニー・ギター・ワトソン
 フィリップ・ウォーカー
 フレディ・ロビンソン
 ジュニア・ウェルズ&バディ・ガイ
 T-ボーン・ウォーカー
■ゴキゲンなギター炸裂! ファンキー・ブルース名盤26
■証言構成:アルバート・キング、1977年の追憶
■菊田俊介に聞く、ファンキー・ブルースとは?
■奏法/ファンキー・ブルースの常套句
■ファンクだってブルースする? ~GM辻のファンキー酒場放浪記~

■フェンダー・メイド・イン・ジャパン・ヘリテージ
日本製の新たな象徴へ。
ビンテージ・フェンダーの正統なる継承。

■UKポスト・パンクとカッティング。1978-1980
カッティングで未来を切り開いた70年代後半、英国パンクスたちの物語。

■FEATURED GUITARISTS
テオ・カッツマン

■INTERVIEW
・コリー・ウォン
・トム・ミッシュ
・加藤隆志(東京スカパラダイスオーケストラ)

■PICK UP
・GENZLERアンプの実力をチェック!feat.高田漣
・KR'Z ナノダイヤモンド ケーブル

■PROFESSIONAL GUITAR FILE
堀口知江(LEARNERS)

■アンプがないとね、音は出んのだよ。
安野勇太(HAWAIIAN6)

■月刊 足下調査隊!
田中“TAK”拓也

■連載
・俺のボス/オカモトコウキ(OKAMOTO'S)
・ESP Lovers Gallery/高崎晃(LOUDNESS)
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・Opening Act/MOSHIMO
・ジャキーン!~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
・ギターが思い切り弾けるプライベート・スタジオ

■NEW PRODUCTS REVIEW
EPIPHONE/MASTERBILT EXCELLENTE
FENDER/AMERICAN ACOUSTASONIC STRATOCASTER
CHARVEL/PRO-MOD SO-CAL STYLE 1 HH FR E GLOSS BLACK
LINE 6/POD GO
ZOOM/G11
QUILTER/TONE BLOCK 202
【特集】
プロ50人に聞くサウンドメイク論
もしも、ペダル3台だけでボードを組むなら?

ついに実現、通称“もしペダ"企画! 今月は50人のプロフェッショナルに“もしも、ペダル3台だけでボードを組むなら?"というお題のもと話を聞いてみました。で、結論から言っちゃいますと、回答がほんっとうにバラッバラでした。最後に人気モデル・ランキングをやろうと思っていたんですが、それが実施できなかったくらいですからね。まさに多様化の時代です。ただし、見えてくるのは単なるエフェクターのトレンドだけではありません。ギタリストたちが今求めているサウンドをどう作るのか、その思考回路までもが3台の組み合わせからひしひしと伝わってくるのです。皆さんも“自分ならどれとどれかな?"と、令和最初の無茶ぶり制約ゲームを楽しんで下さい。ハッシュタグは「#もしペダ」で! (何のだよ?)

■INDEX
田渕ひさ子(NUMBER GIRL)/鈴木茂/トム・ミッシュ/マーク・スピアー(クルアンビン)/田中義人/アイザイア・シャーキー/コリー・ウォン(Vulfpeck)/土方隆行/ミヤ(MUCC)/弓木英梨乃/滝 善充(9mm Parabellum Bullet)/生形真一(Nothing's Carved In Stone)/戸高賢史(ART-SCHOOL/MONOEYES)/美濃隆章(toe)/ホセ・リオス(アンダーソン・パーク&ザ・フリー・ナショナルズ)/マーク・レッティエリ/長田カーティス(indigo la End)/キダ モティフォ(tricot)/林宏敏/竹村郁哉(Yogee New Waves)/オカモトコウキ(OKAMOTO'S)/カナ(CHAI)/神田ジョン(PENGUIN RESEARCH)/HIROKAZ(04 Limited Sazabys)/武田信幸(LITE)/楠本構造(LITE)/ネルス・クライン(Wilco)/西田修大/TAKU(韻シスト)/山内総一郎(フジファブリック)/真壁陽平/名越由貴夫/フジイケンジ(The Birthday)/真鍋吉明(the pillows)/ヤマジカズヒデ(dip)/和嶋慎治(人間椅子)/増子真二(DMBQ)/ケンゴマツモト(THE NOVEMBERS)/井上銘/藤井友信(MUSIC FROM THE MARS)/春畑道哉(TUBE)/ピート・ソーン/エジマハルシ(ポルカドットスティングレイ)/鈴木健太(D.W.ニコルズ)/曾國宏(落日飛車)/三根星太郎(犬式)/山岸竜之介/村田善行/細川雄一郎(プロ・ペダリスト/CULT)/下総淳哉(The EFFECTOR BOOK)

■デジマートで売れたエフェクターを調べてみた。
熾烈を極める昨今のペダル・シーン。実際にユーザーからの支持が高いペダルは何なのだろうか? 本特集に伴ない編集部は、楽器専門検索サイト“デジマート"における売上データを集計してみた。ちなみに本誌2018 年2月号『歪みペダル2017-2018』でも同様の企画を行なったが、それから約2 年を経た今、最新のランキングはいかに? まずは歪みペダル編からどうぞ!

■ペダルボード周りのアクセサリーを集めてみた。
ここではミニ・コーナーをお届け。パッチケーブルやパワーサプライなど、ボード周りのアクセサリーのチョイスに迷うギタリストも多いのでは?そんな迷えるギター弾きたちに、ギタマガ厳選のオススメ・アイテムを紹介!

■追悼:アンディ・ギル(ギャング・オブ・フォー)
イギリスが誇るポスト・パンク・バンドの雄、ギャング・オブ・フォーのギタリスト=アンディ・ギルが2月に急逝した。70年代後半のデビューから現在まで精力的に活動していただけに、この報はまさに青天の霹靂である。いわゆる一般的なグッド・トーンとは程遠い鋭い刃のようなギター・サウンドや破壊的なノイズ、不協和音もアウト・テンポもなんのその。常にアンチ・コマーシャルでアーティスティックな姿勢を貫いた彼は、真の意味で自由な音楽家/ギタリストであった。そして並居るパンク・ギタリストの中でも、間違いなく指折りの男だったと言えるだろう。そんなアンディ・ギルから、我々は今、何を学ぶべきなのだろう? 今ここで、故人の軌跡をじっくりたどることでその答えを探したい。友人でもあった布袋寅泰のコメントなども含めて、多方面から彼の魅力を掘り下げていく。

■GM SELECTIONS ※電子版には収録されていません
・「White Room 」Cream

■INTERVIEW
パット・メセニー
ジェフ・パーカー

■PICK UP
・北欧フィンランドが世界に誇るルオカンガス・ギターズのすべて。
去る2月、GM編集部はフィンランドへと旅立った。向かった先はルオカンガス・ギターズの工房。本編で紹介する“Valvebucker"を始めとした革新的なアイディアと徹底した“ハンドメイド"へのこだわりで、今、世界中から注目を集めているギター・ブランドである。ヨーロッパが誇る名工=ユハ・ルオカンガスを筆頭に、少数精鋭で限られた数のギターしか作らない彼ら。そこには求めるクオリティを実現するためのこだわりや、フィンランドならではの仕事に対する取り組み方があった。同国を代表する観光雑誌にまで紹介される、ルオカンガス・ギターズというブランドの全貌を見ていこう。

・気鋭ショップが仕掛ける富山発のギター・ブランド Stilblu
セレクト・ショップのBlue Guitars が展開する富山発のギター・ブランド、Stilblu。立ち上げから現在までのストーリー、こだわりのスペックなどに迫る。

・The NAMM Show 2020レポート
長い歴史を持つ老舗ブランドから注目の新鋭ブランドまで、世界中の楽器メーカーが一堂に会する最大の楽器イベント、The NAMM Showに今年も編集部が潜入! この日のために作られた特別モデルや各社渾身の新製品の中から、ギター・マガジンが注目するプロダクトを紹介していこう。

■PROFESSIONAL GUITAR FILE
鈴木茂

■アンプがないとね、音は出んのだよ。
野村義男

■月刊 足下調査隊!
森園勝敏

■連載
・俺のボス/夏目創太(挫・人間)
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・Opening Act/sikisi
・ジャキーン! ~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から

■NEW PRODUCTS REVIEW
FENDER/PLAYER LEAD II
EPIPHONE/SHINICHI UBUKATA ES-355
JACKSON/X SERIES SOLOIST SL3X
PEDAL DIGGERS/Ø8
SINGULAR SOUND/AEROS LOOP STUDIO
MIKME/MIKME
特集
ジョン・フルシアンテ、帰還!

ジョン・フルシアンテ、帰還ーーー。

昨年の12月15日、ジョンがレッド・ホット・チリ・ペッパーズに再び復帰すると発表された。2009年に2度目の脱退をしてから、ちょうど10年後のことだった。この報せに世界中のファンが沸いたが、10年間バンドを支えたジョシュ・クリングホッファーの脱退も同時にあったのを考えると、いろいろな意見が出たことだろう。ただ、ギター・マガジンとしては歓喜という言葉しかない。

なぜなら、ジョン・フルシアンテという人は、ギター・ヒーローだからである。

もちろん、彼はポスト・パンクやニューウェイブのアティテュードを持った“アンチ・ギター・ヒーロー"という形容もされていることは重々承知だ。でも、僕らの脳裏に映るのは、ステージで恍惚の表情を浮かべながらカッティングをし、リフを奏で、アドリブ全開のギター・ソロを弾きまくるあの姿だろう。
あの人が弾いているビンテージのギターは一体何なのか? 奇妙なエフェクト音はいったいどのように出しているのか? どんな音楽を聴いてあのスタイルができたのか? そもそも、彼は一体どんな人なのか? 僕らはとにかく、ジョンのことが気になってしょうがなかった。そう思って彼のインタビューを読めば、ドラッグに溺れた時の強烈なエピソードを包み隠さず語ったり、影響を受けたミュージシャンの名前をバンバンと出して異常なまでの音楽愛を全開にしたり、またある時には、瞑想や幽霊といったスピリチュアルな話をしちゃう怪しい一面を見せたり。
こうして僕らはどんどんジョンに夢中になっていく。あこがれの気持ちを抱いてしまう。そんな男をギター・ヒーローと呼ばずしてなんと呼ぶ。ちなみに本誌においてギター・ヒーローという言葉は、考えうる限り最大の賛辞である。そんなジョン・フルシアンテがあのレッチリに帰ってきただと? けっこうじゃないか。ギタマガがやらずに誰がやる。
というわけで、本誌では久しぶりに、“レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリスト=ジョン・フルシアンテ"の特集をお届けする。残念ながら本人の最新インタビューはとれなかったが、今回はレッチリの全参加作品のインタビュー合計7本を収録したほか、機材紹介とプレイ分析もがっつり展開し、ムック本ばりのボリュームで構成した。現在、ジョンを擁するレッチリは新作に取り組んでいるという。今この瞬間にも、海を隔てたどこかであの4人が集まり、音を出しているかもしれないのだ。そのワクワク感とともにこの特集を読んでもらえたら幸いである。

■ジョンが僕たちを魅了する10の理由

■RHCP全ディスコグラフィ

■ギター/ペダル/アンプ徹底解説

■テーマ別に斬る! フルシアンテ奏法、徹底解析。

・音数を削ぎ落としたプレイ
・カッティング
・アルペジオ
・アコースティック・ギター
・コード・トーン
・多重録音によるハーモニー
・盟友フリーとのコンビネーション
・単音リフ
・ジミ・ヘンドリックスからの影響
・ギター・ソロ

■ジョン・フルシアンテ、レッチリの全参加作を語る。
・『Mother's Milk』&『Blood Sugar Sex Magik』
・『Niandra LaDes and Usually Just a T-Shirt』
・『Californication』
・『Californication』
・『By The Way』
・『Stadium Arcadium』Part.1
・『Stadium Arcadium』Part.2

■GM SELECTIONS
・「選ばれざる国民」東京事変

■INTERVIEW & GEAR
・envy

■INTERVIEW
・スタージル・シンプソン
・デヴィッド・スピノザ

■PICK UP
・斉藤和義が行く、ギブソンUSAナッシュビル工場
・すぅのギター工場訪問

■PROFESSIONAL GUITAR FILE
Jose(TOTALFAT)

■アンプがないとね、音は出んのだよ。
小出祐介(Base Ball Bear)

■月刊 足下調査隊!
たかはしほのか(リーガルリリー)

■連載
・俺のボス/牛尾健太(おとぎ話)
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・Opening Act/サトウカツシロ(BREIMEN)
・ジャキーン! ~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から

■NEW PRODUCTS REVIEW
FENDER/AMERICAN ULTRA JAZZMASTER
GIBSON/SLASH LES PAUL STANDARD
GRETSCH/G6120T-HR BRIAN SETZER SIGNATURE
PAUL REED SMITH/SE HOLLOWBODY II
ESP/HORIZON-CTM FR/BM
XSONIC/XTONE

【特集】
鋼鉄の音塊
ジャクソン/シャーベル

●ヘヴィメタルを進化させた、ジャクソンとシャーベルの物語。

●メタル・ゴッズが語る、ジャクソン/シャーベル最強神話。
・スコット・イアン(アンスラックス)
・アンドレアス・キッサー(セパルトゥラ)
・ジェイク・E・リー(レッド・ドラゴン・カーテル)
・フィル・コリン(デフ・レパード)
・ウォーレン・デ・マルティーニ
・マーティ・フリードマン
・ミック・トムソン(スリップノット)
・ウェス・ボーランド(リンプ・ビズキット)
・ロブ・キャヴェスタニィ(デス・エンジェル)
・ミーシャ・マンソー(ペリフェリー)
・ジェフ・ルーミス(アーチ・エネミー)
・パトリック・ウィルソン(ウィーザー)
・アダム・ベントレー(アーチ・エコー)
・ガスリー・ゴーヴァン(ジ・アリストクラッツ)

●ジャクソン&シャーベル USAファクトリー・レポート
●Kubotyが弾き倒す! ジャクソン&シャーベル現行シグネチャー・モデル10本
●ジャクソン&シャーベル・ギター最新ラインナップ一覧表

●GM SELECTIONS ※電子版には収録されていません
「Crazy Train」オジー・オズボーン
「Shot In The Dark」オジー・オズボーン

●THE AXIS' GEAR SPECIAL
布袋寅泰

●INTERVIEW & GEAR
・キダ モティフォ(tricot)
・スティーヴン・マルクマス

●PICKUP
・日本製フェンダーのラインナップにSILENT SIRENのすぅモデルが新登場!
・日本製シャーベルがまさかの復活! MJシリーズの実力を体感すべし。

●PROFESSIONAL GUITAR FILE
直枝政広(カーネーション/Soggy Cheerios)

●アンプがないとね、音は出んのだよ。
Miyako(DEZERT)

●月刊 足下調査隊!
弓木英梨乃(KIRINJI)

●連載
・俺のボス/キダ モティフォ(tricot)
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・ジャキーン! ~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
・Opening Act/yu-ya(vivid undress)
・ギターを思いっきり弾けるプライベート・スタジオ
【特集】
シティポップを彩った、カッティング・ギターの名手たち
〜80年代/真夜中のファンキー・キラー編〜

角松敏生、吉田美奈子、浜田金吾、etc。
80年代のシティポップ・カッティング名演

今月は、2019年4月号『シティポップを彩った、カッティング・ギターの名手たち〜昼下がりのメロウ・グルーヴ編』の続編特集です。

メロウなサウンドが中心だった前回ですが、今回は「80年代/真夜中のファンキー・キラー編」と題し、ギラギラでキラキラでバブリーなシティポップを紹介します。

登場するのは松下誠、芳野藤丸、鳥山雄二、土方隆行など、コンプとコーラスをパンパンにかけてパキパキなカッティングを繰り出す、まさに「80's Japanese Sound」を体現したギタリストたち。

本人たちのインタビューも交えて、名盤の制作秘話、特殊なサウンド作りやカッティングのノウハウなどを紐解きます。

また、今月は久しぶりのCD付属号。2000年12月号に松原正樹が残した「グルーヴ・ギター天国」という極上のカッティング・セミナーを再録します。

■紹介ギタリスト
角松敏生、松下誠、土方隆行、鳥山雄司、芳野藤丸、鳥山雄司、山下達郎、松原正樹、椎名和夫、など

■付属CD企画「松原正樹のグルーヴ・ギター天国」(再掲載)
偉人・松原正樹によるカッティング指南が付属CDで蘇る。ギター・マガジン2000年12月号に掲載された名セミナーを再掲載!

■ミニ特集「今、アジアのシティポップが熱い!」
今、アジアではシティポップが大ブーム!?山下達郎をはじめ、日本のシティポップに影響を受けた、韓国、台湾などの新世代アーティスト/ギタリストたちの実態に迫ります。
■GM SELECTIONS(ギター・スコア)※電子版には収録されていません
・「プラスティック・ラブ」竹内まりや
・「DOWN TOWN」桑名晴子

特集:フェンダー・アンプ大図鑑 1946-2019

ビンテージ図鑑&略年表
愛用者のセッティング
最新モデルなど総力特集!

12月号は、今、最も愛用者が多いと言っても過言ではないフェンダー・アンプの大特集。主役となるのはエレクトリック・ギターの歴史を変えた名アンプの数々だ。貴重な写真満載のビンテージ大図鑑に加えて、愛用者に聞く音作りのノウハウ、最新モデルの紹介など、さまざまな角度でフェンダー・アンプを紐解いていこう。

■ラク~に覚えるフェンダー・アンプ用語講座
今月号はいろんなフェンダー・アンプの写真を眺めているだけでも楽しい企画! でも、解説を読んだら少しマニアックに感じてしまう人もいるかも!? なので、そんな初心者のために、特集でよく出てくるキーワードをさわりだけサクッと解説しましょう~。

■約70年をイッキ見! フェンダー・アンプ略年表
“フェンダー・アンプ特集”ーーギターで言うとテレキャスターでもなければ、ストラトキャスターでもなく、“フェンダー・ギター特集”というわけだ。しかも、ギターよりもアンプのほうが長い歴史を持っているときた……。ここまで言えばどれだけ膨大な内容かがわかるはず。まず特集冒頭では、フェンダー・アンプが歩んできた約70年の輝かしい軌跡を、エポックメイキングな出来事をピックアップしてイッキ見していこう。

■ギター・アンプの常識を塗り替えてきたフェンダーの物語。
ソリッド・ギターのパイオニアとして数多の名器を生み出してきたフェンダー社。その輝かしい歴史は多く語られているが、それよりも長く深い歴史を持っているのが実はアンプなのである。ギター・アンプのスタンダードをいくつも開発したレオ・フェンダーのもとには当時、優秀な人材が多く集まっており、各モデルの設計の裏側ではさまざまな物語があった。そしてその登場人物はいずれも、のちに楽器業界の重鎮になる逸材ばかりだったのである。そんなフェンダー・アンプが歩んできた約70年の歴史を、それを取り巻く重要な人々にフォーカスしながら追っていこう。

■Fender Amps Family History
格式高きフェンダー・アンプの血統
テレキャスターやストラトキャスターよりも長い、70年以上の歴史を誇るフェンダー・アンプの世界。時代の最先端に挑戦し続けるこのブランドは、多くの挑戦や度重なる進化を遂げる過程で膨大な数のモデルを生み出してきた。今回はその中から、CBS期までの約40年間に焦点を当て、フェンダーがそれまでにリリースした真空管ギター・アンプのラインナップを紹介していく。今までも、そしてこれからも、我々ギタリストを魅了し続ける名機たちを、その仕様変遷を追いながらじっくりと見ていこう。

■Char meets Fender New Amplifiers
このたびのフェンダー・アンプ大特集に際し、Charが力を貸してくれた! 現在、フェンダーから発売されている4つの新型アンプをチェックしてもらおう。真空管のないデジタル・アンプが4機種中3機種というラインナップだが、日本が誇るギター・ヒーローは今のフェンダー・サウンドをどうとらえるのか? デジマート・マガジンの動画と合わせて、ぜひ読み進めてほしい。

■フェンダー・アンプに魅せられて。
・マーク・スピアー(クルアンビン)
・鈴木茂
・マイケル・ランドウ
・小沼ようすけ
・エディー・ロバーツ(ザ・ニュー・マスターサウンズ)
・山岸竜之介

ここからは愛用者にその魅力を聞こう。国内外問わず、幅広い世代のギタリストにフェンダー・アンプの使い方などを伝授!

■The Instruments(綴じ込み小冊子)
フェンダー・アメリカン・ウルトラ
~現代ギタリストに贈る極限のアップデート
今秋、フェンダーから新たなシリーズが発表された。その名は、アメリカン・ウルトラ――。新開発の高出力ピックアップ、ストレス・フリーなモダンDシェイプ・ネック、大胆なコンター加工、新たなS︲1スイッチ……看板モデルにはHSS仕様のストラトキャスターを据え、現代ギタリストが必要とするスペックを一挙に取り込んだ。まさに“ウルトラ”・モダナイズ。弾き手をインスパイアするサウンドを作り出す逸品であるこの小冊子では、新シリーズの魅力を探っていこう。

■GM SELECTIONS
・「だれも知らない(Nobody Knows You When You’re Down and Out)」デレク&ザ・ドミノス
・「優しいあの子」スピッツ

■INTERVIEW & GEAR
・福山雅治
・Rei

■INTERVIEW
・小沼ようすけ × 藤本一馬(Inspired Guitar Duo)
・カネコアヤノ × 林宏敏
・ジョナー・トルチン< br
■THE AXIS' GEAR
マニック・ストリート・プリーチャーズ

■PROFESSIONAL GUITAR FILE
小野武正(KEYTALK)

■月刊 足下調査隊!
オータケコーハン

■アンプがないとね、音は出んのだよ。
AKIHIRO(KODAMA AND THE DUB STATION BAND)

■連載
・俺のボス/仲道良(ircle)
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・ジャキーン! 『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・Opening Act/山﨑彩音&狩野省吾
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
・ギターを思い切り弾けるプライベート・スタジオ

■NEW PRODUCTS REVIEW
・FENDER/INORAN JAZZMASTER
・GIBSON CUSTOM/60TH ANNIVERSARY 1959 LES PAUL STANDARD
・PAUL REED SMITH/SE CUSTOM 24 ROASTED MAPLE LIMITED
・CHARVEL/ANGEL VIVALDI SIGNATURE DK24-7 NOVA
・BOSS/KATANA-100 MkII
・MXR/CLONE LOOPER
・ALBIT/TUBE SOUND CONVERTER TC-1
・CLASSIC PRO/CWS810G
特集:J-POP黄金伝説 vol.1 〜歌姫編〜 1995-2001
平成が生んだ奇跡の歌声。
その側にはいつも、ギターがあった。

打ち込みサウンドが全盛の時代において、ギターは人間の感情や歌詞の情景を演出する重要な要素だった―。これは、今回取材したプロデューサーやギタリストが皆一様に口にした言葉である。ユーロビートやトランスの大ブーム、そして何より打ち込みトラックの進化により90年代以降のポップスは大きく変化する。当時のヒット曲を聴き返してみれば、ドラムやベースが実は生音ではないということに気がつくはずだ。では、いち早く技術変革が押し寄せたであろうポップスの制作現場において、一体ギターは何を求められ、いかに対応したのか?そんなミリオン・ヒットの裏に隠されたギタリストの試行錯誤。“時代の音”を作ったプロデューサーと、ギター弾きとの熱き絆。それが本特集で取り上げた全てである。

話が前後してしまったが、今月は“CDが最も売れた時代”だったJ-POPの黄金期、およそ90年代中盤から00年初頭までの特集だ。その中でもメガヒットを量産した女性シンガー、つまり、4つ打ちにヘヴィ・ギターをブチ込んだEvery Little Thing、良質なメロディとイナたいロックが最高の相性を見せたaiko、本格R&B+メロウ・ギターという図式でシーンを席巻した宇多田ヒカル、ハードロックを新感覚エンターテインメントに仕立て上げた相川七瀬、ユーロビートにブ厚いギターを組み合わせた時代の寵児=浜崎あゆみ、軽快なディスコ/ファンクでギターが主役となりえたSPEEDなどなど、平成が生んだ奇跡の歌姫たちとギターの関係にフォーカスしている。これに関してできる限り当事者への取材を決行し、それらの証言を元にしたひとつの結論が冒頭の一文なのだ。

また、余談だが90年代は間違いなく“雑誌の時代”でもあったと思う。当時、何が起きていて何が流行っているのかは雑誌から情報を得ていたはずだ。数々のトレンドも雑誌が仕掛けたものが少なくないだろう。雑誌を読んで何かを知り、人生が変わる。そんな行為そのものをJ-POP黄金時代の追体験として楽しんでいただければ幸いである。

■J-POP歌姫分布図
特集本編に入る前に、今回フォーカスする90年代中頃~2000年代初頭までの、レコード会社と歌姫たちの関係をざっくりと解説していこう。栄華を誇ったJ-POP黄金時代をレーベルとディーヴァを軸に俯瞰してみれば、当時の雰囲気がなんとなくつかめるはずだ。

■J-POP通史ー百花繚乱の“歌姫時代”。
1990年代、平成がまだ始まったばかりの頃。YouTubeもなければApple MusicもSpotifyもなかった。そして現代ほど歌の好みは細分化されておらず、誰もが歌えるポピュラーな楽曲がいくつも存在していた。大ヒット=ミリオンセラーは当たり前、CDバブルと呼ばれた刹那。ZARD擁するビーイングがムーブメントを起こし、小室哲哉のプロデュース作品はカルチャーさえ形成していく。宇多田ヒカルが登場した1998年には、CDアルバムの年間販売数はなんと3億291万3000枚を記録した。才能溢れる数多くの歌姫が生まれた奇跡の時代について、まずはその歴史を簡単におさらいしておこう。

■特別対談
◎伊藤一朗(Every LIttle Thing) × 大渡亮(Do As Infinity)
◎相川七瀬×織田哲郎
◎千秋 × パッパラー河合
◎梶原順×伊秩弘将

■よっちゃんとマーティー、J-POPのギターを考える。

■メガ・ヒット曲から探る、華々しき女性シンガーとギターの饗宴。
Every Little Thing/Do As Infinity/浜崎あゆみ/globe/安室奈美恵/鈴木あみ/aiko/相川七瀬/川本真琴/My Little Lover/ポケットビスケッツ/MISIA/宇多田ヒカル/SPEED/モーニング娘。

大衆の心を掴む絶対的なメロディと女性シンガーの歌唱。これがJ-POPの真髄であることに異論はないが、今回取り上げる時代のJ-POPは主役/脇役を問わず、何らかの形で必ずギターが存在している。無意識に聴くと“これ、ギター入ってたっけ?”と思う曲にも、実は一流ミュージシャンによる魅力的なバッキングや、ド派手なギター・ソロがひしめいているのだ。ここでは、誰もが知るメガ・ヒット曲に刻まれたギター・プレイを譜面で楽しみながら、名だたるアーティストとギターの関係を紐解いていこう。

■Special Interview
◎今剛
◎松尾和博
◎狩野良昭

■INTERVIEW & GEAR
◎生形真一(Nothing's Carved In Stone)
◎MONO NO AWARE

■INTERVIEW
◎真島昌利(ザ・クロマニヨンズ/ましまろ)

■PICK UP
◎追悼 ジミー・ジョンソン
◎ヤマハTHR-IIシリーズ
◎Ariaの技巧を結集したAPII

■THE AXIS' GEAR
◎松本孝弘(B'z)

■PROFESSIONAL GUITAR FILE
◎山内総一郎(フジファブリック)

■月刊 足下調査隊!
◎隅垣元佐(SANABAGUN.)

■アンプがないとね、音は出んのだよ。
◎藤井一彦(THE GROOVERS)

■連載
◎俺のボス/大山聡一(BRADIO)
◎トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
◎ジャキーン!~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
◎Opening Act/South Penguin
◎9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
◎横山健の続・Sweet Little Blues
◎ギターを思い切り弾けるプライベート・スタジオ

■NEW PRODUCTS REVIEW
特集:NeoSoul 2019

SNS時代を軽やかに生き抜く
ネオソウル・ギターとは?

今月の特集テーマである“ネオソウル・ギター"とは、ここ最近、YouTubeやSNSなどネット界隈で見かけるようになった言葉である。試しに“Neo Soul Guitar"と検索してみてほしい。国内外を問わず、多くのギター演奏動画がヒットするはずだ。それらの多くはコードとメロディを1 本で表現するソロ・ギター、もしくはトラックをバックにソロをとっており、音色はクリーンが主体。やや複雑なコード・ヴォイシングを用い、ヒップホップやR&B由来のビート感という共通点も見受けられる。この手法自体はほかの楽器でも以前からあるだろうが、気づけばある固有のギター・スタイルを示す言葉になっているらしいのだ。一体、“ネオソウル・ギター"なるものはいつ生まれ、どんな音楽的背景をもつのか? そもそもネオソウルとはシンガー主体のR&B派生ジャンルでは? そんなギター界のトレンドに潜む謎を追うのが、本特集の大まかな主旨である。特集は大きく分けて2つ。前半部は先端シーンで活躍する若手ギタリストたちのインタビュー集で、彼らは本来的な“ネオソウル"の影響と発展という意味でも、避けて通れない存在だろう。トム・ミッシュ、アイザイア・シャーキー、スティーヴ・レイシーなど、新世代のスターである。おそらくSNS系ギタリストの目指す先であろう彼らは、この現象をどうとらえているのか? そして、後半部では冒頭に述べたネットの世界へ取材班がダイブ。YouTubeやインスタグラムなどを主戦場としたSNS系ギタリストたちに、一連のムーブメントの発端を聞いてみた。果たしてネオソウル・ギターは一過性のブームか? 新時代の幕開けか? 当事者たちの証言で構成する、現代エレキ・ギターの最新事情をとくとご覧あれ。

■イントロダクション:そもそもネオソウル・ギターとは?

■New Generation Heroes
2019年、シーンの先端で躍進する ネオソウル界隈のギタリストたち。

■Special Interview

トム・ミッシュ
SNSネオソウル時代の寵児
“SNS時代を軽やかに生き抜くネオソウル・ギターとは何か?"。本特集の表紙にもあるこの問いかけへの解答として、ひとつの理想形を体現しているのがトム・ミッシュだろう。むしろ彼がシーンに登場したからこそ本特集を実施するにいたった、と言っても過言ではないほどだ。1995年生まれのトム・ミッシュは単なるギタリストではなく、シンガー、バイオリニスト、ビートメイカー、さらにはプロデューサーでもある。にもかかわらず、多くの人が彼のことを新たなギター・ヒーローとして認識しつつあるのは、彼がインターネットでギター動画を投稿することからキャリアをスタートしたことと無関係ではないはずだ。現代におけるギターのあり方を提示してくれる彼に、1年ぶりとなるインタビューを行なっていこう。

スティーヴ・レイシー
iPhoneからグラミー賞を生み出す男
生音でネオソウル・サウンドを作り出すジ・インターネットの一員であり、ギターのみならずプロデュースも担当するスティーヴ・レイシー。ジ・インターネット自体はレイシー加入後初のアルバム『Ego Death』(2015年)がグラミー賞にノミネートされたことで話題を呼んだが、レイシー個人が真に注目を集める契機となったのは、ケンドリック・ラマーの『DAMN.』(2017年)にプロデュースで関わったことだろう。しかもその楽曲「Pride」はなんとiPhoneとGarageBandで作ったもの。新時代の音楽制作手法に誰もが衝撃を受けた。以降も数々のプロデュース行ないつつ、今年は初のソロ・アルバム『Apollo XXI』をリリースするなど快進撃を続けるレイシー。そのみなぎる自信を彼の言葉から感じ取ってほしい。

アイザイア・シャーキー
ゴスペル由来、ネオソウル・ギターの代表格
ギターにおける現代ネオソウル・シーンのキーマンとして頻繁に名があがるディアンジェロとジョン・メイヤーだが、なんとそのふたりのツアー・バンドに共通して参加するギタリストがいる。その名はアイザイア・シャーキー。ディアンジェロの名盤『Black Messiah 』(2014年)に参加したことで一躍トップ・ミュージシャンの仲間入りをした彼は、その後ロバート・グラスパー界隈でも重用され、現在はジョン・メイヤーとツアー中……と言えば、どれだけの重要人物かよくわかるだろう。事実、シーンのギタリストにはアイザイアからの影響を公言する人もかなり多い。今回はそんな彼へ本誌初となるインタビューを実施。さまざまな質問に真摯に応じてくれた彼の一言一句をぜひ見逃さないでほしい。

FKJ
あらゆる楽器でビートを刻むマルチ奏者
ギターやベース、鍵盤、サックス、ドラム、歌、ビートメイク、さらにはミックスまでを自身で行ない、理想とするサウンドを追い求めるFKJ。自己完結型のミュージシャンが増えている現代において、彼は特に注目すべきアーティストだ。音楽性は幅広く、ソウルからR&B、ジャズ、ヒップホップ、エレクトロまでをカバーするが、どの楽曲にも共通して漂うメロウで洗練された響きは、まさに現代のネオソウルとしてカテゴライズできるはず。そんな彼のルーツはギターであり、楽曲にも積極的にギター・サウンドを取り入れているのだが、ギターの本当に“おいしい"部分だけを抽出して配置する使い方はマルチ奏者ならではとも言える。ギターの魅力をどんな視点から見つめているのか、じっくりと聞いてみた。

マテウス・アサト
現代SNSシーンの旗手
インターネットでギターに関する情報や動画をチェックする人ならば、必ずどこかでマテウス・アサトの存在を知るだろう。名実ともに彼は現代のSNSシーンを代表するギタリストと言っていい。長髪にヒゲのワイルドなルックスから飛び出してくる繊細で美しいコード・ワークと、ブルージィで大胆なフレージング。メタルをルーツに持つ彼はフィジカル的なテクニックも相当なものであり、往年のギター・ヒーロー的な要素も感じさせてくれる。決して“ネオソウルど真ん中"のギタリストとは言い切れないが、プレイに漂うメロウなフィーリングにはその一端が感じられるのも確かだ。まだ自身名義の作品はゼロにも関わらず新世代のヒーローとして注目される彼に、現代はギタリストにとってどんな時代なのか聞いていきたい。

メラニー・フェイ
ジャズ的ハーモニーが光る新進気鋭
若く優れた才能が突如として出現する現象はどの世界でも見られるが、SNSとの関係性が強いネオソウル・シーンではそれが顕著だ。1998年生まれのメラニー・フェイは、そんな新鋭ギタリストの中でも特に注目したいプレイヤーである。リーダー作はまだほとんどないが、YouTubeをチェックするとアイザイア・シャーキーとセッションしたり、フェンダーのオフィシャル・デモに起用されたりと、気になる存在であるのはたしか。いざプレイを聴いてみるとコードやフレージングにジャズのバックグラウンドを感じるが、そこにクリスピーな音色を組み合わせつつ、あくまでビート感を重視しているのが現代的だ。そのルーツを探るべく質問を投げかけると、ゲームから始まったという自身のキャリアを語り始めてくれた。

■当事者の証言から探る、SNS時代のネオソウル
本来のネオソウルはあまりギターが目立つようなジャンルではない。そのため、ギター・ヒーローを生み出すのが難しいスタイルではある。が、SNSの登場により、普段裏方だったセッション・ミュージシャンたちやネオソウル好きのギタリストたちが個人で発信力を持つようになってきた。今まで情報の少なかった“ネオソウル・ギター"は注目を集め、SNSを中心に独自の進化を遂げたのだ。ここからはInstagramなどで人気を集めるギタリストたちの証言から、“ネオソウル・スタイル"の特徴や動画撮影のためのノウハウなどを探っていく。

■動画連動:4小節ループで弾くネオソウル的ギター奏法 by 関口シンゴ
ネットにアップされているネオソウル・ギターの動画は洗練されていてカッコいいけど、演奏は複雑だしコード進行も難しそう……と諦めてしまう人、多いのでは? 本コーナーではそんなギタリストのために、どんなコードをどう弾けばネオソウル系ギターが表現できるのか、4小節の短いループを中心に伝授していきたい。インストラクターを務めるのはギタリスト/プロデューサーとして活躍しつつ、自身も各SNSにネオソウル・ギター系の動画を多数投稿する関口シンゴ。すべての譜例はYouTubeのギタマガ・チャンネルの動画と連動しているので、そちらをチェックしつつ弾き進めることでネオソウル・ギターが習得できること間違いナシ!

■国内ミュージシャンに聞く、最新ネオソウル考
TENDRE
Satoshi Anan(PAELLAS)
磯貝一樹
TAKU(韻シスト)

海外で盛り上がりを見せる10'sネオソウルの潮流はここ日本へも流れ着き、洗練されたサウンドに触発されたミュージシャンは多い。本コーナーでは、その影響を受けながら独自の表現を模索する4人に登場願い、各人のネオソウル考を聞く。

■GM SELECTIONS(※電子版には収録されていません)
・「Sweet and Sour」Nulbarich
・「サマータイム」ジャニス・ジョプリン

■INTERVIEW & GEAR
・滝 善充×菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)

・KEEPON

・Shinji(シド)

■PICK UP
・トシ矢嶋×小山田圭吾
・チバユウスケのシグネチャー・グレッチ爆誕!

・新世代のモジュラー・ペダル・システム ZOIAとは?

■THE AXIS' GEAR
・百々和宏&澄田健(TH eROCKERS)

■PROFESSIONAL GUITAR FILE
eureka/夏bot/U-1(For Tracy Hyde)

■月刊 足下調査隊!
AKUN(SPiCYSOL)

■アンプがないとね、音は出んのだよ
小野瀬雅生(クレイジーケンバンド)

■連載
・俺のボス/加藤綾太(2)
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・ジャキーン! ~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・Opening Act:Gateballers
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
・横山健の続・Sweet Little Blues
特集:ナンバーガールに、狂って候

メンバー全員登場!
異形のギター・サウンドを
徹底的に見つめる。

ナンバーガール、復活――。この報は、多くの人を歓喜させた。思えば、2002年の解散から数えること17年。当時からのファンも、そして彼らをリアルタイムで知らない無数のフォロワーたちも長らく、ナンバーガールが存在しない世界でその“残像”を追いかけることしかできなかった。しかし、残像は、ついに実像へ。先の新宿ロフトでのライブで、彼らの復活は歴史的事実となった。そんなナンバーガールのギターを担当するのはご存知、向井秀徳と田渕ひさ子の両人。向井はテレキャスター、田渕はジャズマスターの当代きっての使い手だ。このふたりが渾然一体となって生み出すギター・アンサンブル。それは、ナンバーガールが表現する世界の中核をなすものである。殺気、懐かしさ、清涼感、はたまた可笑しささえも感じる独特のムード。あれは一体、どのようにして作り上げるのだろうか? 解析不能とも言われる彼らのサウンドだが、少しでもその秘密に迫ってみたい。ナンバーガール・サウンドが持つ魅力を紐解きたい。そこで本誌は、大ボリュームで徹底的に彼らを見つめることにした。中尾憲太郎とアヒト・イナザワのリズム・チームにも登場願い、多方面からお送りしよう。

■SPECIAL INTERVIEW 向井秀徳
まずはこの再結成を持ちかけた張本人、向井から話を聞こう。再結成にまつわるエピソードだけでなく、“ひとりのギター弾き=向井秀徳”としてどのように今のスタイルを手にしたかなど、本誌ならではの切り口でお送りする。

■SPECIAL INTERVIEW 田渕ひさ子
ナンバーガールの絶対的ギタリストであり、国内ではジャズマスターをかき鳴らす女性ギタリストのシンボルと言える田渕ひさ子。記念すべき出発点であり、自己を形成したバンド=ナンバーガールにかける思いを打ち明けてくれた。

■愛用機材大全
今回の取材に際して向井秀徳と田渕ひさ子のふたりに、活動初期に愛用していたものから再結成を果たした今年のライブで使用するものまで、ナンバーガールのサウンドに欠かせない機材の数々を持参してもらった。そして両名のメイン・ギターについては弦高や重量など詳細な数値も計測。リスナーの心に突き刺さる彼らのギター・サウンドはどのように形成されているのか、その実態に迫っていきたい。

■CROSS TALK アヒト・イナザワ × 中尾憲太郎 45才
今回のナンバーガール全力特集に合わせ、リズム隊の中尾憲太郎(b)とアヒト・イナザワ(d)にもご登場願おう。ベーシストとドラマーだからこそ見えてくる向井&田渕のギターが持つ魅力や凄み、そして解析不能とされていたナンバーガール・アンサンブルの秘密について、みっちりと紐解いていく。

■向井&田渕、ナンバーガールのギターを指南する。
この表紙企画に合わせ、向井と田渕が特別にナンバーガールの名曲を直伝してくれた。 ギターを抱えながら、向井は同時に酒をあおりながら、ふたりが生み出したギター・ワークの極意を教えてもらおうではないか。向井、田渕のトークも楽しむべし!

■入門者必読!ナンバガ通信
ナンバーガールとはいったい何なのか? メジャー・デビューから3年半で2002年に解散したあと、そのセンセーショナルさを今も忘れることができずにいる人間が多く存在している。この確固たる個性は決して色褪せることないことは確かだが、解散して15年以上が過ぎ、彼らを知らないギタリストも出てきたことと思う。あらめて全ギタリストに向けて、“ナンバーガール”という現象をお伝えしたい。

■ナンバガ好き11人に聞いた「僕と、私と、ナンバーガール」
◎朝日(ネクライトーキー)
◎キダ モティフォ(tricot)
◎崎山蒼志
◎佐々木亮介(a flood of circle)
◎澤部渡(スカート)
◎菅原慎一(シャムキャッツ)
◎砂川一黄(Czecho No Republic)
◎武田信幸(LITE)
◎福富優樹(Homecomings)
◎沙田瑞紀(miida / ex.ねごと)
◎やぎひろみ(NITRODAY)

■COLUMN
◎向井を作った、15の日本映画
◎向井秀徳“オレ押さえ”の必須フォーム

■ARCHIVE INTERVIEW
向井秀徳 × 田渕ひさ子(2014年7月号再掲載)

■THE INSTRUMENTS 1
FENDER MADE IN JAPAN MODERN
フェンダーのメイド・イン・ジャパン(MIJ)から待望の新シリーズが登場だ。これまでMIJはトラディショナルやハイブリッドなど、ビンテージ・ルックスと現代的な仕様を兼ね備えたハイクオリティなギターを生み出し続けてきた。そのMIJの次なる矛先は、ラウド/ヘヴィ・サウンドに特化したギター、“モダン”。流線型を描き出す細身でクールなボディ・デザイン、ハムバッカー2基のマウント―。従来の路線とはまったく違う、超攻撃型のラインを打ち出した。今回は、ラウド/ヘヴィ・ロックのシーンにおいて圧倒的な存在感を放つバンド、MY FIRSTSTORYのTeruを試奏者に招き、その実力を徹底検証する。

■THE INSTRUMENTS 2
もしも、JHS Pedalsのエフェクターだけで
プロのギター・テックがボードを組んだら?
国内外/プロアマを問わず、イケてるギタリストの足下を席巻中のエフェクター・ブランド、JHS Pedals。今回は、そんなJHSのエフェクター/スイッチ類だけを駆使してプロのギター・テックにボード制作を依頼することに。手がけたのは名越由貴夫や津野米咲(赤い公園)などのテックでもある松村忠司。さっそく、完成したオリジナル・ボードを徹底的に解剖していこう。

■PICK UP
◎タッシュ・サルタナ
◎のん、ギターを買う。
女優でミュージシャンののんが、新たなフェンダー・ギターを買おうとしているとの情報をキャッチ! 現場にちょっとお邪魔して、その模様をお届けしよう。のんが敬愛するギタリスト、ユウ(チリヌルヲワカ)をアドバイザーに招き、さて準備は万端。理想の1本をいざ捜索!

■THE AXIS’ GEAR
◎小笹大輔(Official髭男dism)
◎デイヴィッド・オバニエド、アキン・バミデレ(シェウン・クティ&エジプト80)

■連載
◎俺のボス/ロマンチック☆安田(爆弾ジョニー)
◎トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
◎ジャキーン!〜『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
◎Opening Act:Suspended 4th
◎9mm滝のまたやっちゃいました〜世界の滝工房から
◎横山健の続・Sweet Little Blues
◎PROFESSIONAL GUITAR FILE:TAKU(韻シスト)/74年製ES-335TD
◎月刊 足下調査隊!:粟國智彦、仲松拓弥(ナツノムジナ)
◎アンプがないとね、音は出んのだよ:武田信幸、楠本構造(LITE)

■NEW PRODUCTS REVIEW
◎FENDER/JIMMY PAGE TELECASTER
◎GIBSON/MICHAEL CLIFFORD SIGNATURE MELODY MAKER
◎GRETSCH/G6119T-62TB-YC YUSUKE CHIBA TENNESSEE BLACK
◎MERIS/HEDRA
◎BEETRONICS/ROYAL JELLY
◎BLACKSTAR/AMPLUG2 FLY
特集:ブルース三大キング。
マジで全員、規格外。

B.B.、アルバート、フレディ。三大キングのこと、本当にちゃんと知ってる?サウンド、プレイ、センス、知名度、影響力、そしてサイズ、どれをとっても規格外。あまりに大きすぎる存在ゆえ、実はその全貌を知らない人も多いのでは? そんな人は、もちろんB.B.キング、アルバート・キング、フレディ・キングの3人だと知ってはいても、いざ“三大キング、本当に知っている?”と聞かれると、少しギクっとするのが本音だろう。それに、ひとりひとりで何十冊の本が作れるわけだから、こと3人をまとめて紹介する特集は、実は今までなかったように思う。キャラも違えばプレイ・スタイルも違う、ただ共通しているのは、“王”の名を持つことと、彼らのギター・プレイの前ではただひれ伏すのみ、ということだけ。多くの人にとって、ブルースを好きになる入口になり、ギターを志すきっかけを作り、今もなお目標としてあり続けるブルース・ギターの王たちについて、大いに語ろう。

■三大キングのこと、本当に知ってる? 素朴なギモンがすぐわかる、スタイル早見表

■PORTRAIT OF THE “KING”
エレクトリック・ブルース界の三大キング、B.B.、アルバート、フレディ。彼らがステージの上で愛器を抱え、歌い、弦をベンドするビッグな姿をとくとお目にかけよう。

■ブルース雨アラレ「僕とキングと、ブルースと。」編
日本におけるブルースの歴史の中で三大キングとはどんな存在だったのか。リアルタイムでその熱気を感じたブルース求道者の追想。

■三大キングのルーツを追う
ギタリストがそれぞれのスタイルを作っていく中で大きく影響してくるのが“ルーツ”だ。プロ/アマを問わず、誰もがまずは好きなギタリストの演奏や曲をコピーするところからスタートするもの。いわゆる“三大ギタリスト”として後続に多大な影響を与えるエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジでさえも、“三大キング”をルーツのひとつとして各自のスタイルを築いていったのである。ならば、キングたちにもそれぞれのルーツが存在するはず。ということで、本コーナーでは三大キングのスタイル形成に関わったギタリストの一部を紹介していきたい。

■三大キング・バイオグラフィー
◎B.B.キング
ここからは、三大キングの生涯を追っていく。キング中のキング、といえばこの人になるのだろうか。ダウンホーム・ブルースをアーバンへ、さらにはポップスへと昇華させたスーパー・スター、B.B.キングだ。編み出したブルース常套句は数知れず......2015年に89年の生涯を終えるまで、“キング”の椅子に座り続けた。その原点はどこにあるのか、解き明かしていこう。

◎アルバート・キング
続いてはアルバート・キングだ。右利き用ギターをひっくり返して弾く豪快さ(弦もそのまま!)、音程差の大きい脳天直撃のチョーキング。幾多のレーベルを渡り歩き、ファンクやニューオーリンズのテイストを取り入れようとも、そのプレイ・スタイルは頑固一徹、変わることがなかった。ブルースの巨人、69年の人生に迫る。

◎フレディ・キング
最後はこの人、フレディ・キング。太く歪んだサウンド、咆哮のチョーキング、ドライブ感満点のパワフルなプレイ......“テキサス・キャノンボール”の異名をとる由縁だ。そのロック寄りなプレイ・スタイルは後年のブルース・ロックにも大きく影響を与えた。惜しくも42歳で早逝してしまう、その一生とは。

■三大キングのプレイ・スタイル徹底比較
B.B.キング、アルバート・キング、フレディ・キング。この3人のレジェンドたちが放つ濃厚なプレイ・キャラクターは、世界中のブルース・ファンの耳を魅了し、それぞれの長いキャリアの中で各人が積み上げてきた膨大な音源と(ロックへの大きな影響も含めた)多大な功績は、ブルース音楽の一般的な認知度を大きく押し上げる原動力ともなった。このあたりの経緯は、読者の皆さんもご承知のとおりだろう。 では、その“三大キング”それぞれのギター・スタイルの違いはどこにあるのだろう?......この点が真正面から論じられることは意外にも少なかった。そこで今回は、三者のギター・スタイルを徹底的に比較して、改めて“三大キング” の魅力に迫ってみることに。これを機に、改めて三大キングそれぞれの際立つ音楽性に触れ、そのキャラ立ちしたギター・スタイルの魅力をたっぷりと味わいたい。まずは、各キングそれぞれのプレイ・スタイルの概要をつかむ、基礎知識のコーナーからスタート!

■オリジナル・アルバムを全網羅!
ここからは三大キングの膨大な作品群から、オリジナル・アルバムをすべて紹介していきたい。条件は“生前に発表されたスタジオ・アルバム”であること。まずはB.B.キングの44枚からスタート!

■INTERVIEW & GEAR
◎小原綾斗(Tempalay)
◎吾妻光良&牧裕
◎ブラックバード・マックナイト
◎打田十紀夫
◎山岸竜之介

■INTERVIEW
◎カルロス・サンタナ
◎澤部渡(スカート)
◎Yuko(LAZYgunsBRISKY)

■TOPICS
◎哀しみの訃報から10年、ムック『アベフトシ』復刊
◎盟友チバユウスケが語るアベフトシの魅力 ※再掲載
◎連載『AROMA』完結記念、Tシャツ図鑑
毎号1人のギタリストを描く連載『AROMA』が先月号で終了。全12枚のイラストと、それに連動した12デザインのTシャツという一連のAROMAシリーズがここに完結した。今回は、シリーズ全12枚を一挙に紹介しよう。描き手であるペインティング・アーティストのNOVOLのアトリエにも潜入!

■PICKUP
◎ESPエンタテインメントの体験授業でエフェクター製作!
◎FENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCE
◎Blackstarの矜持
◎オヤイデ電気 NEO SOLDERLESS SERIES
◎Amrita Custom Guitars JM Modelが登場!

■THE AXIS' GEAR
◎ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ
◎テデスキ・トラックス・バンド

■PROFESSIONAL GUITAR FILE
真舘晴子(The Wisely Brothers)のギブソン レス・ポール・シグネチャー

■月刊 足下調査隊!
本田毅

■連載
◎トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
◎ジャキーン!~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
◎Opening Act:all about paradise
◎9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
◎横山健の続・Sweet Little Blues
◎ギターを思い切り弾けるプライベート・スタジオ

■NEW PRODUCTS REVIEW
◎GIBSON CUSTOM/JOE PERRY “GOLD RUSH” LES PAUL AXCESS
◎FENDER/METEORA HH
◎GRETSCH/G2655 STREAMLINER CENTER BLOCK JR. WITH V
◎GODIN/MONTREAL PREMIERE A/E
◎SUPRO/DELAY
◎ANASOUNDS/ELEMENT LE BON
特集:魅惑のインスト・ソウル
時にメロウに、時にヒップにギターが歌う、魂の音楽。
ソウル・ギタリストが70年代に残した、インスト名演の数々にむせび泣け!

デヴィッド・T.ウォーカー、フィル・アップチャーチ、ワー・ワー・ワトソン、エリック・ゲイル...etc。ソウル華やかなりし70年代、シンガーを支えた名手たちはその裏で、実に見事なインスト作品を残していた。今月は彼らの偉業に迫ることにしよう。ギタリストよ、むせび泣き、踊り、そして弾き倒せ。黄金の魂を受け継ぐための、“魅惑のインスト・ソウル"特集。

■デヴィッド・T.ウォーカーが語る、"インスト・ソウル"
“インスト・ソウル"というテーマにおいて最も重要なギタリストが、表紙を飾ったデヴィッド・T.ウォーカー(なんと本誌史上初表紙! )。彼がODE時代に残した最高のギター・インストは特集の第2章(P143)で紹介するが、第1章に入る前に、当時の“インスト・ソウル"事情をアレコレ聞いたスペシャル・インタビューを掲載しよう。

■イントロダクション:インスト・ソウルって何?
ここではインスト・ソウルの特徴と、その誕生の舞台裏を考察していこう。70年代、ストレートなジャズが衰退する一方、新たなムーブメントの潮流として徐々に需要が高まっていったのが、ソウル系のギター・アルバムだった。

■第1章:インスト・ソウルと、9人の名手たち。
それではいよいよ、第1章のスタート。インスト・ソウル作品を残した、9㆟のギタリストを紹介しよう。

フィル・アップチャーチ
エリック・ゲイル
ジミー・ポンダー
コーネル・デュプリー
ワー・ワー・ワトソン
リトル・ビーバー
ウィリー・ハッチ
ボビー・ウーマック
フレディ・ロビンソン

■インスト・ソウルの名フレーズ20選
前述9人のインスト・ソウル曲から、厳選の名フレーズをご紹介!

■ソウルを奏でたギブソンの名器
本特集をここまで読み進めてきた中で、“ギブソンの箱モノが多いなぁ~"という感想を抱いた方も多いだろう。ジャズメンやソウルのバックで活躍したギタリストたちはなぜL-5やSuper 400、Byrdlandなどを選んだのか? ここでは“インスト・ソウルとギブソンの箱モノとの関係"について少し考えてみよう。

■全国のソウル・バー50軒が選ぶ、インスト・ソウル名演この100曲(綴込小冊子)
全国のソウル・バーのマスターに、とにかくギターがカッコいい“インスト・ソウル"名演を聞いた本企画。北は北海道、南は沖縄まで、実に全国50軒のマスターたちが2曲ずつ選んでくれた。ソウル力(パワー)MAXの方々があげてくれたのは、ソウルフルで踊れて泣ける名演ばかり! 家から近かったり趣味が合うお店があったら、ぜひとも足を運んでみよう(ギタマガを見ました、と言っても特典はありません)。

■第2章:ODEレコード時代のデヴィッド・T.ウォーカー、黄金のインスト・ソウル3部作
本特集の象徴的存在であり、“インスト・ソウル"の頂点として君臨し続ける伝説――デヴィッド・T.ウォーカー。超名盤のセッション・ワークを多数こなしながら、自身も数多くのインスト・ソウル名演を残してきたのは言うまでもないだろう。今回はその中でも、最もメロウでソウルフルなODEレコード時代の3部作を徹底的に深掘りしていく。デヴィッド・T本人が語る当時の話、インスト・ソウルの極意は読み飛ばし厳禁! !

■GM SELECTIONS(※電子版には収録されておりません)
・「アイ・ガット・ワーク・トゥ・ドゥ」デヴィッド・T.ウォーカー
・「至上の人生」椎名林檎

■FEATURED GUITARISTS
マーク・スピアー(クルアンビン)
古今東西の音楽をミックスした、陶酔のエキゾチック・グルーヴ

今チェックすべき最新のスタイルを持つギタリストを、本人インタビューとともに紹介する本コーナー。No.6となる今回登場するのは、テキサス州ヒューストンを拠点に活動するバンド、クルアンビンのマーク・スピアーだ。ミステリアスでどこかサイケも感じさせる出で立ちの彼だが、音楽的ルーツは60~70年代のタイ音楽や東南アジア、そしてラテン・アメリカにトルコなど、非常に幅広いワールド・ミュージック全般。そんな異国感をアメリカ的なソウルやR&Bグルーヴにミックスして鳴らす感覚が、これまでにない新しいスタイルとして注目を集めている。今年3月に行なわれた初来日公演の機材紹介なども含め、さまざまな角度からマークのスタイルに迫っていこう。

■INTERVIEW & GEAR
・ジャック・ホワイト&ブレンダン・ベンソン(ザ・ラカンターズ)
・名越由貴夫/『三毒史』(椎名林檎)、ギター・サウンドの秘密。

■INTERVIEW
・古市コータロー×仲井戸"CHABO"麗市×内海利勝
・内田勘太郎×甲本ヒロト(ブギ連)
・和嶋慎治(人間椅子)

■PICKUP
・尾崎豊の愛器を復刻した限定テレキャスターがフェンダー・カスタムショップから登場!
・Line 6 HELIX in クイーン シンフォニック

■連載
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・AROMA 黒汁ギタリストのイラスト連載
・ジャキーン! ~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・ギタマガ・オーディオ部が行く!
・Opening Act:DENIMS
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から

■NEW PRODUCTS REVIEW
・FENDER/2019 LIMITED '55 DUAL-MAG STRAT JOURNEYMAN RELIC
・GIBSON/LES PAUL SPECIAL TV YELLOW
・GRETSCH/G6620T PLAYERS EDITION NASHVILLE CENTER BLOCK
・WESTVILLE/UNITY
・SUPRO/BLUES KING 12
・J.ROCKETT AUDIO DESIGNS/MONKEYMAN
特集:チューブスクリーマー40年史

1979年に生まれた、
国産オーバードライブの旅路。



■ビンテージTSギャラリー


■Ibanez開発担当者に聞くTS秘話


■現行チューブスクリーマーのすべて


■TS試奏三つ巴! 最新2モデルをTS808と弾き比べ(by真壁陽平)


■Ibanez×VEMURAM対談


■チューブスクリーマーの真価を探れ! (村田善行×GM田中)


■プロ9人の愛機を徹底調査! 俺とTS。


■特別付録
スティーヴィー・レイ・ヴォーン評伝:不朽の音

■INTERVIEW & GEAR
・フジイケンジ(The Birthday)
・安部勇磨×阿南智史(never young beach)
・TAIKING(Suchmos)
・ショーン・レノン
・小倉博和

■INTERVIEW
・松本孝弘(B'z)

■GM SELECTIONS(※電子版には収録されておりません)
・「テスティファイ」スティーヴィー・レイ・ヴォーン
・「グラヴィティ」ジョン・メイヤー

■PICK UP
・ギタリストにもオススメの小型ベース TINY BOY BASS
・コスパ抜群のワイヤレス SeideのTDWシリーズ!

■新連載
・アンプがないとね、音は出んのだよ。 第1回/柳沢進太郎(go!go!vanillas)

■連載
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・AROMA 黒汁ギタリストのイラスト連載
・ジャキーン! ~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
・ギターを思いっきり弾けるプライベート・スタジオ

特集:今年こそは、スライドを...。

■付録
まずはここから! スライド・ギター常套句ポスター


ギタリストよ! 令和こそはスライド再入門!


■教えて漣さん! 今さら聞けない、スライドのアレコレ。


■J-POPでスライド再入門!


■今日も指板を、行ったり来たり。改めて知りたいスライド・ギターの発展史。


■SPECIAL INTERVIEW 1
長田進


■SPECIAL INTERVIEW 2
松浦善博


■僕が好きなスライド・ギターの名演、この3曲。



■インタビュー:デレク・トラックス&スーザン・テデスキ(テデスキ・トラックス・バンド)



■デレク流スライド完全攻略! ! by 大江康太



■GM SELECTIONS(※電子版には収録されておりません)
・「イージュー★ライダー」奥田民生
・「ミッドナイト・イン・ハーレム」テデスキ・トラックス・バンド


■FEATURED GUITARISTS 1
ジュリアン・ラージ
現代的ジャズ・ギターと古き良きアメリカ音楽の結集点


■FEATURED GUITARISTS 2
NOW~イライジャ・ローク(フォニー・ピープル)
ブルックリン育ちの先天性グルーヴ・スター


■THE INSTRUMENTS
・Guitars~アートとしてのギター世界


■THE AXIS' GEAR
・ジョン・スペンサー

■INTERVIEW & GEAR
・田島貴男(オリジナル・ラブ)
・ブラッドフォード・コックス&ロケット・パント(ディアハンター)
・奥田民生&手島いさむ(ユニコーン)
・小林祐介&ケンゴマツモト(THE NOVEMBERS)
・魚頭圭(FIXED)
・高田漣
・春畑道哉

■PICKUP
・GMコラボ・ギター第3弾、フェンダー・ストラトキャスター「シアトル」登場!

■New Products Review
・GIBSON CUSTOM/60TH ANNIVERSARY 1959 LES PAUL
・FENDER/AMERICAN PERFORMER STRATOCASTER
・GRETSCH/G6134T LIMITED EDITION PENGUIN WITH BIGSBY
・APII/MAF-8230CM SGBL
・SEIDE/TDW BELT PACK SET
・IK MULTIMEDIA/IRIG MICRO AMP

■新連載!
・月刊 足元調査隊! 第1回:さかしたひかる(ドミコ)


・PROFESSIONAL GUITAR FILE

■連載
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・AROMA 黒汁ギタリストのイラスト連載
・ジャキーン! ~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・Opening Act 柴田聡子inFIRE
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
・ギターを思いっきり弾けるプライベート・スタジオ
■表紙/巻頭特集
シティ・ポップを彩った、カッティング・ギターの名手たち。
〜昼下がりのメロウ・グルーヴ篇〜

山下達郎、松任谷由実、吉田美奈子、大貫妙子、etc。名盤を支えたカッティング・ギターの名演フレーズ集

10年代のギター音楽を大きく変えた空前のシティ・ポップ再燃ブーム。
今回は70年代から80年代前半の名曲を彩る職人的カッティングを弾き倒す特集です。


■松原正樹
"日本一信頼できるギタリスト"が紡いだ、絶品のグルーヴ。

■松木恒秀
最小限の音数で作り出す、都会のエロティシズム。

■山下達郎
ポップスにおけるカッティングの可能性をネクスト・レベルに押し上げた天才。

■村松邦男
大滝詠一の全作品を支えたシュガー・ベイブの歌心。

■鈴木茂 シティ・ポップ・ギターの原点にして終着地点。

■SPECIAL INTERVIEW 1 鈴木茂

■SPECIAL INTERVIEW 2 村松邦男(シュガー・ベイブ)

■シティ・ポップの大名盤で聴ける、天才5人の絶品カッティング。

■シティ・ポップのカッティング名盤ガイド32
金澤寿和(Light Mellow)監修
[ ライトメロウ編 ]

■10年代の新世代ギタリストが選ぶ! シティ・ポップのカッティング名演43


■綴じ込み付録:スペシャル・スコア
・「DOWN TOWN」シュガー・ベイブ
・「ようこそ輝く時間へ」松任谷由実
・「TOWN」吉田美奈子
・「薔薇と野獣」ティン・パン・アレー
・「Sparkle」山下達郎
おすすめの購読プラン

商品情報・内容

■ ギタリストのためのハウトゥ&総合情報誌

1980年12月創刊以来、音楽ジャンルや流行に左右されることなく、ギターを愛する人たちのために幅広い情報を提供。ギタリストのプレイ研究からインタビュー、さらにはギターおよびその周辺機器に関する紹介・分析まで、ミュージシャンの立場に立った視点での誌面作りを心がけています。

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