歴史街道 発売日・バックナンバー

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790円
●2021/4月号の読みどころ

今月の特集1は、
「昭和の陸軍」光と影“日本型組織”を考える、です。
昭和の陸軍というと「暴走」「精神主義」といった
批判が絶えませんが、今村均、本間雅晴、栗林忠道、
樋口季一郎のように穏当かつ合理精神を持つ名将も
いましたし、一方で暗号分野では実は進んでいる面も
あったなど、決して悪い面ばかりではありませんでした。

近年では、太平洋戦争開戦を主導したのは海軍で、
陸軍悪玉論も見直されつつあります。
しかしながら、そうした見直すべき面もある陸軍が
なぜ、諸外国との軋轢を生む軍事行動に走ったのか――。

光にも目を向けることで、その影の持つ意味がより一層、
鮮明になるのではないでしょうか。
また、昭和の陸軍は、近代日本において
最大の人員を誇る組織です。
そうした組織の問題を探ることは、
日本の問題点を探ることにもつながるはずです。
今回の特集では、昭和の陸軍の光と影に迫ります。


特集2は、
もっと知ってもらいたい「戦国武将」、です。
武勇に優れていたり、智略を巡らせ、
戦国の世を渡り歩いたり……。

見事な功績があるにもかかわらず、
知名度がそこまで高くない武将も
まだまだいるのではないでしょうか。
数多の戦国武将がいるなかで歴史に
埋もれてしまった、知られざる魅力を
もつ人物たちを紹介します。

特別企画は、吉兆・瑞兆の世界史、です。
めでたい夢を見た。いいことが起きそうな兆しを目にした。
そんな「吉兆・瑞兆」伝説が、古今東西を
問わず、残されています。
それらは、人々に勇気や元気を与え、
大きな決断を動かす原動力となることもありました。

━━━━━━━━━ もくじ ━━━━━━━━━━━
特集1 「昭和の陸軍」光と影 “日本型組織”を考える

【総論】
良識派はいたものの…第三世代の「失敗の本質」
保阪正康
14p

【概説】
軍縮から満州事変、日中戦争、そして太平洋戦争へ
平塚柾緒
22p

インテリジェンス 世界的にも高い能力が
活かされなかった理由
小谷 賢
28p

二・二六事件 ある軍人の死と
失われたもう一つの未来
岩井秀一郎
34p

作戦を徹底分析 パーフェクトな
南方攻略と惨戦のインパール
大木 毅
40p

硫黄島と沖縄の戦い
栗林忠道と牛島満――米軍を苦しめた二人の功罪
原 剛
47p

【東條英機】
開戦の時、独り号泣した首相の苦悩
松田十刻
52p

【阿南惟幾】 
終戦の日、陸相が遺書に記した
「大罪」の意味
秋月達郎
57p


特集2 もっと知ってもらいたい「戦国武将」

【水野勝成】
破天荒に乱世を駆け抜けた“鬼日向”
乾 緑郎
78p

【平塚為広】
裏切った小早川軍を幾度も退けた末に…
吉川永青
83p

寺沢広高、柿崎景家、内藤如安…
列伝◎こんなすごい武将がまだいた!
楠戸義昭
88p


特別企画
英雄の誕生、戦争の勝利から化学の発見まで 

吉兆・瑞兆の世界史
鷹橋 忍
115p


連載 読み物

陸と、海と、空の評判
黒鉄ヒロシ
3p

この人に会いたい
vol.169
加藤シゲアキ
7p

本能寺の変、勃発!
窮地を好機に変えた長宗我部の激闘
江宮隆之
66p

アメリカの分断
――南北戦争とは何だったのか
宇山卓栄
72p

連載小説 月と日の后
第36回 日輪の章
冲方 丁
96p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
砂原浩太朗

108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第20回 北畠具教×三重県「何のための太刀」
今村翔吾
110p

知っているようで知らない「お花見」の日本史
安藤優一郎
124p

全国各地で戦っていた「後醍醐天皇の皇子たち」
森 茂暁
128p

現代人のこころに寄り添う『歎異抄』の言葉
長尾 剛
134p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

歴史とともに味わう世界の城
第9回 ロワール渓谷の古城群
島崎 晋
146p

------------------
以上でございます。
ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
790円
■2021/3月号の読みどころ

今月の特集1は、「渋沢栄一◎この国を変える力」です。
明治新政府の樹立、それは武士の時代の終焉とともに、
近代化の幕開けでもありました。
世界と渡り合うため、日本は国力を上げなくてはなりません。

このとき、資本主義のシステムを日本に根付かせたのが、
「日本資本主義の父」となる渋沢栄一です。
農民だった渋沢が武士を志し、攘夷活動を経て
徳川慶喜に仕え、幕臣としてパリ万博へ……。
そこで、進んでいるヨーロッパに衝撃を受け、
日本がいかに遅れているかを痛感しました。
そして、大政奉還後に帰国。新政府の官僚となり、
やがて民間に下り、渋沢は常に時代の一歩先を見据えて、
経済面での改革を続けるのです。

その意味で渋沢栄一は、「この国を変えた男」
といっても過言ではありません。
本特集では、渋沢の人生における転機となった
出来事を追いつつ、彼を突き動かしたものに
迫るとともに、近代日本において果たした役割を紹介します。


特集2は、「織田信雄・信孝・秀信
◎なぜ秀吉に天下を奪われたのか」です。
天正十年(一五八二)六月、本能寺の変により、
織田信長・信忠父子は討たれました。
後継者候補は、二男の信雄、三男の信孝、
そして信忠の嫡男・三法師(のちの秀信)。
しかし、彼らは天下を手中にすることなく、
羽柴秀吉にその座を奪われてしまいました。
なぜ天下を手にすることができなかったかに迫ります。

特別企画は、「マリアナ沖海戦◎日本的失敗の本質」です。
昭和十九年(一九四四)六月、マリアナ諸島沖に
侵攻するアメリカ軍に対し、絶対国防圏として
死守しようとした日本海軍。
結果は日本軍の惨敗――。
そこから何が見えてくるのでしょうか。

-------もくじ-----------
特集1 渋沢栄一 この国を変える力

【総論】
なぜ今、渋沢栄一なのか
──「分断」の時代への処方箋
江上 剛
14p

ビジュアル 
大河ドラマでみる人物相関図
22p

五つの転機が
「日本資本主義の父」を生み出した
河合 敦
24p

「国を変える志」、そして無謀なる
高崎城奪取計画
秋山香乃
30p

倒幕派だった若者を、
慶喜との出会いが変えた
植松三十里
36p

官を辞して民間へ…
その決断に込められた熱き想い
江宮隆之
42p

パリ万博◎模倣ではなく、
本質を見抜いたからこその到達点
鹿島 茂
48p

益田孝・安田善次郎・浅野総一郎
・大倉喜八郎…渋沢と歩んだ男たち
岡田 晃
54p

【歴史散歩】
渋沢の「生誕&晩年」の地を訪ねて
60p

特集をもっと知るための本
63p


特集2 織田信雄・信孝・秀信
    なぜ秀吉に天下を奪われたのか

「愚鈍」か「利発」か
──後継者になれなかった兄弟
谷口克広
118p

「天下布武では断じてない」
信長の嫡孫が選んだ道
谷津矢車
126p

スペシャルインタビュー 
『麒麟がくる』で織田信長を演じて
染谷将太
131p


特別企画 マリアナ沖海戦 日本的失敗の本質

乾坤一擲の大勝負に、
小沢治三郎はいかに挑んだのか
松田十刻
86p

問われるべき「三つの敗因」と敗戦処理
戸高一成
92p


連載 読み物

渋沢先生を笑わすの一手
黒鉄ヒロシ
3p

この人に会いたい
vol.168
吉沢 亮
7p

鬼、土蜘蛛、両面宿儺 …
記紀を彩る“異形”のものたち
古川順弘
66p

百万都市・江戸を何度も救った
「すごい感染症対策」
安藤優一郎
72p

ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより
第9回 先人を慈しみ育む地域
76p

大航海時代のパイオニア 
3ポイントで読み解く「ポルトガル」の歴史
宇山卓栄
78p

連載小説 月と日の后
第35回 日輪の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
上杉和央
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第19回 蜂須賀家政×徳島県
「古狸と孫」
今村翔吾
110p

上杉鷹山が尊敬し続けた実兄・秋月鶴山
童門冬二
132p

名将かそれとも…
諸葛孔明の後継者・姜維の実像
渡邉義浩
136p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

歴史とともに味わう世界の城
第8回 クラック・デ・シュヴァリエ
島崎 晋
146p
------------------
以上でございます。
ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
790円
2021/2月号の読みどころ

今月の特集1は
「本能寺の変――光秀を決断させたもの」です。
大河ドラマ「麒麟がくる」が大詰め、
いよいよ明智光秀が織田信長を討つ
本能寺の変が放送されます。
それに向けて、2月号では「本能寺の変」を特集します。
なぜ光秀は信長を討ったのか――諸説紛々としており、
本当のところはわからず、謎に包まれている本能寺の変。
そこで本企画では、光秀の周辺事情を綿密に検証、
解説することで、多方面から、本能寺の変の謎を
読者とともに考えていく内容にします。

特集2は、
「黒木為もと(クロキタメモト)
――ロシア軍が怖れた猛将」です。
(「もと」の字は「木」へんに「貞」)
日露戦争において、ロシアは当初、
日本を甘く見ていました。
しかしその驕りは、緒戦(ショセン)で打ち砕かれます。
(緒戦の意:始まったばかりの頃の戦)
破竹の勢いの第一軍を率いたのは、
黒木為もと。ロシア軍の心胆を寒からしめるのに
十分なその活躍とは――。

特別企画は、
「日本と世界に影響を与えた
『アメリカ大統領』列伝」です。
これからのアメリカの指導者を知ることは
もちろん重要ですが、歴代のアメリカ大統領を
よく知らないという人も多いのではないでしょうか。
建国から今日にいたるまで、日本はもちろん、
世界に大きな影響を与えたアメリカ大統領
8人を紹介します。

-------もくじ-----------

特集1 本能寺の変 光秀を決断させたもの

【総論】
なぜ起きたのか、そして歴史的意味とは
小和田哲男
14p

【史料から読み解く】
ドキュメント◎前後三日間の動き
渡邊大門
22p

ビジュアル 
地図と年表で知る「本能寺の変」前後
26p

【史料から読み解く】
諸説あり! 謀反を起こした理由
渡邊大門
28p

朝廷にとって、信長は
「排除すべき存在」だったのか
谷口研語
30p

光秀への期待だった!? 
最新研究に見る「四国問題」
桐野作人
35p

インタビュー●世界史から読み解く 
「日本の行くべき道」を信長が
選択した時、それは起こった
安部龍太郎
40p

織田家臣団、それぞれの反応
──なぜ光秀は孤立したのか
谷口克広
47p

【山崎の合戦】
不利な状況であっても、
己が果たすべき役目を…
吉川永青
52p

明智秀満、藤田行政、玉、光慶…
家臣と一族は、その後どうなったのか
柴 裕之
58p

光秀は死んでいなかった?
各地に残る「生存伝説」
楠戸義昭
62p

特集をもっと知るための本
67p


特集2 黒木為もと ロシア軍が怖れた猛将

世界から認められた「不敗の名将」の実像
原 剛
86p

鴨緑江会戦
──参謀は反対するも「奇襲」を選択
谷津矢車
92p


特別企画 

日本と世界に影響を与えた
「アメリカ大統領」列伝
宇山卓栄
117p


連載 読み物

特別インタビュー
吉田鋼太郎
7p

本能寺の変 遊び方解説書
黒鉄ヒロシ
3p

下野・喜連川に受け継がれた「足利の血脈」
早見 俊
68p

ソクラテス、プラトン、アリストテレス…
これだけは知っておきたい
「古代ギリシア哲学」入門
長尾 剛
72p

天孫降臨の祖先伝承をもつ
「物部氏」の真実
古川順弘
78p

連載小説 月と日の后
第34回 日輪の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
牧野健太郎
108p

連作読切小説 
戦国武将×四十七都道府県
第18回 伊東祐兵×宮崎県
「泥水も美味し」
今村翔吾
110p

知っているようで知らない
「ハンコ」の歴史
鷹橋 忍
128p

猫の蚤取り、枝豆売り、屁負比丘尼…
江戸のヘンな「お仕事ファイル」
山村竜也
134p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

歴史とともに味わう世界の城
第7回 サンタンジェロ城
島崎 晋
146p

------------------
以上でございます。
ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
790円
2021/1月号の読みどころ

今月の特集1は、
「諸葛孔明と劉備――三国志の真実」です。
12月11日に映画「新解釈・三國志」が公開されます。
劉備と諸葛孔明を中心にしたコメディータッチの作品ですが、
では、本当の「三国志」とはいかなるものなのか――。

特集1では、諸葛孔明と劉備の二人に光を当て、
彼らの主要シーンを辿りながら、両者の実像と
三国志世界の実相に迫ります。

特集全体を通じて、徒手空拳の身から皇帝にまで
上り詰めた劉備と、書生の身から一国の宰相にまでなった
諸葛孔明の両者の志を描きつつ、
三国志の魅力を読者に味わってもらえる内容です。

三国志初心者も三国志ファンも、共に楽しめる特集となっています。



特集2は、
「太平洋戦争“不死身”の男たち」です。
玉砕の島で瀕死の重傷を負いながら、
米兵と闘い続けた分隊長。
特攻兵として九回出撃命令を受けるも、
九回生きて戻った伍長。
連合軍がひしめく海域で、何度も輸送を
成功せしめた潜水艦長。
九死に一生よりも厳しい戦場にあって、
それでも生き抜いた男たちを紹介します。

特別企画は、
「激闘! 明智光秀の丹波攻略戦」です。
武田軍を打ち破り、東の脅威を取り去った
織田信長は、今度は西に目を転じ、
丹波攻略へと進みます。
しかしそこには、「丹波の赤鬼」との
異名を持つ黒井城主・赤井直正が……。
丹波攻めの総大将に任じられた明智光秀の戦いとは?

━━━━━━ もくじ ━━━━━━━━
特集1 諸葛孔明と劉備 三国志の真実

【総論】
伝説に彩られた主従が、
時代の転換期に果たした役割
渡邉義浩
14p

【劉備の前半生】
負けるたびに大きく
──曹操をも魅了した「魔性の人徳」
木下昌輝
22p

【三顧の礼】
世に背を向けた男は、
なぜ“奇相の将”に仕えたか
谷津矢車
28p

【赤壁の戦い】
決戦の場にいなかった二人、
それでも果実を得たのは…
荒山 徹
34p

列伝 義兄弟、悪役、智将・猛将
──二人をめぐる漢(おとこ)たち
鷹橋 忍
40p

【蜀平定戦】
「類まれなる人望」と
「神算鬼謀」による大逆転劇
吉川永青
46p

【夷陵の戦い】
正気を失った皇帝を止めなかった丞相の真意
赤神 諒
52p

【北伐】
五度に及ぶ出陣…後事を託された
孔明を突き動かしたもの
武内 涼
58p


特集2 太平洋戦争“不死身”の男たち

舩坂 弘◎米軍内で伝説となった
“死なない”分隊長
将口泰浩
80p

佐々木友次◎特攻兵となるも、
九回出撃して九回生還
鴻上尚史
86p

板倉光馬◎危機に陥っても諦めず
…不沈の潜水艦長
松田十刻
92p


特別企画 激闘! 明智光秀の丹波攻略戦

一度は大敗するも…黒井城の戦い
江宮隆之
118p

光秀を苦しめた“丹波の赤鬼”赤井直正
渡邊大門
124p


連載 読み物

さん・ごく・し
黒鉄ヒロシ
3p

この人に会いたい
vol.167
大泉 洋
7p

上杉と北条の狭間で
──佐野昌綱のサバイバル人生
近衛龍春
64p

お好み焼き、たこ焼き、もんじゃ焼き
…「粉もの」の日本史
奈落一騎
72p

ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより
第8回 志田林三郎 論語と電気工学
76p

連載小説 月と日の后
第33回 日輪の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
播田安弘
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第17回 石田三成×滋賀県「四杯目の茶」
今村翔吾
110p

将軍徳川家光をも叱責!
沢庵禅師の生き方・考え方
長尾 剛
128p

知っているようで知らない
ドイツの東西分断と再統一
宇山卓栄
134p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣

143p

歴史とともに味わう世界の城
第6回 サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城
島崎 晋
146p

━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上でございます。
ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
790円
★2020/12月号の読みどころ
今月の特集1は、
「日本と米中の近現代史――衝突の本質」です。
いま、日本、アメリカ、中国の関係が
大きく揺れ動こうとしています。
11月の米大統領選挙では、対中政策が
一つの大きな争点となった一方で、
日本も総理大臣が交代し、対中政策が
どのようなものになるかが気になるところです。

かように、日米中の先行きが
大きく取りざたされているわけですが、
近現代の世界史を理解するにおいて、
この三国関係を抜きにして語ることはできません。

日本の近代化と列強の仲間入りには、
米中が大きくかかわりますし、中国の近代化に
おいても日米を欠くことはできません。
何より、太平洋戦争のそもそもの導火線は、
日米の対中政策の隔たりにあり、この三国は
近現代史のキープレーヤーと言ってよく、
今後も互いにかかわらずにはいられないでしょう。

そこで本特集では、日米中の三国が
それぞれどのように関係してきたかを
俯瞰的に辿りつつ、三国関係の本質に迫るものとします。

特集2は、「“戦国最大の頭脳戦”小牧長久手」です。
清洲会議を制し、織田家中で実権を掌握しつつある
羽柴秀吉と、信長の遺児・信雄から助力の要請を受けた
徳川家康が、小牧長久手で激突。
それぞれの目論見と戦略とは――。

特別企画は、ニッポンのすごい“異能力者”列伝です。
卑弥呼・武内宿禰・役小角・空海・安倍晴明など、
日本史の異能力者を紹介します。

━━━━━━もくじ━━━━━━━
特集1 日本と米中の近現代史 衝突の本質

【総論】
三国間の対立――その裏側には
“悪夢のシナリオ”があった
中西輝政
14p

ビジュアル 
MAP&年表◎「協調」と「対立」の150年
22p

通史 
これだけは押さえておきたい
「日米中」の歩み
河合 敦
24p

黒船来航 
ペリーの真意とは―
―今も変わらない「三国の意外な図式」
佐藤賢一
30p

満洲事変・日中戦争 
孫文、蒋介石、汪精衛は
日米といかに向き合ったか
川島 真
36p

日米戦争 
共存共栄へ――開戦の回避に
奔走した駐日米大使グルー
太田尚樹
44p

金子堅太郎◎日露講和を実現した、
ルーズベルト大統領との絆
江宮隆之
50p

石原莞爾◎満洲の大地に
描いた夢とは何だったのか
秋月逹郎
56p

特集をもっと知るための本
64p


特集2 “戦国最大の頭脳戦”小牧長久手

秀吉と家康、それぞれの思惑と誤算
近衛龍春
118p

池田恒興、「中入り」の失敗に
旧主・信長を想う
谷津矢車
126p


大型企画 金ケ崎の退き口

ドキュメント 
朝倉によって信長が最大の危機に
吉川永青
66p

ビジュアル 
大河ドラマ「麒麟がくる」に見る織田vs.朝倉
72p


特別企画
ニッポンのすごい“異能力者”列伝
奈落一騎
89p


連載 読み物

結果の前、過程の前、スタートの前
黒鉄ヒロシ
3p

写真でめぐる「戦国の古戦場」
7p

「大悪」か「有徳」か
――雄略天皇の真実
古川順弘
74p

紫式部、清少納言、そして三英傑も
親しんだ!? 「囲碁」には
長い歴史がありまして…
鷹橋 忍
80p

世界遺産・白川郷―― 
“天離る地”飛騨の知られざる戦国史
宮本昌孝
84p

連載小説 月と日の后
第32回 日輪の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
今井秀和

108p

連作読切小説
戦国武将×四十七都道府県
第16回 竹中半兵衛×岐阜県「完璧なり」
今村翔吾
110p

開戦から八十年
――「名言」で読み解く太平洋戦争
最終回 沖縄戦、ソ連参戦、絶望的状況で…
半藤一利
132p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

歴史とともに味わう世界の城
第5回 マルボルク城
島崎 晋
146p

---------------
以上でございます。
是非本誌にてお楽しみくださいませ。


790円
2020/11月号の読みどころ

今月の特集1は、
<「昭和の日本海軍」光と影>です。

日露戦争の勝利で、その名を世界に轟かせた
日本海軍。しかし、第二次世界大戦では一転、
アメリカ海軍に敗れることになりました。

栄光から没落、そこには何があったのでしょうか。
「組織」「教育」「作戦」「技術」といった面から、
「昭和の日本海軍」の強みと弱みを探っていきます。

また、昭和の戦争において、陸軍が悪玉、海軍が
善玉と捉えられがちですが、それは一面的な見方と
言えるのではないでしょうか。

対米戦争を阻止できなかったのか、なぜ特攻を
始めることになったのか……
「昭和の日本海軍」の実力とともに、歴史的な
視点から分析することで、その実像を
浮かび上がらせていきます。

特集2は、「平将門の乱」を取り上げています。
関東一円を支配下に収めると、「新皇」と
称して新しい国家の建設を目指したとされる平将門。
彼はなぜ反乱を起こしたのか。
そして、その胸の裡にあるものは、
いったい何だったのか。
最新研究をもとに、解説していきます。

特別企画は、Q&Aで読み解く「戦国京都」です。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の、
これからの舞台は京都。
戦国時代の京都の町は、平安京とも現代の
京都とも異なっていました。
上洛した織田信長や明智光秀の目に映った
京の都を、わかりやすく解説します。

━━━━━━━━━━━  もくじ  ━━━━━━━━━━━
百年後の日本海軍
黒鉄ヒロシ
3p

この人に会いたい
vol.166
蒼井 優
7p


特集1 「昭和の日本海軍」光と影 いま語り継ぐべきもの

【総論】
「世界三大海軍国」の一角を占めるも…その虚実に迫る
戸高一成
14p

建艦競争から軍縮会議、そして日米開戦への歩み
平塚柾緒
24p

四人の「連合艦隊司令長官」が果たした役割とは
保阪正康
30p

真珠湾、珊瑚海、ミッドウェイ、レイテを再検証する
大木 毅
36p

【山本五十六】
日米開戦直前、その心には何が渦巻いていたのか
秋月逹郎
44p

【米内光政】
帝国海軍最期の日、遅咲きの海相が抱いた想いとは
松田十刻
51p

「海軍魂」──それでも最期まで戦った男たち
早坂 隆
58p


特集2 最新研究でここまでわかった! 

「平将門の乱」の真実
反乱勃発の原因、そして新皇即位の意味とは
木村茂光
84p

己は神に選ばれし者──最期の十四日間
矢野 隆
92p


特別企画 Q&Aで読み解く「戦国京都」

信長・光秀・秀吉の夢の跡
河内将芳
115p


連載 読み物

信長と帰蝶──若き日の姿を名古屋に求めて
65p

名声を望まず、弱き者たちのために──永観律師の生涯
鷹橋 忍
70p

ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより
第7回 私たちも絵の中の一羽の鳥
74p

近代日本の先駆けとなった浦賀奉行所と中島三郎助
植松三十里
77p

連載小説 月と日の后
第31回 日輪の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
川戸貴史
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第15回 戸次道雪×大分県「雷神の皮」
今村翔吾
110p

江戸は「本所竪川」ぶらぶら歴史散歩
畠山健二
124p

知っているようで知らない香港の歴史
宇山卓栄
126p

開戦から八十年――「名言」で読み解く太平洋戦争
第4回 硫黄島、武士道、大和の特攻…
半藤一利
132p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

歴史とともに味わう「世界の城」
第4回 アグラ城
島崎 晋
146p
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上でございます。
ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
790円
2020/10月号の読みどころ

今月の特集1は、<織田信長の合戦・失敗の本質>です。
織田信長というと「革命児」のイメージが強いせいか、
戦国乱世に颯爽と登場し、みるみる間に領土を広げ、
天下布武を実現したかのように見られています。
しかし、信長の足跡を辿っていくと、実は数々の
失敗や苦戦を経験していることがわかります。

同時に信長は、失敗をしてもその窮地を辛くも切り抜け、
そして切り抜けた後にはさらに強くなっているように見えます。

織田信長という人物は、失敗から学ぶのが巧みな
人物だったのではないでしょうか。
そこで今回の特集では、信長が失敗した際の
要因は何だったのかを明らかにしつつ、そこから
信長がいかに学んだかを紐解くことで、現代に通じる
叡智を導き出していきます。

特集2は、江戸の“ちょっとヘンな絵師”列伝です。
江戸時代、多くの才能あふれる絵師たちが誕生しました。
その中でも、優れた画力を発揮する一方、かつてない画法で
人々を驚かせてみたり、幕府の禁令をすり抜けてみたり、
「剛直」「邪道」と表現されたりと、常識破りの
ちょっと変わった絵師たちを紹介します。

特別企画は、七つのポイントでわかるビザンツ帝国です。
476年の西ローマ帝国の滅亡後、ローマ帝国を継承する
唯一の国家として君臨した「ビザンツ帝国」。
最盛期には地中海世界を手中に収めるも、その歴史は
13世紀の十字軍、そして15世紀のオスマン帝国の
攻撃によって幕を閉じました。
近代を目前に滅亡した“千年帝国”とは、
いかなるものだったのか――。

━━━━━━━  目次  ━━━━━━━━━

信長においてをや
黒鉄ヒロシ
3p

この人に会いたい
vol.165
豊川悦司
7p

■特集1 織田信長の合戦・失敗の本質 
    いかに逆境を乗り越えたのか

【総論】
なぜ敗れ、いかに乗り越えたのか
──革命児の「志」と「ビジョン」
安部龍太郎
14p

【対浅井・朝倉】
裏切り、姉川、志賀の陣…
たび重なる窮地を切り抜けて
渡邊大門
22p

【対本願寺】
最大の難敵との十年
──なぜ、かくも苦しめられたのか
谷口克広
28p

【叛将列伝】
弟から筆頭家老、寵臣まで、
相次ぐ裏切りの実相
和田裕弘
34p

品野城、河野島、明知城…
織田軍はこんなにも敗北を喫していた
楠戸義昭
40p

「燃えぬ船を作れ」非常識な命令から
始まった木津川口の逆襲
片山洋一
46p

武田の「強さと脆さ」への対策が、
長篠合戦を完勝に導いた
谷津矢車
52p


■特集2 江戸の“ちょっとヘンな絵師”列伝

【司馬江漢】
「名利」を求め続けた“洋風画の創始者”
池内 了
82p

【歌川国芳】
その反骨精神に、江戸っ子は喝采を送った
風野真知雄
87p

【曾我蕭白】
決して「つるむ」ことのなかった無頼の画家
狩野博幸
92p

■特別企画 七つのポイントでわかるビザンツ帝国

ローマ帝国の継承者がたどった激動の千年
中谷功治
115p

連載・読み物

米軍から最大級の賛辞を受けた駆逐艦「神風」
松田十刻
58p

それは甲府から始まった! 
日本の「国産ワイン」誕生ものがたり
仲田道弘
64p

「ものづくりの国」の先駆者
──鉄道の父・井上勝の生涯
江上 剛
68p

大和政権を揺るがした「磐井の乱」の真相
古川順弘
76p

連載小説 月と日の后
第29回 日輪の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
鈴木コイチ
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第14回 加藤清正×熊本県「小賢しい小姓たちよ」
今村翔吾
110p

「貞観政要」が教えてくれる、上に立つ者の心得
長尾 剛
125p

開戦から八十年
――「名言」で読み解く太平洋戦争
第3回 替え歌と標語…知らぬは国民のみ
半藤一利
130p

ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより
第6回 多久の雀は論語をさえずる
138p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

歴史とともに味わう「世界の城」
第3回 スターリング城
島崎 晋
146p
━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上でございます。
ぜひ、本誌にてお楽しみくださいませ!
790円
今月の特集1は、<「終戦」75年目の真実>です。

今年2020年は、「終戦」から75年にあたります。
しかし、一口に「終戦」と言っても、その実現は
決してたやすいものではありませんでした。
戦争終盤、日本国内では様々な終戦工作が
進められる一方、徹底抗戦を求める声があり、
国論はなかなかまとまりませんでした。
そうした中、「聖断」によって何とか
ポツダム宣言受諾へと至るわけですが、
それで戦いが終わったわけではありませんでした。

ソ連は満洲・樺太への侵攻を継続し、国内では
宮城事件のような不穏な動きがあり、さらには
9月2日の降伏文書調印式の直後には、マッカーサーが
ポツダム宣言と相反する布告を出すという事態まで起きています。
しかし、ソ連の侵攻は樋口季一郎が中心となって
食い止め、国内の不穏分子は田中静壱が鎮圧にあたり、
そしてマッカーサーに対しては重光葵が断固抗議し、
布告を撤回させました。
それらがあってようやく、現在の我々が知る
「終戦」を迎えることができたのです。
つまり「終戦」とは、「聖断」に向けての奮闘と、
8月15日以降の「戦い」が絡み合って、実現された
ものといえるでしょう。
「聖断」に奔走した人々と、8月15日以降も
戦い続けた人々を取り上げることで、「終戦」の実相に迫ります。

特集2は、信長に敗れし者たちの「その後」です。
織田信長が天下人へと駆け上がっていく一方で、
信長に敗れ去った者たちがいました。
美濃の斎藤義龍、南近江の六角義賢――。
しかし彼らの人生は、信長に敗れた時点で
終わってはおらず、戦いは続いていました。
信長に敗れし者たちの「その後」に光を当てます。

特別企画は、10分でわかる「十字軍の200年史」。
200年もの長きにわたり、ヨーロッパからイスラム世界へと
遠征が行なわれた十字軍。
それはなぜ起こったのか、その舞台裏に迫ります。

----------------もくじ-----------------------
目には見えぬがこの国が持っていた“チカラ” 
黒鉄ヒロシ
3p

この人に会いたい
vol.164
中山優馬
7p

特集1 「終戦」75年目の真実 
    男たちが守ろうとしたもの

【総論】
昭和天皇の想いが秘められた「聖断」
──その真の意味とは
保阪正康
14p

国内外で展開された和平工作の“失敗の本質”
平塚柾緒
22p

妥協を許さない米国と北海道を
狙うソ連、それぞれの思惑
吉田一彦
30p

「徹底抗戦」一色ではなかった陸軍
──派閥構造から読み解く
山本智之
36p

【田中静壱】
宮城事件と最後の叛乱は、かくして鎮圧された
秋月逹郎
42p

【樋口季一郎】
八月十七日の開戦、ソ連の野望を打ち砕くために
早坂 隆
50p

【重光葵】
マッカーサーと直接対決
──植民地化を防ぐための闘い
植松三十里
55p

特集をもっと知るための本
60p


特集2 信長に敗れし者たちの「その後」

【斎藤龍興】
かつての「暗愚の国主」が双眸に宿した決意
天野純希
80p

【六角義賢】
意地にかけても、ひとつの勝ちを?ぎ取らん
吉川永青
85p

【列伝】
茶の湯、海外追放、身内の反乱
──抗った末にたどり着いたのは…
楠戸義昭
90p


特別企画 10分でわかる十字軍の200年史  

教皇、諸侯、それぞれの目的から
“聖戦”の舞台裏まで
宇山卓栄
115p


連載・読み物

今さら人に聞けない「アメリカの黒人」の歴史
上杉 忍
62p

歩きタバコ禁止、左側通行、お歯黒… 
江戸にはこんなマナーがありまして
安藤優一郎
68p

天皇家をもおびやかした「蘇我氏」の光と影
古川順弘
72p

連載小説 月と日の后
第29回 日輪の章
冲方 丁
96p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
神田千里
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第13回 龍造寺家兼×佐賀県「老躯、駆ける」
今村翔吾
110p

全ては「道のため、人のため」
――幕末の名医・緒方洪庵の生涯
長尾 剛
124p

開戦から八十年――「名言」で読み解く太平洋戦争
第2回 日本人が錯覚し、見落としたもの
半藤一利
130p

ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより
第5回 但馬聖人・池田草庵と教育大綱
138p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

歴史とともに味わう 世界の城
第2回 安平古堡
島崎 晋
146p
-------------------------------------------------
以上でございます。
ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ!
790円
★2020/8月号の読みどころ

今月の特集1は、
「未曾有の危機」に立ち向かった日本人です。

地震、火災、飢饉、経済危機、そして戦争……
有史以来、日本は幾多の困難に見舞われながらも、
何とか乗り越えてきました。
古代では白村江の戦いにおける敗戦、
中世では元寇、近世では明暦の大火、
天明の大飢饉、ペリー来航。
そして近代現代においては、世界恐慌と
太平洋戦争の敗戦などがありました。
そうした「未曾有の危機」において、
時の指導者や最前線にあった人々は、
いかに対応したのでしょうか。

新型コロナウイルスという未知の危機に
直面した今こそ振り返りたい、
先人の苦闘を描く特集といたします。

特集2は、感染症の撲滅に命をかけた男たちです。
これまで日本は、何度も感染症の
脅威にさらされてきました。
しかしその一方で、感染症で苦しむ人を
一人でも多く救うため、病気の蔓延を
なんとしても防ぐため、そしてこれ以上、
尊い命を失わないため、生涯を通じて感染症の
撲滅に心血を注いだ日本人がいました。
天然痘、梅毒、チフス――これらの感染症と
闘い続けた男たちを紹介します。

特別企画は、「細川藤孝・天下を見極める力」です。
明智光秀の盟友として知られる細川藤孝(幽斎)。
足利将軍に仕えた藤孝はその後、織田信長に従い、
本能寺の変の際は光秀に頼られるも拒絶し、
秀吉の下で生き残りました。
さらには、天下分け目の関ケ原でも、
難しい立場に置かれながら、的確な判断を下していきます。
文武両道の男・細川藤孝が、なぜ戦国乱世を
生き抜くことができたのかに迫ります。

━━━━━━ もくじ ━━━━━━━━
国々の持つリトマス試験紙
黒鉄ヒロシ
3p

この人に会いたい
vol.163
朝比奈彩
7p


◆特集1 「未曾有の危機」に立ち向かった日本人

【序論】
これだけは押さえておきたい「危機」の日本通史
河合 敦
14p

白村江の大敗、唐の侵攻の危機に
どう対処したか◎天智天皇
森 公章
22p

【文永・弘安の役】
集団戦法、新兵器…元の大軍に対し、
鎌倉武士はかく戦った
岩井三四二
28p

大火、飢饉、外圧と闘った幕閣
◎保科正之・松平定信・阿部正弘
岡田 晃
34p

【富士山宝永大噴火】
積砂、洪水、上役の横領
――被災地に寄り添った奉行の苦闘
嶋津義忠
42p

【昭和の二度の恐慌】
“老骨に鞭を打つ覚悟”で
挑んだ蔵相・高橋是清
松田十刻
49p

敗戦による食糧難、経済危機、
そして独立へ◎吉田茂
井上寿一
56p

何時いかなるときも発揮されてきた
「日本人の心」
童門冬二
62p


◆特集2 感染症撲滅に命をかけた男たち

天然痘×笠原良策 
それでも、「種痘」を広めるために…
植松三十里
118p

梅毒×秦佐八郎 
気が遠くなるほどの実験で
「世界初の化学薬品」を
長尾 剛
122p

チフス×肥沼信次 
敗戦後のドイツで奇蹟を起こした
「知られざる医師」
秋月逹郎
126p


◆特別企画 明智光秀の盟友はその後…
 細川藤孝・天下を見極める力

“文武両道”の男は、かくして
戦国乱世を生き抜いた
渡邊大門
84p

本能寺で信長死す
──そして、友との決別の時
谷津矢車
92p


連載・読み物

世界初のグローバル企業
「東インド会社」の光と影
宇山卓栄
66p

アマビエだけじゃない!?
 日本全国“人間を助けてくれる”妖怪図鑑
奈落一騎
72p

米軍に「恐るべき機体」と評された
“空飛ぶ巡洋艦”二式大艇
吉野泰貴
77p

連載小説 月と日の后
第28回 初花の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
小川雄
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第12回 豊臣秀吉×大阪府「土を知る天下人」
今村翔吾
110p

開戦から八十年
――「名言」で読み解く太平洋戦争
第1回 開戦前夜、日本人は何を思ったのか
半藤一利
130p

ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより
第4回 佐藤一斎と生涯学習のまちづくり
138p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

歴史とともに味わう 世界の城
第1回 ヴァルトブルク城
島崎 晋
146p
-----------
以上でございます。
是非本誌にてお楽しみくださいませ。
790円
今月の特集1は、「足利義輝と松永久秀」です。

NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の前半において、
京で存在感を放つ人物として、
13代将軍・足利義輝と松永久秀が登場しています。
どちらも魅力的な人物として描かれており、
視聴者の注目を集めていますが、当時の政治情勢は
複雑であり、両者がどのような位置づけにあったのか、
理解するのはとても困難です。
また、「剣豪将軍」「梟雄」というキーワードは
知っていても、どんな人物であったのかは、
案外知られていないのではないでしょうか。

そこで本特集では、二人の生涯を解説するとともに、
彼らがそれぞれ何を目指していたのか、そして人物像や逸話、
当時の時代背景などを紹介したいと思います。

特集2は、セイロン沖海戦です。
太平洋戦争の分岐点となったミッドウェー海戦には、
いくつかの敗因がありました。
索敵における失敗、兵装転換による混乱――
しかし、それらはすべて、その二カ月前に起こった
「セイロン沖海戦」で、すでに起こっていたのです。
イギリス海軍に完勝したものの、ミッドウェーの敗戦は
ここから始まっていたといっても過言ではありません。

特別企画は、「朝倉五代と一乗谷の真実」です。
北条早雲や斎藤道三に匹敵するほどの権謀術数で
越前の国を手に入れ、百年の平和を築いた朝倉五代。
織田信長に滅ぼされたことから正当に評価されることの
少ない朝倉氏と、その本拠地・一乗谷の真実に迫ります。

━━━━━━━━━━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━
トランキライザーとしての義輝と久秀
黒鉄ヒロシ
3p

この人に会いたい
vol.162
川口春奈
7p


●特集1 足利義輝と松永久秀
   「剣豪将軍」と「梟雄」の正体

【総論】
「対極に位置する二人」が戦国乱世に遺したもの
小和田哲男
14p

ビジュアル 
人生年表と二人の生きた時代
22p

これだけは知っておきたい「足利将軍家と室町幕府」
渡邊大門
24p

【研究の最前線】
「英主」の片鱗
 ──傀儡・無力ではなかった将軍の実像◎義輝
山田康弘
32p

【研究の最前線】
成り上がり、専横な振る舞い、信長への謀反…
真相に迫る◎久秀
天野忠幸
36p

【義輝】
将軍の秘めた想いが、
“越後の龍”長尾景虎を突き動かした
谷津矢車
40p

【義輝】
死闘! 伝家の宝刀をふるい、数十人を斬った末に
宮本昌孝
46p

【久秀】
大和平定、そして白亜の天守に込めた決意
片山洋一
52p

【久秀】
信貴山城での籠城、織田の大軍に囲まれての最期
髙橋直樹
58p

コラム
肖像画発見! 松永久秀の本当の姿
64p

特集をもっと知るための本
65p


●特集2 セイロン沖海戦
    ミッドウェーの敗戦はここから始まっていた

索敵の失敗、兵装転換
──勝利の裏側で“致命的なミス”は起こっていた
戸髙一成
84p

【ドキュメント】
英空母を撃沈! しかし機動部隊が壊滅の危機に…
松田十刻
90p

特別企画 百年の平和を越前に築いた
     朝倉五代と一乗谷の真実

早雲、道三に匹敵、そして信長を追い詰めた“戦国の雄”
吉川永青
116p

【特別インタビュー】
越前編のキーマン・朝倉義景を演じて
ユースケ・サンタマリア
122p

ビジュアル 
戦国屈指の都市・一乗谷を知る「7つのポイント」

124p


連載・読み物

歴史こぼれ話 日本海海戦と戦艦三笠
最終回 日本海軍を二度救った男・山下源太郎
66p

日本を愛した英外交官アーネスト・サトウの生涯
河合 敦
67p

「捕物帳」の歴史──
これだけは押さえておきたい名作ガイド
細谷正充
72p

生きるのがラクになる!
 今こそ『言志四録』に学ぼう
長尾 剛
76p

連載小説 月と日の后
第27回 初花の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・DVD
106p

この著者に注目!
齊藤忠光

108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第11回 今川義元×静岡県「義元の影」
今村翔吾
110p

日本にも影響が!? 
開戦から百五十年──普仏戦争とは
宇山卓栄
126p

弁慶だけじゃない、源義経の伝説的な家臣・海尊
鷹橋 忍
132p

ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより
第3回 「学思行」「勇なるかな」と「なせば成る」
138p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣

143p

台湾建築紀行 日本人の足跡を求めて
最終回 台湾総督府専売局松山煙草工場
写真・文 片倉佳史
146p
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上でございます。
是非本誌にてお楽しみくださいませ。

790円
2020/6月号の読みどころ

今月の特集1は、「新選組と土方歳三の真実」です。

日本史において、根強い人気を誇る「新選組」。
何がわれわれを魅きつけるのでしょうか。
司馬遼太郎の名作『燃えよ剣』の映画が
公開予定ということで、今月号の特集1では、
新選組と土方歳三を取り上げます。
研究の最前線で、どこまで新選組のことが
わかってきているのかを紹介するとともに、
なぜ彼らが京の町で最強を謳われるまでになったのか、
そして元は幕臣ではなかった彼らが、
大政奉還で徳川幕府が倒れ、形勢が
不利になるなかで、なぜ戦い続けたのか――。
それでも戦い続けた男たちの、真実に迫ります。

特集2は、戦国の名将たちの「デビュー戦」です。
大国を治める大名にも、大軍を動かす優秀な武将にも、
乗り越えなければならない壁がありました。
――初陣。長宗我部元親、蒲生氏郷、藤堂高虎など、
“新人”であった名将たちの「デビュー戦」を紹介します。

特別企画は、戦艦「大和」艦長列伝です。
現在においても、世界最大の戦艦である「大和」。
昭和15年(1940)の誕生から、5年後の
最期までに、6人の男が艦長を務めました。
日本海軍において栄誉ある職を担った彼らは、
どんな人物だったのでしょうか。

━━━━━━━━━━もくじ━━━━━━━━━━━━━
土方歳三は今も成長し続けている
黒鉄ヒロシ
3p

この人に会いたい
vol.161
岡田准一
7p


●特集1 新選組と土方歳三の真実 男たちは、なぜ戦い続けたのか

【総論】
時代が変わろうとも「武士」として生きようとした男たち
童門冬二
14p

ビジュアル 
【MAP&年表】“幕末最強軍団”激闘の日々 
18p

最新研究とともに「六年の軌跡」をたどる
山村竜也
20p

【新選組誕生】
剣を血に染めて、彼らは“夜明け”をめざした
小松エメル
26p

【永倉新八】
激闘! 池田屋事件、待ちに待った汚名返上の正念場
矢野 隆
32p

逸話から見えてくる“誠”の男たちの素顔~主要隊士列伝
今川美玖
38p

司馬遼太郎以降、作家はどう描いてきたのか
細谷正充
46p

和泉守兼定、加州清光―― 
蔵から発見された名刀と、新選組との関わりは…!?
金子 真
50p

新選組検定に挑戦! 解けそうで解けない難問・良問10
菊地 明
52p

多摩・京都・会津・函館… 新選組ゆかりの地
56p

【斎藤一】
鳥羽伏見、甲州、会津――たとえ負けが見えた戦でも…
吉川永青
60p

【土方歳三】
宮古湾の奇襲、そして箱館戦争、副長が戦い続ける理由
秋山香乃
66p

コラム 
生き残った隊士二人が選んだ「終の棲家」 
72p

特集をもっと知るための本
73p


●特集2 戦国の名将たちの「デビュー戦」

【長宗我部元親】「死ねや! 姫若子」
──“女々しき若君”との決別
荒山 徹
116p

【蒲生氏郷】十四歳の手柄と、
信長の死後に訪れた“二度目の初陣”
片山洋一
122p

華々しい活躍、苦い体験… 
あの武将はどんな初陣だったのか
楠戸義昭
127p


●特別企画 聯合艦隊の旗艦誕生から沖縄特攻まで

戦艦「大和」艦長列伝
秋月逹郎
88p


連載・読み物

日本で初めて紙幣の肖像となった
「神功皇后」の正体
古川順弘
74p

江戸の人びとを魅了した「アイドル」たち
安藤優一郎
80p

ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより
第2回 鷹山公と平洲先生がおりなす縁
86p

連載小説 月と日の后
第26回 初花の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・DVD
106p

この著者に注目!
桃崎有一郎
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第10回 蠣崎慶広×北海道「風の中のレラ」
今村翔吾
109p

“赤十字を作った男”
アンリー・デュナン、波乱の生涯
鷹橋 忍
134p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

台湾建築紀行 日本人の足跡を求めて
第9回 澎湖庁庁舎
写真・文 片倉佳史
146p
━━━━━━━━━━━━━━
以上でございます。
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790円
★歴史街道2020年5月号の読みどころ

今月の特集1は、「日本と中国の2000年史」です。

今後の日本を考える上では、中国との関係を、
改めて問い直すべきではないでしょうか。
中国は、GDPで日本を追い抜いただけでなく、
いずれアメリカをも追い越そうとしています。
経済面だけでなく、軍事面でもアメリカに
追いつくべく拡大の一途をたどっています。

そうした中、日中関係のあり方が、
今後、大きく変化するのは間違いありません。
しかし、その未来を考えるためには、
まずは過去の日中関係を知るべきでしょう。
そしてそこには、今後の日中関係を考えるための
ヒントがあるはずです。

今回の特集では、古代から近現代に至る
日中関係を俯瞰(ふかん)しつつ、今後の
両国のことを考えるための叡智を探っていきます。

特集2は、「織田信秀・天下人信長を創った男」です。
大河ドラマでは、斎藤道三や今川義元に敗れてばかりですが、
織田信秀は決して無能だったわけではありません。
むしろ、信長が天下人へと飛躍できたのは、
信秀の存在なしでは語ることはできないのです。

特別企画は、「パンデミックが変えた世界の歴史」です。
新型コロナウイルスによるパンデミック――世界の
歴史を振り返ると、人類は疫病と闘い続けて
きたことがわかります。
歴史上のパンデミックを取り上げ、それがどんなもの
だったのか、世界の歴史にどんな影響を与えたのかを紹介します。

--------   もくじ  ----------
ピンチはチャンス
黒鉄ヒロシ
3p

この人に会いたい
vol.160
窪田正孝
7p


■特集1 日本と中国の2000年史

【序論】
古代から現代まで一貫する、日中関係の“かたち”とは
岡本隆司
14p

ビジュアル 
年表と地図でたどる2000年史
22p

【古代】
「日出ずる処の天子」――遣隋使の真の目的は仏教だった
河上麻由子
24p

法灯を日本へ――死の直前、鑑真の胸に去来したもの
谷津矢車
30p

【中世】
宋、元、明…王朝交替により、両国の関係はこう変わった
関 周一
36p

沈惟敬と小西行長――日明の戦争を終わらせるために…
荒山 徹
42p

【近現代】
日清戦争、満洲事変、日中戦争…何が対立を生んだのか
川島 真
48p

列伝 
阿倍仲麻呂、藤原清河、円仁…それぞれの想いを胸に唐へ
鷹橋 忍
56p

列伝 
孫文、魯迅、蒋介石…中国から明治日本を目指した男たち
島崎 晋
61p

特別インタビュー 
歴史の分岐点で、日本は「大国」といかに向き合ってきたか
出口治明
66p

特集をもっと知るための本
72p


■特集2 織田信秀・天下人信長を創った男

「尾張の実力者」にのし上がった男の実像
谷口克広
116p

最期の瞬間――後継ぎの信長に何を見ていたのか
吉川永青
122p

特別インタビュー 
『麒麟がくる』で織田信秀を演じて
俳優・高橋克典
127p


特別企画 ペスト、天然痘、インフルエンザ…
「パンデミック」が変えた世界の歴史
伊藤賀一
85p


■連載・読み物

歴史こぼれ話 日本海海戦と戦艦三笠
第11回 栄光の日々が一転、不運が続いた「三笠」
73p

朝の連ドラで話題! 
応援歌(エール)を送り続けた昭和の大作曲家・古関裕而
長尾 剛
74p

京都東山に長楽館を訪ねて~煙草王・村井吉兵衛の“おもてなし”
80p

芸事の師匠や技術職、奥奉公でキャリアアップ! 
花のお江戸のワーキングウーマンたち
安藤優一郎
94p

連載小説 月と日の后
第25回 初花の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
本郷貴裕
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第9回 北信愛×岩手県「松斎の空鉄炮」
今村翔吾
110p

ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより
第1回 ふるさとの先人という宝さがし
128p

二〇二二年大河ドラマの主人公
北条義時とその時代を知るための小説10
末國善己
130p

“編隊破り”の異名を持つ、「隼」のエースパイロット
梅本 弘
134p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

台湾建築紀行 日本人の足跡を求めて
第8回 足立仁教授邸宅
写真・文 片倉佳史
146p

------------------
以上でございます。
お読みいただきありがとうございました。
是非本誌にてお楽しみくださいませ。
790円
2020/4月号の読みどころ

今月の特集1は、「斎藤道三と北条早雲」です。

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、
本木雅弘さんが演じる斎藤道三が話題です。
戦国乱世の幕開けに登場した斎藤道三と北条早雲は、
「国盗り」を実現しました。
15世紀末から16世紀前半に活躍した早雲、

16世紀前半から半ばにかけて活躍した道三は
まさに、「戦国の申し子」といえます。
力強い後ろ盾や、大きな領地を持たない身分で
ありながら、みるみる大名へと成り上がっていった
道三と早雲。

なぜ彼らは、立身出世を実現できたのでしょうか。
乱世を切り拓いた彼らの人生から、同じく
「時代の変革期」ともいえる現代を生きる人びとが
生きるヒントを探っていきます。

特集2は、「空母vs.空母! 珊瑚海海戦」です。
この戦いから何をアメリカは学び、日本は学ばなかったのか――。
第二次世界大戦における、史上初の空母同士の対決は、
いかなるものだったのかを紹介します。

特別企画は、「明智光秀と越前」です。
美濃を追われた後の“謎の十年間”に浪人から
名将へと成長した、越前(福井)における
明智光秀にスポットを当てます。

━━━━━━━━━━目次━━━━━━━━━━━

二輪の悪の華
黒鉄ヒロシ
3p

グラビア
この人に会いたい vol.159
薮 宏太
7p

●特集1 斎藤道三と北条早雲 
 なぜ「戦国の先駆者」になれたのか

【総論】
二人は変革期を駆けた「時代のトップランナー」
安部龍太郎
14p

インタビュー 
『麒麟がくる』の斎藤道三役で見えてきたもの
俳優 本木雅弘
22p

インタビュー 
早雲公と北条氏は何を遺してくれたのか
小田原市長 加藤憲一
24p

【研究の最前線】
「国盗り」は一代ではなく、二代で成し遂げたもの
 ◎道三
谷口研語
26p

【研究の最前線】
「一介の素浪人」「下剋上」「大器晩成」ではなかった
 ◎早雲
黒田基樹
30p

【道三】
戦乱を収めるために――下剋上を決断するとき
岩井三四二
34p

【道三】
織田信秀との激闘、そして娘の帰蝶を信長に…
吉川永青
40p

【早雲】
「堀越公方を討つ!」覚悟と志を胸に抱きながら…
海道龍一朗
46p

【早雲】
相模一国を制圧へ――名族・三浦氏との死闘
近衛龍春
52p

子の義龍との確執と「美濃国譲り状」の真相に迫る
木下昌輝
58p

家訓「早雲寺殿廿一箇条」から
浮かび上がる“理念”とは
伊東 潤
62p

コラム 
その後、北条家はどうなったか
66p

特集をもっと知るための本
67p


●特集2 空母vs.空母! 珊瑚海海戦

ミッドウェーの敗戦、山本五十六の戦死… 
アメリカは学び、日本は学ばず――
ここが太平洋戦争の岐路だった
戸髙一成
122p

【ドキュメント】
日本海軍のその後を予感させる激闘
松田十刻
128p


●特別企画 明智光秀と越前
 「浪人」から「名将」へ

美濃を追われた後の“謎の十年間”
小和田哲男
78p

歴女アナウンサーがご案内! 
金ヶ崎、称念寺、一乗谷… 
福井県に「光秀の足跡」を求めて
84p


特別インタビュー

三屋清左衛門にみる「理想の老い方」
俳優 北大路欣也
118p


連載・読み物

エルトゥールル号からはじまる
日本とトルコ、百三十年の絆
秋月達郎
68p

これだけは知っておきたい 「イギリス王室」の歴史
鷹橋 忍
88p

どこまでが史実なのか―
―「ヤマトタケル」の正体
古川順弘
93p

連載小説 月と日の后
第24回 初花の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
大久保圭
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第8回 毛利元就×広島県「十五本の矢」
今村翔吾
110p

藤沢周平作品に描かれる「シニアライフ」とは
細谷正充
115p

吉野の歴史と味覚を満喫する旅
写真・文 石田紗英子
136p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

台湾建築紀行 日本人の足跡を求めて
第7回 高雄市役所
写真・文 片倉佳史
146p
------------------
以上でございます。
是非本誌にてお楽しみくださいませ。
790円
~2020/3月号の読みどころ~

今月の特集1は、
「名将・今村均◎男が守り抜いたもの」です。

近年、企業や団体に問題が生じ、トップの責任が
問われる機会が増えています。
そうしたときのトップのありかたとして、
今こそ見直したいのが、
日本陸軍の名将・今村均です。

今村は太平洋戦争後、戦犯に問われますが、占領地で
仁政をしいていたことから、現地人の訴えによって
死刑を免れます。
しかし彼は、有罪とされた部下らとともに、
南の島で服役することを望みました。
責任はトップが取る……その姿勢に触れた
マッカーサーも、「真の武士道を見た」と
語ったとされます。
しかも今村は、刑期満了後も、陸軍軍人としての
責任を取るため、自宅で閉居生活をおくりました。
それこそが、彼なりの責任の取り方だったのでは
ないでしょうか。

本特集は今村の、太平洋戦争における激闘ぶりと、
戦後の責任の取り方を描き、その筋の通った人生の歩みから、
リーダーのあるべき姿を探っていきます。

特集2は、戦国の「仕事ができる人」を紹介します。
優れたスキルで道で切り拓いた武将や、一芸に秀でた
大名たちを採り上げています。

特別企画は、
「これだけは知っておきたい『日本書紀』の基礎知識」です。
編纂されて今年で1300年を迎える『日本書紀』の、
ここだけは知っておきたいポイントをまとめています。

────────■今月号の目次 ■────────
日本人の鏡
黒鉄ヒロシ
3p

グラビア
この人に会いたい vol.158
葵わかな
7p


◆特集1 名将・今村 均 男が守り抜いたもの

【総論】
信念と覚悟を持ち続けた「真の軍人」
保阪正康
14p

ビジュアル
MAP&年表 名将への歩み

22p

コラム1
薫陶、信頼、友情…今村均をめぐる人々

24p

学問の道から武人の道へ――若き日々に得たもの
松田十刻
26p

満洲事変、十月事件…揺れる陸軍でいかに行動し、何を思ったか
原 剛
32p

【南寧・蘭印作戦】
大軍相手の防衛戦と攻略戦で見せた「将器」
誉田龍一
38p

【ラバウル防衛】
山本五十六との別れ、そして自給体制でめざした“八紘一宇”
谷津矢車
46p

かつての部下のために…終戦後も闘い続けたサムライ
秋月達郎
52p

学ぶべきは、人生百年時代の「責任の果たし方」
神田昌典
60p

コラム2
二・二六、終戦、軍事裁判…そのとき今村は――
64p

特集をもっと知るための本
66p


◆特集2 戦国の「仕事ができる人」

交渉力、先見力、情報収集力… 優れたスキルで道を切り拓く
橋場日月
116p

築城、作刀、能楽… “一芸に秀でた”大名たち
渡邊大門
124p


◆特別企画

これだけは知っておきたい『日本書紀』の基礎知識
古川順弘
83p


連載・読み物

歴史こぼれ話 日本海海戦と戦艦三笠
第10回 敗将によって広まった東郷元帥のロシアでの名声
67p

明智光秀も名手だった!?
鉄炮はどのように伝わり、広まっていったのか
宇田川武久
68p

握り寿司、天ぷら、蕎麦――安価でお手頃!
日本のファストフードを生み出した「江戸の智恵」
安藤優一郎
72p

九州に「南朝王国」を築いた皇子・懐良親王
森 茂暁
76p

日米それぞれから見た「ミッドウェー海戦」の本質
平塚柾緒
80p

渋沢栄一、松永安左エ門、松下幸之助…
90歳を超えても現役には負けない! 近代の“ご長寿”経済人たち
前坂俊之
93p

連載小説 月と日の后
第23回 初花の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA

106p

この著者に注目!
畠中 恵
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第7回 佐竹義重×茨城県「鬼の生涯」
今村翔吾
110p

貿易戦争の世界史――「覇権争い」はここから始まった
宇山卓栄
130p

福の神、軍神、北方の守護神…
武人たちが信仰した“最強武神”毘沙門天とは
武藤郁子
136p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣
143p

台湾建築紀行 日本人の足跡を求めて
第6回 台湾総督官邸
写真・文 片倉佳史
146p
─────────────────────
以上でございます。
是非本誌にてお楽しみくださいませ!
790円
★2020/2月号の読みどころ

今月の特集1は、「明智光秀――乱世を生き抜く力」です。

2020年度の大河ドラマ「麒麟がくる」は、
明智光秀の謎に満ちた前半生に焦点が当てられます。
その光秀が過ごした戦国時代の前半とは、
いかなる時代だったのでしょうか。

京都では足利将軍家の権威が揺らぎ、
光秀の住む美濃では斎藤道三が守護家を凌駕し、
隣国の尾張でも守護代分家の織田信秀が実権を握る――。
既存勢力と新興勢力がまさに入れ替わりつつある、
先の見えない時代でした。
そうした時代にあって光秀は、一度は没落するものの、
そこから自らの実力をもって頭角を現し、
織田家随一の家臣へと昇り詰めていくのです。
その歩みからは、「乱世を生き抜く力」とは何かを、
見出すことができるのではないでしょうか。

本特集では、明智光秀の前半生と、戦国時代の
前期の時代状況に焦点を当て、
「乱世を生き抜く力」とは何かを探っていきます。

特集2は、「日本海軍を創った男・山本権兵衛」です。
大リストラ、海軍の独立、東郷平八郎の抜擢、
そして奇跡の勝利……、「日本海軍の父」である
山本権兵衛を紹介します。

特別企画は、「あの有名人は二十歳のとき、
何をしていたのか」です。カエサル、ネルソン、葛飾北斎、
ニュートンからビル・ゲイツまで、世界の有名人たちの二十歳に迫ります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今月号の目次
次なる鍵穴
黒鉄ヒロシ
3p

グラビア
この人に会いたい vol.157
長谷川博己
7p


■特集1 明智光秀 乱世を生き抜く力

【総論】
その人物像から見えてくる「信長を討った本当の理由」
小和田哲男
14p

ビジュアル1
地図&年表で理解する「明智光秀」
22p

ビジュアル2
大河ドラマ『麒麟がくる』に見る 光秀を取り巻く人びと
24p

脚本家&制作統括が語る大河ドラマの世界
26p

織田家の台頭、斎藤家の内紛、将軍足利義輝の暗殺…
光秀登場前夜、何が起こっていたのか
渡邊大門
30p

いつ、どこで生まれたのか、斎藤道三との関係は…
Q&Aで?謎の前半生”に迫る
谷口研語
36p

本圀寺と金ヶ崎の激闘――かくして勝ち取った「信長の信頼」
吉川永青
42p

足利義昭との決別、丹波平定、近畿管領…飛躍の後半生
谷口克広
48p

「本能寺の変」を歴史作家はいかに描いてきたのか
末國善己
54p

山崎の合戦――細川幽斎、筒井順慶の背信、相次ぐ誤算の末に
風野真知雄
60p

岐阜の各地にのこる「光秀ゆかりの地」を訪ねて
65p

コラム
帰蝶、煕子、珠…光秀をめぐる女性たち
70p

特集をもっと知るための本
71p


■特集2 日本海軍を創った男・山本権兵衛

【総論】
人員整理、海軍の独立、そして奇跡の勝利… 数々の大仕事を成し遂げた「公平無私なリアリスト」
戸髙一成
122p

日露開戦前夜の決断――東郷平八郎を選んだ「三つ目の理由」
谷津矢車
128p


■特別企画 カエサル、ネルソン、葛飾北斎、ニュートンからビル・ゲイツまで あの有名人は二十歳のとき、何をしていたのか

「運命の出会い」が偉人たちの人生を変えた/早咲きの人、これからの人、「それぞれの通過点」
鷹橋 忍
88p


連載・読み物

Q&Aでわかる?武家の都”鎌倉の秘密
松尾剛次
74p

風神雷神――謎多き絵師・俵屋宗達の実像に迫る
原田マハ
80p

素材は同じでもこんなに違う!
ニッポン全国小麦麺めぐり
奈落一騎
84p

連載小説 月と日の后
第22回 初花の章
冲方 丁
98p

「歴史街道」伝言板
104p

BOOKS・CINEMA
106p

この著者に注目!
浅田次郎
108p

連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県
第6回 加藤嘉明×愛媛県「証を残す日々」
今村翔吾
110p

藤沢周平の傑作短篇「帰郷」が映像化! 主演・仲代達矢が「時代劇」を語る
115p

【感動秘話】開戦直前、ドイツから日本へ
その?真空管”はこうして守られた
秋月達郎
134p

年間購読のご案内
141p

次号予告!
142p

歴史街道脇本陣

143p

台湾建築紀行 日本人の足跡を求めて
第5回 台北帝国大学
写真・文 片倉佳史
146p
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上でございます。是非本誌にてお楽しみくださいませ!
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