臨床心理学 発売日・バックナンバー

全118件中 16 〜 30 件を表示
1-総論
私たちはケアの声に耳を澄ませるのか 大嶋栄子

2-今なぜケアはこれほど注目を集めるのか?―ケアの倫理
[座談会]ケアの倫理と公共圏の問い 熊谷晋一郎・大嶋栄子
ケアから問い始める政治学 岡野八代
ケアの意味を改めて考える 村木厚子

3-ケアの声を聴く―いかにして「声」と出会い応答するか?
ケアと暴力―グループにおける声 信田さよ子
Don’t Care !―障害者自立生活運動におけるケアの拒否と忘却,そして復権をめぐって 渡邉琢
「言わせない声」―胎児・出生児に障害があることと養子縁組 白井千晶
周縁化される声とケア―「ハーフ」・「ミックス」と呼ばれる人々 下地ローレンス吉孝
子どもを巡るケアの声―スクールカウンセリングにおけるふたつの視点 山崎孝明

4-ケアは循環する―ケアとリカバリー
[座談会]循環するケア―病いとケアを生きる 鈴木大介・樋口直美・大嶋栄子
かき消されたCQと「こころ」という贅沢品 かにゃんこ
ケアの贈与とメンバーシップ/出口としてのアート 倉田めば
ケアの道具としての自分を手入れするという事―援助職者の経験から みなみおさむ
1-精神分析は本当に臨床に活かせるのか?―3つの仮説的検証
特集にあたって 上田勝久
精神分析の活用法 山崎孝明
[鼎談]精神分析というプリズム―複数の歴史の痕跡に,臨床と知の淵源を求めて 上田勝久・山崎孝明・信田さよ子

2-ケースを理解する―精神分析の六基本概念
転移 堀川聡司
抵抗 鈴木菜実子
行動化 池田暁史
投影同一化について 西見奈子
反復強迫 蓮澤 優
ナルシシズムについて 富樫公一

3-ニーズに応える―精神分析の「使用法」
「誰かの声が聞こえる」患者への対応―力動精神医学という視座 加茂聡子
“人が怖い”という訴えにどう対応するか―医療領域における精神分析の活用 関真粧美
病棟他職種(看護師を中心に)からのニーズにどう対応するか? 山口貴史
心理検査に精神分析をどう活かすか? 吉村 聡
「学校に行けない」という子どもの訴えにどう対応するか? 清水右子
学校で起こった「いじめ」にどう対応するか? 松本拓真
司法矯正機関におけるニーズにどう対応するか? 工藤晋平
社会的養護における分析臨床の勘所―ウィニコットの視点から 筒井亮太
本人の治療意欲がない家族にどう対応するか? 北村婦美
I-総論
臨床心理学が切り開いてきた領野/森岡正芳
反臨床心理学はどこへ消えた?―社会論的転回序説2/東畑開人

II-討議
[討議]心の学が立ち上がるとき―心理学と臨床心理学の「発生」と「歴史」/サトウタツヤ+森岡正芳+東畑開人

III-臨床心理学を外(アウトサイド)から見る知
[1]社会学・人類学・歴史学
ジャネの初期論文を読む/江口重幸
心理療法の医療人類学―文献レビュー/狩野祐人
臨床心理学以前―明治・大正期における「心理療法」の軌跡/一柳廣孝
セラピー文化論・アメリカ・現代日本―エサレン研究所とロジャーズ/小池 靖
モダニティ・親密性・セラピー―アンソニー・ギデンズ/中森弘樹
資本主義と感情―感情の消費,愛さないこと,「ネガティブな関係性」/山田陽子
「ハーム」のない刑務所は可能か?―「拘禁の痛み」を再考する/平井秀幸

[2]哲学・宗教学・教育学・障害学
宗教からセラピー文化へ―治療文化としての現代セラピー/島薗 進
宗教としての心理学?―スピリチュアリティへの接近/堀江宗正
ミシェル・フーコーはいかに精神分析と心理学を語ったか/蓮澤 優
psy化する教育の憂鬱―ニコラス・ローズ『魂を統治する』から/神代健彦
障害学からみた臨床心理学―1970年代における日本臨床心理学会の学会改革を手掛かりに/堀 智久

IV-臨床心理学について内部(インサイド)から応答する
[1]社会のなかの臨床心理学
臨床心理学に「研究」は必要か?―臨床・研究・社会のあるべき関係について/末木 新
治療者文化から治療関係文化への転回(は可能か?)―making of and doing TICPOC/笠井清登
社会と往還するナラティヴ・アプローチ―「二者関係セラピー」から「ネットワークセラピー」へ/田代 順
脱植民地化とサイコセラピー/国重浩一

[2]難問(アポリア)に取り組む
フェミニズムと臨床心理学/信田さよ子
臨床家であることを問う―精神分析の倫理的転回/富樫公一
トラウマに追いつく/森 茂起
いま,「個」を語るユング心理学/大塚紳一郎
異文化交渉としてのスクールカウンセリング/山崎孝明
法と心理―臨床心理学と司法との葛藤/門本 泉
データから見る心理職の賃金と雇用形態/千葉一輝
心と個室/熊倉陽介

[3]臨床心理学と格闘する新世代
男性性ジェンダーを重視した心理臨床に向けて―心理学的説明モデルによる正当化と他者化の陥穽/西井 開
臨床心理学の「樹海」へ/から―インサイダーとアウトサイダーの狭間で,足踏みしながら考える/岩下紘己
ロビイングする心理士―制度にはたらきかけること/ 日野 映

V-エッセイ
心理学と占いのビミョーな関係について/鏡リュウジ
金の話をすること/藤山直樹
1-[総論]機能的アセスメントの世界へ
機能的アセスメントの「秘密」を解き明かす―発想と方法 三田村仰・大久保賢一

2-[理論編]機能的アセスメントを徹底攻略する
当事者のQOL向上を志向するポジティブ行動支援(PBS) 大久保賢一
機能的視点で世界は違って見えてくる―アセスメントの10の視点 三田村仰

3-[実践編]機能的アセスメントを使ってみよう
[1]当事者参加で取り組む―ポジティブ行動支援(PBS)モデル
機能的アセスメントを身につける―ABC観察記録を用いた事例検討の機能 田中善大
「本人参画型」の機能的アセスメント・インタビュー 大久保賢一
「困難事例」をときほぐす―強度行動障害・知的障害・自閉症 村本浄司
家族と協働した行動支援―家族中心型ポジティブ行動支援 神山 努
子どもの抑うつの機能的アセスメント―具体的な相互作用を文脈の中でとらえる 竹島克典
[2]カウンセリング場面で使いこなす―臨床行動分析モデル
自身の行動を見つめる支援―うつ病の行動活性化療法 首藤祐介
“絶望からはじめる”ための機能的アセスメント(機能分析)―アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT) 大月 友
言葉を創る―メタファーの使用法 瀬口篤史
[3]機能的アセスメントをもっと身近に―応用実践編
ナラティヴ・セラピーは「文脈」とどうかかわるのか 安達映子
こころと行動の相互作用―循環的心理力動的アプローチ 杉原保史
岩壁 茂[編]

1-はじめる前の下ごしらえ研究のたのしみ・発見のよろこび 岩壁 茂ふたつの「研究」を架橋する―リサーチからスタディへ 鈴木菜実子心理学は越境する―ユング心理学の領域横断性 大塚紳一郎〈自分を問う〉からの出発―個人から社会へ 大河内範子
2-まずは基本を身につけようリサーチ・クエスチョン 松嶋秀明読む・解く―レビュー 古宮 昇編む・行う―プランニング 稲田尚子アカデミック・ライティング―something newを共有するために 遠藤裕乃投稿・査読・改稿―査読者の目/投稿者の心 金子周平
3-現場からの研究実践レポート
身体科医療における事例研究ことはじめ 出﨑 躍
医療現場×ナラティブ 近藤(有田)恵
福祉現場×若者自立支援のアクションリサーチ 村澤和多里
教育現場×プロセス研究 田中健史朗
教育現場×効果研究 新井 雅
産業現場×事例研究―職業リハビリテーション領域における研究実践 池田浩之
司法現場×事例のメタ分析 橋本和明
司法(加害者)臨床×効果研究 原田杏子
開業臨床における研究の意義―若手心理士の卒後教育のためにも 福島哲夫
4-[エッセイ]研究がもっと好きになるSNS時代の論文執筆 山崎孝明
「役に立つ研究」について考える―研究の有益性と「壁」 割澤靖子
他職種に学ぶ―看護学研究の現状から 松澤和正
1-序
孤立を防ぎ,孤独に向き合う 石垣琢麿
COVID-19 カウンセリングノート―オンライン化・孤独・レジリエンス 岩壁 茂
スタートした「孤独・孤立対策」 大西 連
苦難に耐え解をもたらす力を支えるもの 村瀬嘉代子

2-[臨床編]レジリエンスがはじまる
子どもの育ちを支える―大阪・西成のフィールドから 山本智子
虐待・DVサバイバーにおけるレジリエンス 田中ひな子
依存症からの回復―孤独をもたらすスティグマを超えて 新田慎一郎
セクシュアル・マイノリティ 佐々木掌子
新たな人生の始まりにする「ひきこもり」 境 泉洋
単身高齢者のレジリエンス 山崎幸子
精神障害者のレジリエンス―働くことと,愛すること 小林 茂
終末期ケアとレジリエンス 岸本寛史
災害被災者 大森哲至
[コラム]ホームレス―アメリカ,フィンランド,アフリカ大陸,イタリア,日本 森川すいめい

3-[基礎編]レジリエンスを探求する
「自ら助けを求めることのない人」へのアプローチ―アウトリーチと「孤独の尊重」 下平美智代
社会心理学から「孤独」にアプローチする 五十嵐祐
脳科学から「孤独」にアプローチする 杉岡良彦
ソーシャルサポートとレジリエンス 竹端 寛

4-[クロストーク]ヴァルネラビリティからレジリエンスへ
語り継がれるレジリエンス―震災後文学論 木村朗子
レジリエンスとリカバリー概念への批判的視点 石原孝二
レジリエンスとコミュニティの再生 萩原修子
1-序
特集にあたって―DSM診断は〈心〉の病名だろうか 黒木俊秀

2-総論
[対談]〈心〉の病名と精神医学をめぐる対話 北中淳子・黒木俊秀
「ポスト反精神医学」としての現代の臨床―精神病理学の視座 松本卓也

3-さまざまな臨床現場における〈心〉の病名を問う
〈ひきこもり〉支援における医療モデル 境 泉洋
トラウマの〈病名〉―効用と限界 大嶋栄子
高等教育機関における障害学生支援―合理的配慮における病名の役割 西村優紀美
司法判断における診断の意味―医療モデル(Medical model)と公正モデル(Justice model)を考える 橋本和明
心理療法の効果検証と医療モデル 岩壁 茂
精神医療のテリトリーと将来 村本好孝
診断の限界を乗り越えるために―ある自閉スペクトラム当事者の経験から 綾屋紗月
〈脳〉の病名を問え!―幻覚剤が拓く心理療法の最前線 黒木俊秀
[エッセイ]ペットロスの寛解過程 斎藤 環
[エッセイ]『ぼくらの心に灯ともるとき』を書いた理由―思春期の病名とは何か 青木省三
[インタビュー]現実をみつめて―多面的観察と多軸的思考 村瀬嘉代子・黒木俊秀

4-気になる〈心〉の病名―その効用と限界
遷延性悲嘆症(持続性複雑性死別悲嘆障害) 清水加奈子
ASD 黒田美保
成人ADHD病名の効用と限界 森 祥子・村上伸治
複雑性PTSD 大江美佐里
ゲーム障害(インターネットゲーム障害) 三原聡子・樋口 進
〈解離〉の病名 王 百慧
脱抑制対人交流症 山下 洋
線維筋痛症 宮岡 等・宮地英雄



特別講座
治療文化の考古学(アルケオロジー) 森岡正芳[編]
リズムにふれる 村上靖彦+宮地尚子
1,760円
1-総論
あいまいさのなかでの喪失と回復―存在と不在の「あいだ」を生きる 橋本和明

2-理論と考察――概念からみる喪失・悲嘆
複雑性悲嘆―概念と治療 中島聡美
あいまいな喪失とレジリエンス 黒川雅代子・瀬藤乃理子・石井千賀子
子どもの対象喪失―分離・愛着・物語 森 省二

3-事例と支援―事象からみる喪失・悲嘆
★個人の心的世界―ミクロレベル★
語りえない悲しみを支える―医療現場における子どもの死をめぐって 出﨑 躍
人生航路の舵を切る―いじめ・不登校・転校 奥野 光
予期せぬ別離・届かない言葉―喪失と悲嘆のケア,救援者の惨事ストレスケア 藤代富広
変わりゆく本人の傍らで―高齢者・認知症 扇澤史子
ふたたび生きて在るために―緩和ケアの現場で生と死の間を生きる 近藤(有田)恵

★変容する家族・パートナーシップ―メゾレベル★
「わが子が欲しい」という不妊治療をめぐる喪失・悲嘆―不妊治療・出生前診断 増田健太郎
虐待による一時保護,施設入所とあいまいな喪失 川﨑二三彦
ふたつの親子関係の中を生きる子ども―面会交流 町田隆司
わかれについて―犯罪被害遺族 櫻井 鼓
還らない生活―加害者家族 門本 泉

★コミュニティ・社会との軋轢―マクロレベル★
社会への信頼や人生を喪失した感覚を抱く人々―性暴力・性虐待被害 齋藤梓
貧困と疎外―「社会」と「世間」のあいだで 金井 聡
日延べされた服喪追悼―コロナ禍・死別・悲嘆 清水加奈子
「あいまいな喪失」と「公認されない悲嘆」―被災者のレジリエンスにおける社会的影響 瀬藤乃理子
1,760円
1-[総論]知っておきたい自殺対策の基本
自殺対策の是非と未来の自殺対策のあり方に関する試論―特集の意図と問題点を中心に 末木 新
自殺対策の現状と課題―自殺対策の振り返りとコロナ禍の経験をもとに 竹島 正
日本の自殺予防研究の現状と課題 影山隆之
自殺をせずに幸せに充実した人生を送る方法―ポジティブ心理学の立場から 島井哲志・荒木敏宏

2-知っておきたい自殺対策の現状と課題
自殺対策と心理職―保健・医療における自殺対策と心理職に期待される役割 河西千秋
自殺予防のための地域支援 勝又陽太郎
インターネットを活用した自殺対策の整理と今後の課題 髙橋あすみ
自殺予防教育―現状・方法・課題 川野健治
いじめ自殺―現状と対策の課題 下田芳幸・吉村隆之・平田祐太朗
職場の自殺―過労・ハラスメントの現状と自殺対策 山内貴史
孤独な高齢者が幸せに生きていくためには? 豊島 彩
コロナ下における自殺―現状と対策の方法 上田路子
災害と自殺 竹林由武
自死遺族支援―現状・方法・課題 川島大輔
社会は自殺予防対策の担い手をどう増やし,育てるか―民間非営利団体からの展望 伊藤次郎
2,640円
I-総論
痕跡から構想する力――企画にあたって/森岡正芳

II-治療文化の考古学(アルケオロジー)
対談1|文化を書く――見出された痕跡/象られていく星座/森岡正芳+江口重幸
心理臨床の生態学的転回(ecological turn)――生命的なプロセスとしての〈心〉/村澤和多里
心理臨床の身体論的転回/野間俊一

III-知の情念=受苦(パトス)
心理学の情動論的転回(affective turn)――スピノザからヴィコツキー/神谷栄司
情動論的疾病の時代にエモーショナルであること――情動論的転回から心理臨床へ/田澤安弘+歌音
アフェクトゥスの問題圏/箭内 匡
パトスの知――ヴィクトーア・フォン・ヴァイツゼカー/丸橋 裕
感情史とは何か/森田直子

IV-医の論理(ロゴス)と生の倫理(エチカ)
医療と宗教と心理学は出会えるのか――エマニュエル運動と『Psychotherapy』講座/江口重幸
病み,生きる,身体――身体医学史/田中祐理子
対話と倫理――正しさの在処/宮坂道夫
不確実性と終わりなき意思決定――アトピー性皮膚炎患者の事例から/牛山美穂
弔いの時間――カイロス(永遠の時間)/岸本寛史

V-傷と回復
対談2|傷と回復の「時」――トラウマの時間論/宮地尚子+森 茂起
貧困地域の考古学――西成の歴史,外国,障害,子育て支援/村上靖彦
トラウマ・スタディーズと批判的障害学を接続する/菊池美名子

VI-生存への制作(ポイエーシス)
「生存の美学」――フーコーのエートス/慎改康之
「暴力の予感」と,証人になること――「朝霞」,アルピジェラ,帰還兵/松村美穂
コミュニティを創造する――芸術のポイエシス/吉川由美
描く(書く)こと,生きること,死ぬこと/みやざき明日香

VII-ケアの公共圏――コラボレーション/イノベーション
対談3|心と社会――いずれが前景で,いずれが後景か/岸 政彦+東畑開人
〈ケア〉とは何か?――横臥者たちの物語/小川公代
ひとり生きるために――ケアされる自由のエスノグラフィ/髙橋絵里香
食事行為の緊張と緩和――縁食空間のケアについて/藤原辰史
権威に背を向けてオルタナティヴ医療を貫く患者たち/服部 伸
1,760円
1-[総論]トラウマ/サバイバル1-[総論]トラウマ/サバイバルトラウマ/サバイバルをめぐる断想 大嶋栄子

2-傷を生きる―批評と臨床[対談]傷を生きる 大嶋栄子・宮地尚子
傷つきのリトルネロ―DVを通して加害と被害を考える 信田さよ子
格差・貧困・ジェンダー 丸山里美刑務所内TCとサバイバル―受刑者の関係性は塀を越えられるか? 坂上 香
記憶の物語化―宮澤賢治を考えながら 森 茂起

3-傷をみつめる―臨床事例という経験傷つけられた子どもたちと,傷つける/傷ついた社会の〈再生〉―トラウマインフォームドケアの視点 野坂祐子
オンライン化がもたらすトラウマ被害者支援(ケア)の拡大 中野葉子
流転する加害/被害―DV加害者グループ 古藤吾郎
男性の性被害への視座 宮﨑浩一
二次受傷のセルフケア―援助者のためのマインドフルネス 小林亜希子

4-語りえぬものを語る―記憶の地層・痕跡の裂開シラフでクレージーになるために―表現としての回復 倉田めば
「私が“おれ”だった頃」―生き延びる希望 有元優歩
「その後の不自由」の“その後”を生きる 上岡陽江・カレン

★特別対談児童・思春期臨床で一番大事なこと―発達障害を巡って 青木省三・本田秀夫

★リレー連載臨床心理学・最新研究レポート シーズン3
第29回「「プロセスに基づくセラピー」事始め―「エビデンスに基づくセラピー」の先を行く,臨床心理学の新たな枠組み」 樫原 潤
主題と変奏―臨床便り第50回「対話者たることの資格を剝奪する」 石原真衣

★書評
津川律子・花村温子 編『保健医療分野の心理職のための対象別事例集―チーム医療とケース・フォーミュレーション』(評者:吉田三紀)
土橋圭子・渡辺慶一郎 編『発達障害・知的障害のための合理的配慮ハンドブック』(評者:吉村麻奈美)
傳田健三 著『大人の発達障害の真実―診断,治療,そして認知機能リハビリテーションへ』(評者:中西康介)
小栗正幸・國分聡子 著『性の教育ユニバーサルデザイン―配慮を必要とする人への支援と対応』(評者:三田村仰)
1,760円
1-[総論]問いからはじまる面接構造論
特集にあたって 上田勝久

2-面接構造を基礎づける―学派間対話
治療構造論を更新する―認識論から主体化へ 山崎孝明
治療構造論の影―ユング的治療態度 大塚紳一郎
「構造」しかない認知行動療法―認知行動療法における面接構造私(試)論 田中恒彦
パンダシステムで解説するブリーフセラピーの構造 生田倫子
ナラティヴ・セラピー―認証と多声に向かう臨床構造 安達映子

3-面接構造が動くとき―「枠」の柔軟性
生活臨床の場―精神科デイケア 北岡美世香
児童虐待への危機介入―決断主義という視点から 菊池裕義
コミュニティケア―所沢市の精神保健に係る取りくみ 下平美智代
治療構造のリフレクティング―反復(タクト)でなく更新(リズム)のために 矢原隆行
プレイセラピー 廣瀬幸市

4-変わりゆく面接構造―オンライン設定の応答性
オンライン設定における心的空間の平板化と拡張 堀川聡司
オンラインCBTと対面CBTの異同 岡村優希
応用行動分析学の立場から面接構造を考える 吉野智富美
心理療法の面接構造とオンラインカウンセリングについて―統合的アプローチの立場から 西野入篤
マインドフルネスの立場から 岸本早苗

連載
治療は文化である[責任編集]森岡正芳

[第3回]回復(リカバリー)を巡る対話
―当事者と専門家の「共通言語」を求めて 信田さよ子・倉田めば

リレー連載
臨床心理学・最新研究レポート シーズン3
第28回「コンパッション―その進化と心理療法への応用」 浅野憲一

主題と変奏―臨床便り
第49回「コロナ禍のカンタービレ」 木村裕美

書評
花丘ちぐさ 著『その生きづらさ,発達性トラウマ?―ポリヴェーガル理論で考える解放のヒント』(評者:吉田三紀)
西見奈子 編著『精神分析にとって女とは何か』(評者:中村留貴子)
長尾和哉 著『非行・犯罪からの立ち直り―保護観察における支援の実際』(評者:須藤 明)
原井宏明 著『認知行動療法実践のコツ―臨床家の治療パフォーマンスをあげるための技術』(評者:三田村仰)
1,760円
1-[総論]あたらしいアサーションをはじめよう
アサーションの多元的世界へ 三田村仰

2-[技法編]各技法から見たコミュニケーションのコツ
自分の気持ちがわからない……―エモーション・フォーカスト・セラピー(EFT) 岩壁 茂
大切な人とのアサーティブな関係を築く―カップル・セラピー 野末武義
コミュニケーションの困難に対するエクスポージャー療法 田中恒彦・倉重 乾
ACT Matrixから機能的アサーションを見極める―ダイアグラムを用いて 茂本由紀
普段使いの機能的アサーション―パートナーへの家事・育児の引き継ぎを例に 三田村仰
コミュニケーションの発想を広げる―行動分析学 田中善大
相手とのちょうどいい距離感を掴む―ディスコース・ポライトネス理論(DP理論) 宇佐美まゆみ

3-[展開編]ひらかれたアサーション
「本当の思い」は隠されている?―自閉スペクトラム症の女性のカモフラージュ 砂川芽吹
HSP(Highly Sensitive Person)の考え方―対人社会的環境という視点からの考察 飯村周平
カムアウト・パッシング・アサーション―LGBTQ 石丸径一郎
斜面の下に埋まっているもの―権力関係を背景としたコミュニケーションの不成立過程 西井 開

連載
治療は文化である
[責任編集]森岡正芳
[第2回]文化×物語=社会
江口重幸・東畑開人
1,760円
1-[総 論]アセスメントの基本を考える
[インタビュー]アセスメントを再起動する 岩壁 茂

2-[基礎篇]アセスメントを理解する
ケースを観察する―力動的アセスメント 上田勝久
ケースを査定する―心理検査 風間雅江
ケースを組み立てる―協働作業としてのケースフォーミュレーション 三田村仰
ケースの「見立て」を書く作業 山本 力
ケースを語る―フィードバック 野田昌道

3-[応用篇]アセスメントを実践する
[医療]“主訴”が語られなかったら?―情報収集と仮説生成 出﨑 躍
[医療]属人的で断片的な情報をどうつなぐか?―チーム医療における情報共有 扇澤史子
[福祉]優先すべきは治療か生活か?―支援者が認識すること・できること 山口創生
[福祉]「被害者」を包括的に支援するには?―査定と連携 齋藤 梓
[司法]アセスメント面接におけるうそと真実 門本 泉
[司法]親子の「絆」を見極めるには?―面会交流 町田隆司
[教育]「問題児」が虐待されていたら?―ファーストクライエントの特定 野坂祐子
[教育]査定の結果をどう支援に活かすか?―チーム学校と協働的なコンサルテーション 橋本忠行
[産業]ハラスメントをどう理解し対応するか?―企業の動向および効果と限界 山田竜平・渡部 卓
[産業]悩める組織と社員に何ができるか?―個人と環境・疾病性と事例性 榎本正己・松本桂樹

4-[資料篇]アセスメントを研究する
アセスメントを学ぶ基本書セレクション


新連載 [短期連載]治療は文化である
第1回 感情と癒し―心理学と社会学のクロストーク 山田陽子・岩壁 茂・森岡正芳
1,760円
1-総論
日本のひきこもり 境 泉洋
ひきこもり本人 Toshi
ひきこもり「当事者の知」―親の立場で 伊藤正俊
コロナウイルスとひきこもり 池上正樹

2-ひきこもりの理解
ひきこもりの生物学的基盤―ひきこもりにバイオマーカーは存在するのか? 早川宏平・加藤隆弘
発達的要因・個人要因 齊藤万比古
ひきこもりの理解―家族関係 野中俊介
ひきこもりの文化・社会的要因―文化心理学からの検討 Koh, Alethea H.Q.・Liew Kongmeng・内田由紀子

3-ひきこもりの支援
家族支援 平生尚之
居場所支援 田中 敦
本人支援―主として相談室などでの対面的支援 竹中哲夫
「働かなくても良い」から始まる就労支援 芦沢茂喜
訪問支援 齋藤暢一朗
危機介入 山本 彩
ファイナンシャル支援 村井英一
ひきこもり本人がいるきょうだいへのアプローチ―「KHJひきこもり兄弟姉妹の会」の実践活動から 深谷守貞
コロナ危機とひきこもり 中垣内正和
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臨床心理学の内容

  • 出版社:金剛出版
  • 発行間隔:隔月刊
  • 発売日:奇数月10日
心理臨床家の専門誌!
毎号ベテラン執筆陣によるタイムリーな特集を企画。臨床心理学の第一人者による連続講座・連載コーナー・最新知見の紹介なども充実。投稿も随時受け付ける。

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