麺業界 発売日・バックナンバー

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月刊麺業界 2011年2月号 目次

麺業界展望~この人に聞く!~
クリタエイムデリカ 栗田晴巳社長
商品開発と人材育成に注力
スーパーやコンビニエンスストア(CVS)を中心に調理麺を提供しているクリタエイムデリカ(埼玉県越谷市)がもっとも力を注いでいるのは商品開発だ。調理麺に特化したメーカーとして、どう展開していくのか。栗田代表に話を聞いた。
――直近の状況について。
栗田 昨年から工場の建て替えを行っている。焼く、煮る、蒸す、炒めるといった調理加工や、野菜の前処理などを一カ所で行える工場となる。当社では5年ほど前に、蒸しやゆでの袋麺製造をやめ、調理麺製造に特化した。一部、地元の給食用麺の提供も行っているが、メイン事業は完全に調理麺製造に移行している。

(中略)

麺メーカーでなければ作れないものを

近年、大手食品メーカーの子会社など、大手も調理麺に参戦してきた。そういった会社には開発担当者がたくさんいる。それらに対抗するにはできたての麺のおいしさ、高い品質を訴えていかなければならない。他社ではできない開発が必要だ。麺メーカー同士ではなく、違うジャンルのメーカーとの戦いが始まった。麺メーカーが昨年と同じ商品を持って行っていてはだめだ。麺メーカーでなければ作れず、店がほしいと思うものを我々が提供しなければならない。新製品を増やすのはロスも経費もかかり、大変だが、開発は大きなキーワードのひとつと言えるだろう。
(中略)
――今後の課題は。
栗田 研究開発と並び、人の教育が大きい。就職難の今は逆にチャンスだと感じている。今春は新卒者を多く採用した。従業員の管理が行き届いていないと良い商品はできない。社員と一緒に考えた経営理念の中に「社員の幸せを目指す」という項目がある。現在、社員の行動規範を示す「クレド」(credo信条を表すラテン語、企業の信条や行動指針を簡潔に記したもの)を作成している。作成に際しては社員に考え方を話し、返事をもらって検討していく。押しつけても実行できない。自分たちで作ったという意識が大切だ。人材ではなく、「人財」をつくっていくという発想だ。


「年の瀬ラーメン」「年明けうどん」は年末・年始の新習慣となるか
年明け」は外食店で伸長

名濃
「静か」「手入れ簡単」な米粉用粉砕機、導入先拡大

米粉100%うどん「稲穂うどん」が完成
薬師庵

景気見通しアンケート2011【製麺・製粉業界】
高付加価値商品のキーワードは?

製粉各社の製麺関連新商品
鳥越製粉 熊本製粉 千葉製粉

大規模小売の優越的地位濫用「改善なかなか進まず」
食品産業センター調査

【スポット解説】2010年麺類生産数量

〈連載〉
巻頭評論「みんなで乗り越える」とは?
めん春秋
「今は行動力が求められている」②長谷川 汎
この店この麺が食べたい!中華そば○丈(まるじょう) 中華そば

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【11月】
麺類生産数量【生麺・乾麺・即席麺】2010年1~11月
1,558円
月刊麺業界1月号(11年) 目次
麺業界展望~この人に聞く!~
サンヨー食品 井田 純一郎 社長
ロングセラーブランドをリニューアル
――2010年の総括を。
井田 昨年の7月に2009年度の業績を発表した。そこで、単体の売上で2.7%増、経常利益を2.8%増という2010年度の目標も発表し、今のところ順調に推移している。昨年の夏の猛暑は、さすがに苦戦した。単月では目標に届かない月もあったが、秋からは回復し、「サッポロ一番 みそラーメン」のリニューアルがあり、昨年7月に新発売した「サッポロ一番 担々麺 」がヒット、「カップスター」のリニューアル、一昨年から投入した「デュラムおばさんのカップパスタ」も好調で、2010年度の目標は達成可能だと考えている。
――「サッポロ一番 みそラーメン」のリニューアルについて。
井田 ロングセラーブランドのリニューアルということで、慎重に慎重を期して、テストにテストを重ねた。実際にお客様にお出しできるものが完成するのには数年かかったが、昨年自信を持って出せるものが完成した。お客様からも好評で一安心している。CMでは7種類のみそをブレンドしていることを伝えている。おいしさの秘訣でもあるみその調合は何度も試食を重ねた。リニューアルがうまくいったのはそういう積み重ねだと思う。
(中略)
――2011年の展望は。
井田 今期はおそらく目標どおりに推移するだろう。来期も新しい目標に向けてがんばっていきたい。価格訴求で利益を出すのではなく、適正価格で利益を出していきたい。着実に新商品やロングセラー品を販売していくことで積み上げていくつもりだ。そういう意味で、新たな目標も数字ありきのものにはしない方針だ。今年は原料価格が高騰する可能性があるが、現段階で具体的な対応については答えられない。

2011年 麺業界業種別見通し【生麺・乾麺・即席麺・パスタ】
価格志向から付加価値商品へ、回復の兆し

特集 小型機械
省スペース、低価格で高機能
多品種少量のニーズに応える小型機械

世界最大級の米国国際料理会議に協賛参加
米国市場への進出本格化狙う
はくばく

食品産業新聞社創立60周年
「食品産業『変革』のネクストステージ」トップインタビュー③
吉原食糧、旭製粉、がんこフードサービス

「不当な値引き要求」DS・食品スーパーで3割超す
食品産業センター調査

〈連載〉
巻頭評論「食品には“希望”がある」
めん春秋
「今は行動力が求められている」①長谷川 汎
この店この麺が食べたい! ラーメン成清 らーめん煮玉子入り

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【10月】

1,558円
月刊麺業界12月号(10年) 目次
麺業界展望~この人に聞く!~
豊国ヌードル 阿部 博英 会長
生パスタのナンバー1メーカーを目指す
すっかり日本の食卓に定着しているパスタ料理だが、ここ数年は外食店などで、生パスタを使用する店が目立つようになった。麺メーカーでも外食店でも従来のうどん・そばだけでなく、生パスタを製造するところが増えてきている。豊国ヌードルも元々うどんや中華麺を製麺していたが、最近は業務用の冷凍生パスタが売上を伸ばしている。
(中略)
――1番の特徴は。
阿部 廉価版から高級品まで、どの価格帯でも対応できることだ。素材とカットの仕方などを組み合わせればそのアイテム数は限りなく広がっていく。ユーザーの要望に100%応えられるようにしている。麺機もイタリア製の押し出し式製麺機を揃え、十分な設備を整えている。急速冷凍のゆで麺、熱殺菌した常温のパスタなど、チルド・冷凍・常温と3つの温度帯の商品が提供できる。また、業務用に関しては、40食を最小ロットにしており、10食ずつ4種類の商品の混載も可能とするなど、ユーザーが使いやすことを第1に考えている。
――生パスタの魅力とは。
阿部 小麦本来の風味が残っており、うまみがあるところだ。ソースのラインを導入したのも、普通のレトルトのパスタソースは乾麺向きに作られており、生パスタには向いていないからだ。生パスタはそれ自体に味がしっかりあるので、生パスタにあったソースが必要だと感じた。外食店に生パスタをすすめるとき、「来店頻度が増える」と言っている。食感が良く、飽きのこない風味の生パスタは毎日でも食べることができる。目指すのは生パスタナンバー1企業。売上の数字だけの話ではなく、アイテム数や価格の幅広さ、設備の充実など、総合的なナンバー1だ。

さぬきの夢2009始動!
伸展性に富み、製麺適性がさらにアップ

スーパー41社中間期
減収減益が相次ぐ

加ト吉 琴平工場を今里食品に事業譲渡
CVS調理麺、エリア拡大、中四国・岡山の一部までカバー

「年の瀬ラーメン」を全国展開へ

麺好きな国の〝麺競争〟「ベジ麺」など新企画続々

食品産業新聞社創立60周年
「食品産業『変革』のネクストステージ」トップインタビュー②
兵庫県手延素麺協同組合、奈良県三輪素麺工業協同組合、スズキ麺工

【スポット解説】
TPPと小麦粉二次加工業界

「派遣要請有る」は食品スーパー、DSで5割超す
食品産業センター調査

〈連載〉
巻頭評論「今何ができるのか」経営者の責任とは
めん春秋
「経営に役立つ一品料理」【最終回】長谷川 汎
この店この麺が食べたい! 本田商店 ラーメン

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【9月】

1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
グルメ杵屋 椋本 充士 社長
お客様・現場第一主義に回帰
うどん店「杵屋」、そば店「そじ坊」、サンドウィッチの「グルメ」などの外食店を全国に展開しているグルメ杵屋(大阪市住之江区)。2010年4月に椋本氏が社長に就任、厳しい環境の中、6月に開催された株主総会では「新生グルメ杵屋として業績を必ずV字回復させる」と宣言した。今後の取り組みについて聞いた。
――社長就任にあたり、まず取り組むことは。
椋本 過去45年、創業から今までを見直してみた。直近の2期は利益の確保が難しい状況にあるが、さかのぼってみると20年前に始まっていたのではないか。今から20年前、既存店の売上が下がり始めた。減ったと言っても微減で、それまでが右肩上がりだったこともあり、とにかく出店して売上規模を増やすということを続けていた。今、本来の、原点に戻りたいと考えている。改革の大きな柱は4つある。①業態再編②グループシナジー③教育の抜本的改革④お客様・現場第一主義、だ。
(中略)
――メニューについて。
椋本 商品の味については株主総会でも指摘があった。20年前、外食はファミリーレストラン業界がけん引しており、セントラルキッチンで調理したものを現場で温めて提供するというスタイルをみんなが追っていた。しかし現在、お客様が求める価値はそこにはない。手作りであったり、ひと手間かけたものに価値が見出されている。
(中略)
――好調業態「麦まる」について。
椋本 40数年間の間、テナントを中心に出店してきた。ロードサイド店舗は少ない。セルフサービスのうどん業態だが、東京・大阪などの大都市圏を中心に店舗展開していく考えだ。
(中略)
セルフ業態とフルサービス業態ではメニューを分け、客層の違いなども考えながら商品開発をしていく。業態の集約は来期中にまとめていきたい。海外への進出も進めており、昨年末はバンコクに丼丼亭を出店、今後はロサンゼルスに麦まると丼丼亭を出店する計画がある。一進一退の攻防だが、来年3月にいい結果を出したい。

新潟県「R10プロジェクト」米粉麺の注目度高まる
小麦粉消費の10%を米粉に

〝麺〟の総合展示会「Noodle World 2010」
各社工夫を凝らしたPRを展開

業界初の〝赤いあげ〟で「年明けうどん」を盛り上げる
オーケー食品工業

麺食振興部門で新潟県なまめん工業協同組合が最優秀賞
第51回製麺業者新潟大会

食品産業新聞社創立60周年
「食品産業『変革』のネクストステージ」トップインタビュー①
恩地食品、今里食品、名城食品

センターフィーの負担、若干減も58.2%と高い
食品産業センター調査

〈連載〉
巻頭評論 「表示」「クレーム対応」に対する意識を高く
めん春秋
「経営に役立つ一品料理」⑨長谷川 汎
この店この麺が食べたい! 誠や9号店 手打ちそば

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【8月】

1,558円
月刊麺業界10月号(10年) 目次
麺業界展望~この人に聞く!~
シマダヤ 木下紀夫社長
成長への挑戦、質だけでなく量の拡大も

──貴社の経営方針と業績の動向について。
木下 当社は昨年会社設立60周年を迎え、来年(2011年)は創業80周年を迎える。02年に最高益14億円となったが、02年から06年までは毎年利益が前年割れとなり、売上高は毎年350億円台で推移したものの、経常利益は下降線を辿った。私が社長に就いた06年は経常利益が9億円にまで落ち込んだ。売上は前年並みを維持しているのに、何で利益が出ないのか。そこで、『量から質へ』をテーマに、収益構造の改革に乗り出した。
(中略)
──今期のテーマについて。
木下 09年からスタートした中期経営計画「シマダヤNEW STAGE80」の2年目。1年目で経常利益については当初掲げていた目標は達成した。次のステージは売上や利益などの数字上での目標ではなく、シマダヤというブランド力、人材力の強化を図っていきたい。
(中略)
日本の麺は勝ち残る
──業界の今後の見通しについて。
木下 生麺業界はどんなに強い会社でも、北海道から沖縄までを1社で独占することは不可能。生麺は伝統食品であり、地域毎に麺、スープ、具材は異なる。地域によって、そばを好む所があれば、うどんや冷し中華を好む所がある。気温も違うし自然環境も違う。少子高齢化が進む過疎地域では需要が落ち込むかもしれないが、現在一千社といわれる麺業界が危機的状況に陥ることは考えにくい。外資の参加で、麺業界で再編の波がくるということもないだろう。日本の麺文化はやはり日本の企業が支持され、勝ち残っていくと思う。

第52回全国製麺業者新潟大会
めん2010年 in にいがた
知恵・勇気・行動力でもう一歩さらに前進!「うまさぎっしり新潟」より全国へ

Noodle WORLD 2010開幕
ラーメン、うどん、そば、パスタ、麺類のすべてが集結!
2010年10月19~21日パシフィコ横浜

麺屋棣鄂(めんや・ていがく)
製麺所のブランド戦略とは

アライアンス・ネットワークに新たな動き
明治屋商事の菱食との合併を受け

年明けうどんの提案を強化
尾家産業提案会

大規模小売業者からの「要請」改善進んでいない
食品分野では、改善足踏み状態
食品産業センター調査

三菱商事系食品卸4社統合へ
商社主導で食品卸業界を再編に

【スポット解説】10月期麦価1%引上げ、反映方法に苦慮
〈連載〉
巻頭評論 「真の価値」へのシフトチェンジ
めん春秋
「経営に役立つ一品料理」⑧長谷川 汎
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【7月】
めん類生産数量表10年1~3月【生めん・乾麺・即席麺】
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
明星食品 山東一雅社長
既存の基幹商品を復活へ

即席麺業界は、需要が本格化する秋冬に向けて、各社とも基幹商品のリニューアルを発表している。価格改定の後、長引く不況で消費者の財布の紐が固くなり、業界全体としても売上が減少傾向にある中、新商品よりもむしろ、売上の規模が大きい既存商品を見直し、業績の向上を図る傾向が出ている。
その中でも、ひときわ大きな話題となっているのが、明星食品のロングセラー、チャルメラの発売45年目にしてのリニューアルだ。山東一雅社長に、今後の即席麺業界の展開、チャルメラ復活にかける思いを聞いた。
――現在の状況はいかがですか。
山東 4~6月の第1四半期では、売上が前年比を若干割っているものの、利益は計画通りに上がっている。昨年5月のインフルエンザの流行による好調が影響し実績が上がらなかったが、6月に入って盛り返し、回復基調になっている。
(中略)
――チャルメラのリニューアルについて。
山東 昨年9月に、開発、営業、マーケのメンバーでプロジェクトを立ち上げ、9回検討会を開いた。その中で、色々な意見があり、今回の全面刷新に至った。独自の“ホタテの旨み”を増大し、パッケージを刷新、キャラクターの〝おじさんのイラスト〟も新しくした。麺質、スープ、木の実スパイスを改良。スパイスは、新たに「秘伝の小袋」と名付けた。
(中略)
「全員力」でブランド復活
――販促では、社長自ら地方にも行かれるとか。
山東 今、行商に歩いているところで、チャルメラのリニューアル意図、良さを(取引先)トップの方々にPRしている。手ごたえはある。よしやろう!と言ってくれている。味は間違いなく美味しくなっている。特に、味噌フレーバーは良い。9月1日から一部の地域を除いて、全国一斉に出荷する。工場、研究、営業スタッフ含め、全社一丸、社員の家族含めた〝全員力〟で進めていきたい。キャラクターのおじさんも、髭がすっきりした。おじさんの復権とブランドの復活。大いなる拡大をしたい。チャルメラはここ数年苦戦していた経緯もあるが、当社はチャルメラとともに発展してきた。チャルメラが復活することで、『明星は元気だぞ』とステークホルダーから声があがれば良いと思っている。


2010年 チルド麺・冷凍麺特集
生麺類09年食数2~4%増維持、売上は前年割れ

35%以上で依然として「従業員等の派遣条件」不明確
不当な従業員派遣要請、CVS、ドラッグ、DS等で高水準
公正取引委員会が調査


大都市圏に600店舗構想
地方は自社競合に
丸亀製麺

講演「食品業界の未来について」
社団法人食品産業センター西藤久三理事長

〈連載〉
巻頭評論「2010年夏の麺類は…」
めん春秋
「経営に役立つ一品料理」⑦長谷川 汎
この店この麺が食べたい!「チャンポン亭総本家」和風ちゃんぽん
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【6月】
1,558円
目次

麺業界展望~この人に聞く!~
イズミヤ
鹿島正輝食品商品部長
生鮮強化と地域密着を課題に
近畿を中心に食品スーパー(SM)、総合スーパー(GMS)やスーパーセンター(SuC)を展開するイズミヤの戦略について、食品商品部長の鹿島正輝氏に聞いた。リージョナルスーパーは現況をどう捉え、対応し、展開していくのか。
――現在の状況は。
鹿島 3‐6月の売上は既存店で95.7%と、厳しい状況だったが、6月にはやや回復した。昨年はストップしていたテレビCMの再開なども奏功したのかもしれない。7月はほぼ前年並みで推移している。食品は衣料品や住居関連商品に比べると落ち込みが少ない。
――消費動向は。
鹿島 消費者にも「節約疲れ」が見えてきたように思う。売れている商品をみてみると、最近は「ちょい贅沢」という食シーンが求められるようになってきたと感じる。そのニーズに対して動き始めたところだ。この波に乗って「ちょい贅沢」という食生活を支援していきたい。
(中略)
――売場作りについて。
鹿島 当社では「オリンピック商品」という商品を設定している。金・銀・銅と、順番をつけている各店の売り込み商品のことだ。例えばアスパラガスを売り込みたいときにはバケツを使って大量陳列してボリュームを出していく。アスパラガスの中でも太めのものを売り込みたい場合には、「太い方がやわらかくて甘みがある」ということを「ふとうま」と表現したPOPを掲示する。さくらんぼは、国産とアメリカンチェリーを並べて対比させながら販売することで目立つ売場をつくり、売上が大きく上がった。オリンピック商品は新商品が対象になることが多いので、特売にかからず、売上は良い。
(中略)
――今後の取り組みは。
鹿島 とにかく生鮮の強化と地域密着に注力する。18時以降、夕方の時間帯の売上アップも課題の一つだ。個店で落とし込み、夕方の品ぞろえを深めていく。

シマダヤ10年3月期はコストカットに注力、増益につながる
冷凍麺は近畿のシェア拡大を目指す

麺類店の心強いパートナー
「他にないものを」ニーズに応える提案 福島鰹

カレーうどんに革命を起こす!
「カレーうどん100年革新プロジェクト」発足

「吉野本葛の良さ」生パスタで伝える
黒川本家

10年間の生めん類製品別生産動向(下)「変化する生めん市場の動きを追う」
好調の蒸し中華、品質の日本そば

〈連載〉
巻頭評論「和・洋・中揃ったご当地麺、凌ぎを削る」
めん春秋
「経営に役立つ一品料理」⑥長谷川 汎
この店この麺が食べたい!「庄平うどん」かやくごはんセット
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【5月】
1,558円
月刊麺業界7月号(10年) 目次

麺業界展望~この人に聞く!~
大阪府製麺商工業協同組合
太田年明理事長(㈱オオタメン代表取締役)
理事長就任、テーマは「和」

大阪府製麺商工業協同組合は、先日開催された総会で恩地稔理事長の後任として、太田年明新理事長を選出した。恩地前理事長は15年の間、同組合をけん引してきた。新理事長は就任のあいさつで「組合員全員で支え合う」と強調した。今後の展望について語ってもらった。

――理事長に就任して、抱負は。
太田 まず、目標となるテーマは「和」である。和をもって貴しとなす、という聖徳太子の言葉がある。私自身、これまで組合には深く関わってこなかった。そこでいきなりの理事長就任となった。いったい何をしたらいいのか、今までも平々凡々と元気で明るくやってきただけだ。だから「和」から始めようと思った。

独りよがりの戦略は正しくない
――「和」とはどのようなことか。
太田 今、ほとんどの飲食店の売上が前年を割り、我々製麺業者も打撃を受けている。そんなとき、自分だけが生き残りたいと誰もが思うだろう。その時に、独りよがりの戦略は正しくない、と基本に立ち戻ることが大切だ。「欲しい」と思われる商品を、値打ちを出して提供することが我々の使命だ。値打ちとは何か、価格を安くするか品質を良くするか、あるいはそのどちらも、ということである。そのためには自社だけでなく、業界全体で取り組まなければならない。「和」を保って信用を高めていきたい。しかし、競争は必要だ。相手を蹴落とす競争ではなく、切磋琢磨し、いいライバルがいるからがんばれるという「共創」を目指したい。
(中略)
――業界の今後は。
太田 「麺」だけで考えることはできない。以前、立ち食いうどん店の店主が、近所に同じ立ち食いうどんの店が出来ないか、心配していた。しかしライバルは同じ立ち食いうどんではない。マクドナルドができても客は減る。人口減の時代、麺業界だけでなく、食べ物の業界全体が変わってきている。人口減に関しては政府の政策に協力を願いたい。子供は簡単には増えないだろう。日本だけを思うと子供が減っているが、アジアの規模でみると若者の人口は多い。ここで、海外進出という言葉が出てくるが、そうではなく、海外から人が入ってくるのもいいと思う。食物の消費量も大きく伸びるだろう。
――組合の課題は。
太田 私の人生のテーマは「笑顔で生きていきます」ということ。仕事に対する思いも同じだ。「元気で明るく、うれしく、楽しく」、感謝の心がないといけない。理事長という大役を引き受けることを決めた時、「楽しくやろう」と思った。大阪の組合を日本で一番元気で明るい組合にしていきたいと思っている。

淡路島の「食」をつなげる生パスタ
創業100年の麺メーカーの新たな挑戦
淡路麺業

ご当地めん投入で市場活性化
日清食品チルド、サンヨー食品

「大規模小売業者と納入業者との取引に関する実態調査報告書」
不当な要請、返品、値引き…公正取引委員会が調査

「関西うどん・そば産業展」など5展示会が合同開催
約2万9千人が来場、依然として高付加価値商品の提案目立つ

食品産業センターが「トレサ表示」の現状調査
大手着手も中小に格差

炊飯米と群馬製粉の米粉麺を合わせた「ごはんうどん」全国へ

2010年中元商戦 素麺は割安感のあるボリューム商品が人気
メニュー提案で販促展開

完全無塩の讃岐うどん「塩江うどん」
ヌーベルジャポンエスペランサ

変化する生めん市場の動きを追う
縮む中華麺、活性化する茹でうどん
10年間の生めん類製品別生産別生産動向(上)
〈連載〉
巻頭評論 「関西うどん・そば産業展」からみえるもの
「経営に役立つ一品料理」⑤長谷川 汎
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【4月】
1,558円

麺業界展望~この人に聞く!~
都製麺所 奥野 貴史副代表
「さすが京都」と言われる商品を
都製麺所は大正10年頃、京都・西陣で機械製麺の製造卸業として創業した。現在では京ブランド認定商品を展開するなど、高付加価値商品の開発にも熱心に取り組んでいる。奥野貴史副代表に話を聞いた。
(中略)
個性的なセット麺を展開
――製品について。
奥野 最近少し話題になっているのが「冷たいカレーうどん」だ。購入したお客さんがブログなどで取り上げてくれている。夏季限定で5~10月の間、百貨店などに置いている。4年くらい前に発売したが、じわじわと人気が出ている商品だ。一度ゆがいた麺に冷たいカレースープをかけるもので、ネギや油揚げ、温泉卵などとセットにして販売している。多くの人が「食べたことのない」商品であり、とっつきにくいともいえる。それゆえ百貨店でのみの取り扱いとなっている。家庭用商品はゆでの袋麺が大半を占めているが、高付加価値商品としてこういった個性的なセット麺を展開している。焼そばの調理めんを販売していたこともある。キャベツに豚肉、ごま油までセットした商品で、売れ行きは良かったが夏場に苦戦した。昼ごはんとして活用してもらえたようだ。
このような具材付きのセット麺は購入者にひと手間をかけてもらわなければならない。麺も一度ゆがいてもらわなければならないので、弁当のようにはいかない。しかしこうしてひと手間を加えたものはやはりおいしい。おいしい商品を食べてほしいという思いがある。
(中略)
「京ブランド」として恥ずかしくないものを
――京ブランドについて。
奥野 当社の「京のおうどんどうどす」も京ブランド認定食品となっている。京都府内の加工食品の業界団体で構成される京都府食品産業協議会が主導して伝統製法や素材などの基準を満たした商品を「京ブランド」として認定する制度だ。「京都」の持つブランド力は強いが、麺メーカーはそのブランド力を使いきれていないのではないか。「京都で作っているからどうなのか」と言われたらおしまい。「さすが京都」と言われるような商品を作らなければならない。「だから何」と聞かれたときにきちんと答えられる回答がなければならない。認定のマークは有名店も付ける。どんな商品と並んでも恥ずかしくないものを作らなければならない。消費者の認知度はまだ低く、まだ商品を選ぶ基準にはなっていない。投資をしても宣伝していかないといけない。これからの課題のひとつだ。
組合活動を通じて思うのは、企業は自分のところさえ良ければ、と考えると危険だということだ。事情はわかるが、三方よしの精神で臨むのが本来の姿だ。他の企業が儲かれば自分も儲かる、と考えられたら一番だ。



主要スーパー42社2月期
客数減少で既存店増収3社のみ
値下げで営業利益も減益に

いよいよ開幕!
専門セミナーや特別イベントも充実、業界必見の展示会
関西うどん・そば産業展

年明けうどん「来年取り組む」は83%
さぬきうどん振興協議会アンケート調査

2010中部パック
6万3,375人、効率化を追求した製品が多数

第1回辻静雄食文化賞
『日本めん食文化一三〇〇年』の奥村氏らに贈賞

加工食品の原料原産地表示
「原料原産地固定化は消費者に不利益」製粉協会が意見提出

HACCP非導入施設向け食品衛生判定システム販売開始
セハージャパン

めん生産なぜ減った
09年は56万9千トンで2.9%減、16.5%マイナス成長=県別の生産量と人口を発表=

〈連載〉
巻頭評論「選択肢の多い売場」にシフト
「経営に役立つ一品料理」④長谷川 汎
めん春秋
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【3月】

1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
さぬきうどん協同組合 大峯茂樹理事長
さぬきうどんを1つに!
2010年の正月は「年明けうどん」に取り組むメーカー、小売業者が急増した。さぬきうどん振興協議会が発案し、またたく間に全国に広がった。「うどん大国・香川」発信の新しい食習慣は麺業界にとって期待の星である。また、「讃岐うどん」という全国にその名が知られたブランド食品の今後はどうなっていくのか。大峯茂樹理事長に聞いた。
――組合の現況について。
大峯 現在、組合員数は83社で、100%生麺メーカーとなっている。香川県の生麺メーカーは外食店も展開しているところが多いが、飲食店のみのうどん屋さんという組合員はいない。当組合はもともと「香川県生麺事業協同組合」という名前だった。4~5年前に私が理事長に就任した際に、伝わりにくい名だと思い、思い切って「さぬきうどん協同組合」に改名した。

統一できたら可能性広がる
2年前、香川で「世界麺フェスタ」を開催した時、さぬきうどんに関わる業者が集まって作られたのが「さぬきうどん振興協議会」である。こちらは文化的側面から讃岐うどんを考える、直接商売とは関係のない集まりである。一方、さぬきうどん協同組合は県内の生麺メーカーで構成されている組合。それともうひとつ、香川県には乾麺メーカーと製粉メーカーが加入する香川県製粉製麺協同組合というのが存在する。すべて「さぬきうどん」の組合だ。強いブランド力を持つ讃岐うどんだけに、ひとつに統一できたらもっと可能性が広がるのではないかと考えている。製粉製麺組合と、さぬきうどん振興協議会と、どの組合にも属していない、いわゆるアウトサイダーのうどん業者とが一緒になれないだろうか。「年明けうどん」の取り組みも認知度が上がってきている。振興協議会を通じてでも組合の存在を知ってもらい、加入を勧めていきたい。ひとつに統一されることで行政からの連絡などもスムーズにいき、内外でいい効果があるのではないか。「麺サミット」を開催したとき、これなら一緒にやれるのでは?という手ごたえを感じた。全麺連とも相談しながら話を進めているところだ。
(中略)
瀬戸内の島々を「麺の島」に
――組合としての今後の取り組みは。
大峯 今年は瀬戸内の7つの島で「国際芸術祭」が開催される。それにあわせて、観光協会から会場となる島でうどんを提供してほしいという要請があった。地域の人たちに還元できる形でうどん屋を出店したいと考えている。小豆島の手延素麺とも協力して、おもしろいメニューも考えてみたい。瀬戸内の島々を「麺の島」として発信していくのも良いのではないか。
(中略)
「年明けうどん」というのも讃岐うどんの一部。カレーうどんも、メーカーがPR展開に協力してくれるのであれば一緒にやっていきたい。大上段に構えるのではなく、気楽に明るく協力し合ってやっていきたい。今の目標は「年明けうどんの全国大会」をすること。各地のうどんの「年明け」のコンクールをしてみたい。会場は東京ではなく、地方にして、地域の活性化にもつなげていきたい。来年の全麺大会は香川県で開催される。せっかくなので目的を明確にし、何かおもしろいことをしたいと考えている。

乾麺特集2010
内食化傾向でメニュー提案盛ん
原料値下げ、一部メーカーでは価格に反映

09年乾麺生産数量
メニュー提案で消費アップ

第3回関西うどん・そば産業展
西日本最大級の外食・小売業界の専門展示会開催へ

乾麺工場を新設 生産能力は1.5倍に
中尾食品グループ

さぬきの夢2000後継「さぬきの夢2009」25年産で全面切替え
白く、明るく、モチモチなめらかな食感

関西セルフうどん戦争
「低コスト・低価格」に各社が参入 個性活きる市場作りが課題

〈連載〉
巻頭評論「クロスMDでにぎやかな売場に」
「経営に役立つ一品料理」③長谷川 汎
この店この麺が食べたい!47「節骨麺たいぞう 池袋本店」節骨こってりたいぞうらーめん

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【2月】
麺類生産数量表【生麺・乾麺・即席麺】09年1~12月
1,558円
月刊麺業界4月号(10年) 目次

麺業界展望~この人に聞く!~
梅ヶ枝製麺所 末吉正信社長
「人と人とのつながり」大切に
創業100年になる老舗、梅ヶ枝チェーンは、㈲梅ヶ枝製麺所として開業、業務用のラーメンを扱って30年になる。09年にはメインの取引先が倒産するというアクシデントに見舞われたが、現在順調に売り上げを回復しつつある。「まわりとうまく共存してこその商売」と語る末吉社長に話を聞いた。
――事業内容は。
末吉 もともとは業務用だけでなく、スーパーなどの小売店にも麺をおろしており、具付きのセット麺なども展開し、その上で業務用食材なども扱っていた。しかし、メインとして取引していたスーパーにコンサルタント業者が入ったことで付き合いが途切れてしまった。CVSとの付き合いもあったが、量は少なかった。コストもかかっていたので、それを機会に、一気に小売りをやめることにした。小売りをしなくなることによって、月の売上は400万円減少した。しかし、当時はちょうどラーメンブームがやってきたころ、得意先の何店舗かのラーメン店が店舗を増やしていたため、業務用も大きく伸長した。今は業務用が100%、当時9千万円だった年商は、昨年、メインユーザーの倒産以前には3億2千万円ほどになった。取り扱う商品はラーメン、うどん、そばの生麺だ。茹で麺類などは他社に依頼しているが、指定の粉で、当社のレシピによって製造してもらっている。麺メーカーでも製造機械の善し悪しなどもあって、それぞれ得意なジャンルがある。自社は何が得意なのか、ということを考える必要がある。当社は生麺なら負けない。得意な分野を伸ばし、設備や人を育てていき、「ここでないと」といわれる製品をつくっていきたい。
(中略)
――経営の理念は。
末吉 経営者というのは謙虚でなければならない。仕入れ業者がいないと商売は成り立たない。かかわる人たちすべてに感謝する心を持つことで、全体がよくなる。周囲の人々とうまく共存していくことはどんな商売をしても必要なことだ。ひとりでは何もできない。今、どこにいってもそれなりにおいしいラーメンを食べることができる。その中で惹かれるものがあるところに客は行くことになる。そこに人と人とのつながりがあり、店とはそういうものだと思う。
(中略)
――今後の展開は。
末吉 製麺所の身の丈、というものがある。中堅の飲食店にターゲットに絞って自社の力を活かせるところと協力していきたい。スープの業者を紹介するなど、いろいろなメリットも発揮できる。ユーザーからの相談に対して「知りません」では話にならない。工務店や不動産会社、デザイナーなど、あらゆるところにつながりを持っていないといけない。いい麺を作るだけでは難しい。ユーザーに喜んでもらったとき、仕事の喜びを感じる。楽しく仕事をするのが一番大切である。人育てにも注力していきたい。小さい製麺所でも、何か魅力を感じていただける製麺所にしたい。

バイヤーインタビュー
関西のスーパー3社
平和堂・阪食・イズミヤ

製粉各社の世界事業展開
中国・アセアンエリアに期待

つけ麺専用粉「傾奇者(かぶきもの)」発売
FOODEX JAPAN2010多様な外食メニューを提案
日清製粉グループ

10年4月期政府売渡麦価、5銘柄平均5%引き下げ
DNS4%下げ、1CW8%下げで格差縮小、現行制度前の水準に


〈連載〉
巻頭評論「複雑化する表示、業界団体の活用を」
「経営に役立つ一品料理」②長谷川 汎
めん春秋
この店この麺が食べたい!46「ホルモン焼きうどん本舗“いっさもっさ”」佐用ホルモン焼きうどん

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【09年年間】【1月】
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
杉浦製粉 門 善彦 社長
独特の麺文化を育てていきたい
――厳しい環境の中、どのような対策を?
門 有名外食店とコラボレーションした商品は引き合いが強く、好調だ。生麺とスープをセットしたもので、価格は2人前で300~398円としている。愛知県や岐阜県などの人気ラーメン店・うどん店のメニューを4アイテムほど商品化している。また、販路を拡大することも課題にしている。それには賞味期限の長い商品が必要だ。生麺で14日~30日くらいの賞味期限の商品を展開していくことで販路を拡大していきたい。
また、業務用の学校給食については、子供たちに麺を食べてもらえることがうれしい。学校では麺類メニューが人気のようで、地元の人たちは子供のころから当社の麺になじんでいただいており、うれしく思っている。当社は安城市にあるが、供給能力などの問題から、名古屋方面にも供給している。給食の食数の規模は5千~1万食くらいで大規模だ。その食数に対応できるメーカーはあまり多くはない。当社は小ロットから1万食規模まで対応でき、それは強みの一つだと考えている。
(中略)
独特の麺文化を大切にしたい
――どのような商品が求められていますか。
門 やはり国産原料使用製品の引き合いが強い。県内産原料の商品も地場スーパーなどからリクエストされる。こだわり商品として、すべて県内産の原料を使用してほしいという話もあったが、メーカーとしては安定供給と価格面で折り合いがつかなかった。しかし、そういった話は多い。同じ愛知県でも三河と名古屋は違う。地場産の食品に力の入っているところも、そうでないところもあり、一概にはいえないが、愛知県にはきしめんや味噌煮込みうどんなど、独特の麺文化がある。それらをもっともっと育てていきたい。
――今期の計画は。
門 調理麺は具も多く、原材料費も人件費もかかる。労働集約型産業のようなものだ。経費削減の余地はまだまだ残っていると考えている。
地場を対象に展開してきたが、そこから脱却し、販路を拡大していかないと売上は上がらないだろう。新商品だけで売り上げを伸ばしていくことは難しい。我々が持っている強みを最大限に活用することが大切だ。
(中略)
――業界の展望は。
門 愛知県という、きしめんに代表されるような、独特の麺文化のあるところに会社がある。そういうものをひとつの糧にして伸ばしていきたい。それは財産だと考えている。まだまだPR不足なところを感じる。全国的に愛知の麺を食べてもらえるようになるのが理想だ。

米粉特集
小麦粉とは別のもの」として需要を掘り起こす
ごはんと混ぜた「ごはんうどん」も登場

シェルフーズ 画期的!殻つきあさりソースの冷凍スパゲティ

シマダヤ
生産・物流の再編でコストダウンし販売数量拡大へ
成長路線への早期転換を図る

菊水 春夏新商品
北海道の人気メニュー「ラーメンサラダ」が登場
高付加価値商品「北の逸杯」シリーズ、リニューアル

春夏新製品 レンジ調理の冷やし中華やざるラーメンなど発売
グリコ栄養食品

小麦粉二次加工品メーカーに聞く 新たなる挑戦
「包む楽しさ」を届けたい
隆祥房

製麺技能検定に向けて実技リハーサルを実施
大阪府製麺商工業協同組合

〈連載〉
巻頭評論「いろんな食材と組合せできる「夏麺類」の強み」
「経営に役立つ一品料理」①長谷川 汎
めん春秋
この店この麺が食べたい!45「スープ食道 宝」関東風つけ麺

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【12月】
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
ソディック・プラステック 大迫健一副社長
新体制の下、製品の精度アップと海外進出に注力

ソディック新横トム事業部は昨年10月、ソディック・プラステック、トム事業部として新しいスタートを切った。製麺プラントメーカーとして、新体制の下でどんな展開があるのか。大迫健一副社長に聞いた。
――新体制はどのようなものですか。
大迫 まず、2つのメリットが挙げられる。
ソディック・プラステックは射出成形機をメインにしている。型で押し出して型をつくっていくのは麺作りに似ていると考えている。
新体制になり生産設備が更に充実した。例えば当社にはマザーマシンと言われる五面加工機などがあるのでこれによりミキサー麺機の精度を上げることができるなど、環境が変わったことにより、可能性が広がった。
もうひとつはアジアを中心とした海外進出だ。現在、中国の蘇州と厦門市、タイに工場がある。昨年5月から厦門工場で麺機の製造がスタートし、すでに7ラインを中国国内に出荷している。今年の4~5月には茹で機の製造にも着手する予定だ。製麺機、茹で機、即席麺のラインまで中国工場で製造することができる。今年中に全機械のラインを作りたい。ゆくゆくは東南アジアに向けて、タイ工場での製造も視野に入れている。
――製品について。
大迫 生麺の製造では真空ミキサーを使用することが現在の常識になっている。その中で、真空度のぎりぎりのラインをいかにキープするかは難しい問題だ。製品が新しい内はいいが、パッキンがゆるんだり摩耗したりすると真空度が落ちてくる。新体制となり、製品の精度を高めることで、こうした耐久度も大きく上がることになる。また、麺カスのでないロールや、生産性を上げるためにロール幅が広くなっても麺圧を一定化させることなども課題の一つだ。これらの課題に取り組んでいくことで、製品の品質はアップしていくだろう。2010年は、白山工場が加賀工場に移転し、トム事業部のショールームなども設置される。

(中略)

――今後の展開は。
大迫 日本国内でも価格競争は厳しくなり、機械も「安くていいものを」という要望が当然ある。将来的には中国で製造した製品を国内に持ってくることも計画している。製造コストについても、100%中国産で製造すれば国内産の半額程度で済むが、部品などの品質レベルを考えると日本製の部品を使うことになる。中国企業からすれば、関税などがかからない分、日本製品が半額くらいで買えるということで、喜ばれる。中国人自身が、中国製は安いが問題が多いということをよく知っている。中国製品と同じ価格にすることは無理だが、安全安心をどこまでアピールできるかが課題でもある。
――日本の麺の世界進出は進んでいますか。
大迫 中国に進出している麺メーカーは多い。これからの若い経営者は外に目を向け、実際に見に行って、世界の実態を知ることで閉塞感から解放されるのではないか。夢を持って飛び出していけばやれることはたくさんある。日本だけが農業がネックになり、アジア諸国の中で遅れている。自由に貿易ができ、行き来できれば食文化ももっと大きく広まっただろう。世界には変な日本食がたくさんある。本当の日本の食産業が世界に進出することで、そういったものはなくなっていくのではないか。


「年明けうどん」大きく飛躍
年末商戦後の空白スペースに新たな商チャンス
メニュー展開が今後の課題

2010年景気見通しアンケート
1年前に比べてPB品の影響は?業界の見通しを予想
開発のキーワードは機能性、簡便性、斬新性

セルフうどん・そばチェーンの各社動向③
セルフうどん、09年後半は客単価減鮮明に
夜のテコ入れが課題
三光マーケティングフーズ、家族亭、日本レストランエンタプライズ

小麦粉二次加工品メーカー新たなる挑戦⑤
シマダヤ エリア別戦略商品、来年にも投入

イベリコ豚の天然調味料「肉のうまみ」発売 大志プラン


〈連載〉
巻頭評論「大切に育ててほしい“年明けうどん”」
「儲けの仕組みと業績の向上5」長谷川 汎
めん春秋
この店この麺が食べたい!44「らー麺専門店“どん”」ゆず胡椒おろしラーメン

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【11月】

1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
トリドール 粟田 貴也社長
売上高65.7%増の高成長、「丸亀製麺」今後の展開

セルフサービス業態の讃岐うどん店「丸亀製麺」を展開するトリドール(神戸市中央区)の10年3月期第2四半期は、売上高前年比65.7%増と高成長を遂げ、経常利益率は13.2%となった。「丸亀製麺」という高収益業態がけん引した結果だ。現在、全国で約300店舗を展開し、うどん・そば業界で最も勢いがあるといっても過言ではない。今後の展開について粟田貴也社長に話を聞いた。

「2015年に1,000店舗」目指す

――現在の展開は。
粟田 トリドールは25年前に焼き鳥店として創業したが、5年前にセルフうどん業態中心へと切り替えた。当初はショッピングセンターのフードコートを中心に、自家製麺の丸亀製麺とともに、ラーメンやパスタなども展開するフードコートにおける多業態企業のようなものだった。その後、大型商業施設への制限により、フードコートからロードサイド店に軸足を変更した。現在は9割がロードサイドへの出店となっている。
(中略)
――今後の出店目標は。
粟田 2015年3月には1,000店舗にしていたい。分布図としては関東と関西をメインにし、人口分布に比例して出店していきたい。現在は愛知でも好調に推移しており、中国地方の反応も良い。また、ロードサイドは攻め時だと考えている。将来的には駅前・都心に出店していきたいと考えているが、ロードサイドを9割とするのは2~3年続きそうだ。
(中略)
――メニュー内容について。
粟田 麺には国内産小麦を使用し、原材料は良質なものを集めている。コシの強さはもっちりとしていて、硬いという食感とは違う。外麦は硬さを出しやすいが、内麦はもっちりしており、うま味や甘みが強い。ただ、今後は外麦とのブレンドなども視野に入れて、開発に力を入れている。

新業態の展開も計画

――今後の展開は。
粟田 6年目からは次の手を打たないといけない。来期には新業態の展開も考えている。同じ原料、同じマニュアルでつくっている。フードコートは囲い込み商圏。ロードサイドはすべてがライバル、強いモデルをつくっていきたい。外食というのは止まってしまう時期がきてしまうものなので、継続していきたい。機動力、柔軟性に富んでいることが当社の強みといってもいい。
(中略)
丸亀製麺はここ数年、マイナーチェンジし続けている。設備の入れ替えなどはまめに行っており、再投資している。こういう対応力を強めるためにも直営でやっていきたいと考えている。
丸亀製麺という業態を認知してもらうことも大きな課題だ。セルフうどんはまだまだニッチな分野で、成功のチャンスはまだある。それを掘り起こし、積極的に展開していきたい。1,000店というのは難しい。人に知ってもらえるライン、というイメージがある。広く認知してもらうためには1,000店必要だ。立地は引き続きロードサイドを攻めるが、あわせて都市型フォーマットも検証していきたい。どこでも展開していける汎用性と柔軟性を大切に持ち、複数業態で経営の安定を図る。また、先になるが海外展開も検討している。業界に常に新しい風を吹き込みたい。

2010年麺業界の見通し~生めん・乾麺・即席麺・パスタ~
内食化傾向が追い風、価格志向から品質志向へ
NB回帰にむけて商品力アップが重要課題

年明けうどん」2年目に突入!!
即席で新製品、流通、外食でも注目度高く

セルフうどん・そばチェーンの各社動向
脚光浴びる「セルフうどん」
「低価格」「手作り」が支持集める
はなまるうどん、フジオフードシステム、フレンドリー、セブン&アイ・フードシステムズ


〈連載〉
巻頭評論「2010年のキーワードは」
「新しい麦制度と製麺業界の対応」No.28
「儲けの仕組みと業績の向上4」長谷川 汎
めん春秋
この店この麺が食べたい!43「玄界灘ラーメン 博多あごや高槻店」あごやラーメン

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【10月】
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
サンヨーフーズ 宮池 厚伸 社長
「少々高くてもいい商品」を外食業界に提案

讃岐うどんの本場、香川県坂出市のサンヨーフーズは今、業務用麺の拡販に注力している。地元有名店である「池上製麺所」ブランドの冷凍うどんを展開、職人が手打ちした冷凍うどんなど、高付加価値商品を外食店に積極提案している。「少々高くてもおいしいうどんを食べてほしい」と語る宮池厚伸社長に話を聞いた。

手間ひまと良い原料でおいしいうどんを

――いい商品とは。
宮池 うどんを作るのに手間ひまをかける、良い原料を使う、このふたつでおいしいうどんができる。昔から香川県で食べられているうどんを全国に持っていきたい。つゆも香川県のつゆで食べてほしい。
ちなみに、香川ではスーパーでも安いゆでうどんは売れない。相場はだいたい58円くらいで、おいしいものでないと売れない。県外から参入してきたスーパーで安くゆでうどんを売っているところもあるが、讃岐うどんの地元だけにうどんをみる消費者の目は厳しい。

外食向けの高付加価値商品を提案

――業務用の現在の状況は。
宮池 業務用の売上は3年以内で5億円にするのが目標。売上全体の4分の1くらいにもっていきたい。今人気がある商品は生パスタのシリーズ。90秒~150秒とゆで時間が早いことも人気の原因のひとつだろう。デュラム小麦を100%使用しており、スパゲティーニやフェットチーネなどがある。手打ち麺を使用した冷凍ゆでうどんは職人が1枚1枚足踏み・手打ちした生地を包丁で切り出し、大釜でゆであげて急速冷凍したもの。高額メニュー提案として展開している。その他にも讃岐の有名店「池上製麺所」監修の「るみばあちゃんのおうどん」なども他店との差別化ができる高付加価値商品だ。
現在、業務用は関東を中心に展開しており、ある程度の売上をつくってから他でも展開していきたい。オリジナルの麺の製造は5千食以上であれば受け付けている。

価格で勝負はしない

――戦略展開について。
宮池 業務用はメニュー提案で営業している。メニューと製品をセットにして提案する。この場合、麺類店よりは居酒屋などの方が受け入れられやすい。また、天ぷら店や、焼肉店など、しっかりしたメインがある店のサイドメニューとしてうどんを提供するのも効果的だと考えている。外食店では「いいもの」を出す店が増えてきた。そのせいか、一度取り扱ってもらうと長い付き合いができるようになった。専門の料理人に調理してもらえることもうれしいことのひとつだ。
外食店の反応をみていると、うどんを扱いたいという店が多く、特に居酒屋に多いようだ。手打ちの冷凍うどんは昨年の8月に販売が始まり、今年になって反応が良くなった。関東はこれからうどん屋が増えるのではないだろうか。
おいしさというのはわかってもらうことが難しい。商談の際は提案に行く、という姿勢で臨む。「買って」とは言わない。価格で商売はしないと決めている。


中小製粉座談会②
制度改革の荒波の中で中小製粉の生きる道とは

小麦粉二次加工メーカー新たなる挑戦 宝産業
天津・ロスで製麺工場とラーメン店をオープン
現地ユーザーの拡大を狙う

セルフうどん・そばチェーンの各社動向
グルメ杵屋 麦まる 3年間で100店舗を目指す

業務用小麦粉の改定価格が出揃う
二次加工業界は「品質強化」対応望む

うどんの100年を食べ比べ「さぬきうどんタイムカプセル③」開催 吉原食糧

麺に練りこみコクを出す「プレカーサ」販売開始
月島食品工業

〈連載〉
巻頭評論「アイデア不足の家庭料理に“食べ方提案”を」
「新しい麦制度と製麺業界の対応」No.27
「儲けの仕組みと業績の向上3」長谷川 汎
めん春秋
この店この麺が食べたい!42「福龍門 刀削麺」

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【9月】

商品情報・内容

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