麺業界 発売日・バックナンバー

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1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
丸美 樫本 潔 代表取締役
取引先とは誠心誠意の付き合いを
 ㈱丸美は大阪生野区の新今里に創業して60年以上、餃子や春巻の皮を中心に製造している。樫本潔代表は取引先との信頼関係を築きながら真摯にモノづくりに取り組んできた。その姿勢には学ぶべきところがたくさんある。

乾麺特集2012【各社動向】
2年連続の増産、今シーズンも期待高まる
そうめん用つゆ、ソースのバリエーション増加

NOODLE WORLD KANSAI 2012
フードステージ in 関西では実演調理も
5月22日からインテックス大阪で開催!

50年間売れ続ける棒ラーメン
各県の味「九州シリーズ」を新発売 マルタイ

十勝圏農業新技術セミナー
中華麺用小麦やそばの新品種を紹介

食品廃棄物の発生抑制に目標値設定
4月からパン、麺類製造・小売業で

製粉各社の小麦粉価格改定
メーカーと流通の対応いかに

〈連載〉
巻頭評論 「ギフトは年に2回だけ?」
製造現場で役立つ安全・衛生管理 第2回
めん春秋
「肩のこらないお話」④長谷川 汎
この店この麺が食べたい! ラーメン虎と龍 伊丹店 「久留米の龍」「博多の虎」

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【2月】

1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
力の源カンパニー 河原成美代表取締役
「総合粉食企業」へ!世界市場は可能性じゅうぶん
 日本の食文化を代表する料理として「ラーメン」を挙げることに意義をとなえるものはないだろう。庶民の味として各地で誕生したラーメンは外食店や即席めんなど、さまざまなチャネルで独自の進化を遂げた。その中で「博多一風堂」の登場はラーメン店の歴史において、エポック・メイキングともいえる出来事だった。女性がひとりでもラーメンを楽しめるというコンセプトはその後のラーメン店のあり方に大きな影響を与えた。そして今、力の源カンパニー(福岡市中央区)は、「総合粉食企業」として新たな展開をみせている。ベーカリー、そば店の出店や農業法人の設立、共同仕入れのシステム構築、海外進出など、同社の挑戦について河原成美代表に聞いた。

2012年チルド麺春夏新製品【各社動向】
韓国風、カレー麺、米粉めん、目立つエスニックテイスト

NOODLE WORLD KANSAI 2012
5月22日からインテックス大阪で開催!

電力料値上げ反対の要望書を提出
全国生鮮加工食品流通協議会

関西大学と共同開発した不凍タンパク質を本格販売
大手製麺の冷凍麺に採用  カネカ

存在感増すインターネット通販
各社動向⑧【セブンネットショッピング】
グループ力生かした事業戦略に強み

2011年の麺類生産量127万t、2.5%増と好調
目立つ即席袋めんの高い伸び

麦価下げに対応
安売りを避け経営を重視

〈連載〉
巻頭評論 価格に負けないスーパー
【新連載】製造現場で役立つ安全・衛生管理
めん春秋
「肩のこらないお話」④長谷川 汎
この店この麺が食べたい! べねスパゲッティ 海の幸たっぷりアンチョビソースの蒸しパスタ

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【1月】
麺類生産数量【生めん・乾めん・即席めん】11年1月~12月

1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
アイランド食品 久保田健夫社長
 近代日本の食文化を語る上で、ラーメンの存在は無視できない。幾度のブームを越え、今なお庶民派グルメの帝王であるラーメン。その文化を支え、発展させたのは各地のラーメン店であるといっても過言ではないだろう。近年、即席やチルド麺などでメーカーと有名店とのコラボ商品が数多く展開されているが、その中でもアイランド食品(香川県綾歌郡)の「銘店伝説」シリーズはその本格ぶりが他の製品とは一線を画している。同社の久保田社長に話を聞いた。


2012年冷凍麺春夏新製品【各社動向】
「簡便調理」がキーワード

加藤産業が他社に先駆け春夏の展示会を開催
麺とつゆをバイキング方式で試食提案

12年4月期輸入小麦の政府売渡価格発表
主要5銘柄平均○○%引き下げ

全国理事長会議ひらく 全国製麺協同組合連合会

旨味の小麦粉「香風(かふう)」が好調 吉原食糧
昭和40年代のさぬきうどんをイメージ

存在感増すインターネット通販
各社動向⑦ 【アマゾン】
「品揃え」「価格」「在庫保管」の3本柱で成長

電子マネー決済システム「かざっぴ」
8種類の電子マネーに1台で対応

大阪業務用見本市で「麺」に焦点 ヤグチ

〈連載〉
巻頭評論 簡便、早い、その次は?
めん春秋
「肩のこらないお話」③長谷川 汎
この店この麺が食べたい! 蕎麦COMBO WATANABE つけ蕎麦

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【12月】

1,558円
即席めんトップインタビュー
サンヨー食品 井田純一郎社長
明星食品  山東一雅社長

4年目の年明けうどん 外食好調、小売りは苦戦
メニューのブラッシュアップが引き続き課題

うどんに「針を入れる」スーパーと製麺企業を恐喝
許せぬ卑劣な犯罪行為に厳しい処罰を

存在感増すインターネット通販
各社動向⑥ 【高島屋】
成長戦略に位置づけ無店舗販売を強化

即席袋めんが8.3%増と大幅伸長
1‐11月麺類生産数量

2012年景気見通しアンケート
「さらに悪くなる」やや増加
景気判断分かれる


〈連載〉
巻頭評論 年明けうどんはどこへ行く
めん春秋
「肩のこらないお話」②長谷川 汎
この店この麺が食べたい! どうとんぼり神座 おいしいラーメン
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【11月】

1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
兵庫県手延素麺協同組合 井上猛理事長
品質管理を今まで以上に強化
 2011年夏商戦はギフト・家庭用ともに乾麺類は好調に推移した。また、震災や台風の発生もあり、乾麺は保存食としても改めて注目された。手延べそうめんのトップシェアを誇る「揖保乃糸」を展開する兵庫県手延素麺協同組合の井上猛理事長に、2012年の展望を聞いた。
――2011年を振り返って。
井上 まず3月の震災の発生が大きい。特需や支援として被災地に送った分も含めて出荷量が大幅に増えた。4月には、長年CMキャラクターを務めていただいていた田中好子さんの訃報という悲しい出来事があったが、消費は伸び、5月の中旬まで好調に推移した。5月後半から6月末までは厳しい状況だったが、7月早々の梅雨明けで一気に消費が拡大した。7月の2週間で、最終的に8月分に匹敵するほど出荷量が増えた。夏の終わりと同時に在庫もなくなったが、前半の好調と裏腹に、冬場価格に切り替わると勢いが止まった。
(中略)
鍋商材として秋冬の需要を喚起
――販売戦略について。
井上 例年より10日早い梅雨明けで、10日分品切れが早まるのではないか、と危惧した。残暑が厳しく、長かった10年夏期商戦は夏場のエンド展開も9月まで引っ張った。11年はお盆前後から乾麺の棚が縮小したが、その後に冬場商材として売れていくのはありがたいことだ。秋冬の需要喚起を積極的に行っており、鍋料理に素麺を、と訴求している。
――12年の課題は。
井上 例年やってきたことでもあるが、大手メーカーとのコラボレーションを進めていきたい。夏の商材をもっと活かせるように、つゆやソースメーカーとともに、より幅広いニーズに応えられる販促活動を展開していく。また、メニュー提案についても消費者に分かりやすく伝えていくことが課題だ。小売店でも、大手・中堅・生協・ディスカウントなど、店の特徴を出しながら夏場の展開を考えていきたい。メニューコラボによって、毎日でもエンドが変えられる。メインはどちらでもいい、日替わりで提案していき、連携していければ、と考えている。メーカーの開発した製品と特色ある素麺を組み合わせることは可能だと考えており、機械製麺でも、手延べでも、すべての乾麺が潤うように売り出し、麺類の中で選択することができる、幅広い売場を作っていければ、と思う。

2012年 麺業界 業種見通し
ご当地麺、新タイプ麺、機能性、簡便性など、開発努力で価格競争に歯止めを

変わらないために変わり続ける「一風堂」
進化する「総合粉食企業」 力の源カンパニー

松屋製粉が栃木県にそば製粉設備を集約化
瑞穂食品の米粉工場も本格稼働 日本製粉G

震災で価値を高めた即席めん
麺そのものに新技術を集中


〈連載〉
巻頭評論 価格も龍のように上昇させよう
めん春秋
「肩のこらないお話」①長谷川 汎
この店この麺が食べたい! 饂飩きぬ川 とり玉天ぶっかけ
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【10月】
麺類生産数量【生めん・乾めん・即席めん】2011年1~9月
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
シマダヤ 木下紀夫社長
創業80周年、品質にとことん取り組む
シマダヤは今年、創業80周年を迎えた。同社は1931年に名古屋で創業。当初は米穀業から始まったが、現在はチルド・冷凍麺を事業の中心に据えている。60年に日本で最初の「自動ゆでめん製造装置」を設置し、翌61年にはこれも日本初となる「ゆでめんの個包装化」を実現。また、88年にはゆでずに水を通すだけで食べられる麺「流水麺」を発売するなど、新技術・新商品への挑戦を続けている。
――80周年を迎え、今の心境は。
当社は31年に創業者の牧清雄が、愛知県名古屋市で米穀業から始めた。その後事業を製麺業に切り替えたが、ここまで山あり谷あり、色々な至難を乗り越えられてきた先輩たちがいて今がある。また、多くの皆さんに支えられて、今、関東を中心にチルド麺・冷凍麺を販売することができている。私が感じているのは、シマダヤは品質最優先の会社ということ。品質にとことん取り組むことが創業者の考えで、今後も引き継いでいかなければいけないことだと、改めて考えている。
(中略)
――現在の市場をどうみるか。
今の状態の消費者動向からいうと、まずは節約志向があり、どう対応していくかを考えている。ここに、後ろからは原材料の高騰もある。この事態は、どこの社長も経験したことがないはずだ。どの会社でもコストは上がっていて、下がっているのは人件費くらいだ。また、12年4月1日には法人税が上がり、同10月にはたばこ税、13年からは住民税や所得税も上がる。これが12兆円とかそれ以上で、ここから3年から10年の間はやはり不安になる。時限立法とはいっても、働いている間はずっと復興増税の影響を受ける世代もいる。それからすると、消費は厳しいのではないだろうか。

売上450億円、経常利益30億円を目指す
――今後の展望について。
今起きていることは、売れるものが飛び抜けて売れてしまい、商品のバラエティ化が進まない状態。当社も震災以降に生産を止めなければいけない商品があり、残した商品は伸びたが、生産を復活させた商品の売上が戻らないということがあった。ある意味ではラインナップの再構築になったが、安価でコモディティな商品が増えている。私達は付加価値商品を出していくが、このコモディティな商品と付加価値商品の市場バランスが問題なのだと思っている。私はまだまだ未熟だが、この辺りをどのように舵取りしていくかが今の課題と捉えている。チルド・冷凍麺どちらも本気になって改革をして、コスト競争力を磨いていかなければならない。海外事業では色々なことをやっていくが、儲かるとは思っていない。それよりも関東の市場をいかに掘り下げられるかが問題だ。チルド麺の業界でも淘汰が進んで行くだろう。その中で商品の質によって、シマダヤというブランドをどう強くしていくかが重要だ。次の14年までの中期経営計画では、売上450億円を目指し、経常利益も30億円くらいまでいきたいと考えている。夢ではない。今、当社は中堅優良企業と言われているが、やはりその上を目指していかなくてはと思っている。これからもチルド麺・冷凍麺事業を中心に、強い専業メーカーになりたい。強くなるためにも、生産設備や商品開発への攻めの投資を進めていく。また、それを成果として変えていかなければいけない。

Noodle WORLD 2011
多彩な麺の祭典、原料から製麺機まで

米粉めん、3種の穀物ミックスめんなど風味豊かな麺用粉をそろえる
鳥越製粉

営業を2部門制に、工場・品質管理に大規模投資を予定
熊本製粉新製品発表会

「丸亀製麺」12年3月期第2四半期は過去最高益に
来年2月、家庭用冷凍うどんを発売 トリドール

存在感増すインターネット通販
各社動向⑤【BtoBへの参入が活発に】
本業の補完的な位置付け、新たな成長の柱にも

スーパー38社中間期
震災で売上・利益かさ上げ 35社増益、第2Qは明暗

CVS7社中間期
全社で既存店売上高増 客数は4社増、3社減

【公正取引委員会 メーカー・卸取引実態調査】
卸売業者にも「優越的地位の濫用行為の可能性あり」

乾めん生産数量
2年連続で伸長、好調の要因は?

〈連載〉
巻頭評論 「うどん業態、好調なのは…」
めん春秋
「小さな新聞記事を見落とすな」長谷川 汎
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【9月】
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
樽政本店 樽田明典社長
縁を大切に、いいものを伝える仕組みづくり
愛知県が讃岐や博多などに引けをとらない「めん処」であることはどれくらい認識されているだろうか。名古屋の麺といえば味噌煮込みうどんときしめんが有名だが、全国的に有名な麺があるというだけでなく、乾麺文化が強く根付いており、家庭内でもよく食べられている。麺を食べることに手間を惜しまない愛知の人々は麺には少々「うるさい」ようだ。そんな風土の中、樽政本店の1食315円という高価格帯の生麺商品が人気を集めている。
(中略)
――現況について。
樽田 ここ10年くらいで様子が変わったと感じている。今まで日配中心に展開し、ある程度特化してやってきたが、手作業のものが多く、量産するのは難しいと感じた。身の丈にあったやり方で、地に足を付けてやっていくことが大切だ。そのためには品質が重要になる。いいものを作ろうとすると、原料が良くないといけない。すると価格が上がってしまう。いかに地道に売っていくかが課題になる。当社の基幹商品は紙袋に入った1食分の生麺にスープとフリーズドライの具材がついた紙袋包装のシリーズだ。1食315円(税込)と安くはないが、支持を得ている。
(中略)
――地元の麺食文化について。
樽田 愛知県の麺のレベルは高く、讃岐にも負けない。手打ちの職人さんも多い。名古屋の麺として有名なきしめんは、実は地元では弱く、家庭ではあまり食べられない。1食にすると高くなるのであまり普及しないのかもしれない。ゆで麺として安く売るところができれば普及するのでは。味噌煮込みうどんは名古屋の豆味噌文化、歴史が独特の食文化に表れている。名古屋の人にとっては安くておいしいが当たり前なので、食のレベルは自然に上がっていく。当社ではきしめんを普及させるためにアレンジメニューの提案商品「恋するきしめん」を発売している。半生麺のきしめんに甘いタレを付けたものでサラダやおつまみなど、アレンジ次第でいろいろな食べ方ができる。
――今後の展開は。
樽田 きしめん、味噌煮込みうどんの専門店をやっていきたい。立ち食いの小さな店を何軒か、というイメージもある。また、ネット通販も力を入れていきたい。今秋からはネット販売でも販促に投資し、露出を増やしていく。食材をいろいろと取り扱い、縁を大切にしたネットワークを広げていいものを伝える仕組みを作っていきたい。いろいろと食べ歩き、学び、文化を知ってフィードバックしていく。

全世界への食品供給に向けて、厳しい基準をクリア
EHEDG採用の冷凍海老ワンタンヌードル製造ライン
ソディック・プラステック

全麺香川大会に250人参加
「年明けうどん提案会」も同時開催

今夏はフル稼働で絶好調
琴平工場は拡販に応じてキャパ拡大を計画
今里食品

存在感増すインターネット通販
各社動向④【Yahoo!ショッピング】
取扱高3,000億円弱に成長

【2010年度食品産業の取引慣行実態調査】
メーカーは独禁法関係の法・告示の認識を

大手スーパー4社中間期
客数で既存店が明暗
イオンリテールのみプラス

2011年1~7月めん類生産数量
めん類全体で4.5%増

小麦粉価格改定【スポット解説】麦価・粉価は常に連動するもの、流通の理解醸成を

〈連載〉
巻頭評論 展示会に見る製品PRあれこれ
めん春秋
「今は行動力が求められている」⑪長谷川 汎
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【8月】
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
対談
さぬき麺業 香川政明社長×吉原食糧 吉原良一社長

日本で一番有名な「ご当地麺」となったさぬきうどんは、いかにして世界に広まったのか。そしてその未来はどうなっていくのか。第52回全国製麺業者香川大会の開催に際し、大正15年の創業からさぬきうどんを全国に広めてきたさぬき麺業(高松市)の香川社長と、製粉メーカーとしてさぬきうどんを見守り、深く関わり続けている吉原食糧(坂出市)の吉原社長が語る。

――なぜ香川でうどん文化が育ったのか。
香川 奈良時代、空海がお土産として大陸からうどんを持ち帰ったという説があり、多くの人に信じられている。私も信じているが、文献はないようだ。現在のうどんの形は江戸の元禄時代には完成していたことが、金毘羅祭礼図の絵屏風から読み取れる。讃岐は気候が温暖で、水はけのよい土壌は小麦の栽培に適していた。観音寺の伊吹島はだしとなるいりこが獲れることで有名だ。坂出・宇多津には塩田があり、醤油も盛んに作られていた。
吉原 小麦の歴史は明治以降しかわからないが、水車製粉は「寺車(てらしゃ)」とも呼ばれ神聖なものだったようだ。ある程度位のある者が責任をもって動かしていた。平野で小麦がとれたことから粉食文化が育った。干ばつやひでりが多い香川県は米の栽培が難しかった。ため池の密度が日本一ということもそれを表している。一揆も数多く起こり、讃岐の人々にとって米はなかなか手に入らないものだった。1923年(大正12年)、麦年貢が廃止されたことで、広く一般的に食べられるようになった。
(中略)
吉原 香川県は「うどん」というキーワードでひとつになる。開発のときでも180度反対の意見というのは出なかった。「おいしい」の基準が似ているようだ。
香川 香川の人はうどんに目がない。数百軒といううどん屋を回っている。
吉原 お客さんが「食べるプロ」といった感じだ。
香川 さぬきうどんは業者のものではなく、県民のもの。変なことをしたら叱られる。
吉原 02年(平成14年)、「はなまるうどん」が渋谷に100円うどんを出したことで、再度さぬきうどんに火が付いた。88年(昭和63年)、瀬戸大橋がかかると、本州から人が入ってきた。93年(平成5年)には「恐るべきさぬきうどん」が出版された。今はナビやネットで情報もあるが、四国という土地は長らく孤島だったともいえる。70年代、外食産業が発展していく中で、讃岐は時間が止まっていた。そしてうどんは重厚な地元の食となっていった。
(中略)
――課題は。
吉原 さぬきうどんは海外に向けても羽ばたいている。日本だけでなく、海外にも目を向けて大きくなっていくだろう。そして県内のさぬきうどんは30年後でも常食として変わっていないだろう。その一方で外食としてのさぬきうどんを考えると、ある種の転換期が来ている。食べたい人が訪ねていくのがさぬきのうどん店。人を呼び込むサービスはしない。これは一般的な外食の方向性とは違う。いつか脱皮も必要かもしれない。
香川 父親の代から継続して小学生対象のうどん教室を開催している。今、家庭でうどんを打つ人が少ないからこそ、この風習を残していきたい。さぬきうどんとは、何はともあれ「楽しい」。うどんのことを話していても、食べていても、とにかく「楽しい」ものである。


第52回全国製麺業者香川大会
めん2011年 in かがわ
全国製麺協同組合連合会 安田征伍会長
本場さぬきうどん協同組合 大峯茂樹理事長

さぬきうどんの向上を目指して
さぬき麺機 岡原雄二代表取締役

生めん類の消費、今年前半に急回復へ
焼そば、和そば、餃子の皮が断トツの伸び

Noodle WORLD 2011開催!
注目の出展企業と専門セミナー

存在感増すインターネット通販
各社動向③【ぐるなび食市場】
飲食店とのつながり生かしたお取り寄せ品
他にはない高級店・老舗の味も

【消費動向】7月のスーパー・外食
気温上昇、節電で外食が震災後初の売上増

【2010年度食品産業の取引慣行実態調査】
センターフィー依然として不透明
従業員派遣や不当な値引きも

〈連載〉
巻頭評論 さぬきうどんの「守破離」
めん春秋
「今は行動力が求められている」⑩長谷川 汎
この店この麺が食べたい! 小麦と肉 桃の木 つけ麺
〈ニュース・資料〉
POS売れ筋品目ベストランキング【7月】
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
池利 池田 利一社長
「時代に合った変革で伝統を守る」

奈良県桜井市の三輪地方は、そうめん発祥の地といわれ、約1200年前から手延べそうめんが作られている。池利は嘉永3年(1850年)に創業、明治・大正時代に販路を広げ、その後は百貨店と共に成長してきた。近年、ギフト市場はシュリンク傾向にあり、家庭用はデフレの渦に巻き込まれている。伝統食品である乾麺をとりまく環境は厳しいが、「開発の池利」といわれる同社ならではの展開で売上拡大を狙う。
(中略)
――ギフトについて。
池田 ギフト市場はまだまだ広がっている、と考えている。中元、歳暮だけに限るとシュリンクしているが、「ギフト」という概念で考えると新しい市場もある。百貨店ギフトから、スーパー、ギフト専門店、ネットなど、今まで手付かずだった市場がある。商品の確保という課題をクリアした今、第2の出発のときを迎えていると言えるだろう。新しい業態に進出していき、この夏は成果が出てきている。
――商品開発について。
池田 当社の方針の中に「豊かな麺文化の創造」というのがある。4年前、太ものの「三輪うどん」に取り組んだ。大きな柱はそうめんだが、その次の柱となれば、と開発したところ、昨年の歳暮期では品切れになるほどよく売れた。そうめん製造に影響しないよう、歳暮商材として夏に製造し、秋から冬にはそうめんを製造することで、1年を通じて工場をフル稼働させる。そうめん業界は「夏は冷し、冬はにゅうめん」と訴えてきたが、なかなか定着は難しい。同じことを繰り返すのではなく、違う視点から冬の需要を考えた。先人たちが「三輪」という産地を大きなブランドとして育ててくれたことを思い、「三輪うどん」という名称にした。そうめん業界はメーカー名より産地が先に出る。社名も大切だが三輪というブランドを大切にしたい。
(中略)
――今後の課題は。
池田 三輪の伝統の上にあぐらをかかず、時代に合った変革をしていくことで、伝統を守り続けていく。改革しないと衰退する、ブランドもなくなる。改革と改善は、モノづくりにおいて怠ってはならない。工場を大増強したとき、全国から工場に見学者がやってきた。ノウハウを公開したのは、何より業界の発展につながると考えたからだ。また、こちらも貴重な意見を聞くことができた。業界全体で情報交換していくことも必要だ。製造の努力ではなく、販売にばかり目が向いている時代が長かった。当社は02年の事件以来、原点に戻り、製造に目を向けてきた。それが産地の伝統を守るための大きな方向性のひとつだった。これからはモノづくりと販売を一緒にやっていく時代だと感じている。

2011年チルド麺特集 メーカー各社の動向
チルド麺も簡便性がキーワード
原料高騰、一部では価格改定も

「放射能検査済み」そば粉を出荷開始
谷食糧

燃費を13%削減する高効率熱媒ボイラ
三浦工業

Noodle WORLD 2011開幕「麺業界から日本を元気に!」
2011年10月19日~21日 パシフィコ横浜

存在感増すインターネット通販 各社動向②【ベルーナ】
「頒布会」中心に展開、惣菜・ワインに強み

【2010年度食品産業の取引慣行実態調査】
協賛金要求「応じている」5割近く

〈連載〉
巻頭評論「30年後の乾麺は?」
めん春秋
「今は行動力が求められている」⑨長谷川 汎
この店この麺が食べたい! リンガール東京 ちゃんPon
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【6月】
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
京都府製麺卸協同組合 小林宏史理事長
「間口を広げず、特徴をしっかり持つ」
京都府製麺卸協同組合は1900年にその原型となる「京都麺類商組合」が設立され、1948年に京都製麺商工業協同組合となり、67年に京都府製麺卸協同組合と改称、現在に至っている。京ブランド認証制度などに取り組んでおり、2011年4月から理事長に就任した小林宏史氏は「原点に返ってブランド事業を展開したい」と意気込みを語った。

――現在の状況について。
小林 大変な時代に入っている。独禁法が施行される以前の、組合による価格統制があった時代を知るのは私たちが最後の世代ではないだろうか。最後にみた価格は「水盛り200g、70~73円」だったと記憶している。
現在は原料となる小麦粉の種類も多様化し、歩留まりにも大きな差が出るようになった。製造規模の違いによっても状況は大きく変わってくる。今やプライスリーダーとなっている流通企業は「適正」ということに目を向けなければ、市場の健全化は難しいのではないかと思う。
――理事長としての課題は。
小林 京都の組合はいうなれば零細の集団である。彼らが健全に経営していくために、どんな指導ができるか。副理事長を10年務めてきて、その難しさは理解しているつもりだ。大手の意見に振り回されていては、やっていけないところもある。現在の組合員数は約30社だ。私が初めて理事になったときには102~103社あったことを思えば、20年の間に三分の一以下になっている。組合員数をこれ以上減らすことはできない。組合費を払って加入している意義を感じられる組合となっていかなければならない。
(中略)
――ブランド力について。
小林 以前、「京都は京都と付けるだけで売れるからいいね」と言われたことがある。外から見たらそう見えるのかもしれない。確かに過去には「京都」が武器になったかもしれない。しかし今、「京都だから何」という差別化ができなければ終わりだ。世間はB級グルメで盛り上がっている。しかし京都は「A級」でなければならない。食文化の根本の街として、京都に行かなければ食べられないもの、店づくりや食材を含め、A級グルメの雰囲気を味わえるつくりが必要だ。「おもてなし」は全体をさす。そこに麺がどうからめるか、考えていく。
――今後の課題は。
みんなが同じことをしていてはだめだ。観光客のウェイトが高いところは「京都らしさ」を出し、うどん・そばの専門店であれば客が満足する品質を追求する。間口を広げず、特徴をしっかりもって追求することによってお得意さんも満足してくれるし、価格も守れる。それぞれのオンリーワンを持ち、麺の特徴がわかるものを作らなければならない。今まで麺屋は工夫が足りなかった。顧客への提案もなかった。注文されたから持って行く、という姿勢を変えなければならない。これから5年、10年の間にいろいろなものがすごいスピードで変わっていく。今のうちに目覚め、技術力を高めて経営方針をしっかり持ってほしい。

冷凍麺特集2011 メーカー各社の動向
酷暑が需要喚起、中食向けに期待

麺用小麦粉「麺小菊」新発売
弾力に富み、小麦の風味豊か 奥本製粉

食品企業の原料価格上昇への対応
52%が「販売価格アップ」 食品産業センター調査

存在感増すインターネット通販
ネットの普及や利便性が後押し 各社動向①【楽天市場】

めん類生産、順調にスタート
大震災支援物資で即席めん大幅増加


〈連載〉
巻頭評論「今こそ「商店街」の復活を」
めん春秋
「今は行動力が求められている」⑧長谷川 汎
この店この麺が食べたい! 時任家 坦々麺
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【5月】
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
滋賀県製麺工業協同組合 西村雅晴理事長
「全国ご当地うどんサミット」開催!
滋賀県製麺工業協同組合と東近江市、八日市商工会議所は、2011年10月2日、東近江市で「全国ご当地うどんサミット」を開催する。うどんに特化したご当地グルメのイベントは珍しい。全国から集まった各地のご当地うどんが一堂に会し、参加者の投票によってご当地うどんの「王者」を決定する。同組合はご当地うどんとして「近江牛うどん」を展開しており、このイベントを通じて全国のご当地うどんの認知を高め、地域活性化につなげていきたいと考えている。
1万人の集客を目指す
――イベント発案の経緯は。
西村 07年から当組合は、滋賀県のご当地うどんとして「近江うどん」を広める取り組みを展開してきた。滋賀県産小麦を使用したうどんで、近年は近江牛を具材に使用した「近江牛うどん」として県内各所のイベントでPRしている。このご当地うどんの取り組みの中で、何か全国的なイベントができないか、という思いからこのサミットが企画された。
――イベント内容は。
西村 全国から麺や具、スープなどに特色を持つ「ご当地うどん」を集め、10月2日に、東近江市の八日市本町商店街、駅前商店街(近江鉄道八日市駅近辺)で出展販売してもらい、来場者の投票でナンバー1を決定する、という企画だ。出展数は15~20団体位を予定している。集客は1日間の開催で1万人を目指しており、経済効果は1億円を見込んでいる。来場者の内訳は県内から7~8割、県外から2~3割と想定している。出展者には300~400」円程度でハーフサイズのうどんを提供してもらいたい。全国のうどん食振興のために、ぜひ全国からたくさんの参加と協力をいただきたい。
――出展するには。
西村 ①地域で日常的に食べられる②地域の複数店舗で提供されている③食材ではなく料理として提供されるものである④ご当地うどんを地域振興に結びつけようという熱い気持ちがある⑤イベント運営に協力的⑥食材・調理器具、器などを準備できる⑦積極的な広報に協力できる⑧800食以上の提供ができる。以上の条件を満たしていることが参加資格となる。実行委員会でイベントの目的と照らし合わせて審査し、出展者を決定する。応募期間は7月13日までを設定している。出店料は無料だが、共益費や実費についてはご負担をお願いすることになる。
(中略)
将来を見据えた目標をもって
――今後の課題は。
西村 外食店向けに拡販していきたい。讃岐うどんのようになればと思う。滋賀県はお茶やお米など、農作物はいろいろと豊富だが、これといった特産品が少ない。滋賀県に行ったら「食べて帰ろう」と思ってもらえるようなメニューにしていきたい。今、麺業界はデフレに苦しめられ、厳しい状況にある。特に小売店での価格競争は過酷だ。将来を見据えて何か目標を持たないと、業界全体が下がっていく一方なのではないか。イベントの開催の裏にはそんな思いもある。ひとつの目標を達成するために業界も地域も、足並みをそろえてやっていきたい。

こだわりのチャーシューをオーダーメイド
USDAの厳しい安全基準をクリア BB FOODS

Noodle WORLD KANSAI 2011盛況!3万4,851人が来場
魚介系スープに太麺、ラーメンはつけ麺中心のラインアップ

袋・箱詰めで重なりがあっても異物検出
X線異物検出装置 イシダ

施設・ラインのシンプル化、見せる製麺
国際食品工業展

総会
全国製麺協同組合連合会、全国めん類衛生技術センター、日本冷凍めん協会、(社)日本即席食品工業協会、日本即席食品工業公正取引協議会、一般社団法人日本即席食品認定協会、大阪府製麺商工業協同組合、京都府製麺卸協同組合、兵庫県生麺協同組合

取引慣行調査
新手の経費負担要求も散見
食品産業センター

【外食動向】2月決算概況、新規出店で増収企業が拡大
震災の影響大、今期は先行き読みづらい展開に
主要スーパー41社2月期

ゆで時間が短く、伸びにくい「トウモロコシ麺」試食会
ラーメン店にサンプル提供も アメリカ穀物協会


〈連載〉
巻頭評論「スーパーは値上げを受け入れるべきか」
めん春秋
「今は行動力が求められている」⑦長谷川 汎
この店この麺が食べたい! はんげしょう とり天ぶっかけ
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【4月】
1,558円
麺業界展望~この人に聞く!~
名城食品 藤原正敏社長
「熱狂する会社」へ
名城食品(愛知県阿久比町)は8年ぶりに社長交代し、藤原正敏氏が新社長に就任した。営業力と所品開発力の強化を課題に据え、社員のモチベーション向上により、さらなる発展を目指す。

――新社長としての抱負は。
藤原 率先垂範を旨としたい。名城食品は1974年発売の3食焼そばが大ヒットし、急成長した。95年には売上は100億円近くになった。これをピークに、その後は数字を落としている。ここ4年間は回復傾向にあるが、落ち込みの原因は何だったのか。2つの理由が考えられる。ひとつは中長期のビジョンの欠落。もうひとつは人、もの、金、の中で「人」への投資がなかったことが挙げられる。
――具体的には。
藤原 現在、来年度に向けて中期経営計画を立案中だ。若手社員を交え、ベースとなる企業理念、中長期ビジョン、人事給与制度も策定中だ。事業が急拡大する中で、組織作りが追いつかなかった。組織力が脆弱なため、個々の優れた能力・スキルの結集が足し算の和に止まっており、積算的な飛躍に繫がっていない。業容に見合った組織作りをする上で、中長期ビジョンの欠落はかねてから当社の課題であった。また、人事給与制度についても見直しを進めている。単なる成果主義ではなく、社員のモチベーションを最大限に高めるため、計画的なキャリア形成ができる仕組みを考えている。
(中略)
――生めん市場の展望は。
藤原 リサーチ会社のデータでは、数量も単価も落ちている。当社もパターンは同じで、特に単価ダウンが激しい中で、原料、資材の高騰などコストアップばかりだ。若い層を中心にPB商品の支持もあり、当面NB商品に明るい展望はみえにくい。企業ドメイン・販売チャネルの拡大を模索すべきと考えるが、短兵急に業績の浮揚策とはならない。長期的にはそういったビジョンを掲げるが、足元では地道なシェア拡大を図るしか術はない。
――今後の展開は。
藤原 長い時間をかけてブランド力を高めていき、消費者に安全・安心感を与えられるものを供給していくのが目標だ。付加価値の高い商品を開発していきながら、オーソドックスでおいしい商品も作っていきたい。スープやソースだけに依存せず、麺質の改善などにも一層力を入れていく。

棣鄂が新工場を竣工、移転
今秋にはラインを増設、生産量は3倍に

スズキ麺工がISO22000認証取得
機械製造にノウハウを活かす

「西日本の外食・小売業界から日本を元気に!」
西日本最大級の専門展示会『Noodle WORLD KANSAI2011』
東日本大震災復興に向けた特設ブースを設置!

小包装機械・資材特集
SMなどで個食パック増加

小麦粉価格改定
二次加工の対応が焦点

食品企業の海外進出
積極的取り組み25%、半数は「まったく関心がない」=日本公庫調査

主要スーパー41社2月期
既存店回復し30社が増益

〝開国〟と製麺業界の方向
TPP判断先送りも開国方針変わらず

〈連載〉
巻頭評論「消費者の不安には毅然とした対応を」
めん春秋
「今は行動力が求められている」⑥長谷川 汎
この店この麺が食べたい! 嶋や じゃこちくわ天ぶっかけ
〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【3月】
1,558円
月刊麺業界5月号 目次

麺業界展望~この人に聞く!~
大成食品 鳥居憲夫社長
小麦粉の特性を活かした中華麺
大成食品(東京都中野区)の創業は大正6年。屋台のラーメン店からスタートし、同業者に麺を卸し始めたことが製麺業の入口だった。現在では個人経営の店からチェーン店まで、幅広いユーザーに中華麺を提供している。近年では、ラーメン店開業希望者に向けて支援事業も展開している。鳥居憲夫社長に話を聞いた。
(中略)
――ラーメン業界の現状は。
鳥居 非常に競争が厳しい。関東近辺では3年で3割程度の店が残るような状況だ。10年になると1割ほどしか残らない。老舗はたいしたものだと思う。閉まる店と新しくオープンする店の数が同じくらいで、市場自体が広がっているわけではない。自家製麺する店も増えているが、半分以上の店がやめてしまう。

品質競争のシステムが業界には必要

――製品作りのポイントは。
鳥居 製麺屋には中華麺用はこれ、という風に原料を決めているところが多い。別に薄力粉で中華麺をつくっても構わないのではないか。中国の刀削麺は薄力粉でできている。水がアルカリ性のため、中国の麺でかんすいが入っているのは3割くらいのものだ。麺にはうどん、そばなど種類があるが、我々の世界はおいしければ何でもよいはず。日本人は特にカテゴリー分類が好きだと思う。そんな中、つけ麺などはうどんに近付いてきている。麺を直接食べるので、かんすい臭がしないようにかんすいを薄くしているところが多い。油そばなども同様だ。関西でもここ数年はつけ麺の店が増えている。東北・九州ではまだあまり見受けられないが、本州では依然として増えている。
(中略)
――業界の課題は。
鳥居 価格の競争はあるが、品質の競争が少ない。品質競争をするようなシステムを業界全体でつくっていく必要がある。いつも価格の話ばかりしている。麺は部分であり、作品として評価されることがない。価格競争は悪ではないが、品質競争できる業界でないと製品のレベルアップがない。工業的な麺メーカーも、家内工業的な麺屋さんも、中小も大手もうまく生き残っていける業界にしたい。ラーメン店の数は変わらないが、製麺業者は少なくなってきている。小さな麺屋さんも脚光を浴びることをしていかないと。大量生産・大量消費だけではつまらない。いいものを適正な価格で売ることができるようにしていきたい。

2011乾麺特集
「保存食」乾麺、震災の影響で出荷増大
原料値上げ、製品への反映は今秋以降

中尾食品グループ
11年10月に乾麺新工場を着工

トーク 瀬戸乃豪商
製造販売業務を一元管理

西日本の外食・小売業界から日本を元気に!」
西日本最大級の専門展示会『Noodle WORLD KANSAI2011』

2010年のめん類生産数量を発表
乾めん4.8%伸長、そうめん大幅増に

第25回「ひめじぐるめらんど」開催

〈連載〉
巻頭評論「消費者の不安には毅然とした対応を」
めん春秋
「今は行動力が求められている」⑤長谷川 汎
この店この麺が食べたい! やん! 焼そば

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【2月】
1,558円
【東日本大震災】民間ルートでの食料輸送動き出す
卸などが独自配送、燃料確保が課題【食品業界の被害と対応】
同業者・関連業者は力を合わせて被災者支援を
全国製麺協同組合連合会 安田征伍会長

即席麺特集2011春の新製品
原材料価格高騰への対応が課題
付加価値の競争に勝つ総合力を

台湾でLL麺製造の技術を提供
安田製麺所 安田義範会長

原料原産地表示拡大調査会 対象要件も含め見直し論議へ
消費者委員会

スーパーマーケットトレードショー開催
地元の味や食べ方の提案など紹介

2011年4月期政府売渡麦価
主要5銘柄平均18%引上げ【スポット解説】

韓国味付フライ麺「サリ麺」が好調
オンガネジャパン

新タイプの小麦粉「ぎゅっとポリフェ」4月発売へ
吉原食糧

〈連載〉
巻頭評論「各々ができることを、粛々と」
めん春秋
「今は行動力が求められている」④長谷川 汎
この店この麺が食べたい! 五城 味噌煮込みうどん

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【年間】【1月】
1,558円
月刊麺業界3月号(11年) 目次
麺業界展望~この人に聞く!~
西内製麺所 西内章男社長
自力で工場をHACCP対応に
西内製麺所(大阪市西区、西内章男)の創業は大正8年。工場では、「昔ながら」のスタイルで生めんと茹でめんを製造していたが、ある日、工場を見学に来た取引先から「この状態のままであれば明日からでも取引中止にする」と言われた。一体何が問題なのか。HACCPに準じて工場の診断をしてもらうと、100点満点のインスペクションシートで、17点という結果だった。コンサルタントに依頼する余裕はない。西内社長はひとりで工場の改善に乗り出し、現在では88点、Sランク(優良)という評価を受けている。

――従来の環境は。
西内 昭和40年代に建てた工場で、これまで建て替えはしなかった。うどん・ラーメン・そばの生めんと、茹でめんのラインを設置していた。いわゆる町の製麺屋という感じで、原料の管理から、従業員の勤務態度に至るまで、すべてが昔のままだった。工場見学に来た取引先にはっきりと「汚い」と言われ、ショックを受けた。一体どこをどう直したらいいのか。工場の診断に来てもらい、何が問題なのかを知った。そこから工場環境の改善、従業員の意識改革と、改善に乗り出した。
(中略)

チェックシートで徹底管理

――管理体制は。
西内 施設や設備の清掃管理表や、1ヶ月ごとの清掃日のチェック表、グリーストラップの掃除の頻度など、カレンダー形式でチェックできるものを作成した。記名式にすることで責任のありかも追及できる。トイレの設備管理表から個人の衛生・体調管理表、金属探知機脳の管理記録簿など、何種類もチェックシートを自作した。
管理には3つの柱がある。ひとつは個人衛生、2つめは工場内衛生、3つめはトレーサビリティーをはじめとする商品チェックだ。それぞれに対応マニュアルを作成した。衛生管理規範など、モデル文例集・書式集を参考にしながらすべて自分で作成するのは大変な作業だった。

(中略)
――改善後は。
西内 クレームやコンタミなどがなくなった。現在は個店のオーナーも工場を見学し、管理状態をみてもらっている。今はより安全なものが選ばれる。改善によって、安心感が得られた。細かく記録しているため、万が一何かあっても報告書はすぐに作成できるし、製品の回収もしやすい。原因が原料にあるのか製造過程にあるのかなど、究明できるため、再発を防ぎ、責任の所在をはっきりさせられる。HACCPへの対応について、困っている企業も多いが、取り組んでみると「会社を守るための手段」だということがわかった。社員の生活を守るためにも、現場に入って指導していくことが大切だ。

チルド・冷凍麺2011春・夏製品特集
本格志向の製品ラインアップ
冷し中華もバラエティ充実

日清フーズ2011春夏新製品発表会
ナポリタンは品質強化
「塩焼きそば」も開発

メーカー機能向上に向け設備投資
業務用には「きめ細やかな対応を」
テーブルマーク山田良一社長

品質保証体制の構築に取り組む
日本冷凍めん協会木下紀夫会長

TPPの影響と製麺業界
構造的減収にいかに対応するか
高付加価値商品のキーワードは?

〈連載〉
巻頭評論「できない」のか、「しない」のか
めん春秋
「今は行動力が求められている」③長谷川 汎
この店この麺が食べたい!文目堂(あやめどう) ざるそば

〈ニュース・資料〉
業界ニュースファイル
資料・統計
POS売れ筋品目ベストランキング【12月】

商品情報・内容

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生麺(茹で麺)、乾麺、即席麺など、あらゆる麺を取り上げ、月刊誌ならではの詳細な解説や評論、インタビューやタイムリーな特集記事などにより製麺業者のみならず製粉業者、小売業者、各種団体など各方面から支持を受けております。また、食品業界の専門新聞社という特性を活かし、麺に関わる製品や業界などの関連情報も豊富に提供しております。価格競争や麦制度の改革など、業界をとりまく問題が数多く存在する厳しい環境の中、正確な情報を掴み、生き残るために必読の月刊誌です。

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