週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/10/1号

This Week
On the Cover

独総選挙、メルケル氏が首相4選へ

今週号の表紙は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相です。9月24日に投開票された総選挙で、メルケル氏が率いるキリスト教民主・社会同盟が第1党を維持し、同氏の首相4選が確実な情勢になりました。英国が欧州連合(EU)からの離脱を決め、米国ではトランプ大統領が保護主義的な政策を強めるなか、メルケル氏は「リベラリズムの担い手」としての役割が期待されています。今回の選挙結果は、そんな同氏を信任する形となりましたが、一方で、課題も山積しています。選挙では、「反難民」を掲げる新興右翼政党が躍進し、メルケル氏への批判を強めそうです。国内の厳しい政権運営を乗り切り、さらなる存在感を示すことができるか、その手腕が改めて問われそうです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: Speak up @ Work  カルビーの海外事業担当 伊藤健人さん
「Speak up @ Work」は、英語を多用する職場を訪問してインタビューする企画です。その職場ではどんな表現が頻繁に使われているのか。働く人たちはどうやって英語力を磨いてきたのか。そんな「働くための英語」を現場から学んでいきます。英語にかかわる仕事に就くことを夢見る中高生や大学生には必見のシリーズです。今週号は、スナック菓子メーカーのカルビーで海外事業を担当する伊藤健人さんに話を聞きます。機械・原料の輸出や製品の品質管理、新規の商品開発など、仕事の中身は多岐にわたります。大学生のときに米国に留学し、英語力を磨いたそうですが、その際に実践したユニークな「英語学習法」も披露してくれました。さて、カルビーの製品と言えば、「かっぱえびせん」のように国内で長年親しまれたお菓子を想像しますが、その「かっぱえびせん」も今や世界各地で人気なのだとか。看板商品であるシリアルも、世界中からの原料を使い、作られています。今週の特集では、こうしたスナック菓子やシリアルが世界とどうかかわっているかをビジュアルに解説しています。

◇和t’s cooking?  海外で見かけた日本食
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米フィラデルフィア在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。さて今回は、滑志田さんがこの夏、カナダに旅行した際に見つけた日本食を紹介してもらいます。レストランや地元のスーパーで、いろいろな種類の和食や食材を目にすることができました。豆腐や海藻なども、様々なアレンジで使われているそうです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
連載「リサの東京案内」で東京の隠れた魅力を紹介してきたフォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、連載の装いも新たに、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回訪ねたのは、再開発で様変わりする東京駅の八重洲口です。「八重洲」の地名の由来を説き起こし、最新のグルメスポットも紹介してくれています。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。これまで、連載「ヘンな英語修理します」で日常生活の様々な場面で誤解を招きやすい日本人英語のミスを指摘して、正しい用法を伝授してきました。今度の連載のテーマは「おもてなし」。外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。ホテルのフロント係のタカシが、米国人観光客から宿泊予約を確認する電話を受けました。名前を尋ねたのですが、電話口の相手はなぜか不機嫌そうです。いったい何が問題だったのでしょう?

◇Essay:マーティにまかせろ Bring it on!
ヘビーメタル・バンド MEGADETH の元ギタリスト、マーティ・フリードマンさんが、読者の皆さんからの様々な質問に英語でお答えします。音楽や外国語の勉強法から人生相談まで、「なんでも来い!」の意気込みで、難問奇問に挑戦してくれます。さて、2020年の東京五輪を控え、都心では再開発が各所で進んでいます。今回は、都会に暮らす人々からの質問を取りあげます。住民のマナーに不満をもったり、消えゆく古い街並みを惜しんだり。マーティさんがいつも通り、親身になって相談にのってくれています。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答える人気コーナーです。今回は、養子縁組をした母親からの相談のほか、「遠距離の彼女が恋人募集中?!」といったテーマでお届けします。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。国内で報道されたニュースも多く取りあげていきますので、「このニュースは英語でどう報じられているのかな?」といった疑問にも答えていきます。今回は、土星探査機カッシーニがその役目を終えたニュースのほか、動物が絡むユニークな話題などを紹介しています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活を解説するミニコラムもあります。友達のケイトの家族を夕食に招待することになったマリーたち。今日は野菜の直売所に出かけての買い出しです。どんなメニューでもてなすか、コックでもある父親のジョージと相談が始まりました。どんな買い物になるのでしょうか。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。今週号では、10月から12月までを担当する新しい筆者を迎えます。英国生まれでその後米国に移住したレスリー・バーリーさんです。2003年に来日し、民間の英会話学校で講師をしています。居酒屋で日本酒を楽しみながら、政治や哲学を語ることもあるというバーリーさん。今回は、東京とタイで電車に乗り、気づいたことを書いています。日本人の車内マナーについて、ちょっと耳の痛い指摘かもしれません。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
 今回紹介する作品は、SF映画の傑作シリーズの最新作「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」です。人類が退化し、猿に支配された未来の地球を描いたオリジナル版から、舞台を過去に移しています。ウィルスによる突然変異で高度な知能を得た猿たちと、人類の間の戦争が勃発して2年。エイプ(猿)のリーダーであるシーザーは、家族を殺されたことへの復讐のため、冷酷な大佐を追います。敵の要塞(ようさい)にたどり着いたものの捕獲され、監禁されていた仲間たちとともに危機に陥ります。物語を通して、なぜ地球が猿に支配されるようになったのか、その謎が明かされます。英語による脚本(スクリプト)と日本語の対訳で楽しんでください。

◆シミケンの語源でサクサク英単語
「語源によるビジュアル記憶法」という英単語の学習方法を提唱する埼玉県立草加南高校教諭、清水建二さんによる連載です。漢字が「へん」や「つくり」で構成されているように、英単語も接頭辞や語根、接尾辞といったパーツから成り立っています。こうしたパーツを活用し、ボキャブラリーを増やしてしまおう、という狙いです。今回は、「バーテンダー」と「出席」といった、一見関係のなさそうな単語の、共通の語源を探ります。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel  Copacabana & Lake Titicaca, BOLIVIA
今回の旅は、ペルーとボリビアの国境にまたがるティティカカ湖と、観光の起点となる街、コパカバーナを訪ねました。アンデス山中に位置するティティカカ湖は、海抜約3810メートル。南米最大にして、汽船が航行する世界最高所の湖です。ここはかつてのインカ文明の発祥の地とされ、湖に浮かぶ「太陽の島」は、神が太陽を創造した場所として、神聖な場所とされてきたそうです。旅の筆者は、湖に臨む宿泊施設でまずはのんびり。その後、「太陽の島」でのトレッキングに出かけます。高地ならではの酸素の薄さに苦労しながらも、たどり着いた島の頂では、絶景が待ち受けていました。異国情緒あふれる写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  米エミー賞授賞式 陰の主役はトランプ大統領
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーです。今週号は、米国大衆文化の祭典、エミー賞の授賞式での話題です。テレビでの業績をたたえる同賞は、通常であれば政治とは距離を置きますが、今年は違いました。テレビでも話題をさらい続けたトランプ大統領が、陰の主役だったようです。トランプ氏の物まねで人気を集めたコメディー番組が賞を獲得しただけでなく、辞任して間もない前ホワイトハウス報道官のショーン・スパイサー氏が登場し、きわどい冗談を放ちました。今回の式典で披露された「アメリカンジョーク」には、背景事情の解説も加えていますので、ぜひ味わってみてください。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/9/24号

This Week
On the Cover

五輪2大会の開催都市が同時決定
9月24日号の表紙は、ニュースの話題からの一枚です。国際オリンピック委員会(IOC)が9月13日、2024年の夏季五輪をパリで、28年大会をロサンゼルスで、それぞれ開催することを決めました。表紙の写真はパリで撮影されたカットで、女性のサングラスに、五輪マークとエッフェル塔が映り込んでいます。今回、IOCが2大会の開催地を合わせて決めた背景には、世界的な五輪招致熱の冷え込みがあります。巨額の費用負担を嫌い、手を挙げる都市が目に見えて減ってきているのです。五輪をめぐる環境の変化は激しく、2020年の東京五輪の動向からも目が離せそうにありません。


◇今週の注目記事 ================

◇Interview: クジラ追い込み漁の議論に一石 映画「おクジラさま」の佐々木芽生監督に聞く
今週の特集は、全国で順次公開されているドキュメンタリー映画「おクジラさま ふたつの正義の物語」を撮った佐々木芽生監督のインタビューです。日本の伝統的沿岸捕鯨を批判的に描いた映画「ザ・コーヴ」以来、攻撃の的となってきた和歌山県太地町を舞台に、漁師と捕鯨反対派の双方を丹念に取材した作品です。佐々木監督はどんな思いで、この映画をつくったのでしょう。地元の漁民らと、捕鯨に反対する団体シー・シェパードのメンバーの双方に話を聞く手法の狙いは、どこにあるのでしょうか。佐々木さんは太地町が抱える状況を、「グローバリズムとローカリズムの対立」と見ています。考え方が対立する者同士はどのように向き合えば良いのか、ヒントを求めて耳を傾けてみましょう。捕鯨に関するシー・シェパードの最近の動きなどについてのニュースも、あわせて掲載しています。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミ入れてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。連載が3年目に突入しても、ツッコミの切れ味はますます好調です。今週号では、恋愛や結婚に消極的になっているといわれる日本人に対し、愛情あふれるツッコミを入れてくれています。「収入が少なくて家族を養える自信がない」という声をよく聞きますが、ジェイソンさんは「困難を乗り越えられるのも家族の支えがあってこそ」と主張。自身の奥さんとのなれそめを明かし、人生のパートナーを持つことの意義を熱弁しています。ジェイソンさんが披露する結婚観に、ぜひ耳を傾けてみましょう。

◇Novel:「Caught on Camera 消えた子どもたち」
アンドリュー・ヒッチェンさんによる好評連載小説は、今週号で最終回を迎えます。英国の海辺の小さな町クラウドベリーに、ロンドンから引っ越してきたビリーとその両親。母親は不安障害にさいなまれ、その療養が転居の主な目的でした。しかし落ち着く間もなく、愛犬のモンティが行方不明になってしまいます。愛犬を捜しに出かけたビリーは、大切な人が目の前から消えたという近所の人たちと会い、不思議な写真を目にします。写真には、行方不明になった子どもたちが閉じ込められているのでした。勇気を振り絞って撮影した写真家と対決することになったビリー。写真に閉じ込められた子どもたちは、無事に戻ってこられるのでしょうか。英国の雰囲気たっぷりのストーリーテリングを、ヒッチェンさん自身が手がけたイラストとともに、お楽しみください。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活についてのミニコラムもあります。アメリカンフットボールの練習を終えて帰宅したトーマスは、おなかがペコペコ。母親のキャロルに早速、夕食について尋ねます。しかし、夕食の準備はまだ手つかず。メニューについての相談が始まりました。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。今週号は、7月から9月までを担当したレオン・エスベン・大田さんの最終回です。デンマーク人の父親と広島出身の母親の間に生まれ、主にコペンハーゲンで育ったというレオンさんは、俳優やモデルとして活躍し、デザインなどを通して日本とデンマークの架け橋になるための会社を設立。今年は、日本・デンマーク外交関係樹立150周年のアドバイザーも務めています。今回、レオンさんは自身のアイデンティティーについて考えます。デンマーク政府が発表した「デンマーク規範」という取り組みについても触れています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「通信・伝達」に関係のある表現がテーマです。日本語で表現する「添付ファイル」や「固定電話」は、英語ではどのように言うのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、英王室のジョージ王子が初登校したニュースのほか、ロンドンの街を見下ろすランニングトラックが生まれた話題などを紹介しています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号では前回に引き続き、権威あるニューベリー賞を受賞した米国の作家、シンシア・ライラントの作品を紹介します。都会に住むブタのPoppleton のシリーズです。林さんによると、シンシア・ライラントの描くストーリーは心温まるものが多く、子どもから大人まで幅広い年齢層のファンがいるのだとか。知らず知らずのうちに口語的な自然な英語にも出合うことができるそうです。

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介するのは、一匹の犬と飼い主の少年の絆を描いた作品「僕のワンダフル・ライフ」です。登場するのは、子犬のベイリーと8歳の少年イーサン。ベイリーは自分の命を救ってくれたイーサンのもとを離れないと誓ったのですが、犬の寿命は短く、やがて別れが訪れます。ベイリーはイーサンに会いたい一心で何度も生まれ変わり、そしてついに、彼と再会するチャンスが巡ってきます。「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」「HACHI 約束の犬」などで知られるラッセ・ハルストレム監督がメガホンをとっています。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、和食を代表する料理のひとつ、「そば」です。その起源や歴史、様々な食べ方などを英語で解説していきます。

◆Dear Annie 十人十色の人生模様
コラムニストのAnnie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答える連載はますます好調です。今回は「結婚式の『正装』とは?」「スクーター巡り友情の危機」の相談2題を取りあげています。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel: Copenhagen, DENMARK
今週のトラベルのコーナーは、デンマークの首都コペンハーゲンを訪ねます。友人に誘われ、気が進まないながらもデンマークへの「エコスタディーツアー」に参加した筆者でしたが、いざコペンハーゲンに到着してみると、街とすっかり肌が合ったようでした。この街は最近、地球温暖化対策に取り組む先進都市として知られ、その一環として、自転車の普及に力を入れています。また、デンマークは椅子などの家具のデザインでも世界にその名を知られています。筆者は美術館などで洗練された北欧デザインに触れ、魅了されます。人々は控えめながらも訪問客にやさしく、筆者はこの街のホスピタリティーがすっかり気に入ったようです。街の息吹を伝える写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◇Business News ~ニュースで学ぶ経済英語~
株式、為替、景気、財政、企業戦略、新商品・サービス、IT(情報技術)など、国内外で起きた注目の経済関連のニュースを選んで、ヒントつきでお届けします。社会人だけでなく、就職活動中の学生も必読です。「経済英語」には難しいイメージがありますが、背景知識があればニュースの理解度がグンとアップします。独特の用語や言い回しを学びながら、グローバル社会で通用する英語力を身につけてください。毎月第2・4週の掲載です。今回は、iPhone(アイフォーン)が10周年を迎え、アップル社が新製品を投入する話題のほか、中国が車の「脱ガソリン」を検討しているニュースをお届けします。

◆Weekly Picks トランプの米国で、移民が災害復旧作業に引っ張りだこ
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーです。今週号は、巨大ハリケーンが襲った米国南部の被災地からのリポートです。大きな被害が出たテキサス州ヒューストンなどで、がれき撤去などの作業の担い手になっているのは多くの場合、不法滞在者を含む移民らだといいます。移民に厳しい姿勢をとるトランプ政権ですが、彼らなしには復興も成り立たないという皮肉な現実がありました。一方で、こうした「日雇い」の労働者たちをめぐっては、賃金の不払いが起きたり、危険な作業環境で働かざるをえなかったりといった問題も潜在しているようです。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2017/9/17号

This Week
On the Cover

注目を集めるカナダのトルドー首相

今週の表紙は、カナダのジャスティン・トルドー首相です。米国のトランプ大統領が世界中の注目を集めるなか、隣国カナダのトルドー首相が話題になることも増えてきました。北米自由貿易協定の撤廃を唱えるトランプ氏には再考を促し、保護主義の立場を強く牽制(けんせい)。難民の受け入れに関してもトランプ政権とは一線を画す姿勢を明確にしています。もともと性的少数者にも深い理解を示すなど、その開かれた考え方は、まさにトランプ氏とは対局をなすようにも映ります。さて、今年はカナダ建国150周年の節目の年にあたります。今週号のAWでは、Travel やSpecial のページなどでカナダからのレポートを掲載し、ちょっとした「カナダ特集」を組んでいます。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: Let’s Read Signs in English カナダで見つけた生きた英語
今週号のTravel のページでは、カナダのロッキー山脈をドライブした旅行記を掲載していますが、この Special では、その道すがら、カナダの街や公園で見つけた様々な看板や標識を紹介しています。読者の皆さんも、旅行の際などに看板や標識を見つけ、「どういう意味だろう?」と首をひねった経験はないでしょうか。今回の特集では写真をふんだんに使い、こうしたフレーズがどういう意味なのか、一つ一つ解説していきます。教科書では学べないような、生きた英語がたくさん詰まっていますので、ぜひご覧ください。

◇英語ガイドに挑戦!
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。毎月の年中行事や観光スポットを案内する設定で、役に立つやさしい表現を紹介。ガイドをする際の心遣いに触れた「ガイドのヒント」もあります。今回のテーマは、特に外国からの観光客を案内する機会も多い「日本庭園」です。庭園の様式や構成要素を英語で伝えましょう。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
連載「リサの東京案内」で東京の隠れた魅力を紹介してきたフォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、今度は連載の装いも新たに、東京とその周辺、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、伊豆半島・修善寺にあるジオパークミュージアム「ジオリア」を訪ねます。伊豆半島の成り立ちや地形の特徴を体験的に知ることができる施設で、リサさんは大いに知的収穫を得たようです。

◇地球うおっちんぐ: がん体験者にやさしい社会の実現を
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。アグネスさんが乳がんの手術を受けてから、今年の10月で10年になるそうです。多くの人ががんにかかる日本ですが、仕事と治療の両立に悩む人が少なくありません。近年、社会の理解が進み、独自の取り組みを始める企業も出てきていますが、まだまだ対策は十分とは言えないようです。がんを経験した「がんサバイバー」の一人としてアグネスさんは、がんになっても安心して暮らせる社会の実現を訴えます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活についてのミニコラムもあります。いよいよ新学期が始まりました。ハンナたちが自分たちの授業を担当する先生について話をしています。生徒たちに先生の好き嫌いがあるのは、洋の東西を問わないようです。ハンナたちが語る先生の評判に、耳を傾けてみましょう。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、デンマーク人の父親と広島出身の母親の間に生まれ、主にコペンハーゲンで育ったというレオン・エスベン・大田さんです。俳優やモデルとして活躍し、デザインなどを通して日本とデンマークの架け橋になるための会社を設立。今年は、日本・デンマーク外交関係樹立150周年のアドバイザーも務めています。今週号では、日本人の自然を愛する心について語ります。デンマークと日本に共通することとして、自然への愛があるというレオンさんですが、そのデンマークも日本にはかなわない、といいます。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、米メーン州で透明に見える奇妙なロブスターが捕らえられた話題などを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、1960年代初頭の米国で、NASAの有人宇宙飛行計画のために奮闘した知られざる女性たちの物語「ドリーム」です。ソ連(当時)との熾烈(しれつ)な宇宙開発競争を繰り広げていたNASAで、計算手として働くドロシー、キャサリン、メアリーの3人の有能な黒人女性たち。白人男性が中心の職場で、理不尽な環境と闘いつつ、たくましく自らの未来を切り開いていきます。そして、キャサリンはその数学的才能を見込まれ、NASAでも優秀な頭脳が集められた宇宙特別研究本部に配属されるのです。見る者を勇気づけるストーリーを、英文のスクリプト(脚本)と対訳でお楽しみください。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。これまで連載「ヘンな英語修理します」で、日常生活の様々な場面で誤解を招きやすい日本人英語のミスを指摘し、正しい用法を伝授してきました。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、カナダから観光で日本にやってきたジョンが、仲間とラーメン店に入りました。店員のサヤが注文を尋ねたところ、ジョンは戸惑っている様子です。いったい何が問題だったのでしょう?


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Rocky Mountains, CANADA
今回は、朝日ウイークリー編集部員が夏休みを利用し、カナディアン・ロッキーをドライブした旅行記をご紹介します。実は今回の旅は、結婚25周年を迎えた筆者が、ハネムーンと同じルートをたどり、当時を懐かしむためのものでした。カナダの西の玄関口バンクーバーから大陸横断鉄道に乗ってジャスパーへ。ここからレンタカーで大自然の中を走り抜け、カルガリーに向かう爽快なドライブです。豪快な滝や大氷原の雪上車ツアーなど見どころは盛りだくさん。美しい湖や雄大な山々など、豊かな大自然に圧倒される旅となりました。美しい写真の数々とあわせてお楽しみください。

◆Weekly Picks  中国経済に影 広がり続ける都市と農村の教育格差
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、中国の話題です。中国では都市と農村部の経済格差が大きいとされていますが、地方には学校に通えず、十分な教育を受けられない子どもたちが多くいるそうです。両親が都市部に出稼ぎに出かけ、幼い時期からの教育環境が整っていないことが理由の一つだといいます。経済成長を続け、貧困からの脱却を目指す中国にとって、人材の育成は大きな課題。地方で幼児教育施設を設けるなどの取り組みが急がれているとのことです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/09/10号

This Week
On the Cover
若手の活躍でサッカーW杯出場決定
今週の表紙は、8月31日にあったサッカー・ワールドカップ(W杯)最終予選での一コマです。日本はこの日、オーストラリアを2-0で破り、6大会連続6回目のW杯出場を決めました。勝利を決定づける2点目のゴールを決めた井手口陽介選手(21)が、ほかの選手たちと喜びを分かち合っています。W杯予選で日本が豪州に勝つのは今回が初めてでしたが、井手口選手や浅野拓磨選手(22)ら若手の活躍が、勝利に大きく貢献したと言えそうです。彼らのW杯本大会での活躍も、大いに期待されています。

◇今週の注目記事 ================

◇Interview : 自然と人間社会、そして文化の懸け橋を目指して キム・ユイクさんに聞く
今週号の特集は、中国の上海郊外で、自然と調和して暮らす日本の農村をモデルにした共同体づくりに取り組む韓国人、キム・ユイクさんのインタビューです。もともとはITコンサルタントとしてアジア各国を飛び回っていたキムさんですが、あることがきっかけで、日本の「里山」の考えをベースにした暮らし方に目覚めたといいます。インタビューでは、彼がこうした活動に取り組むことになった経緯とあわせて、日中韓各国の違いについても、自身の考えを語っています。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーです。バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、シンガポール在住。仕事場である東京との間を、海をまたいで行き来する毎日です。子育ての真っ最中でもあり、2人の子どもをバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回のテーマは、「子どものしつけ」。米国と日本で育ち、シンガポールで子育てをしているリサさんは、いろいろな国の子育て文化を見聞きしてきました。しつけに関しては、その土地によって異なる考え方があるといい、また、家庭や個人によってもさまざまです。リサさんによる各国比較と自身の考え方について、耳を傾けてみましょう。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今回寄せられた質問は、「when it’s too hot to cook」のためのレシピ、という表現を見て、浮かんだ疑問です。「暑すぎて料理できないときの料理」って、どういう意味?さらに、料理で使ういろいろな基本的な表現を学んでいきます。

◇Novel:「Caught on Camera 消えた子どもたち」
昨年連載した「The Haunted Snow Globe スノードームにとらわれて」でおなじみの、アンドリュー・ヒッチェンさんによる連載小説です。英国の海辺の小さな町クラウドベリーに、ロンドンから引っ越してきたビリーとその両親。母親は不安障害にさいなまれ、その療養が転居の主な目的でした。しかし落ち着く間もなく、愛犬のモンティが行方不明になってしまいます。愛犬を捜しに出かけたビリーは、大切な人が目の前から消えたという近所の人たちと会い、不思議な写真を目にします。写真には、行方不明になった子どもたちが閉じ込められているのでした。ビリーは勇気を振り絞り、撮影した写真家のもとを訪ねますが……。英国の雰囲気がたっぷりのストーリーテリングをお楽しみください。イラストもヒッチェンさん自身が手がけています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「飾る・外見」に関係のある表現がテーマです。「晴れ着」や「格好をつける」を英語で言うには、どうしたらよいでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。新年度から取りあげる本数を増やしました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、地中海のマルタでの伝統行事のニュースや、日本の「おくりびと」をめぐっての話題などを取りあげました。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーです。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語を駆使するのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介する作品は、2001年9月11日の米同時多発テロを描いた人間ドラマ「ナインイレヴン 運命を分けた日」です。あの日、4機の旅客機が乗っ取られ、そのうちの2機がニューヨークの世界貿易センタービルのツインタワーに突っ込みました。ドラマは、そのビルのエレベーターの中で繰り広げられます。離婚に向けた話し合いのため、ビルにある弁護士事務所を訪れた実業家のジェフリーと妻のイヴ。ビルの保全技術者のエディ、バイクメッセンジャーのマイケル、さらに、恋人に別れを告げに来たティナがエレベーターに乗り合わせます。そんなとき、衝撃音が響き渡ってエレベーターが動かなくなり……。彼らはエレベーターの運行管理者メッツィーのインターホン越しの助言を頼りに、脱出を模索するのです。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナー。与えられた課題の「和文英訳」に、たくさんの読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教鞭をとる2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。今回の題材は、タレントの優木まおみさんのインタビューからの一節です。道場は新たな挑戦者も多数迎え、活況を呈(てい)しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、今後ともぜひご参加ください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、9月第3月曜日の「敬老の日」です。この祝日の起源から、日本の高齢者事情まで、あれこれ英語で解説していきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel The Grid: Downtown Melbourne
今回の旅の目的地は、オーストラリア南部の大都市、メルボルンです。旅の筆者は、格子状に道路が張り巡らされた街の中心部を散策します。この格子状の街並みは、19世紀の都市計画の産物だそうで、そこには新旧さまざまな魅力があふれていました。古い伝統的な街並みに、一風変わった新しい建物が次々と加わっています。さらには、筆者のお気に入りであるセンタープレイスという小道は、カフェや小売店が立ち並び、一日中活気があるのだとか。街の風景を切り取った写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◆Business News ~ニュースで学ぶ経済英語~
経済やビジネスに関するニュースを取り上げます。毎月第2、4週に、株式、為替、景気、財政、企業戦略、新商品・サービス、IT(情報技術)など、国内外で起きた注目の報道を選んで、ヒントつきでお届けします。社会人をはじめ、就職活動中の学生の方々も必読です。「経済英語」には難しいイメージがありますが、背景知識があればニュースの理解度がグンとアップします。独特の用語や言い回しを学びながら、グローバル社会で通用する英語力を身につけましょう。今回は、米南部を襲ったハリケーン・ハービーによる石油産業への影響のほか、アマゾンによる米高級スーパーの買収のニュースを紹介しています。

◆Weekly Picks 常夏の国で氷上の戦い
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーです。今回は、南国のマレーシアでウィンタースポーツが盛り上がっているという話題です。首都クアラルンプールで8月に開かれた東南アジア競技大会では、アイスホッケーなどのスケート競技が初めて公式競技として行われました。中には、来年の平昌冬季五輪の出場を目指す競技もあるのだとか。雪や氷とは縁遠い常夏の国で、なじみのないスポーツを普及させるには、関係者の努力が必要で、まさに、東南アジア版「クール・ランニング」のようです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/9/3号

This Week
On the Cover

巨大ハリケーン、米テキサス州を直撃

水浸しの街で、警察官に救助される母親と幼子。今週号の表紙は、巨大なハリケーン「ハービー」の影響で大規模な洪水被害が起きた米南部テキサス州ヒューストンでの一枚です。ハービーは一時、5段階で上から2番目の勢力の「カテゴリー4」にまで到達。その後、熱帯低気圧になりましたが、豪雨で「前代未聞の洪水被害」をもたらしました。米メディアは冠水した民家や、逃げ遅れた人々が救助される様子を次々と報道しています。近年、米国で大きな被害をもたらしたハリケーンと言えば、ニューオーリンズを襲った「カトリーナ」が記憶に新しいところですが、今回も経済的な被害ではカトリーナに匹敵する、とも言われています。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature: Speak up @ Work  BBCワールドニュース・レポーター/プレゼンター 大井真理子さん
「Speak up @ Work」は、英語を多用する職場を訪問してインタビューする企画です。その職場ではどんな表現が頻繁に使われているのか。働く人たちはどうやって英語力を磨いてきたのか。そんな「働くための英語」を現場から学んでいきます。英語にかかわる仕事に就くことを夢見る中高生や大学生には必見のシリーズです。今週号は、英国放送協会が手がける海外向けニュース専門チャンネル「BBCワールドニュース」で、日本人初のレポーターとなった大井真理子さんに話を聞きます。現在はシンガポールを拠点にアジア全域を取材する大井さんですが、意外にも、高校時代に豪州に留学したとき、最初は簡単な英語の質問にも答えられなかったのだとか。おすすめの英語勉強法も教えてもらいました。

◇和t’s cooking?  いちご大福
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米フィラデルフィア在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。さて今回は、和菓子がテーマ。外国人にも人気の「いちご大福」のレシピを紹介します。滑志田さんによると、和菓子のメインの材料である「あんこ」は、外国人の多くが好まないのだとか。その理由もあわせて探っていますので、和菓子で外国からのお客様をもてなす際のヒントも得られそうです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
連載「リサの東京案内」で東京の隠れた魅力を紹介してきたフォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、連載の装いも新たに、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回訪ねたのは、横浜のウォーターフロントにある「海外移住資料館」です。19世紀の終わりごろから本格化した日本人の海外移住の歴史と、日系人たちの歩みを知ることができるそうです。日本をまた違った角度から見る視点を提供してくれています。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。これまで、連載「ヘンな英語修理します」で日常生活の様々な場面で誤解を招きやすい日本人英語のミスを指摘して、正しい用法を伝授してきました。今度の連載のテーマは「おもてなし」。外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。成田発ホノルル行きの旅客機の中で、客室乗務員の和子が乗客のシンディに話しかけます。乗客の母親とその子どもが並んで座れるように座席をかわってほしいと頼んだつもりでしたが、なぜかシンディは不満げです。いったい何が問題だったのでしょう?

◇Essay:マーティにまかせろ Bring it on!
ヘビーメタル・バンド MEGADETH の元ギタリスト、マーティ・フリードマンさんが、読者の皆さんからの様々な質問に英語でお答えします。音楽や外国語の勉強法から人生相談まで、「なんでも来い!」の意気込みで、難問奇問に挑戦してくれます。これまでの第2週掲載から、第1週に引っ越しをし、ますます好調です。さて、楽しかった夏休みも終わり。今週号では、ふだんの家庭や職場でのちょっとした悩みをとりあげます。マーティさんがいつも通り、親身になって相談にのってくれています。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答える人気コーナーです。今回は「スマホに釘付けの日々に疑問」「編み物会でも話題は政治…苦痛」の相談2題を紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。国内で報道されたニュースも多く取りあげていきますので、「このニュースは英語でどう報じられているのかな?」といった疑問にも答えていきます。今回は、皆既日食が米国各地で観測されたニュースのほか、卵の汚染問題に揺れる欧州からの話題などを紹介しています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。新学期を前にして、トーマスの髪が話題になります。長すぎると散髪をすすめる両親に対し、トーマスは長いままがいいと主張します。結局、トーマスが選んだ髪形は? 今回は米国で最近の人気の髪形を紹介しているミニコラムもあります。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、デンマーク人の父親と広島出身の母親の間に生まれ、主にコペンハーゲンで育ったというレオン・エスベン・大田さんです。俳優やモデルとして活躍し、デザインなどを通して日本とデンマークの架け橋になるための会社を設立。今年は、日本・デンマーク外交関係樹立150周年のアドバイザーも務めています。今回は、食べ物をめぐる話題です。昔は「どんな食べ物でも文句を言わずに食べるように」と教えていたレオンさんの父親ですが、最近は好みが変わってきたのだとか。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
 今回紹介する作品は、リドリー・スコット監督の「エイリアン:コヴェナント」です。かつて世界中を恐怖に陥れた大ヒットシリーズ「エイリアン」。その凶暴な生命体の誕生の謎に迫ります。舞台は、オリジナル作品から時代をさかのぼった2104年。2千人の乗客をのせて植民惑星に向かう宇宙船コヴェナント号が事故に遭い、乗組員は未知の惑星を発見します。地球にも似たその惑星に降り立った彼らは、想像を絶する脅威と向き合うはめになるのです。英語による脚本(スクリプト)と日本語の対訳で楽しんでください。

◆シミケンの語源でサクサク英単語
「語源によるビジュアル記憶法」という英単語の学習方法を提唱する埼玉県立草加南高校教諭、清水建二さんによる連載です。漢字が「へん」や「つくり」で構成されているように、英単語も接頭辞や語根、接尾辞といったパーツから成り立っています。こうしたパーツを活用し、ボキャブラリーを増やしてしまおう、という狙いです。今回は、「トラクター」と「契約」といった、一見関係のなさそうな単語の、共通の語源を探ります。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel  Dorset, BRITAIN
今回は、夏の終わりに、英国南西部のドーセット州を訪ねました。三畳紀からジュラ紀、白亜紀と続く中生代の貴重な地層が見られる有数の場所として知られ、美しい海岸線に恵まれています。また、開発の手があまり及んでおらず、古き良き時代の英国の雰囲気が残る地として、昔から多くの人々を引きつけてきたそうです。旅の筆者にとっても、子どものころからよく夏休みを過ごした特別な場所だった、とのこと。静かな海岸線を歩き、海の幸に舌鼓を打ち、ゆったりと流れる時間を楽しみます。晩夏の海辺の街の情景は、どこか切なく、胸に迫ってきます。美しい写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  米南部連合の指導者の子孫、英雄像撤去に理解
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーです。今週号は、米バージニア州で白人至上主義団体が反対派と衝突し、死傷者が出た事件を受けての話題です。バージニアの事件のきっかけとなり、また事件後にさらに加速しているのが、南北戦争を戦った「英雄たち」の像の撤去です。奴隷制の存続を主張して戦った南軍の英雄たちの像は、人種差別のシンボルとして扱われるようになっています。そこで、AP通信は南部連合の大統領を務めたジェファーソン・デービスや南軍司令官のリー将軍の子孫らにインタビュー。像の撤去についての意見を聴きました。その多くが現状を踏まえ、撤去に理解を示していました。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/8/27号

This Week
On the Cover

人生を変えた猫との出会い 世界で注目を集める「ボブ」
8月27日号の表紙は、世界中でいま注目を集めている一匹の猫を紹介しています。その名も「ボブ」。野良猫だったボブは、ロンドンの街でストリートミュージシャンのジェームズと出会い、彼の人生を大きく変えることになります。実際の体験をもとにジェームズが書いた本は映画化され、ロンドンでの封切り時には英王室のキャサリン妃も登場。ボブとの面会を果たしたのです。この映画はいよいよ今月、日本でも公開されます。映画でも自分の役を演じて堂々と「主役」を張ったボブ君はこのほど来日し、Asahi Weeklyの取材に応じてくれました。今週号では映画欄でこの作品「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」を詳しく紹介しています。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature: Speak up@Work  サントリースピリッツの中神慶太さん
「Speak up @ Work」は、英語を多用する職場を訪問してインタビューする企画です。その職場ではどんな表現が頻繁に使われているのか。働く人たちはどうやって英語力を磨いてきたのか。そんな「働くための英語」を現場から学んでいきます。英語にかかわる仕事に就くことを夢見る中高生や大学生には必見のシリーズ。月1回程度の掲載を予定しています。今週号は、輸入ウイスキーを国内で売り込むサントリースピリッツの中神慶太さんに話を聞きます。「英語とは縁がなく、集中して勉強した記憶はない」と語る中神さんですが、「習うより慣れろ」の心意気で実践経験を重ね、徐々に英語力を磨いてきたそうです。英語をめぐる失敗談を含め、ざっくばらんに語ってもらっています。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミ入れてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。連載が3年目に突入しても、ツッコミの切れ味はますます好調です。今週号は、日本の小学校での英語教育について、率直な意見を披露してくれています。学習指導要領の改訂で、学び始める学年が今の小学5年から3年に早まり、授業は年間35コマと週1コマ程度になる予定ですが、ジェイソンさんは「それでは意味がない」と厳しく指摘しています。ジェイソンさんの提言に耳を傾けてみましょう。

◇Novel:「Caught on Camera 消えた子どもたち」
昨年連載した「The Haunted Snow Globe スノードームにとらわれて」でおなじみの、アンドリュー・ヒッチェンさんによる連載小説です。英国の海辺の小さな町クラウドベリーに、ロンドンから引っ越してきたビリーとその両親。母親は不安障害にさいなまれ、その療養が転居の主な目的でした。しかし落ち着く間もなく、愛犬のモンティが行方不明になってしまいます。愛犬を捜しに出かけたビリーは、大切な人が目の前から消えたという近所の人たちと会い、不思議な写真を目にします。写真には、行方不明になった子どもたちが閉じ込められているのでした。ビリーは勇気を振り絞り、撮影した写真家のもとを訪ねます。今週号ではついに写真の謎が明かされ、物語は佳境に入ってきます。英国の雰囲気たっぷりのストーリーテリングをお楽しみください。イラストもヒッチェンさん自身が手がけています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活についてのミニコラムもあります。ジュリアの家には、おじさんの農場でとれたというたくさんの桃があります。一口食べてみたハンナは、その甘さに感心。大量の桃が傷んでは大変とばかりに、2人で桃を使ったお菓子を作ろうと考え始めます。ネット上のサービスからお気に入りのレシピを探して……。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、デンマーク人の父親と広島出身の母親の間に生まれ、主にコペンハーゲンで育ったというレオン・エスベン・大田さんです。俳優やモデルとして活躍し、デザインなどを通して日本とデンマークの架け橋になるための会社を設立。今年は、日本・デンマーク外交関係樹立150周年のアドバイザーも務めています。子どもの頃、広島に住むおじいさんから日本のテレビ番組の録画を送ってもらったというレオンさん。お気に入りの一つは「ドラえもん」だったそうです。ドラえもんで人気の秘密道具「どこでもドア」をめぐり、レオンさんは当時の思い出を語ってくれました。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「説明・納得」に関係のある表現がテーマです。日本語で表現する「腑(ふ)に落ちない」や「一理ある」は、英語ではどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、国際宇宙ステーションに向けて打ち上げた補給物資の中にアイスクリームが登場したニュースなど、楽しい話題を紹介しています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今回は、権威あるニューベリー賞を受賞した米国の作家、シンシア・ライラントの作品を紹介します。ひとりで暮らす Mr. Putter が猫の Tabby と出会い、ともに過ごすシリーズです。林さんによると、シンシア・ライラントの文章は短くてわかりやすく、読んだ後はあたたかい気持ちになるのだとか。ほかにも同じくらいの難易度で読みやすいシリーズがあり、いずれもおすすめだそうです。

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介するのは、ホームレスの青年と一匹の猫の実話に基づいた作品「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」です。ストリートミュージシャンとして日銭を稼ぐジェームズはドラッグからの更生プログラムの最中で、家族にも見放されてどん底の日々を送っていました。そんな中、出会ったボブの世話をするうちに、ボブは肩に乗って路上演奏にもついてくるようになります。その愛らしさにボブは街の人気者になり、ジェームズも次第に強くなっていきます。ボブ自身が「本人役」で出演しているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。あわせて、映画の原作者でもあるジェームズ・ボーエンさんとボブへの取材の様子も紹介。ジェームズさんのインタビューを掲載しています。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、お祭りなどでおなじみの「法被(はっぴ)」です。その起源を紹介するのに合わせて、日本人にもあまり知られていない「はんてん」との違いなども英語で解説していきます。

◆Dear Annie 十人十色の人生模様
コラムニストのAnnie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答える連載はますます好調です。今回は「猫好きの彼女と住むのはムリ」「子どもの倫理観壊すCMに反対」の相談2題を取りあげています。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel: Rishikesh, INDIA
今週のトラベルのコーナーは、ヒマラヤ山脈のふもとに位置するリシケシュを訪ねます。ガンジス川上流のほとりにあり、ヒンドゥー教の巡礼地、ヨガの聖地として広く知られています。川岸には寺院が立ち並び、瞑想(めいそう)する修行者の姿を見かけることも多く、インドのほかの都市のような喧噪(けんそう)とはかけ離れた落ち着いた魅力にあふれています。ところで、この地を一躍有名にしたのはビートルズでした。かつて瞑想を学ぶためにこの街を訪れたのです。かくいう旅の筆者もビートルズの大ファンで、彼らの足跡を追ってリシケシュを訪ねるのも3回目になるのだそうです。そして筆者には今回、もう一つ、心に決めていた旅の目的がありました。エキゾチックな写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◇Business News ~ニュースで学ぶ経済英語~
株式、為替、景気、財政、企業戦略、新商品・サービス、IT(情報技術)など、国内外で起きた注目の経済関連のニュースを選んで、ヒントつきでお届けします。社会人だけでなく、就職活動中の学生も必読です。「経済英語」には難しいイメージがありますが、背景知識があればニュースの理解度がグンとアップします。独特の用語や言い回しを学びながら、グローバル社会で通用する英語力を身につけてください。毎月第2・4週の掲載です。今回は、経済制裁が強化される中、北朝鮮の製造現場が意外な活況を呈しているという国境に近い中国東北部からのリポートに加え、自動車メーカーのマツダによる新技術の開発のニュースをお届けします。

◆Weekly Picks 「二重国籍」問題に揺れる豪州ターンブル政権
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介する新コーナーです。さて今週号は、国会議員が「二重国籍問題」に揺れているという話題。といっても、日本のことではなく、オーストラリアのニュースです。豪州の憲法には、国会議員がほかの国籍を保持することを禁じる条項があり、この条項に抵触していることが発覚する議員が相次いでいるそうです。ついにはジョイス副首相がニュージーランド国籍をもっていることがわかり、ターンブル政権は苦しい立場に立たされています。しかし一方で、多民族国家である豪州の現状をふまえれば、こうした古い憲法の規定は見直すべきだという意見も出ているそうです。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2017/8/20号

This Week
On the Cover

「ガラスの天井」を破る 「ワンダーウーマン」のパティ・ジェンキンス監督

今週の表紙は、米国で大ヒットを記録している映画「ワンダーウーマン」の監督、パティ・ジェンキンスさんです。日本での公開に先立って来日し、Asahi Weekly のインタビューに答えてくれました。ヒーローもののアメリカンコミックスを実写化したこの映画は、米国で封切りされた週末に1億ドルの興行収益をあげ、女性監督としての歴代最高の成績を記録しました。しかし、ジェンキンスさんのこれまでの歩みは、容易なことばかりではありませんでした。「ワンダーウーマン」の映画化を提案したのは10年以上前だったそうですが、実現まで長い年月を要しました。米映画界に根強く残る、女性に対する「ガラスの天井」に挑んできたジェンキンスさんのインタビューを、今週は映画欄でも紹介しています。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: Summer thrills and chills 英語で読む怪談「スリーピー・ホロウの伝説」
この夏のAWは、Summer thrills and chills と題して「英語で読む怪談」を連続で特集してきました。最終回となる今週号は、米国での「怖い話」の定番、「スリーピー・ホロウの伝説」を取りあげます。19世紀前半の小説家ワシントン・アーヴィングの作品から、一部を抜粋しましたので、ぜひ読んでみてください。難しい表現にはヒントをつけています。舞台は18世紀の終わり、ニューヨーク州のハドソン川のほとりにあるスリーピー・ホロウという小さな村です。独立戦争で激戦が繰り広げられたこの地には、夜な夜な「首なしの騎士」が現れるという伝説がありました。学校の教師として村にやってきたイカボットは夜更けにひとり、家路につきますが……。「首なしの騎士」は、今でも米国ではハロウィーンなどの定番キャラクターなのだそうです。物語の魅力についても、専門家に解説してもらっています。

◇英語ガイドに挑戦!
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。毎月の年中行事や観光スポットを案内する設定で、役に立つやさしい表現を紹介。ガイドをする際の心遣いに触れた「ガイドのヒント」もあります。今回のテーマは、前回の「神社」に引き続き、訪日客をお連れすることも多い「寺」。参拝のマナーも英語で伝えましょう。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
連載「リサの東京案内」で東京の隠れた魅力を紹介してきたフォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、今度は連載の装いも新たに、東京とその周辺、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京・羽田空港を訪ねます。「ANA機体工場」で、飛行機について学ぶ人気の見学ツアーに参加しました。機体整備に携わる裏方の人々の苦労を実感したそうです。

◇地球うおっちんぐ: クロアチアへ二人旅
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。この夏、次男と2人で、東ヨーロッパのバルカン半島に位置するクロアチアを旅したというアグネスさん。今回は、その旅の様子をリポートしてくれています。多くの遺跡や美しい自然に恵まれ、欧州では人気の観光地となっているこの国の魅力をたっぷりと紹介してくれました。しかし、アグネスさんにとっては、次男とともに過ごした時間が、何よりも貴重だったようです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活についてのミニコラムもあります。家族でワシントンDCを旅行中のマリーたち。今回はベトナム戦争で亡くなった兵士たちをまつった戦没者記念碑を訪ねます。母親のエレンにとっては、おじさんのマークの名も刻まれており、感慨もひとしおだったようです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、デンマーク人の父親と広島出身の母親の間に生まれ、主にコペンハーゲンで育ったというレオン・エスベン・大田さんです。俳優やモデルとして活躍し、デザインなどを通して日本とデンマークの架け橋になるための会社を設立。今年は、日本・デンマーク外交関係樹立150周年のアドバイザーも務めています。今週号では、日本語とデンマーク語のバイリンガルとして育てられた自身の生い立ちを振り返っています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、ハワイ・ホノルル市が歩きスマホを罰する条例を作った話題を取りあげているほか、プロゴルフの松山英樹選手の活躍を紹介しています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、アメコミを実写化して米国で大ヒットしている「ワンダーウーマン」です。女だけが暮らす島で生まれ育ったダイアナは、ある日、島に不時着した飛行士のスティーブから、外界で戦争が起きていると聞き、人類を救うべくロンドンに向かいます。超人的なパワーで戦う彼女の活躍を描きます。女性監督としての興行収益の記録を塗り替えたというこの作品を、英文のスクリプト(脚本)と対訳で楽しんでください。パティ・ジェンキンス監督のインタビューも掲載していますので、あわせてお読みください。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。これまで連載「ヘンな英語修理します」で、日常生活の様々な場面で誤解を招きやすい日本人英語のミスを指摘して、正しい用法を伝授してきました。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、米国人観光客のヘンリーが、店員のチエコに婚約者へのお土産について相談しています。それなのになぜか、2人は謝罪し合う事態に……。いったい何が問題だったのでしょう?


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Seville, SPAIN
今回は、スペイン南部アンダルシア州の州都セビリアを訪ねます。スペイン在住の旅の筆者が、その美しさに魅了されたという街を歩きました。この街はかつてイスラム文化繁栄の舞台となり、その後、キリスト教徒によって新たな歴史を重ね、大航海時代にはさらなる発展をとげました。街には、こうした歴史を映し出す建築物が多く残されています。また、スペイン名物のタパスを提供するバルが街の至るところにあり、食の楽しみにもあふれています。美しい街並みとともにロマンチックなひとときを過ごしたり、さらには近代的な空間を体験したりと、さまざまな魅力が詰まっていました。美しい写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks パレスチナとイスラエルの若者が一緒にサマーキャンプ
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介する新コーナーが始まりました。今回は、米国の夏休みに一般的なサマーキャンプの話題。といっても、パレスチナとイスラエルの若い女性たちが寝起きを共にするという、特別な取り組みを取りあげます。米国の団体が、お互いの理解を深めるために何年にもわたって催してきました。キャンプでは、「敵同士」が自身の体験を語り合い、お互いの生の声に触れていきます。和平の道のりは険しく、見通しはききませんが、こうした取り組みが信頼を醸成し、何かが変わることを期待しているのだそうです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/08/13号

This Week
On the Cover
ボルト 負けても英雄
今週の表紙は、8月5日にロンドンで行われた陸上の世界選手権男子100メートル決勝に登場したウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)です。世界記録保持者は今大会限りの引退を表明しており、有終の美を飾れるか注目されました。結果は3位。過去にドーピング違反で処分を受けたジャスティン・ガトリン選手(米)がわずかな差で勝負を制して金メダルを獲得しました。ただ、会場を埋めた観衆は、ボルト選手に対して、まるで彼の方が勝者であるかのように大きな喝采を送りました。

◇今週の注目記事 ================

◇Special : Summer thrills and chills 英語で読む怪談 小泉八雲の「Kwaidan」を原文で
AW がお送りする夏の怪談特集の第2弾は、怪談の古典とも言うべき小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をお届けします。まずは、獣の「むじな」による怪異を伝えた「Mujina」を。かつては英語の教科書に掲載されていたので、懐かしく思い出される読者も多いと思います。さらには、鳥をめぐる小品「Oshidori」もあわせて掲載しています。よく知られた物語でも原文に触れたことがない、というのはよくあることです。改めて英語の原文を読んでみると、少し古風な語り口が独特な情緒を醸し出しているように感じます。語句についてのヒントもついていますので、初級の読者でも読み進められるのではないでしょうか。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーです。バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、シンガポール在住。仕事場である東京との間を、海をまたいで行き来する毎日です。子育ての真っ最中でもあり、2人の子どもをバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回のテーマは、「夏休み」。米国で子ども時代を過ごしたリサさんにとって、3カ月もあった夏の休暇は、母親の母国である日本を訪れて楽しい時間を過ごす貴重な機会だったそうです。しかし、このところ耳にする子どもたちの夏休みの様子は、かつてのようなのんびりしたものではなさそうです。子どもたちにとって、どんな夏の過ごし方が望ましいのか、リサさんは考えます。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今回は、It’s important for me to study English.といったような文について考えてみます。この for の使い方を、もう一度基本から学んでいきましょう。
◇Novel:「Caught on Camera 消えた子どもたち」
AW で昨年連載した「The Haunted Snow Globe スノードームにとらわれて」でおなじみの、アンドリュー・ヒッチェンさんによる連載小説です。英国の海辺の小さな町クラウドベリーに、ロンドンから引っ越してきたビリーとその両親。母親は不安障害にさいなまれ、その療養が転居の主な目的でした。しかし落ち着く間もなく、愛犬のモンティが行方不明になってしまいます。愛犬を捜しに出かけたビリーは、大切な人が目の前から消えたという近所の人たちと会い、不思議な写真を目にします。写真には、行方不明になった子どもたちが閉じ込められているのでした。ビリーは勇気を振り絞り、撮影した写真家のもとを訪ねますが……。英国の雰囲気たっぷりのストーリーテリングをお楽しみください。イラストもヒッチェンさん自身が手がけています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「トラブル」に関係のある表現がテーマです。「トイレが詰まる」や「前途多難」を英語で言うには、どうしたらよいでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。新年度から取りあげる本数を増やしました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、奈良で神の使いとして大切にされてきたシカの捕獲が始まったニュースや、季節外れのサンタクロースの話題などを取りあげました。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨く新しいコーナーです。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語を駆使するのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを目指して、英作文にトライしていきます。目指すのは「普段着の英語表現」です。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。今後の連載にぜひご期待ください。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介する作品は、音楽とアクションが一体化した新感覚の作品「ベイビー・ドライバー」です。「カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』」との評判を得て、米国でヒットしました。幼少時の事故が原因で耳鳴りに悩まされている主人公のベイビーは、音楽を聴くことで耳鳴りをかき消しており、物語の全編で音楽が流れ続けています。ベイビーは天才的な運転技術を生かし、犯罪者の逃亡を手助けしてきました。ひとりの女性に恋をして、犯罪組織と手を切ろうとしたベイビーでしたが……。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナー。与えられた課題の「和文英訳」に、たくさんの読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教鞭をとる2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。今回の題材は、英語の早期教育をめぐる話題です。新たな挑戦者も多数迎え、道場も活況を呈(てい)しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、今後ともぜひご参加ください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本人の国民食とも言える「カレーライス」です。日本人の暮らしにどのようにして浸透してきたのか、歴史を説き起こしています。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Eastern & Oriental Express and River Kwai, THAILAND
今回の旅ではタイを訪ねます。旅の筆者が首都バンコクから乗り込んだのは、タイとシンガポールを結ぶ豪華列車「イースタン&オリエンタル・エクスプレス(E&O)」。フランス人シェフが腕をふるうレストランはもちろん、バーや図書館まであるという豪華な鉄道で、旅を楽しみます。さて、バンコクを出発して最初の停車場所は、映画「戦場にかける橋」で有名なカンチャナブリでした。ここで筆者は、泰緬(たいめん)鉄道博物館の館長から戦争当時の話を聞きます。戦争から平和へ……。筆者は時代の流れとともに、平和の大切さをかみしめるのでした。豪華列車のきらびやかな写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◆Business News ~ニュースで学ぶ経済英語~
経済やビジネスに関するニュースを取り上げます。毎月第2、4週に、株式、為替、景気、財政、企業戦略、新商品・サービス、IT(情報技術)など、国内外で起きた注目の報道を選んで、ヒントつきでお届けします。社会人をはじめ、就職活動中の学生の方々も必読です。「経済英語」には難しいイメージがありますが、背景知識があればニュースの理解度がグンとアップします。独特の用語や言い回しを学びながら、グローバル社会で通用する英語力を身につけましょう。今回は、ニューヨーク株式市場のダウ工業株平均が2万2千ドルを突破したニュースなどを紹介しています。

◆Weekly Picks ダイアナ妃の死去から20年、「最後の会話」について語る王子たち
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーです。今回は、突然の事故死から8月31日で20年となる英王室のダイアナ妃と、その王子たちのストーリーです。事故当時それぞれ15歳と12歳だったウィリアム王子とハリー王子がこのほど重い口を開き、ダイアナ妃との思い出を語ったドキュメンタリーが放送されました。そこで王子たちは、母親との電話での最後の会話を振り返り、「後悔」の念を打ち明けています。記事からは、ダイアナ妃の知られざる一面もうかがい知ることができます
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/8/6号

This Week
On the Cover

夏だ、野球だ! 大リーグの始球式

今週号の表紙は、米大リーグからの一コマです。現役最高の左腕とされるロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショー投手の娘カリ・アンちゃん(2)が始球式に登場し、パパを相手に見事に役目を務めました。さて、夏本番を迎え、日本でも野球シーズン真っ盛りです。第99回全国高校野球選手権大会は8月7日に阪神甲子園球場で開幕。注目の清宮幸太郎選手(早稲田実)こそ出場を逃しましたが、球児たちが今年も熱戦を繰り広げることでしょう。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: Summer thrills and chills 英語で読む怪談 英語落語「お菊の皿」
この夏のAWでは、Summer thrills and chills と題して「英語で読む怪談」を連続で特集します。第1週となる今週号は、英語落語を取りあげます。落語の怪談噺(ばなし)と言えば、ふつうは「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」のような長編を指しますが、今回は、実はあまり怖くない「お菊の皿(皿屋敷)」を紹介します。演じるのは、フリーランスで活動する英語落語家・喜餅(きもち)さんです。独自のアレンジを加える喜餅さんの口演では、英語の「だじゃれ」も織り込まれています。ぜひ気軽に読んでみてください。なぜ英語落語にのめり込んだのか、どのように英語力を磨いているのかを、喜餅さんにインタビューもしています。

◇和t’s cooking?  イスラエルで見かけた日本食
4月から始まったこの連載では、今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介します。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米フィラデルフィア在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。さて今回はいつもとは趣向を変えて、筆者が旅行で訪れたイスラエルからのリポートです。イスラエルでも筆者は様々な和食に出会いました。ユダヤ教の国ならではの食のルールもあり、こうした食事情を知ることも、おもてなしには必要になってきそうです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
連載「リサの東京案内」で東京の隠れた魅力を紹介してきたフォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、連載の装いも新たに、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回訪ねたのは、千葉県の房総半島に位置する鋸山(のこぎりやま)です。「千葉のパワースポット」として紹介されたリサさんは、早速出かけてみました。すばらしい景色とともに、神秘的な寺院が待っていました。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。これまで、連載「ヘンな英語修理します」で日常生活の様々な場面で誤解を招きやすい日本人英語のミスを指摘して、正しい用法を伝授してきました。今度の連載のテーマは「おもてなし」。日本を訪れた外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。日本での短期留学を終え、間もなく米国に帰国するキャシー。日本のお土産としてインターネットで浴衣を注文しますが、なかなか届きません。ヒトエはアドバイスをしようとしますが、どうも2人のやりとりはかみ合わない様子です。いったい何が問題だったのでしょう?

◇Essay:マーティにまかせろ Bring it on!
ヘビーメタル・バンド MEGADETH の元ギタリスト、マーティ・フリードマンさんが、読者の皆さんからの様々な質問に英語でお答えします。音楽や外国語の勉強法から人生相談まで、「なんでも来い!」の意気込みで、難問奇問に挑戦してくれます。これまでの第2週掲載から、第1週に引っ越しをし、ますます好調です。さて今週号は、編集チームからの質問です。通算13枚目となるアルバム「Wall of Sound」を8月に発売するマーティさんに、この最新作について聞きました。

◇Dear Annie
新しい回答者にコラムニストの Annie Laneさんを迎え、衣替えした人気コーナー。これまでに引き続き、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えていて、ますます好調です。今回は「夫の退職後を思うと気が重い」「高身長ネタ、いい加減ウンザリ」の相談2題を紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。国内で報道されたニュースも多く取りあげていきますので、「このニュースは英語でどう報じられているのかな?」といった疑問にも答えていきます。今回は、東京・日本橋の上を走る首都高速が地下化される方向となった話題や、着せ替え人形バービーにかかわる話題などを紹介しています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活についてのミニコラムもあります。地元のエスプレッソ・スタンドで夏のアルバイトをしているトーマスを、マリーやハリソンが訪ねます。いろいろとおいしそうな飲み物がメニューにはありますが、いったい何を注文するのでしょう。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、デンマーク人の父親と広島出身の母親の間に生まれ、主にコペンハーゲンで育ったというレオン・エスベン・大田さんです。俳優やモデルとして活躍し、デザインなどを通して日本とデンマークの架け橋になるための会社を設立。今年は、日本・デンマーク外交関係樹立150周年のアドバイザーも務めています。今回は、デンマーク語で「居心地が良くて長時間とどまりたいと感じさせる状況や場所」を意味する「ヒュッゲ」についてです。この言葉はメディアの注目を集め、日本でも話題になっているのだとか。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
 今回紹介する作品は、フランス・カナダ合作のアニメーション「フェリシーと夢のトウシューズ」です。舞台は19世紀末のフランス。バレリーナを夢見る孤児フェリシーは、発明家を志す親友のヴィクターとともに施設を脱走してパリにやってきます。オペラ座のバレエ学校への入学を果たしたフェリシーは、ライバルとしのぎを削りながら、晴れの舞台を目指します。オペラ座の芸術監督が振り付けを担当した映像は見ものだとか。夢をあきらめないことの大切さを訴えたこの作品を、英語による脚本(スクリプト)と日本語の対訳で楽しんでください。

◆シミケンの語源でサクサク英単語
「語源によるビジュアル記憶法」という英単語の学習方法を提唱する埼玉県立草加南高校教諭、清水建二さんによる新連載です。漢字が「へん」や「つくり」で構成されているように、英単語も接頭辞や語根、接尾辞といったパーツから成り立っています。こうしたパーツを活用し、ボキャブラリーを増やしてしまおう、という狙いです。今回は、「コンパス」と「乗客」といった、一見関係のなさそうな単語の、共通の語源を探ります。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel  Brighton, BRITAIN
今回訪ねたのは、英国南部にある海辺のリゾート地、ブライトンです。ロンドンから鉄道で約1時間と近く、英国有数の保養地として知られています。バッキンガム宮殿の離宮としてつくられたロイヤル・パビリオンで知られ、観光地としての開発が進んだ時代に生まれた大きな桟橋「ブライトン・パレス・ピア」が街の名物になっています。街を歩いた旅の筆者は、多くの人々と触れあいますが、海辺の開放的な雰囲気のおかげか、みな親切だったといい、お堅い英国人のイメージが変わった、とか。この街が時代を超えて多くの人に愛されるだけの理由を見つけたようです。風光明媚(めいび)な写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  観光客の流入で空洞化する欧州の都市
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介する新コーナーが始まりました。今週号は夏休みにあわせて、観光地の話題をお送りします。スペインのバルセロナなど欧州各地の旧市街地では、真新しいホテルが次々と建つなど観光開発が進んでいます。そのあおりで家賃や物価が高騰し、古くからの住民が立ち退きを迫られるなど、「旧市街の空洞化」が進んでいるそうです。こうした都市の現状と課題をリポートしています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/7/23-30号

This Week
On the Cover

「ジョジョの奇妙な冒険」で英語を学ぶッ!!
23-30日合併号の表紙は、独特な作風で人気の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の主人公たちを紹介しています。「クールジャパン」を旗頭に、海外へ発信される日本文化の中でも、漫画は特に人気を集めています。その一角を担う「ジョジョ」は、今年で誕生から30年。仏ルーブル美術館で描き下ろし作品の原画が展示されるなど、海外でも多くのファンを獲得しているそうです。「ジョジョ」をはじめとする日本の漫画作品は、どのようにして海外に飛び出しているのでしょうか。今週号では、「漫画特集」を組んでいます。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:漫画で英語を学ぼう! 海外進出する日本漫画の現状とこれから
 夏休みを利用して、英語版の漫画を読んでみては? 合併号となる今週号の特集では、そんな提案をしています。近年、日本の漫画やアニメは世界中で評価が高く、ファンを獲得しています。多くの作品が英語などに翻訳され、海外でも読まれているのです。今週号はそんな中で、海外にも多くのファンがいる「ジョジョの奇妙な冒険」を題材に取りあげました。あのせりふや擬音語は、英語ではどのように表現されているのでしょうか。さらに、集英社で漫画の海外出版に携わる担当者に、海外で人気が出る漫画の特徴や、海外進出する際の苦労を聞きました。たとえば日本では人気のスポーツ漫画ですが、海外ではなかなか受け入れられないのだとか。いったいどんな理由があるのでしょう。紙面では、有名な漫画作品の海外版の表紙も多数登場します。オリジナルとの違いを見つけるのも、楽しいものです。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミ入れてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。連載が3年目に突入しても、ツッコミの切れ味はますます好調です。今週号は、少子高齢化で働き手の確保に苦労し始めた日本社会に対して、少しまじめな提言をしています。「働きやすい社会」のためにできることとは何でしょう? 目を向けたのは、待機児童の問題がなかなか解決できない保育園のあり方です。3人の娘を持つ父親として、ジェイソンさんにとっても重要な問題のようです。

◇Novel:「Caught on Camera 消えた子どもたち」
AWで昨年連載した「The Haunted Snow Globe スノードームにとらわれて」でおなじみの、アンドリュー・ヒッチェンさんによる連載小説です。英国の海辺の小さな町クラウドベリーに、ロンドンから引っ越してきたビリーとその両親。母親は不安障害にさいなまれ、その療養が転居の主な目的でした。しかし落ち着く間もなく、愛犬のモンティが行方不明になってしまいます。愛犬を捜しに出かけたビリーは、大切な人が目の前から消えたという近所の人たちと会い、不思議な写真を目にします。写真には、行方不明になった子どもたちが閉じ込められているのでした。ビリーは勇気を振り絞り、撮影した写真家のもとを訪ねます。英国の雰囲気たっぷりのストーリーテリングをお楽しみください。イラストもヒッチェンさん自身が手がけています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活についてのミニコラムもあります。夏休みに入り、近所の飼い犬を散歩させる仕事を引き受けたクリフですが、怠け者の犬を歩かせるのは一苦労の様子です。姉のハンナに助けを求めます。米国での休暇についてのミニコラムもあります。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、デンマーク人の父親と広島出身の母親の間に生まれ、主にコペンハーゲンで育ったというレオン・エスベン・大田さんです。俳優やモデルとして活躍し、デザインなどを通して日本とデンマークの架け橋になるための会社を設立。今年は、日本・デンマーク外交関係樹立150周年のアドバイザーも務めています。ソフトボールのデンマーク代表として活躍した経歴をもつレオンさんが、今週号では、海外遠征で得たもの、そして、スポーツのすばらしさなどについて語っています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「痛い」に関係のある表現がテーマです。日本語で表現する「痛い目に遭う」や「目に入れても痛くない」は、英語ではどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けに短く、コンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、新たな世界遺産や日本の宇宙開発などにまつわる話題を紹介しています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今回は、小学生の男の子 Andy Shane の日常生活を描いたシリーズを紹介します。一つの章が短く、イラストも豊富で読みやすいのだとか。第1巻から現在6巻まで出ているそうですが、林さんは「I Hate School. というタイトルで始まる1巻から読んでみては」と勧めています。

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介するのは、奇妙でかわいらしいキャラクターが人気の「怪盗グルー」シリーズの最新作「怪盗グルーのミニオン大脱走」です。怪盗をやめて、「反悪党同盟」の捜査官となったグルーは、手配犯のバルタザール・ブラットを取り逃がしたことで、仕事をクビになってしまいます。落ち込むグルーですが、生き別れになった兄弟のドルーと再会。ドルーに「悪事を教えてほしい」と頼まれたグルーは、あることを思いつきます。今回もミニオンたちが騒動を繰り広げるこの作品には、単なるアニメを超えた面白さがあるといいます。英語の脚本と対訳をお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、観光での移動にも欠かせない「高速道路」です。日本での高速道路の歴史のほか、最近は目を見張るような発展ぶりを見せているサービスエリアなどについても解説しています。


◆Dear Annie 十人十色の人生模様
コラムニストのAnnie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答える連載はますます好調です。今回は「孫娘に恋の失敗させたくない」「彼氏のいる友人、私を二の次に」の相談2題を取りあげています。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel: Chefchaouen, MOROCCO
今週のトラベルのコーナーは、アフリカ大陸北西の国、モロッコを訪ねます。旅の筆者が向かったのは、「青の町」として観光客にも有名なシェフシャウエン。旧市街に入ると、群青や水色、緑がかった青など、さまざまな色合いの青に塗られた家々が目に飛び込んできます。筆者は路地裏を歩き、街の美しさに魅了されると同時に、人々の生活の息吹も感じます。宿泊したのは、モロッコの伝統的な邸宅を宿に改築した「リヤド」。そこで筆者は、なぜこの街が青くなったのか、ある「説」を聞かせてもらいました。美しい写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◇Business News ~ニュースで学ぶ経済英語~
株式、為替、景気、財政、企業戦略、新商品・サービス、IT(情報技術)など、国内外で起きた注目の経済関連のニュースを選んで、ヒントつきでお届けします。社会人だけでなく、就職活動中の学生も必読です。「経済英語」には難しいイメージがありますが、背景知識があればニュースの理解度がグンとアップします。独特の用語や言い回しを学びながら、グローバル社会で通用する英語力を身につけてください。毎月第2・4週の掲載です。今回は、自動車メーカーのボルボが2019年以降発売の全車種を電気自動車かハイブリッド車にするという話題に合わせ、ガソリン車やディーゼル車の販売禁止を目指すフランスの動きを紹介します。

◆Weekly Picks どこでもつながる時代 夏休みに「完全オフ」になる企業経営者たち
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介する新コーナーです。さて、いよいよ夏休みの到来です。今週号では、米国の企業経営者の夏休み事情を取りあげます。情報通信技術の進歩により、地球上のたいていの場所でも連絡を受けたり、メールを送ったりすることができるようになりました。こうなると、企業経営者たちは休暇中でもなかなか「オフライン」にはならないもの。そんな中でも、外部との連絡をあえて遮断し、充電に努める経営者たちが出てきているようです。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2017/7/16号

This Week
On the Cover

IS最大拠点のモスルを解放

今週の表紙は、イラク第2の都市モスルで撮影された一枚です。廃墟(はいきょ)となった街を逃れてきた少女をとらえています。モスルは、過激派組織「イスラム国」(IS)が2014年6月に制圧。カリフ(預言者ムハンマドの後継者)制の「国家」樹立を宣言した地です。イラク軍などが攻撃を続け、ISからの奪還を目指してきましたが、7月10日、イラクのアバディ首相が「完全勝利とモスルの解放」を発表しました。しかし、激しい市街戦は街を破壊し尽くし、多くの死傷者を出すなど住民らに深い傷を残しました。ISは今後もテロ活動を続けるとみられ、ISとの戦いはまだ継続しそうです。

◇今週の注目記事 ================

◇Feature: Speak up@Work 伊勢丹の店内案内、柳瀬沙紀さん
仕事で英語を使っている人にインタビューしたり、英語を多用する職場を訪問したりする企画「Speak up@ Work」。その職場ではどんな表現が頻繁に使われているのか。働く人たちはどうやって英語力を磨いてきたのか。そんな「働くための英語」を現場から学んでいきます。英語にかかわる仕事に就くことを夢見る中高生や大学生には必見のシリーズ。月1回程度の掲載を予定しています。今週号は、外国人観光客も多く来店する百貨店の伊勢丹新宿本店で、店内案内を担当する柳瀬沙紀さんに話を聞きます。「おもてなしの最前線」では、英語を通してどんな心遣いが大切なのでしょうか。柳瀬さんが「楽しみながら英語を身につける」と語る勉強法についても、教えてもらいました。

◇英語ガイドに挑戦!
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。毎月の年中行事や観光スポットを案内する設定で、役に立つやさしい表現を紹介。ガイドをする際の心遣いに触れた「ガイドのヒント」もあります。今回のテーマは、訪日客をお連れすることも多い「神社」。参拝のマナーも英語で伝えましょう。今回は、通訳ガイドをめぐる最新情報についても、根岸さんに紹介していただいています。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
連載「リサの東京案内」で東京の隠れた魅力を紹介してきたフォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、今度は連載の装いも新たに、東京とその周辺、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、銀座の一角にたつ不思議な建物「中銀カプセルタワービル」を紹介します。建物の中を見る機会を得たリサさんは、どんなことを感じたのでしょうか。

◇地球うおっちんぐ: 香港返還20年に思う
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。今回は、英国から中国へ返還されて20年の節目を迎えたアグネスさん自身の故郷・香港について語ります。返還20年の記念式典が開かれた7月1日を、アグネスさんは現地で過ごしました。中国の習近平国家主席が演説で、香港独立派の動きを強く牽制(けんせい)しましたが、香港はいま、中国本土との距離感をめぐり、市民の間に根深い対立があるといいます。アグネスさんは故郷の将来を心配しつつ、香港が抱える「足元の問題」に目を向けるべきだと訴えます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活についてのミニコラムもあります。保安官のロイのもとに、おじさんのビルが亡くなったという知らせが届きました。シアトルでの葬儀に参列することにしたロイは、息子のトーマスに生前の思い出を語ります。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、デンマーク人の父親と広島出身の母親の間に生まれ、主にコペンハーゲンで育ったというレオン・エスベン・大田さんです。俳優やモデルとして活躍し、デザインなどを通して日本とデンマークの架け橋になるための会社を設立。今年は、日本・デンマーク外交関係樹立150周年のアドバイザーも務めています。今週号では、日本語と英語、デンマーク語の違いについて、語っています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、「銀行のATM誕生から50年」といった話題を取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、実在のボクサーを主人公にしたボクシング映画「ビニー/信じる男」です。ビニー・パジェンサはトレーナーのケビンの指導のもと、世界チャンピオンの座に就きますが、その直後、交通事故で重傷を負います。再起不能と言われたにもかかわらず、無為に過ごす生き方に疑問を抱いた彼は、トレーニングを再開し、再びタイトル戦に挑むのです。伝説的なボクサーをマイルズ・テラーが演じ、アーロン・エッカートも共演しています。英文のスクリプト(脚本)と対訳で楽しんでください。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。これまで連載「ヘンな英語修理します」で、日常生活の様々な場面で誤解を招きやすい日本人英語のミスを指摘して、正しい用法を伝授してきました。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、米国人留学生のジョーの友人が来日することになりました。ジョーと同じ大学で学ぶレイナが、その友人について尋ねますが、そのうち、ジョーは不機嫌になってしまいます。何が問題だったのでしょう?


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Gunung Mulu National Park, Borneo
今回は、ボルネオ島にあるマレーシア・サラワク州のグヌン・ムル国立公園です。一帯には熱帯雨林のジャングルや山々、川などがあり、東京23区がすっぽり入ってしまうほどの広さがあるのだとか。ここで旅の筆者は、世界最大級といわれるディア洞窟などを訪ねます。実は閉所恐怖症だという筆者ですが、今回、なぜあえて洞窟を訪れてみようと思ったのでしょうか。大自然に触れる旅を計画するきっかけにも、耳を傾けてみましょう。美しい写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks トランプ流のツイート、民間企業の社員がやったら……
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介する新コーナーが始まりました。今回は、相変わらず物議を醸しているトランプ米大統領の話題です。テレビ番組で自身を批判した女性キャスターの容姿や知性を侮辱する内容をツイッターに書き込み、さらには同じ番組の男性司会者も侮辱するなど、トランプ氏はまさにネット上で「やりたい放題」。大統領としての資質も疑問視される事態になっています。同じことを民間企業の社員がやったら、どんな結果になるのか。各分野の識者が語っています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/07/09号

This Week
On the Cover
将棋の藤井聡太四段、初めての敗北
今週の表紙は、7月2日に東京の将棋会館であった対局で、プロになって公式戦で初めての敗北を喫した将棋の藤井聡太四段です。14歳の中学生棋士はデビュー以来、29連勝し、歴代の最多記録を作りました。日本中の注目を集め、メディアは彼の生い立ちや日常生活まで、事細かに報道する過熱ぶりでした。この日の対局でも、多くの報道陣が詰めかけました。相手は佐々木勇気五段(22)。11時間半にも及ぶ熱戦の末、ついに記録が途絶えました。今回の敗戦で竜王戦の挑戦者にはなれませんでしたが、ほかのタイトルでは年度内に挑戦を決める可能性があるといい、今後の活躍がまだまだ期待されています。

◇今週の注目記事 ================

◇Feature : ニューヨーク最新書店事情 元気な独立系の書店たち
英語児童書のエキスパートである大島英美さんが、米ニューヨークの書店事情をリポートします。ネットで本を購入する人が増える中、個性ある独立系の書店が人気を集めているのだそうです。1軒目は、書店がなくなってしまったブルックリンのある地域で、女性2人が始めた「グリーンライト・ブックストア」。地域に根ざした経営が評価されている、とのことです。もう1軒は、マンハッタン・ソーホー地区にある「マクナリー・ジャクソン・ブックス」。文化の発信地とされるこのエリアにふさわしく、幅広い品ぞろえが自慢だそうです。大島さんによる「洋書店の歩き方」のワンポイントアドバイスもあります。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
4月から始まったリサ・ステッグマイヤーさんによる新連載です。バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、シンガポール在住。仕事場である東京との間を、海をまたいで行き来する毎日です。子育ての真っ最中でもあり、2人の子どもをバイリンガルに育てようと奮闘中です。今回のテーマは、「イクメン」。日本で育児に参加する男性をこのように呼ぶようになって何年もたちますが、リサさんによると、これに相当するような訳語は英語にはないそうです。「海外では父親が子育てにかかわるのは当たり前だからではないか」というリサさん。自らの子ども時代を振り返りながら、日本と海外の子育て事情を比較します。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今回は、疑問文がテーマ。How long is it? や How old are you? と言うのに、How short is it? や How young are you? は使えないのでしょうか。それとも、OKな場合もあるのでしょうか?

◇Novel:「Caught on Camera 消えた子どもたち」
昨年連載されて好評だった「The Haunted Snow Globe スノードームにとらわれて」でおなじみの、アンドリュー・ヒッチェンさんによる連載小説です。英国の海辺の小さな町クラウドベリーに、ロンドンから引っ越してきたビリーとその両親。母親は不安障害にさいなまれ、その療養が転居の主な目的でした。しかし落ち着く間もなく、愛犬のモンティが行方不明になってしまいます。愛犬を捜しに出かけたビリーは、大切な人が目の前から消えたという近所の人たちと会い、不思議な写真を目にします。そして、その写真を撮ったという写真家を訪ねたところ……。英国の雰囲気たっぷりのストーリーテリングをお楽しみください。イラストもヒッチェンさん自身が手がけています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週はこれからの季節に使えそうな、「汗」に関係のある表現がテーマです。「汗びっしょり」や「冷や汗をかく」を英語で言うには、どうしたらよいでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。新年度から取りあげる本数を増やしました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、陸上のホープ、サニブラウン・ハキーム選手の活躍や、英国のハリー王子をめぐる話題などを取りあげました。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨く新しいコーナーです。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語を駆使するのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを目指して、英作文にトライしていきます。目指すのは「普段着の英語表現」です。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。今後の連載にぜひご期待ください。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介する作品は、ハンバーガーチェーンのマクドナルドをめぐる映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」です。マクドナルドの出発点は、カリフォルニアにあった1軒のドライブインでした。ディックとマックの兄弟は、画期的なファストフードのシステムを編み出し、店は繁盛していました。そのユニークな発想に目をつけたレイは、彼らとフランチャイズ契約を結び、店の規模を拡大させていきます。世界的なチェーンを生み出すに至る男たちのドラマを追います。主演はマイケル・キートン。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナー。与えられた課題の「和文英訳」に、たくさんの読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教鞭をとる2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。今回の題材は、最近のコンビニエンスストア業界の動向についてです。新たな挑戦者も多数迎え、道場も活況を呈(てい)しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、今後ともぜひご参加ください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本のあちこちで観光名所になっている「滝」です。滝の分類から、滝をめぐる伝説まで、縦横無尽に英語で解説していきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Coast of North Island, NEW ZEALAND
今回の旅の目的地はニュージーランド。この国は大きく北島と南島に分かれますが、首都ウェリントンや最大都市オークランドがある北島を訪ねました。旅の筆者は、島の東側の北に位置するコロマンデル半島から海岸線を回ります。そこで筆者は、海の幸を味わい、貴重な自然環境に触れます。内陸の都市を抜け、島の西側に出ると、そこで待っていたのは、タラナキ山でした。この山の姿は、日本の富士山と思わせると言います。今回の旅で、筆者は雄大な風景とともに、親切な人々との出会いも存分に楽しんだようです。美しい写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◆Business News ~ニュースで学ぶ経済英語~
経済やビジネスに関するニュースを取り上げます。毎月第2、4週に、株式、為替、景気、財政、企業戦略、新商品・サービス、IT(情報技術)など、国内外で起きた注目の報道を選んで、ヒントつきでお届けします。社会人をはじめ、就職活動中の学生の方々も必読です。「経済英語」には難しいイメージがありますが、背景知識があればニュースの理解度がグンとアップします。独特の用語や言い回しを学びながら、グローバル社会で通用する英語力を身につけましょう。今回は、EUがグーグルに対し、EU競争法に違反したとして過去最高の制裁金を課したニュースなどを紹介しています。

◆Weekly Picks トランプ政権の誕生は、出版業界への追い風?
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーが始まりました。今回は、米国最大の本の見本市「BookExpo」からのリポートです。電子書籍の登場などで、紙の本をめぐっては久しく明るい話題がありませんでしたが、ここのところ、業界は活況を見せつつあるのだそうです。恩恵をもたらしているのは、意外にもトランプ政権なのだとか。民主主義の終焉(しゅうえん)に警鐘を鳴らしたり、ジョージ・オーウェルの「1984年」のように絶望的な未来を描いたりした作品が、読まれているといいます。見本市の会場には、トランプ氏と争った「あの人」も登場しました。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/7/2号

This Week
On the Cover

日本でベース築き、海外を目指す 鈴木亮平さん

今週号の表紙に登場するのは、いま最も勢いのある俳優の一人、鈴木亮平さんです。徹底した役作りでどんな役でも変幻自在にこなし、来年のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」での主演が決まっています。米国への留学経験があり、英語も堪能な鈴木さんには、ハリウッド進出を期待する声もあります。Asahi Weeklyのインタビューに対し、鈴木さんは「まずは国内で認められてから」と地に足のついた発言。それでも、将来、国際的な舞台で活躍する夢を、はっきりと見据えているようでした。
鈴木さんのインタビューは今週号の16ページで詳報しています。


◇今週の注目記事 ================

◇Interview: 「努力はいつか報われる」 世界での活躍見据える鈴木亮平さんインタビュー
表紙に続き、紙面で俳優の鈴木亮平さんのインタビューを詳報しています。和田竜の原作小説をもとにした映画「忍びの国」でも、物語のカギを握る忍者を演じた鈴木さんに話を聞きました。16歳で米国に留学してから、大河主演を果たそうという現在まで、鈴木さんはどのようにして目標を設定し、夢を実現してきたのでしょう。そして将来、国際的な舞台での活躍を目指すにあたり、「日本人に対するステレオタイプを変えたい」との目標を掲げます。そんな鈴木さんが大切にしているものとして挙げたのは、「努力」でした。読者の皆さんへのメッセージもいただいています。

◇Feature: アカデミー賞授賞式をボイコットしたイラン人俳優が記者会見/エレノア・コッポラ監督が語る劇映画デビュー
 今週号のFeatureページでは、映画にかかわる記者会見の模様を2題お送りします。まずは、イラン人俳優のタラネ・アリドゥスティさん。トランプ米大統領の入国制限政策に抗議して、2月のアカデミー賞授賞式をボイコットしたことで、世界中に知られることになりました。アカデミー外国語映画賞を受賞した出演作「セールスマン」が日本でも公開されるのに合わせ、来日しました。2本目は、フランシス・フォード・コッポラ監督の妻で、自身もドキュメンタリー映画監督のエレノア・コッポラさんの会見です。今回、長編劇映画デビュー作である「ボンジュール、アン」が公開されるのに先立ち、主演のダイアン・レインさんとともに登場しました。

◇和t’s cooking?  酢の物
4月から始まったこの連載では、今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介します。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米フィラデルフィア在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。もちろん、英語でのレシピと手順もついていますので、ご家庭でのクッキングの参考にしてください。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回取りあげるのは、夏バテ気味でも食欲をそそられる、この季節にぴったりの一品「酢の物」です。外国人にも人気ですが、振る舞う場合には少し注意した方がよい点があるそうです。そんなノウハウも教えてもらいます。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
連載「リサの東京案内」で東京の隠れた魅力を紹介してきたフォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、連載の装いも新たに、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回訪ねたのは、埼玉県の飯能市。ムーミンの世界を体験できるスポット「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」があるそうです。その魅力を、余すところなく紹介します。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。これまで、連載「ヘンな英語修理します」で日常生活の様々な場面で誤解を招きやすい日本人英語のミスを指摘して、正しい用法を伝授してきました。今度の連載のテーマは「おもてなし」。日本を訪れた外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。米国から遊びに来た友人のカリエを、人気の呉服店に案内したエミ。気に入った着物を見つけたカリエに、「買ってみたらどう?」と勧めたつもりでしたが、カリエは急に怒り出してしまいます。いったい何が問題だったのでしょう?

◇Essay:マーティにまかせろ Bring it on!
ヘビーメタル・バンド MEGADETH の元ギタリスト、マーティ・フリードマンさんが、読者の皆さんからの様々な質問に英語でお答えします。音楽や外国語の勉強法から人生相談まで、「なんでも来い!」の意気込みで、難問奇問に挑戦してくれます。これまでの第2週掲載から、第1週に引っ越しをし、ますます好調です。さて、夏休みも間近。今回は夏に関する悩みや相談を集めました。友人との関係に悩むのは洋の東西を問わない若者の常。マーティさんが熱く答えます。

◇Dear Annie
新しい回答者にコラムニストの Annie Laneさんを迎え、衣替えした人気コーナー。これまでに引き続き、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えていて、ますます好調です。今回は「ゲームにはまりすぎの息子」「友に奪われた彼、復縁の望みは」の相談2題を紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。取りあげる本数を増やしていますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今回は、ニホンライチョウの人工繁殖に成功したニュースや、米国の太っちょネコの話題など、動物に関する話題が集まりました。プロゴルフの松山英樹選手のニュースも紹介しています。国内で報道されたニュースも多く取りあげていきますので、「このニュースは英語でどう報じられているのかな?」といった疑問にも答えていきます。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活についてのミニコラムもあります。今日は7月4日、米国の独立記念日です。マリーとハンナ、ジュリア、ハリソンが、毎年の恒例行事である花火を見学します。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。今回から新しい筆者を迎えます。7月から9月までを担当するのは、デンマーク人の父親と広島出身の母親の間に生まれ、主にコペンハーゲンで育ったというレオン・エスベン・大田さんです。俳優やモデルとして活躍し、デザインなどを通して日本とデンマークの架け橋になるための会社を設立。今年は、日本・デンマーク外交関係樹立150周年のアドバイザーも務めています。初回は、まずはデンマークの国をご紹介します。デンマークが生んだ有名人と言えば?


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンのベテランのアカデミー俳優3人が顔をそろえた「ジーサンズ はじめの強盗」です。平穏な老後の生活を送っていたジョー、ウィリー、アルバートでしたが、長年働いた会社からの年金が突然打ち切られ、住む家を失う危機がジョーに訪れます。そこで思いついたのが銀行強盗。実行に備えて強盗のアドバイスを求めたり、特訓をしたりと「暴走」が始まります。怒れるシニアによる痛快な強盗劇を、英語による脚本(スクリプト)と日本語の対訳で楽しんでください。

◆シミケンの語源でサクサク英単語
「語源によるビジュアル記憶法」という英単語の学習方法を提唱する埼玉県立草加南高校教諭、清水建二さんによる新連載です。漢字が「へん」や「つくり」で構成されているように、英単語も接頭辞や語根、接尾辞といったパーツから成り立っています。こうしたパーツを活用し、ボキャブラリーを増やしてしまおう、という狙いです。今回は、「タコ」と「歩行者」といった、一見関係のなさそうな単語の、共通の語源を探ります。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel  George Town in Penang, MALAYSIA
今回訪ねたのは、「東洋の真珠」とも称されるマレーシア屈指のリゾート地、ペナン島です。しかし今回の旅は、ビーチでのんびり過ごすといったようなありきたりなものではありません。中心都市ジョージタウンでの街歩きを満喫してみました。ペナン島は18世紀後半に英国の支配下に移り、その頃からコロニアル様式の街並みが築かれました。この島にはマレー人のほか、中国系やインドからの人々が住み着き、それぞれの文化を持ち込んだのです。東西の文化が融合した街並みは、ユネスコの世界遺産にも登録されました。旅の筆者は街を歩きながら、職人の技や街にあふれるアートを楽しみます。異国情緒がいっぱいの写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  米ハーバード大、SNS投稿めぐり入学内定を取り消し、波紋呼ぶ
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介する新コーナーが始まりました。今週号は、米国の名門ハーバード大学の話題です。今年、ソーシャルメディアで不適切な投稿をしたとして、入学予定だった学生の内定を取り消す決定をしました。米国の大学でも異例の措置とされ、議論の的になっています。人種差別などの不適切な発信には厳しく臨むべきだという意見がある一方で、「表現の自由」「言論の自由」の観点から、決定を疑問視する声もあるのです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/6/25号

This Week
On the Cover

ロンドン高層住宅火災、エリザベス女王が慰問

6月25日号の表紙は、大きな被害を出した英ロンドンでの高層住宅火災からのひとコマです。低所得者層が多く住む公営住宅での火災は、英社会に大きな衝撃を与えています。安くて耐火性の低い外壁材が使われて被害が広がった可能性が指摘されており、「低所得者層が住むエリアの危険が放置されていたのでは」と国民の怒りが燃え上がっているのです。そんな中、エリザベス女王が現場近くの避難所を慰問に訪れました。消防隊員らの労をねぎらったとのことです。
ロンドンの住宅火災の報道は、Newsのページでも取りあげています。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:世界に広がるみそ文化 Speak up @ Work マルコメの海外営業担当
職場を訪問し、仕事で英語を使っている人たちにインタビューする新企画が、「Speak up@ Work」です。今週号は、みそ製造販売の「マルコメ」を訪ねます。「みその会社が英語?」と思われるかもしれませんが、実はみそは今や世界中で人気なのだそうです。国内の消費量が減る一方で、輸出量は右肩上がり。トーストにみそを塗ったり、カプチーノ風のみそ汁が出てきたりと、日本では思いもよらないような活用法が広がっているそうです。ということで、今週号は見開きページで「世界に広がるみそ文化」を特集。さらに、世界各国でみそを売り込んでいるマルコメの海外営業の担当者にインタビューしました。月の半分は出張し、様々な国で英語で商談をしているそうですが、中学生の頃から続けてきたという「最強の勉強方法」も教えてもらいました。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミ入れてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。連載が3年目に突入する今週号は、特別編です。ふだんは日本社会に鋭いツッコミを入れて、独自の視点で笑いにかえているジェイソンさんですが、今回は反対に、読者のツッコミに答えます。題して「Why Atsugiri Jason!?」。「日本に対して、なんでそんなにツッコミを入れるの?」という読者の皆さんの疑問に、ジェイソンさんがちょっとまじめに応じています。ツッコミの切れ味は3年目に入ってもますます好調ですので、今後もご期待ください。

◇Novel:「Caught on Camera 消えた子どもたち」
昨年連載されて好評だった「The Haunted Snow Globe スノードームにとらわれて」でおなじみの、アンドリュー・ヒッチェンさんによる連載小説です。英国の海辺の小さな町クラウドベリーに、ロンドンから引っ越してきたビリーとその両親。母親は不安障害にさいなまれ、その療養が転居の主な目的でした。しかし落ち着く間もなく、愛犬のモンティが行方不明になってしまいます。さらに、地元の新聞には奇妙な事件の報道が……。愛犬を捜しに出かけたビリーは、我が子が何年も前に行方不明になったという女性と出会い、不思議な写真を目にします。さらに、その写真を撮った写真家を訪ねることになります。連載もいよいよ佳境に入ってきました。英国の雰囲気たっぷりのストーリーテリングをお楽しみください。イラストもヒッチェンさん自身が手がけています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活についてのミニコラムもあります。買い物に出かけたハンナとトーマス。トーマスがサングラスを選ぶことになり、ハンナがいろいろとアドバイスをします。気に入った品は見つかるでしょうか。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。今週号は、4月から6月までを担当したアニサ・ダさんの最終回です。ロンドン生まれのアニサさんは、世界各地を旅する間に立ち寄った日本に魅了されて来日。現在は幼児向け英語教室のインストラクターや中学校の英語講師として活躍しています。今回は、自身の母親の出身国であるポーランドでの伝統的な娯楽について語ります。ポーランドの人々は秋になると、家族でキノコ採りに出かけるそうです。どんな魅力があるのでしょうか。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「結婚、恋愛」に関係のある表現がテーマです。「玉のこし」や「理想の男性」は、英語でどのように表現するのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。新年度から取りあげる本数を増やしました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、「ドバイの警察がロボコップを導入」「山手線の車両に防犯カメラ」といったニュースを取りあげています。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨く新しいコーナーです。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語を駆使するのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを目指して、英作文にトライしていきます。目指すのは「普段着の英語表現」です。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。ぜひご期待ください。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Books:放課後ブッククラブ
中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今回は、Cambridge English Readers というシリーズを紹介します。Starter から Level 6 まで7段階に分かれているので、自分に合った難易度の本が見つかるはずです。サスペンスや恋愛もの、コメディーなど、ジャンルも豊富だそうです。今週号で紹介するのは、「Book Boy」「What a Lottery!」の2冊です。

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介するのは、メル・ギブソンが監督を務めた「ハクソー・リッジ」です。主人公のデズモンドは、信心深いクリスチャン。第2次世界大戦が激化する中、陸軍に志願しますが、信仰上の理由から銃に触ることを断固拒否します。軍法会議にかけられ、ほかの兵士から嫌がらせも受けますが、衛生兵として戦場に赴くことになります。題名の「ハクソー・リッジ」とは、沖縄戦の激戦地となった「前田高地」のこと。ここでデズモンドは、勇気ある行動を見せることになります。英語の脚本と対訳をお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本庭園や盆栽などで好んで使われる「苔(こけ)」です。その特徴のほか、日本で最近人気を集めている「苔玉」についても、英語で解説していきます。


◆Dear Annie 十人十色の人生模様
コラムニストのAnnie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答える連載は、新年度もますます好調です。今回は「高齢者の危ない運転に対処を」などの相談2題を取りあげています。高齢者の運転をめぐるアニーさんの返答には、70歳を迎えるほかの読者からの反論も寄せられました。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel: Central Oregon, USA
今週のトラベルのコーナーは、旅の筆者自身が暮らす米国オレゴン州の、様々な魅力を紹介します。引っ越してきた当初は刺激に欠ける印象があったそうですが、今回、州内をぐるりと回ってみて、改めて魅力を感じることになった様子です。まず訪れたのは、学生の街として知られるユージーン。夏の名物行事である「オレゴン・カントリー・フェア」が有名です。海辺の街ティラムックでは、巨大な飛行船の格納庫につくられた「航空博物館」を見学。ここから旅は一路、内陸に向かい、壮大な自然の風景に触れ、街の隠された歴史に耳を傾けます。ユージーンの街で聞いた「海岸線から砂漠までそろったオレゴンにかなう州はない」という言葉を、改めて実感する旅となりました。美しい写真の数々とともに、お楽しみください。

◇Business News ~ニュースで学ぶ経済英語~
株式、為替、景気、財政、企業戦略、新商品・サービス、IT(情報技術)など、国内外で起きた注目の経済関連のニュースを選んで、ヒントつきでお届けします。社会人だけでなく、就職活動中の学生も必読です。「経済英語」には難しいイメージがありますが、背景知識があればニュースの理解度がグンとアップします。独特の用語や言い回しを学びながら、グローバル社会で通用する英語力を身につけてください。毎月第2・4週の掲載です。今回は、ソフトバンクが有力なロボット2社を買収するニュースなどを紹介します。

◆Weekly Picks ヨルダン川西岸占領から50年、広がるイスラエルとパレスチナの格差
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介する新コーナーが始まりました。第3次中東戦争でイスラエルがヨルダン川西岸地区を占領してから、この6月で50年がたちました。今回は、パレスチナ人が暮らす地区とイスラエルの間で、経済格差が広がっている様子をリポートします。多くのパレスチナ人が日々、イスラエルに出稼ぎに出ているという現実があります。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2017/6/18号

This Week
On the Cover

全米の注目を集めるコミー前FBI長官の証言

今週の表紙は、ドナルド・トランプ政権の「ロシア疑惑」をめぐり、米議会上院の公聴会で証言したジェームズ・コミー前FBI長官です。トランプ氏側から捜査への妨害があったかが焦点になっていますが、コミー氏は大統領からの「圧力」の数々を、生々しく証言しました。この議会公聴会での証言は全米の大きな注目を集め、多くの人が証言の模様をテレビで視聴。「ワシントンのスーパーボウル」と、スポーツの一大イベントにたとえるメディアもあったそうです。コミー氏の証言の報道はNewsのページでも紹介しています。

◇今週の注目記事 ================

◇Feature: 英語の早期教育に玩具メーカーも参戦
 6月に開かれた東京おもちゃショーからのレポートです。幼いうちから子どもに英語を学ばせたいと考える親が増え、英語の早期教育熱が盛り上がる中、おもちゃメーカー各社も知育玩具の売り込みに力を入れています。以前なら、アルファベットや簡単な単語を読み上げる程度だったものが、最近では進化を遂げている様子です。子どもが英語を学べる最新のおもちゃを紹介していきます。
 さらには、おもちゃ関連として、日本の子どもたちに長年愛されてきた着せ替え人形の「リカちゃん」が、誕生から50年の節目を迎えたという話題も紹介しています。

◆英語ガイドに挑戦!
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。毎月の年中行事や観光スポットを案内する設定で、役に立つやさしい表現を紹介。ガイドをする際の心遣いに触れた「ガイドのヒント」もあります。今回のテーマは、訪日客の注目度も高い「浴衣」。浴衣の基礎知識に加え、着方も英語でお伝えしましょう。さらには、祭りや花火といった、夏のイベントもご案内します。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
連載「リサの東京案内」で東京の隠れた魅力を紹介してきたフォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、今度は連載の装いも新たに、東京とその周辺、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都中央区佃の石川島周辺を紹介します。江戸時代に「人足寄場(にんそくよせば)」がつくられ、その後は造船で栄えたこの地の、昔と今を訪ねます。

◇地球うおっちんぐ: リーダーに求められる資質とは?
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。今回は、アグネスさんが自らの考える「リーダーシップ」について語ります。現代ほどすぐれたリーダーが求められている時代はないかもしれません。リーダーに求められる資質とは、何でしょうか。アグネスさんの3人の息子たちのことも、語ってくれています。

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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。米国の生活についてのミニコラムもあります。いよいよ学年末。夏休みも間近です。マリーとジュリア、ハリソンが、それぞれの夏の予定を話します。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。4月から6月までを担当するのは、ロンドン生まれのアニサ・ダさんです。父親はケニア、母親はポーランド出身というアニサさんは、世界各地を旅する間に立ち寄った日本に魅了されて来日。現在は幼児向け英語教室のインストラクターや中学校の英語講師として活躍しています。今回は、アニサさんが考える日本の魅力についてです。なぜ日本に住み続けるのか、その理由を明かしてくれます。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースのページです。新年度から、内容をさらに充実させました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、第2次世界大戦中につくられた「零(ゼロ)戦」が、日本人パイロットの操縦で再び日本の空を飛んだというニュースなどを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、2013年に米ボストン・マラソンを襲った爆破テロ事件をテーマにした「パトリオット・デイ」です。4月の「愛国者の日」に開かれる伝統行事を標的にし、3人が死亡したこの事件を、ご記憶の方も多いはずです。この映画では、実在の人物とオリジナルのキャラクターを交えながら、事件の発生から容疑者の逮捕に至るまでを克明に活写していきます。主人公のボストン警察の巡査部長、トミーを演じるのはマーク・ウォールバーグ。事件現場に駆けつけたFBIの特別捜査官は、事件をテロと断定し、捜査が動き始めますが……。英文のスクリプト(脚本)と対訳で楽しんでください。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。これまで連載「ヘンな英語修理します」で、日常生活の様々な場面で誤解を招きやすい日本人英語のミスを指摘して、正しい用法を伝授してきました。新たに始まった連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、ホテルに宿泊している観光客のローザが、ポイントサービスを申し込める場所を、案内係のチハルに尋ねます。チハルは「フロントで」と答えるのですが、どうもうまく伝わっていないようです。何が問題だったのでしょう?


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Danakil Depression, ETHIOPIA
今回は、エチオピア北東部に位置するダナキル低地を訪ねました。「アフリカの角」の付け根あたりにあるこの一帯は、「地球上で最も過酷な地」とも称されるそうです。というのも、夏は気温がおよそ50度にも達し、人の居住地としては「年平均で最も暑い場所」の一つと言われているのです。しかしここは、絶景の地でもあります。ダロール地溝帯の地表は、塩や硫黄などの影響で、まるでほかの惑星に降り立ったかのような極彩色の景観が広がり、活火山のエルタ・アレでの夜景は美しく、幻想的です。不思議な雰囲気でいっぱいの写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks トランプ政権がパリ協定離脱でも、州知事や企業トップが動く
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介する新コーナーが始まりました。今回は、地球温暖化対策に取り組むためのパリ協定からの離脱を、米トランプ政権が表明したことを受けてのニュースを紹介します。米国内では地方政府や企業経営者の間で、政権の決定に反対する動きが広がっているそうです。マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は国連事務局への拠出金を肩代わりすることを表明。カリフォルニアなどの州知事はトランプ政権の姿勢にかかわらず、協定で米国が約束した温室効果ガスの削減目標を達成するとし、こうした州政府同士が手を組む動きもあります。産業界、経済界でも、パリ協定支持の立場を鮮明にする企業が相次いでいます。
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