週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/12/9号

This Week
On the Cover
新冷戦時代に突入? 米中首脳会談
今週号の表紙は、米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主席。G20サミットが開かれたブエノスアイレスで会談した際の一コマです。会談の主要テーマは両国の間の通商紛争でした。米国が知的財産の侵害を理由として中国からの輸入品に制裁関税をかけたことから対立が激化し、制裁の応酬となっていたのです。今回の会談で、ひとまずは対立の激化は回避されましたが、問題の解決には至っていません。今年は米ロの関係でもウクライナ問題などが引き金になってすきま風が吹いています。大国が覇権を争う「新たな冷戦時代の到来」ともささやかれるようになりました。


◇今週の注目記事 ===============

◇Interview  シミケン先生おすすめの「効率的な英単語の覚え方」
今週号の特集は、本紙連載中の「比べてわかる英単語」でおなじみのシミケン先生こと清水建二さんにご登場願います。シミケン先生は昨年度、AWで「語源でサクサク英単語」を連載しましたが、今年5月には「英単語の語源図鑑」を出版。これが35万部という語学書としては異例の売れ行きを見せています。そんなシミケン先生が推奨する語彙力(ごいりょく)増強法が、接頭辞・語根・接尾辞を組み合わせて単語を覚える「語源学習」です。どんな利点があるのか、聞きました。また、シミケン先生が語源に興味をもつようになったきっかけについても語ってくれています。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、ザ・ロネッツが1963年に発表してヒットした「Be My Baby」です。ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンが「これまで作られた中で最高の曲」と評しているそうですが、マーティさん自身も高く評価しています。マーティさんが語る楽曲の魅力に、耳を傾けましょう。いつものように、歌詞に登場する英語表現についても解説しています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、「~で」「~を使って」という意味でのby とwithについて考えます。たとえば、「ペンで手紙を書いた」と言う場合、byとwithのどちらを使ったら良いのでしょう。両者の使い分けについて、詳しく説明していきます。

◇地球うおっちんぐ: 不穏な空気が立ちこめた1年でした
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号では、英国のオックスフォード英語辞典やオンライン英語辞書「ディクショナリー・ドットコム」が選んだ「今年の言葉」から、2018年の世相を振り返ります。オックスフォードが選んだのは「toxic(有毒な)」、ディクショナリー・ドットコムは「misinformation(誤った情報)」でした。いずれも明るい言葉とは言えませんが、アグネスさんは来年こそは健やかで誠実な世界になってほしい、と願っています。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月からの連載の舞台は、第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「気前のよさ・寛大」に関係のある表現がテーマです。「お金をポンと出す」や「見逃す」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、アムステルダムのアンネ・フランクの家博物館がリニューアルオープンしたニュースのほか、有名なピサの斜塔の傾きが改善されたという話題などを取りあげています。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーを引き続きお楽しみいただきます。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語に頼るのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、有名なドクター・スースの絵本を原作にしたクリスマスの物語「グリンチ」です。欧米の子どもたちに特に人気があるこのキャラクターは、過去にもジム・キャリーの主演などで実写映画になっていますが、今回はコンピューターグラフィックスを使ったアニメです。ひねくれ者のグリンチはクリスマスが大嫌い。村のクリスマスを丸ごと盗んでしまおうと計画を立てたことで、騒動が巻き起こります。ベネディクト・カンバーバッチらが声で出演。人気歌手ファレル・ウィリアムスがナレーションを担当するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、オランダ・アムステルダムの観光事情をテーマにした新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本のお正月には欠かせない食べ物の「もち」です。その歴史に加え、地方によって異なるお雑煮の習慣などについても触れていきます。伝統が薄れつつある近年の「もち事情」についても、英語で説明してみましょう。

◆日本全国英文表記珍百景
 筆者は、日本国内で目にする英文表記の誤りについて長年研究を続けている小樽商科大学大学院の小林敏彦教授です。各地の商店や飲食店、ホテルや駅などで目にする誤った英文表記を取りあげ、どこに問題があるのかを文法、語法、語彙(ごい)など様々な角度から検証します。小林さんが自ら撮影した写真をもとにわかりやすく解説。「おもてなし」の質の向上にも役立ちそうです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Verona, ITALY
今週号のトラベルのコーナーでは、イタリア北部のベローナを訪ねました。ここはなんと言っても、シェークスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」の舞台として名高い街です。物語はもちろん架空ですが、ジュリエットのキュピレット家のモデルとされる古い家が現存し、多くの観光客でにぎわっています。庭にあるジュリエット像には、胸に触ると生涯の愛が見つけられるという言い伝えがあり、家の壁にも無数の手紙が貼られていて、その一つ一つに様々な恋愛模様がつづられていると言います。あちこちで「愛」をモチーフにした装飾や商品に巡り合う街を歩きながら、旅の筆者は「ロミオとジュリエット」の一節を口ずさみ、愛について思いをはせるのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は科学ニュースを集めました。米NASAが探査機「インサイト」を火星に着陸させることに成功したニュースのほか、ジェットもプロペラもない「夢の飛行機」が米マサチューセッツ工科大学で開発されたという話題をお送りします。

◆Weekly Picks  大坂なおみ選手、宣伝効果も「女王」級
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、全米オープンを初制覇するなど今年大活躍したテニスの大坂なおみ選手の話題を取りあげます。大坂選手は様々な企業から広告契約を持ちかけられ、引っぱりだこの人気なのだそうです。米フォーブス誌によると、総収入ランキングではセリーナ・ウィリアムズ選手が女性アスリートとしては首位に立っているそうですが、業界関係者は、大坂選手には「女王」を上回るだけの潜在力がある、と指摘しています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/12/2号

This Week
On the Cover

ミリー・ボビー・ブラウンさん、最年少のユニセフ親善大使に 

12月2日号の表紙は、英俳優のミリー・ボビー・ブラウンさんです。11月20日の「世界子どもの日(World Children’s Day)」に、国連児童基金(ユニセフ)から親善大使に任命されました。14歳での親善大使任命は史上最年少です。ネット配信のドラマなどで人気を集めるブラウンさんはかねてから、いじめなどの問題で積極的に発言をしてきました。「すべての子どもたちに安全な環境を作りたい」と語っているそうです。表紙の写真はこの日、ニューヨークのエンパイアステートビルでのライトアップの点灯セレモニーに出席した際の一コマです。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: 表紙で振り返る2018年
2018年も師走を迎えます。今週号の特集では、今年のAWを彩った表紙から主だったものを紹介し、この1年を振り返ります。編集チームでは毎週、どんな表紙にするか、頭をひねっています。企画などと連動して、あらかじめカメラマンに写真の撮影をお願いしている場合もありますが、そうでない時には、国内外のニュースにアンテナを張り、何が表紙にふさわしいかを常に考えているのです。羽生結弦選手や大谷翔平選手といったアスリート、安室奈美恵さんや渡辺直美さんといった芸能人、さらには世界の政治家など、この1年で取りあげた人物も多彩です。皆さんはどの表紙が印象に残っているでしょうか。表紙をめぐってはさらに、kickerと呼ばれる、話題を端的に伝える英文見出しも議論します。今回は、そんな編集の舞台裏もちょっとだけ紹介しています。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月からの連載の舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭の出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。

◇和t’s cooking?  揚げ出し豆腐
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、米国でもよく知られた食材である豆腐を使った料理を取りあげます。筆者のお気に入りは、揚げ出し豆腐。外国の友人にも好評なのだとか。うまく仕上げるためのレシピも紹介していますので、ぜひ挑戦してみてください。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、イランで女性のサッカー観戦が約40年ぶりに認められたというニュースのほか、台湾でちょっとした人気者になっているという「ポケモンじいちゃん」の話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。グリーンビルの街は早くも雪化粧。今回は、マリーがクリフの雪だるま作りを手伝います。米国の生活を紹介するミニコラムでは、日本と米国の雪だるまの違いについて説明しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。10月から12月までを担当するのはジョーン・アンダーソンさんです。ジョーンさんはスコットランドの出身。子どもの支援を専門とするNGO「セーブ・ザ・チルドレン」への勤務などを経て、仏教哲学を学ぶために来日。現在は東京在住で、フリーランスライターとして活躍しています。今回は、ジョーンさんの「ご近所づきあい」を話題にしています。部屋の階下に住むパクさんというおばあさん。2人の間では、心温まる交流が続いているそうです。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、ゴシック小説「フランケンシュタイン」を200年前に生み出した作家、メアリー・シェリーの半生を描いた「メアリーの総て」です。高名な思想家を両親にもつメアリーは、妻子ある詩人のパーシー・シェリーと出会って駆け落ちをし、やがて女の子を産みます。しかし、娘は生後間もなく命を落とすなど、悲劇に見舞われます。絶望にうちひしがれたメアリーでしたが、詩人バイロン卿(きょう)の別荘に滞在する中で、ある物語の着想を得るのです。サウジアラビア出身の女性監督、ハイファ・アル=マンスールがメガホンをとったこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、東京都荒川区にある日暮里繊維街です。日暮里駅近くに、道路の両側約1キロにわたって生地や織物、衣料用品のお店が立ち並んでいます。大正時代に、浅草で商売をしていた繊維商たちが集団で移り住んだのが元だそうです。リサさんは街を歩きながら、その品ぞろえの多彩さにすっかり魅了された様子です。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ホテルの受付で働いているサトコが、長期滞在中の米国人観光客のロバーツ夫人に声をかけます。夫人が髪を切ったようなので、そのことを尋ねると、夫人はなぜか困惑した様子。いったい何が問題だったのでしょう?

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「元妻から過去を探る今の妻」「汚い男たちとの同居」の2題をお届けします。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Phu Quoc Island, VIETNAM
今週号のTravelのコーナーでは、ベトナムとカンボジアの国境近くにあるフーコック島を訪ねます。かつては流刑地だったそうですが、今では欧州などからの観光客を引きつけるリゾート地に生まれ変わりました。旅の筆者は今回、ビーチなどの雑踏を避けて、丘の上の宿を拠点に執筆活動に励みます。美しい夕日を堪能した後、夕食をとるために街に出かけ、安価でおいしいローカルフードを楽しむのです。また、筆者はアジア料理に欠かせない魚醬(ぎょしょう)の工場も訪ねます。エスニックな魅力あふれる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する連載です。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。今回は、米国の死刑制度について解説します。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が「死刑はいかなる場合でも容認できない」とする方針を打ち出したことで、死刑を存続させている米国にどう影響するかが注目されています。米国では死刑についても州ごとに対応が分かれており、こうした制度をおさらいするとともに、死刑をめぐる近年の動きについても説明します。

◆Weekly Picks  落ちた偶像 ゴーン日産前会長の逮捕
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今回は、世界に衝撃を与えた日産自動車のカルロス・ゴーン前会長の逮捕について、海外からの視点も読んでみましょう。AFP通信の記事は識者の見方などを紹介。ビジネスの手法などでゴーン前会長が日本人社員と摩擦を生んでいた、などと分析しています。また今回の逮捕劇で、日本企業が外国人経営者を招くのに消極的になるのでは、といった懸念の声も拾っています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/11/25号

This Week
On the Cover

剛腕経営者、急転の失脚 ゴーン日産会長を逮捕

11月25日号の表紙は、カリスマ経営者としてその名をとどろかせながら、東京地検特捜部に突然逮捕されることになった日産自動車のカルロス・ゴーン会長です。ゴーン会長は自らの報酬を有価証券報告書に少なく記載した金融商品取引法違反の疑いがもたれています。内部通報を受けた日産が不正行為について内部調査を続け、検察当局に情報提供をしていたといいます。厳しい経営状況にあった日産で、「コストカッター」と呼ばれる手腕で業績のV字回復を果たし、長年にわたってトップに君臨したゴーン会長が、なぜ疑惑の渦中に立つことになったのか、真相解明が待たれます。写真は昨年、パリであった記者会見からの一コマです。ゴーン会長逮捕は初級ニュースのページでも扱っています。


◇今週の注目記事 ================

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、英国の文豪チャールズ・ディケンズの名作「クリスマス・キャロル」の誕生秘話を描いた「Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男」です。舞台は19世紀。すでに作家としての名声を得ていたディケンズですが、失敗作が続いて借金に追われる日々です。金策のために執筆に励むのですが、墓地で出会った偏屈そうな老人やメイドの語る精霊話から着想を得て、人々の心にクリスマス精神を呼び起こす作品を書き上げます。当時の英国では、クリスマスを祝う習慣がすでにすたれかけていたと言いますが、この「クリスマス・キャロル」こそが、現代につながる慈愛の心に満ちたクリスマスの姿を築き上げたとも言えそうです。ディケンズと父親の確執を絡めつつも、ファンタジー風な仕立てとなっているこの映画を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Special: 「クリスマス・キャロル」を読み比べる
映画のコーナーと連動した今週号の特集では、ディケンズの名作「クリスマス・キャロル」の数ある翻訳を読み比べてみます。「クリスマス・キャロル」と言えば、この季節になると何度も読み返され、映像化された作品が繰り返しテレビで放映されたりします。日本でも明治以降、多くの翻訳が出版されていますが、今回はその中でも、特に広く親しまれている村岡花子訳、2006年に出版された池央耿訳、さらには「落語調」という小池滋訳で、同じ箇所を読んでみます。それぞれの翻訳の味がわかってくるはずです。もちろん英文のオリジナルも掲載していますので、自分なりの訳を考えてみるのも良いかもしれません。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、日本の大学の多くでこの季節に開催される学園祭について考えます。ジェイソンさんによると、米国には入学希望者を対象とする「オープンキャンパス」は一般的だけれども、学園祭のような行事は聞いたことがないのだとか。「勉強を犠牲にして準備するなんて」とも言えそうですが、ジェイソンさんは学園祭にはそれを補って余りあるメリットもある、と考えています。日米の比較論とともに、その考えに耳を傾けてみましょう。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーを、引き続きお楽しみいただきます。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回は、日本人の母と米国人の父をもつリサさんが、「ハーフ」であることについて考えます。日本でも女子テニスの大坂なおみ選手の活躍をきっかけに、外国にルーツをもつ日本人に注目が集まるようになりました。リサさん自身、子どもの頃から様々な体験をしてきましたし、それは必ずしも楽しい思い出ばかりではないようです。今は自身の生い立ちを前向きにとらえているリサさん。我が子たちの未来にも思いをはせるようになりました。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月から始まった連載の舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーとハリソン、ケイトが、感謝祭を振り返ります。親戚が集まったハリソン、多くの家族が集まったマリー、家族だけで静かに食事をしたケイトと、過ごし方は様々でした。お互いの感想を述べあいます。米国の生活を紹介するミニコラムも、今週は感謝祭の過ごし方がテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、ジョーン・アンダーソンさんです。ジョーンさんはスコットランドの出身。子どもの支援を専門とするNGO「セーブ・ザ・チルドレン」への勤務などを経て、仏教哲学を学ぶために来日。現在は東京在住で、フリーランスライターとして活躍しています。今回は、日本と故郷スコットランドの両方で山登りを楽しんできたジョーンさんが、両国の違いについて語っています。スコットランドでの山登りでは、ある「野生動物」の対策が必須なのだそうですが、いったいどんな生き物なのでしょうか。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「無」という文字を含んだ表現がテーマです。「無理をする」や「無性に~したい」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、インドネシアの洞窟で人類最古級の動物壁画が見つかったというニュースのほか、中国で人工知能を使った「AIアナウンサー」が開発されたといった話題などをお届けしています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号でも、英米文学の古典をわかりやすく書き直した「retold 版」を2冊紹介します。いずれもMacmillan Readers のシリーズからです。1冊目は、「The Great Gatsby」。F・スコット・フィッツジェラルドの名作で、日本語の翻訳も多く出ているほか、映画にもなっているので、おなじみの読者も多いかもしれません。もう1冊は、200年以上にわたって読み継がれている英国文学の名作、ジェーン・オースティンの「Pride and Prejudice」です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、日本料理を提供する際に欠かせない「和食器」を取りあげます。洋食器とは異なる和食器の特徴を、英語で説明していきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Oaxaca, MEXICO
今週号のTravelのコーナーでは、メキシコ南部のオアハカ市を訪ねます。首都メキシコシティーから飛行機で1時間ほど。「死者の日」の祝祭が有名で、最近では映画「リメンバー・ミー」のモデルになったことで知られます。オアハカ州は先住民の人口比率が国内で最も高く、伝統衣装や民芸品などの工房が集まるほか、先住民族の祭りも多く、観光が主産業になっているそうです。そんな中、旅の筆者が今回注目したのは、芸術でした。街では様々なストリートアートを目にすることができ、中には政治的なメッセージも多く見受けられるのだとか。街が芸術の拠点となるきっかけは、実は一人の日本人だったそうです。筆者はその本人、竹田鎭三郎氏に会い、彼のもとから巣立った芸術家たちも訪ねます。カラフルな街の様子を写した写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週はビジネス関連のニュースを特集しました。大気汚染が深刻な問題となっているインドで、富裕層の犬向けのリゾートホテルが誕生したという話題のほか、国際エネルギー機関(IEA)による将来の原油需要の見通しについてのニュースを紹介しています。

◆Weekly Picks  第1次世界大戦終結から100年、よみがえる対立の「悪夢」
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。11月11日は第1次世界大戦が終わった日からちょうど100年。今週号では、この日にパリで開かれた追悼式典の模様をお届けします。主催したフランスのマクロン大統領は「かつての悪魔が再びよみがえろうとしている」と訴えました。トランプ大統領に代表される自国中心主義を批判したものです。平和を祈る式典であらわになったのは、フランスやドイツといった欧州諸国と、米トランプ政権の間の溝の深さだったようです。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2018/11/18号

This Week
On the Cover

大谷翔平選手、新人王に

11月18日号の表紙は、米大リーグで新人王に輝いた大谷翔平選手です。大谷選手はロサンゼルス・エンゼルスに移籍した今シーズン、打者としては22本の本塁打を放ち、投手としても4勝をあげました。伝説的な名選手であるベーブ・ルース以来と言われる本格的な投打の「二刀流」として、全米でも大きな話題となりました。その結果、新人王を決める全米野球記者協会所属の記者30人による投票でも、25票の1位票を集め、ライバルの選手たちを圧倒しました。大谷選手は「賞をいただけたのは光栄で、素直にうれしい。レベルの高いなかで1年間やってこられたのは、それ(受賞)以上に、非常にいい経験になった」と語っています。


◇今週の注目記事 ================

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、世界的ロックバンド「クイーン」のメインボーカル、フレディ・マーキュリーの半生を追った「ボヘミアン・ラプソディ」です。働きながらミュージシャンを目指していたフレディは、ブライアン・メイやロジャー・テイラーのバンドに加入し、ライブや楽曲作りに励みます。やがてシングル「キラー・クイーン」が大ヒットし、スターへの階段を上り始めるのです。映画ではサクセスストーリーだけでなく、フレディの苦悩や孤独感、ほかのメンバーや家族とのあつれきも描かれています。さらには、有名なチャリティーコンサート「ライブ・エイド」をはじめとするクイーンの演奏場面が多く登場し、この作品の最大の魅力となっているそうです。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Feature:  元音楽誌編集長が語る、唯一無二のロックバンド「クイーン」
今週号の特集では、映画欄で紹介した「ボヘミアン・ラプソディ」の公開に合わせ、クイーンの魅力を再確認します。日本ではCMなどに楽曲が使われ、いまだに高い人気を誇るクイーンですが、1970年代にバンドにいち早く注目し、日本でのクイーン人気を引っ張った音楽誌「ミュージック・ライフ」(ML)の元編集長で音楽評論家の東郷かおる子さんにインタビュー。東郷さんとクイーンの出会いやその魅力などについて、大いに語ってもらいます。さらには、「ドンドンチャッ」のリズムで現在もスポーツ応援やCMなどでよく耳にする名曲「We Will Rock You」の誕生秘話を、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のスクリプトから抜粋して紹介します。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、シウマイでおなじみ、崎陽軒の横浜工場(横浜市)を訪ねます。工場見学では、シウマイの製造工程のほか歴史も学ぶことができるそうで、リサさんは、この横浜名物がどのようにして生まれ、人気を博することになったのか、その秘密を探ります。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月から12月までお届けする連載は、女性スパイが主人公です。舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーとハンナが先日のテストの結果について話しています。フランス語を履修しているハンナはいま一つの成績でがっかりしている様子。マリーはスペイン語ですが、好成績だったそうで、先生からのアドバイスをハンナに伝えました。米国の生活を紹介するミニコーナーでは、米国の高校での外国語の学習について説明しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、ジョーン・アンダーソンさんです。ジョーンさんはスコットランドの出身。子どもの支援を専門とするNGO「セーブ・ザ・チルドレン」への勤務などを経て、仏教哲学を学ぶために来日。現在は東京在住で、フリーランスライターとして活躍しています。今回は、ジョーンさんお気に入りの場所、とある飲み屋さんを紹介してくれています。このお店の魅力の秘密は、切り盛りしているママさんにあるようです。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、ニューヨークシティー・マラソンで世界最多となる5万2千人以上が完走を果たしたというニュースのほか、英国の男性がグレートブリテン島の沿岸を泳いで1周したという話題などを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、展示ホールの受付で働いているリョウコに、ニュージーランドから来日したキャサリンが話しかけます。飲み水が欲しいというので、ロビーにある給水器を教えましたが、なぜかキャサリンは混乱している様子です。いったい何が問題だったのでしょう?

◇英語ガイドに挑戦! 実践編
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載がリニューアル。佐藤道子さんにも新たに筆者に加わってもらった「実践編」です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。「実践編」では、実際の観光地を訪ねる想定で、外国からのお客様をご案内してみます。取りあげるスポットは関東圏が多くなりますが、それ以外にお住まいの方も応用が可能です。今回は、江戸時代の街並みを再現している東京都江東区の深川江戸資料館を訪ねる後編です。江戸の長屋の様子を、英語で紹介していきましょう。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Green Bay, WISCONSIN
今週号のTravelのコーナーでは、米ウィスコンシン州の五大湖近くにあるグリーンベイを訪ねます。人口10万人ほどのこの小さな町が全米で知られているのは、ここを本拠とするアメリカンフットボールチーム、グリーンベイ・パッカーズがあるからにほかなりません。全米で唯一、一般市民が保有しているプロスポーツのチームで、その人気は想像を絶するものがあります。町の至るところがチームカラーである緑色と金色に塗られ、大通りには歴代の名選手や監督の名前がつけられています。アメフトは米国の国民的スポーツと言えますが、それだけにゲームのチケットを取るのも一苦労です。そこで旅の筆者のお薦めは、夏場のキャンプシーズンだとか。町にあるスタジアムで選手たちはトレーニングを積むので、選手と子どもたちが間近に触れあうこともできるのだそうです。フットボール一色に染まった町を写す写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「教育」をテーマにしたニュースを集めてみました。フランスの公立学校で制服が初めて導入されたというニュースのほか、イタリアの公共放送で子ども向けのセクハラ啓発番組が作られたという話題をお届けします。

◆Weekly Picks  米中間選挙、女性議員が躍進
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今週号はこの欄でも、米中間選挙からのリポートを取りあげます。今回の選挙では、女性の躍進が目立ちました。下院では100人を越える女性が当選してこれまでの記録を大幅に塗り替え、上院でも選挙の結果、女性議員の数が過去最多になります。トランプ大統領の女性を蔑視する発言などが、彼女たちを選挙の場に駆り立てたと言えそうです。こうしたうねりの結果、米国政治が変わっていくのかが注目されており、当選を果たした新議員らの生の声を拾っています。今週号では、ニュースのページでも中間選挙について詳報しています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/11/11号

This Week
On the Cover
37年ぶり記者会見の村上春樹さん、資料を母校に
今週号の表紙は、作家の村上春樹さんです。このほど、自筆の原稿やレコードなどの所蔵資料を、母校である早稲田大学に寄贈することを発表しました。メディアの前に出ることが少ない村上さんにとって、国内では実に37年ぶりの記者会見です。表紙では、自著にサインをする様子をとらえた一枚を掲載しています。「僕には子どもがいないので、僕がいなくなったあとに散逸するのも困るなと思っていた」と語る村上さん。早大は将来的に、国内外の村上文学の研究者が資料を活用できる研究センターを目指すといい、村上さんも「文学や文化の国際交流の場になってくれたらと願っています」と思いを語っていました。


◇今週の注目記事 ===============

◇Feature  同性婚の権利勝ち取ったアイルランドの「女王」 LGBTの権利、各国大使館が啓発に取り組む
今週号の特集は、性的少数者(LGBT)の権利をめぐる近年の動きを取りあげます。世界的に見ると、LGBTの権利を認める潮流が大きなうねりとなっています。日本でも自治体レベルで同性カップルの結婚を認める動きが出てきていますが、LGBTを企画で取りあげた雑誌が「差別的だ」として批判を浴びた末に廃刊するなど、まだまだ偏見は根強く残っているようです。こうした中、LGBTの権利の問題に取り組んできた欧米各国の在日大使館が、自らの経験を伝えるイベントを相次いで開催しています。今回はその中で、アイルランドの取り組みを紹介しました。アイルランドでは2015年に同性婚を認めるよう憲法が改正されましたが、その権利獲得の原動力となった「ドラァグ・クイーン」が来日。その半生を追った映画の上映に合わせて、トークイベントに参加しました。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、ブリトニー・スピアーズの「Where Are You Now」です。ヘビーメタルのギタリストとして知られるマーティさんですが、実はブリトニー・スピアーズのファンなのだそうです。ちょっと意外な印象を受けますが、マーティさんはその楽曲の数々を高く評価しているそうです。どんなところがお気に入りなのか、話に耳を傾けてみましょう。いつものように、歌詞に登場する英語表現についても解説しています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、yetという単語の使い方を解説します。学校でまず習うのは、否定文で notと組み合わせて使い、「まだ~ない」という意味を表すというものですが、実は使い方はこれだけではありません。多くの例文を示しながら、わかりやすく説明していきます。

◇地球うおっちんぐ: 香港で久しぶりにコンサートを開きます!
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。アグネスさんは今年の年末に、出身地の香港で久しぶりにコンサートを開くそうです。ふだんはステージで緊張したことがないというアグネスさんも、今回ばかりはうまくいくか気をもんでいるのだとか。3人の息子たちに励まされながら、レッスンに汗を流しているそうです。今週号の記事では、コンサートの狙いなどについても明かしてくれています。アグネスさんは「ぜひ日本からも見に来てください」と呼びかけています。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月からは新しい連載が始まりました。舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「利用・活用」に関係のある表現がテーマです。「自分の強みを生かす」や「重宝がられる」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、温室効果ガスを観測する日本の人工衛星が打ち上げられたというニュースのほか、中国の香港とマカオ、珠海をつなぐ世界最長の海上橋が開通したという話題などを取りあげています。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーを引き続きお楽しみいただきます。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語に頼るのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、ドキュメンタリー「いろとりどりの親子」です。様々な個性やハンデを抱えながら生きる子どもたちや、その親たちの、心の葛藤や解放を追います。映画の元となる本を書いたアンドリュー・ソロモンも自ら出演。彼はゲイであることをカミングアウトしたことで保守的な両親と断絶し、様々な「違い」に悩む多くの親子を取材することになりました。映画ではほかにも、ダウン症の子どもの可能性を世に知らしめたジェイソンとその母親や、低身長症でありながら人生を楽しむカップルらが登場します。自分や息子、娘たちのありのままの姿を受け入れるようになるさまが感動的に描かれるこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、「飲み会とコミュニケーション」をテーマにした新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、あちこちの観光地で目にするようになった「人力車」です。元々は手軽な交通手段として明治時代に発展した人力車ですが、現在では名所・旧跡を遊覧するのに欠かせない存在となってきています。そんな人力車の歴史と最近のトレンドなどを、英語で説明していきます。

◆日本全国英文表記珍百景
 筆者は、日本国内で目にする英文表記の誤りについて長年研究を続けている小樽商科大学大学院の小林敏彦教授です。各地の商店や飲食店、ホテルや駅などで目にする誤った英文表記を取りあげ、どこに問題があるのかを文法、語法、語彙(ごい)など様々な角度から検証します。小林さんが自ら撮影した写真をもとにわかりやすく解説。「おもてなし」の質の向上にも役立ちそうです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Pembrokeshire, WALES
今週号のトラベルのコーナーでは、英国西部のウェールズ地方を訪ねました。英国人なら夏の休暇で一度は滞在すると言われ、家族で楽しめる海岸線が売り物です。中でも、ウェールズ南西部のペンブルックシャー州では、セーリングやカヤッキングといったスポーツが存分に楽しめます。こうしたアクティビティーに興味がなくても、海辺沿いの遊歩道を歩くのがお薦めだとか。風光明媚(めいび)な海辺は、ピクニックの家族連れでにぎわっているそうです。ほかにも歴史ある小さな町が近隣に点在し、見どころは十分。落ち着いたたたずまいを伝える写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は経済ニュースを集めました。英国が米グーグルなどIT大手をターゲットにした「デジタル課税」を導入する方針を打ち出したニュースのほか、スターバックスが米ワシントンで手話が通じるお店をオープンした話題をお送りします。

◆Weekly Picks  シナゴーグ銃撃事件で米国のユダヤ人社会に衝撃
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、米ペンシルベニア州ピッツバーグにあるユダヤ教の礼拝所(シナゴーグ)で起きた銃乱射事件を取りあげます。11人が亡くなった今回の事件現場には、ナチスドイツによるホロコーストを生き延びたユダヤ人がいました。80歳の彼が見聞きしたものとは、何だったのでしょう。米国ではこれまで、反ユダヤ主義に基づく暴力とは無縁と思われてきただけに、事件は深刻に受け止められています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/11/4号

This Week
On the Cover

渡辺雄太選手、NBAデビュー

11月4日号の表紙は、米プロバスケットボール協会(NBA)のメンフィス・グリズリーズに所属する渡辺雄太選手です。10月27日、本拠地・テネシー州メンフィスでのフェニックス・サンズ戦でNBAデビューを果たしました。日本人選手の出場は、2004年にサンズでプレーした田臥勇太選手以来2人目という快挙です。香川県出身の渡辺選手は身長206センチ。高校卒業後に渡米し、バスケの本場での武者修行を重ねてきました。この日の試合では4分半あまりの間、コートに立ち、2得点、2リバウンドを記録しましたが、「スタートラインに立っただけ」と気持ちを引き締めていました。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: 豊洲市場、ようやく始動
今週号の特集では、このほど開場した東京都江東区の豊洲市場についてのリポートを、朝日新聞の英文ニュースポータル「The Asahi Shimbun Asia&Japan Watch(AJW)」から紹介します。長らく「日本の台所」として親しまれた築地市場の後継となる豊洲市場ですが、土壌汚染問題などの影響で移転は予定から2年遅れとなりました。今回のリポートでは、にぎわっている開場の様子を伝えています。また、新市場では当初の混乱が落ち着いてきてからも、様々な課題が浮かんできているようで、こうした問題点についても詳報しています。活気あふれる市場を写した写真の数々もワイドに紹介。語句のヒントも充実させています。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月からは新しい連載が始まりました。舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。

◇和t’s cooking?  サバのみそ煮
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、和食の代表選手のひとつとも言えるサバのみそ煮を取りあげます。米国では魚があまり食されないこともあり、サバのような青魚は手軽に買うことができません。ただ、みその風味が強いこの料理なら、外国の人にも気に入ってもらえる、と滑志田さんは感じています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげていきますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、米国の子ども向け番組「セサミストリート」でビッグバードを長年演じてきた男性が引退するというニュースのほか、高校生棋士の藤井聡太七段が新人王戦で勝ち、最年少記録を更新した話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、夜の映画鑑賞の準備をしているハンナとケイトが買い物に出かけます。映画を見ながら楽しむお菓子の買い出しです。みんなのお気に入りのお菓子はどんなものなのでしょう。どの映画を見るかも話題になっているようです。米国の生活を紹介するミニコラムでは、米国で最近流行しているフレーバーを紹介しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。10月から12月までを担当するのはジョーン・アンダーソンさんです。ジョーンさんはスコットランドの出身。子どもの支援を専門とするNGO「セーブ・ザ・チルドレン」への勤務などを経て、仏教哲学を学ぶために来日。現在は東京在住で、フリーランスライターとして活躍しています。今回は、故郷のスコットランドを話題にしています。スコットランドには「二つの謎」があるのだとか。一つは、有名なネス湖のネッシー。もう一つは……?


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、国連を舞台に実際に起きたスキャンダルをもとにした「バグダッド・スキャンダル」です。主人公のマイケルは国連事務次長の補佐官に就き、「石油・食料交換プログラム」を受け持つことになります。クウェート侵攻に対する経済制裁で貧困にあえいでいるイラクの民間人を救うため、国連がイラクに石油販売を許可し、その利益で生活物資を配る人道支援計画でした。しかしそこでは、ときの権力者サダム・フセインや世界の企業、政治家、国連幹部らが加わっての大規模な公金横領・不正が蔓延(まんえん)していました。不正を知ったマイケルは……。テオ・ジェームズが主演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、東京都中央区の晴海です。現在は複合商業施設やタワーマンションが立ち並ぶ街ですが、もともと1940年に開催されるはずだったのに幻に終わった紀元2600年記念日本万国博覧会の会場として整備されたという歴史は、あまり知られていないかもしれません。リサさんは街の「栄枯盛衰」について語ります。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ホテルの案内係として働いているチカコが、出発時間になっても現れない米国人観光客のジョーンズ氏を館内アナウンスで呼び出します。ジョーンズ氏が現れたので、出発することを伝えましたが、どうもやりとりがかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう?

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「金持ちぶりを見せつけないで」「整形前の写真を嫌がる友」の2題をお届けします。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Canberra, AUSTRALIA
今週号のTravelのコーナーでは、オーストラリアの首都であるキャンベラを訪ねます。20世紀初めに豪州の首都を決める際に、シドニーとメルボルンの間で合意が得られず、その間にあるキャンベラが選ばれた、という歴史があるそうです。都市計画のもと新たに建設された都市であり、政府機関が集まっていることから、「人工的」「文化がない」などと評されることが多く、観光地としては必ずしも人気とは言えませんでした。筆者はしかし今回、そんな街のおすすめを紹介します。実はキャンベラは豊かな自然に囲まれて街並みも美しく、数多くある博物館、ギャラリーは一見の価値があるそうです。観光客を引きつける季節のイベントも盛りだくさんで、おいしいコーヒーが飲めるお店もあるのだとか。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する連載です。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。今回は、11月6日に迫った米国の中間選挙について解説します。中間選挙は、大統領の任期(4年)のうち、半分(2年)を迎えたところで行われ、上下院の議員や州知事らを選ぶもので、米国政治の今後を占ううえで注目を集めています。今週号の記事では、中間選挙の仕組みやこれまでの傾向、今回のポイントなどについて詳しく説明していますので、ニュースの「予習」にピッタリです。

◆Weekly Picks  ソーシャルメディアが少数言語を消滅から救う?
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今回は、フェイスブックが北米アラスカ州の先住民族イヌピアトの言語を翻訳するサービスを開始したという話題を取りあげます。この言語の話者は推定で3千人しかいないとされていますが、プロの翻訳者とフェイスブックの利用者が知恵を出し合い、作業を進めているそうです。世界では消滅の危機にある少数言語がいくつもあると言われていますが、こうした取り組みが、SNSに親しむ若者らに少数言語に対する新たな関心を呼び起こすのでは、と期待されています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/10/28号

This Week
On the Cover

本格的なミュージカル初挑戦の多部未華子さん

10月28日号の表紙は、俳優の多部未華子さんです。テレビや映画で大活躍の多部さんですが、今、新しいことにチャレンジしています。11月に東京で開幕する舞台「TOP HAT(トップ・ハット)」で、本格的なミュージカルに初めて挑戦するのです。実は多部さん自身、ミュージカルにはずっとあこがれを抱いてきました。子どものころ、ミュージカル「アニー」の舞台を見て、オーディションを受けたのですが、夢はそのときには実現しなかったそうです。その後、芸能界に入ることになった多部さんにとって、ミュージカルは演じるものではなく、もっぱら見て楽しむものだったとか。朝日ウイークリーのインタビューでは、長年の夢をかなえてリハーサルに臨むにあたっての思いを語ってくれています。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: ミュージカル特集 言葉の壁を越え「TOP HAT」の魅力伝える
今週号では、海外ミュージカルを日本で上演するためのリハーサルの現場を取材しました。かつてフレッド・アステア、ジンジャー・ロジャースのコンビでミュージカル映画の金字塔を打ち立て、2011年に舞台版がロンドンで初演された「TOP HAT(トップ・ハット)」。11月から東京と大阪で、日本人キャストによる上演が始まります。英国のオリジナルスタッフで、今回の日本公演でも演出を務めるマシュー・ホワイトさんがこのほど朝日ウイークリーのインタビューに応じ、言葉の壁を越えて日本人の役者たちと仕事をするうえで気をつけている点などについて語ってくれました。また、今週号の特集は、本格的なミュージカルに初挑戦する多部未華子さんのインタビューも詳報。映画版の「TOP HAT」のスクリプトも、対訳付きで一部紹介し、舞台版と「見比べて」もらおうという企画です。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、女子テニスの大坂なおみ選手をめぐるフィーバーをきっかけにして、「日本人とは」を考えます。大坂選手が全米オープンで初優勝した際、「日本人初」ともてはやされましたが、これまでの日本では、「日本生まれで日本育ち」のような、いわゆる「純粋な日本人」でないと、なかなか日本人として認められてこなかったのでは、と疑問を投げかけます。偉業を達成したところで、扱いを変えるのはおかしいのではないか。こうしたダブルスタンダードでは、海外からの尊敬を失うだけなのではないか――。自身も米国と日本の二つの文化を受け継ぐ子どもたちを持つだけに、ジェイソンさんは心から心配しているようです。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーを、引き続きお楽しみいただきます。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。今回は前回に引き続き、子どもの習い事について考えます。リサさん自身は子どものころ、バレエにピアノといった普通の習い事に加え、日本語を勉強するようご両親から厳しく命じられていたのだとか。当時は嫌で仕方がなかった日本語の勉強ですが、今では両親に感謝していると言います。さて、今度は親の立場になったリサさんは、子どもたちにどんな習い事をさせているのでしょう。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月からは新しい連載が始まりました。舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ケイトが立候補した生徒会長選挙がいよいよ開票されます。人気者のカイル・マクニールが当選したに違いないと言うケイトですが、選挙を手伝ったマリーやハリソンは、彼女の労をねぎらいます。果たして選挙の結果は? 米国の生活を紹介するミニコラムでも、米国の学校での生徒会活動について解説しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、ジョーン・アンダーソンさんです。ジョーンさんはスコットランドの出身。子どもの支援を専門とするNGO「セーブ・ザ・チルドレン」への勤務などを経て、仏教哲学を学ぶために来日。現在は東京在住で、フリーランスライターとして活躍しています。今回は、日本での生活で出合ったコンビニエンスストアについてです。コンビニの便利さにどっぷりとつかっているというジョーンさんですが、売っている食べ物については、言いたいことがある様子です。ジョーンさんが結論としてたどり着いた「正しいコンビニの利用法」とは?

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「職場」に関係がある表現がテーマです。「こき使われる」や「ブラック企業」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、ロンドンで英国の欧州連合離脱に反対する「犬たちのデモ」が行われたというニュースのほか、日本の小学5年生がオセロの世界選手権で最年少優勝を果たしたという話題などをお届けしています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、リチャード・ギアが主役として怪しげなフィクサーを演じる「噓はフィクサーのはじまり」です。小さな噓(うそ)を積み重ねることで人脈を築いてきたノーマンは、イスラエルの政治家エシェルと知り合い、高価な靴をプレゼントします。3年後、イスラエルの首相にまで出世したエシェルは、再会したノーマンを友人として扱います。人脈を駆使して大物たちの厄介ごとを引き受けるノーマンですが、その奮闘は思わぬ混乱を招きます。米国の経済や政治で絶大な影響力をもつユダヤ人上流社会の内幕をブラックに描いたこの映画を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号では、英米文学の古典をわかりやすく書き直した「retold 版」を2冊紹介します。いずれもPearson English Readers のシリーズからです。1冊目は、「Jane Eyre」。英国ビクトリア時代の作家、シャーロット・ブロンテの代表作です。もう1冊は、日本でもファンが多いエドガー・アラン・ポーの「The Black Cat and Other Stories」。タイトルにもなっている有名な恐怖小説などの短編4作品を収めています。読んでみたいけれども、原作は少し難しいと感じている方は、ぜひこちらからチャレンジしてみてはどうでしょうか。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、日本の秋を代表する花である「菊」を取りあげます。古くは重陽の節句で関連した行事が行われましたが、江戸時代以降は多彩な品種開発が繰り広げられ、今や菊の品評会や菊人形の展示は秋の風物詩です。こうした菊の歴史などについて、英語で説明を加えていきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Nolita, New York City
今週号のTravelのコーナーでは、ニューヨークはマンハッタン南部のノリータ地区を訪ねます。ノリータとはNorth of Little Italyの略で、かつてはリトル・イタリーの一部と見なされてきました。しかしその後、若いエリートサラリーマンである「ヤッピー」たちが集まるようになり、おしゃれで親しみやすいエリアに様変わりしたそうです。多彩なレストランが集まり、イタリアンやメキシカンなど様々な味に出合うことができるのが大きな魅力ですが、旅の筆者にもお気に入りのお店があるようで、そのいくつかを紹介してくれています。文化の香りが漂う数々の施設のほか、都会の一角でほっと一息つける公園もあり、一度知ってしまうと、その独特な魅力にひかれ、何度でも訪れたくなるのだそうです。活力あふれる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は環境関連のニュースを特集しました。1・5度の気温上昇に警鐘を鳴らした「国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の特別報告書のニュースのほか、このまま温暖化が進めばビールが高級品になってしまうというユニークな視点の報道を紹介しています。

◆Weekly Picks  現代アート作品、落札直後に細断 なぞの作家バンクシーの狙いは?
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週号では、世間を大きく騒がせている覆面アーティスト、バンクシーをめぐる記事を取りあげます。このほど、代表作とされるキャンバス画の「少女と風船」が、オークションで落札された直後に、額縁に仕掛けられたシュレッダーで細断されてしまいました。実は、作家自身の仕業だったことが判明し、その意図を巡って、様々な意見が飛び交っています。オークションで落札した人も、そのまま作品を購入する運びだと言い、今回の騒動で、バンクシーへの評価はさらに高まったとも言われます。専門家の見方を紹介します。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2018/10/21号

This Week
On the Cover

テイラー・スウィフトさん、トランプ政治に「NO」

10月21日号の表紙は、米人気歌手のテイラー・スウィフトさんです。11月の中間選挙を前にして、1億人を超えるフォロワーがいるという自身のインスタグラムで、民主党候補の支持を表明。性的少数者の権利擁護の立場から共和党の候補を批判し、大きな話題となっているのです。さらには、音楽賞の授賞式に出席した際に、投票に参加するよう呼びかけた結果、若者を中心とした有権者登録が急増しているといいます。一方、トランプ大統領はスウィフトさんのファンと言われていましたが、手痛い攻撃を受けた形。それでも有名ラップ歌手のカニエ・ウェストさんとホワイトハウスで面会するなど、選挙を意識したとみられるアピールに余念がありません。こうした「場外戦」が選挙にどのような影響を及ぼすのか、注目されています。スウィフトさんの話題はニュースのページでも詳報しています。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  英語で歌舞伎! 「平家女護島」を英語字幕で紙上鑑賞
今週号の特集では、歌舞伎を英語字幕で「紙上鑑賞」してみます。東京都千代田区の国立劇場では今月、歌舞伎公演で初めて、英中韓3カ国語のポータブル字幕サービスを導入しました。増え続ける訪日外国人に、日本の伝統芸能の魅力を発信する狙いです。今回は、上演中の「平家女護島」の公演用英語字幕の一部を紹介。あらすじや場面解説を読みながら、英語で歌舞伎の世界に触れていただく趣向です。平家打倒の企てが露見して流罪になった俊寛や、権勢を極めた平清盛らが登場する近松門左衛門の名作。英語で読むと、まるでシェークスピアの悲劇のような迫力も感じられます。あわせて、国立劇場を運営する日本芸術文化振興会に取材し、訪日外国人客らに向けた取り組みについてインタビューしました。歌舞伎の歴史や舞台について英語で説明するためのコーナーもありますので、「おもてなし英語」の学習にもぜひ役立ててください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都文京区にある「宇宙ミュージアム TeNQ(テンキュー)」を訪ねます。巨大スクリーンなどを備え、宇宙の魅力や神秘に触れることができます。さらには、東京大学の研究施設の分室もあるのだとか。これまでも数多くの宇宙関連施設を訪れたことがあるリサさんですが、このミュージアムもすっかり気に入ったようです。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月からは新しい連載が始まりました。舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、新しいキャラクターが登場します。日本から転校してきたカズ。ハリソンがマリーたち友人に紹介することになります。果たして、どんな少年なのでしょう。今週号でも、スキットに登場する英語表現をおさらいしています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、ジョーン・アンダーソンさんです。ジョーンさんはスコットランドの出身。子どもの支援を専門とするNGO「セーブ・ザ・チルドレン」への勤務などを経て、仏教哲学を学ぶために来日。現在は東京在住で、フリーランスライターとして活躍しています。今回は、日本のアパートのベランダで取り組むようになった家庭菜園についてです。今は亡きお父さんが熱心な園芸家だったというジョーンさんも夢中になりますが、必ずしも良い成果ばかりがあがっているわけではなさそうです。その理由とは?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、奈良・興福寺で中金堂が300年ぶりに再建された話題のほか、マラソンの新たな日本新記録のニュースなどを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、ベル・パウリーが引きこもり気味の女性を演じた「マイ・プレシャス・リスト」です。主人公のキャリーはIQ185の天才で、ハーバード大学を飛び級で卒業しましたが、人と交わることが苦手。仕事には就かず、友達もおらず、ニューヨークのアパートで一人暮らしをしています。見かねた父親はどうにかしてキャリーを働かせようとし、キャリーの話し相手になっているセラピストは、年末までになすべきことをリストにしようと提案します。リストにあることを実行に移そうとするキャリーは……。感謝祭から年末にかけての季節を背景に、人とのつながりの大切さを改めて感じさせるこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、フミコがアルバイトをしているコンビニで、カナダ人留学生のリチャードがコピー機を使おうとしています。フミコはあいにく故障していると伝えようとしますが、リチャードはなぜか納得がいかない様子です。いったい何が問題だったのでしょう?

◇英語ガイドに挑戦! 実践編
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載がリニューアル。佐藤道子さんにも新たに筆者に加わってもらった「実践編」です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。「実践編」では、実際の観光地を訪ねる想定で、外国からのお客様をご案内してみます。取りあげるスポットは関東圏が多くなりますが、それ以外にお住まいの方も応用が可能です。今回は、江戸時代の街並みを再現している東京都江東区の深川江戸資料館を訪ねます。江戸の街並みを、英語で紹介していきましょう。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Delhi, INDIA
今週号のTravelのコーナーでは、インドのデリーを、かつてこの街に住んでいた旅の筆者が再訪します。デリーには多くの世界遺産があり、ムガール帝国の栄華を今に伝えるフユマーン廟(びょう)や美しいイスラム建築といった名所も見逃せませんが、今回は、街に精通する筆者ならではのおすすめスポットとグルメを紹介してくれました。早朝からヨガなどを楽しむ人でにぎわうロディ・ガーデンで一日をスタートさせ、ダバと呼ばれる屋台や北部カシミール地方の料理を出す食堂などで食べ歩きます。旧市街のオールド・デリーは活気にあふれ、新たな魅力にも事欠かないようです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「言語」をテーマにしたニュースを集めてみました。フランス語を保護する仏政府委員会が「フェイクニュース」の言い換えを提言したというニュースのほか、韓国と北朝鮮の長期にわたる分断の結果、両者の間に言葉の壁が生まれつつあるという話題をお届けします。

◆Weekly Picks  「日本の10年後」 アジア各国の社会問題描く映画の日本版が公開
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、映画をめぐる話題を取りあげます。若手の日本人監督たちがそれぞれの視点に基づいて近未来の日本社会の姿を思い描いた映画「十年 Ten Years Japan」がこのほど、韓国の釜山国際映画祭で初公開されました。2015年の香港版を皮切りに、タイや台湾でも制作されてきた国際映画プロジェクトの最新作となります。総括プロデューサーを是枝裕和監督が務めていることでも話題です。さて、作品は5本の短編からなるオムニバス形式で、超高齢化社会やAI、徴兵制や原発事故といった多彩なテーマが盛り込まれています。11月の日本国内での公開に先立ち、海外通信社のリポートを読んでいきましょう。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/10/14号

This Week
On the Cover
ドナ・ストリックランド氏、55年ぶりに女性がノーベル物理学賞
今週号の表紙は、カナダ・ウォータールー大学のドナ・ストリックランド博士です。レーザー応用技術の研究で今年のノーベル物理学賞を米仏の2氏とともに受賞することが決まりました。この研究が目の近視矯正手術(レーシック手術)などへの応用に道を開いたそうです。ところで近年、ノーベル賞は受賞者が男性に偏っていると批判を浴びています。同氏は物理学賞では1903年のあの「キュリー夫人」のマリー・キュリー(放射線の研究)、63年のマリア・ゲッパートメイヤー(原子核の殻構造の発見)以来、実に55年ぶり3人目の女性の受賞者となります。今年のノーベル賞は化学賞でも米国の女性、フランシス・アーノルド氏が受賞。平和賞も紛争下での女性への性暴力がテーマでした。


◇今週の注目記事 ===============

◇Feature  ノーベル賞科学系3賞を英文記事で読む
今週号の特集では、ノーベル賞のうち、医学生理学、物理学、化学の科学系3賞を特集します。京都大の本庶佑特別教授の医学生理学賞受賞で注目を集めた今年のノーベル賞。最先端の科学研究はどうしても理解するのが難しく、食わず嫌いになりがちですが、英文でその内容を読んでみると、意外とわかりやすい、ということも時にはあるようです。記事ができるだけ専門用語を使わず、わかりやすい言い換えを心がけているからでしょう。今回は、AP通信の配信記事から、受賞した研究成果を解説した記事を拾ってみます。ぜひ読解にチャレンジしてみてください。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、マーティさんが近年、大きな影響を受けたというアンドリューW・Kの「パーティー・一直線!」です。マーティさんによると、プロのミュージシャンの場合、音楽を始めた当初に基本的な演奏スタイルが作られるのが普通で、大人になってから出会った音楽が、最初に音楽の道に進ませたものほどの影響力をもつことはめったにないのだとか。しかし、2001年に発表されたこの1曲は、マーティさんにとって例外的なものになったそうです。今週号の記事では、曲の原題である「Party Hard」という英語表現についても解説しています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、未来形と現在形の使い分けについてです。「約束は守る」と言う場合、英語では Your secret will be safe with me.とも、 Your secret is safe with me.とも言えそうです。この二つの英語表現には、どのような違いがあるのでしょうか。 話し手が強調したい視点などが関係してくるのですが、例文を使いながら、詳しく解説していきます。

◇地球うおっちんぐ: 被害体験語り始めた女性の勇気たたえたい
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今回は、ハリウッドの大物プロデューサーのセクハラに端を発し、米国を中心にうねりを見せる「MeToo」運動についてです。各界の女性たちが自らの性被害の経験を語り始め、加害者を告発しているのです。さらには、トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名したブレット・カバノー氏も過去の性的暴行疑惑を告発され、米議会が大きく揺れました。アグネスさんは、忌まわしい過去を語り始めた女性たちの勇気に拍手を送り、社会がより良い方向に変わるきっかけになることを願っています。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月からは新しい連載が始まりました。舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「オフィス・企業」に関係のある表現がテーマです。「育児休暇中」や「株式を公開する」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、1970年代にブームを巻き起こした「スペースインベーダー」の誕生40周年を記念する店舗がオープンしたという話題のほか、マリリン・モンローが所有していたオープンカーが競売にかけられるというニュースなどを取りあげています。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーを引き続きお楽しみいただきます。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語に頼るのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、第36代米国大統領のリンドン・B・ジョンソンを追った「LBJ ケネディの意志を継いだ男」です。上院の有力議員だったジョンソンは民主党の大統領予備選でジョン・F・ケネディに敗れ、副大統領を務めます。ダラスでの衝撃的なJFKの暗殺で突然、大統領職に就くことになったジョンソンは、ケネディの遺志を引き継いで公民権法の早期成立に力を尽くします。しかし、ベトナム戦争の泥沼化などで不人気に悩むことになるのです。JFKの影に隠れた存在だったジョンソンの闘いと葛藤に光を当てたこの作品は、ウディ・ハレルソンが主演。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、終戦直後の戦争孤児について述べた新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、アニメや映画のキャラクターになりきる「コスプレ」です。コスプレとはどんなものかを説明し、日本ではどのような形で発展してきたかを英語で説明していきます。

◆日本全国英文表記珍百景
 筆者は、日本国内で目にする英文表記の誤りについて長年研究を続けている小樽商科大学大学院の小林敏彦教授です。各地の商店や飲食店、ホテルや駅などで目にする誤った英文表記を取りあげ、どこに問題があるのかを文法、語法、語彙(ごい)など様々な角度から検証します。小林さんが自ら撮影した写真をもとにわかりやすく解説。「おもてなし」の質の向上にも役立ちそうです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Buyukada Island, TURKEY
今週号のトラベルのコーナーでは、トルコ最大の都市イスタンブールからフェリーで渡ったところに浮かぶブユックアダ島を訪ねます。旅の筆者は今回、東京の自宅と、ロシア人家族が住むこの島の家を2週間交換したのです。この「ホーム・エクスチェンジ」をめぐっては筆者はちょっとしたトラブルに見舞われるのですが、それはさておき、島の魅力に触れていきます。島内では車の使用は禁じられており、交通手段は馬車か自転車。オスマン帝国時代などにギリシャ人が建てた瀟洒(しょうしゃ)な建築物が多く残っているそうです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は経済ニュースを集めました。ドイツの連立政権が大気汚染対策で旧型のディーゼル車の買い替えや改修を促進する施策を打ち出したニュースのほか、米カリフォルニア州が企業に女性取締役を義務付けたという報道をお送りします。

◆Weekly Picks  少なすぎる女性のノーベル賞受賞者
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、このほど発表されたノーベル賞がテーマです。今年のノーベル賞では、物理学賞でカナダのドナ・ストリックランド氏、化学賞でフランシス・アーノルド氏と、2人の女性の受賞が決まりました。しかし、女性の受賞は物理学賞では実に55年ぶり、3人目、化学賞でも5人目に過ぎません。これまで多くの受賞者を出してきたノーベル賞の科学系の3賞ですが、女性はごくわずかにとどまっているのです。女性の科学者の数が少ないというだけでなく、賞の選考過程にも問題があるのでは、と指摘されるようになってきました。AP通信がノーベル賞のこれまでを振り返り、将来を展望します。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/10/7号

This Week
On the Cover

NZ首相、赤ちゃん連れで国連総会に出席

10月7日号の表紙は、9月にあった国連総会からのカットです。ニュージーランドのアーダーン首相が生後3カ月の娘ニーブちゃんを連れて会場に現れ、「国連史上初」として世界中で話題になりました。アーダーン氏は、南アフリカの故ネルソン・マンデラ元大統領の生誕100年を記念する会合に出席。自席を離れて演説をする間には、パートナーのクラーク・ゲイフォードさんが抱っこしていました。ゲイフォードさんは自身のツイッターに、「会議室でおむつを替えているときに入ってきた日本の代表団の驚いた様子を見せたかった」などと投稿しています。一方の国連は、ニーブちゃんにも「ファーストベビー」と印字した身分証を発行し、働く女性リーダーの「子連れ出席」を歓迎しました。

◇今週の注目記事 ================

◇Interview: Speak up @ Work ニューヨーク・タイムズ取材記者 上乃久子さん
「Speak up @ Work」は、仕事で英語を多用している人を訪問してインタビューする企画です。その仕事ではどんな表現が頻繁に使われているのか。働く人たちはどうやって英語力を磨いてきたのか。そんな「働くための英語」を現場から学んでいきます。英語にかかわる仕事に就くことを夢見る中高生や大学生には必見のシリーズです。今週号は、米紙ニューヨーク・タイムズの東京支局で取材記者として働く上乃久子さんに話を聞きました。中学の教科書で初めて英語と出会い、留学の経験もないという上乃さんですが、努力を重ね、英語力を磨いてきました。どのようにキャリアを積み重ねてきたのかを尋ねています。同時に、海外メディアの目に現代の日本がどのように映っているのかも語ってもらいました。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。さて今週号からは、新しい連載が始まります。舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。

◇和t’s cooking?  白和え
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、白和(あ)えを取りあげます。日本で食べる一般的な白和えは、ホウレンソウやニンジンといった野菜を使いますが、筆者はイチジクを合わせます。海外の人たちの味覚に合わせた工夫だそうです。手軽に作ることができるレシピなので、ぜひお試しください。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげていきますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、1年後に迫ったラグビー・ワールドカップをめぐる話題のほか、ロンドンに日本のカプセルホテルに着想を得た休憩施設が生まれているといったニュースなどを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、間近に迫った生徒会長選挙が話題になっています。立候補を決めたケイトにアドバイスをするマリーとハリソン。ポスター作りも手伝います。ケイトはどんな考えで立候補を決めたのでしょうか。今週号では、スキットに登場した表現の解説もあります。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。今週号からは、10月から12月までを担当するジョーン・アンダーソンさんの連載が始まります。ジョーンさんはスコットランドの出身。子どもの支援を専門とするNGO「セーブ・ザ・チルドレン」への勤務などを経て、仏教哲学を学ぶために来日。現在は東京在住で、フリーランスライターとして活躍しています。初回の今回は、故郷のスコットランドについて語っています。スコットランドにはさまざまな文化がありますが、今回は特に、伝統的な衣装である「キルト」について説明しています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、17世紀のオランダが舞台の「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」です。孤児として育ったソフィアは、親子ほども年の離れた豪商のコルネリスと結婚し、安定した日々を送っていました。そんなある日、コルネリスが夫婦の肖像画を若い画家のヤンに依頼。ヤンとソフィアは瞬く間に恋に落ちます。2人が将来に向けた思いきった計画を立てたことで、多くの人の運命が変わっていきます。映画では時代背景として、チューリップの球根への投機が過熱した「チューリップ・バブル」も丹念に描いていきます。話題作に相次いで出演して注目を集めるアリシア・ヴィキャンデルが主演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、初詣でおなじみの川崎大師(川崎市)。特に、別の敷地内にある自動車交通安全祈禱(きとう)殿を訪ねます。駐車場が併設されていてドライバーや愛車への祈禱ができるこの施設がどんなところなのか、リサさんが教えてくれます。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、タクシー運転手のタダシが、カナダ人観光客のミランダを乗せます。ミランダの顔色が悪そうに見えたので、病気なのかと尋ねたのですが、なぜか気分を害してしまった様子です。いったい何が問題だったのでしょう?

◆翻訳者泣かせの日本語
 日本語に精通した日英翻訳者のクレア田中さんによる連載です。「よろしくお願いします」や「前向きに検討します」といった日本語は、英語に翻訳するのがなかなか難しいものです。ぴったりくる英語にするためにはどんな方法があるのか、実践的なアドバイスをもらいます。今回は、日本語の「おじさん」「おばさん」といった呼び方について考えます。英語では直訳するわけにはいかないようです。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「何をやっても悲観的な27歳」「人間の子どもより子犬が好き」の2題をお届けします。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Isle of Wight, ENGLAND
今週号のTravelのコーナーでは、イギリス南部に位置するワイト島を訪ねます。鉄道とフェリーを乗り継いで、ロンドンから2時間あまりのところにあります。この島は、ビクトリア女王がかつて夏の休暇を過ごしたほか、作家のチャールズ・ディケンズや画家のウィリアム・ターナーらもしばしば訪れたことで知られ、家族連れに人気のリゾート地となりました。しかし、飛行機での旅行が一般的になると、スペインのようなほかのリゾート地に観光客を奪われてしまったのだそうです。旅の筆者が島に着くと、昔のロンドンの地下鉄が再利用されているなど、何かとレトロな雰囲気が漂っています。「ビールとクラシックバス」を楽しむというイベントも開かれていて、ちょっとした「時間旅行」の趣でした。静かな島の雰囲気が伝わる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する連載です。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。今回は、米国の「アファーマティブ・アクション」の現在について解説します。女性や人種的マイノリティーなど、社会的に不利な状況に置かれてきた人々をめぐる進学や就職などでの差別を是正しようという取り組みのことですが、「白人や男性にとっては逆差別ではないか」という議論が根強くあり、大学入学などをめぐり、法廷で長年、争われてきました。トランプ政権が今年に入り、入学をめぐるオバマ前政権の指針を撤回したことで、アファーマティブ・アクションも曲がり角に来ています。

◆Weekly Picks  ネット経由で仕事請け負う「ギグ・エコノミー」は期待はずれ
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今回は、インターネット経由で単発の仕事を請け負う「ギグ・エコノミー」という労働形態について取りあげます。配車サービス「ウーバー」の運転手などが代表例ですが、2008年のリーマン・ショックによる景気後退以降、会社や組織に縛られない柔軟な働き方だとしてもてはやされてきました。しかし、最新の研究結果によると、労働者の収入は期待されたようには伸びておらず、労働市場のあり方を変えるほどの勢いもない、ということが明らかになってきたそうです。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2018/9/30号

This Week
On the Cover

米監督の新星、キャリー・ジョージ・フクナガさん

9月30日号の表紙は、米国の映画監督のキャリー・ジョージ・フクナガさんです。日系3世を父にもつフクナガさんはここのところ、各方面から引っ張りだこです。人気俳優のエマ・ストーンさんが出演するコメディードラマシリーズ「マニアック」の監督を務めたフクナガさん。ドラマのネット配信が始まるのに先だち、ロンドンで開かれたイベントに登場しました。今回の写真はそのときの一枚です。さらには、あの有名なスパイ映画シリーズ「007」の次回作でもメガホンをとることが発表されました。「007」についての記事は、初級ニュースのページでも紹介していますので、ぜひご覧ください。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature: 大使館探訪 スウェーデンの魅力を探る
今週号の特集は、日本にある大使館を訪ねる企画「大使館探訪」。北欧スウェーデンの魅力を探ってみました。9月中旬、スウェーデンでは総選挙があり、反難民、反移民を掲げる極右政党の伸長が注目されました。総選挙の開票に合わせて東京・六本木のスウェーデン大使館で開催された朝食会に参加し、大使のお話に耳を傾けました。このほかにも、スウェーデンをめぐる話題を取りあげます。一世を風靡(ふうび)したグループのABBAのそっくりさんバンドが繰り広げたコンサートや、最近注目のスウェーデン発の映画なども紹介。スウェーデンを知るためのイベントについても触れていますので、参考にしてみてください。

◆Movies  AW名画座
過去の名作を紹介するAW名画座。今年に入り、各界で大きな足跡を残した文化人が相次いで亡くなりました。今回の名画座では、こうした人たちにゆかりの映画を取りあげ、在りし日をしのんでいきます。まずは、「ソウルの女王」と呼ばれたアレサ・フランクリンさんが出演している「ブルース・ブラザース」。フランクリンさんが歌うシーンが見ものです。さらには、米国の作家トム・ウルフさんが原作の「虚栄のかがり火」と、米劇作家のニール・サイモンさんの「裸足で散歩」を。「ティファニーで朝食を」では、5月に亡くなったユベール・ド・ジバンシィさんがデザインしたドレスやコートを、オードリー・ヘップバーンが着こなしています。いずれも、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Novel : Danny and the Dinner Ladies のアンドリュー・ヒッチェンさんに聞く
 先週号まで掲載していた「Danny and the Dinner Ladies」。今回は、連載を終えた作者のアンドリュー・ヒッチェンさんに話を聞きました。ヒッチェンさんは英国の作家、イラストレーター。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」といった作品を連載し、イラストも手がけています。インタビューでは、ヒッチェンさんの創作手法や執筆の際に心がけていること、お気に入り、お薦めの作家まで、幅広く聞いています。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都渋谷区の通称「キャットストリート」を訪ねます。おしゃれなお店が立ち並ぶ「裏原宿」の一角ですが、元はと言えば、1964年の東京五輪を前に、渋谷川にふたをして出来た通りなのだとか。さらに歴史をさかのぼれば、ここはかつて「穏田」と呼ばれ、田んぼが広がるのどかな場所だったと言います。葛飾北斎の「富嶽三十六景」にも描かれた水車があったのも、この場所だそうです。リサさんがそんな街の歴史を振り返り、その魅力を語ります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号は、マリーと母親のエレンが、モリーおばさんの家に向かいます。エレンがハンドルを握り、マリーがスマートフォンのナビを見て案内しますが、道に迷ってしまいます。米国の生活を紹介するミニコラムも、テーマはずばり「スマホのナビ」です。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。今回は7月から担当してきたスザンヌ鎌田さんの最終回です。スザンヌさんは米ミシガン州生まれ。現在は鳴門教育大准教授を務め、フリーランスライターや小説家としても活躍しています。スザンヌさんは来日する以前、アジアの人たちは感情を表に出すことがないと聞いていましたが、いざ日本に来てみると、多くの人たちが人前で涙を流すことに気づきます。スザンヌさんがそんな日本社会の「ルール」について考えます。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、東京の築地市場で観光客に人気のマグロのせりの見学が終わったというニュースのほか、作家の村上春樹さんをめぐる話題などを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、ホテルのコンシェルジュとして働くヒロのもとに、ニュージーランドから来た宿泊客のリチャードがやって来て、駅までの行き方を尋ねます。ヒロは無料の地図を渡しましたが、どうも話がかみ合いません。ヒロの説明のいったい何が問題だったのでしょう?

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、日本の文化を代表するとも言える「生け花」を取りあげます。生け花の起源や歴史に加え、こうした芸術を好む日本人の気性について、英語で説明を加えていきます。

◆翻訳者泣かせの日本語
 日本語に精通した日英翻訳者のクレア田中さんによる連載です。日本語をぴったりくる英語に翻訳するための実践的なアドバイスをもらいます。今回は、クレアさんが毎回、翻訳の際に困るという「小学生以下」という日本語の表現について考えてみます。それぞれの国の事情を踏まえると、こうした表現は意味を正確に伝えづらいのだそうです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Montreal, CANADA
今週号のTravelのコーナーでは、編集チームの記者がカナダ・ケベック州のモントリオールを訪ねます。実はこの街は筆者が生まれ育った場所で、いわば「故郷」。今回、久しぶりに里帰りをすることになったのです。そんな筆者ですが、「言葉」が精神的なバリアーになっていた、といいます。ケベックはフランス語圏で、当時よりもフランス語が広く使われるようになったと聞いており、モントリオールを離れて後はフランス語を使う機会がめったになかったという筆者は、そのことが気になっていたのだとか。さて、久方ぶりに訪ねたモントリオールの街は、かつてにも増して多様性を重んじる都市になっていました。多彩な文化の香りが漂う写真の数々と合わせ、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「科学」のニュースを集めてみました。「人々を笑わせ、考えさせる研究業績」に与えられるイグ・ノーベル賞の話題のほか、地球温暖化の影響でハリケーンがさらに強大化するという科学者の分析を紹介した記事をお届けします。

◆Weekly Picks  大坂なおみ選手の人気沸騰 「日本人とは」再考の機会
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、テニスの全米オープンを制し、日本国内でもフィーバーが続く大坂なおみ選手をめぐる話題をお届けします。大坂選手はハイチ出身の父と日本人の母の間に生まれ、日本語が流暢(りゅうちょう)には話せません。日本ではこれまで、日本人の両親のもとに生まれ、日本語を完璧に操る人を「日本人」と見る傾向が強かったのですが、大坂選手の活躍が、こうした狭い「日本人観」を崩すのか、考察します。AP通信の記事は、スポーツだけでなく、学術など様々な分野で、二つ以上の国をバックグラウンドに持つ「日本人」が増えていることにも触れ、日本国籍をめぐる問題点も指摘します。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/9/23号

This Week
On the Cover

安室奈美恵さん引退

9月23日号の表紙は、このほど引退した歌手の安室奈美恵さんです。デビュー以来26年間、音楽面のみならず若者のファッションやライフスタイルにまで影響を与え、その服装やメイクをまねた「アムラー」を生むなど社会現象にまでなった「平成の歌姫」。9月15日には沖縄県宜野湾市で開かれた音楽祭に出演し、最後のステージを務めました。この日、安室さんの故郷である沖縄には、チケットを手に入れた人もそうでない人も、多くのファンが押し寄せ、別れを惜しみました。アジアでも多くのファンを獲得した安室さんは今年、ラストツアーでアジア各国も回っています。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 「TOKYO GLOBAL GATEWAY」オープン 英語実践の場に
今週号の特集では、このほど東京の臨海副都心地区にオープンした体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」を訪ねます。海外の病院やホテルのロビーといった疑似空間で英語を話したり、英語を使って映像制作や金融などを学んだりできます。今回の特集では、写真をふんだんに使って施設を紹介するとともに、プログラムを監修した立教大学の松本茂教授に、どのように学習に生かしたらよいかを聞きました。このように、国内でも海外で英語を学んでいるかのような体験ができる「英語村」と呼ばれる施設が、全国各地で増えています。その一部についてもご紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんが今回注目したのは、日本の「ゆるキャラ」。一時のようなブームは過ぎた感はありますが、毎年秋にはグランプリが発表され、相変わらず盛況です。しかし、米国ではこのようなものを見かけるのはスポーツチームのマスコットぐらいではないか、と語るジェイソンさんにとって、不思議に映ることも多いようです。まずは、子どもだけでなく大人も夢中になっている点。さらに、あちこちの自治体などが次々とゆるキャラを作り出すため、乱立気味になっている点です。ジェイソンさんはもう少し効果的なやり方もあるのでは、と考えます。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーを、引き続きお楽しみいただきます。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回は、最近の子どもたちは習い事などで忙しすぎるのでは、と考えるリサさんが、自身の子どもの頃をちょっと複雑な思いで振り返ります。当時のリサさんは学校が終わると、近所の友人たちと気軽に遊ぶことができ、バレエとピアノのレッスンも週に1回程度だったとか。それでも学年が進むにつれて忙しくなったリサさんは、こうした習い事をやめてしまったのだと言います。

◇Novel : Danny and the Dinner Ladies 魔女から学校を救え
 連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。今週は7月から連載してきた「Danny and the Dinner Ladies」の最終回です。ダニーとジェシカは中学生。ある日、学校の食堂から見慣れたおばさんたちがいなくなり、かわりに新しい女性たちが厨房(ちゅうぼう)に入っていることに気づきます。超常現象を信じるジェシカは、女性たちは魔女だと言いだし、2人は真相を調べることにします。そして、ハロウィーンの夜、すべてが明かされます。これまでAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、間近に迫ったダンスパーティーについて、ハンナと兄のトーマスが話します。トーマスは女の子をパーティーに誘うつもりですが、誘い方について、ハンナがいろいろとアドバイスをします。話題になっているパーティーは、「ホームカミング・ダンス」と呼ばれるもので、卒業生らを母校に招待して行われるダンスパーティーのこと。米国の生活を紹介するミニコラムでも、こうしたパーティーについて解説しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、スザンヌ鎌田さんです。スザンヌさんは米ミシガン州生まれ。俳句の美しさに魅せられて1988年に来日し、徳島県の中学・高校で英語を教えました。現在は鳴門教育大准教授を務め、フリーランスライターや小説家としても活躍しています。今回は、息子さんが拾ってきた子猫をめぐっての出来事です。好奇心の強い子猫は、家から出て「冒険」を繰り返します。夜になっても戻ってこない子猫がいた場所は……。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「中止・停止」に関係がある表現がテーマです。「雨で中止になる」や「ドタキャンする」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、「ギネス世界記録」の最新版の内容紹介のほか、日本で熱中症の予防に役立つシャツが開発されたといった話題などをお届けします。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、アジアンセレブの恋愛模様をユーモラスに描いたコメディー「クレイジー・リッチ!」です。大学で経済学を教える中国系米国人のレイチェルは、故郷のシンガポールに戻るという交際相手のニックに、一緒に行こうと誘われます。いざシンガポールに着いてみると、ニックの実家は地元では知らない者はいないという大富豪。ニックも多くの独身女性にとって注目の的でした。彼の実家を訪ねたレイチェルでしたが、ニックの母親エレノアとのバトルが待っていました。主要キャストが全員アジア系俳優という作品は、ハリウッドでは1993年の「ジョイ・ラック・クラブ」以来、とも言われています。米国でヒットしているこの映画を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号では、米国で優れた絵本に贈られる権威あるコールデコット賞で、「次点」にあたる Caldecott Honor を受賞した作品を紹介します。一つ目は「When Sophie Gets Angry -Really, Really Angry…」。もう一点は、日本の国語の教科書でも紹介され、よく知られたレオ・レオニの「Swimmy」です。林さんは、もし英語の絵本を読みたいと思ってもどれを選べばよいかわからない、という場合、受賞作の中から興味を持てそうなものを手に取ってみては、と提案しています。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、寿司(すし)の大衆化に大きな役割を果たしてきた「回転寿司」を取りあげます。回転寿司の起源のほか、最近のトレンド、海外進出の様子まで、英語で説明を加えていきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : The medina of Fez, MOROCCO
今週号のTravelのコーナーでは、モロッコの古都フェズを訪ねます。フェズはモロッコではカサブランカやマラケシュと並ぶ代表的な観光地。城壁に囲まれた旧市街(メディナ)のうち、「古くなったフェズ」という意味がある「フェズ・エル・バリ」という地区を主に歩きました。千年以上の歴史をもつというこの街は、「迷宮」と呼ばれることもあるように、複雑な街路が入り組んでいます。どうしても迷ってしまうのですが、旅の筆者は「それも楽しい」と言います。最古の大学とされるカラウィン・モスクを訪ねますが、こちらはイスラム教徒以外の立ち入りは許されていません。さらに、地元で有名ななめし皮の染色の現場に足を延ばし、その作業に見入ります。人々の生活の息吹に間近に触れることができたようです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は環境関連のニュースを特集しました。英高級ブランドのバーバリーが製品に毛皮を使わないことを宣言し、売れ残り品の廃棄もとりやめるというニュースのほか、海に漂うプラスチックごみを回収する巨大な装置が太平洋に出航した話題などを紹介しています。

◆Weekly Picks  トランプ政権批判の匿名論説、掲載に踏み切った舞台裏
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。政権幹部が書いたとされるトランプ米大統領を批判した匿名の論評が、米紙ニューヨーク・タイムズに掲載され、話題になっています。トランプ氏の思いつきによる決断を挫折させるために、多くの高官が政権内部で努力している、という衝撃的な内容でした。しかし、新聞が政権幹部による告発を匿名で掲載するのは異例のことです。AP通信の記事は、同紙がどのように掲載を決断するに至ったのかを探っています。また、今回の掲載をどう評価したらよいのか、識者の声も集めています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2018/9/16号

This Week
On the Cover

大坂なおみ選手、ほろ苦い初優勝

9月16日号の表紙は、テニスの全米オープンで初優勝し、4大大会シングルスでの日本勢初制覇という偉業を成し遂げた大坂なおみ選手(20)です。破竹の勢いで勝ち上がった決勝の相手は、くしくも大坂選手が子どもの頃から憧れていた元世界王者のセリーナ・ウィリアムズ選手。しかし、試合は波乱の展開となりました。主審から警告を受けたウィリアムズ選手がラケットを破壊。さらには主審に激しく詰め寄ってペナルティーを科され、会場は騒然としました。冷静さを保って勝利を挙げた大坂選手は、セリーナ選手から祝福を受けると、ようやく笑顔を見せたのです。セリーナ選手の抗議をめぐる話題は、初級向けニュースでも紹介しています。


◇今週の注目記事 ================

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、世界的に有名なA・A・ミルン原作の童話「くまのプーさん」の続編にあたる「プーと大人になった僕」です。かつて100エーカーの森でプーや仲間たちと遊び回っていたクリストファー・ロビン。大人になって家庭を持ちましたが、仕事に追われる毎日を送っています。仕事のために家族との週末の予定を取りやめざるを得なくなった彼のもとに、突然、プーが現れ、いなくなった森の仲間を捜してほしい、と言いだすのです。クリストファーをユアン・マクレガーが演じ、プーたちがぬいぐるみで登場する「初の実写版」を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Feature: Winnie-the-Poohを読み解く4冊
今週号の特集では、映画欄で取りあげた「プーと大人になった僕」の公開に合わせ、プーさんのルーツを探る本を、英語児童書のエキスパートである大島英美さんに紹介してもらいます。プーさんが登場したり、プーさんについて論じたりする本は数多く出ていますが、今回紹介するのは厳選した4冊。まずは、A・A・ミルンのオリジナルの童話と、本格デビュー前のプーさんが登場する詩集を。さらに、プーさんを道教の視点から読み解いた「The tao of Pooh」と、プーさんのモデルとなった実在の熊について書いた「Finding Winnie」を紹介します。映画公開にあわせて来日した主演のユアン・マクレガーさんについてのリポートもあわせてお届けしています。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都豊島区にある「自由学園明日館」を訪ねます。大正時代に羽仁吉一、もと子夫妻が設立した自由学園のかつての校舎で、建築界の巨匠フランクリン・ロイド・ライトが設計しました。1997年に国の重要文化財に指定され、大規模な修復が施されています。現在ではお茶を楽しむことができたり、様々なイベントに利用されたりしています。リサさんが建物の歴史を振り返り、その魅力を語ります。

◇Novel : Danny and the Dinner Ladies 魔女から学校を救え
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。7月からお届けしているのが「Danny and the Dinner Ladies」です。これまでAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。ダニーとジェシカは中学生。ある日、学校の食堂から見慣れたおばさんたちがいなくなり、かわりに新しい女性たちが厨房(ちゅうぼう)に入っていることに気づきます。超常現象を信じるジェシカは、女性たちは魔女だと言いだします。2人が真相を調べると……。物語はいよいよクライマックスを迎えます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号は、マリーと仕事から帰ってきた父親のジョージの会話です。すっかりお疲れのジョージが肩こりを訴えたので、マリーがマッサージを始めます。米国の生活を紹介するミニコラムも、米国のマッサージ事情を紹介しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、スザンヌ鎌田さんです。スザンヌさんは米ミシガン州生まれ。現在は鳴門教育大准教授を務め、フリーランスライターや小説家としても活躍しています。そもそもスザンヌさんが最初に来日したのは、俳句の美しさに魅せられてのことでした。その後、徳島県の中学・高校で英語を教える職を得たのですが、現代においても多くの日本人が詩歌に親しんでいることに、新鮮な驚きを感じたようです。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、ニューヨークのタイムズスクエアにハチの大群が現れ、一時騒然となった話題のほか、200年の歴史があるブラジルの国立博物館が大規模な火災の被害に遭ったニュースなどを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、ユミコが勤めているドラッグストアに、風邪気味だという米国人観光客のキャシーがやって来ました。ユミコは日本でインフルエンザが流行していると伝えたかったのですが、なぜか大騒ぎになってしまいます。いったい何が問題だったのでしょう?

◇英語ガイドに挑戦! 実践編
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載がリニューアル。佐藤道子さんにも新たに筆者に加わってもらった「実践編」です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。「実践編」では、実際の観光地を訪ねる想定で、外国からのお客様をご案内してみます。取りあげるスポットは関東圏が多くなりますが、それ以外にお住まいの方も応用が可能です。今回は、2回にわたってお届けした鎌倉の後編。多くの外国人観光客でにぎわう大仏に向かいます。

◆翻訳者泣かせの日本語
 日本語に精通した日英翻訳者のクレア田中さんによる連載です。日本語をぴったりくる英語に翻訳するための実践的なアドバイスをもらいます。今回は、「お客様」という日本語をどのように訳すかを考えてみます。英語ではいろいろな表現が考えられますが、使い分けが必要になってきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Pangkor Islands, MALAYSIA
今週号のTravelのコーナーでは、マレーシア西部のマラッカ海峡に浮かぶリゾートの島、パンコール・ラウと、そのすぐ近くにあるやや大きめのパンコール島を訪ねます。旅の筆者は、ラウ島で印象的な野生動物を目にし、マッサージなどでリラックスした時間を過ごします。レストランの料理長が料理教室を開き、客をパンコール島に連れて行って魚や香辛料などを購入していると聞き、早速ツアーに参加するのです。洗練されたリゾートの島とは少し趣の異なるこちらの島で、筆者は歴史や文化の香りに触れました。野生動物やエキゾチックな雰囲気をとらえた写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「ライフスタイル」をテーマにしたニュースを集めてみました。日本では東京五輪に向けて、サマータイムの導入が検討されていますが、本家の欧州では、逆に廃止の議論が盛り上がっているそうです。カフェインを大量に含む「エナジードリンク」が英国で規制されるというニュースも合わせてお届けします。

◆Weekly Picks  博物館の火災で高まるブラジルの政情不安
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、初級向けニュースのページでも扱ったブラジルの国立博物館の火災のニュースをめぐり、その実情と影響に迫るリポートを取りあげます。今回の火災では、南米先住民の装飾品や古代エジプトのミイラなど、貴重な収蔵品の9割が失われたそうです。出火原因は調査中ですが、サッカー・ワールドカップやリオデジャネイロ五輪の開催などのしわ寄せで、文化予算が削られてきたことが背景にあるとの指摘が出ています。市民による火災への抗議行動も起こり、総選挙を控える中、政権への風当たりも強まっているようです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/9/9号

This Week
On the Cover
安心して学びたい! パレスチナ難民キャンプの学校でも始業式
今週号の表紙は、中東ヨルダンにあるパレスチナ人難民キャンプでの一枚です。世界各地の学校で夏休みが終わり、児童・生徒の声が響くようになりました。当地の学校でも始業式があり、子どもたちが集まりましたが、パレスチナ難民の子どもたちにとり、不安が募る新学期となっています。米トランプ政権は8月末、中東和平交渉を拒否するパレスチナに圧力を加えようと、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への拠出金の停止を表明。最大の資金拠出国が支払いを止めたことで、こうした学校の運営は危機に瀕(ひん)する恐れがあります。「安心して学びたい」という子どもたちの願いはかなうのでしょうか。


◇今週の注目記事 ===============

◇Feature  「クレイジー・リッチ!」、ハリウッドで久々の「アジア系」映画
今週号の特集では、ハリウッドのホットな話題をAP通信の配信記事で紹介します。このほど全米で公開され、ヒットを記録している映画「クレイジー・リッチ!」。アジア系俳優が主要な役どころを占めており、ハリウッドでは異色の作品です。こうした作品は過去にも数が少なく、1961年の「フラワー・ドラム・ソング」や93年の「ジョイ・ラック・クラブ」以来、とも言われています。アジア系の俳優はこれまで、ハリウッドでは大きな役を与えられることが少なかっただけに、今回の作品は彼らにとって特別なものとなったようです。公開に至るまでの経緯に触れつつ、製作に携わった人たちに思いを聞きました。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、1970年代に活躍したバンド、レーナード・スキナードのヒット曲「フリー・バード」です。日本ではそれほど知られているとは言えませんが、マーティさんによると、「米国で最も有名なロックの楽曲かもしれない」のだそうです。マーティさんは当時、首都ワシントンに住んでいて、南部を象徴するバンドと見られていた彼らを、少し冷たいまなざしで見つめていたようですが、その音楽性を今では高く評価しています。この連載では、歌詞からの一節を引用し、英語のフレーズも味わっていきます。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、間接疑問文を作る際に使われる whether と if についておさらいします。二つの単語の用法には共通のものもありますが、どちらか一方しか使えない場合もあります。使い方の違いを細かく解説していきます。

◇地球うおっちんぐ: 東京医大の「女性差別」は言語道断
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今回は、このほど発覚した東京医科大の入学試験をめぐる不正について、自身の考えを述べています。東京医大では、女子の合格者数を抑えるために、ひそかに得点操作が行われていました。アグネスさんは、単に女性だという理由で将来を奪われた受験生たちの無念に思いをはせるとともに、その女性差別に怒りをあらわにします。そして、今回の不正発覚をきっかけとして、女性の医師が増えてほしいと願っています。

◇Novel : Danny and the Dinner Ladies 魔女から学校を救え
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。7月からお届けしているのが「Danny and the Dinner Ladies」です。ダニーとジェシカは中学生。ある日、学校の食堂から見慣れたおばさんたちがいなくなり、かわりに新しい女性たちが厨房(ちゅうぼう)に入っていることに気づきます。超常現象を信じるジェシカは、女性たちは魔女だと言いだします。2人が真相を調べると……。これまでAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「娯楽」に関係のある表現がテーマです。「身軽に旅行をする」や「涙を誘う映画」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、「エアギター」の世界選手権で日本人女性が優勝したニュースのほか、「ちびまる子ちゃん」で知られる漫画家のさくらももこさんの訃報(ふほう)などをお届けします。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーを引き続きお楽しみいただきます。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語に頼るのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、自閉症女性の初めての挑戦を描いた「500ページの夢の束」です。肉親と離れて自立支援ホームで暮らす21歳のウェンディは、SF「スター・トレック」が大好き。スター・トレック脚本コンテストに応募しようと、500ページの大作を書き上げます。締め切り間際であることに気づいた彼女は、郵送でなく自らロサンゼルスまで届けようと決心。周囲に黙って出発したものの、行く先々でトラブルに見舞われるのです。主人公を演じるのは、「宇宙戦争」などでかつて名子役として鳴らしたダコタ・ファニング。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、中東情勢について述べた新聞記事の一節です。かなり歯ごたえがあったのではないでしょうか。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、近年、日本でも注目を集める「サイクリング」です。観光地でも移動の手段として有効利用されているという最近のトレンドのほか、安全上の注意についても、英語で説明を加えていきます。

◆日本全国英文表記珍百景
 筆者は、日本国内で目にする英文表記の誤りについて長年研究を続けている小樽商科大学大学院の小林敏彦教授です。各地の商店や飲食店、ホテルや駅などで目にする誤った英文表記を取りあげ、どこに問題があるのかを文法、語法、語彙(ごい)など様々な角度から検証します。小林さんが自ら撮影した写真をもとにわかりやすく解説。「おもてなし」の質の向上にも役立ちそうです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Favignana, ITALY
今週号のトラベルのコーナーでは、イタリア南部シチリア島の西に浮かぶ小さな島、ファヴィニャーナ島を訪ねます。アクアマリンの水をたたえる美しい地中海や、島を一望できるサンタ・カテリーナの砦(とりで)からの見事な眺望などが注目ですが、随所に古くからの島の歴史をしのぶことができるスポットもあります。かつて島は、石灰岩の取引で大きな利益を得ていたそうですが、海辺にも採掘の跡が残ります。また、マグロを加工する工場で栄えた時代もあり、往事を記録する博物館もあるそうです。旅の筆者は、こうした島の歴史をたどりながら、多くのレストランが立ち並ぶ街を歩き、その雰囲気にひたるのでした。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は経済ニュースを集めました。米トランプ政権がオバマ政権時代の気候変動対策を転換し、石炭火力発電所への規制を緩和するニュースのほか、8年間にも及んだ金融支援から脱却したギリシャについてのリポートをお送りします。

◆Weekly Picks  世界中からイスラム教徒が集まる「ハッジ」、通訳が奔走
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーです。今回は、8月にイスラム教徒が最大の聖地であるサウジアラビアのメッカに集まった「ハッジ」(大巡礼)についての話題をお届けします。イスラム教は近年、世界で最も急速に信者が増えている宗教と言われていますが、たとえば世界最大のイスラム国インドネシアのように、信者が必ずしもアラビア語を話せるとは限りません。そこで現地では、英語だけでなく、フランス語やウルドゥー語など数多くの言語をカバーする通訳たちが大活躍しているそうです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/9/2号

This Week
On the Cover

アジア大会で6冠、競泳の池江璃花子選手

9月2日号の表紙は、インドネシア・ジャカルタで開催されたアジア大会からの一枚です。競泳女子の池江璃花子選手は史上初めて六つの金メダルを獲得。18歳にして、リレー2種目と個人4種目を制する快挙を成し遂げました。このほかにも日本選手の活躍は目立ちます。男子マラソンで井上大仁選手が1986年以来の優勝を果たすなど、8月26日時点ですでに100個を大きく超えるメダルを得ました。この勢いを、2年後の東京五輪にもつなげてほしいところです。

◇今週の注目記事 ================

◇Feature: グテーレス国連事務総長の長崎演説
去る8月9日、国連のアントニオ・グテーレス事務総長が初めて長崎の平和祈念式典に出席しました。その際、グテーレス氏は核廃絶への強い決意を表明する演説をしました。今週号の特集では、英語での演説の全文を紹介し、訳文も掲載します。同氏は被爆者たちのこれまでの貢献に触れながら、核軍縮をめぐる核保有国の姿勢を批判。「核保有国には核軍縮をリードする特別の責任がある」と述べ、「長崎を核兵器の惨害で苦しんだ地球最後の場所にしよう」と呼びかけています。難しい単語にはヒントをつけていますので、初級の読者もぜひ挑戦してみてください。

◇Novel : Danny and the Dinner Ladies 魔女から学校を救え
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。7月からお届けしているのが「Danny and the Dinner Ladies」です。ダニーとジェシカは中学生。ある日、学校の食堂から見慣れたおばさんたちがいなくなり、かわりに新しい女性たちが厨房(ちゅうぼう)に入っていることに気づきます。超常現象を信じるジェシカは、女性たちは魔女だと言いだします。2人が真相を調べると……。これまでAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇和t’s cooking?  日本風カレー
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、日本風のカレーを紹介します。カレーは米国でも人気で、インドカレーやタイカレーのレストランは多いのですが、日本のカレーは見た目が悪いと受け取られがちなのだそうです。しかし、いったん口にすれば、そのおいしさのとりこになる人が相次ぐのだとか。今回はどんな食文化の人でも食べやすいように、ルーを手作りするレシピを紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげていきますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、夏の甲子園の結果を伝えるニュースのほか、ロンドンの空港で起きたトラブルの話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回はケイトとハンナが数学の先生について話しています。ケイトの数学の先生は、とても厳しいと評判です。昨年、同じ先生に教わった経験があるハンナが、先生に気に入ってもらうための「秘策」を伝授します。今週号では、スキットに登場した表現から「甘党」を紹介・解説しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのはスザンヌ鎌田さんです。スザンヌさんは米ミシガン州生まれ。俳句の美しさに魅せられて1988年に来日し、徳島県の中学・高校で英語を教えました。現在は鳴門教育大准教授を務め、フリーランスライターや小説家としても活躍しています。今回は、娘さんとニューヨークを旅した際のエピソードを紹介してくれています。これまでイスラム教徒に会ったことがなかった娘さんは、彼らに対して「怖い」という先入観をもっていたそうです。旅先での出会いは、娘さんの気持ちをどのように変えたのでしょうか。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、ある夫婦の実話を描いた作品「ブレス しあわせの呼吸」です。英国人のロビンは美しいダイアナと結婚し、仲むつまじく暮らしていました。しかし、仕事で訪れたケニアでポリオに感染し、首から下が完全に麻痺(まひ)してしまいます。人工呼吸器なしでは生きられなくなり、絶望のふちに沈むロビンでしたが、ダイアナが励まします。病院を出たいという彼の希望をかなえるために、自宅での介護を始めたダイアナ。ロビンは当初、「余命数カ月」と診断されていましたが、友人が開発した人工呼吸器付きの車いすを使うことで、アクティブな生活を楽しむようになり、外国を旅し、障害をもつ人たちの生活改善に尽力するようになるのです。プロデューサーであるジョナサン・カヴェンディッシュの両親の実話をもとにしているというこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、神奈川県藤沢市の観光名所、江の島を訪ねます。リサさんが注目したのは、江の島の誕生にまつわる古い伝説でした。五つの頭をもつ竜がこの地にいたという物語。こうした伝説を踏まえて江の島を訪れると、また新たな発見がありそうです。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ホテルのコンシェルジュとして働くヒロミのところに、観光で来日しているニュージーランド人夫妻がやって来ます。お薦めのレストランを知りたいそうですが、妻のベティによると、夫は「魚が苦手」とのこと。ヒロミは「何なら大丈夫か?」と尋ねたつもりでしたが、ベティは怒り出してしまいます。いったい何が問題だったのでしょう?

◆翻訳者泣かせの日本語
 日本語に精通した日英翻訳者のクレア田中さんによる連載です。「よろしくお願いします」や「前向きに検討します」といった日本語は、英語に翻訳するのがなかなか難しいものです。ぴったりくる英語にするためにはどんな方法があるのか、実践的なアドバイスをもらいます。今回は、ソーシャルメディアを駆使する際の感情表現について、日本人と英語話者の間にどんな違いがあるかを話題にしています。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「バーベキューでベジタリアンの悩み」など、2題をお届けします。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Noirmoutier, FRANCE
今週号のTravelのコーナーでは、フランス中部の大西洋岸に浮かぶノワールムティエ島を訪ねます。フランスを東西に流れるロワール川の河口近くにあり、干潮の時だけ海中から現れる砂州によって、大陸とつながっています。この「海の道」を渡ろうと、多くの観光客が干潮の時間を見計らって押し寄せるのだそうです。さて、島を有名にしているのは、この海の道だけではありません。美食家が愛する名産品があります。一つは、塩田で作られる塩。それから5月の短い期間に限って出荷される「世界で最も高価なジャガイモ」です。旅の筆者は今回、こうした名物を堪能できませんでしたが、フランス人の休暇の楽しみ方の一端を垣間見ることができたようです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する連載です。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。今回取りあげたのは、最近、米国のメディアで盛んに行われる「Fact check」について解説します。トランプ大統領の発言内容の真偽について、報道機関が客観的データと照らし合わせて明らかにする手法のことです。トランプ氏は自分に批判的なメディアに対し「フェイクニュース」「人々の敵」と非難を繰り返しており、メディアはファクトチェックで対抗していますが、こうした報道をめぐる状況が生まれた背景についても、説明を加えていきます。

◆Weekly Picks  社会運動の応援歌を歌ったアレサ・フランクリンさん
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今回は、8月16日に76歳で亡くなった「ソウルの女王」、アレサ・フランクリンさんの評伝を取りあげます。「Respect」に代表される彼女の歌は強いメッセージ性を持ち、1960年代の公民権運動や、70年代に盛り上がった女性解放運動を代弁する「声」となりました。彼女とマーティン・ルーサー・キング氏との交流、南アフリカのネルソン・マンデラ氏との関係などについて触れながら、彼女の死を悼むオバマ前大統領の声などを紹介しています。
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