週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2020/1/19号

This Week
On the Cover

新しい波をもたらす東京2020

1月19日号の表紙は、サーフィンを切り取ったダイナミックな一枚です。今夏の東京五輪では、空手やスケートボード、スポーツクライミングといった新種目が採用され、サーフィンもその一つです。「若者にアピールできる」という点が採用の決め手になったそうで、五輪の大舞台に挑むのも、やはり若い世代です。表紙の写真は松田詩野選手(17)。昨年5月、日本一を決める「ジャパンオープン」で優勝。秋の世界選手権でもアジア勢トップの15位に入り、暫定ながら五輪出場が内定しています。神奈川県出身で6歳でサーフィンを始めたという松田選手にとって、2020年はさらなる飛躍の年になるのでしょうか。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature: Countdown to 2020 Olympic Games 東京五輪でも難民選手団
今週号の特集では、今夏の東京五輪をめぐる話題をお届けします。前回のリオデジャネイロ大会では、シリアや南スーダンなどで紛争などに巻き込まれて母国から出場できない選手たちが集まった難民選手団が話題になりました。今年の東京五輪でも同様の選手団が結成される予定で、前回よりもさらに多い選手たちが出場を目指して練習に励んでいます。海外通信社や朝日新聞の記事をもとに、彼らの現状をリポートします。さらにAWでは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のスポーツ担当官、ニック・ソアさんにインタビュー。難民選手たちがスポーツに取り組むことの意義について聞きました。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、政府が公開した「外交文書」について解説します。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。五輪イヤーを迎えた今週号は、マーティさんがジョギングをする際にいつも聞いているという曲を紹介。アンドリュー W.K.の「イカす彼女に人目ぼれ」です。この曲のどういったところが、ランニングに向いているのでしょうか。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。また、マーティさんは、五輪・パラリンピックで海外から多くのお客を迎えようとしている日本のいまについて、一言、意見を述べています。

◇Novel : The Pilgrimage 母と娘の旅立ち
1月から3月までお届けする連載小説は、スザンヌ鎌田さんの新作です。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生ミサキ。出生時の脳性まひの影響で手足に障がいがあります。両親はミサキが生まれる前に別れたそうで、父親の顔さえ知りません。そんなミサキに、母親は一緒にフランスに行こうと声をかけます。両親のことをもっと知りたいと願うミサキは……。作者のスザンヌ鎌田さんは米ミシガン州出身。1988年に来日後、大学で教えながら小説家としても活動しています。AWでは2018年に、「The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines」を連載しています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、生物の授業中の一コマ。ハンナとジュリアがおしゃべりをしています。ジュリアは携帯電話でメールをしていましたが、先生に見つかってしまいます。米国の生活を紹介するミニコラムでも、最近の高校生の携帯電話事情について解説しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのは、アマンダ・ロシャさんです。ロシャさんはブラジルの首都ブラジリア生まれ。大学では美術・インテリアデザインを専攻しました。ブラジル外務省に勤務する夫の転勤で2018年に来日し、現在は東京暮らし。日本建築に関心が高く、環境保護や動物愛護にも熱心で、母国語のポルトガル語のほか、スペイン語、英語に堪能だそうです。さて今回は、入れ墨(刺青)について考えます。母国ブラジルではタトゥーがブームになっているそうで、ロシャさんも刺青に魅せられて自身に施した一人です。しかし、いざ日本に来てみると、刺青は歴史的にタブーと見なされていることに気づいたのです。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、日本の温泉と刺青をめぐる話題のほか、米フロリダ州で「ここから出して!」という叫び声を聞いた人が警察に通報したところ、声の主は意外な存在だった、といったニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する映画は、クリント・イーストウッド監督による最新作「リチャード・ジュエル」です。1996年のアトランタ五輪中に起きた爆発事件を描いています。主人公のリチャードは、大勢の人で混み合う広場のベンチの下に不審物を見つけます。それは爆発物の入ったリュックでした。いち早く人々を避難させ、大惨事を防いだ彼は、一躍英雄扱いされます。しかしその後間もなく、爆発事件の容疑者として報道され、置かれた立場は一変するのです。FBIのしつような捜査が続き、メディアも暴走しますが、リチャードは無実を信じる母親や弁護士とともに、闘い続けます。実際に起きた出来事をイーストウッド監督が再現したこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、神奈川県座間市にある「日産ヘリテージコレクション」を訪ねました。日産の座間事業所内にあるこの施設には、1930年代の創業当初から現在に至るまでの、日産の歴代の名車やレーシングカーなどを展示していて、多くが走行可能な状態に整備されているのだそうです。リサさんは日産の歴史を振り返りながら、コレクションの魅力を語っています。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、カナダ人観光客のフィデルが、新幹線の切符を購入しようとしています。窓口のミキから、もう自由席しか残っていないと言われ、自由席について説明を受けたフィデルが一言。ミキは混乱してしまいました。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。しかしながら、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Maharajas’ Express, INDIA
今週号のトラベルのコーナーでは、前回に引き続き、インドの鉄道の旅をお届けします。といっても、インドの庶民の足を取りあげた前回とは打って変わって、今回は観光客向けの豪華列車の旅を紹介します。旅の筆者が乗り込んだのは、名付けてマハラジャ急行。デリーを出発し、タージマハルで知られるアグラ、さらにはジャイプールやジョードプールといった著名な都市を抜け、ムンバイへと至る2700キロあまり、7泊8日の路線を選びました。夜の間に都市間を移動し、目的地では専用バスに乗って名所を訪ねるという至れり尽くせりの旅です。筆者は車内で供されるインド料理に舌鼓を打ちつつ、行く先々で歓迎を受け、美しい名所をめぐるという夢のような体験するのです。色彩豊かなインドの風景を切り取った写真と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  体育はバーチャルに 授業の代わりにITを活用 米国の高校
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するこのコーナー。今週は、米国の一部の高校で導入されているという新たな取り組みを紹介します。こうした学校では、体育の授業をする代わりに、生徒らに体の動きなどを計測する電子機器を渡し、日ごろの運動を記録・報告することで単位を与えているのだそうです。もともとは学校に通わない子どものために考案されましたが、空いた時間を選択科目や課外活動に充てられる、と好評なのだとか。一方で、「社会性」を身につけることも体育教育の重要な柱の一つだとして、慎重な意見も寄せられています。
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2020/1/12号

This Week
On the Cover
米ゴールデングローブ賞を受賞したレネー・ゼルウィガーさん
今週号の表紙は、米ゴールデングローブ賞でこのほど、主演女優賞を受賞したレネー・ゼルウィガーさんです。映画「ジュディ 虹の彼方に」(今年3月公開予定)で、1930~50年代に活躍した伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドを演じました。これまで映画「ブリジット・ジョーンズの日記」「シカゴ」で主演したゼルウィガーさん。2016年までの6年間、疲労を理由に俳優業から離れていたこともあり、今回の受賞の喜びもひとしおだったようです。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線  共通テスト、どうするリスニング対策
英語の入学試験が変わると言われ、教育現場での動きも急な昨今。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走るこの連載は、毎月第2週の掲載です。今週号では引き続き2020年からの大学入試について報告します。民間試験の導入は見送られましたが、「読む・聞く・話す・書く」の英語4技能を重視する方向性には大きな変化はありません。今週も前回に引き続き、リスニングの比重がこれまでより高くなる「大学入学共通テスト」について見ていきます。これまでのセンター試験のリスニングとはかなり違ったものになりそうで、どのような対策をとるべきかを考えます。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は「昇進したら周囲が変わった」「伝わってゆく思いやりについて」の相談2題をお届けします。さらに、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今週号では、自然な英語表現には不可欠とされる「コロケーション」について学んでいきます。コロケーションとは、ある特定の単語と単語の慣習的な結びつきのこと。たとえば、「大きなミスをした」という場合の「大きなミス」は、a big mistake であって、largeは使いません。間違えても相手に意味が伝わらないということはまずありませんが、それでも、より自然な英語を目指して、今年はぜひ勉強していただきたいテーマです。

◇Novel : The Pilgrimage 母と娘の旅立ち
1月から3月までお届けする連載小説は、スザンヌ鎌田さんの新作です。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生ミサキ。出生時の脳性まひの影響で手足に障がいがあります。両親はミサキが生まれる前に別れたそうで、父親の顔さえ知りません。そんなミサキに、母親は一緒にフランスに行こうと声をかけます。両親のことをもっと知りたいと願うミサキは……。作者のスザンヌ鎌田さんは米ミシガン州出身。1988年に来日後、大学で教えながら小説家としても活動しています。AWでは2018年に、「The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines」を連載しています。

◇地球うおっちんぐ: 2020年は平和で紛争のない世界に
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。いよいよ2020年。五輪・パラリンピックイヤーを迎えました。アグネスさんは東京での祭典を楽しみにしつつ、米大統領選や英国のEU離脱、香港情勢の行方など、世界の動きにも注目しています。19年は世界中でデモや対立が目立つ一年でしたが、新しい年は平穏になるよう、改めて思いを強くしています。また今年は、アグネスさんにとっても特別な年になりそうです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「口論、言い合い」に関係のある表現をテーマにお届けします。「ああ言えばこう言う」や「水掛け論」を英語で表現する際に、どのように言ったら良いのでしょうか?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、米国の慈善事業「社会鍋」をめぐる話題のほか、かつては露出の多い女性モデルで知られた某メーカーのカレンダーについてのニュースなどを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。家の周りの雪かきを終えたトーマスとクリフの兄弟。父親のロイがご褒美としてレストランの朝食に連れて行ってくれました。3人はどんなメニューを注文するのでしょうか。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、レストランでの朝食がテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのは、アマンダ・ロシャさんです。ロシャさんはブラジルの首都ブラジリア生まれ。大学では美術・インテリアデザインを専攻しました。ブラジル外務省に勤務する夫の転勤で2018年に来日し、現在は東京暮らし。日本建築に関心が高く、環境保護や動物愛護にも熱心で、母国語のポルトガル語のほか、スペイン語、英語に堪能だそうです。さて今回は、東京で大きなレコード店を見つけた際のお話です。音楽チャンネルのMTVを見て育ったロシャさんにとり、レコード店は特別な場所だったそうです。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生による連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介する映画は、1960年代半ばのル・マン24時間耐久レースを舞台にした実話に基づく作品「フォードvsフェラーリ」です。米国最大の自動車メーカー、フォードは、フェラーリに買収を持ちかけますが、あえなく袖にされます。そこでフォードの会長は、ル・マンで絶対王者と言われていたフェラーリを倒すべく、元レーサーでカーデザイナーのキャロル・シェルビーにレーシングカーの開発を依頼するのです。シェルビーは英国人ドライバーのケン・マイルズを招き入れ、チーム一丸となって挑むのですが、ことは一筋縄には進みません。マット・デイモンやクリスチャン・ベールらが顔をそろえた男たちの友情のドラマを、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、高齢者雇用について触れた新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、日本の伝統話芸である「落語」についてです。落語にはどんな歴史があるのか、どのようにして演じるのかといったことから、近年の「英語落語」の話題まで、英語で説明していきましょう。東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel India by rail: Riding the roof on a narrow-gauge train
今週号のトラベルのコーナーでは、一風変わった旅の形を紹介します。目的地はインド中部のマデヤプラデシュ州。旅の筆者はここで、レールの幅が610ミリしかないナローゲージ(狭軌)の「グワリオール軽便鉄道」に早朝から乗り込みます。地元の人々の貴重な足となっているこの鉄道に揺られ、最初の駅に到着すると、周囲から車両の屋根の上に押し上げられてしまったのです。ゆっくり走る列車とは言え、スリルを感じながらの鉄道旅です。ここで筆者は人々の温かさに触れ、その営みを目にするのです。すっかりインドの風景の一部となった筆者の旅行記を、活気にあふれたたくさんの写真と一緒にお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週号では、世界の新しい潮流がわかるような報道を特集。かつては水着審査などで知られた「ミス・アメリカ」が様変わりしたという話題のほか、オランダ最高裁が政府に温室効果ガス削減を命じたというニュースを読んでいきます。

◆Weekly Picks  2010年代が経済にもたらしたもの
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。2020年を迎えた今週号では、幕を閉じた2010年代を振り返ります。この10年間は経済にどんな変化をもたらしたのでしょうか。世界的な金融危機に始まったこの時代には、巨大ハイテク企業が台頭。フィンテックと呼ばれる金融サービスや暗号資産が表舞台に躍り出ました。環境がさらに重要なキーワードになった時代でもあります。ロイター通信のまとめを読んでいきましょう。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2020/1/1-5号

This Week
On the Cover

東京2020、一緒に夢をつかもう

いよいよ2020年。東京五輪・パラリンピックの年がやって来ます。新年合併号となる今週号の表紙は、夏の五輪・パラリンピックを目指し、前橋市を拠点にして練習している南スーダンの陸上選手たちです。戦乱で国が荒廃し、整備されたグラウンドがない彼らのために、市は練習場所などを用意したほか、市民ボランティアがコーチや通訳を務め、生活をサポートしているのです。今週号のAWは、五輪・パラリンピックを特集。大舞台を目指す海外の選手たちを支援する日本の国内外での活動を紹介しています。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: Countdown to 2020 Olympic and Paralympic Games 世界のアスリートたちを支える
今週号の特集では、紛争や貧困といった恵まれない環境にありながら、五輪・パラリンピックの大舞台を目指す選手たち、そして彼らを支える日本の人々を紹介します。国際協力機構(JICA)は長年、スポーツの普及振興を目指して途上国を中心にボランティアを派遣する事業を続けてきました。前橋市はJICAの要請に応える形で、南スーダンの陸上選手を受け入れており、AWではその練習の様子を取材してきました。また、日本オリンピック委員会(JOC)なども、途上国の選手の支援や強化に取り組む「オリンピックソリダリティ東京2020特別プログラム」を進めています。ブータンからのアーチェリー選手や、ベネズエラの体操選手らを取材しました。今週は、Travelのコーナーはお休みします。

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介する作品は、英国の人気ドラマシリーズを映画化した「ダウントン・アビー」です。1920年代、イングランド北東部にある大邸宅ダウントン・アビー。貴族のクローリー家の人々とその使用人たちの、テレビの最終シリーズから数年後の姿を描きます。グランサム伯爵ロバート・クローリーのもとに、英国国王夫妻来訪の知らせが届きます。伯爵の長女メアリーがパレードや晩餐(ばんさん)会の準備にあたり、先代伯爵夫人のバイオレットは、王妃の侍女を務める従妹(いとこ)との相続を巡る争いに決着をつけようとします。一方で、国王夫妻の従者たちは屋敷を訪れると、両陛下の世話や食事の用意の一切を、すべて自分たちでこなすと伝え、ダウントンの使用人たちは失望するのです。ロバートを演じるヒュー・ボネビルやバイオレットを演じる名優マギー・スミスら、テレビでもおなじみの顔ぶれがそろうこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Feature : ダウントン・アビーのもう一つの物語
 今週号は特集がもう一つ。映画欄で紹介した「ダウントン・アビー」の世界をさらに深く掘り下げます。映画はテレビシリーズを見ていなくても楽しめるそうですが、それでもこれまでのストーリーの流れを知っていれば、さらに興味がわくはず。特集では、「ダウントン・アビー」の人物相関図を掲載します。また、物語の魅力の一つになっているのが、屋敷で働く使用人たちの人間模様です。英国貴族の使用人たちの世界を、物語の登場人物を踏まえながら紹介します。

◇Novel : The Pilgrimage 母と娘の旅立ち
1月から3月までお届けする連載小説は、スザンヌ鎌田さんの新作です。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生ミサキ。出生時の脳性まひの影響で手足に障がいがあります。両親はミサキが生まれる前に別れたそうで、父親の顔さえ知りません。そんなミサキに、母親は一緒にフランスに行こうと声をかけます。両親のことをもっと知りたいと願うミサキは……。作者のスザンヌ鎌田さんは米ミシガン州出身。1988年に来日後、大学で教えながら小説家としても活動しています。AWでは2018年に、「The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines」を連載しています。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 英文ニュースの読み方を、毎月第1週に基礎から解説しています。英字新聞には国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号は、オリンピックイヤーにちなんで、スポーツ記事に頻出する英語表現に焦点を当てます。

◇和t’s cooking?  茶わん蒸し
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、滑志田さんが「おすすめの日本料理」と言う茶わん蒸しを取りあげます。料理学校の生徒らにも好評だそうですが、中には苦手と感じる人もいるようです。おいしく作るためのコツもお伝えします。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、アフリカの有名なビクトリアの滝の水量が、深刻な干ばつの影響で激減しているという話題のほか、国連総会で東京五輪・パラリンピック中の停戦が決議されたというニュースなどを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、年も明けたある日、ハンナと母親のキャロル、父親のロイが会話をしています。ハンナたちは家の外のクリスマスの飾り付けを気に入っているようですが、キャロルはそろそろ片付けようと提案します。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、クリスマスの飾り付けがテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週からは、1月から3月までを担当するアマンダ・ロシャさんのエッセーが始まります。ロシャさんはブラジルの首都ブラジリア生まれ。大学では美術・インテリアデザインを専攻しました。ブラジル外務省に勤務する夫の転勤で2018年に来日し、現在は東京暮らし。日本建築に関心が高く、環境保護や動物愛護にも熱心で、母国語のポルトガル語のほか、スペイン語、英語に堪能だそうです。さて今回は、ブラジルの年明けにまつわる民間信仰について語ります。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二さんの連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、静岡県にある「めんたいパーク伊豆」を訪ねます。全国に5カ所あるめんたいこ専門のテーマパークの一つで、併設されためんたいこ工場では、製造過程を見ることができるほか、直売店で様々な商品を買うことができるそうです。リサさんは、めんたいこの歴史の一端も紹介。施設の楽しみ方を披露してくれています。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、サオリの家にホームステイしているユージーンが、お世話になっているお礼に、サオリをメキシコ料理店に招待しました。ユージーンが食べ方の説明をしましたが、なぜかサオリとは話がかみ合わない様子です。いったい何が問題だったのでしょう。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Weekly Picks  2019年に最も検索された言葉に「existential」
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今週は、世界最大級のオンライン辞書「ディクショナリー・ドット・コム」が、一年間に最も検索された言葉を発表するWord of the Yearについてです。2019年は「existential」に決まりました。「存在の」という意味のこの言葉は、哲学的にも使われます。人類の存在を脅かすような自然災害や、地球温暖化の危機を論じる著名人の発言など、様々なニュースで登場しました。いわばあらゆる場面で、「存在そのもの」が問われた一年だったわけです。実はこの言葉の広まりには、ある人気アニメ映画のキャラクターが一役買ったのだそうです。
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2019/12/22号

This Week
On the Cover

スヌーピーミュージアムがリニューアルオープン

もうすぐクリスマス。12月22日号のAWの表紙は、おなじみのスヌーピーとウッドストックからの季節のごあいさつです。今週号では、12月14日に東京都町田市にリニューアルオープンした「スヌーピーミュージアム」を特集しています。開館に先立ち、報道陣に公開された「ピーナッツファンの聖地」の見どころを、写真もまじえてたっぷり紹介しています。令和元年も暮れようとしています。間もなくやって来る新年も、AWやピーナッツの仲間たちとともに、楽しく英語を学んでいきましょう。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  スヌーピーミュージアムの見どころを紹介
今週号の特集では、東京都町田市にオープンした新しいスヌーピーミュージアムを紹介します。昨秋に閉館した東京・六本木のミュージアムから、約2倍の広さになって生まれ変わりました。オープンに先立ち、報道陣に公開された施設をのぞいてきました。紙面では写真をふんだんに使い、ミュージアムをご案内。あわせて、作者であるシュルツさんが亡くなってからもピーナッツのキャラクターたちを描き続けている「公式アーティスト」に取材することができました。1999年から作画を監修しているペイジ・ブラドックさん。スヌーピーたちを描く難しさや、その魅力について、インタビューで語ってくれています。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきますので、ご期待ください。今週号では、林先生流の「語彙(ごい)の増やし方」も取りあげます。紹介する本は、犬の名探偵が活躍するThe Buddy Filesのシリーズです。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、2020年の東京五輪をめぐるドタバタぶりにツッコミを入れます。東京五輪とパラリンピックは、海外からの観光客誘致の起爆剤として期待されていますが、ジェイソンさんはそうした効果について疑問を投げかけます。さらには、マラソンと競歩の会場が札幌に急きょ移されたことについても、この段階での変更は急すぎるのでは、と疑問視しています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、大みそかのピロッティ家から。マリーは友人の家でのパーティーには行かず、自宅でのんびり過ごしています。両親と一緒に、テレビでカウントダウンの中継を見ていると……。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、大みそかの過ごし方についてです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週は、10月から12月までを担当したアンロイ・モーガンさんの最終回です。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今週号のエッセーでは、日本にやって来て英語を子どもたちに教えるモーガンさんが、今感じている「学び」について語っています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「恥・恥ずかしい」に関係のある表現がテーマです。「面目丸つぶれ」や「恥をさらす」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、今年話題になった人を描く年末恒例の羽子板のニュースのほか、過熱する年末商戦にローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が警鐘を鳴らしたという話題などをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する映画は、大ヒットしたフランス映画のハリウッド版リメイク「THE UPSIDE/最強のふたり」です。こちらの舞台はニューヨーク。スラム街出身のデルはひょんなことから、車いす生活を送る大富豪フィリップの介護人になります。がさつなお調子者と頑固な実業家という2人。人種も境遇も性格も、あらゆることが正反対ですが、徐々に心を開いていきます。デルの存在は、笑うことの少なかったフィリップの人生に大きな影響を与えていくのです。ケビン・ハートらが主演し、ニコール・キッドマンらが脇を固めるこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘する「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、年末年始に合わせて「除夜の鐘」です。除夜の鐘の起源やトリビアに加え、昼間につくこともあるという近年のトレンドなども、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けした連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。ある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるとのことで、2人は胸を躍らせるのです。少年野球のシーズンもいよいよ開幕。2人のチームは、ある名誉をかけて、ライバルチームとの対戦に臨みます。物語はいよいよ最終回。どんな結末を迎えるのでしょうか。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「口にテープを貼って寝る夫」「たばこをやめない姉が心配」の相談2題をお届けします。さらに毎月第2、4週には、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel :  Kwajalein Atoll, MARSHALL ISLANDS
今週号のTravelのコーナーは、いつもと少し趣が異なります。「太平洋に浮かぶ真珠の首飾り」とも呼ばれる美しいマーシャル諸島共和国を訪ねるのですが、筆者にとって、第2次世界大戦中にこの地で亡くなった父の足跡をたどる慰霊の旅なのです。たどり着いたのが、クエゼリン環礁最北端のロイ・ナムル島。日本帝国海軍の将校だった父は、島にある航空隊の司令部に配属されました。この地は日米両軍の激戦地となり、大本営の発表によると、1944年2月6日までに環礁で約4千人の軍人が玉砕したそうです。その翌日に生まれた筆者には当然、父の記憶はなく、戦争で父に何が起こったのかも分からなかったと言います。島には旧日本軍の施設や戦争の傷痕が色濃く残り、筆者は静かに手を合わせるのでした。美しいながらも古い戦争遺跡の姿も写し出す写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は若者に焦点を当てた報道を特集します。国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルの調査によると、若者の4割超が「世界が直面する重大な課題」として気候変動を挙げたというニュースのほか、経済協力開発機構(OECD)による学力調査(PISA)をめぐる話題を読んでいきます。

◆Weekly Picks  世界各地で収まらない民衆の怒り
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週は、多くの出来事があった2019年を総括する記事を取りあげます。香港やフランス、チリやイランなど、今年は世界各地で、大規模なデモが繰り広げられました。原因は様々ですが、多くの場合、交通機関の料金や燃料価格が引き上げられるといった生活に身近な問題が発端となり、人々の怒りが爆発したのです。いったい世界では何が起きているのでしょうか。専門家の分析を読んでいきます。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/12/15号

This Week
On the Cover

「男はつらいよ」最新作で銀幕に復帰する後藤久美子さん

12月15日号の表紙は、俳優の後藤久美子さんです。かつて「ゴクミ」の愛称で人気を集めた後藤さんですが、久しく俳優業の一線から退いていました。それが、23年ぶりの復帰を果たし、今月公開される「寅さん」の最新作「男はつらいよ お帰り 寅さん」に出演します。写真は、10月の東京国際映画祭で同作がオープニング上映された際、レッドカーペットに姿を見せた時のものです。作品では、旧来のシリーズに引き続き、寅さんのおいっ子である満男の元恋人の役を演じます。国際機関の職員として長らく海外暮らしをしたという設定で、作中でも自身が流暢(りゅうちょう)な英語と仏語を披露しているそうです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  海を渡る寅さんの魅力
山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズ最新作が公開されるのに合わせて、今週号では「寅さん」を特集します。「1人の俳優が演じた最も長い映画シリーズ」としてギネス世界記録に認定された作品ではありますが、一般にはドメスティックな作品と思われがちです。実は「寅さん」は、英語などの字幕がつけられて世界各国で上映され、海外でも多くのファンを獲得しているのです。このほど最新作「男はつらいよ お帰り 寅さん」の試写に駆けつけた仏人ジャーナリストらに、なぜ寅さんが海外で愛されるのかを聞いています。また、今回の作品の英語字幕を担当した翻訳家のドン・ブラウンさんにもインタビュー。寅さんの小気味の良い啖呵売(たんかばい)などをどのように英語に訳したのか、苦労話を聞きました。なお、今回の作品からせりふの一部を抜粋し、翻訳の例も紹介しています。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、政府が中止を決めた「桜を見る会」について解説します。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、「ジャングル・ブギー」を1970年代にヒットさせたクール・アンド・ザ・ギャングについて語ります。シンセサイザーのような機器には頼らず、激しいギターとドラムで世界中のディスコを沸かせたとして曲を評価する一方で、徐々に万人受けする曲作りにシフトしていった彼らの音楽スタイルについてもコメントを加えています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲にも触れてみてください。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。ある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるとのことで、2人は胸を躍らせるのです。少年野球のシーズンもいよいよ開幕を迎えますが、2人はちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまいます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、いよいよクリスマス当日の朝を迎えます。ハンナたちの一家が、お互いのプレゼントを開けているところです。どんなプレゼントだったのでしょうか。米国の生活を紹介するミニコラムでも、クリスマスプレゼントについて解説を加えています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、アンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回は、モーガンさんが日本で経験した食をめぐる「ビックリ」について語ってくれます。「ランチバイキング」に出かけたときのこと。モーガンさんはいったい何を想像していたのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、東京五輪・パラリンピックの主会場となる新しい国立競技場が完成したというニュースのほか、米国の高校での解剖の授業で、本物のカエルを使わずに、「人工カエル」を利用する取り組みが始まったといった話題などを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する映画は、児童文学が原作の人気アニメシリーズの最新作「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」です。かつて敵同士だったバイキング(人間)と野生のドラゴンは、今では仲良く島で暮らしています。しかし、ドラゴンが激増し、島は飽和状態に。ドラゴンを狙うハンターたちの魔の手も迫ります。人間とドラゴンが共存する社会を築いた立役者であるヒックは、若きリーダーになっていましたが、仲間たちを引き連れて、新天地を目指す決意をするのです。ドラゴンが自由に飛び交う映像の美しさも見どころの一つ。人間とドラゴンの共生がテーマとなったこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都世田谷区の豪徳寺を訪ねました。江戸時代の大名、井伊家の菩提(ぼだい)寺として知られますが、開運招福や商売繁盛のご利益があるとされる「招き猫」の発祥の地とも言われています。境内には多くの招き猫が奉納され、外国人観光客にも人気のインスタ映えスポットになっているのだそうです。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、コンビニエンスストアでアルバイトをしているナナコのもとに、米国人観光客のサムがやって来て、何かを依頼しているようです。サムは千円札を出してきましたが、どうも話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。しかしながら、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Chamonix, FRANCE
今週号のトラベルのコーナーでは、ヨーロッパアルプスの最高峰モンブランを間近に望み、スイス、イタリアとも国境を接するシャモニーを訪ねます。100年以上にわたってウィンタースポーツと登山の拠点として栄え、1924年に最初の冬季五輪が開かれたことでも知られています。ここからは、ケーブルカーなどを利用すれば、モンブランの勇壮な姿をより近くで見ることができるそうです。さて、旅の筆者はまずは町の目抜き通りへ。木々は色とりどりに飾り付けされ、クリスマスのムードを盛り上げます。甘党である筆者はお菓子の店に魅了されます。さらに山岳博物館に足を延ばし、町の歴史も学ぶのです。夜には地元の名物料理を楽しみますが、雪に覆われるアルプスの山々の存在も、改めて身近に感じることができたようです。美しい風景を写しだす写真と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  世界中に浸透する「ブラックフライデー」、過剰な商業主義と批判も
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するこのコーナー。今週は、近年は日本でも浸透しつつある「ブラックフライデー」について書いたAP通信の記事を取りあげます。元々は米国の感謝祭翌日の金曜を指し、歳末商戦を盛り上げて消費熱をあおろうという小売業者の作戦でした。それが今では、感謝祭を祝わない国や地域にまで拡大し、ネット販売を中心としたサイバーマンデーも広く知られるようになりました。こうした現象には、「過剰な消費・生産で環境に悪影響をもたらす」といった批判や、「格差を助長するだけ」という指摘もあり、フランスではブラックフライデーに対する法的な規制の動きもあるそうです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/12/8号

This Week
On the Cover
女性初の欧州委員長にフォンデアライエン氏
今週号の表紙は、欧州連合(EU)の行政機関トップの欧州委員長にこのほど正式に就任したウルズラ・フォンデアライエン氏です。ドイツのメルケル政権で国防相などを歴任した同氏は、女性初の欧州委員長となります。今年7月に候補に挙がりましたが、欧州議会で不満が噴出し、わずかな票差でかろうじて承認される波乱含みのスタートでした。EUは英国の離脱やEU懐疑派の台頭、移民の受け入れをめぐる意見の相違など、様々な課題を抱えています。フォンデアライエン氏も厳しいかじ取りを強いられそうです。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線  共通テスト、リスニングに大きな変化
英語の入学試験や教育現場での取り組みの変化をリポートし、「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走るこの連載。毎月第2週の掲載です。今週号では引き続き、情勢が大きく変化してきた2020年からの大学入試について報告します。民間試験の導入は見送られましたが、「読む・聞く・話す・書く」の英語4技能を重視する方向性には大きな変化はありません。今回は、リスニングの比重がこれまでより高くなる「大学入学共通テスト」について見ていきます。専門家の意見を聞きながら、特にリスニングの対策について説明します。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は「夫に大事にされていない主婦」「ジョーク好きの男子学生」の相談2題をお届けします。さらに、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今週号では、英文を書く際に重要な現在完了形と単純過去の使い分けについて、基礎から解説します。日本語にすると、同じように「~した」「~でした」となりますが、英語のルールで考えることが必要になってきます。
◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。ある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるとのことで、2人は胸を躍らせるのです。少年野球のシーズンもいよいよ開幕を迎えますが、2人はちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまいます。

◇地球うおっちんぐ: フランシスコ教皇来日、ミサに出席しました
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が11月に来日した際、信者であるアグネスさんは東京ドームでのミサに出席する機会を得ました。今回はそのときの模様をリポートします。アグネスさんは教皇のメッセージに心を動かされながらも、カトリック教会が抱える様々な課題についても意見を述べています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「基本単語の意外な用法」をテーマにお届けします。「理想的な人」や「一員になる」を英語で表現する際に、どんな単語を使うのでしょうか?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、エジプトの首都カイロ近郊で、珍しいライオンの子どもなどのミイラが発見されたというニュースのほか、純金製の「人生ゲーム」が登場したという話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号は、クリスマスイブのケイトとカズの様子から。2人はコーヒーショップで待ち合わせをして、プレゼントを交換し、お互いの家のクリスマスについて話します。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、クリスマスがテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、アンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回は、お酒が苦手だというモーガンさんが、日本の「飲みニケーション」を経験します。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生による連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介する映画は、名匠ケン・ローチ監督の最新作「家族を想うとき」です。フランチャイズの宅配業のオーナーとして独立した父親のリッキーでしたが、時間通りに荷物を届けなかったり、家族の事情で一日シフトをあけたりしても罰金をとられるという過酷な労働条件に苦しんでいました。マイホーム購入のために休みなく働き、母親のアビーもパートタイムの介護士として日々汗を流しています。そんな中、高校生の長男は反抗的になり、小学生の娘も寂しさを募らせるのです。家族は次第に追い詰められていき……。これまでも英国の現代社会のひずみや不当な労働環境を鋭く描き出してきたローチ監督が、一度は表明した映画からの引退を撤回し、撮影に臨みました。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、ラグビー・ワールドカップの盛り上がりについて触れた新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、大相撲の力士たちが所属する「相撲部屋」についてです。部屋の仕組みや一日のスケジュールを英語で説明し、稽古の見学についても触れていきます。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Santorini, GREECE
今週号のトラベルのコーナーでは、エーゲ海に浮かぶリゾート地、サントリーニ島を訪ねます。巨大なカルデラの一部をなすクロワッサンのような形の本島と、周辺の小さな島を総称してサントリーニと呼ぶそうです。大人気の観光地だけに、ハイシーズンである夏には多くの観光客が押し寄せ、飽和状態になるとのこと。旅の筆者はあえてオフシーズンである冬にこの地を訪れました。閉まっている店も多い中、筆者は通年で営業をしている陶芸店やワイナリーに向かいます。自治体は年間を通じて観光客を引きつけようとしているそうで、成果も少しずつ出てきているようです。ただ、筆者は、誰にも邪魔されない快適な1人の時間を堪能できました。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週号では、ビジネスのニュースを特集。ルイ・ヴィトンなどで知られるLVMHがティファニーの買収で合意したというニュースのほか、ロンドンで米ウーバーの免許が更新されなかったという話題を読んでいきます。

◆Weekly Picks  家庭用荷物運びロボット、クリスマス商戦に投入
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週は、クリスマス商戦に向けて新たに投入される新しい「家電」をめぐる話題です。最近、米国では、配送やデリバリーサービスの現場で「荷物運搬ロボット」が普及しているそうですが、その家庭向け製品が発表されました。おしゃれなデザインで、ユーザーの後を自動走行で追いながら、買い物荷物を運んでくれます。ただ、値段が高く、技術面でも発展途上。まだまだ課題は多いようです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/12/1号

This Week
On the Cover

ドキュメンタリー映画が公開された草間彌生さん

今週号の表紙は、世界的な芸術家として90歳となった現在も精力的に活動を続ける草間彌生さんです。このほど、その激動の人生を追ったドキュメンタリー映画「草間彌生∞INFINITY」が公開されました。草間さんは1957年に渡米し、73年に帰国するまでかの地で制作に打ち込みましたが、映画は主にその米国滞在時代に焦点を当てています。表紙の一枚は、水玉模様で知られる草間さんの制作風景をとらえています。今週号は特集でも、草間さんの歩みとその映画を紹介しています。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: 「草間彌生∞INFINITY」に見る不屈のアーティストの素顔
今週号の特集では、草間彌生さんを追ったドキュメンタリー映画「草間彌生∞INFINITY」を通して、この世界的な芸術家の素顔に迫ります。まずは、映画を撮ったヘザー・レンズさんにインタビュー。今でこそ人気のアーティストとなりましたが、草間さんが歩んだ道のりは決して平坦(へいたん)なものではありませんでした。レンズさんは草間さんの人生のどんなところに注目をしたのでしょうか。また、特集では、映画で紹介されている草間さん自身の発言を抜粋。彼女と接してきた人々の証言を交えて、その人間像を浮き彫りにしていきます。紙面では草間さんの作品もいくつか紹介し、その作品世界に触れることもできるようになっています。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。ある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるとのことで、2人は胸を躍らせるのです。少年野球のシーズンもいよいよ開幕を迎えますが、2人はちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまいます。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 英文ニュースの読み方を、毎月第1週に基礎から解説しています。英字新聞には国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号は、時事英語を読んでいくための語彙(ごい)の攻略法に焦点を当てます。

◇和t’s cooking?  すき焼き
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、最も人気のある和食メニューの一つ、すき焼きを紹介します。煮立った具を生卵につけて食べるのが普通ですが、多くの国では生卵は食べません。筆者はどのように説明をしているのでしょうか。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、アイドルグループ「嵐」の二宮和也さんが結婚するという芸能ニュースのほか、韓国で毎年恒例の騒ぎとなる国立大学の入学試験をめぐる話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーとハンナがクリスマスクッキーを焼いています。どんな形のクッキーを焼こうというのでしょうか。作り方を話し合いながら、手作りしていきます。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、クリスマスクッキーがテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのはアンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回は、仕事帰りに日本語を学んでいるというモーガンさんが、第2外国語を学ぶことについて語っています。友人との会話を通じて、外国語を上達させるための王道に思いを巡らせることになったようです。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二さんの連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介する映画は、1980年代に登場した自動車「デロリアン DMC-12」の生みの親を描いた「ジョン・デロリアン」です。その斬新で未来的なデザインで今もファンが多いこの車は、映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のタイムマシンのベースになったことでもよく知られています。舞台は1977年のカリフォルニア。パイロットのジムは、隣に住むジョン・デロリアンと知り合いになります。名車ポンティアックGTOなどを手がけたエンジニアとして名高いジョンは、自ら会社を立ち上げ、新車の開発に励んでいたのでした。豪華な暮らしをうらやむジムですが、ジョンの会社はトラブル続きで、資金不足に陥っていました。FBIの情報提供者になっていたジムは、ジョンを麻薬取引に引き込むことを思いつきます。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、山梨県都留市にある山梨県立リニア見学センターを訪ねます。2027年に品川・名古屋間での開通を予定しているリニア中央新幹線の概要が、実物車両や展示を通して学べる体験型施設です。磁石の原理を利用した「超電導リニア」の仕組みも知ることができるそうです。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、米国人観光客のメアリーが、モモコの働くレストランに予約を入れます。最寄り駅から8時10分発の電車に乗りたいと伝えたメアリーですが、モモコと話してもどうも納得ができない様子。いったい何が問題だったのでしょう。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Enjoying a public sauna in Helsinki
今週号のTravelのコーナーでは、フィンランドの首都ヘルシンキで、地元の人々が愛してやまないサウナを楽しみます。日本でも銭湯に行っていたという筆者は、日本で知り合った友人たちと、伝統的な薪を燃やすスタイルのサウナを訪れます。友人の一人は「日本の銭湯とフィンランドのサウナ。日本人とフィンランド人はお互いの文化を容易に理解できる」と語るのです。フィンランドには300万を超える数のサウナがあると言われていますが、一時期、多くのサウナが閉鎖に追い込まれたそうです。それでも、近年はその良さが見直されてきたのだとか。伝統的なサウナのたたずまいを写しだす写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  ローマ教皇来日、被爆地で核兵器廃絶を訴える
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今週は、ローマ・カトリック教会の教皇として38年ぶりに来日したフランシスコ教皇の動向を報じる記事をお届けします。フランシスコ教皇は被爆地の長崎・広島を訪れ、核兵器の廃絶を強い言葉で訴えました。「戦争のために原子力を使用することは犯罪だ」。その演説を英語で紹介し、教皇が世界に向けて発信したメッセージをたどります。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/11/24号

This Week
On the Cover

「チャプリン歌舞伎」88年ぶりに復活

11月24日号のAWの表紙は、歌舞伎俳優の十代目松本幸四郎さんです。チャールズ・チャプリンの名作映画「街の灯」を歌舞伎に翻案した舞台「蝙蝠(こうもり)の安さん」が12月に東京・国立劇場で上演されますが、幸四郎さんは自身が演じる主役の安さんに扮しています。実はこの歌舞伎、オリジナルの映画が米国で公開された1931年に、早くも日本で誕生しましたが、その後、上演が途絶えていました。今年はチャプリン生誕130年。12月25日は、チャプリンの命日でもあります。幸四郎さんは「安さん」を演じたいと長年願ってきたといい、今週号は特集のページでも、幸四郎さんの思いを紹介しています。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature:  名画「街の灯」を脚色した歌舞伎が上演 チャプリン生誕130年
今週号の特集は、喜劇王チャールズ・チャプリンの代表作が、歌舞伎になって上演されるという話題をお届けします。東京都千代田区の国立劇場で12月に上演されるのは、「街の灯」を翻案した「蝙蝠(こうもり)の安さん」。チャプリン生誕130年と、命日である12月25日にちなんだ企画です。主人公の安さんを演じる十代目松本幸四郎さんは、チャプリンの大ファンと言い、作品への思いを記者会見で語りました。今週の特集では、サイレント映画である「街の灯」から、セリフやト書きの形で説明した「インタータイトル」を抜粋し、名作をおさらいしています。

◇Feature:  翻訳者のはじめのい~っぽ 松本侑子さん
 活躍中の英日翻訳者が、英語との最初の出会いや、初めて翻訳を意識した表現などを紹介するエッセー。今週号は、「赤毛のアン」シリーズの翻訳に取り組んできた松本侑子さんが筆を執ってくれました。「アン」と言えば、村岡花子さんの翻訳がよく知られていますが、松本さんが取り組んだのは、シリーズの全訳で、原文に登場する様々な引用についても注釈を付けているそうです。エッセーでは、どのようにアンの世界に向き合ってきたのかを語ります。紙面ではあわせて、原文の一部を紹介。松本さんの翻訳も読んでみます。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきますので、ご期待ください。今週号では、米国の人気児童書、A to Z Mysteriesのシリーズから、2冊を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、空前のタピオカブームについてツッコミを入れます。「タピる」が今年の新語・流行語大賞にノミネートされるなど、日本ではタピオカ入りドリンクが大流行しました。タピオカは何度目かのブームと言われ、街ではドリンクを手にした人を見ない日はないぐらいです。ジェイソンさんは、なぜ日本ではこのように皆が同じことをしたがるのか、米国社会などと比較しながら考えます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、感謝祭当日。キャンベル家にやって来たトーマスとクリフの兄弟が、フットボールの試合を見ながらディナーの時間を待っています。ディナーを存分に楽しもうと、2人は朝から食事を我慢しておなかをすかせようとしています。さすがに空腹に耐えられなくなってきたクリフは、泣き言を漏らし始めますが……。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、感謝祭のディナーについて説明しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、アンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。身長が173センチあるというモーガンさん。今回は、人よりも高い身長のために、知らず知らずのうちに猫背になっていた自分自身について振り返ります。モーガンさんはあるきっかけから、体格や外見を気にしない生き方を心がけるようになったそうです。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「可能性」に関係のある表現がテーマです。「ものになる」や「議論の余地」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、インターネット通販の大規模セールがあった中国の「独身の日」のニュースのほか、観光客の迷惑行為が横行する京都・祇園で、私道での写真撮影が禁止になったという話題などをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する映画は、女子プロレスの世界に飛び込んだ少女の奮闘と、彼女を支えるプロレス一家の姿をコミカルに描いた「ファイティング・ファミリー」です。英国東部でレスリングジムを運営するナイト一家は、生活も育児もプロレス一色に染まっています。ザックとサラヤの兄妹は、米国の有名プロレス団体WWEのトライアウトを受けますが、サラヤだけが合格。初めての米国での挑戦にめげそうになる彼女を、両親は時に過激に、そして愛情深く応援するのです。かつてプロレスラーとして名をはせ、現在では俳優として活躍するドウェイン・ジョンソンが本人役で出演。実話がもとになっているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘する「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、現在では代表的な日本料理として親しまれている「すき焼き」です。元々は牛肉を食べる習慣がなかった日本人が、どのようにすき焼きを楽しむようになったのかなど、その歴史を英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。ある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるとのことで、2人は胸を躍らせるのです。少年野球のシーズンもいよいよ開幕を迎えますが、2人はちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまいます。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「夫と一緒に歩きたいのに」「ピエロの人形をどうにかしたい」の相談2題をお届けします。さらに毎月第2、4週には、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel :  Somerset, BRITAIN
今週号のTravelのコーナーは、英国のイングランド南西部にあるサマセット地方を訪ねます。美しい田園地帯に、歴史的な家屋やかわいらしい一軒家が並び、ロンドンからの短期の旅行にはうってつけの場所だそうです。旅の筆者はナショナルトラストが保存する建物などを主に歩きました。まずは、チューダー朝時代の領主の邸宅であるバーリントン・コート。さらには、かつてベネディクト会の建造物だったミュチェルニー修道院を訪ねます。英国国教会をローマ・カトリック教会から分離させたヘンリー8世の命により主要な建物が取り壊されてはいますが、当時のたたずまいを想像することができるそうです。筆者が最も気に入ったのは、花が美しく咲き競うティンティンハル・ガーデンだったようです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  ガダルカナルへの中国投資、戦跡の訪問にも影響か
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週は、第2次世界大戦の激戦地で、多くの日本兵が命を落としたソロモン諸島のガダルカナル島からのリポートです。太平洋地域への進出が著しい中国の企業が、特に激しい戦闘があった地域の土地を買収し、以前よりも立ち入りが難しくなっているそうです。今後の慰霊活動にも影響が出ないか、関係者が気をもんでいます。ソロモン諸島は今年、台湾と断交して投資を期待できる中国と国交を樹立したばかり。別の島をまるごと中国企業にリースする案も浮上し、軍事利用の懸念から反対の声も上がっています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/11/17号

This Week
On the Cover

ハリウッドへの長い道 俳優の國元なつきさん

11月17日号の表紙は、このほど米国発のネット配信ドラマ「ザ・テラー:不名誉」で重要な役割を演じた俳優の國元なつきさんです。高校時代に米映画のオーディションに応募したことがきっかけで、ハリウッドを目指すようになった國元さんですが、その道のりは平たんではありませんでした。米国留学と日本での修業で英語と演技を磨き、ようやくチャンスをつかんだのです。今回出演したドラマは、第2次世界大戦時の日系米国人を描いています。今週号の特集では、米国における日本人俳優の現状などを、國元さんに聞いています。


◇今週の注目記事 ================

◇Interview:  國元なつきさん、ハリウッドで発言することの大切さ
今週号では、アマゾン・プライム・ビデオで配信中のホラードラマ「ザ・テラー:不名誉」に出演している俳優の國元なつきさんのインタビューをお届けします。米国の映画・放送界では最近、アジア系の俳優が活躍の場を広げているそうです。これまでに比べ多様性を重視するようになったことに加え、ネット動画配信サービスの台頭で、これまで出番の少なかった日本人など非白人俳優が出演する作品が企画されるようになったことが背景にあるようです。國元さんもそんな中でチャンスをつかんだ一人。撮影現場では、正しい日本像を伝えるために、積極的に声をあげることを心がけているそうです。今週の特集ではほかにも、アジア系の俳優が活動の枠を広げていることを詳報するAP通信の記事を紹介しています。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、「日本でも進むカジノ計画」について解説します。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、1970年代に代表曲「傷だらけの野獣」を世に送ったハードロックのテッド・ニュージェントについて語ります。数多くのミュージシャンに影響を与えた彼ですが、最近は、その超保守的な政治信条と発言ばかりが取りあげられているそうです。特に銃の所持を擁護する姿勢で広く知られ、そのために多くのファンが彼から離れていったのだとか。マーティさんは「これは残念なことだ」と語っています。興味をもった方はオリジナルの楽曲にも触れてみてください。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。速球が自慢のハンナのキャッチボールの相手をしているうちに、ボビーは捕手をやらされることになったのです。そんなある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるというのです。少年野球のシーズンも、いよいよ開幕です。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、「メルバズ・カフェ」を切り盛りしているキャンベル家での一コマ。メルバと娘のアンジー、孫のリーが、感謝祭のパイを焼いているところに、マリーがベビーシッターをしにやって来ます。どんなパイを作るのか、会話が盛り上がっているようです。米国の生活を紹介するミニコラムでも、感謝祭のパイを紹介しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、アンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回は、園芸の才能に恵まれているという母親のことを思い出しながら、ジャマイカの果物事情について語ってくれています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、カーター元米大統領がけがにもめげず、教会の日曜学校に現れたという話題のほか、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが、北欧理事会の環境賞を辞退したというニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する映画は、北欧ミステリーの映画化作品「THE INFORMER/三秒間の死角」です。作品の舞台を原作のスウェーデンからニューヨークに移し、FBIやニューヨーク市警も登場します。FBIの情報屋になった仮釈放中のピートは、潜入した麻薬組織のボスの元にFBIを導こうとしますが、作戦失敗に終わります。そのボスからピートは、刑務所内での麻薬取引を仕切るように命じられ、刑務所に戻るのです。しかし彼は、次第に窮地に追い込まれていきます。ピートを演じるスウェーデン出身のジョエル・キナマンの演技が光るこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都世田谷区の桜新町を訪ねました。大正時代に高級別荘地として造成され、戦後には集団就職をいち早く受け入れた商店街でも知られるこの街の現在のシンボルは、何と言っても「サザエさん」です。リサさんは、サザエさんの有名なフレーズをちりばめながら、街の魅力を語ってくれています。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、製薬会社の東京支社に、ロサンゼルスの本社からキムが打ち合わせのためにやって来ました。しかしキムはアポを入れた担当者の名前を忘れてしまったようです。受付係のミワコが応対しているのですが、どうも会話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。しかしながら、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel The Saga of pottery
今週号のトラベルのコーナーでは、いつもとは趣向を少し変えて国内を回ります。向かったのは佐賀県。江戸時代にこの地を治めた鍋島藩の時代から、「焼き物のふるさと」として知られています。旅の筆者がまず向かったのは、伊万里市。技術の漏洩(ろうえい)を恐れて職人らを山間部に住まわせたという大川内山は、今では焼き物好きがこぞって訪れる観光地になっていました。旅の筆者は数々の窯元を訪ねていき、様々な味わいの焼き物に触れていきます。城下町の唐津にも足を延ばすと、日常使いの唐津焼はまた違った趣を備えていました。窯元の雰囲気や作家たちの表情を生き生きと写しだす写真と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  ベルリンの壁崩壊から30年 新たな分断の時代へ
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するこのコーナー。今週は、東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩壊して、11月9日に30年の節目を迎えたというニュースについてです。ベルリンの壁崩壊は、東西ドイツの分断を終わらせ、新たな協調の時代への期待をもたらした歴史的な出来事でした。ベルリンではこの日、記念式典が開かれましたが、今回は5年前の式典とは違い、米ロだけでなく、英仏など西欧諸国の主な首脳も姿を見せませんでした。世界は新たな分断と緊張の時代に入ったのでは、と懸念する声も出ています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/11/10号

This Week
On the Cover
人種統合の象徴、W杯を制した南アフリカ代表
今週号の表紙は、1カ月あまりの間、日本中を熱狂の渦に巻き込んだラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会を締めくくる一枚です。南アフリカがイングランドとの決勝を制し、3度目の優勝を果たしました。代表初の黒人主将、シア・コリシ選手がウェブ・エリス・カップを高く掲げています。ラグビーの南ア代表は、同国が進めようとしてきた人種統合の象徴的存在と言えます。ラグビーは長らく「白人のスポーツ」と見なされ、映画「インビクタス」でも描かれた1995年の初優勝の際には、黒人選手は1人だけでした。それが、今大会、チームには非白人選手が10人以上在籍しているそうです。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線  民間試験の導入、急きょ延期に
英語の入学試験や教育現場での取り組みの変化をリポートし、「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走るこの連載。毎月第2週の掲載です。今週号では、情勢が大きく変化してきた2020年からの大学入試についてまとめます。「読む・聞く・話す・書く」の英語4技能をはかるために「民間試験」が導入されるはずでしたが、急きょ、延期となりました。民間試験導入の問題を整理し、今後の注意点にも触れていきます。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は「『帰りに一杯』がやめられない」「閉店時間になっても居座る夫」の相談2題をお届けします。さらに、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今週号では、“I think I should talk to my boss about this issue.” “I wouldn’t.”という会話で、I wouldn’t.はどういう使われ方か、解説していきます。日常会話でもよく使われる用法なので、ぜひ声に出しながら、身につけていきましょう。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。速球が自慢のハンナのキャッチボールの相手をしているうちに、ボビーは捕手をやらされることになったのです。そんなある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるというのです。少年野球のシーズンも、いよいよ開幕します。

◇地球うおっちんぐ: 祝祭シーズン到来 大切な人と一緒に過ごす
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、10月に息子たちが住む米カリフォルニア州を訪れた際のお話から。アグネスさんたちはサンフランシスコ近郊のパンプキン祭りに繰り出し、楽しい時間を過ごしました。米国では、ハロウィーンが終わっても、感謝祭やクリスマスと、お祭りムードが続きます。その間、家族や友人が集まり、食事をする機会も増えます。大切な人とともにお祝いし、日々の幸せを確かめ合うことの意味を、アグネスさんは改めて考えます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「当然、当たり前」に関係のある表現がテーマです。「空気のような存在」や「自業自得」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、男子プロゴルフのタイガー・ウッズ選手が日本で開かれた大会で優勝し、優勝回数が歴代最多に並んだというニュースのほか、台風19号の余波の報道、スペインであった恒例行事の話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーとハリソンが動物園にやって来ました。どんな動物が見たいか、相談しているようです。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、動物園がテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、アンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回は、日本でゴーヤに出合ったモーガンさんがあることに気づきます。ジャマイカでも似た植物があるそうで、いろいろな使われ方をしているのだとか。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生による連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介する映画は、現在でも最も人気のある画家の一人、フィンセント・ファン・ゴッホを描いた「永遠の門 ゴッホが見た未来」です。ポール・ゴーギャンとパリで出会ったゴッホは、「南へ行け」と勧められ、南仏アルルに向かいます。そこで繊細な光と素朴な情景に巡り合い、とりつかれたように絵を描くようになるのです。しかし、社会にうまく適応できないゴッホは次第に孤立し、ゴーギャンとも激しくぶつかります。映画はこうしたゴッホの歩みを描きながら、彼が感じた光の温かさや風の音を、彼の視覚や聴覚に重点を置いたカメラワークで再現していきます。ウィレム・デフォーがゴッホを演じたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、日本語がわからない外国出身の子どもたちへの教育をめぐる新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、国民の祝日である「勤労感謝の日」についてです。皇室の新嘗祭(にいなめさい)を起源とするとされるこの祝日には、どのような意味があるのでしょうか。英語で説明してみましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Berlin, GERMANY
今週号のトラベルのコーナーでは、ドイツの首都ベルリンを訪ねます。かつて東ベルリンと西ベルリンを分断し、東西冷戦の象徴となっていた「ベルリンの壁」が崩壊して、今年11月で30年が経ちます。旅の筆者は、東西分断の現場を歩き、「壁」の成立から崩壊までの歴史をたどっていきます。ベルリンの壁は現在でも跡が一部に残り、壁に描かれた絵が名所になっているイーストサイドギャラリーも有名です。そのほかにも、旧東独の秘密警察の施設跡や、東ベルリン側を通るために乗り降りができないように閉鎖されてしまった地下鉄の「幽霊駅」などを訪ね、筆者は引き裂かれた街の歴史が生み出した様々な遺産を体感するのです。街の現在がわかる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週号では、世界中で進展している「高齢化社会」をめぐるニュースをお届けします。大人用おむつの市場が世界各地で拡大しているというニュースのほか、急速な高齢者の増加に介護の人材不足が深刻になりつつある中国の現状リポートなどを読んでいきます。

◆Weekly Picks  世界に大きな功績を残した緒方貞子さん
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週は、このほど92歳で亡くなった緒方貞子さんの追悼記事を、外国通信社の報道から拾っていきます。国連難民高等弁務官として活躍した緒方さん。難民の命を第一に考え、小柄ながら紛争地などの現場に足を運んで行動するその姿は、海外では「身長5フィートの巨人」(Five-foot giant)とも呼ばれていました。その足跡とともに、功績への評価を読んでいきます。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/11/3号

This Week
On the Cover

八村塁選手、鮮烈デビュー飾る

今週号の表紙は、米プロバスケットボールNBAのワシントン・ウィザーズに所属する八村塁選手です。ベナン人の父と日本人の母の間に生まれた八村選手は、日本選手として初めてNBAのドラフト1巡目で指名された注目株です。テキサス州ダラスで行われたマーベリックスとの今季開幕戦で先発出場し、ついにNBAデビューを果たしました。この試合で八村選手は14得点10リバウンドを記録する大活躍でした。その後の試合でも先発出場を続けています。表紙の写真は、テキサス州サンアントニオであったスパーズ戦からの一コマ。見事なダンクシュートを決めました。

◇今週の注目記事 ================

◇Interview: Speak up@Work  星野リゾートの大井裕介さん
英語を使う職場を訪問し、どんな英語の能力が求められるのか、どのような英語を使っているのかをインタビューする企画「Speak up@Work」。どのように英語力を磨いているのかも聴いていきますので、将来、英語を使った職業に就きたいと考えている学生、就活生は必見の記事です。今週号では、各地で高級リゾートを運営している星野リゾートを訪問。グランピングリゾート「星のや富士」で働く大井裕介さんに話を聴きます。山梨県・河口湖にあるこの施設にも多くの外国人観光客が訪れるようになり、英語を話さない日はないぐらいだそうです。大井さんはそんな中でも、施設全体の英語力を向上させるプロジェクトリーダーを務めているそうです。どんな手法で、スタッフの英語力を磨いているのでしょうか。また今週号ではほかにも、増え続ける訪日外国人観光客をめぐっての話題を、朝日新聞の最近の報道から拾ってお届けします。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。速球が自慢のハンナのキャッチボールの相手をしているうちに、ボビーは捕手をやらされることになったのです。そんなある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるというのです。少年野球のシーズンも、いよいよ開幕します。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 英文ニュースの読み方を、毎月第1週に基礎から解説しています。英字新聞には国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号も引き続き、実際の記事を効率よく読むための方法を解説していきます。

◇和t’s cooking?  豚の角煮
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、豚の角煮を紹介します。実は米国では、角煮に使う豚肉に見られるような脂身があまり好まれず、食料品店でもこのような厚くスライスした肉はあまり見かけないのだとか。今回は、筆者がとっておきのおすすめの調理方法を紹介しています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士2人が初めて女性だけで船外活動をしたというニュースのほか、ミッドウェー海戦で撃沈された日本の空母が相次いで海中で見つかったという話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、退役軍人の日(Veterans Day)の一コマ。祝日のこの日は、トーマスの父親のロイも、珍しく朝はのんびりと起きてきたようです。トーマスとロイは、この祝日をどのように過ごすのでしょうか。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、退役軍人の日がテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのはアンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回はモーガンさんが来日して最初に住んだアパートでの出来事についてです。イノシシとの思わぬ出合いがありました。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二さんの連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介する映画は、DCコミックスのヒーロー・バットマンの悪役を描いた「ジョーカー」です。これまでジャック・ニコルソンら名優たちが演じてきたこの人気のキャラクターは、いったいどのように誕生したのか。ホアキン・フェニックスが演じます。道化師の仕事で生計を立てるアーサーは、年老いた母親の世話をしながら、都会の片隅で暮らしています。コメディアンを目指すアーサーですが、次第に世間から疎外され、追い詰められていくのです。アメコミ映画の枠を超えたテーマ性が評価され、ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した話題作。日本でもヒットしているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、埼玉県川越市を訪ねます。城下町の面影が残り、「小江戸」と呼ばれる歴史ある街。江戸・明治・大正時代の建物が交ざり合った「古き良き街並み」の魅力を探っていきます。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ツアーコンダクターのエリが、ニュージーランドからの観光客のクリスティンと、明日の予定について話しています。待ち合わせについて伝えたいのですが、どうも話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : A literary tour of Charles Dickens’ London
今週号のTravelのコーナーでは、いつもと趣向を少し変えて、本紙連載の「放課後ブッククラブ」でおなじみの、林剛司先生によるロンドンの旅行記をお送りします。TESOL ( Teaching English to Speakers of Other Languages )の会合でケンブリッジを訪ねた林さんは、その途中、ロンドンに数泊します。限られた時間ではありますが、渡航前から、文豪チャールズ・ディケンズゆかりの場所を訪ねることに決めていたそうです。真っ先に向かったのが、カムデンにあるチャールズ・ディケンズ博物館。もともとこの作家の自宅だった邸宅を、博物館にしたそうで、当時の部屋が残されています。さらには、ディケンズのみならず、シェークスピアも通ったという歴史あるパブ「ジョージ・イン」に足を延ばします。街歩きでディケンズを語り合う機会にも恵まれ、この作家がいかに愛されているかを実感する旅になったようです。街のたたずまいを写す写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  タブロイド紙を痛烈に批判するハリー王子
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、英王室をめぐる話題をお届けします。ハリー王子と妻のメーガン妃が一部の英国メディアの標的になっています。メーガン妃は自らに関わる報道をめぐり、あるタブロイド紙を提訴。ハリー王子もテレビのインタビューに答え、タブロイド紙の姿勢に苦言を述べました。パパラッチに追われた末に事故死した母のダイアナ妃のことを語り、「自分は巻き込まれるつもりはない」と強い態度をあらわにしています。海外通信社の配信記事で読んでいきましょう。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/10/27号

This Week
On the Cover

みんなで作った歴史的なワールドカップ

10月27日号のAWの表紙は、ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会からの一枚です。初めてのベスト8進出を果たした日本代表 Brave Blossomsは、南アフリカとの準々決勝に敗れ、その挑戦が終わりました。チームの躍進もさることながら、アジアで初めてW杯を開催したホスト国としての日本も、注目を集めたようです。日本の観客が他国の国家を斉唱する様子が報道され、各国代表の選手たちが日本式のお辞儀をまねて、試合後に観客席にあいさつする姿も話題になりました。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  読み継がれるV・ウルフ A Room of One’s Own
今週号の特集は、英国の作家ヴァージニア・ウルフを取りあげます。「女性が小説を書こうと思うなら、お金と自分ひとりの部屋を持たねばならない」という有名な一節で知られる「A Room of One’s Own」(自分ひとりの部屋)が出版されてから、この10月で90年となります。フェミニズムの古典と言われ、今も多くの作家らに影響を与え続けているこのエッセーの原文を、一部を抜粋して読んでいきます。語注に加え、同書の新訳(平凡社ライブラリー)の翻訳を担当した片山亜紀・獨協大教授が解説してくれています。ウルフの代表作や映画化された作品なども紹介していますので、興味をもった方はさらに読み進めていってください。

◇Feature:  英字新聞を作ってみよう! 中高生たちが挑戦
 今週号の特集はもう1本。東洋英和女学院中学部・高等部(東京都港区)の英会話部の皆さんが、文化祭に向けて英字新聞作りに取り組みました。新聞作りをAW編集チームでもお手伝い。完成した紙面も一部紹介します。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきますので、ご期待ください。今週号では、英国の人気児童書シリーズ、Rainbow magicから、2冊を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、日本の試験制度についてツッコミを入れます。知識の詰め込み型の勉強を強いる日本の入学試験では、社会に出てからの能力を測ることはできないと考えるジェイソンさん。貧富の差が学ぶ機会の差につながってしまわないか、心配しています。さらには、「読む、聞く、話す、書く」の「英語4技能」が本格的に問われるようになる英語の試験についても、注視を続けるといいます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、卒業生らを招待して開かれるダンスパーティー「ホームカミングダンス」です。待ちに待ったパーティーでしたが、どうも会場は盛り上がっていない様子。フロアで誰も踊っていないのです。どうやらディスクジョッキー(DJ)の選曲に問題がありそうです。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、DJについて説明しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、アンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回は、人々が恐れるというジャマイカの「妖怪」について、話してくれています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「不足」に関係のある表現がテーマです。「物足りない」や「生半可な」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、男子マラソンのキプチョゲ選手(ケニア)が公認記録にはならないものの2時間を切る走りを披露したという話題のほか、大手コンビニエンスストアのセブン-イレブンが不採算店約1千店を閉鎖・移転するというニュースなどをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する映画は、ウィル・スミスが2役をこなす「ジェミニマン」です。無敵のスナイパーであるヘンリーは、政府に依頼された任務を遂行後、引退を決意しますが、何者かに襲われます。送り込まれた敵は、自身の若きクローンでした。やがてヘンリーは、背後にある巨大な陰謀に気づきます。タイトルにある「ジェミニ」とは「ふたご座」のこと。最先端の映像技術を駆使したアクションシーンが見どころの一つで、ウィル・スミスの若返りにも注目。「2世代」の彼が見られるというのもファンには魅力です。アカデミー賞の受賞歴があるアン・リー監督がメガホンをとったこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘する「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、使わなくなった人形に別れを告げる「人形供養」です。最近のトレンドも英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。速球が自慢のハンナのキャッチボールの相手をしているうちに、ボビーは捕手をやらされることになったのです。そんなある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるというのです。胸躍らせる2人は……。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「凝り固まった考えの50代男性」「亡き婚約者にメールを送る恋人」の相談2題をお届けします。さらに毎月第2、4週には、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel :  Puerto Rico getaway
今週号のTravelのコーナーは、カリブ海に浮かぶ米国の自治領プエルトリコを訪ねます。2017年にハリケーン「マリア」によって大きな被害を受け、復興も遅れていると言われています。身近なところにプエルトリコ出身者がいるという旅の筆者は、観光を通して復興事業に少しでも貢献しようと、短期休暇の目的地に選びました。国際空港のほど近く、ビーチが見える家族経営の宿に陣取った筆者は、安価なバスを利用しながら、中心都市サンフアンの旧市街を巡ります。かつての城郭都市にはスペイン植民地時代の建物が美しく修復されて立ち並び、博物館では農作物の市場が定期的に開かれていました。さらには山岳地帯を抜け、島の南部の沿岸まで足を延ばします。カラフルな街の情景を写しだした写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  台風19号後のニッポン、気にかける世界
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週は、日本列島に未曽有の被害をもたらした台風19号をめぐるリポートです。日本は災害に強い国というイメージを持たれていることもあり、決壊した堤防や水没した新幹線といった映像は、世界中に大きな衝撃を与えています。海外メディアは被災地からのリポートを取りあげ、海外からも被災者を気遣うメッセージが届いています。朝日新聞がとらえた写真の数々とあわせて、AW編集チームが記事をまとめました。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/10/20号

This Week
On the Cover

ラグビー日本代表、次の舞台へ

10月20日号の表紙は、熱戦が続くラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会からの一枚です。台風19号の影響で一時は開催が危ぶまれた1次リーグ最終戦ですが、何とかキックオフにこぎ着けました。日本代表の相手はこれまで何度も苦杯をなめた強豪スコットランド。前半から福岡堅樹選手らの速さを生かした攻めで着実にトライを奪い、後半もスコットランドの猛反撃をしのいで28-21で勝利。史上初の決勝トーナメント進出を決めたのです。表紙の写真はスピード感あふれる福岡選手のトライシーンをとらえています。台風やラグビーW杯の記事はニュースのページでも取りあげています。


◇今週の注目記事 ================

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する映画は、「誰一人としてビートルズのことを知らない世界」を舞台にした「イエスタデイ」です。英国南東部サフォークに暮らすジャックは、ミュージシャンとしての成功を夢見て、幼なじみのエリーと二人三脚で地道なライブ活動を続けています。いっこうに芽が出ず、音楽を諦めようとしていたところで、世界的な大停電が発生し、ちょうどそのタイミングでジャックは交通事故に遭ってしまいます。昏睡(こんすい)状態から目を覚ますと、ジャック以外は誰もビートルズのことを知らない世界になっていたのです。ビートルズの曲を歌って爆発的な人気を得ていくジャックですが、戸惑いや葛藤にさいなまれていきます。名曲の数々がふんだんに盛り込まれているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Special:  Meet the Beatles (once more)
今週号では、映画欄で「イエスタデイ」を紹介したのにあわせて、ビートルズを特集します。映画は「ビートルズがいない世界」を描いていますが、ビートルズが実際に世界に残した足跡はどのようなものだったのでしょうか。本紙で「Marty’s Playlist」を連載している世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんがインタビューで語ります。「もし、ビートルズが存在しなかったら」という問いかけに、マーティさんが大胆な想像を膨らませます。また、映画「イエスタデイ」には、ビートルズの名曲を織り込んだせりふが随所にちりばめられています。収録されたアルバムを紹介しながら、読み解いていきます。今週の特集では、ビートルズをめぐる最近のニュースもあわせて紹介。現代に至るまで、ビートルズは多くのニュースを提供し続けているようです。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、「ゲノム編集による食品」についての解説を読んでいきましょう。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、1970年代にガールズバンドの先駆けとして活躍したランナウェイズのヒット曲「Cherry Bomb」を取りあげます。マーティさんは「今の米国なら、彼女たちのような少女が同じことをすれば、おそらく批判を受けるでしょう」と語りつつ、ロックの世界での女性の活躍に道を開いた功績を評価します。曲の歌詞から、英語の表現も紹介しています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。速球が自慢のハンナのキャッチボールの相手をしているうちに、ボビーは捕手をやらされることになったのです。そんなある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるというのです。胸躍らせる2人は……。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーと父親のジョージが、薬局に買い物に来ています。インフルエンザの予防接種が受けられることに気づいたマリーは、ここで接種を受けようと切り出します。注射が苦手なジョージは渋っている様子ですが……。米国の生活を紹介するミニコラムでも、インフルエンザ予防接種に触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、アンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回は、多民族、多文化から成立しているジャマイカという国について、解説してくれています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、岡山県警の警察学校に住み着いた猫の話題のほか、ロシアでアルコール消費量が減り、平均寿命の伸びにつながっているというニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都江東区にある施設「東京スイソミル」を訪ねました。未来のエネルギーとして期待される水素について、様々な展示物やタッチパネル式のクイズなどを通して知ることができます。リサさんはここで、環境問題への理解を深めた様子です。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、米国から商談で来日中のスティーブが、大阪への出張を終えて、よく利用している東京のホテルに戻ってきました。受付係のリカが出張のことを尋ねましたが、どうも話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。しかしながら、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Midi-Pyrenees, FRANCE
今週号のトラベルのコーナーでは、フランス南部のミディ=ピレネー地方を訪ねます。スペインとの国境であるピレネー山脈に近いこのエリアは、風光明媚(めいび)なところで、先史時代からの歴史に触れることもできます。旅の筆者がまず向かったのが、旧石器時代をテーマにした公園で、複製ではありますが、洞窟壁画を目にすることもできます。さらには中世から今に残る都市を訪ね、かつて一帯で盛んだったキリスト教異端派のカタリ派の城で往時をしのびます。次に筆者は曲がりくねったロット川の川下りに挑戦。船に揺られながら、美しい景色に見とれるのです。もちろん旅の途中、地元の美食を楽しむことを忘れはしませんでした。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  リチウムイオン電池の開発にノーベル化学賞、3氏がバトンをつないだ革命的な電源
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するこのコーナー。今週は、旭化成名誉フェローの吉野彰さんらの受賞が決まった今年のノーベル化学賞について詳報します。受賞対象になったのは、リチウムイオン電池の開発です。いまや日常生活に欠かせない携帯端末などのデジタル機器に広く使われ、地球温暖化などの環境問題に立ち向かうには絶対に必要となるこの画期的な電池。吉野さんら3人の科学者が、どのようにたすきをつなぎ、開発までこぎ着けたか、AP通信の記事を読んでいきましょう。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/10/13号

This Week
On the Cover
家族に光を当てる ジュリエット・ビノシュさん
今週号の表紙は、フランスの俳優ジュリエット・ビノシュさんです。ベネチア国際映画祭のオープニング作品として上映され、日本でも公開される是枝裕和監督の最新作「真実」に出演しています。公開に先立って来日したビノシュさんが、Asahi Weeklyのインタビューに応じました。映画では、フランスを代表する俳優であるカトリーヌ・ドヌーブさんと共演。ドヌーブさんはベテランの大女優という役どころで、ビノシュさん演じる女性はその娘。いつしか疎遠になった親子の関係を、修復しようとするのです。インタビューでは、今回の作品や家族について、縦横に語ってくれました。詳報は今週のWeekly Picksでお届けします。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 GTEC、「話す」対策は他の試験から類似問題を探せ
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。この連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。今週号では、大学入学共通テストで導入される「民間試験」のうち、多くの受験者を集めることが予想されているGTECについて引き続き見ていきます。今回、焦点を当てるのは、スピーキングとライティングです。GTECは対策本などがあまり出ていませんが、それだけに準備には工夫が必要なようです。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は「クラス内の分裂に悩む息子」「生理のたびに報告してくる同僚」の相談2題をお届けします。さらに、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今週号では、「コロン(:)はイコールの働きがあると言われたけれども、よく分かりません」という質問に答えます。コロンの使い方を詳しく解説していきます。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
10月から12月までお届けする連載小説は、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。速球が自慢のハンナのキャッチボールの相手をしているうちに、ボビーは捕手をやらされることになったのです。そんなある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるというのです。胸躍らせる2人は……。

◇米国がわかるキーワード
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号は、最近日本でも人気になりつつある「Glamping」です。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「味」に関係のある表現がテーマです。「味をしめる」や「味付けする」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、消費税率の引き上げのニュースのほか、スイスで消滅しつつある氷河を悼むイベントが行われたといった話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ハンナたちの家族が塗料店に来ています。部屋の色の塗り替えをすることになり、ハンナやトーマス、クリフが自分たちの部屋をどんな色で塗るか、考えています。母親のキャロルはどんなアドバイスをしているのでしょう。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、家の修繕や部屋の塗り替えがテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、アンロイ・モーガンさんです。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回は、不思議な第六感をもっていたという今は亡き祖母の思い出を語ります。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生による連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介する映画は、中世英国の伝説的なヒーロー、ロビン・フッドが主人公の「フッド:ザ・ビギニング」です。ロビン・フッドはこれまでも幾度となく映像化されていますが、この作品は、一人の若き領主が、なぜフッド(頭巾)で顔を隠し、盗みを働いては貧しい者に分け与える義賊となるに至ったのかを描きます。ノッティンガムの屋敷で何不自由なく暮らしていたロビン・ロクスリーですが、十字軍への徴兵通知が届いたことで運命が一変します。アラビアの激戦地で4年間従軍した後、帰国すると、彼は既に戦死したことになっており、領地や財産は没収され、恋人のマリアンも鉱山に追放されていました。戦地で敵同士だったヤキヤと出会ったロビンは、ともに手を組み、「フッド」となって腐敗した権力者たちに立ち向かうことになるのです。人気俳優タロン・エガートンが主演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、欧州で近年、夜行列車が復活しつつあると報じた新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、「傘」について。日本における傘の起源から、近年の「日傘人気」、外国人観光客のお土産事情まで、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Izmir, TURKEY
今週号のトラベルのコーナーでは、トルコ西部の都市イズミルを訪ねます。エーゲ海に面したこの街は、イスタンブール、アンカラに次ぐトルコ第3の都市ですが、その美しさから「エーゲ海の真珠」とも呼ばれています。自由で開放的な雰囲気が魅力で、多くの人々をひきつけているそうです。旅の筆者が街歩きの起点にしたのは、様々な文化が交じり合い、あらゆるものが売られているバザールでした。さらには、イズミルのシンボルとなっている時計塔、イスラム教のモスク、ユダヤ地区、海沿いのプロムナードを巡ります。そして、今回の旅で欠かせないのが、名高いトルコ料理の数々。伝統料理の「サルマ」などに舌鼓を打つのです。美しい街の様子を写した写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は教育に関するニュースを2題お届けします。米ハーバード大学の入学選考でアジア系の受験生が不当に差別されていると訴えた裁判の判決のニュースのほか、米英の大学がeスポーツで学位を取得できるプログラムをスタートさせているといった話題を読んでいきます。

◆Weekly Picks  ジュリエット・ビノシュさんが語る「真実」
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週はいつもと少し趣向を変えて、俳優のジュリエット・ビノシュさんのインタビューを詳報します。是枝裕和監督の日仏合作映画「真実」に出演したビノシュさん。是枝監督と映画を作るに至った経緯を振り返ります。今回の作品は、フランスを舞台に家族の在り方を描いていますが、ビノシュさん自身の家族への思いも語っています。また、母国フランスだけでなく、ハリウッドなどにも進出するビノシュさんに、多文化の中で活動することについても尋ねています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/10/6号

This Week
On the Cover

「私たちの未来を返して」 気候変動で声を上げる若者たち

今週号の表紙は、スペイン・バルセロナでの若者たちのデモの様子を写した一枚です。スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥンベリさんが国会前で座り込みを続けたことに触発され、若者たちの運動が世界中で大きなうねりとなっています。学校を休んだ生徒・学生らが気候変動への早急な対策を求める「学校ストライキ」は、9月20~27日に世界一斉に行われ、主催者発表によると、185カ国の760万人以上が参加したといいます。今週号のAWでは、国連で開かれた気候変動サミットのニュースのほかに、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を特集しています。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: On SDGs 国連の「持続可能な開発目標」が正念場
今週号の特集では、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を取りあげます。SDGsとは、2015年に国連サミットで定められた目標のことで、先進国・途上国にかかわらず国際的に取り組むことが求められています。「貧困をなくそう」「ジェンダー平等を実現しよう」といった「17の目標」を2030年までに達成することを目指します。採択から4年を迎えた今年9月、国連本部で目標の進み具合を話し合う会議が開かれました。このままのペースでは目標を達成できないといった声が出ており、一層の取り組みが求められています。また、今回の特集では、SDGsをめぐるトピックも紹介。子どもに人気のアニメ「きかんしゃトーマス」が、国連と手を組み、SDGsを分かりやすく伝える番組を作っているそうです。SDGsを一から学ぶことができる図表も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。AWでは今後も、折りに触れてSDGsに関する記事を掲載していく予定です。

◇Novel : The Giants of Beldale ベルデール少年野球団物語
今週号から新しい連載小説がスタートします。10月から12月までお届けするのは、マーク・ボッシンガムさんの新作。1950年代後半の米西海岸が舞台です。カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の架空の町ベルデールに住むハンナとボビーの姉弟は、地元の野球チームでバッテリーを組んでいます。速球が自慢のハンナのキャッチボールの相手をしているうちに、ボビーは捕手をやらされることになったのです。そんなある朝、ビッグニュースが飛び込んできます。ニューヨークを本拠地にしている大リーグのジャイアンツが、サンフランシスコに移転してくるというのです。胸躍らせる2人は……。


◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 英文ニュースの読み方を、毎月第1週に基礎から解説しています。英字新聞には国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号からは、実際の記事を効率よく読むための方法を解説していきます。

◇和t’s cooking?  かぼちゃのおやき
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。10月といえば、かぼちゃを思い浮かべる人も多いはず。そこで今回は、かぼちゃを使った「おやき」を紹介します。ちなみに米国では日本と違い、様々な種類の「かぼちゃ」が店頭に並んでいます。日本のかぼちゃとはどう違うのでしょうか。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、開催中のラグビー・ワールドカップではファンたちのビールの消費が多く、供給が追いつくか心配されているという話題のほか、日本人デザイナーが指でも目でも読める「点字」を開発したというニュースなどを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ケイトとカズが課題図書について話していますが、カズは何かを切り出したがっている様子です。卒業生らが母校に戻ってくる折に開かれるパーティー「ホームカミング・ダンス」が間近に迫っています。カズはケイトを誘おうとしているようなのですが……。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、ホームカミング・ダンスがテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週号からは、10月から12月までを担当するアンロイ・モーガンさんのシリーズが始まります。モーガンさんはジャマイカ生まれ。首都キングストンでメディア関連の仕事をした後、2016年に来日。小中学生を主な対象に、英語を教えてきました。将来はジャマイカ料理を提供できるカフェを日本で開くのが夢だそうです。今回の話題は「傘」。母国では傘を差す習慣がほとんどないというモーガンさんは、日本でたくさんの人が日傘を差す光景を見て、驚いたといいます。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二さんの連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介する映画は、1976年に実際に起きたハイジャック事件を描く「エンテベ空港の7日間」です。イスラエル発の民間機がパレスチナゲリラとドイツ極左急進派の男女に乗っ取られ、ウガンダのエンテベ空港に着陸します。犯人たちは各地で服役中の親パレスチナ過激派の釈放を要求。映画はドイツ人男女の葛藤と、イスラエル政府が奇襲作戦を決行するまでの緊迫した状況を描きます。イスラエルの当時のラビン首相らも登場。この事件はこれまでもハリウッドで映画化されていますが、本作は救出作戦の成功だけに焦点を当てるのではなく、それぞれの登場人物の視線を均等にとらえているところが特徴です。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都千代田区の「昭和館」を訪ねます。戦中・戦後の国民生活に関連した資料を収集・展示し、労苦を次世代につたえるための国立の施設です。リサさんは昭和の最初の20年を学ぶことができる施設として見たようです。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、タケシが経営するバーに、常連客である英国人駐在員のジョシュが立ち寄ります。聞けば、競馬で大金を失ってしまったとのこと。しかし、なぜか話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Rothenburg ob der Tauber, GERMANY
今週号のTravelのコーナーでは、ドイツはバイエルン州の人気の観光地、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーを訪ねます。「タウバー川の上にある赤い城」といった意味の長い名前をもつこの町は、観光ルートとして有名なロマンチック街道と古城街道が交わるところにあり、毎年多くの観光客が訪れるそうです。その特徴はなんと言っても、誰もが思い描くような「ドイツ」の景色に出会うことができるその街並み。旧市街には中世の街並みがそのまま残されているのです。旅の筆者は、夜警に扮したガイドの案内で歩くツアーに参加し、町の歴史を学びます。一帯はドイツワインの産地としても有名で、城壁の外に一歩足を向けると、ブドウ畑が広がっていました。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  国連で世界のリーダーたちを叱った雄弁な16歳
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、国連気候変動サミットで各国政府代表に厳しい言葉を投げかけたスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんの演説についてです。遅々として進まない地球温暖化対策を批判し、大人たちに向かって「裏切りを許さない」と語ったトゥンベリさんの演説には、「運動団体に利用されている」と批判する声も上がりましたが、トゥンベリさん自身は真っ向から反論。演説を分析した各界の有識者は、彼女を擁護しています。話題となった演説を、一部を抜粋する形で紹介しています。
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