週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/6/9号

This Week
On the Cover

「アラジン」で魔人を演じるウィル・スミスさん

今週号の表紙は、米人気俳優のウィル・スミスさんです。ディズニーの大ヒットアニメの実写版である新作映画「アラジン」で、ランプの魔人ジーニーを演じます。日本での公開に先立ち、プロモーションのために来日したスミスさんは、イベントでファンと一緒に写真撮影に応じるなど、気さくな姿を見せていました。今回の作品では、スミスさんは魔人を軽快なノリで演じ、おなじみのファンタジーに笑いとインパクトを与えているそうです。今週は映画のページでも「アラジン」を紹介しています。

◇今週の注目記事 ================

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、ディズニーの大ヒットアニメを実写映画にした「アラジン」です。砂漠の国で暮らす貧しい青年アラジンは、自由な生活に憧れる王女ジャスミンと出会います。ところが、王国支配をたくらむ大臣ジャファーにつかまった彼は、近くの洞窟から魔法のランプを持ち帰るように命令されてしまいます。ランプを手に入れ、偶然にもランプから魔人ジーニーを解放したアラジンは、三つの願いをかなえてもらうチャンスを得るのです。様々な文化が入りまじった夢のような光景も見どころとなっているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Special: Snapshots: The Class of 2019 米国は卒業シーズン
米国各地の大学や高校では5月から6月にかけて、卒業式が行われます。近年では著名人が招かれ、卒業生を前にスピーチをすることも多く、様々な話題を提供しています。そこで今週号の特集では、各地の卒業式からの一コマをご紹介します。米南部のアフリカ系学生が通う大学では、ある資産家が卒業生全員分の学生ローンを肩代わりとすると表明。米軍のエリート養成校である陸軍士官学校では、黒人女性の卒業生が過去最多の人数に上ったと話題になりました。また、ハーバード大学ではドイツのメルケル首相がスピーチをし、印象的な言葉を残しています。過去の卒業式で披露された名スピーチも、ほんのさわりだけご紹介します。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 4月からの新連載です。英文ニュースの読み方を、毎月第1週に、基礎から解説していきます。英字新聞には、国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など、様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号では、「リードから記事の要点を把握する」をテーマにして学んでいきます。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。


◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇和t’s cooking?  梅そうめん
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、さっぱりとした「梅そうめん」です。多くの外国人がその「酸っぱさ」に驚くという梅干しを、筆者はドレッシングやパスタソースなど様々な料理に採り入れているそうです。そうめんに梅干しを使ったレシピは、食欲が落ちる夏の季節にも最適、とおすすめしています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、日本のプロ野球球団が米大リーグのドラフト対象選手と初めて契約したというニュースのほか、2020年東京五輪の聖火リレーのルートが明らかになったという話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーとハンナ、ジュリアとケイトの仲良し4人組がポートランドまで出かけ、毎年恒例の「グランド・フローラル・パレード」を見に行きます。「バラの街」の別名をもつポートランドで、「ローズパレード」とも呼ばれる名物行事です。4人は今回、パレードを見学するために指定席をとりました。米国の暮らしぶりを紹介するミニコラムでも、指定席の確保をめぐる最近の事情を取りあげます。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、温泉巡りが趣味だという彼女が、自身の温泉体験を語っています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、神奈川県横須賀市の三浦半島にある「観音崎」です。江戸時代以来、東京湾の入り口を海外の脅威から守る重要な役割を担ってきたこの場所は、そうした歴史の一端を感じることができるスポット。現在では公園が整備され、行き交う船をながめたり、花や緑を満喫したりできるそうです。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、民泊を利用して日本に滞在中のゲイルが、オーナーのミユキに日本の夏の暑さについて話しかけます。「エアコンを壊した気がする」と伝えたゲイルに、ミユキが答えますが、どうも会話がかみ合っていません。いったい何が問題だったのでしょう?

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Patzcuaro, MEXICO
今週号のTravelのコーナーでは、メキシコはミチョアカン州の都市パツクアロを訪ねます。この地はかつて、暴力的なスペインの征服者が支配していましたが、人道的な理想をもつ神父が取って代わり、共同体のような村を建設したのだとか。街には今でも、先住民であるプレペチャ族の文化が色濃く残り、その息吹を感じ取ることができます。中心部の広場から町歩きを始めた旅の筆者は、昔ながらの街並みを味わいながら、屋台のご当地グルメも楽しみます。メキシコで有名な「死者の日」に飾るアートを堪能したり、ランチをとったレストランでシェフの打ち明け話に耳を傾けたり。さらには広場で出合った伝統的な踊りを見て、おとぎ話のような世界に浸るのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  プラスチックごみの逆襲 先進国からのごみに怒るアジア
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、世界的に大きな問題となっているプラスチックごみについてのレポートを取りあげます。先進国からプラスチックごみを違法に持ち込まれたとして、アジアの国々が怒りの声を上げています。これまで再利用目的で大量のごみを受け入れていた中国が昨年、輸入禁止に転じたことの影響が広がっているようです。マレーシア政府はこのほど、違法に持ち込まれたごみを輸出国に送り返すと表明。フィリピンとカナダの間でも、プラスチックごみが外交問題に発展しています。
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2019/6/2号

This Week
On the Cover

トランプ米大統領、異例ずくめの来日

6月2日号の表紙は、このほど来日したトランプ米大統領です。元号が令和になって初めての国賓として日本を訪れたトランプ氏でしたが、日米関係の蜜月ぶりを強調したい日本側に異例とも言える手厚いもてなしを受けました。東京・国技館では大相撲の千秋楽を観戦。升席を取り払って特別にソファを置き、会場の内外ではSPらが厳重な警戒を続けました。トランプ氏はさらに表彰式で自ら土俵に上がり、新たに設けた「米国大統領杯」を、優勝した朝乃山関に贈呈しました。ただ、日米間には貿易問題や北朝鮮問題など難題も残っており、こうした課題はひとまず先送りにされた形です。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature:  翻訳者のはじめのい~っぽ 越前敏弥さん
現在活躍する英日翻訳者が、英語との最初の出会いや、初めて翻訳を意識した表現などについて語るエッセーシリーズが始まりました。月1回ほどのペースで、随時掲載します。今週号には、ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」など、ミステリー小説などの翻訳を多数手がける越前敏弥さんが登場します。30歳を過ぎて翻訳の道を志した越前さんは、「師匠」と呼ぶべき2人の先輩翻訳者に出会います。越前さんは彼らからどのような影響を受けたのでしょうか。その一人、東江一紀(あがりえ・かずき)さんは2014年に若くして亡くなりましたが、その際、前回のこの欄にも登場した柴田元幸さんが寄稿した英文もあわせて紹介します。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」が、新年度からリニューアル。星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきます。英語を読むだけでなく「話す」「書く」力も向上する多読のコツにも触れていきますので、ご期待ください。今週号では、英語を母語とする子どもたち向けに書かれた絵本、Magic School Bus のシリーズから、2冊を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、平成から令和へと変わった元号について考えます。改元が2年前に分かっていながら、新元号はなぜ直前に発表されたのだろう、と疑問を投げかけるのです。ジェイソンさんは和暦の伝統とその良さは十分に理解しながら、和暦から西暦への換算はなかなか骨が折れる、と実感しているようです。「西暦と和暦の両方の良さを生かすために」と語るジェイソンさんの意見に、耳を傾けてみます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、うららかな春の一日、マリー、ハンナ、ジュリアの3人が校舎の外で昼食を食べ始めます。お互いのランチを披露する3人がどんな会話を交わしているのか、聴いてみましょう。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、今回のテーマは学校での昼食です。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫、娘との3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、スルメニアンさんが日本に来て、驚いたことの一つを披露します。お茶が飲める店を探したけれども、なかなか見つからなかった、とのこと。実はお茶は、母国フランスでも親しまれているのだそうです。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「商店・レストラン」に関係のある表現がテーマです。「全品売り尽くし」や「大もうけする」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、旧満州で活躍し、新幹線の原型になったとも言われる「あじあ号」の蒸気機関車が公開されたというニュースのほか、エベレスト登頂回数の記録を更新したシェルパの話題などをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解しやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、英国の伝説的バンド「ザ・スミス」のカリスマ的なフロントマン、モリッシーの若き日を描いた「イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語」です。1976年、英マンチェスター。ミュージシャンを志すスティーヴン・モリッシーは高校中退後、定職に就かずに、ライブハウスに通っては批評を音楽紙に投稿する日々を送っていました。家計を助けるために就職したものの、仕事をサボっては詩を書き続けています。引っ込み思案のモリッシーは、女友達のリンダーの後押しで、やっとのことでバンドに加入し、ライブも成功を収めますが……。彼の苦悩や葛藤をつぶさに描いたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、「鉄道オタク」です。日本の鉄道はその正確な運行や快適な乗り心地で評判ですが、こうした鉄道の様々な魅力に引きつけられた人々も多くいます。鉄道ファンをめぐる最近の話題などを、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「お人よしすぎて疲れてしまう」「趣味の違う恋人と別れるべき?」の相談2題をお届けします。さらに新年度からは、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Bali, INDONESIA
今週号のTravelのコーナーでは、日本人観光客も多く押し寄せるバリ島を訪ねます。バリには、ナイトクラブなど夜の世界が若者を引きつけるクタ、新しいリゾート地として人気のスミニャックなど、様々な魅力を持つエリアがあります。今回、旅の筆者が足を延ばしたのは、海辺のリゾートから少し離れ、豊かな自然に恵まれた中部のウブドでした。ここはオランダ統治下の時代から、各国の芸術家が移り住んだ歴史があるそうで、今でも芸能や芸術の中心地として知られています。筆者はヒンドゥーの祭りに触れ、日本からこの地にやって来た彫刻家に出会います。さらに、作家と読者が集う大きなイベントにも参加するのです。異国情緒あふれる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、Society をテーマにニュースを取りあげます。天安門事件30年の節目を前にして、中国ではインターネット百科事典の「ウィキペディア」の全言語ページが遮断されたというニュースのほか、離婚が急増中のエジプトで夫婦の心構えを教える寸劇が始まったという話題を読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  中国の知的財産権をめぐる問題点
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、激化する米中の貿易摩擦に関連して、中国の知的財産権をめぐる問題点をポイント別に整理したAP通信のまとめの記事です。トランプ政権が中国に対して厳しい姿勢をとる理由として、米側は中国の外国企業に対する知的財産の侵害をあげています。中国政府による是正の動きが一部で見られますが、欧米側の主張としては、構造的な問題が多く残っている、と言います。
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2019/5/26号

This Week
On the Cover

エルトン・ジョンさんの半生、映画に

5月26日号の表紙は、南仏で開催されているカンヌ国際映画祭での一コマ。歌手のエルトン・ジョンさんが登場します。彼の半生を描き、そのヒット曲のタイトルをとった映画「ロケットマン」が映画祭でプレミア上映され、自身の若かりし頃を演じた俳優タロン・エガートンさんとともに、赤じゅうたんを踏みました。映画は、エルトン・ジョンさんが苦悩しながら音楽の世界で成功し、スターになるまでを描きます。歌手の人生がテーマの作品と言えば、伝説のロックスター、フレディ・マーキュリーが登場する「ボヘミアン・ラプソディ」が大成功を収めた後だけに、今度の作品も評価が注目されています。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature:  日本語を探して英語を学ぶ 英和辞典で「辞書引き学習」
今週号の特集では、英和辞典を使った「辞書引き学習」についてご紹介します。英語の授業が小学校で下の学年から始まるようになり、英語を学び始める年齢が一段と早くなります。小さい子どもにどんな方法で英語に興味をもってもらったらよいか、悩む方も多いのではないでしょうか。そこで有効だというのが、英語の「辞書引き学習」です。国語辞典を引いて言葉を調べ、そのページに付箋(ふせん)を貼っていくのが普通の「辞書引き」ですが、東京都内のある小学校では、それを英和辞典に応用しています。小学生でも知っている日本語の単語を足がかりに、英語の語彙(ごい)も増やしていこうという取り組みです。辞書引き学習の提唱者、深谷圭助・中部大教授にもお話を聞きました。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、「お札のデザインが一新される」というニュースの解説を英語で読んでいきましょう。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、数々のヒット曲を生み出してきたエルトン・ジョンさんの作品から、「幼き恋の日々」(We All Fall in Love Sometimes)を取りあげます。マーティさんはこの曲に、日本の歌謡曲と相通じるものを見いだします。マーティさんの考えるJポップと洋楽のつながりとは。この連載は新年度からレイアウトを見直し、読みやすくなりました。引き続きご愛読のうえ、興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、トーマスがアンジーのコーヒー店でのアルバイトに遅刻してしまいます。言い訳をするトーマスに、アンジーはある提案をします。今週のスキットからよく使われる英語表現を紹介するコーナーもあります。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、フランスでのクリスマスの過ごし方について語っています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、豪州の50ドル札に誤植が見つかったという話題のほか、来日するトランプ大統領が大相撲の優勝力士に「トランプ杯」を贈ることになったというニュースなどをとりあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという企画が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、薬物中毒になってしまった息子が実家に戻ってくる1日を描く「ベン・イズ・バック」です。クリスマスイブに薬物依存症の施設を抜け出し、実家に突然姿を現したベン。過去に彼が起こした事件から警戒を強める一家でしたが、母親のホリーだけは喜んで迎え入れます。彼が一晩だけ自宅で過ごすことを許すホリー。しかし、彼のために、平和だった家はトラブルに見舞われます。いなくなった愛犬を捜しに出るベンと、彼を追うホリー。ホリーは息子が属していた世界を垣間見ることになります。息子を信じ、救い出そうとする母親をジュリア・ロバーツが演じたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、横浜市の「山下公園」を訪ねました。四季折々の草花が楽しめて、かつて豪華客船として活躍した「氷川丸」も見学できるこの公園は、横浜の代表的な観光スポットですが、実は歴史に彩られた物語があるそうです。公園の歩みを振り返りながら、その魅力を語ります。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、日本に長期滞在中の米国人観光客ジェーンが、友人のアカネとコインランドリーにやって来ました。アカネが乾燥機代の支払いを申し出ましたが、なぜか2人の会話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Sydney, AUSTRALIA
今週号のTravelのコーナーでは、シドニーの中でも、市役所やハイドパークのある中心地の西に位置する「インナーウェスト」と呼ばれる地域を散策します。観光客にはあまり知られていないエリアですが、魅力的なお店などがたくさんあり、町歩きが楽しめるそうです。旅の筆者はまず、豪州特有のコーヒーを味わい、町に出ます。若者が多いエリアですが、それもそのはず、シドニー大学などの大学が辺りにあるのです。シドニー大学の構内では、南半球で最大の古代文化財のコレクションを誇る博物館も見学できます。筆者はさらに、毎週土曜に小学校の校庭で開催されているというマーケットも訪ねます。19世紀の建築様式を今に伝えるテラスハウスをめぐり、フィッシュマーケットにも足を延ばすのです。活気ある雰囲気を写しだす写真の数々と共に、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  マラー特別検察官のロシア疑惑報告書、米社会は幻滅
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、トランプ大統領周辺のロシア疑惑を捜査したマラー特別検察官の報告書に対する米社会の反応を取りあげます。2016年の米大統領選にロシアが介入し、トランプ陣営に肩入れしたとされる一連の問題では、大統領になったトランプ氏がその後も捜査を妨害した疑いが指摘されてきました。報告書はトランプ陣営とロシア関係者の接触を認めつつ、「共謀したという証拠まではなかった」などと結論づけました。この「玉虫色」の結論には、米社会の広範な層から失望が広がり、マラー氏自身の議会証言を求める声があがっているそうです。
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2019/5/19号

This Week
On the Cover
サニブラウン選手、米国で疾走
今週号の表紙は、陸上短距離のサニブラウン・ハキーム選手です。米アーカンソー州でこのほど開かれた大会の男子100メートルで、日本選手としては2人目の9秒台となる9秒99をマークしました。ガーナ人の父と日本人の母をもつサニブラウン選手は20歳。2017年の世界選手権の200メートルではウサイン・ボルト(ジャマイカ)を上回る史上最年少の18歳5カ月で決勝に進出し、将来を嘱望される存在となりました。そんなサニブラウン選手は同年9月から、米フロリダ大学に留学。レベルの高い環境で練習を重ね、来年の東京五輪に備えて力を蓄えています。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 1日完結型の「英検CBT」とは?
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。新年度から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。今週号では、共通テストで導入される「民間試験」のうち、最も多い受験者を集める実用英語技能検定(英検)について詳しく見ていきます。新たに導入される1日完結型の「CBT」とは、どのようなものなのでしょうか。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「次の本がどうしても書けない」「冷淡な夫にうんざり」の相談2題をお届けします。さらに新年度から、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号のテーマは「コロケーションってなに?」。一言で言えば、「話し言葉や書き言葉で、自然に響くような単語の組み合わせ」ということになります。自然な会話やリポート、論文などの執筆には欠かせないコロケーションですが、どのように身につけたら良いのでしょうか。コロケーションの辞書の使い方についても解説していきます。

◇地球うおっちんぐ: 令和時代の子育て 変化に適応できる能力を
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、「未知に勝つ子育て-AI時代への準備」という新刊をこのほど出版したアグネスさんが、これからの時代の子育てについて持論を展開しています。令和という新しい時代が幕を開けましたが、少子高齢化が進む日本は必ずしも明るい展望を描けていません。人工知能(AI)などで技術革新が刻一刻と進む現代社会では、将来予測も難しくなります。そんな時代だからこそ、アグネスさんは若い世代の育成に力を注ぐべきだと訴えます。

◇米国がわかるキーワード
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Sharenting。SNS全盛の時代ならではの新語です。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは公園で凧(たこ)を揚げようとしたのですが、風が吹かないことにいらだちます。凧が空に舞う様子を想像すると、なぜか激しい風が吹き荒れました。その様子を見ていた少女に、チャーリーは自分には天気を操る能力があることを知らされるのです。その力を再び試そうと公園に出た彼は、何者かに連れ去られてしまいます。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「簡単」「即座」に関係のある表現がテーマです。「朝飯前」や「うのみにする」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、日本の子どもの数が過去最少を更新したという統計のニュースのほか、映画スター・ウォーズのダース・ベイダーの衣装が競売にかけられるといった話題などを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、フランスの代表的な作家シドニーガブリエル・コレットの半生を描いた「コレット」です。舞台は19世紀末の「ベル・エポック」と呼ばれた時代のパリ。14歳年上の人気作家ウィリーと結婚したコレットは、夫に請われて自伝的な小説を代筆します。小説は大ブームを巻き起こしますが、コレットは自分が作者だと世に明かせぬ葛藤を抱え、夫の浮気癖にも悩まされます。やがて彼女は自立した新しい生き方を求めるようになるのです。キーラ・ナイトレイが主演したこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、学生の留学事情をめぐる新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにして、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本の伝統的な加工食品である「納豆」です。その起源のほか、最近注目されている健康食品としての側面などを英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Saintes Maries de la Mer, FRANCE
今週号のトラベルのコーナーでは、南仏の都市、サント・マリー・ド・ラ・メールを訪ねます。カマルグと呼ばれるローヌ川のデルタ地帯にあるこの街は、毎年5月になると、欧州各地から何千人もの巡礼の人々が集まり、にぎわいます。ロマと呼ばれる人々の守護聖人とされるサラ・カリをたたえる祭典が開かれるのです。祭典でまつられる聖人たちにはいくつかの伝説があり、キリストの死後、迫害を逃れてこの地にたどり着き、生涯を終えたのが聖母ヤコブと聖母サロメ、そして従者のサラ・カリである、といった説などです。聖母たちの像を地中海に運んでいく儀式で祭りの盛り上がりは頂点に達し、人々は歓喜の声をあげるのです。祭りをとらえた印象的な写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は科学関連のニュースを集めました。地球上の100万種もの動植物が絶滅の危機にひんしているという報告書のニュースのほか、世界で初めて承認されたマラリアワクチンの接種が始まったという報道をお届けします。

◆Weekly Picks  先入観と動物保護活動の関係
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、Newsのページでも取りあげた生物多様性の保護をめぐって、AFP通信が別の角度から切り込んだ記事を紹介します。絶滅危惧種の保護には、動物に対する人間の先入観が影響しているという見方があります。ジャイアントパンダのように人気のある動物には注目が集まる一方で、外見がグロテスクなチュウゴクオオサンショウウオなどは、なかなか保護が進まないといった現状があります。専門家の意見などを集めました。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/5/12号

This Week
On the Cover

米国のミスコンテストで輝く多様性

今週号の表紙は、ミス・ユニバース米国代表の選考を兼ねたミスUSAでこのほど優勝したチェスリー・クリストさんです。クリストさんはノースカロライナ州の弁護士で、裁判費用が払えない受刑者の代理人を務めるなど活躍。日ごろから司法界での性差別とも闘っています。さらに、クリストさんの優勝で、米国では改めて人種の多様性に光が当たっています。今回のミスUSAに加え、ミス・ティーンUSA、ミス・アメリカと、史上初めて、3大コンテストすべてで黒人女性が優勝したのです。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: Speak up @ Work トラベルクリニック医師・近利雄さん
Speak up @ Work は英語を多用している職場を訪ね、どんな英語が使われているのか、どのように英語力を磨いているのかをインタビューする企画です。今週号は、外国人に対する医療のほか、海外渡航者の予防接種や診断を専門に行う「トラベルクリニック」の医師、近利雄さんが登場します。インターナショナルスクール出身の近さんですが、それでも医療の専門英語を身につけるためには努力が必要だったと言います。今回の特集では、英語圏の患者がよく使う英語表現も紹介。合わせて、米国留学の際に必要となる予防接種の基礎知識も学んでいきます。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 4月からの新連載です。英文ニュースの読み方を、毎月第1週に、基礎から解説していきます。英字新聞には、国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など、様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号では、慣れないとわかりにくい見出しのルールについて学びます。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。


◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは公園で凧(たこ)を揚げようとしたのですが、風が吹かないことにいらだちます。凧が空に舞う様子を想像すると、なぜか激しい風が吹き荒れました。その様子を見ていた少女に、チャーリーは自分には天気を操る能力があることを知らされるのです。その力を再び試そうと公園に出た彼は、黒いサングラスの男たちに連れ去られてしまいます。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇和t’s cooking?  カツオのたたき
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、初夏が旬の「カツオのたたき」です。カツオは日本では欠かせない食材ですが、米国ではあまり知名度がないようです。それでも筆者が料理教室でカツオのたたきを取りあげると、酸味のきいたドレッシングの効果なのか、サラダのようで食べやすい、と好評だったそうです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、新しい天皇陛下が即位したという国内ニュースのほか、豪州で生後14カ月の男児が野生犬のディンゴに襲われ、父親がすんでのところで救出したといった報道などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーの両親が結婚記念日を迎えます。ところが、父親のジョージも母親のエレンも、この日のことをすっかり忘れていた様子。マリーがうまく入れ知恵をしています。米国の暮らしぶりを紹介するミニコラムでも、結婚記念日の過ごし方を取りあげます。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、日本でスーパーマーケットを巡った体験について語っています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、実際に起きた大学生たちによる犯罪を取りあげた「アメリカン・アニマルズ」です。米ケンタッキー州で何の不自由もなく暮らしているはずの大学生2人が、平凡な日常から脱却したいと願うあまり、大学図書館から時価1200万ドルという貴重な画集を盗み出すことを思いつきます。2人は仲間を集め、綿密な計画を練って実行に移すのですが……。事件を再現しながら、映画は当の本人たちをところどころに登場させ、事件の経緯を証言させるのです。ドラマと証言映像を交えることで、彼らが犯罪に手を染めるに至った心理を読み解いていくこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、東京都千代田区にある「学士会館」です。旧帝国大学出身者の親睦を目的として誕生した伝統ある建築物ですが、東京大学の前身「開成学校」があった場所でもあり、敷地内には「日本野球発祥の地」の碑も立っています。建物の歩みを紹介しながら、あまり知られてこなかった日本野球の誕生の歴史についても触れていきます。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ハイキングをしていたユキが、困った様子の米国人観光客マークを見つけ、声をかけます。道に迷ったようなのですが、ほかにも不安な点があるそうです。ユキは「話の要点は何ですか」と尋ねましたが、どうも会話がかみ合っていません。いったい何が問題だったのでしょう?

◇カタカタ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Bath, BRITAIN
今週号のTravelのコーナーでは、英国有数の観光都市バースを訪ねます。ユネスコの世界遺産にも登録されているこの街は、古代ローマの時代から、人々が温泉を利用してきたことで知られます。旅の筆者はまず、古代ローマの遺跡としては非常に保存状態が良いとされる温泉施設「ローマン・バス」に足を向けます。日本人としてはぜひとも温泉につかりたいところですが、それは許可されていないそうです。実際に入浴できるのは、近くにある水着着用の公衆浴場で、屋上にあるルーフ・スパから、街が一望できるのだとか。またバースは、ジョージ王朝時代に繁栄を取り戻した歴史があり、当時をしのばせる美しい建物なども見どころ。老舗レストランの名物もはずすことはできません。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  海外で日本酒文化の定着を目指すウィルソンライさん
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回はAWの独自インタビューを取りあげます。日本酒が海外で大きな関心を呼ぶようになった昨今ですが、このほど、日本酒をテーマにしたドキュメンタリー映画が公開されました。「カンパイ! 日本酒に恋した女たち」です。映画に登場する女性の一人、ニュージーランド出身の酒コンサルタント、レベッカ・ウィルソンライさんに話を聴きました。ウィルソンライさんは日本酒の海外進出を手伝っていますが、「一過性のブームに終わらせないためには、多くの課題が残る」と話しています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/4/28-5/5号

This Week
On the Cover

米国で大型フェスに出演したPerfume

4月28日-5月5日合併号の表紙は、女性3人組のテクノポップユニット「Perfume(パフューム)」です。このほど、米カリフォルニア州の砂漠地帯で開かれる毎年恒例の大型野外フェス「コーチェラ・フェスティバル」に出演したことで、話題になっています。コーチェラは過去にはレディー・ガガらが出た大物ぞろいのイベントで、米国では1年の音楽シーンを占う注目のフェスと言われています。日本勢は過去に「X JAPAN」などが出演。多くの演目がユーチューブで配信され、昨年はビヨンセが話題になったほか、今年はアリアナ・グランデらも登場しています。海外の数万人規模の会場での単独ライブを目標とするPerfumeは、今回のフェスへの出演を足がかりに、海外ファンの拡大を狙うようです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: Heisei Reflections AWが注目した平成文学の担い手たち
平成最後の発行となる今週号の特集は、AWの過去の紙面を通して平成という時代の30年あまりを振り返る企画「Heisei Reflections」です。今回は特に、文学に焦点を当てました。米ソ冷戦の終結とほぼ同時期に始まった平成は、各地で紛争やテロが相次いだ時代であり、一方で、医療や科学技術が進歩し、現代人は以前の世代と大きく異なる生活を送るようになりました。それだけに、新しい時代の感性や不安に応えるように登場した作家たちが注目を集めたのです。まずは現代の日本文学を語るうえで欠かせない存在となった村上春樹さん。AWでは、村上さんがフランツ・カフカ賞を受賞した2006年に、村上作品の多くをロシア語に翻訳したドミトリー・コワレーニンさんにインタビューしています。また、17年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんについても、11年の来日会見の模様を詳報しています。彼らは作品で何を描き、なぜ世界の読者に受け入れられたのでしょうか。平成が始まったばかりの頃、俵万智さんの短歌集「サラダ記念日」を英訳したジュリエット・ウィンターズ・カーペンターさんらが開いた記者会見の模様も、合わせてお届けします。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」が、今月からリニューアル。星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきます。英語を読むだけでなく、「話す」「書く」力も向上する多読のコツにも触れていきますので、ご期待ください。今週号では米国の絵本作家、Tedd Arnold の「Hi! Fly Guy」からスタートします。中学英語のレベルで楽しめる1冊ですので、ぜひチャレンジしてください。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、有名タレントが違法な薬物使用で逮捕された事件について考えます。今回の事件では、テレビ番組などを中心にタレントに対するバッシングが多く見られ、出演作品や楽曲が消えたりしましたが、ジェイソンさんは「過ちを許容しない日本社会とメディアの非難の仕方」に疑問を呈します。人間の弱さを認めない社会では、問題は隠され、さらに深刻になってしまうのでは、とツッコミを入れています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、春のコンサートの当日。開演間近だというのに、見せ場のソロパートを歌うはずのハリソンの姿が見えません。どうやら朝のリハーサルで失敗し、プレッシャーを感じている様子です。仲の良いマリーがどうにか見つけ出し、ハリソンを励ましますが……。今週のスキットから、よく使われる英語表現を取りあげたミニ解説もあります。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫、娘との3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、スルメニアンさんが日本に来て、日本語を学び始めたときのお話。語学学校での経験を語っています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「調子」に関係のある表現がテーマです。「絶好調」や「調子に乗る」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、炉心溶融事故を起こした福島第一原発で、核燃料の取り出しが始まったというニュースのほか、日本の新しい在留資格「特定技能」で初の試験が行われたという報道などをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解しやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、実在の車いすの風刺漫画家ジョン・キャラハンを描いた「ドント・ウォーリー」です。アルコール依存症のジョンは事故で四肢麻痺(まひ)になり、車いすの生活を送ります。自暴自棄になってますます酒に溺れる彼を支えるのは、セラピストの女性アヌー。それに断酒会の主催者や参加者たちとの交流でした。やがて問題の根源に気づいた彼は、自身を見つめ直し、風刺漫画家としてのキャリアを築いていくのです。ホアキン・フェニックスが主演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。今週号では、作品のメガホンをとったガス・ヴァン・サント監督の来日時の記者会見の内容もお届けします。自身の故郷であり、今回の作品を生み出すきっかけを与えた米オレゴン州ポートランドと、そこにおける人脈について語っています。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本で見かける代表的な渡り鳥、ツバメです。民家の軒先など、人間が住む環境で繁殖するだけに、日本人にとってなじみの深い鳥です。その生態や日本人との関わりについて、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは片頭痛に悩まされ、なかなか屋外に出ることができないでいます。そんなチャーリーの誕生日に、妹のアンジーは凧(たこ)をプレゼントします。2人は喜び勇んで外に出かけますが、天気予報とはうらはらに、雲一つない陽気。これでは凧揚げは難しいとがっかりする兄妹でしたが……。そんなチャーリーのもとに、不思議な少女と怪しい男たちが姿を見せます。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「陰口言う職場にうんざり」「3度目の結婚も豪華にしたい娘」の相談2題をお届けします。さらに4月からは、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。実は「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇米国がわかるキーワード: 少量の肉はOKな菜食主義者
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Flexitarian。米国の食事事情と合わせて説明します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Rio Negro, BRAZIL
今週号のTravelのコーナーでは、南米ブラジルのアマゾン川の支流、ネグロ川を訪ねます。旅の筆者は、アマゾナス州の州都マナウスから、170キロほど西に入ったジャングルロッジに滞在し、アドベンチャー気分を味わいます。大蛇のアナコンダ、毒を持つ淡水エイ、電気ウナギ、ピラニア、カイマンと呼ばれるワニといった、生命を脅かしかねない生き物たちも多くすむアマゾンですが、地元のガイドは「ネグロ川は世界で最もきれいで、安全な川」と語るのが面白いところです。さらに、夜のボートツアーに出かけた筆者は、ネグロ川の別の表情に出合うのです。豊かな大自然を写しだした写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、環境関連のニュースを取りあげます。気候変動に脅かされている島国セーシェルの大統領が、海洋環境を守るための取り組みの強化を海の底から訴えたという話題のほか、大気中に浮遊するマイクロプラスチックをめぐる研究結果のニュースを読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  ノートルダム大聖堂火災 SNSで広がる悲しみと追憶の輪
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、パリの世界的観光名所、ノートルダム大聖堂で起きた火災をめぐる話題です。多くのフランス人にとって心のよりどころとなってきた大聖堂ですが、世界中の人たちが、その被害を悲しんでいます。動物行動学者ジェーン・グドール氏のような著名人から、市井の人々まで、それぞれが大聖堂の思い出を語り、動画などをアップしています。AP通信による配信記事を読んでいきましょう。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/4/21号

This Week
On the Cover

11年ぶりにメジャー制覇 ゴルフのタイガー・ウッズ選手

4月21日号の表紙は、プロゴルフのタイガー・ウッズ選手です。このほど、米ジョージア州オーガスタで開かれたマスターズ・トーナメントで優勝しました。43歳のかつてのスター選手も、近年は腰のけがに悩まされ、さらには不倫などのスキャンダルにもまみれて、一時は選手生命も危ぶまれていました。それがマスターズの大舞台での見事な復活。メジャー大会の勝利は実に11年ぶりです。ウッズ選手の復活優勝は競技の枠を超えて、全米を興奮の渦に巻き込んだようです。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature:  翻訳者のはじめのい~っぽ 柴田元幸さん
現在活躍する英日翻訳者が、英語との最初の出会いや、初めて翻訳を意識した表現について語るエッセーシリーズが始まりました。月1回ほどのペースで、随時掲載します。第1回となる今週号には、ポール・オースターなど現代アメリカ文学の翻訳でおなじみの柴田元幸さんが登場します。柴田さんはどのようにして英語に触れるようになったのでしょうか。自身も「生半可な学者」で講談社エッセイ賞を受賞した柴田さんが、その軽妙な筆致で書きつづります。あわせて、柴田さんが中学生の頃に親しんだという小泉八雲の「怪談」の一節も、英語の原文でご紹介します。

◇Feature:  AW で英語を読む力、書く力を! 教育現場で広がる取り組み
Asahi Weekly(AW)を英語の授業などで活用する試みが、教育現場で広がっています。今週号では、福岡市にある福岡舞鶴高校を訪ね、その活用ぶりを取材しました。同高校では、クラスに1部ずつ AW を教室に置き、生徒が自由に閲覧できるようにしているほか、毎週、AW の記事を使ったプリントに取り組み、英語を読む力だけでなく、書く力の育成に役立てていました。ニュースを読むことで、社会的な話題への関心も高まり、大学入試の時事問題対策にもつながっているといいます。ほかに、愛知県安城市の安城学園高校の取り組みも紹介しています。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインナップから厳選し、英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。初回となる今週号では、歌舞伎の話題から。市川海老蔵さんが来年、「團十郎」を襲名することになりました。歌舞伎の世界で團十郎という名前がなぜ特別なのか、英語で読んでいきましょう。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、クイーンのヒット曲「ボヘミアン・ラプソディ」です。映画の大ヒットで注目を集めるこの曲ですが、マーティさんは実は「あまり好きではない」と打ち明けます。その理由に耳を傾けてみましょう。一方でマーティさんは、「この曲以外にクイーンで大好きな曲はいくつでも挙げられる」とも語っています。この連載は新年度からレイアウトを見直し、読みやすくなりました。引き続きご愛読のうえ、興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは片頭痛に悩まされ、なかなか屋外に出ることができないでいます。そんなチャーリーの誕生日に、妹のアンジーは凧(たこ)をプレゼントします。2人は喜び勇んで外に出かけますが、天気予報とはうらはらに、雲一つない陽気。これでは凧揚げは難しいとがっかりする兄妹でしたが……。そんなチャーリーのもとに、不思議な少女と怪しい男たちが姿を見せます。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、野球のリトルリーグの試合に出たクリフが、兄のトーマスと話します。良い結果が出なかったクリフはがっかりしている様子。ほかにも不満があるようです。クリフを励まそうとしたトーマスは……。米国の生活を紹介するミニコラムのテーマもリトルリーグです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、化粧について。フランスでは女性が日常的にメイクをすることはないそうで、日本にやって来て、日々化粧をすることになったスルメニアンさんは……。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、スピードスケートの平昌五輪金メダリスト、小平奈緒選手らの話題のほか、探査機「はやぶさ2」の活躍を報じるニュースをとりあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、実在のコメディアン「ローレル&ハーディ」を描いた「僕たちのラストステージ」です。1930年代にはハリウッドで大人気だったローレルとハーディの2人組ですが、今ではかつてのような人気もなく、英国中をツアーしています。初老に達した彼らを見に来る客は少なく、場末の劇場はどこもガラガラ。それでも2人はツアー成功のあかつきには映画の製作があると信じ、コントを演じ続けます。しかし、老いた体と長年蓄積された互いの不満が、次第にコンビを引き裂いていくのです。再起をかけた老芸人コンビの悲喜劇を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年間の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、神奈川県横須賀市の「三笠公園」を訪ねました。大日本帝国海軍の戦艦「三笠」が保存され、記念艦として一般公開されています。三笠は日露戦争での連合艦隊の旗艦で、日本海海戦などで活躍しましたが、艦内ではこうした歴史を知ることができます。リサさんが三笠の歩みを振り返りつつ、公園の魅力を語ります。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、カナダから日本に観光にやって来たチャールズが、仲間たちと京都での自転車ツアーに参加します。受付係のミホに参加人数や出発時間を伝えましたが、ミホにとっては想定外の質問が飛んできます。チャールズはいったい何を尋ねたのでしょう?

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Ride on the Rovos Train, SOUTH AFRICA
今週号のTravelのコーナーでは、南アフリカのプレトリアとケープタウンを結ぶ列車「ロボスレイル」に乗り込んでの鉄道旅をご紹介します。世界で最もぜいたくな列車の一つと言われ、「Pride of Africa」の異名をとるこの鉄道。旅の筆者は夕方に乗り込み、間もなく洗練されたディナーを楽しみます。途中、かつてのダイヤモンド鉱山があるキンバリーで停車。巨大な採掘跡を目にします。また、列車には展望車が連結され、美しい夕日を眺めることができるのも魅力だそうです。旅の筆者はさらに、野生生物の保護区にも足を延ばし、ゾウやヒョウなど、「ビッグファイブ」と呼ばれる動物たちも目撃します。盛りだくさんな旅の記録を、美しい写真の数々と共にお楽しみください。


◆Weekly Picks  SFがついに科学的事実に ブラックホールを初撮影
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、あらゆる物質を飲み込む巨大ブラックホールの撮影に、国際研究チームが世界で初めて成功したという報道をお届けします。南米チリや米国ハワイなどの計八つの電波望遠鏡を結んでの観測で、ブラックホールの周囲を回転するガスが放出する電波から画像を合成したところ、赤い輪に縁取られた真っ黒な穴が浮かび上がりました。100年前のアインシュタインの予言を裏付ける形になった今回の成果。「SFがついに科学的事実になった」と評価する声があがっています。

週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/4/14号

This Week
On the Cover
英報道特使にアマル・クルーニーさん
今週号の表紙は、人権派弁護士のアマル・クルーニーさんです。米俳優ジョージ・クルーニーさんの妻としても知られるアマルさんは、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャへの迫害問題を取材したロイター通信記者が有罪判決を受けた事件の弁護を担当するなど、人権問題で国際的に活動しています。紛争地での性暴力撲滅を訴え、昨年のノーベル平和賞を受賞した人権活動家ナディア・ムラドさんの支援でも知られています。英国のハント外相はこのほど、主要7カ国(G7)外相会議が開かれている仏北西部ディナールで、アマルさんを報道の自由を担当する特使に任命したと発表しました。取材活動を妨げる法律が残る国々での、法改正を支援する活動を担当するといいます。アマルさんは「ニュースを報じることがこんなに危険になったことはない。記者が狙われると、民主主義は揺らぎ、権力者は説明責任を問われず、人権侵害が横行するようになる。ペンを持つ者は自由であるべきだ」と語っています。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 2020年英語改革 「民間試験」どう活用される?
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。今回から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。初回の今週号では、大学入試センター試験にかわる共通テストで導入されるという「民間試験」について概説します。対象として認められるのは英検など8種類のテストですが、まずは全体像からつかんでいきましょう。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「飛行機内のマナーについて」「『太って見える?』に困惑」の相談2題をお届けします。さらに今週号から、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。実は「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、過去のことについて表す used to の使い方をおさらいします。used to は普通の過去形とはどう違うのでしょうか。また、混同しやすい be used to との違いについても、改めて押さえておきます。例文を読みながら、しっかり理解していきましょう。

◇地球うおっちんぐ: はしかの流行、ワクチン接種の誤情報に注意を
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、世界各地ではしかが再流行しているというニュースについてです。フィリピンなどで感染が相次いでいるほか、いったんははしかを根絶したとされてきた米国でも、今年に入って300人を超える患者が報告されています。こうした再流行の背景には、「ワクチン接種で自閉症になる」「副作用が起きる」といったうわさやネット上の誤った情報を信じてしまい、一部の親が子どもの接種を拒んでいることにある、と言われています。アグネスさんはこうした現象を心配し、社会全体を感染症の脅威から守るためにも、正しい知識と予防が重要だと訴えます。

◇米国がわかるキーワード: ワクチン反対論者
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Anti-vaxxer。アグネス・チャンさんの「地球うおっちんぐ」にも通じるテーマです。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは片頭痛に悩まされ、なかなか屋外に出ることができないでいます。そんなチャーリーの誕生日に、妹のアンジーは凧(たこ)をプレゼントします。2人は喜び勇んで外に出かけますが、天気予報とはうらはらに、雲一つない陽気。これでは凧揚げは難しいとがっかりする兄妹でしたが……。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「勝負」に関係のある表現がテーマです。「しのぎを削る」や「敗者復活戦」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、私財をなげうって活動してきたケニア人教師が「グローバル・ティーチャー賞」を受賞したという話題のほか、世界気象機関が公表した世界での異常気象の影響についてのニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、チャーリー・プラマーが主演する「荒野にて」です。主人公チャーリーは15歳の少年。幼い頃に母親が家出した後、父親と2人で暮らしてきました。家計を助けるために馬のオーナーであるデルのもとで働き始めたチャーリーは、競走馬の一頭であるリーン・オン・ピートに深い愛着を抱くようになります。そんな折り、父親が女性関係で恨みを買い、ついには亡くなってしまうのです。唯一の家族を失い、さらにはデルがピートを殺処分するつもりだと知って、チャーリーはピートを連れて荒野へと旅に出ます。米国北西部の荒野の荘厳な美しさも魅力となっているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、日用品などで繰り広げられる激しい価格競争をめぐる新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにして、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本の学校制度です。日本の義務教育の歴史や仕組みについて英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Species endemic to Madagascar
今週号のトラベルのコーナーでは、アフリカ南東部に浮かぶ島国マダガスカルを訪ねます。日本の1.6倍の面積があるこの国では、生息する野生生物種の90%以上が固有種とされ、貴重な生態系を有しています。しかし一方で、急速な人口増加が環境破壊を招き、多くの種が危機に瀕(ひん)していると言います。筆者はまず、西部にある「バオバブ街道」を訪れた後、固有種をめぐる旅をスタートさせます。まずはマダガスカルの固有種の代表格とも言える肉食獣のフォッサと出合います。さらに国立公園に移動した筆者は、多彩なキツネザルの仲間たちにも巡り合い、大型種のインドリの外見と鳴き声に驚くのです。至近距離で希少な生き物に触れることができた筆者は、大満足のうちに旅を終えるのでした。生き物たちをとらえた印象的な写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週はメディア関連のニュースを集めました。フェイスブックが白人ナショナリズムの投稿を禁止して人種差別やヘイトクライムへの対策を強化したというニュースのほか、シンガポールが「偽ニュース」対策法案を議会に提出したものの、表現の自由をめぐる懸念が巻き起こっているといった話題をお届けします。

◆Weekly Picks  ゴルフでも「おきて破り」のトランプ大統領
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、トランプ米大統領をめぐる新たな「疑惑」についてのAP通信の記事です。発言の真偽をめぐってメディアなどで批判を浴びるトランプ大統領ですが、ゴルフをプレーする際にも「インチキ」をしている、と告発されています。大統領とともにプレーしたことがあるスポーツ誌のコラムニストが関係者に取材。SPやキャディーにボールの位置を変えさせたり、ラフからフェアウェーにボールを蹴り出したりと、集まった証言は思わず眉をひそめてしまうようなものばかり。証言を出版したコラムニストは、トランプ氏に正面から挑戦状をたたきつけています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/4/7号

This Week
On the Cover

時代は「平成」から「令和」へ

今週号の表紙は、3月下旬に現役引退を表明したイチロー選手です。日米で輝かしい実績を残したイチロー選手は、シアトル・マリナーズの一員として東京で開催された米大リーグ開幕戦のために日本へ。2試合の開幕シリーズを東京ドームでプレーした後、現役生活に終止符を打つことを明らかにしました。写真はその際、ファンにあいさつをするイチロー選手をとらえています。平成を代表するスター選手が一線を退くのと時を同じくするように、30年にわたった平成も終わりを告げようとしています。4月1日には、5月にスタートする新しい元号が「令和」となることが発表され、時代は大きく移り変わろうとしています。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: ようこそAWへ! おすすめの活用法を紹介します
いよいよ新しい年度を迎えました。新たにAWの購読を始めた方も多いと思います。そこで今週号の特集では、AWの主だった記事を紹介するとともに、主に初級~中級の読者を対象に、おすすめの活用法を解説します。また、編集チームのメンバーもそれぞれ「私ならAWをこう使って英語を勉強する」というアドバイスをしています。これからの新年度、AWをぜひ英語学習のお供にご活用ください。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 4月からの新連載。英文ニュースの読み方を、毎月第1週に、基礎から解説していきます。英字新聞には、国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など、様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。ここでは、straight newsと呼ばれる一般的な報道記事の読み方を説明していきます。初回となる今週は、英文記事の構造についてです。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年間の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。


◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは片頭痛に悩まされ、なかなか屋外に出ることができないでいます。そんなチャーリーの誕生日に、妹のアンジーは凧(たこ)をプレゼントします。2人は喜び勇んで外に出かけますが、天気予報とはうらはらに、雲一つない陽気。これでは凧揚げは難しいとがっかりする兄妹でしたが……。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇和t’s cooking?  日本のお弁当
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、個別の料理やレシピではなく、日本のお弁当についてです。米国在住の筆者は、現地の小学校で昼食に対する考え方に触れ、日本との違いに驚いたのだとか。お弁当が欧米でも bento として注目を集めているのはなぜなのか、考えてみました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、日本の桜前線に関するニュースのほか、米カリフォルニア州がここのところずっと悩まされてきた異常な乾燥状態がようやく終息したといった話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、週末でのハンナの家での出来事。父親のロイは、忙しかった1週間を終え、やっとお休みです。今日1日は何もせずに、ソファで過ごすと決めましたが……。今週は、スキットの中から、よく使われる単語や表現を紹介しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週は4月から6月までを担当するアヌーク・スルメニアンさんの第1回です。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、祖父母や父母について語り、自身のルーツをたどっています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、実在の元米国副大統領ディック・チェイニーの半生を描いた「バイス」です。若き日のチェイニーは酒に溺れて大学を退学になりますが、後に妻となるリンの激励を受け、政界に打って出ます。出世ルートに乗った彼は、ついにジョージ・W・ブッシュ政権で副大統領となり、政府の実権を握ります。イラク攻撃の強行を主張し、「影の大統領」とまで言われるようになった彼の姿を、映画は風刺を込めて描きます。特殊メイクで実物に似せた俳優陣の迫真の演技が見もののこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、東京都新宿区の落合・中井エリアです。神田川や妙正寺川が流れるこの地域は、昭和30年代まで染色産業の一代集積地として栄えていました。そうした技術や文化は現在でも残っていて、街を染め物で埋め尽くすイベントが有名なのだそうです。リサさんが歴史を振り返りながら、街を歩きます。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、動物園を訪れたオーストラリア人観光客のジョンが、飼育係のヒロコにオリの中にいるマダガスカル産のキツネザルについて尋ねます。あまり大きな声を出してサルを刺激しないようにとヒロコがジョンに伝えたところ、ジョンは怒り出してしまいました。いったい何が問題だったのでしょう?

◇カタカタ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Seattle reaches for the sky
今週号のTravelのコーナーでは、米ワシントン州のシアトルを訪ねます。カナダ国境に近い海と緑に囲まれた美しい都市ですが、ボーイング社の発祥の地でもあり、昔から「空」とは特別な関係にある街でした。旅の筆者はそんな街で高層建築物に上り、見事な眺望を楽しみます。実はこの街には、「西海岸で最も高い建物」の名を長年ほしいままにしたビルがあるのだそうです。さらに筆者は、名物とも言うべき水上飛行機に乗り込み、さらなる高みを目指します。高い場所からの眺めを味わいながら、知らず知らずのうちに街の歴史をたどることにもなるのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  新年号と日本社会
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。新しい元号の「令和」が発表されましたが、今週のこのコーナーでは、日本社会と元号について読み解いたロイター通信の記事を取りあげます。元号は外国人にとってなじみのない存在ですが、ロイターが新元号発表前の3月末に配信したこの記事は、日本人にとっての元号の意味や、改元に向けた準備のドタバタぶりをリポートしています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/3/24-31号

This Week
On the Cover

若者たちの「学校ストライキ」、各地で

3月24日-31日合併号の表紙は、若者たちが学校の授業をボイコットして地球温暖化を食い止めるための行動を迫る「学校ストライキ」を紹介します。きっかけを作ったのはスウェーデンの高校生、グレタ・トゥンベリさん(16)。銃規制を求めて授業をボイコットした米国の高校生の運動に触発され、昨年夏、たった1人で抗議行動を始めました。彼女の思いはSNSを通じて若者たちの間に広がり、暮れからは毎週、欧州各地で学校ストライキが活発に行われるように。運動はついに約120カ国に広がり、3月15日には多くの若者がストライキに参加しました。写真はロンドンでの一枚で、制服姿の生徒らが国会議事堂周辺などで声をあげました。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: Heisei Reflections AWを彩った人々
今週号の特集は、AWの過去の紙面を通して、間もなく終わろうとしている平成という時代を振り返る企画の第2弾です。今回は、AWの紙面に登場した海外のスターなど、多彩な顔ぶれの一部を紹介。インタビューや記者会見での彼らの発言も抄録します。まずは米女優のメラニー・グリフィスさん。平成は女性の社会的地位の低さが問われ、見直された時代ですが、彼女は平成の初期に、働く女性たちの気持ちを代弁する発言をしていました。また、平成は多くの日本人が海外に進出した時代でもありました。ニューヨークを拠点に、英語の歌詞の歌を世に出してきたDREAMS COME TRUEの2人、さらにはハリウッドで活躍を続ける俳優の渡辺謙さんのインタビューを再録しています。

◇Special: 4月からの新紙面を紹介します
 次号は新年度の4月7日号になります。AWではこの春も、新たな連載や企画をスタートさせます。「英語でニュース記事をスラスラ読めるようになりたい」「新しい大学入試に対応できる『英語4技能』を身につけたい」といった読者の皆さんのために、ステップアップのお手伝いをします。もちろん、読んで楽しいエッセーなども盛りだくさんです。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんが今回考えたのは、小学生が背負うランドセルについて。4月になれば、大きなランドセルを担いで登校する新1年生たちの姿があちこちで見られるようになりますが、近年、気に入ったランドセルを早めに入手するために親たちが必死になる「ラン活」が話題です。一方でここのところ、教科書などを入れたランドセルは大変重くなり、子どもには大きな負担となることが問題視されるようになりました。こうした日本の「ランドセル文化」に、ジェイソンさんがツッコミを入れます。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、今回は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「retold版」でお届けしています。1月から続いている連載も、今回が最終回です。テレビ局に勤める独身女性のブリジット・ジョーンズは、ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。そんなブリジットですが、上司だったダニエルとの恋に敗れたものの、独身弁護士のマーク・ダーシーと良い雰囲気になっています。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の恋の行方を見届けてください。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーも、いよいよ最終回を迎えました。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回は、女性が働きやすい社会について考えます。リサさんがこれまで見てきた香港やシンガポールでの働くママやパパたちを支える取り組みについて紹介。日本の現在地を考えながら、今後についても思いをはせるのです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ジュリアとハンナのバスケットボールの試合を、みんなで応援に行きます。マリー、ハリソン、ケイトの3人がいるところに、カズが遅れて合流します。試合は最終盤。相手は強豪。さて、試合の行方は……。米国の生活を紹介するミニコラムでも、バスケ人気について触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今回は、1月から3月までを担当したクレア・ドンマリー・ギテンズさんの最終回です。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。クレアさんは今回、これまでの人生の歩みを振り返り、日本に来ることになった「偶然」や、語学にこだわるようになったきっかけなどについて、語っています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「時間」に関係のある表現がテーマです。「近いうちに」や「時間切れになる」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、白血病の治療に入った競泳の池江璃花子選手のツイートのニュースのほか、英国で行われている「伝統的なサッカー」で、街全体をピッチにしてボールを奪い合う奇祭の話題などをお届けしています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、性別に基づく不平等に立ち向かった実在の女性弁護士を描いた「ビリーブ 未来への大逆転」です。主人公は86歳となった今も現役の米連邦最高裁判事を務めるルース・ギンズバーグ。彼女は女性の新入生がわずか9人しかいなかったハーバード大学の法科大学院に入学し、夫のマーティンの協力のもと、勉学に励みます。優秀な成績を収めたものの、女性だというだけで雇ってくれる法律事務所はなく、大学で教職に就きます。弁護士への夢を捨てきれないルースのもとに、マーティンがある訴訟の記録を持ち込みます。母親の介護をしていた独身男性が、男性であるがために介護費用の控除申請を却下された、という訴えでした。ルースはこのケースが法律上の性差別を解消する糸口になると信じ、男性の弁護を買って出るのです。米国のアイコン的存在をフェリシティ・ジョーンズが演じたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号は、Oxford Bookworms Library のシリーズから2冊紹介します。1冊目は英国の文豪トマス・ハーディによる短編集「The Three Strangers and Other Stories」です。今回は特に「A Moment of Madness」という1編を取りあげています。もう1冊は、「アンネの日記」で知られるアンネとその家族、そして日記について書いたノンフィクションの作品です。林さんは「自分の英語力よりも少しやさしいレベルから読み始めて」と言いますが、今回紹介する2冊は、そのための候補になりそうです。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、日本で最も親しまれている植物の一つ「竹」を取りあげます。植物としての特徴のほか、日本での利用のされ方など、幅広い話題を英語で説明していきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : A trip through Italy’s Valle d’Aosta
今週号のTravelのコーナーでは、イタリア北西部にある小さな州、ヴァッレ・ダオスタ州を訪ねます。西はフランス、北はスイスと国境を接し、アルプスの4千メートル級の山々に囲まれた土地です。フランスに近いせいか、両国の言葉を話す人がほとんどで、文化的にもフランスの色が濃いのだそうです。この地は、冬はスキー、夏はハイキングや登山といったアウトドアで多くの観光客を集めますが、その歴史は古く、遠く古代ローマ時代にまでさかのぼります。交通の要衝でもあったこの地は、ローマの初代皇帝アウグストゥスによって現在の州都アオスタが築かれ、今もローマ時代の遺跡が数多く残っています。旅の筆者はこうした歴史の足跡を巡りつつ、車を走らせてアルプスの懐へと入っていきます。豊かな大自然にすっかり魅了される旅となったようです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、文化関連のニュースを取りあげます。昨年、発表が見合わされたノーベル文学賞が今年は復活し、昨年と今年の2年分があわせて授与されるというニュースのほか、米国でのスペイン語をめぐる最新事情についての報道を読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  米国で大がかりな大学不正入学事件
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、米国でこのほど発覚した大がかりな大学への不正入学事件についてのリポートです。米連邦地検が、イエール大学やスタンフォード大学といった有名大学の運動部の監督や、不正入学を依頼した両親ら50人を起訴しました。依頼者の中には有名なハリウッド俳優や会社役員らも含まれ、約28億円もの巨額のお金が動いたとされ、米社会を揺るがす騒ぎになっています。競技の経験がないのに経歴を偽ってスポーツ推薦枠で入学させたり、替え玉受験をさせたりといった手口で、「米国もコネ社会なのか」とため息が出そうです。AP通信の記事は、なぜこうしたことが起きたのか、大学スポーツ界の実情についても分析を加えています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/3/17号

This Week
On the Cover

最年少で億万長者、カイリー・ジェンナーさん

3月17日号の表紙は、米国のモデルでタレントのカイリー・ジェンナーさんです。テレビのリアリティー番組への出演で人気を博したジェンナーさんですが、自身の化粧品ブランドを立ち上げ、ソーシャルメディアを駆使して事業を拡大。ついには、資産が10億ドルを超え、billionaire になりました。米フォーブス誌は21歳のジェンナーさんを、一代で富を築いた最年少の億万長者として紹介しています。表紙の写真は昨年5月、ニューヨークのメトロポリタン美術館でのイベントで撮影された一枚。まさに、セレブといういでたちです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  誕生から40年、進化続けるカプセルホテル
今週号の特集のテーマは、カプセルホテルです。ベッドと最低限のスペースだけの簡易な宿泊施設が大阪で初めて誕生して、今年の2月で40年の節目でした。日本で独自の発展を遂げてきたカプセルホテルはこれまで、外国人らに「まるで棺おけのようだ」と揶揄(やゆ)されることもしばしば。それが実は近年、驚くような進化をしているのだそうです。AWにふだんトラベルの記事を寄稿しているライターが、発祥の地の大阪を訪ね、そんな進化ぶりをリポートします。女性専用のカプセルホテルや航空機のファーストクラスをイメージした客室まで、バリエーションはさまざま。写真をふんだんに使った紹介を読むと、ぜひ泊まってみたいという誘惑にかられます。もちろん筆者は、今も営業を続けているという日本最古のカプセルホテルを訪ねることも忘れてはいません。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、毎年12月と1月に開かれる「世田谷ボロ市」を訪ねました。今や国内最大規模のフリーマーケットとも言われますが、このボロ市、長い歴史を誇っています。リサさんはボロ市ならではのグルメも楽しみながら、その魅力を紹介してくれています。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社からテレビ局に転職したばかり。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。元上司のダニエルとの恋にやぶれたブリジットですが、母親の友人の息子で弁護士をしているマーク・ダーシーと、ちょっと良い雰囲気になっています。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の日々の奮闘と、恋の行方を見守っていきましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ケイトと日本からグリーンビルに転校してきたカズが、山道を走るトレイルランに出かけます。2人の目にとまったのは、オレゴンに春の訪れを告げるエンレイソウでした。カフェのオーナー、メルバさんとも出会います。米国の生活を紹介するミニコラムでも、エンレイソウについて説明しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。そんなクレアさんは今回、ナイジェリアのヨルバ族の結婚式に参列した経験を語ってくれています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、英王室のウィリアム王子とキャサリン妃の近況を伝えるニュースのほか、先頃亡くなったブッシュ元米大統領の葬儀で一躍有名になった介助犬の話題などを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、スパイク・リー監督の最新作「ブラック・クランズマン」です。舞台は1970年代の半ば。コロラド州で黒人として初めて刑事になったロンは、希望通り潜入捜査官となります。狙いを絞ったのは、黒人に対するリンチを繰り返してきたことで知られる白人至上主義組織、KKK(クー・クラックス・クラン)でした。ロンは何とKKKへの潜入を試みるべく、自ら電話をかけて組織の支部幹部と知り合います。そして実際の面会には、ユダヤ系白人刑事のフリップを送り出すのです。人種問題に鋭い視点を提供してきたリー監督は、あくまでコミカルに、物語を紡いでいきます。今年の米アカデミー賞で脚色賞を受賞したこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、米国から商用で来日したポールが、ホテルにチェックインしようとフロント係のアヤのところへやって来ます。アヤがあいさつがてら体調を尋ねたところ、風邪をひいているかもしれないという返事。アヤは熱があるかを確かめようとしましたが、ポールはなぜか不機嫌になってしまいます。いったい何が問題だったのでしょう?

◇英語ガイドに挑戦! 実践編
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載。実際の観光地を訪ねる想定で、外国からのお客様を案内してみる「実践編」です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、通訳ガイドやボランティアを目指す読者に簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授しています。そんな連載も今回、最終回を迎えました。平成の終わりとともに、注目を集めることが予想される皇居東御苑を案内します。江戸城以来の歴史を、英語で解説してきましょう。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Boracay and Ariel’s Point, PHILIPPINES
今週号のTravelのコーナーでは、フィリピンのリゾート地、ボラカイ島と、その隣にあるパナイ島を訪ねます。かつては人々が漁などをして静かに暮らす島だったボラカイは、旅行雑誌などに取りあげられ、観光地として急速に注目を集めるようになりました。そんなボラカイの最大の魅力は、やはりビーチにあります。「白い木綿」ともたとえられる砂浜では、地元の子どもたちが観光客の注文に合わせて砂のお城を作り、ちょっとした商売にしていました。旅の筆者は、パナイ島にあるスポット、アリエルズポイントへのツアーにも参加します。高さ15メートルもの飛び込み台があり、そこからのダイビングを楽しむことができるのだとか。リゾートの魅力を満喫しながら、筆者は早くも再訪を誓うのでした。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「教育」をテーマにしたニュースを集めてみました。米国の大学で中国語や中国文化を伝えることを目的としている「孔子学院」に対し、当局が監視を強めているというニュースのほか、英国の若者の間で外国語の履修者が急速に減少しているといった話題をお届けします。

◆Weekly Picks  フランスで「男性優位」な職業の呼び方に終止符
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、フランス語をめぐる話題をお届けします。先進国の中でも男女平等社会を推進してきたフランスですが、「男性優位」が揺るがなかった分野があるといいます。それは、文法上の性の区別がある仏語です。「男性名詞」で言い表す職業は、女性が就いた場合でも男性形が使われる、という決まりでした。ところが、「仏語の番人」であるアカデミー・フランセーズが、長年論争になってきたこのルールを撤回することを表明したのです。ただ、女性形にすると意味が変わってしまう単語もあり、すっきりとした解決にはなかなかならないようです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/3/10号

This Week
On the Cover
単語つづりコンテストまっさかり
今週号の表紙は、米国で行われている「スペリング・ビー」という競技会からの一コマです。難しい単語のつづりを正確に当てる競技で、米国では1世紀以上の歴史があるそうです。世界中から参加者が集まる5月の全国大会は、テレビ放映されるほどの人気で、米国ではいま、その地区大会が各地で開かれています。表紙の一枚は、テキサス州から。本番に臨む少年の真剣な表情が印象的です。


◇今週の注目記事 ===============

◇Interview  「記者たち 衝撃と畏怖の真実」のロブ・ライナー監督が語る「報道の自由」
今週号の特集は、3月末に日本でも公開される映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」を撮ったロブ・ライナー監督が登場します。映画のPRのため来日し、東京都内で記者会見を開きました。映画は、2001年の米同時多発テロから03年のイラク戦争に至るまでの間、戦争に突き進もうとするブッシュ政権の姿勢を問い続けた記者たちの奮闘ぶりを描いています。ブッシュ政権はイラクにおける「大量破壊兵器の存在」を主張しましたが、傘下に多くの地方新聞を抱えるナイト・リッダー社の記者たちは情報操作を疑い、関係者の取材を続けます。大手メディアも政府の追及に及び腰となるなか、批判的な論陣を張るナイト・リッダー社の記者たちは次第に孤立を深めていくのです。「スタンド・バイ・ミー」などの作品で知られるライナー監督は今回の会見で、報道機関が民主主義社会で果たすべき役割などについて熱く語りました。特集ではこのほかにも、権力者の「不都合な真実」を暴くことを題材としたり、「報道の自由」が大きなテーマになっていたりする映画を紹介しています。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、サイモン&ガーファンクルの1969年の曲「ボクサー」です。「この曲を聞くとたくさんの思い出が浮かぶ」というマーティさん。父親がサイモン&ガーファンクルの大ファンだったそうで、幼い頃から耳にする機会が多かったのでしょう。8歳ごろには、この曲のシングル盤を自分のお金で買ったのだそうです。その楽曲の魅力を、ミュージシャンの視点から解説してくれています。いつものように、歌詞に登場する英語表現についても解説しています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、「Greenville Story」を読んだ読者からの質問です。「本をもうすぐ読み終わりそう」というところで、I’m almost finished. と言っているのを見つけ、「同じ記事の中に、I finished the book. とあるのに、なぜ」と尋ねています。一見、受動態のようにも見えますが、実はそうではないのです。例文を読みながら、しっかりと学びましょう。

◇地球うおっちんぐ: 多様性映し出した今年のアカデミー賞
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、先日授賞式があった米アカデミー賞についてです。人種差別が色濃く残る1960年代の米国を舞台に、黒人ピアニストと白人の運転手の交流を描いた「グリーンブック」が作品賞に選ばれたほか、移民やマイノリティーに絡む授賞が相次ぎました。候補や受賞者が白人ばかりだと批判されてきたアカデミー賞ですが、ようやく変化の兆しが見えてきたと、アグネスさんは高く評価しています。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。物語は彼女の日記形式で進みます。上司のダニエルとの恋愛関係が終わったブリジットは転職を決意。とあるパーティーに出かけていきます。彼女の日々の奮闘ぶりと、恋の行方を見守っていきましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「演説・公演・講演」に関係のある表現がテーマです。「街頭演説」や「拍手喝采を浴びる」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに無事着陸したというニュースのほか、日本文学を世界に広めたドナルド・キーンさんの訃報(ふほう)などを取りあげています。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーを引き続きお楽しみいただきます。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語に頼るのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、今年89歳になるクリント・イーストウッドが実年齢に近い「現役の犯罪者」を演じた作品「運び屋」です。主人公アールは、花の栽培で何度も賞を獲得するなど、その道ではちょっとした人気者でした。しかし、家庭よりも仕事を優先してきたことから、今や家族に捨てられ、孤独の身に。おまけに事業の失敗で無一文になってしまいます。そんな折り、持ちかけられて始めた仕事は、麻薬組織のための麻薬の運び屋でした。当初は順調だったその仕事も、やがて当局の知るところとなります。イーストウッド自身がメガホンをとったこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、ラグビーのワールドカップについて説明した新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本の家に代々受け継がれてきた「家紋」です。そのルーツのほか、家紋が重要な役どころを演じるあの時代劇についても、英語で説明してみましょう。

◆日本全国英文表記珍百景
 筆者は、日本国内で目にする英文表記の誤りについて長年研究を続けている小樽商科大学大学院の小林敏彦教授です。各地の商店や飲食店、ホテルや駅などで目にする誤った英文表記を取りあげ、どこに問題があるのかを文法、語法、語彙(ごい)など様々な角度から検証します。小林さんが自ら撮影した写真をもとにわかりやすく解説。「おもてなし」の質の向上にも役立ちそうです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Issyk-Kul, KYRGYZSTAN
今週号のトラベルのコーナーでは、中央アジアの国キルギス共和国の、イシク・クル湖畔に広がる地域を訪ねました。現地の言葉で「熱い湖」を意味するこの湖は、零下20度まで下がる冬でも、水面が凍ることはないそうです。世界的にも珍しい「古代湖」の一つですが、旧ソ連時代には外国人の立ち入りが禁じられていたこともあり、「幻の湖」とも呼ばれます。旅の筆者がまず訪れたのは、人々の社交の場ともなっている家畜のマーケットでした。集まったヤギやヒツジなどの数は、人よりも多かったそうです。さらに筆者は、地元の一般家庭の夕食に招待されます。そこで思いきって、キルギスタンの伝統だった「誘拐婚」(アラ・カチュー)について尋ねてみるのです。異国情緒あふれる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は科学関連のニュースを集めました。恐竜をめぐる新たな発見の話題のほか、世界最深のマリアナ海溝の海洋生物からプラスチックごみが発見されたといったショッキングなニュースをお届けします。

◆Weekly Picks  白色から脱却できない? アカデミー賞
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、授賞式があったばかりの米アカデミー賞の話題です。アグネス・チャンさんのエッセーでは、今年のアカデミー賞は多様性を重視し始めたとして評価していましたが、「けっしてそうではない」という意見も根強くあります。作品賞を受賞した「グリーンブック」には「人種問題を白人の視点から美化しすぎている」といった批判もあり、スパイク・リー監督などは厳しい言葉を投げかけているのです。一方で、「白いアカデミー賞」と批判されてきたことから考えれば、そもそもこうした作品が受賞するようになったこと自体を進歩と見る人もいます。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/3/3号

This Week
On the Cover

米アカデミー賞、クイーンの映画が4部門で受賞

今週号の表紙は、2月24日にあった米アカデミー賞の授賞式での写真を紹介しています。今年のオスカー争いでとりわけ注目を集めたのは、伝説のロックバンド・クイーンを描いた「ボヘミアン・ラプソディ」だったかもしれません。日本でも大ヒットしたこの映画で、今は亡きボーカルのフレディ・マーキュリーを見事に演じたラミ・マレックさんは主演男優賞を受賞。映画は計4部門で栄冠に輝きました。授賞式では、クイーンのかつてのメンバーらが集まり、往年のヒット曲を披露。映画の祭典の幕開けに花を添えています。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: Heisei Reflections AWの表紙と紙面で振り返る平成
30年あまり続いた平成も、間もなく幕を下ろそうとしています。これから4月の終わりまで、平成を振り返る企画「Heisei Reflections」を随時掲載していく予定です。平成の間、AWはずっと発行を続けてきました。まず今週号の特集では、AWの表紙や紙面を振り返っていきます。平成の始まりを告げるAWは、どんな表紙だったのでしょうか。湾岸戦争、米同時多発テロ、東日本大震災といった大事件、大災害を、AWはどのように伝えたのでしょうか。米大リーグに次々と挑戦する日本人選手、歓喜にわくサッカーW杯も、平成時代の忘れ得ぬ一コマかもしれません。添えられた年表とともに、読者の皆さんも「ご自分にとっての平成」を振り返ってみませんか?

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの小説を掲載してきましたが、1月から3月には、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親から早く結婚相手を見つけるようにといつも言われることが悩みの種です。ボーイフレンドと思っていた上司のダニエルに二股をかけられていたことがわかったブリジットは転職を決意。テレビ局の面接を受けることになります。物語は彼女の日記形式で進みます。彼女の日々の奮闘ぶりと、恋の行方を見守っていきましょう。

◇和t’s cooking?  カツサンド
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、欧米の人たちにも人気の「カツサンド」を取りあげます。日本で独自の発展を遂げたパン文化は、本場の人たちにとっては受け入れがたい種類のパンも生み出しましたが、このカツサンドはそんなことはないのだそうです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、ごみ問題が深刻になっているというエジプトのナイル川で若者たちが清掃活動に汗を流したという話題のほか、東京の中野区と世田谷区の公立中学で、女子生徒もスラックスの制服を選べるようにしたというニュースなどを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、学校でマンプフォート先生のところに質問に行ったマリーとハリソン。質問をさっさと切り上げた先生は、2人を散歩に誘います。先生は2人に、最近手に入れたという腕時計型の活動量計を見せます。米国の生活を紹介するミニコラムでは、最近流行しているという活動量計やフィットネス関連のアプリについて触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。そんなクレアさんは今回、英語の歴史について簡単に解説し、誰もが感じる英語をめぐる疑問点について答えています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、エミリー・モーティマーが主演する「マイ・ブックショップ」です。舞台は1959年の英国。上流階級が幅をきかせる閉鎖的な小さな田舎町で、主人公フローレンスはオールドハウスと呼ばれる古い建物を買い取り、街で唯一となる書店を開くことを決意します。夫を戦争で亡くし、長く塞ぎ込んでいた彼女でしたが、夫婦の夢をかなえることを目指すのです。しかし、町の人たちは反対し、有力者のガマート夫人は強く圧力を加えてきます。そんなフローレンスの理解者となったのは、変わり者として知られるが読書家の老紳士、ブランディッシュでした。読書禁止の架空の社会を描いた「華氏451度」や論争を巻き起こした小説「ロリータ」など、フローレンスが選んだ本の数々が、物語を彩ります。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、横浜市の「金沢文庫」です。鉄道の駅名としても知られる金沢文庫とは、鎌倉時代に北条実時が邸宅内に作った日本最古の武家文庫のことです。現在では中世の歴史博物館として一般の人たちにも利用されています。また、隣接する称名寺では、四季折々の景色が楽しめます。江戸時代に景勝地だった金沢八景とともに、一帯の歴史と魅力をリサさんが語っています。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ホテルで働くサトルが、悲しそうにしている米国人観光客のサリーに声をかけます。サリーは富士山行きのバスに乗り遅れたとのこと。サトルは同情する気持ちを伝えたつもりだったのですが、なぜか彼女は怒り出してしまいます。いったい何が問題だったのでしょう?

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「ベトナム戦争と妻との別離」「友人の隣人の戦争体験話に閉口」の相談2題をお届けします。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Our Big Island adventure in HAWAII
今週号のTravelのコーナーでは、ビッグアイランドの愛称で親しまれているハワイ島を訪ねます。ハワイ諸島のほかの主な七つの島と比べてはるかに大きく、4千メートル級の山もそびえる火山の島です。空港を降り立った旅の筆者がまず驚いたのは、その風景でした。南の島といえば、緑豊かな熱帯のジャングルのような景色を思い描くものですが、ここでは溶岩流の跡ばかりの荒野を、タンブルウィードと呼ばれる枯れ草が風に吹かれて転がっているばかりで、まるで別の銀河系の星に来たかのような錯覚にとらわれます。ハワイ火山国立公園に足を延ばしますが、活発な噴火活動のため、閉鎖されている場所が多く、キラウエアビジターセンターで火山活動などのビデオを見るしかなかったそうです。気を取り直した筆者は、コーヒー農園やマカダミアナッツの工場を見学。島の名物について学びます。雄大な景色を写した美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する連載も、今回が最終回となりました。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。今回は、人種や宗教、性的なアイデンティティーへの憎悪が原因となって起きる犯罪「ヘイトクラム」についてです。米国では近年、増加が報じられ、特にトランプ政権誕生後、注目を集めるようになりました。取り締まりの必要性が叫ばれる一方で、表現の自由との兼ね合いから規制には難しい面もあるそうです。欧州などの例と比較しながら解説します。

◆Weekly Picks  これで「ブレグジット」関連ニュースがよくわかる
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、英国のEU離脱「ブレグジット」の話題。いよいよその期日まで1カ月を切り、メディアでも関連ニュースがあふれています。しかし、英語のニュースを読んでいると、このテーマになじみのない読者には意味のわからない「造語」が数多く含まれていることに気づきます。理解の一助となるように、AP通信が配信した「ブレグジット用語解説集」を紹介します。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/2/24号

This Week
On the Cover

「サムライマラソン」に主演する佐藤健さん

2月24日号の表紙は、俳優の佐藤健(たける)さんです。数々の映画やドラマで活躍する佐藤さんは、このほど公開の映画「サムライマラソン」で主役を務めています。この映画は幕末に実際にあった出来事「安政遠足(とおあし)」をモチーフにしていますが、メガホンをとった英国人のバーナード・ローズ監督は伝統的な時代劇の決まりにとらわれないように、という方針だったそうです。殺陣の練習などをして撮影に臨んだ佐藤さんは戸惑いもあったそうですが、「動きで見せられるように頑張りました」と語っています。写真は映画の完成披露で撮影した一枚です。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 新しいスタイルの「チャンバラ映画」 英監督のバーナード・ローズさん
今週号の特集は、映画「サムライマラソン」を撮ったバーナード・ローズ監督のインタビューです。幕末の安中藩(現在の群馬県)を舞台に、混乱する人々の姿を描いたドラマですが、英国人のローズさんはどのようなスタンスで、「侍映画」に臨んだのでしょう。「ラストエンペラー」などを手がけたプロデューサーに声をかけられ、メガホンをとることにしたというローズさんは、「チャンバラ映画」の決まり事を排除していったのだそうです。型にはまらない手法をとるにあたっては、黒澤明監督の名作や、「マカロニウェスタン」のヒット作などが念頭にあったと言います。近づいてきた今年のアカデミー賞の授賞式の話題と合わせて、お楽しみください。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、日本国内で風疹が流行しているというニュースについて考えます。妊娠中の女性がかかると子どもに影響が出る可能性があるとされる風疹。事態を重く見た米疾病対策センターは、免疫のない妊婦は日本へ渡航しないよう勧告したほどです。すでに風疹を封じ込めたと宣言している米国に比べ、ジェイソンさんの目には日本の対応は手ぬるいように映ります。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。そんなブリジットですが、上司でボーイフレンドでもあるダニエルとの関係に暗雲が垂れ込めてきました。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の日々の奮闘ぶりと恋の行方を見守っていきましょう。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーを、引き続きお楽しみいただきます。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回は、この冬も猛威をふるったインフルエンザについでです。米国で過ごした子ども時代を思い返すと、インフルエンザと普通の風邪はあまり明確に区別されることはなく、予防接種など特別な対策をとることもめったになかったのだそうです。そんなリサさんですが、インフルエンザ予防としてどんなことを心がけているのでしょうか。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ケイトとカズの2人が、改築して新しくなった映画館に話題の作品を見に行きます。ポップコーンとコーラを買ったカズは、そのボリュームに驚きます。米国の生活を紹介するミニコラムでは、最近の映画館事情を取りあげています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。クレアさんは今回、ブラジルで開かれたリオデジャネイロ五輪でボランティアをした際の思い出を振り返りながら、様々な文化の国で過ごすことについて考えます。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「口語でよく使われる返事」がテーマです。「悪気はないんです」や「お手やわらかに」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、落札直後に細断されて話題をさらった謎の作家バンクシーの作品が、ドイツで一般公開されたという話題のほか、交通事故を起こした英国のフィリップ殿下が運転免許を自主返納したというニュースなどをお届けしています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、学はないが腕っぷしが自慢の白人運転手と、教養あふれる紳士的な黒人ピアニストのコンビが織りなすドラマ「グリーンブック」です。舞台は1962年。ナイトクラブで用心棒をしていたトニー・リップは、ピアニストのドン・シャーリーに運転手兼用心棒として雇われます。2人は人種差別が色濃く残る米国南部を車で旅するのですが、当然のように様々な試練が待ち受けています。衝突しながらも次第に友情を育む2人の旅の行方は……。グリーンブックとはかつて出版されていた黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブックのこと。実話に基づいたストーリーで、ドン・シャーリー役のマハーシャラ・アリら実力派俳優がそろったこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号は、絵本と児童書を2冊紹介します。1冊目は「ゲド戦記」の著者として知られる Ursula K. Le Guin の「Catwings」。もう1冊は、 オオカミの子が悪い子になるために学校に行くという「Little Wolf’s Book of Badness」です。絵本や児童書といっても、英語学習者にとっては簡単に読めるとは限りませんが、まずはわからない語句にこだわらずに、全体を読んでみることをおすすめします。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、日本の駅などで普通に見かける「コインロッカー」を取りあげます。国内での起源のほか、最新のトレンドまで、幅広い話題を英語で説明してきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Enjoying the many Turkish delights in Istanbul
今週号のTravelのコーナーでは、トルコ最大の都市イスタンブールを訪ねます。様々な文化の影響を受けながら育まれたトルコ料理は、フランス、中国と並んで世界三大料理に数えられています。旅の筆者は、アジアと欧州をつなぐ街を歩きながら、地元の食を堪能します。まず巡り合ったのはドンドゥルマと呼ばれる、粘り気のある独特な風味のアイスクリームです。訪れた店では、ちょっとしたパフォーマンスでお客たちを沸かせていました。さらには地元の人に、お薦めの「サバサンド」を紹介してもらいます。その後に訪れたレストランも、シェフたちのパフォーマンスが大いに話題になっているのだか。筆者は奥深いトルコの美食の世界を楽しむことができたようです。おいしそうな写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、子どもや若者に焦点を当てたニュースを取りあげます。児童虐待事件が相次いで発覚している日本に対し、国連の委員会が対策強化を求めたという報道のほか、米国でのネットゲーム依存の話題を読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  イタリアの高級ファッションブランドで相次ぐ人種差別表現
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、イタリアの高級ファッションブランドが「人種差別的」として批判される事態が相次いでいるという話題です。グッチがこのほど、黒人の容姿を思い起こさせるセーターを発売したことで、謝罪に追い込まれました。最近ではこのほかにも、プラダがやはり黒人を思わせるキャラクターを発表して批判され、ドルチェ&ガッバーナの宣伝動画も中国人を揶揄(やゆ)しているなどとして問題になりました。どうしてこのような事例が相次ぐのか、AP通信の記事は識者の声を集めています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/2/17号

This Week
On the Cover

宇野昌磨選手、四大陸選手権でV

2月17日号の表紙は、フィギュアスケートの宇野昌磨選手です。このほど米アナハイムで行われた四大陸選手権の男子フリーで初優勝を果たしました。宇野選手はショートプログラムで4位のスタートでしたが、フリーでは今季のルール改正後の世界最高点となる197.36点をたたき出し、見事に逆転しました。今年の四大陸選手権では、女子フリーでも紀平梨花選手が逆転で初優勝をしており、2014年以来の日本勢男女同時優勝になりました。平昌五輪の銀メダルなど、大きな国際大会で2位にとどまることが多かった宇野選手は、今大会の優勝を「すごくうれしい」と語り、すでに3月の世界選手権を見据えていました。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  Home exchange 新しい旅の楽しみ方
今週号の特集では、お互いの自宅を交換することで、宿代をかけずに世界の国々に滞在できる「ホームエクスチェンジ」という仕組みを、AWにいつも記事を寄稿しているトラベルライターのマイケル・フィッツパトリックさんが紹介してくれています。欧米ではこうしたサービスを提供する業者が多数存在していて、「ブドウ畑の中のシャトー」「南国の島の海辺の家」といった希望条件に合わせてサイト上で泊まりたい物件を探せます。自分の家の情報も登録しておき、取引が成立したら、サイトを介して交換の日程を調整するのだそうです。フィッツパトリックさんは東京都内の自宅を登録していて、これまでに交換でウィーンのアパートやタイのプール付きの邸宅、モロッコのリアドやフランス・プロバンス地方の農家など、様々な旅行体験をしてきたのだとか。「味気ないホテルではなく、現地の住人と同じような暮らしができる」とその魅力を語ります。これまで滞在した家の数々の写真と合わせて、体験記をお読みください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都千代田区北の丸公園の一角にある「科学技術館」を訪ねます。科学技術の進歩を実際に見たり触ったりしながら学べる体験型施設ですが、かつて政治家が「甘口のカレーライス」と評し、リニューアルされたこともあるように、リサさんにとっては当初期待したような展示内容ではなかったようです。施設名の英訳などで、リサさんは提言もしてくれました。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。ブリジットと上司のダニエルの恋模様は、不穏な空気が流れてきました。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の日々の奮闘と、恋の行方を見守っていきましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ハンナがジュリア、マリーと歴史の授業での研究課題について話しています。ハンナの課題のパートナーはジョー。しかし、彼は課題を何一つやろうとしないのだとか。困り果てているハンナに、ジュリアとマリーが助け舟を出します。米国の高校生の生活を紹介するミニコラムでは、こうした生徒たちの共同研究について説明しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。そんなクレアさんは今回、自身が経験した「とんでもない思い込み」のエピソードを披露してくれています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、東京の私鉄の駅で、目の錯覚で床から浮き上がって見える奇抜な案内表示がお目見えしたという話題のほか、インドネシアでドリアン1個に約10万円の値段がついたというニュースを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、1970年代のニューヨーク・ハーレムを舞台にして、若い黒人カップルの愛を描いた「ビール・ストリートの恋人たち」です。19歳のティッシュは幼なじみのファニーの子どもを宿しますが、ファニーは白人警官の恨みをかったことで、無実の罪で逮捕・勾留されてしまいます。彼を救い出そうと、ティッシュや家族は奔走するのですが、なかなか打つ手がありません。物語は不条理な運命にも屈しない2人の愛の気高さを描きます。米国黒人文学の巨匠の小説を、前作「ムーンライト」(2016年)でアカデミー作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督が映画化。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、カナダから観光で来日したサミュエル一家が、日帰りのトレッキングにやって来ました。リフトの切符売り場で働くタケシに子どもと一緒にリフトに乗って山頂付近まで行けるかを尋ねます。タケシが危険であることを伝えたところ、サミュエルはなぜか怒り出してしまいました。いったい何が問題だったのでしょう?

◇英語ガイドに挑戦! 実践編
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載がリニューアル。佐藤道子さんにも新たに筆者に加わってもらった「実践編」です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。「実践編」では、実際の観光地を訪ねる想定で、外国からのお客様をご案内してみます。取りあげるスポットは関東圏が多くなりますが、それ以外にお住まいの方も応用が可能です。今回は、成田空港での乗り継ぎの短い時間を利用して、至近距離にある成田山新勝寺を案内します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Innsbruck, AUSTRIA
今週号のTravelのコーナーでは、オーストリアのチロル地方の中心都市、インスブルックを訪ねます。かつての冬季五輪の開催地として知られますが、歴史は古く、マクシミリアン1世治世の神聖ローマ帝国はこの地を首都に定めました。旧市街では、「黄金の小屋根」や「市の塔」といった当時の雰囲気を残す観光名所があります。また、ケーブルカーなどの公共交通機関を使って、近隣の山に登ることができ、見事な眺望が楽しめるそうです。交通の便が良いところにゲレンデもあり、ウィンタースポーツを楽しむにはうってつけだとか。さらに旅の筆者がおすすめするのは、市内と目と鼻の先にある「クリスタルワールド」。世界的なクリスタルガラスのメーカー、スワロフスキーの博物館です。筆者もとっておきのお土産を手に入れたようでした。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「環境」をテーマにしたニュースを集めてみました。ベルギーの中高生が温暖化対策の強化を訴え、授業をボイコットしてデモに参加しているというニュースのほか、中国の旧正月である「春節」に合わせ、地球環境の保護のために豚肉の消費を抑えようと環境団体が呼びかけているといった話題をお届けします。

◆Weekly Picks  人気ドラマでさらに過熱、韓国の受験戦争
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。日本では受験シーズン真っただ中ですが、今週号はお隣、韓国の受験戦争の話題をお届けします。韓国は熾烈(しれつ)な受験戦争で知られるお国柄ですが、そうした世相を風刺するテレビドラマが人気を集めたそうです。ところが放送開始後、物語に登場する勉強用の個室や個人を指導する「受験コーディネーター」の需要が高まるなど、ドラマの制作側の意図に反して、世の中の受験熱に拍車をかける事態になったのだとか。こうした反応の背景には、韓国社会の就職難があるといった指摘も出ています。
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