週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/7/28号

This Week
On the Cover

軽やかなママに ミランダ・カーさん

7月28日号のAWは、オーストラリア特集です。表紙には、近年、日本人に最も親しまれている豪州人の一人で、世界的なモデルのミランダ・カーさんにご登場いただきました。ファッションからお茶、みそ汁に至るまで、日本のテレビCMでもすっかりおなじみですが、このほど第3子を妊娠し、6月に出席したファッションイベントでは、大きくなったおなかを堂々と見せるポーズをとっていました。海外メディアは「おしゃれな妊婦姿」と評しています。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  オーストラリア特集 世界に広がる先住民文化/豪州英語を読む
オーストラリアを特集した今週号では、豪州の先住民文化の話題に触れ、特徴ある豪州英語について見ていきます。英国からの入植者から長年差別されてきた「アボリジナルピープル」。オーストラリア外務省などはその文化をもっと知ってもらおうという取り組みを進めています。彼らの文化をモチーフにしたタペストリーが世界9カ国の大使館で掲げられていて、そのうちの一つがある東京都港区のオーストラリア大使館を訪ねました。さらには、今週のトラベルのコーナーで豪ブリスベンを訪れた旅の筆者が、街で見つけた標識や看板を紹介。オーストラリア英語特有の言葉遣いやお国柄が表れています。このページでは、「英文ライティング道場」でおなじみの豪州出身のトニー先生に、豪州英語の成り立ちについて説明してもらいました。

◆Travel :  ‘No worries’ in Brisbane, AUSTRALIA
今週号のTravelのコーナーでは、オーストラリア第3の都市、ブリスベンを訪ねます。これまで仕事で海外に出る機会には恵まれても、実は家族で海外旅行をしたことがなかった旅の筆者。今回は思いきって出かけてみることにしました。選んだのは、時差が少なく、家族のニーズを満たすことができそうなこの街です。異国情緒あふれるコロニアル風の建物、さらには豊かな自然が魅力で、ブリスベン川の岸辺では絶壁のロッククライミングに挑む人の姿も見られました。旅の途中、時に思うに任せないこともしばしば起こります。そんな時、筆者を慰めたのが、豪州人がよく使う“No worries”という言葉でした。美しい街の様子を写しだす写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、オーストラリアの海でのサーフィンを題材にした「ブレス あの波の向こうへ」です。舞台は1970年代。内向的なパイクレットと冒険好きなルーニーの少年2人は、性格も家庭環境も異なりますが、気の合う仲間です。2人はサンドーという名の男からサーフィンのてほどきを受けるようになり、彼の妻イーヴァとも知り合います。謎めいた夫婦とのふれあい、危険な波との対峙(たいじ)を通して、2人は成長を遂げていくのです。豪州の文学賞に輝いた小説を映像化。豪州の美しい海と、登場人物たちの見事な波さばきも見どころとなっているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。新年度からリニューアルし、星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきますので、ご期待ください。今週号では、多読を実践する人たちの間でも人気のあるシリーズの一つ、Usborne Young Readingから、2冊を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、女性が職場でハイヒールなどを履くことを強制されないように要望する#KuToo運動を紹介しながら、働く際の服装について考えます。日本でもクールビズが導入されて久しいですが、主眼はあくまで電気代の節約です。ジェイソンさんは労働効率の向上を考えて、スーツやパンプスといったお決まりの服装の見直しを提案します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ケイトが誕生日に乗用車を両親からプレゼントされます。マリーやハリソン、カズは興味津々ですが、ケイトによると、両親が決めた様々な運転ルールがあるのだとか。どんな決まりなのか、会話に耳を傾けてみましょう。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、今回のテーマは高校生と運転の関係についてです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、映画館をめぐる自身の思い出について語っています。映画館の体験は、英国と日本では少し違ったものだったようです。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「豊かさ、裕福」に関係のある表現がテーマです。「富裕層」や「金に糸目をつけない」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、独フォルクスワーゲンが長く愛された小型車ビートルの生産を終えたというニュースのほか、JR鹿児島線でナメクジが原因の停電があり、列車が運休するなどの影響が出たという話題などをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、夏の風物詩となっている「ビアガーデン」です。日本におけるビアガーデンの起源は、どんなものだったのでしょう。時代の移り変わりとともに、ビアガーデンのスタイルも変化してきました。こうしたビアガーデンの歩みを英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「家事に追われてしまう主婦」「温度差のある関係がつらい」の相談2題をお届けします。さらに新年度からは、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆Weekly Picks  京都アニメーション放火事件、海外からも悲しむ声
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、京都アニメーション(京都市)で34人もの命が奪われた放火事件をめぐるAFP通信の配信記事です。容疑者の詳細な動機はまだ明らかになっていませんが、「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」や「けいおん!」といった人気作品で国内外に多くのファンがいる「京アニ」での悲劇は、世界に衝撃を与えています。アニメ制作に携わる人たちからは「業界全体に対する攻撃だ」といった声もあがっています。
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2019/7/21号

This Week
On the Cover

宇宙の神秘に迫る はやぶさ2とアポロ11号

7月21日号の表紙は、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への着陸に再び成功したことを喜ぶ宇宙航空研究開発機構(JAXA)の運用メンバーの姿です。はやぶさ2は小惑星の地下で眠っていた風化していない砂や石を採取できた可能性が高いとされ、太陽系の成り立ちや生命誕生の謎に迫るヒントが得られたと期待されています。「太陽系の歴史のかけらを手に入れた」と、計画の責任者である津田雄一・プロジェクトマネージャは語りました。宇宙の神秘に迫ろうという人類の努力は、その歩みを少しずつですが進めてきました。今週号のAWでは、アポロ11号による人類初の月面着陸から50年を記念して、アポロ計画を詳細に振り返り、宇宙に思いをはせる特集を組んでいます。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  月面着陸から50年、アポロ11号の軌跡をたどる
1969年7月20日(日本時間21日)、米国の宇宙飛行士たちが人類として初めて月面に降り立ちました。あれからちょうど50年の節目を迎え、今週号のAWはアポロ11号のミッションを大々的に振り返ります。まずはいつもトラベルを掲載しているページを使い、AFP通信の配信記事から、決して平坦(へいたん)な道のりではなかったミッションを追体験します。まるで月面旅行のルポを見るような趣をお楽しみください。当時の写真もふんだんに使い、アポロ計画をめぐる知られざる歴史やエピソードも紹介しています。

◇Special:  月面着陸から50年、レガシーをたどる
 今週号は特集ページでも、「アポロ11号の月面着陸から50年」に関連するニュースを取りあげます。国家プロジェクトだったアポロ計画には多くの人々が関わり、また様々なレガシー(遺産)が生まれました。このページでは、海外通信社の配信記事から、アポロ計画に携わった人々の足跡をたどっていきます。アポロ計画の探査機は大量の「月の石」を持ち帰り、こうした石は今また科学研究に役立てられようとしています。一方で、米国からの友好の証しとして、世界の各国にも配られましたが、その一部は所在が不明になっているそうです。AFP通信の記事は、こうした「月の石」の行方を追う「ムーン・ロック・ハンター」について取りあげています。また、人類で初めて月面に降り立ったアームストロング船長の有名な言葉には、あまり知られていない逸話がありました。記者の取材に対し、月面着陸のテレビ中継で同時通訳をしていた人物が、当時を振り返っていました。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、7月に再開された日本の商業捕鯨についての解説を英語で読んでいきましょう。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、Foghat というバンドの1970年代半ばのヒット曲「Slow Ride」を取りあげます。彼らは一般には、このヒットの後、表舞台から消えた「一発屋」のように言われていますが、マーティさんによると、実は多くのコアなファンがいて、アーティストとして高い評価を得ているのだそうです。マーティさんが「一発屋」と呼ばれるアーティストの楽しみ方を伝授していますので、ぜひ耳を傾けてみてください。この連載は新年度からレイアウトを見直し、読みやすくなりました。引き続きご愛読のうえ、興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーとジョージの親子が、瞑想(めいそう)を試みます。何でもリラックスするのが苦手なジョージが医者に勧められたそうで、マリーにやり方を教えています。米国の生活を紹介するミニコラムでも、近年の「瞑想事情」に触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、性的少数者(LGBT)として、カミングアウトすることについて考えます。LGBTの当事者からの思いを、深刻になりすぎずに語ります。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、フィンランドで夫が妻を運ぶスピードを競う「奥様運び」の世界選手権が開かれたという話題のほか、エジプトが反対する中、古代エジプト王のツタンカーメンの頭像がオークションにかけられたというニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介するのは、ペットの動物たちを描いた人気アニメの第2弾「ペット2」です。「飼い主の留守中、ペットたちは何をしているのか」がテーマのこの作品は、今回も、ちょっと神経質なテリア犬マックスや、曲者のウサギ、スノーボールなどが引き続き登場し、騒動を巻き起こします。前作から3年後、マックスは飼い主のケイティ、相棒の大型犬デュークとともに、ニューヨークで幸せに暮らしています。しかし、ケイティが結婚して息子のリアムが誕生すると、生活は一変。マックスはやんちゃなリアムに過保護に接するあまり、ストレスを抱えるようになります。そんな中、家族旅行の旅先で農場犬のルースターと出会い、マックスの気持ちに変化が訪れます。あのハリソン・フォードも声優として登場するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、静岡県函南町にある「伊豆わさびminiミュージアム」を訪ねました。静岡名産のわさびの歴史から加工方法までが詳しく展示され、参考になるのだとか。時に人気なのが、わさびのツーンとしたにおいが体験できるトンネルだといいますが、実際に入ってみると……。展示を通して得た新しい知識を紹介しながら、リサさんがミュージアムとわさびの食文化の魅力を語ってくれています。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、ツアーガイドのリュウが、参加者に集合時間を伝えています。米国人観光客のトムに、今の時間がわかるかを尋ねたつもりでしたが、予想外の返事が返ってきてしまいました。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Weekly Picks  月面着陸、地球上の生活にとっても「大きな一歩」
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するこのコーナーも、今週は特集の「アポロ11号の月面着陸から50年」に連動しています。アポロ計画はまさに国家的なプロジェクトだっただけに、一企業や研究者だけではなしえなかったような、科学技術の進歩をもたらす多くの成果をあげました。人間が宇宙空間で生きていくために開発された様々な新技術は後に他分野に転用され、現代の生活を支えているのです。コードレスの電化製品やフリーズドライ食品といった例を挙げながら、身近にある「アポロ計画のレガシー」に触れていきます。
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2019/7/14号

This Week
On the Cover
サッカーの女子W杯で米国が優勝
今週号の表紙は、フランスで開かれた女子サッカーのワールドカップ(W杯)からの一枚です。7日にあった決勝で、米国がオランダを2-0で下し、2大会連続、最多を更新する4度目の優勝を果たしました。立役者の一人はミーガン・ラピノー選手で、この日もPKを決めて、同じチームのアレックス・モーガン選手と並び、大会最多の6点目を挙げました。ラピノー選手の34歳でのゴールは、決勝での最年長での得点でもありました。米国代表の選手たちは、男子選手との賃金格差の是正を求めており、今回の優勝は彼らの主張にさらに力を与えそうです。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 英検対策 過去問で出題傾向に慣れる
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。新年度から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。今週号でも先月に引き続き、共通テストで導入される「民間試験」のうち、最も多い受験者を集めるであろう実用英語技能検定(英検)について詳しく見ていきます。今回は、リーディングやリスニング、面接を総合的に解説します。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「40歳になるのが不安」「ひとりぼっちでいるのがつらい」の相談2題をお届けします。さらに新年度から、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、I couldn’t agree more. という表現に触れた読者からの質問です。いったいどのような意味になるのでしょう。辞書の解説などを活用しながら、意味や使い方を読み解いていきます。例文も豊富に紹介していますので、ぜひ使いこなせるようになってください。

◇地球うおっちんぐ: 三男が米国の大学を卒業 家族で式に出席しました
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、三男が米国のスタンフォード大学を無事卒業したというお話です。スタンフォードはアグネスさん自身がかつて博士号を取得し、長男、次男も卒業した大学だっただけに、喜びもひとしおだったようです。自身のスタンフォードでの日々を振り返ります。また三男は大学院に進むそうですが、今回の卒業で、アグネスさんの子育ても節目を迎えることになりました。人生の新たな一歩を踏み出す覚悟を語っています。

◇米国がわかるキーワード
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Techlash。GAFAと呼ばれる巨大テクノロジー会社への反発を表す言葉です。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「価値」に関係のある表現がテーマです。「全財産」や「二束三文で」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、ロンドンで欧州初となる米大リーグの公式戦が開かれ、英王室のハリー王子とメーガン妃が対戦する両チームを激励したという話題のほか、「ストーンウォールの暴動」から50年の節目を記念して、性的少数者や支持者らによる大規模なパレードが行われたというニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生による連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、名優ロバート・レッドフォードの「俳優引退作」と銘打っている「さらば愛しのアウトロー」です。そのレッドフォードが演じるのは、初老の銀行強盗。実在の強盗がモデルですが、銃を発砲することなく、愛敬を振りまいて犯罪をやってのけるという、どこか憎めない存在です。16回もの脱獄と強盗を繰り返しながら、態度はあくまで紳士的。事件を担当する刑事ですら、いつしか好意を抱き始め、逃走中にはある女性とも恋に落ちるのです。レッドフォードの過去の出演シーンも挿入され、彼のキャリアに敬意を払う作りになっている本作を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、このほど国内で起きたちょっとした美談を取りあげた新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本の夏の風物詩とも言える「そうめん流し」です。その起源のほか、地域ごとの有名店の話題などを英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Mirleft, MOROCCO
今週号のトラベルのコーナーでは、モロッコの南西部、大西洋に面した小さな町ミルレを訪ねます。モロッコと言えば、フェズやカサブランカ、マラケシュといった大都市のメディナと呼ばれる迷路のような旧市街が有名ですが、こちらの小さな町は、よりリラックスしてくつろげる雰囲気なのだとか。地元の青空市場に出かけ、人々の姿をカメラにおさめます。その後、旅の筆者はバスで南下し、シディ・イフニーという漁師町へ足を延ばします。ここは岩石が長い時間をかけて浸食されたことにより形成された巨大なアーチが有名でしたが、数年前に崩壊してしまったのだとか。それでも筆者は海の美しさを満喫し、ボディーボードを楽しむのです。異国情緒あふれる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週はビジネスニュースを2題お届けします。米アップルでiPhoneなどのデザインで活躍してきたデザイナーが年内に退任することが発表されたというニュースのほか、米国で牛乳の消費が減少し、酪農業界が対策に乗り出したという話題を紹介します。

◆Weekly Picks  民主党大統領選候補 ヒスパニック票狙い、演説でスペイン語使用に賛否
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、2020年の大統領選に向けて、早くも舌戦がスタートしている米国のリポートを取りあげます。トランプ大統領の再選を阻むべく、野党民主党では大統領選に20人以上が名乗りをあげ、混戦模様になっています。このほど初めてのテレビ討論が2日間にわたって行われましたが、そこで目立ったのが、スペイン語で演説を試みる候補者たちでした。候補者指名の獲得には、ヒスパニック系有権者の取り込みが必須と言われているからですが、こうした動きを評価する声がある一方で、「ヒスパニック系への迎合だ」と見る向きもあるようです。
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2019/7/7号

This Week
On the Cover

ヒートアップする男子短距離走

今週号の表紙は、6月末に開催された陸上の日本選手権からの一枚です。がぜん注目を集めるようになったのが、男子の短距離。100メートル決勝では、日本最速のスプリンターたちが同じトラックに並びました。先日、日本記録を出したばかりのサニブラウン・ハキーム選手が10秒02で優勝。同じく9秒台の自己ベストをもつ桐生祥秀選手らを破って世界選手権の代表に内定しました。同競技では、この日3位に入った小池祐貴選手らもおり、ライバルたちがしのぎを削っています。東京五輪を1年後に控え、ますます目が離せなくなってきました。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: The Chelsea Flower Show 2019
ロンドンの初夏の風物詩で、世界的に広く知られる園芸の祭典「チェルシー・フラワー・ショー」が、今年も5月に開かれました。エリザベス女王をはじめとする英王室の面々や各界のセレブが集い、様々なテーマに沿ったガーデンが堪能できます。このイベントの模様を英国在住のトラベルライター、トリシア・ピーターズさんがリポートしました。今年、最も注目を集めたのが、キャサリン妃がプロの協力を得てデザインしたという「Back to Nature」と名付けられた庭園でした。子ども時代の思い出から生まれたという庭園でしたが、ツリーハウスやブランコには多くの大人たちが群がっていたのだとか。ノルマンディー上陸作戦75周年を記念した庭園や、ヨークシャー地方の風景をテーマにした庭園など、見どころはほかにも多かったようです。美しい草花やユニークな庭園を写した写真の数々とともに、リポートをお楽しみください。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 英文ニュースの読み方を、毎月第1週に基礎から解説しています。英字新聞には国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号からは何回かに分けて、「時事英語の語法の特徴」をテーマにして学んでいきます。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。


◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
今週から新しい連載小説が始まります。7月から9月までお届けするのは、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。

◇和t’s cooking?  うなぎの卵とじ丼
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。土用の丑(うし)の日が近づいた今回は、うなぎ料理を紹介します。近年では米国でも「ウナギソース」が手に入るようになったそうですが、数あるうなぎ料理の中でも、料理教室の生徒の間で好評だという「うなぎの卵とじ丼」を取りあげます。ゴボウを入れたいわゆる柳川風のレシピを紹介しますので、ぜひ味わってみてください。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、2026年の冬季五輪の開催地がイタリアのミラノ・コルティナダンペッツォに決まったというニュースのほか、今秋に日本で開幕するラグビー・ワールドカップをめぐる話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ハリソンとカズの2人が、泊まりがけのキャンプの支度をしています。本格的なキャンプは初めてというカズは、少し興奮気味。持ち物のチェックが続きます。米国の暮らしぶりを紹介するミニコラムでも、最近のキャンプの人気ぶりに触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週からは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんが執筆を担当します。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。第1回となる今回は、スコットさんの一風変わった日本体験を。あの格安理髪店を訪ねたときの様子を、詳細につづってくれています。彼にとっては、実に新鮮な体験だったようです。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二さんの連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、家族の崩壊と痛みを描いた「ワイルドライフ」です。1960年代、米モンタナ州に引っ越してきたばかりのジェリーとジャネットは、仲の良い夫婦でした。プロゴルファーを夢見ながらゴルフ場で働くジェリーでしたが、ある日突然、解雇されます。仕事を探して家計を支えようとするジャネットと息子のジョーに対し、ジェリーは解雇の撤回の連絡をもらったにもかかわらず、復職を断ってしまいます。それどころか、命の危険を顧みずに山火事の消火活動に加わると言いだし、ジャネットの怒りは最高潮に達します。夫婦の心のすれ違いと家庭の崩壊を、息子ジョーの視点から描いたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、川崎市にある「電車とバスの博物館」です。東急電鉄が運営するこの博物館には、実際に使われていた電車やバスが展示されているほか、運転が体験できるシミュレーターやパノラマ模型があり、乗り物好きなら大人も子どもも楽しめる施設です。リサさん自身の幼い日の思い出を交えながら、その魅力を紹介しています。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、米企業の東京支社に配属になったヘンリーが、新しく口座を開設しようと銀行を訪れます。窓口で働くモエが書類にサインするよう求めたのですが、話がどうもかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう?

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Mamanucas Islands, FIJI
今週号のTravelのコーナーでは、大小300以上の島からなる南太平洋の国、フィジーを訪ねます。旅の筆者は、まずは観光客も体験できるフィジーの伝統的な儀式を紹介します。「カバの儀式」と呼ばれ、ある植物を使ったコーヒーのような色の飲み物を参加者全員で回し飲みをするのです。もう一つは、出産や結婚、葬儀といった特別な出来事の際に披露される「メケ」と呼ばれる部族の踊りです。筆者はさらに、リゾート施設がそろうママヌザ諸島へと足を延ばします。独創的な料理が楽しめる海辺のテラスや、子ども向けのプールなどを備えて家族で楽しめる施設など、様々なタイプのリゾートがあり、好みに応じて選ぶことができるそうです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  賞味・消費期限の表示統一に悩む米国
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、米国での食品の賞味期限・消費期限をめぐる状況についてまとめたAP通信の配信記事を読んでいきます。食品の安全性を保証しながら、食品廃棄物を増やさないようにするにはどうしたらよいか、日本と同様に米国でも模索が続いているようです。米国では特に、賞味期限や消費期限の表記が一律には定まっていないことが問題となっており、このほど当局が新たな対策に乗り出しました。記事は、食品を安全に食べるために知っておきたいポイントも解説しています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/6/30号

This Week
On the Cover

スヌーピー、宇宙に飛び出して50年

6月30日号の表紙には、Asahi Weeklyで長年連載中のPeanutsから、スヌーピーが登場します。背景には月。スヌーピーは宇宙服を身にまとい、どこか誇らしげです。実は今年は、スヌーピーが宇宙に飛び出してから50年の節目の年なのです。アポロ11号が月面に初めて着陸した1969年、そのリハーサルと事前調査の重責を担ったアポロ10号が5月に打ち上げられました。その際の宇宙船に「スヌーピー」と「チャーリー・ブラウン」という呼び名が与えられたのです。Peanutsのキャラクターたちは、このミッションのマスコットとなり、コミックにも宇宙飛行士のスヌーピーが登場するようになりました。今週号は、Peanuts とNASA(米航空宇宙局)の提携50年を記念して、Peanuts特集を組んでいます。特集ページもご覧下さい。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  Peanuts特集 NASAと歩んだ50年の歴史
今週は、スヌーピーやチャーリー・ブラウンたちが活躍する Peanuts の特集号です。1969年5月、月に向かって有人飛行に出発したアポロ10号。次なるアポロ11号のミッションに備え、司令・機械船の「チャーリー・ブラウン」から発射された月着陸船「スヌーピー」は、調査のために月面に接近したのです。Peanuts の作者であるチャールズ・M・シュルツさんとNASA(米航空宇宙局)は、強い絆で結ばれます。スヌーピーたちはNASAのマスコットになり、シュルツさんも「Astronaut Snoopy」をコミックに登場させました。そして昨年、Peanuts とNASAの協力関係は新たな段階を迎えたのです。今回の特集では、こうしたスヌーピーたちとNASAの歴史を当時の写真などで振り返ります。シュルツさんの妻のジーン・シュルツさんのインタビューを掲載しているほか、Astronaut Snoopy のとっておきの作品も、特別に紹介しています。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。新年度からリニューアルし、星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきますので、ご期待ください。今週号では、中高生向けの Graded Readers(英語を外国語として学ぶ人向けの段階別に書かれた本)のシリーズ、Oxford Dominoes から、2冊を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、英語のカタカナ表記について考えます。この春、外務省が使う国名表記の基準となる法律が改正され、国名表記から「ヴ」が消え、「ビ」や「ベ」に置き換えられました。「セントクリストファー・ネービス」「カーボベルデ」が新しい国名表記です。ジェイソンさんはこうした動きが広がると、カタカナで表記できる音が限られてしまう、と心配します。日本人が英語を学ぶ際に、こうしたカタカナ表記がかえって障害になっているのでは、とも考えるジェイソンさんは、英単語の学び方にも意見を述べています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーが腕利きのコックである父親のジョージと話しています。ジョージはメルバズカフェで出す新しいメニューを考えているところ。若い新しいお客さんが喜ぶメニューを出したいと考えるジョージは、マリーの意見に耳を傾けます。マリーはどんなアイデアを提案するのでしょうか。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、今回のテーマは米国での近年の料理事情です。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週は、4月から6月までを担当したアヌーク・スルメニアンさんの最終回です。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫、娘との3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回のテーマは、スルメニアンさんが日本に来て、夢中になった茶道です。茶道との出会い、そして魅力について、語ってくれています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「元気」に関係のある表現がテーマです。「体調が戻る」や「絶好調」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、サッカーの久保建英選手がスペインの名門チームと契約したというニュースのほか、富士フイルムがいったん終了していた白黒フィルムの販売を再開するという話題などをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、フランスの名匠ジャック・オーディアール監督がメガホンをとった一風変わった味わいの西部劇「ゴールデン・リバー」です。舞台は、ゴールドラッシュに沸く1850年代の米国。無敵の殺し屋として恐れられていたイーライとチャーリーのシスターズ兄弟は、「提督」と名乗る雇い主から、ウォームという化学者の殺害を命じられます。ウォームの発見した化学式で作った薬品ならば、川の中の黄金が見分けられるというのです。一方、提督の部下で偵察係のモリスは、ウォームと行動するうちに意気投合してしまい……。ジョン・C・ライリーやホアキン・フェニックスらが出演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、「アニメ聖地巡礼」です。漫画やアニメのファンの中には、作品の舞台と思われる場所や作者ゆかりの場所を見つけ出し、実際のその場を訪れる人が多くいます。近年では、こうしたファンの行動を、宗教上の「巡礼」にたとえるようになりました。「聖地巡礼」は地元に経済効果をもたらし、町おこしにもつながることがあります。漫画家の水木しげるの出身地である鳥取県境港市などはその代表例でしょう。ファンの心理やこうした最近のトレンドなどを、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から連載しているのは、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。今週はいよいよ最終回を迎えます。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。チャーリーたちは無事に危機から逃れることができるでしょうか。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「安易なアイラブユーが苦手」「成人してから学ぶ外国語のコツ」の相談2題をお届けします。さらに新年度からは、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Bilbao, SPAIN
今週号のTravelのコーナーでは、スペイン北部のビルバオを訪ねます。この街はかつて工業都市として栄えましたが、鉄鋼などの産業の衰退とともに、深刻な不況に陥りました。再生のきっかけとなったのは、1997年のグッゲンハイム美術館の誘致でした。その後、アートと斬新な建築の街として生まれ変わり、多くの観光客が押し寄せるようになったのです。旅の筆者も有名アーティストや建築家が手がけたアートや現代建築の数々を巡り、それとは対照的に中世の街並みを残す旧市街にやって来ます。そこでは、地元の美食を存分に味わうことができました。ビルバオは独立志向の強いバスク地方の主要都市の一つでもあり、そんなバスク人の気風を表すようなエピソードにも触れています。奇抜なアートや建築を写した美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週に、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、科学技術をテーマにしたニュースを取りあげます。人間の心をとらえる犬の表情についての研究成果を報じたニュースのほか、都市の衛生問題と栄養問題を同時に解決しようというケニアでの取り組みを、海外通信社の配信記事で読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  八村塁選手、日本のバスケットボールにとっての快挙
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議で、ワシントン・ウィザーズから1巡目で指名された八村塁選手についてです。八村選手は富山県出身。ベナン出身の父親と日本人の母親の間に生まれました。日本人がNBAのドラフトで1巡目指名を受けるのは、初めてのことです。AP通信の記事は、八村選手の生い立ちやバスケを始めたきっかけについて詳報。これまで話題に上ることが少なかった日本のバスケットボールに、彼の指名が与えるインパクトについても論評しています。八村選手のドラフト指名は、初級ニュースのページでも紹介しています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/6/23号

This Week
On the Cover

ルマン24時間、トヨタが2連覇

6月23日号の表紙は、フランス西部ルマンで行われた自動車耐久レースの最高峰、ルマン24時間からの一枚です。トヨタが中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ(スペイン)らが運転する8号車で2連覇を達成しました。小林可夢偉らの7号車も2位に入り、トヨタ勢としては昨年に続くワンツーフィニッシュの快挙です。また今回の優勝で、中嶋は今季の世界耐久選手権で日本人ドライバーとして初めて総合王者に輝きました。ルマン24時間はF1のモナコ・グランプリ、インディカー・シリーズのインディアナポリス500マイルと並び、世界3大レースの一つと称されています。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature:  翻訳者のはじめのい~っぽ 村井理子さん
現在活躍する英日翻訳者が、英語との最初の出会いや、初めて翻訳を意識した表現などについて語るエッセーシリーズです。月1回ほどのペースで、随時掲載します。今週号には、「ブッシュ妄言録」「ローラ・ブッシュ自伝」「ゼロからトースターを作ってみた結果」などの訳書のほか、自ら執筆した料理本も人気の村井理子さんが登場します。自身の生い立ちとともに、翻訳への道を選ぶきっかけを与えてくれた父親について、思いをつづります。村井さんの最新の訳書は、米国の料理研究家が日本で魚料理と格闘したエッセーですが、その一部も英語と日本語の両方でご紹介します。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、5月にあった欧州議会選挙の解説を英語で読んでいきましょう。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、ブルー・オイスター・カルトの「(Don’t Fear) The Reaper」(死神)を取りあげます。彼らは日本ではさほど人気というわけではありませんが、マーティさんによると、米国では多くのファンを持ち、今回紹介する曲も、米国人なら誰でも知っているエピソードに彩られているのだとか。マーティさんはこの曲に、「70年代的なもの」を見るのです。この連載は新年度からレイアウトを見直し、読みやすくなりました。引き続きご愛読のうえ、興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。危機から逃れようとする彼らの運命は……。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、期末試験を終えたマリーとハンナが、テストの手応えについて話します。歴史の試験で失敗したというハンナは「勉強するところを間違えた」と嘆いています。よく使われる英語表現を紹介するコーナーも、今週は、試験や興行などで「大失敗した」時に使える言い方を学びます。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、フランス人がこよなく愛する多種多様なチーズについて語っています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、リトアニアで赤ちゃんによる「ハイハイ競争」があったという話題のほか、米カリフォルニア州のビバリーヒルズ市がほぼ全てのたばこ製品の販売を禁止することになったというニュースなどをとりあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介するのは、1973年にスティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンの共演でヒットした作品のリメイク「パピヨン」です。物語の舞台は、19世紀から20世紀にかけて多くの囚人が送り込まれた仏領ギアナの流刑地。殺人のぬれぎぬを着せられ終身刑になったパピヨンは、ためたお金を体内に隠し持っているドガと出会い、奇妙な友情を築いていきます。冤罪(えんざい)を訴えるパピヨンと、不服申し立てが却下され望みを失ったドガらは、過酷な環境から逃れるため、脱獄を試みるのです。「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディ・マーキュリー役を演じて話題をさらったラミ・マレックも出演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、静岡県裾野市にある「富士サファリパーク」を訪ねました。レンタカーやサファリバスなど、様々な方法で猛獣たちに近づくことができるほか、動物たちと触れあえる施設もあり、大人から子どもまで楽しめるそうです。リサさん自身の動物園への思いを明かしながら、サファリパークの魅力を語っています。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、レストランで食事をしている米国人観光客のジョー。接客係のハルがラストオーダーを取りに来ました。ハルはデザートかコーヒーをすすめたのですが、どうも話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : St. Paul de Vence, FRANCE
今週号のTravelのコーナーでは、南仏はニース郊外にある村サン・ポール・ド・バンスを訪ねます。コートダジュールやアルプスを見渡せる小高い丘の上にあり、城壁で囲まれた歴史ある村ですが、20世紀に入ってあるホテルが人気となると、多くの芸術家が集まるようになったそうです。ピカソやマティス、ミロなどですが、中でもシャガールはこの地を長く愛し、村の墓地に埋葬されています。こうした土地では、アートと触れあう機会も自然と多くなるようです。ほかにもセレブと縁が深いこの村で、旅の筆者は、ある有名人を目撃するのですが……。美しい写真の数々と共に、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  LGBTの弾圧事件、ニューヨーク市警が半世紀ぶりに謝罪
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、1969年に米ニューヨークで同性愛者らが集まるバーに警察が摘発に入り、衝突が起きた「ストーンウォール暴動」を取りあげます。性的少数者の権利を訴える運動が始まる大きなきっかけになったとされるこの事件は、今月27日にちょうど半世紀となります。この節目となる年に、ニューヨーク市警は「差別的で抑圧的だった」と初めて公式に謝罪しました。大規模なイベントを予定しているLGBTの人々から歓迎の声が上がる一方で、様々な批判も寄せられています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/6/16号

This Week
On the Cover
ラファエル・ナダル選手、全仏オープンで初の12度の優勝
今週号の表紙は、テニス選手のラファエル・ナダル選手(スペイン)です。このほど行われた4大大会の一つである全仏オープンの男子シングルス決勝で勝利し、優勝を果たしました。クレーコートで無類の強さを誇るナダル選手にとり、12回目の全仏制覇です。4大大会のうち同一の大会を12回制したのは、男女通じて初めてのこと。これまでの記録は、全豪オープン女子シングルスでのマーガレット・コート選手の11回でした。これで自身の4大大会の通算勝利数も18に伸ばし、こちらでもロジャー・フェデラー選手の持つ20に迫っています。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 英検対策 差をつけるならライティング
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。新年度から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。今週号では、共通テストで導入される「民間試験」のうち、最も多い受験者を集める実用英語技能検定(英検)について詳しく見ていきます。今回は特に、ライティング(英作文)に焦点を当てましょう。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「昔の恋人からの手紙を返したい」「80歳で家を買いたい」の相談2題をお届けします。さらに新年度から、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号はこんな質問です。「『とても~』と表現する時に、いつもveryしか思いつきません。もう少しスマートな表現方法はありませんか」。森住先生が英語学習者向きの辞書を紹介しながら、例文を交えて解説します。「いつでも使える」という便利な単語も、学んでおきましょう。

◇地球うおっちんぐ: 親の不安につけ入る中国の教育ビジネス
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、自著のPRのために中国の北京などを訪れたアグネスさんが、中国の教育現場の今を伝えてくれています。中国では我が子を有名な学校に入学させるための競争が激しく、そこにつけ込もうとする教育ビジネスも数多いのだとか。アグネスさんはこうした現状に警鐘を鳴らし、「他人と自分の子どもを比べることをやめて」などと訴えています。

◇米国がわかるキーワード
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Pink Tax。最近注目されているという男女差別の形です。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。危機から逃れようとする彼らの運命は……。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「飲食」に関係のある表現がテーマです。「口に合わない」や「おなかがすく」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、米国で出生時の体重が世界最小とみられる女児が無事退院したという話題のほか、イタリア・ベネチアの運河でクルーズ船が衝突事故を起こしたというニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという企画が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、米国の人気コラムニストが自身の生い立ちを描いた作品が原作の「ガラスの城の約束」です。ニューヨークでコラムニストとして活躍するジャネットは幼い頃、型破りな両親に育てられました。父レックスは「家族のために美しいガラスの家を建てる」と夢を語りますが、理想はあるものの口先ばかり。どの仕事も長続きせず、画家志望の妻、ジャネットら4人の子どもを連れて、各地を転々とする生活を送ります。やがて通学もままならない暮らしにうんざりしたジャネットらは、家を出てしまいます。しかし、彼女は婚約を機に、改めて両親に向き合うことになるのです。ブリー・ラーソンが主演し、ウディ・ハレルソンらが脇を固めるこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、英国のEU離脱に関係する新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本家屋によくみられる「格子窓」です。その起源のほか、格子窓ならではの魅力なども英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Taroko National park, TAIWAN
今週号のトラベルのコーナーでは、台湾北部にあるタロコ(太魯閣)国立公園を訪ねます。台湾本島中央山脈の北部に位置する大渓谷で、河口から山頂まで直線距離にしてわずか40キロほどの間で標高が急上昇しているため、変化に富んだ景観が楽しめます。旅の筆者は路線バスを乗り継ぎながら観光名所をたどっていきますが、急流が切り開いた渓谷は目を見張る迫力です。「落石注意」と書かれていてヘルメット着用の観光客がいる遊歩道をこわごわ楽しんだり、内部を滝が流れるトンネルで暗闇を味わったり。その魅力に存分に触れたようです。美しい景観を写した写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、米国に入学するためのビザをめぐるニュース2題をお届けします。米国へのビザ申請の際に、SNSの個人アカウント情報の申告が義務化されるという報道のほか、米中関係の悪化に伴い、中国政府が米国留学する学生らに異例の警告をした、といった話題を紹介します。

◆Weekly Picks  天安門事件の追悼集会があった香港で広がる不安
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、この6月で30年の節目を迎えた天安門事件をめぐる記事を取りあげます。中国本土では事件を語ることはタブー視されていますが、「一国二制度」を維持する香港では毎年、追悼集会が開かれてきました。今年も主催者発表で18万人が集まり、軍との衝突で命を落とした学生らのために祈りをささげました。しかし近年、香港でのこうした活動にも変化が見られると言います。香港の民主的な気風は守られるのか、現状を危惧する声もあがっているそうです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/6/9号

This Week
On the Cover

「アラジン」で魔人を演じるウィル・スミスさん

今週号の表紙は、米人気俳優のウィル・スミスさんです。ディズニーの大ヒットアニメの実写版である新作映画「アラジン」で、ランプの魔人ジーニーを演じます。日本での公開に先立ち、プロモーションのために来日したスミスさんは、イベントでファンと一緒に写真撮影に応じるなど、気さくな姿を見せていました。今回の作品では、スミスさんは魔人を軽快なノリで演じ、おなじみのファンタジーに笑いとインパクトを与えているそうです。今週は映画のページでも「アラジン」を紹介しています。

◇今週の注目記事 ================

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、ディズニーの大ヒットアニメを実写映画にした「アラジン」です。砂漠の国で暮らす貧しい青年アラジンは、自由な生活に憧れる王女ジャスミンと出会います。ところが、王国支配をたくらむ大臣ジャファーにつかまった彼は、近くの洞窟から魔法のランプを持ち帰るように命令されてしまいます。ランプを手に入れ、偶然にもランプから魔人ジーニーを解放したアラジンは、三つの願いをかなえてもらうチャンスを得るのです。様々な文化が入りまじった夢のような光景も見どころとなっているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Special: Snapshots: The Class of 2019 米国は卒業シーズン
米国各地の大学や高校では5月から6月にかけて、卒業式が行われます。近年では著名人が招かれ、卒業生を前にスピーチをすることも多く、様々な話題を提供しています。そこで今週号の特集では、各地の卒業式からの一コマをご紹介します。米南部のアフリカ系学生が通う大学では、ある資産家が卒業生全員分の学生ローンを肩代わりとすると表明。米軍のエリート養成校である陸軍士官学校では、黒人女性の卒業生が過去最多の人数に上ったと話題になりました。また、ハーバード大学ではドイツのメルケル首相がスピーチをし、印象的な言葉を残しています。過去の卒業式で披露された名スピーチも、ほんのさわりだけご紹介します。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 4月からの新連載です。英文ニュースの読み方を、毎月第1週に、基礎から解説していきます。英字新聞には、国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など、様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号では、「リードから記事の要点を把握する」をテーマにして学んでいきます。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。


◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇和t’s cooking?  梅そうめん
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、さっぱりとした「梅そうめん」です。多くの外国人がその「酸っぱさ」に驚くという梅干しを、筆者はドレッシングやパスタソースなど様々な料理に採り入れているそうです。そうめんに梅干しを使ったレシピは、食欲が落ちる夏の季節にも最適、とおすすめしています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、日本のプロ野球球団が米大リーグのドラフト対象選手と初めて契約したというニュースのほか、2020年東京五輪の聖火リレーのルートが明らかになったという話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーとハンナ、ジュリアとケイトの仲良し4人組がポートランドまで出かけ、毎年恒例の「グランド・フローラル・パレード」を見に行きます。「バラの街」の別名をもつポートランドで、「ローズパレード」とも呼ばれる名物行事です。4人は今回、パレードを見学するために指定席をとりました。米国の暮らしぶりを紹介するミニコラムでも、指定席の確保をめぐる最近の事情を取りあげます。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、温泉巡りが趣味だという彼女が、自身の温泉体験を語っています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、神奈川県横須賀市の三浦半島にある「観音崎」です。江戸時代以来、東京湾の入り口を海外の脅威から守る重要な役割を担ってきたこの場所は、そうした歴史の一端を感じることができるスポット。現在では公園が整備され、行き交う船をながめたり、花や緑を満喫したりできるそうです。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、民泊を利用して日本に滞在中のゲイルが、オーナーのミユキに日本の夏の暑さについて話しかけます。「エアコンを壊した気がする」と伝えたゲイルに、ミユキが答えますが、どうも会話がかみ合っていません。いったい何が問題だったのでしょう?

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Patzcuaro, MEXICO
今週号のTravelのコーナーでは、メキシコはミチョアカン州の都市パツクアロを訪ねます。この地はかつて、暴力的なスペインの征服者が支配していましたが、人道的な理想をもつ神父が取って代わり、共同体のような村を建設したのだとか。街には今でも、先住民であるプレペチャ族の文化が色濃く残り、その息吹を感じ取ることができます。中心部の広場から町歩きを始めた旅の筆者は、昔ながらの街並みを味わいながら、屋台のご当地グルメも楽しみます。メキシコで有名な「死者の日」に飾るアートを堪能したり、ランチをとったレストランでシェフの打ち明け話に耳を傾けたり。さらには広場で出合った伝統的な踊りを見て、おとぎ話のような世界に浸るのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  プラスチックごみの逆襲 先進国からのごみに怒るアジア
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、世界的に大きな問題となっているプラスチックごみについてのレポートを取りあげます。先進国からプラスチックごみを違法に持ち込まれたとして、アジアの国々が怒りの声を上げています。これまで再利用目的で大量のごみを受け入れていた中国が昨年、輸入禁止に転じたことの影響が広がっているようです。マレーシア政府はこのほど、違法に持ち込まれたごみを輸出国に送り返すと表明。フィリピンとカナダの間でも、プラスチックごみが外交問題に発展しています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/6/2号

This Week
On the Cover

トランプ米大統領、異例ずくめの来日

6月2日号の表紙は、このほど来日したトランプ米大統領です。元号が令和になって初めての国賓として日本を訪れたトランプ氏でしたが、日米関係の蜜月ぶりを強調したい日本側に異例とも言える手厚いもてなしを受けました。東京・国技館では大相撲の千秋楽を観戦。升席を取り払って特別にソファを置き、会場の内外ではSPらが厳重な警戒を続けました。トランプ氏はさらに表彰式で自ら土俵に上がり、新たに設けた「米国大統領杯」を、優勝した朝乃山関に贈呈しました。ただ、日米間には貿易問題や北朝鮮問題など難題も残っており、こうした課題はひとまず先送りにされた形です。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature:  翻訳者のはじめのい~っぽ 越前敏弥さん
現在活躍する英日翻訳者が、英語との最初の出会いや、初めて翻訳を意識した表現などについて語るエッセーシリーズが始まりました。月1回ほどのペースで、随時掲載します。今週号には、ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」など、ミステリー小説などの翻訳を多数手がける越前敏弥さんが登場します。30歳を過ぎて翻訳の道を志した越前さんは、「師匠」と呼ぶべき2人の先輩翻訳者に出会います。越前さんは彼らからどのような影響を受けたのでしょうか。その一人、東江一紀(あがりえ・かずき)さんは2014年に若くして亡くなりましたが、その際、前回のこの欄にも登場した柴田元幸さんが寄稿した英文もあわせて紹介します。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」が、新年度からリニューアル。星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきます。英語を読むだけでなく「話す」「書く」力も向上する多読のコツにも触れていきますので、ご期待ください。今週号では、英語を母語とする子どもたち向けに書かれた絵本、Magic School Bus のシリーズから、2冊を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、平成から令和へと変わった元号について考えます。改元が2年前に分かっていながら、新元号はなぜ直前に発表されたのだろう、と疑問を投げかけるのです。ジェイソンさんは和暦の伝統とその良さは十分に理解しながら、和暦から西暦への換算はなかなか骨が折れる、と実感しているようです。「西暦と和暦の両方の良さを生かすために」と語るジェイソンさんの意見に、耳を傾けてみます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、うららかな春の一日、マリー、ハンナ、ジュリアの3人が校舎の外で昼食を食べ始めます。お互いのランチを披露する3人がどんな会話を交わしているのか、聴いてみましょう。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、今回のテーマは学校での昼食です。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫、娘との3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、スルメニアンさんが日本に来て、驚いたことの一つを披露します。お茶が飲める店を探したけれども、なかなか見つからなかった、とのこと。実はお茶は、母国フランスでも親しまれているのだそうです。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「商店・レストラン」に関係のある表現がテーマです。「全品売り尽くし」や「大もうけする」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、旧満州で活躍し、新幹線の原型になったとも言われる「あじあ号」の蒸気機関車が公開されたというニュースのほか、エベレスト登頂回数の記録を更新したシェルパの話題などをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解しやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、英国の伝説的バンド「ザ・スミス」のカリスマ的なフロントマン、モリッシーの若き日を描いた「イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語」です。1976年、英マンチェスター。ミュージシャンを志すスティーヴン・モリッシーは高校中退後、定職に就かずに、ライブハウスに通っては批評を音楽紙に投稿する日々を送っていました。家計を助けるために就職したものの、仕事をサボっては詩を書き続けています。引っ込み思案のモリッシーは、女友達のリンダーの後押しで、やっとのことでバンドに加入し、ライブも成功を収めますが……。彼の苦悩や葛藤をつぶさに描いたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、「鉄道オタク」です。日本の鉄道はその正確な運行や快適な乗り心地で評判ですが、こうした鉄道の様々な魅力に引きつけられた人々も多くいます。鉄道ファンをめぐる最近の話題などを、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「お人よしすぎて疲れてしまう」「趣味の違う恋人と別れるべき?」の相談2題をお届けします。さらに新年度からは、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Bali, INDONESIA
今週号のTravelのコーナーでは、日本人観光客も多く押し寄せるバリ島を訪ねます。バリには、ナイトクラブなど夜の世界が若者を引きつけるクタ、新しいリゾート地として人気のスミニャックなど、様々な魅力を持つエリアがあります。今回、旅の筆者が足を延ばしたのは、海辺のリゾートから少し離れ、豊かな自然に恵まれた中部のウブドでした。ここはオランダ統治下の時代から、各国の芸術家が移り住んだ歴史があるそうで、今でも芸能や芸術の中心地として知られています。筆者はヒンドゥーの祭りに触れ、日本からこの地にやって来た彫刻家に出会います。さらに、作家と読者が集う大きなイベントにも参加するのです。異国情緒あふれる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、Society をテーマにニュースを取りあげます。天安門事件30年の節目を前にして、中国ではインターネット百科事典の「ウィキペディア」の全言語ページが遮断されたというニュースのほか、離婚が急増中のエジプトで夫婦の心構えを教える寸劇が始まったという話題を読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  中国の知的財産権をめぐる問題点
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、激化する米中の貿易摩擦に関連して、中国の知的財産権をめぐる問題点をポイント別に整理したAP通信のまとめの記事です。トランプ政権が中国に対して厳しい姿勢をとる理由として、米側は中国の外国企業に対する知的財産の侵害をあげています。中国政府による是正の動きが一部で見られますが、欧米側の主張としては、構造的な問題が多く残っている、と言います。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/5/26号

This Week
On the Cover

エルトン・ジョンさんの半生、映画に

5月26日号の表紙は、南仏で開催されているカンヌ国際映画祭での一コマ。歌手のエルトン・ジョンさんが登場します。彼の半生を描き、そのヒット曲のタイトルをとった映画「ロケットマン」が映画祭でプレミア上映され、自身の若かりし頃を演じた俳優タロン・エガートンさんとともに、赤じゅうたんを踏みました。映画は、エルトン・ジョンさんが苦悩しながら音楽の世界で成功し、スターになるまでを描きます。歌手の人生がテーマの作品と言えば、伝説のロックスター、フレディ・マーキュリーが登場する「ボヘミアン・ラプソディ」が大成功を収めた後だけに、今度の作品も評価が注目されています。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature:  日本語を探して英語を学ぶ 英和辞典で「辞書引き学習」
今週号の特集では、英和辞典を使った「辞書引き学習」についてご紹介します。英語の授業が小学校で下の学年から始まるようになり、英語を学び始める年齢が一段と早くなります。小さい子どもにどんな方法で英語に興味をもってもらったらよいか、悩む方も多いのではないでしょうか。そこで有効だというのが、英語の「辞書引き学習」です。国語辞典を引いて言葉を調べ、そのページに付箋(ふせん)を貼っていくのが普通の「辞書引き」ですが、東京都内のある小学校では、それを英和辞典に応用しています。小学生でも知っている日本語の単語を足がかりに、英語の語彙(ごい)も増やしていこうという取り組みです。辞書引き学習の提唱者、深谷圭助・中部大教授にもお話を聞きました。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、「お札のデザインが一新される」というニュースの解説を英語で読んでいきましょう。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、数々のヒット曲を生み出してきたエルトン・ジョンさんの作品から、「幼き恋の日々」(We All Fall in Love Sometimes)を取りあげます。マーティさんはこの曲に、日本の歌謡曲と相通じるものを見いだします。マーティさんの考えるJポップと洋楽のつながりとは。この連載は新年度からレイアウトを見直し、読みやすくなりました。引き続きご愛読のうえ、興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、トーマスがアンジーのコーヒー店でのアルバイトに遅刻してしまいます。言い訳をするトーマスに、アンジーはある提案をします。今週のスキットからよく使われる英語表現を紹介するコーナーもあります。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、フランスでのクリスマスの過ごし方について語っています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、豪州の50ドル札に誤植が見つかったという話題のほか、来日するトランプ大統領が大相撲の優勝力士に「トランプ杯」を贈ることになったというニュースなどをとりあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという企画が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、薬物中毒になってしまった息子が実家に戻ってくる1日を描く「ベン・イズ・バック」です。クリスマスイブに薬物依存症の施設を抜け出し、実家に突然姿を現したベン。過去に彼が起こした事件から警戒を強める一家でしたが、母親のホリーだけは喜んで迎え入れます。彼が一晩だけ自宅で過ごすことを許すホリー。しかし、彼のために、平和だった家はトラブルに見舞われます。いなくなった愛犬を捜しに出るベンと、彼を追うホリー。ホリーは息子が属していた世界を垣間見ることになります。息子を信じ、救い出そうとする母親をジュリア・ロバーツが演じたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、横浜市の「山下公園」を訪ねました。四季折々の草花が楽しめて、かつて豪華客船として活躍した「氷川丸」も見学できるこの公園は、横浜の代表的な観光スポットですが、実は歴史に彩られた物語があるそうです。公園の歩みを振り返りながら、その魅力を語ります。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、日本に長期滞在中の米国人観光客ジェーンが、友人のアカネとコインランドリーにやって来ました。アカネが乾燥機代の支払いを申し出ましたが、なぜか2人の会話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Sydney, AUSTRALIA
今週号のTravelのコーナーでは、シドニーの中でも、市役所やハイドパークのある中心地の西に位置する「インナーウェスト」と呼ばれる地域を散策します。観光客にはあまり知られていないエリアですが、魅力的なお店などがたくさんあり、町歩きが楽しめるそうです。旅の筆者はまず、豪州特有のコーヒーを味わい、町に出ます。若者が多いエリアですが、それもそのはず、シドニー大学などの大学が辺りにあるのです。シドニー大学の構内では、南半球で最大の古代文化財のコレクションを誇る博物館も見学できます。筆者はさらに、毎週土曜に小学校の校庭で開催されているというマーケットも訪ねます。19世紀の建築様式を今に伝えるテラスハウスをめぐり、フィッシュマーケットにも足を延ばすのです。活気ある雰囲気を写しだす写真の数々と共に、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  マラー特別検察官のロシア疑惑報告書、米社会は幻滅
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、トランプ大統領周辺のロシア疑惑を捜査したマラー特別検察官の報告書に対する米社会の反応を取りあげます。2016年の米大統領選にロシアが介入し、トランプ陣営に肩入れしたとされる一連の問題では、大統領になったトランプ氏がその後も捜査を妨害した疑いが指摘されてきました。報告書はトランプ陣営とロシア関係者の接触を認めつつ、「共謀したという証拠まではなかった」などと結論づけました。この「玉虫色」の結論には、米社会の広範な層から失望が広がり、マラー氏自身の議会証言を求める声があがっているそうです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/5/19号

This Week
On the Cover
サニブラウン選手、米国で疾走
今週号の表紙は、陸上短距離のサニブラウン・ハキーム選手です。米アーカンソー州でこのほど開かれた大会の男子100メートルで、日本選手としては2人目の9秒台となる9秒99をマークしました。ガーナ人の父と日本人の母をもつサニブラウン選手は20歳。2017年の世界選手権の200メートルではウサイン・ボルト(ジャマイカ)を上回る史上最年少の18歳5カ月で決勝に進出し、将来を嘱望される存在となりました。そんなサニブラウン選手は同年9月から、米フロリダ大学に留学。レベルの高い環境で練習を重ね、来年の東京五輪に備えて力を蓄えています。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 1日完結型の「英検CBT」とは?
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。新年度から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。今週号では、共通テストで導入される「民間試験」のうち、最も多い受験者を集める実用英語技能検定(英検)について詳しく見ていきます。新たに導入される1日完結型の「CBT」とは、どのようなものなのでしょうか。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「次の本がどうしても書けない」「冷淡な夫にうんざり」の相談2題をお届けします。さらに新年度から、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号のテーマは「コロケーションってなに?」。一言で言えば、「話し言葉や書き言葉で、自然に響くような単語の組み合わせ」ということになります。自然な会話やリポート、論文などの執筆には欠かせないコロケーションですが、どのように身につけたら良いのでしょうか。コロケーションの辞書の使い方についても解説していきます。

◇地球うおっちんぐ: 令和時代の子育て 変化に適応できる能力を
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、「未知に勝つ子育て-AI時代への準備」という新刊をこのほど出版したアグネスさんが、これからの時代の子育てについて持論を展開しています。令和という新しい時代が幕を開けましたが、少子高齢化が進む日本は必ずしも明るい展望を描けていません。人工知能(AI)などで技術革新が刻一刻と進む現代社会では、将来予測も難しくなります。そんな時代だからこそ、アグネスさんは若い世代の育成に力を注ぐべきだと訴えます。

◇米国がわかるキーワード
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Sharenting。SNS全盛の時代ならではの新語です。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは公園で凧(たこ)を揚げようとしたのですが、風が吹かないことにいらだちます。凧が空に舞う様子を想像すると、なぜか激しい風が吹き荒れました。その様子を見ていた少女に、チャーリーは自分には天気を操る能力があることを知らされるのです。その力を再び試そうと公園に出た彼は、何者かに連れ去られてしまいます。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「簡単」「即座」に関係のある表現がテーマです。「朝飯前」や「うのみにする」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、日本の子どもの数が過去最少を更新したという統計のニュースのほか、映画スター・ウォーズのダース・ベイダーの衣装が競売にかけられるといった話題などを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、フランスの代表的な作家シドニーガブリエル・コレットの半生を描いた「コレット」です。舞台は19世紀末の「ベル・エポック」と呼ばれた時代のパリ。14歳年上の人気作家ウィリーと結婚したコレットは、夫に請われて自伝的な小説を代筆します。小説は大ブームを巻き起こしますが、コレットは自分が作者だと世に明かせぬ葛藤を抱え、夫の浮気癖にも悩まされます。やがて彼女は自立した新しい生き方を求めるようになるのです。キーラ・ナイトレイが主演したこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、学生の留学事情をめぐる新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにして、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本の伝統的な加工食品である「納豆」です。その起源のほか、最近注目されている健康食品としての側面などを英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Saintes Maries de la Mer, FRANCE
今週号のトラベルのコーナーでは、南仏の都市、サント・マリー・ド・ラ・メールを訪ねます。カマルグと呼ばれるローヌ川のデルタ地帯にあるこの街は、毎年5月になると、欧州各地から何千人もの巡礼の人々が集まり、にぎわいます。ロマと呼ばれる人々の守護聖人とされるサラ・カリをたたえる祭典が開かれるのです。祭典でまつられる聖人たちにはいくつかの伝説があり、キリストの死後、迫害を逃れてこの地にたどり着き、生涯を終えたのが聖母ヤコブと聖母サロメ、そして従者のサラ・カリである、といった説などです。聖母たちの像を地中海に運んでいく儀式で祭りの盛り上がりは頂点に達し、人々は歓喜の声をあげるのです。祭りをとらえた印象的な写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は科学関連のニュースを集めました。地球上の100万種もの動植物が絶滅の危機にひんしているという報告書のニュースのほか、世界で初めて承認されたマラリアワクチンの接種が始まったという報道をお届けします。

◆Weekly Picks  先入観と動物保護活動の関係
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、Newsのページでも取りあげた生物多様性の保護をめぐって、AFP通信が別の角度から切り込んだ記事を紹介します。絶滅危惧種の保護には、動物に対する人間の先入観が影響しているという見方があります。ジャイアントパンダのように人気のある動物には注目が集まる一方で、外見がグロテスクなチュウゴクオオサンショウウオなどは、なかなか保護が進まないといった現状があります。専門家の意見などを集めました。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/5/12号

This Week
On the Cover

米国のミスコンテストで輝く多様性

今週号の表紙は、ミス・ユニバース米国代表の選考を兼ねたミスUSAでこのほど優勝したチェスリー・クリストさんです。クリストさんはノースカロライナ州の弁護士で、裁判費用が払えない受刑者の代理人を務めるなど活躍。日ごろから司法界での性差別とも闘っています。さらに、クリストさんの優勝で、米国では改めて人種の多様性に光が当たっています。今回のミスUSAに加え、ミス・ティーンUSA、ミス・アメリカと、史上初めて、3大コンテストすべてで黒人女性が優勝したのです。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: Speak up @ Work トラベルクリニック医師・近利雄さん
Speak up @ Work は英語を多用している職場を訪ね、どんな英語が使われているのか、どのように英語力を磨いているのかをインタビューする企画です。今週号は、外国人に対する医療のほか、海外渡航者の予防接種や診断を専門に行う「トラベルクリニック」の医師、近利雄さんが登場します。インターナショナルスクール出身の近さんですが、それでも医療の専門英語を身につけるためには努力が必要だったと言います。今回の特集では、英語圏の患者がよく使う英語表現も紹介。合わせて、米国留学の際に必要となる予防接種の基礎知識も学んでいきます。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 4月からの新連載です。英文ニュースの読み方を、毎月第1週に、基礎から解説していきます。英字新聞には、国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など、様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号では、慣れないとわかりにくい見出しのルールについて学びます。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。


◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは公園で凧(たこ)を揚げようとしたのですが、風が吹かないことにいらだちます。凧が空に舞う様子を想像すると、なぜか激しい風が吹き荒れました。その様子を見ていた少女に、チャーリーは自分には天気を操る能力があることを知らされるのです。その力を再び試そうと公園に出た彼は、黒いサングラスの男たちに連れ去られてしまいます。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇和t’s cooking?  カツオのたたき
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、初夏が旬の「カツオのたたき」です。カツオは日本では欠かせない食材ですが、米国ではあまり知名度がないようです。それでも筆者が料理教室でカツオのたたきを取りあげると、酸味のきいたドレッシングの効果なのか、サラダのようで食べやすい、と好評だったそうです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、新しい天皇陛下が即位したという国内ニュースのほか、豪州で生後14カ月の男児が野生犬のディンゴに襲われ、父親がすんでのところで救出したといった報道などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーの両親が結婚記念日を迎えます。ところが、父親のジョージも母親のエレンも、この日のことをすっかり忘れていた様子。マリーがうまく入れ知恵をしています。米国の暮らしぶりを紹介するミニコラムでも、結婚記念日の過ごし方を取りあげます。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、日本でスーパーマーケットを巡った体験について語っています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、実際に起きた大学生たちによる犯罪を取りあげた「アメリカン・アニマルズ」です。米ケンタッキー州で何の不自由もなく暮らしているはずの大学生2人が、平凡な日常から脱却したいと願うあまり、大学図書館から時価1200万ドルという貴重な画集を盗み出すことを思いつきます。2人は仲間を集め、綿密な計画を練って実行に移すのですが……。事件を再現しながら、映画は当の本人たちをところどころに登場させ、事件の経緯を証言させるのです。ドラマと証言映像を交えることで、彼らが犯罪に手を染めるに至った心理を読み解いていくこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、東京都千代田区にある「学士会館」です。旧帝国大学出身者の親睦を目的として誕生した伝統ある建築物ですが、東京大学の前身「開成学校」があった場所でもあり、敷地内には「日本野球発祥の地」の碑も立っています。建物の歩みを紹介しながら、あまり知られてこなかった日本野球の誕生の歴史についても触れていきます。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ハイキングをしていたユキが、困った様子の米国人観光客マークを見つけ、声をかけます。道に迷ったようなのですが、ほかにも不安な点があるそうです。ユキは「話の要点は何ですか」と尋ねましたが、どうも会話がかみ合っていません。いったい何が問題だったのでしょう?

◇カタカタ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Bath, BRITAIN
今週号のTravelのコーナーでは、英国有数の観光都市バースを訪ねます。ユネスコの世界遺産にも登録されているこの街は、古代ローマの時代から、人々が温泉を利用してきたことで知られます。旅の筆者はまず、古代ローマの遺跡としては非常に保存状態が良いとされる温泉施設「ローマン・バス」に足を向けます。日本人としてはぜひとも温泉につかりたいところですが、それは許可されていないそうです。実際に入浴できるのは、近くにある水着着用の公衆浴場で、屋上にあるルーフ・スパから、街が一望できるのだとか。またバースは、ジョージ王朝時代に繁栄を取り戻した歴史があり、当時をしのばせる美しい建物なども見どころ。老舗レストランの名物もはずすことはできません。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  海外で日本酒文化の定着を目指すウィルソンライさん
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回はAWの独自インタビューを取りあげます。日本酒が海外で大きな関心を呼ぶようになった昨今ですが、このほど、日本酒をテーマにしたドキュメンタリー映画が公開されました。「カンパイ! 日本酒に恋した女たち」です。映画に登場する女性の一人、ニュージーランド出身の酒コンサルタント、レベッカ・ウィルソンライさんに話を聴きました。ウィルソンライさんは日本酒の海外進出を手伝っていますが、「一過性のブームに終わらせないためには、多くの課題が残る」と話しています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/4/28-5/5号

This Week
On the Cover

米国で大型フェスに出演したPerfume

4月28日-5月5日合併号の表紙は、女性3人組のテクノポップユニット「Perfume(パフューム)」です。このほど、米カリフォルニア州の砂漠地帯で開かれる毎年恒例の大型野外フェス「コーチェラ・フェスティバル」に出演したことで、話題になっています。コーチェラは過去にはレディー・ガガらが出た大物ぞろいのイベントで、米国では1年の音楽シーンを占う注目のフェスと言われています。日本勢は過去に「X JAPAN」などが出演。多くの演目がユーチューブで配信され、昨年はビヨンセが話題になったほか、今年はアリアナ・グランデらも登場しています。海外の数万人規模の会場での単独ライブを目標とするPerfumeは、今回のフェスへの出演を足がかりに、海外ファンの拡大を狙うようです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: Heisei Reflections AWが注目した平成文学の担い手たち
平成最後の発行となる今週号の特集は、AWの過去の紙面を通して平成という時代の30年あまりを振り返る企画「Heisei Reflections」です。今回は特に、文学に焦点を当てました。米ソ冷戦の終結とほぼ同時期に始まった平成は、各地で紛争やテロが相次いだ時代であり、一方で、医療や科学技術が進歩し、現代人は以前の世代と大きく異なる生活を送るようになりました。それだけに、新しい時代の感性や不安に応えるように登場した作家たちが注目を集めたのです。まずは現代の日本文学を語るうえで欠かせない存在となった村上春樹さん。AWでは、村上さんがフランツ・カフカ賞を受賞した2006年に、村上作品の多くをロシア語に翻訳したドミトリー・コワレーニンさんにインタビューしています。また、17年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんについても、11年の来日会見の模様を詳報しています。彼らは作品で何を描き、なぜ世界の読者に受け入れられたのでしょうか。平成が始まったばかりの頃、俵万智さんの短歌集「サラダ記念日」を英訳したジュリエット・ウィンターズ・カーペンターさんらが開いた記者会見の模様も、合わせてお届けします。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」が、今月からリニューアル。星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきます。英語を読むだけでなく、「話す」「書く」力も向上する多読のコツにも触れていきますので、ご期待ください。今週号では米国の絵本作家、Tedd Arnold の「Hi! Fly Guy」からスタートします。中学英語のレベルで楽しめる1冊ですので、ぜひチャレンジしてください。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、有名タレントが違法な薬物使用で逮捕された事件について考えます。今回の事件では、テレビ番組などを中心にタレントに対するバッシングが多く見られ、出演作品や楽曲が消えたりしましたが、ジェイソンさんは「過ちを許容しない日本社会とメディアの非難の仕方」に疑問を呈します。人間の弱さを認めない社会では、問題は隠され、さらに深刻になってしまうのでは、とツッコミを入れています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、春のコンサートの当日。開演間近だというのに、見せ場のソロパートを歌うはずのハリソンの姿が見えません。どうやら朝のリハーサルで失敗し、プレッシャーを感じている様子です。仲の良いマリーがどうにか見つけ出し、ハリソンを励ましますが……。今週のスキットから、よく使われる英語表現を取りあげたミニ解説もあります。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫、娘との3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、スルメニアンさんが日本に来て、日本語を学び始めたときのお話。語学学校での経験を語っています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「調子」に関係のある表現がテーマです。「絶好調」や「調子に乗る」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、炉心溶融事故を起こした福島第一原発で、核燃料の取り出しが始まったというニュースのほか、日本の新しい在留資格「特定技能」で初の試験が行われたという報道などをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解しやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、実在の車いすの風刺漫画家ジョン・キャラハンを描いた「ドント・ウォーリー」です。アルコール依存症のジョンは事故で四肢麻痺(まひ)になり、車いすの生活を送ります。自暴自棄になってますます酒に溺れる彼を支えるのは、セラピストの女性アヌー。それに断酒会の主催者や参加者たちとの交流でした。やがて問題の根源に気づいた彼は、自身を見つめ直し、風刺漫画家としてのキャリアを築いていくのです。ホアキン・フェニックスが主演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。今週号では、作品のメガホンをとったガス・ヴァン・サント監督の来日時の記者会見の内容もお届けします。自身の故郷であり、今回の作品を生み出すきっかけを与えた米オレゴン州ポートランドと、そこにおける人脈について語っています。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本で見かける代表的な渡り鳥、ツバメです。民家の軒先など、人間が住む環境で繁殖するだけに、日本人にとってなじみの深い鳥です。その生態や日本人との関わりについて、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは片頭痛に悩まされ、なかなか屋外に出ることができないでいます。そんなチャーリーの誕生日に、妹のアンジーは凧(たこ)をプレゼントします。2人は喜び勇んで外に出かけますが、天気予報とはうらはらに、雲一つない陽気。これでは凧揚げは難しいとがっかりする兄妹でしたが……。そんなチャーリーのもとに、不思議な少女と怪しい男たちが姿を見せます。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「陰口言う職場にうんざり」「3度目の結婚も豪華にしたい娘」の相談2題をお届けします。さらに4月からは、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。実は「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇米国がわかるキーワード: 少量の肉はOKな菜食主義者
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Flexitarian。米国の食事事情と合わせて説明します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Rio Negro, BRAZIL
今週号のTravelのコーナーでは、南米ブラジルのアマゾン川の支流、ネグロ川を訪ねます。旅の筆者は、アマゾナス州の州都マナウスから、170キロほど西に入ったジャングルロッジに滞在し、アドベンチャー気分を味わいます。大蛇のアナコンダ、毒を持つ淡水エイ、電気ウナギ、ピラニア、カイマンと呼ばれるワニといった、生命を脅かしかねない生き物たちも多くすむアマゾンですが、地元のガイドは「ネグロ川は世界で最もきれいで、安全な川」と語るのが面白いところです。さらに、夜のボートツアーに出かけた筆者は、ネグロ川の別の表情に出合うのです。豊かな大自然を写しだした写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、環境関連のニュースを取りあげます。気候変動に脅かされている島国セーシェルの大統領が、海洋環境を守るための取り組みの強化を海の底から訴えたという話題のほか、大気中に浮遊するマイクロプラスチックをめぐる研究結果のニュースを読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  ノートルダム大聖堂火災 SNSで広がる悲しみと追憶の輪
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、パリの世界的観光名所、ノートルダム大聖堂で起きた火災をめぐる話題です。多くのフランス人にとって心のよりどころとなってきた大聖堂ですが、世界中の人たちが、その被害を悲しんでいます。動物行動学者ジェーン・グドール氏のような著名人から、市井の人々まで、それぞれが大聖堂の思い出を語り、動画などをアップしています。AP通信による配信記事を読んでいきましょう。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/4/21号

This Week
On the Cover

11年ぶりにメジャー制覇 ゴルフのタイガー・ウッズ選手

4月21日号の表紙は、プロゴルフのタイガー・ウッズ選手です。このほど、米ジョージア州オーガスタで開かれたマスターズ・トーナメントで優勝しました。43歳のかつてのスター選手も、近年は腰のけがに悩まされ、さらには不倫などのスキャンダルにもまみれて、一時は選手生命も危ぶまれていました。それがマスターズの大舞台での見事な復活。メジャー大会の勝利は実に11年ぶりです。ウッズ選手の復活優勝は競技の枠を超えて、全米を興奮の渦に巻き込んだようです。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature:  翻訳者のはじめのい~っぽ 柴田元幸さん
現在活躍する英日翻訳者が、英語との最初の出会いや、初めて翻訳を意識した表現について語るエッセーシリーズが始まりました。月1回ほどのペースで、随時掲載します。第1回となる今週号には、ポール・オースターなど現代アメリカ文学の翻訳でおなじみの柴田元幸さんが登場します。柴田さんはどのようにして英語に触れるようになったのでしょうか。自身も「生半可な学者」で講談社エッセイ賞を受賞した柴田さんが、その軽妙な筆致で書きつづります。あわせて、柴田さんが中学生の頃に親しんだという小泉八雲の「怪談」の一節も、英語の原文でご紹介します。

◇Feature:  AW で英語を読む力、書く力を! 教育現場で広がる取り組み
Asahi Weekly(AW)を英語の授業などで活用する試みが、教育現場で広がっています。今週号では、福岡市にある福岡舞鶴高校を訪ね、その活用ぶりを取材しました。同高校では、クラスに1部ずつ AW を教室に置き、生徒が自由に閲覧できるようにしているほか、毎週、AW の記事を使ったプリントに取り組み、英語を読む力だけでなく、書く力の育成に役立てていました。ニュースを読むことで、社会的な話題への関心も高まり、大学入試の時事問題対策にもつながっているといいます。ほかに、愛知県安城市の安城学園高校の取り組みも紹介しています。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインナップから厳選し、英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。初回となる今週号では、歌舞伎の話題から。市川海老蔵さんが来年、「團十郎」を襲名することになりました。歌舞伎の世界で團十郎という名前がなぜ特別なのか、英語で読んでいきましょう。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、クイーンのヒット曲「ボヘミアン・ラプソディ」です。映画の大ヒットで注目を集めるこの曲ですが、マーティさんは実は「あまり好きではない」と打ち明けます。その理由に耳を傾けてみましょう。一方でマーティさんは、「この曲以外にクイーンで大好きな曲はいくつでも挙げられる」とも語っています。この連載は新年度からレイアウトを見直し、読みやすくなりました。引き続きご愛読のうえ、興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは片頭痛に悩まされ、なかなか屋外に出ることができないでいます。そんなチャーリーの誕生日に、妹のアンジーは凧(たこ)をプレゼントします。2人は喜び勇んで外に出かけますが、天気予報とはうらはらに、雲一つない陽気。これでは凧揚げは難しいとがっかりする兄妹でしたが……。そんなチャーリーのもとに、不思議な少女と怪しい男たちが姿を見せます。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、野球のリトルリーグの試合に出たクリフが、兄のトーマスと話します。良い結果が出なかったクリフはがっかりしている様子。ほかにも不満があるようです。クリフを励まそうとしたトーマスは……。米国の生活を紹介するミニコラムのテーマもリトルリーグです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、化粧について。フランスでは女性が日常的にメイクをすることはないそうで、日本にやって来て、日々化粧をすることになったスルメニアンさんは……。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、スピードスケートの平昌五輪金メダリスト、小平奈緒選手らの話題のほか、探査機「はやぶさ2」の活躍を報じるニュースをとりあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、実在のコメディアン「ローレル&ハーディ」を描いた「僕たちのラストステージ」です。1930年代にはハリウッドで大人気だったローレルとハーディの2人組ですが、今ではかつてのような人気もなく、英国中をツアーしています。初老に達した彼らを見に来る客は少なく、場末の劇場はどこもガラガラ。それでも2人はツアー成功のあかつきには映画の製作があると信じ、コントを演じ続けます。しかし、老いた体と長年蓄積された互いの不満が、次第にコンビを引き裂いていくのです。再起をかけた老芸人コンビの悲喜劇を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年間の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、神奈川県横須賀市の「三笠公園」を訪ねました。大日本帝国海軍の戦艦「三笠」が保存され、記念艦として一般公開されています。三笠は日露戦争での連合艦隊の旗艦で、日本海海戦などで活躍しましたが、艦内ではこうした歴史を知ることができます。リサさんが三笠の歩みを振り返りつつ、公園の魅力を語ります。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、カナダから日本に観光にやって来たチャールズが、仲間たちと京都での自転車ツアーに参加します。受付係のミホに参加人数や出発時間を伝えましたが、ミホにとっては想定外の質問が飛んできます。チャールズはいったい何を尋ねたのでしょう?

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Ride on the Rovos Train, SOUTH AFRICA
今週号のTravelのコーナーでは、南アフリカのプレトリアとケープタウンを結ぶ列車「ロボスレイル」に乗り込んでの鉄道旅をご紹介します。世界で最もぜいたくな列車の一つと言われ、「Pride of Africa」の異名をとるこの鉄道。旅の筆者は夕方に乗り込み、間もなく洗練されたディナーを楽しみます。途中、かつてのダイヤモンド鉱山があるキンバリーで停車。巨大な採掘跡を目にします。また、列車には展望車が連結され、美しい夕日を眺めることができるのも魅力だそうです。旅の筆者はさらに、野生生物の保護区にも足を延ばし、ゾウやヒョウなど、「ビッグファイブ」と呼ばれる動物たちも目撃します。盛りだくさんな旅の記録を、美しい写真の数々と共にお楽しみください。


◆Weekly Picks  SFがついに科学的事実に ブラックホールを初撮影
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、あらゆる物質を飲み込む巨大ブラックホールの撮影に、国際研究チームが世界で初めて成功したという報道をお届けします。南米チリや米国ハワイなどの計八つの電波望遠鏡を結んでの観測で、ブラックホールの周囲を回転するガスが放出する電波から画像を合成したところ、赤い輪に縁取られた真っ黒な穴が浮かび上がりました。100年前のアインシュタインの予言を裏付ける形になった今回の成果。「SFがついに科学的事実になった」と評価する声があがっています。

週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/4/14号

This Week
On the Cover
英報道特使にアマル・クルーニーさん
今週号の表紙は、人権派弁護士のアマル・クルーニーさんです。米俳優ジョージ・クルーニーさんの妻としても知られるアマルさんは、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャへの迫害問題を取材したロイター通信記者が有罪判決を受けた事件の弁護を担当するなど、人権問題で国際的に活動しています。紛争地での性暴力撲滅を訴え、昨年のノーベル平和賞を受賞した人権活動家ナディア・ムラドさんの支援でも知られています。英国のハント外相はこのほど、主要7カ国(G7)外相会議が開かれている仏北西部ディナールで、アマルさんを報道の自由を担当する特使に任命したと発表しました。取材活動を妨げる法律が残る国々での、法改正を支援する活動を担当するといいます。アマルさんは「ニュースを報じることがこんなに危険になったことはない。記者が狙われると、民主主義は揺らぎ、権力者は説明責任を問われず、人権侵害が横行するようになる。ペンを持つ者は自由であるべきだ」と語っています。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 2020年英語改革 「民間試験」どう活用される?
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。今回から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。初回の今週号では、大学入試センター試験にかわる共通テストで導入されるという「民間試験」について概説します。対象として認められるのは英検など8種類のテストですが、まずは全体像からつかんでいきましょう。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「飛行機内のマナーについて」「『太って見える?』に困惑」の相談2題をお届けします。さらに今週号から、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。実は「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、過去のことについて表す used to の使い方をおさらいします。used to は普通の過去形とはどう違うのでしょうか。また、混同しやすい be used to との違いについても、改めて押さえておきます。例文を読みながら、しっかり理解していきましょう。

◇地球うおっちんぐ: はしかの流行、ワクチン接種の誤情報に注意を
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、世界各地ではしかが再流行しているというニュースについてです。フィリピンなどで感染が相次いでいるほか、いったんははしかを根絶したとされてきた米国でも、今年に入って300人を超える患者が報告されています。こうした再流行の背景には、「ワクチン接種で自閉症になる」「副作用が起きる」といったうわさやネット上の誤った情報を信じてしまい、一部の親が子どもの接種を拒んでいることにある、と言われています。アグネスさんはこうした現象を心配し、社会全体を感染症の脅威から守るためにも、正しい知識と予防が重要だと訴えます。

◇米国がわかるキーワード: ワクチン反対論者
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Anti-vaxxer。アグネス・チャンさんの「地球うおっちんぐ」にも通じるテーマです。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは片頭痛に悩まされ、なかなか屋外に出ることができないでいます。そんなチャーリーの誕生日に、妹のアンジーは凧(たこ)をプレゼントします。2人は喜び勇んで外に出かけますが、天気予報とはうらはらに、雲一つない陽気。これでは凧揚げは難しいとがっかりする兄妹でしたが……。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「勝負」に関係のある表現がテーマです。「しのぎを削る」や「敗者復活戦」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、私財をなげうって活動してきたケニア人教師が「グローバル・ティーチャー賞」を受賞したという話題のほか、世界気象機関が公表した世界での異常気象の影響についてのニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、チャーリー・プラマーが主演する「荒野にて」です。主人公チャーリーは15歳の少年。幼い頃に母親が家出した後、父親と2人で暮らしてきました。家計を助けるために馬のオーナーであるデルのもとで働き始めたチャーリーは、競走馬の一頭であるリーン・オン・ピートに深い愛着を抱くようになります。そんな折り、父親が女性関係で恨みを買い、ついには亡くなってしまうのです。唯一の家族を失い、さらにはデルがピートを殺処分するつもりだと知って、チャーリーはピートを連れて荒野へと旅に出ます。米国北西部の荒野の荘厳な美しさも魅力となっているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、日用品などで繰り広げられる激しい価格競争をめぐる新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにして、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本の学校制度です。日本の義務教育の歴史や仕組みについて英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Species endemic to Madagascar
今週号のトラベルのコーナーでは、アフリカ南東部に浮かぶ島国マダガスカルを訪ねます。日本の1.6倍の面積があるこの国では、生息する野生生物種の90%以上が固有種とされ、貴重な生態系を有しています。しかし一方で、急速な人口増加が環境破壊を招き、多くの種が危機に瀕(ひん)していると言います。筆者はまず、西部にある「バオバブ街道」を訪れた後、固有種をめぐる旅をスタートさせます。まずはマダガスカルの固有種の代表格とも言える肉食獣のフォッサと出合います。さらに国立公園に移動した筆者は、多彩なキツネザルの仲間たちにも巡り合い、大型種のインドリの外見と鳴き声に驚くのです。至近距離で希少な生き物に触れることができた筆者は、大満足のうちに旅を終えるのでした。生き物たちをとらえた印象的な写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週はメディア関連のニュースを集めました。フェイスブックが白人ナショナリズムの投稿を禁止して人種差別やヘイトクライムへの対策を強化したというニュースのほか、シンガポールが「偽ニュース」対策法案を議会に提出したものの、表現の自由をめぐる懸念が巻き起こっているといった話題をお届けします。

◆Weekly Picks  ゴルフでも「おきて破り」のトランプ大統領
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、トランプ米大統領をめぐる新たな「疑惑」についてのAP通信の記事です。発言の真偽をめぐってメディアなどで批判を浴びるトランプ大統領ですが、ゴルフをプレーする際にも「インチキ」をしている、と告発されています。大統領とともにプレーしたことがあるスポーツ誌のコラムニストが関係者に取材。SPやキャディーにボールの位置を変えさせたり、ラフからフェアウェーにボールを蹴り出したりと、集まった証言は思わず眉をひそめてしまうようなものばかり。証言を出版したコラムニストは、トランプ氏に正面から挑戦状をたたきつけています。
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