週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/4/14号

This Week
On the Cover
英報道特使にアマル・クルーニーさん
今週号の表紙は、人権派弁護士のアマル・クルーニーさんです。米俳優ジョージ・クルーニーさんの妻としても知られるアマルさんは、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャへの迫害問題を取材したロイター通信記者が有罪判決を受けた事件の弁護を担当するなど、人権問題で国際的に活動しています。紛争地での性暴力撲滅を訴え、昨年のノーベル平和賞を受賞した人権活動家ナディア・ムラドさんの支援でも知られています。英国のハント外相はこのほど、主要7カ国(G7)外相会議が開かれている仏北西部ディナールで、アマルさんを報道の自由を担当する特使に任命したと発表しました。取材活動を妨げる法律が残る国々での、法改正を支援する活動を担当するといいます。アマルさんは「ニュースを報じることがこんなに危険になったことはない。記者が狙われると、民主主義は揺らぎ、権力者は説明責任を問われず、人権侵害が横行するようになる。ペンを持つ者は自由であるべきだ」と語っています。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 2020年英語改革 「民間試験」どう活用される?
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。今回から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。初回の今週号では、大学入試センター試験にかわる共通テストで導入されるという「民間試験」について概説します。対象として認められるのは英検など8種類のテストですが、まずは全体像からつかんでいきましょう。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「飛行機内のマナーについて」「『太って見える?』に困惑」の相談2題をお届けします。さらに今週号から、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。実は「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、過去のことについて表す used to の使い方をおさらいします。used to は普通の過去形とはどう違うのでしょうか。また、混同しやすい be used to との違いについても、改めて押さえておきます。例文を読みながら、しっかり理解していきましょう。

◇地球うおっちんぐ: はしかの流行、ワクチン接種の誤情報に注意を
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、世界各地ではしかが再流行しているというニュースについてです。フィリピンなどで感染が相次いでいるほか、いったんははしかを根絶したとされてきた米国でも、今年に入って300人を超える患者が報告されています。こうした再流行の背景には、「ワクチン接種で自閉症になる」「副作用が起きる」といったうわさやネット上の誤った情報を信じてしまい、一部の親が子どもの接種を拒んでいることにある、と言われています。アグネスさんはこうした現象を心配し、社会全体を感染症の脅威から守るためにも、正しい知識と予防が重要だと訴えます。

◇米国がわかるキーワード: ワクチン反対論者
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Anti-vaxxer。アグネス・チャンさんの「地球うおっちんぐ」にも通じるテーマです。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは片頭痛に悩まされ、なかなか屋外に出ることができないでいます。そんなチャーリーの誕生日に、妹のアンジーは凧(たこ)をプレゼントします。2人は喜び勇んで外に出かけますが、天気予報とはうらはらに、雲一つない陽気。これでは凧揚げは難しいとがっかりする兄妹でしたが……。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「勝負」に関係のある表現がテーマです。「しのぎを削る」や「敗者復活戦」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、私財をなげうって活動してきたケニア人教師が「グローバル・ティーチャー賞」を受賞したという話題のほか、世界気象機関が公表した世界での異常気象の影響についてのニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、チャーリー・プラマーが主演する「荒野にて」です。主人公チャーリーは15歳の少年。幼い頃に母親が家出した後、父親と2人で暮らしてきました。家計を助けるために馬のオーナーであるデルのもとで働き始めたチャーリーは、競走馬の一頭であるリーン・オン・ピートに深い愛着を抱くようになります。そんな折り、父親が女性関係で恨みを買い、ついには亡くなってしまうのです。唯一の家族を失い、さらにはデルがピートを殺処分するつもりだと知って、チャーリーはピートを連れて荒野へと旅に出ます。米国北西部の荒野の荘厳な美しさも魅力となっているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、日用品などで繰り広げられる激しい価格競争をめぐる新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにして、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本の学校制度です。日本の義務教育の歴史や仕組みについて英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Species endemic to Madagascar
今週号のトラベルのコーナーでは、アフリカ南東部に浮かぶ島国マダガスカルを訪ねます。日本の1.6倍の面積があるこの国では、生息する野生生物種の90%以上が固有種とされ、貴重な生態系を有しています。しかし一方で、急速な人口増加が環境破壊を招き、多くの種が危機に瀕(ひん)していると言います。筆者はまず、西部にある「バオバブ街道」を訪れた後、固有種をめぐる旅をスタートさせます。まずはマダガスカルの固有種の代表格とも言える肉食獣のフォッサと出合います。さらに国立公園に移動した筆者は、多彩なキツネザルの仲間たちにも巡り合い、大型種のインドリの外見と鳴き声に驚くのです。至近距離で希少な生き物に触れることができた筆者は、大満足のうちに旅を終えるのでした。生き物たちをとらえた印象的な写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週はメディア関連のニュースを集めました。フェイスブックが白人ナショナリズムの投稿を禁止して人種差別やヘイトクライムへの対策を強化したというニュースのほか、シンガポールが「偽ニュース」対策法案を議会に提出したものの、表現の自由をめぐる懸念が巻き起こっているといった話題をお届けします。

◆Weekly Picks  ゴルフでも「おきて破り」のトランプ大統領
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、トランプ米大統領をめぐる新たな「疑惑」についてのAP通信の記事です。発言の真偽をめぐってメディアなどで批判を浴びるトランプ大統領ですが、ゴルフをプレーする際にも「インチキ」をしている、と告発されています。大統領とともにプレーしたことがあるスポーツ誌のコラムニストが関係者に取材。SPやキャディーにボールの位置を変えさせたり、ラフからフェアウェーにボールを蹴り出したりと、集まった証言は思わず眉をひそめてしまうようなものばかり。証言を出版したコラムニストは、トランプ氏に正面から挑戦状をたたきつけています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/4/7号

This Week
On the Cover

時代は「平成」から「令和」へ

今週号の表紙は、3月下旬に現役引退を表明したイチロー選手です。日米で輝かしい実績を残したイチロー選手は、シアトル・マリナーズの一員として東京で開催された米大リーグ開幕戦のために日本へ。2試合の開幕シリーズを東京ドームでプレーした後、現役生活に終止符を打つことを明らかにしました。写真はその際、ファンにあいさつをするイチロー選手をとらえています。平成を代表するスター選手が一線を退くのと時を同じくするように、30年にわたった平成も終わりを告げようとしています。4月1日には、5月にスタートする新しい元号が「令和」となることが発表され、時代は大きく移り変わろうとしています。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: ようこそAWへ! おすすめの活用法を紹介します
いよいよ新しい年度を迎えました。新たにAWの購読を始めた方も多いと思います。そこで今週号の特集では、AWの主だった記事を紹介するとともに、主に初級~中級の読者を対象に、おすすめの活用法を解説します。また、編集チームのメンバーもそれぞれ「私ならAWをこう使って英語を勉強する」というアドバイスをしています。これからの新年度、AWをぜひ英語学習のお供にご活用ください。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 4月からの新連載。英文ニュースの読み方を、毎月第1週に、基礎から解説していきます。英字新聞には、国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など、様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。ここでは、straight newsと呼ばれる一般的な報道記事の読み方を説明していきます。初回となる今週は、英文記事の構造についてです。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年間の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。


◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは片頭痛に悩まされ、なかなか屋外に出ることができないでいます。そんなチャーリーの誕生日に、妹のアンジーは凧(たこ)をプレゼントします。2人は喜び勇んで外に出かけますが、天気予報とはうらはらに、雲一つない陽気。これでは凧揚げは難しいとがっかりする兄妹でしたが……。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇和t’s cooking?  日本のお弁当
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、個別の料理やレシピではなく、日本のお弁当についてです。米国在住の筆者は、現地の小学校で昼食に対する考え方に触れ、日本との違いに驚いたのだとか。お弁当が欧米でも bento として注目を集めているのはなぜなのか、考えてみました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、日本の桜前線に関するニュースのほか、米カリフォルニア州がここのところずっと悩まされてきた異常な乾燥状態がようやく終息したといった話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、週末でのハンナの家での出来事。父親のロイは、忙しかった1週間を終え、やっとお休みです。今日1日は何もせずに、ソファで過ごすと決めましたが……。今週は、スキットの中から、よく使われる単語や表現を紹介しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週は4月から6月までを担当するアヌーク・スルメニアンさんの第1回です。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、祖父母や父母について語り、自身のルーツをたどっています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、実在の元米国副大統領ディック・チェイニーの半生を描いた「バイス」です。若き日のチェイニーは酒に溺れて大学を退学になりますが、後に妻となるリンの激励を受け、政界に打って出ます。出世ルートに乗った彼は、ついにジョージ・W・ブッシュ政権で副大統領となり、政府の実権を握ります。イラク攻撃の強行を主張し、「影の大統領」とまで言われるようになった彼の姿を、映画は風刺を込めて描きます。特殊メイクで実物に似せた俳優陣の迫真の演技が見もののこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、東京都新宿区の落合・中井エリアです。神田川や妙正寺川が流れるこの地域は、昭和30年代まで染色産業の一代集積地として栄えていました。そうした技術や文化は現在でも残っていて、街を染め物で埋め尽くすイベントが有名なのだそうです。リサさんが歴史を振り返りながら、街を歩きます。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、動物園を訪れたオーストラリア人観光客のジョンが、飼育係のヒロコにオリの中にいるマダガスカル産のキツネザルについて尋ねます。あまり大きな声を出してサルを刺激しないようにとヒロコがジョンに伝えたところ、ジョンは怒り出してしまいました。いったい何が問題だったのでしょう?

◇カタカタ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Seattle reaches for the sky
今週号のTravelのコーナーでは、米ワシントン州のシアトルを訪ねます。カナダ国境に近い海と緑に囲まれた美しい都市ですが、ボーイング社の発祥の地でもあり、昔から「空」とは特別な関係にある街でした。旅の筆者はそんな街で高層建築物に上り、見事な眺望を楽しみます。実はこの街には、「西海岸で最も高い建物」の名を長年ほしいままにしたビルがあるのだそうです。さらに筆者は、名物とも言うべき水上飛行機に乗り込み、さらなる高みを目指します。高い場所からの眺めを味わいながら、知らず知らずのうちに街の歴史をたどることにもなるのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  新年号と日本社会
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。新しい元号の「令和」が発表されましたが、今週のこのコーナーでは、日本社会と元号について読み解いたロイター通信の記事を取りあげます。元号は外国人にとってなじみのない存在ですが、ロイターが新元号発表前の3月末に配信したこの記事は、日本人にとっての元号の意味や、改元に向けた準備のドタバタぶりをリポートしています。
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2019/3/24-31号

This Week
On the Cover

若者たちの「学校ストライキ」、各地で

3月24日-31日合併号の表紙は、若者たちが学校の授業をボイコットして地球温暖化を食い止めるための行動を迫る「学校ストライキ」を紹介します。きっかけを作ったのはスウェーデンの高校生、グレタ・トゥンベリさん(16)。銃規制を求めて授業をボイコットした米国の高校生の運動に触発され、昨年夏、たった1人で抗議行動を始めました。彼女の思いはSNSを通じて若者たちの間に広がり、暮れからは毎週、欧州各地で学校ストライキが活発に行われるように。運動はついに約120カ国に広がり、3月15日には多くの若者がストライキに参加しました。写真はロンドンでの一枚で、制服姿の生徒らが国会議事堂周辺などで声をあげました。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: Heisei Reflections AWを彩った人々
今週号の特集は、AWの過去の紙面を通して、間もなく終わろうとしている平成という時代を振り返る企画の第2弾です。今回は、AWの紙面に登場した海外のスターなど、多彩な顔ぶれの一部を紹介。インタビューや記者会見での彼らの発言も抄録します。まずは米女優のメラニー・グリフィスさん。平成は女性の社会的地位の低さが問われ、見直された時代ですが、彼女は平成の初期に、働く女性たちの気持ちを代弁する発言をしていました。また、平成は多くの日本人が海外に進出した時代でもありました。ニューヨークを拠点に、英語の歌詞の歌を世に出してきたDREAMS COME TRUEの2人、さらにはハリウッドで活躍を続ける俳優の渡辺謙さんのインタビューを再録しています。

◇Special: 4月からの新紙面を紹介します
 次号は新年度の4月7日号になります。AWではこの春も、新たな連載や企画をスタートさせます。「英語でニュース記事をスラスラ読めるようになりたい」「新しい大学入試に対応できる『英語4技能』を身につけたい」といった読者の皆さんのために、ステップアップのお手伝いをします。もちろん、読んで楽しいエッセーなども盛りだくさんです。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんが今回考えたのは、小学生が背負うランドセルについて。4月になれば、大きなランドセルを担いで登校する新1年生たちの姿があちこちで見られるようになりますが、近年、気に入ったランドセルを早めに入手するために親たちが必死になる「ラン活」が話題です。一方でここのところ、教科書などを入れたランドセルは大変重くなり、子どもには大きな負担となることが問題視されるようになりました。こうした日本の「ランドセル文化」に、ジェイソンさんがツッコミを入れます。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、今回は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「retold版」でお届けしています。1月から続いている連載も、今回が最終回です。テレビ局に勤める独身女性のブリジット・ジョーンズは、ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。そんなブリジットですが、上司だったダニエルとの恋に敗れたものの、独身弁護士のマーク・ダーシーと良い雰囲気になっています。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の恋の行方を見届けてください。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーも、いよいよ最終回を迎えました。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回は、女性が働きやすい社会について考えます。リサさんがこれまで見てきた香港やシンガポールでの働くママやパパたちを支える取り組みについて紹介。日本の現在地を考えながら、今後についても思いをはせるのです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ジュリアとハンナのバスケットボールの試合を、みんなで応援に行きます。マリー、ハリソン、ケイトの3人がいるところに、カズが遅れて合流します。試合は最終盤。相手は強豪。さて、試合の行方は……。米国の生活を紹介するミニコラムでも、バスケ人気について触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今回は、1月から3月までを担当したクレア・ドンマリー・ギテンズさんの最終回です。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。クレアさんは今回、これまでの人生の歩みを振り返り、日本に来ることになった「偶然」や、語学にこだわるようになったきっかけなどについて、語っています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「時間」に関係のある表現がテーマです。「近いうちに」や「時間切れになる」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、白血病の治療に入った競泳の池江璃花子選手のツイートのニュースのほか、英国で行われている「伝統的なサッカー」で、街全体をピッチにしてボールを奪い合う奇祭の話題などをお届けしています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、性別に基づく不平等に立ち向かった実在の女性弁護士を描いた「ビリーブ 未来への大逆転」です。主人公は86歳となった今も現役の米連邦最高裁判事を務めるルース・ギンズバーグ。彼女は女性の新入生がわずか9人しかいなかったハーバード大学の法科大学院に入学し、夫のマーティンの協力のもと、勉学に励みます。優秀な成績を収めたものの、女性だというだけで雇ってくれる法律事務所はなく、大学で教職に就きます。弁護士への夢を捨てきれないルースのもとに、マーティンがある訴訟の記録を持ち込みます。母親の介護をしていた独身男性が、男性であるがために介護費用の控除申請を却下された、という訴えでした。ルースはこのケースが法律上の性差別を解消する糸口になると信じ、男性の弁護を買って出るのです。米国のアイコン的存在をフェリシティ・ジョーンズが演じたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号は、Oxford Bookworms Library のシリーズから2冊紹介します。1冊目は英国の文豪トマス・ハーディによる短編集「The Three Strangers and Other Stories」です。今回は特に「A Moment of Madness」という1編を取りあげています。もう1冊は、「アンネの日記」で知られるアンネとその家族、そして日記について書いたノンフィクションの作品です。林さんは「自分の英語力よりも少しやさしいレベルから読み始めて」と言いますが、今回紹介する2冊は、そのための候補になりそうです。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、日本で最も親しまれている植物の一つ「竹」を取りあげます。植物としての特徴のほか、日本での利用のされ方など、幅広い話題を英語で説明していきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : A trip through Italy’s Valle d’Aosta
今週号のTravelのコーナーでは、イタリア北西部にある小さな州、ヴァッレ・ダオスタ州を訪ねます。西はフランス、北はスイスと国境を接し、アルプスの4千メートル級の山々に囲まれた土地です。フランスに近いせいか、両国の言葉を話す人がほとんどで、文化的にもフランスの色が濃いのだそうです。この地は、冬はスキー、夏はハイキングや登山といったアウトドアで多くの観光客を集めますが、その歴史は古く、遠く古代ローマ時代にまでさかのぼります。交通の要衝でもあったこの地は、ローマの初代皇帝アウグストゥスによって現在の州都アオスタが築かれ、今もローマ時代の遺跡が数多く残っています。旅の筆者はこうした歴史の足跡を巡りつつ、車を走らせてアルプスの懐へと入っていきます。豊かな大自然にすっかり魅了される旅となったようです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、文化関連のニュースを取りあげます。昨年、発表が見合わされたノーベル文学賞が今年は復活し、昨年と今年の2年分があわせて授与されるというニュースのほか、米国でのスペイン語をめぐる最新事情についての報道を読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  米国で大がかりな大学不正入学事件
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、米国でこのほど発覚した大がかりな大学への不正入学事件についてのリポートです。米連邦地検が、イエール大学やスタンフォード大学といった有名大学の運動部の監督や、不正入学を依頼した両親ら50人を起訴しました。依頼者の中には有名なハリウッド俳優や会社役員らも含まれ、約28億円もの巨額のお金が動いたとされ、米社会を揺るがす騒ぎになっています。競技の経験がないのに経歴を偽ってスポーツ推薦枠で入学させたり、替え玉受験をさせたりといった手口で、「米国もコネ社会なのか」とため息が出そうです。AP通信の記事は、なぜこうしたことが起きたのか、大学スポーツ界の実情についても分析を加えています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/3/17号

This Week
On the Cover

最年少で億万長者、カイリー・ジェンナーさん

3月17日号の表紙は、米国のモデルでタレントのカイリー・ジェンナーさんです。テレビのリアリティー番組への出演で人気を博したジェンナーさんですが、自身の化粧品ブランドを立ち上げ、ソーシャルメディアを駆使して事業を拡大。ついには、資産が10億ドルを超え、billionaire になりました。米フォーブス誌は21歳のジェンナーさんを、一代で富を築いた最年少の億万長者として紹介しています。表紙の写真は昨年5月、ニューヨークのメトロポリタン美術館でのイベントで撮影された一枚。まさに、セレブといういでたちです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  誕生から40年、進化続けるカプセルホテル
今週号の特集のテーマは、カプセルホテルです。ベッドと最低限のスペースだけの簡易な宿泊施設が大阪で初めて誕生して、今年の2月で40年の節目でした。日本で独自の発展を遂げてきたカプセルホテルはこれまで、外国人らに「まるで棺おけのようだ」と揶揄(やゆ)されることもしばしば。それが実は近年、驚くような進化をしているのだそうです。AWにふだんトラベルの記事を寄稿しているライターが、発祥の地の大阪を訪ね、そんな進化ぶりをリポートします。女性専用のカプセルホテルや航空機のファーストクラスをイメージした客室まで、バリエーションはさまざま。写真をふんだんに使った紹介を読むと、ぜひ泊まってみたいという誘惑にかられます。もちろん筆者は、今も営業を続けているという日本最古のカプセルホテルを訪ねることも忘れてはいません。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、毎年12月と1月に開かれる「世田谷ボロ市」を訪ねました。今や国内最大規模のフリーマーケットとも言われますが、このボロ市、長い歴史を誇っています。リサさんはボロ市ならではのグルメも楽しみながら、その魅力を紹介してくれています。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社からテレビ局に転職したばかり。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。元上司のダニエルとの恋にやぶれたブリジットですが、母親の友人の息子で弁護士をしているマーク・ダーシーと、ちょっと良い雰囲気になっています。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の日々の奮闘と、恋の行方を見守っていきましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ケイトと日本からグリーンビルに転校してきたカズが、山道を走るトレイルランに出かけます。2人の目にとまったのは、オレゴンに春の訪れを告げるエンレイソウでした。カフェのオーナー、メルバさんとも出会います。米国の生活を紹介するミニコラムでも、エンレイソウについて説明しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。そんなクレアさんは今回、ナイジェリアのヨルバ族の結婚式に参列した経験を語ってくれています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、英王室のウィリアム王子とキャサリン妃の近況を伝えるニュースのほか、先頃亡くなったブッシュ元米大統領の葬儀で一躍有名になった介助犬の話題などを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、スパイク・リー監督の最新作「ブラック・クランズマン」です。舞台は1970年代の半ば。コロラド州で黒人として初めて刑事になったロンは、希望通り潜入捜査官となります。狙いを絞ったのは、黒人に対するリンチを繰り返してきたことで知られる白人至上主義組織、KKK(クー・クラックス・クラン)でした。ロンは何とKKKへの潜入を試みるべく、自ら電話をかけて組織の支部幹部と知り合います。そして実際の面会には、ユダヤ系白人刑事のフリップを送り出すのです。人種問題に鋭い視点を提供してきたリー監督は、あくまでコミカルに、物語を紡いでいきます。今年の米アカデミー賞で脚色賞を受賞したこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、米国から商用で来日したポールが、ホテルにチェックインしようとフロント係のアヤのところへやって来ます。アヤがあいさつがてら体調を尋ねたところ、風邪をひいているかもしれないという返事。アヤは熱があるかを確かめようとしましたが、ポールはなぜか不機嫌になってしまいます。いったい何が問題だったのでしょう?

◇英語ガイドに挑戦! 実践編
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載。実際の観光地を訪ねる想定で、外国からのお客様を案内してみる「実践編」です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、通訳ガイドやボランティアを目指す読者に簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授しています。そんな連載も今回、最終回を迎えました。平成の終わりとともに、注目を集めることが予想される皇居東御苑を案内します。江戸城以来の歴史を、英語で解説してきましょう。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Boracay and Ariel’s Point, PHILIPPINES
今週号のTravelのコーナーでは、フィリピンのリゾート地、ボラカイ島と、その隣にあるパナイ島を訪ねます。かつては人々が漁などをして静かに暮らす島だったボラカイは、旅行雑誌などに取りあげられ、観光地として急速に注目を集めるようになりました。そんなボラカイの最大の魅力は、やはりビーチにあります。「白い木綿」ともたとえられる砂浜では、地元の子どもたちが観光客の注文に合わせて砂のお城を作り、ちょっとした商売にしていました。旅の筆者は、パナイ島にあるスポット、アリエルズポイントへのツアーにも参加します。高さ15メートルもの飛び込み台があり、そこからのダイビングを楽しむことができるのだとか。リゾートの魅力を満喫しながら、筆者は早くも再訪を誓うのでした。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「教育」をテーマにしたニュースを集めてみました。米国の大学で中国語や中国文化を伝えることを目的としている「孔子学院」に対し、当局が監視を強めているというニュースのほか、英国の若者の間で外国語の履修者が急速に減少しているといった話題をお届けします。

◆Weekly Picks  フランスで「男性優位」な職業の呼び方に終止符
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、フランス語をめぐる話題をお届けします。先進国の中でも男女平等社会を推進してきたフランスですが、「男性優位」が揺るがなかった分野があるといいます。それは、文法上の性の区別がある仏語です。「男性名詞」で言い表す職業は、女性が就いた場合でも男性形が使われる、という決まりでした。ところが、「仏語の番人」であるアカデミー・フランセーズが、長年論争になってきたこのルールを撤回することを表明したのです。ただ、女性形にすると意味が変わってしまう単語もあり、すっきりとした解決にはなかなかならないようです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/3/10号

This Week
On the Cover
単語つづりコンテストまっさかり
今週号の表紙は、米国で行われている「スペリング・ビー」という競技会からの一コマです。難しい単語のつづりを正確に当てる競技で、米国では1世紀以上の歴史があるそうです。世界中から参加者が集まる5月の全国大会は、テレビ放映されるほどの人気で、米国ではいま、その地区大会が各地で開かれています。表紙の一枚は、テキサス州から。本番に臨む少年の真剣な表情が印象的です。


◇今週の注目記事 ===============

◇Interview  「記者たち 衝撃と畏怖の真実」のロブ・ライナー監督が語る「報道の自由」
今週号の特集は、3月末に日本でも公開される映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」を撮ったロブ・ライナー監督が登場します。映画のPRのため来日し、東京都内で記者会見を開きました。映画は、2001年の米同時多発テロから03年のイラク戦争に至るまでの間、戦争に突き進もうとするブッシュ政権の姿勢を問い続けた記者たちの奮闘ぶりを描いています。ブッシュ政権はイラクにおける「大量破壊兵器の存在」を主張しましたが、傘下に多くの地方新聞を抱えるナイト・リッダー社の記者たちは情報操作を疑い、関係者の取材を続けます。大手メディアも政府の追及に及び腰となるなか、批判的な論陣を張るナイト・リッダー社の記者たちは次第に孤立を深めていくのです。「スタンド・バイ・ミー」などの作品で知られるライナー監督は今回の会見で、報道機関が民主主義社会で果たすべき役割などについて熱く語りました。特集ではこのほかにも、権力者の「不都合な真実」を暴くことを題材としたり、「報道の自由」が大きなテーマになっていたりする映画を紹介しています。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、サイモン&ガーファンクルの1969年の曲「ボクサー」です。「この曲を聞くとたくさんの思い出が浮かぶ」というマーティさん。父親がサイモン&ガーファンクルの大ファンだったそうで、幼い頃から耳にする機会が多かったのでしょう。8歳ごろには、この曲のシングル盤を自分のお金で買ったのだそうです。その楽曲の魅力を、ミュージシャンの視点から解説してくれています。いつものように、歌詞に登場する英語表現についても解説しています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、「Greenville Story」を読んだ読者からの質問です。「本をもうすぐ読み終わりそう」というところで、I’m almost finished. と言っているのを見つけ、「同じ記事の中に、I finished the book. とあるのに、なぜ」と尋ねています。一見、受動態のようにも見えますが、実はそうではないのです。例文を読みながら、しっかりと学びましょう。

◇地球うおっちんぐ: 多様性映し出した今年のアカデミー賞
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、先日授賞式があった米アカデミー賞についてです。人種差別が色濃く残る1960年代の米国を舞台に、黒人ピアニストと白人の運転手の交流を描いた「グリーンブック」が作品賞に選ばれたほか、移民やマイノリティーに絡む授賞が相次ぎました。候補や受賞者が白人ばかりだと批判されてきたアカデミー賞ですが、ようやく変化の兆しが見えてきたと、アグネスさんは高く評価しています。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。物語は彼女の日記形式で進みます。上司のダニエルとの恋愛関係が終わったブリジットは転職を決意。とあるパーティーに出かけていきます。彼女の日々の奮闘ぶりと、恋の行方を見守っていきましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「演説・公演・講演」に関係のある表現がテーマです。「街頭演説」や「拍手喝采を浴びる」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに無事着陸したというニュースのほか、日本文学を世界に広めたドナルド・キーンさんの訃報(ふほう)などを取りあげています。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーを引き続きお楽しみいただきます。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語に頼るのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、今年89歳になるクリント・イーストウッドが実年齢に近い「現役の犯罪者」を演じた作品「運び屋」です。主人公アールは、花の栽培で何度も賞を獲得するなど、その道ではちょっとした人気者でした。しかし、家庭よりも仕事を優先してきたことから、今や家族に捨てられ、孤独の身に。おまけに事業の失敗で無一文になってしまいます。そんな折り、持ちかけられて始めた仕事は、麻薬組織のための麻薬の運び屋でした。当初は順調だったその仕事も、やがて当局の知るところとなります。イーストウッド自身がメガホンをとったこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、ラグビーのワールドカップについて説明した新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本の家に代々受け継がれてきた「家紋」です。そのルーツのほか、家紋が重要な役どころを演じるあの時代劇についても、英語で説明してみましょう。

◆日本全国英文表記珍百景
 筆者は、日本国内で目にする英文表記の誤りについて長年研究を続けている小樽商科大学大学院の小林敏彦教授です。各地の商店や飲食店、ホテルや駅などで目にする誤った英文表記を取りあげ、どこに問題があるのかを文法、語法、語彙(ごい)など様々な角度から検証します。小林さんが自ら撮影した写真をもとにわかりやすく解説。「おもてなし」の質の向上にも役立ちそうです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Issyk-Kul, KYRGYZSTAN
今週号のトラベルのコーナーでは、中央アジアの国キルギス共和国の、イシク・クル湖畔に広がる地域を訪ねました。現地の言葉で「熱い湖」を意味するこの湖は、零下20度まで下がる冬でも、水面が凍ることはないそうです。世界的にも珍しい「古代湖」の一つですが、旧ソ連時代には外国人の立ち入りが禁じられていたこともあり、「幻の湖」とも呼ばれます。旅の筆者がまず訪れたのは、人々の社交の場ともなっている家畜のマーケットでした。集まったヤギやヒツジなどの数は、人よりも多かったそうです。さらに筆者は、地元の一般家庭の夕食に招待されます。そこで思いきって、キルギスタンの伝統だった「誘拐婚」(アラ・カチュー)について尋ねてみるのです。異国情緒あふれる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は科学関連のニュースを集めました。恐竜をめぐる新たな発見の話題のほか、世界最深のマリアナ海溝の海洋生物からプラスチックごみが発見されたといったショッキングなニュースをお届けします。

◆Weekly Picks  白色から脱却できない? アカデミー賞
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、授賞式があったばかりの米アカデミー賞の話題です。アグネス・チャンさんのエッセーでは、今年のアカデミー賞は多様性を重視し始めたとして評価していましたが、「けっしてそうではない」という意見も根強くあります。作品賞を受賞した「グリーンブック」には「人種問題を白人の視点から美化しすぎている」といった批判もあり、スパイク・リー監督などは厳しい言葉を投げかけているのです。一方で、「白いアカデミー賞」と批判されてきたことから考えれば、そもそもこうした作品が受賞するようになったこと自体を進歩と見る人もいます。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/3/3号

This Week
On the Cover

米アカデミー賞、クイーンの映画が4部門で受賞

今週号の表紙は、2月24日にあった米アカデミー賞の授賞式での写真を紹介しています。今年のオスカー争いでとりわけ注目を集めたのは、伝説のロックバンド・クイーンを描いた「ボヘミアン・ラプソディ」だったかもしれません。日本でも大ヒットしたこの映画で、今は亡きボーカルのフレディ・マーキュリーを見事に演じたラミ・マレックさんは主演男優賞を受賞。映画は計4部門で栄冠に輝きました。授賞式では、クイーンのかつてのメンバーらが集まり、往年のヒット曲を披露。映画の祭典の幕開けに花を添えています。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: Heisei Reflections AWの表紙と紙面で振り返る平成
30年あまり続いた平成も、間もなく幕を下ろそうとしています。これから4月の終わりまで、平成を振り返る企画「Heisei Reflections」を随時掲載していく予定です。平成の間、AWはずっと発行を続けてきました。まず今週号の特集では、AWの表紙や紙面を振り返っていきます。平成の始まりを告げるAWは、どんな表紙だったのでしょうか。湾岸戦争、米同時多発テロ、東日本大震災といった大事件、大災害を、AWはどのように伝えたのでしょうか。米大リーグに次々と挑戦する日本人選手、歓喜にわくサッカーW杯も、平成時代の忘れ得ぬ一コマかもしれません。添えられた年表とともに、読者の皆さんも「ご自分にとっての平成」を振り返ってみませんか?

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの小説を掲載してきましたが、1月から3月には、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親から早く結婚相手を見つけるようにといつも言われることが悩みの種です。ボーイフレンドと思っていた上司のダニエルに二股をかけられていたことがわかったブリジットは転職を決意。テレビ局の面接を受けることになります。物語は彼女の日記形式で進みます。彼女の日々の奮闘ぶりと、恋の行方を見守っていきましょう。

◇和t’s cooking?  カツサンド
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、欧米の人たちにも人気の「カツサンド」を取りあげます。日本で独自の発展を遂げたパン文化は、本場の人たちにとっては受け入れがたい種類のパンも生み出しましたが、このカツサンドはそんなことはないのだそうです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、ごみ問題が深刻になっているというエジプトのナイル川で若者たちが清掃活動に汗を流したという話題のほか、東京の中野区と世田谷区の公立中学で、女子生徒もスラックスの制服を選べるようにしたというニュースなどを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、学校でマンプフォート先生のところに質問に行ったマリーとハリソン。質問をさっさと切り上げた先生は、2人を散歩に誘います。先生は2人に、最近手に入れたという腕時計型の活動量計を見せます。米国の生活を紹介するミニコラムでは、最近流行しているという活動量計やフィットネス関連のアプリについて触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。そんなクレアさんは今回、英語の歴史について簡単に解説し、誰もが感じる英語をめぐる疑問点について答えています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、エミリー・モーティマーが主演する「マイ・ブックショップ」です。舞台は1959年の英国。上流階級が幅をきかせる閉鎖的な小さな田舎町で、主人公フローレンスはオールドハウスと呼ばれる古い建物を買い取り、街で唯一となる書店を開くことを決意します。夫を戦争で亡くし、長く塞ぎ込んでいた彼女でしたが、夫婦の夢をかなえることを目指すのです。しかし、町の人たちは反対し、有力者のガマート夫人は強く圧力を加えてきます。そんなフローレンスの理解者となったのは、変わり者として知られるが読書家の老紳士、ブランディッシュでした。読書禁止の架空の社会を描いた「華氏451度」や論争を巻き起こした小説「ロリータ」など、フローレンスが選んだ本の数々が、物語を彩ります。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、横浜市の「金沢文庫」です。鉄道の駅名としても知られる金沢文庫とは、鎌倉時代に北条実時が邸宅内に作った日本最古の武家文庫のことです。現在では中世の歴史博物館として一般の人たちにも利用されています。また、隣接する称名寺では、四季折々の景色が楽しめます。江戸時代に景勝地だった金沢八景とともに、一帯の歴史と魅力をリサさんが語っています。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ホテルで働くサトルが、悲しそうにしている米国人観光客のサリーに声をかけます。サリーは富士山行きのバスに乗り遅れたとのこと。サトルは同情する気持ちを伝えたつもりだったのですが、なぜか彼女は怒り出してしまいます。いったい何が問題だったのでしょう?

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「ベトナム戦争と妻との別離」「友人の隣人の戦争体験話に閉口」の相談2題をお届けします。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Our Big Island adventure in HAWAII
今週号のTravelのコーナーでは、ビッグアイランドの愛称で親しまれているハワイ島を訪ねます。ハワイ諸島のほかの主な七つの島と比べてはるかに大きく、4千メートル級の山もそびえる火山の島です。空港を降り立った旅の筆者がまず驚いたのは、その風景でした。南の島といえば、緑豊かな熱帯のジャングルのような景色を思い描くものですが、ここでは溶岩流の跡ばかりの荒野を、タンブルウィードと呼ばれる枯れ草が風に吹かれて転がっているばかりで、まるで別の銀河系の星に来たかのような錯覚にとらわれます。ハワイ火山国立公園に足を延ばしますが、活発な噴火活動のため、閉鎖されている場所が多く、キラウエアビジターセンターで火山活動などのビデオを見るしかなかったそうです。気を取り直した筆者は、コーヒー農園やマカダミアナッツの工場を見学。島の名物について学びます。雄大な景色を写した美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する連載も、今回が最終回となりました。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。今回は、人種や宗教、性的なアイデンティティーへの憎悪が原因となって起きる犯罪「ヘイトクラム」についてです。米国では近年、増加が報じられ、特にトランプ政権誕生後、注目を集めるようになりました。取り締まりの必要性が叫ばれる一方で、表現の自由との兼ね合いから規制には難しい面もあるそうです。欧州などの例と比較しながら解説します。

◆Weekly Picks  これで「ブレグジット」関連ニュースがよくわかる
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、英国のEU離脱「ブレグジット」の話題。いよいよその期日まで1カ月を切り、メディアでも関連ニュースがあふれています。しかし、英語のニュースを読んでいると、このテーマになじみのない読者には意味のわからない「造語」が数多く含まれていることに気づきます。理解の一助となるように、AP通信が配信した「ブレグジット用語解説集」を紹介します。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/2/24号

This Week
On the Cover

「サムライマラソン」に主演する佐藤健さん

2月24日号の表紙は、俳優の佐藤健(たける)さんです。数々の映画やドラマで活躍する佐藤さんは、このほど公開の映画「サムライマラソン」で主役を務めています。この映画は幕末に実際にあった出来事「安政遠足(とおあし)」をモチーフにしていますが、メガホンをとった英国人のバーナード・ローズ監督は伝統的な時代劇の決まりにとらわれないように、という方針だったそうです。殺陣の練習などをして撮影に臨んだ佐藤さんは戸惑いもあったそうですが、「動きで見せられるように頑張りました」と語っています。写真は映画の完成披露で撮影した一枚です。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 新しいスタイルの「チャンバラ映画」 英監督のバーナード・ローズさん
今週号の特集は、映画「サムライマラソン」を撮ったバーナード・ローズ監督のインタビューです。幕末の安中藩(現在の群馬県)を舞台に、混乱する人々の姿を描いたドラマですが、英国人のローズさんはどのようなスタンスで、「侍映画」に臨んだのでしょう。「ラストエンペラー」などを手がけたプロデューサーに声をかけられ、メガホンをとることにしたというローズさんは、「チャンバラ映画」の決まり事を排除していったのだそうです。型にはまらない手法をとるにあたっては、黒澤明監督の名作や、「マカロニウェスタン」のヒット作などが念頭にあったと言います。近づいてきた今年のアカデミー賞の授賞式の話題と合わせて、お楽しみください。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、日本国内で風疹が流行しているというニュースについて考えます。妊娠中の女性がかかると子どもに影響が出る可能性があるとされる風疹。事態を重く見た米疾病対策センターは、免疫のない妊婦は日本へ渡航しないよう勧告したほどです。すでに風疹を封じ込めたと宣言している米国に比べ、ジェイソンさんの目には日本の対応は手ぬるいように映ります。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。そんなブリジットですが、上司でボーイフレンドでもあるダニエルとの関係に暗雲が垂れ込めてきました。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の日々の奮闘ぶりと恋の行方を見守っていきましょう。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーを、引き続きお楽しみいただきます。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回は、この冬も猛威をふるったインフルエンザについでです。米国で過ごした子ども時代を思い返すと、インフルエンザと普通の風邪はあまり明確に区別されることはなく、予防接種など特別な対策をとることもめったになかったのだそうです。そんなリサさんですが、インフルエンザ予防としてどんなことを心がけているのでしょうか。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ケイトとカズの2人が、改築して新しくなった映画館に話題の作品を見に行きます。ポップコーンとコーラを買ったカズは、そのボリュームに驚きます。米国の生活を紹介するミニコラムでは、最近の映画館事情を取りあげています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。クレアさんは今回、ブラジルで開かれたリオデジャネイロ五輪でボランティアをした際の思い出を振り返りながら、様々な文化の国で過ごすことについて考えます。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「口語でよく使われる返事」がテーマです。「悪気はないんです」や「お手やわらかに」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、落札直後に細断されて話題をさらった謎の作家バンクシーの作品が、ドイツで一般公開されたという話題のほか、交通事故を起こした英国のフィリップ殿下が運転免許を自主返納したというニュースなどをお届けしています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、学はないが腕っぷしが自慢の白人運転手と、教養あふれる紳士的な黒人ピアニストのコンビが織りなすドラマ「グリーンブック」です。舞台は1962年。ナイトクラブで用心棒をしていたトニー・リップは、ピアニストのドン・シャーリーに運転手兼用心棒として雇われます。2人は人種差別が色濃く残る米国南部を車で旅するのですが、当然のように様々な試練が待ち受けています。衝突しながらも次第に友情を育む2人の旅の行方は……。グリーンブックとはかつて出版されていた黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブックのこと。実話に基づいたストーリーで、ドン・シャーリー役のマハーシャラ・アリら実力派俳優がそろったこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号は、絵本と児童書を2冊紹介します。1冊目は「ゲド戦記」の著者として知られる Ursula K. Le Guin の「Catwings」。もう1冊は、 オオカミの子が悪い子になるために学校に行くという「Little Wolf’s Book of Badness」です。絵本や児童書といっても、英語学習者にとっては簡単に読めるとは限りませんが、まずはわからない語句にこだわらずに、全体を読んでみることをおすすめします。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、日本の駅などで普通に見かける「コインロッカー」を取りあげます。国内での起源のほか、最新のトレンドまで、幅広い話題を英語で説明してきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Enjoying the many Turkish delights in Istanbul
今週号のTravelのコーナーでは、トルコ最大の都市イスタンブールを訪ねます。様々な文化の影響を受けながら育まれたトルコ料理は、フランス、中国と並んで世界三大料理に数えられています。旅の筆者は、アジアと欧州をつなぐ街を歩きながら、地元の食を堪能します。まず巡り合ったのはドンドゥルマと呼ばれる、粘り気のある独特な風味のアイスクリームです。訪れた店では、ちょっとしたパフォーマンスでお客たちを沸かせていました。さらには地元の人に、お薦めの「サバサンド」を紹介してもらいます。その後に訪れたレストランも、シェフたちのパフォーマンスが大いに話題になっているのだか。筆者は奥深いトルコの美食の世界を楽しむことができたようです。おいしそうな写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、子どもや若者に焦点を当てたニュースを取りあげます。児童虐待事件が相次いで発覚している日本に対し、国連の委員会が対策強化を求めたという報道のほか、米国でのネットゲーム依存の話題を読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  イタリアの高級ファッションブランドで相次ぐ人種差別表現
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、イタリアの高級ファッションブランドが「人種差別的」として批判される事態が相次いでいるという話題です。グッチがこのほど、黒人の容姿を思い起こさせるセーターを発売したことで、謝罪に追い込まれました。最近ではこのほかにも、プラダがやはり黒人を思わせるキャラクターを発表して批判され、ドルチェ&ガッバーナの宣伝動画も中国人を揶揄(やゆ)しているなどとして問題になりました。どうしてこのような事例が相次ぐのか、AP通信の記事は識者の声を集めています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/2/17号

This Week
On the Cover

宇野昌磨選手、四大陸選手権でV

2月17日号の表紙は、フィギュアスケートの宇野昌磨選手です。このほど米アナハイムで行われた四大陸選手権の男子フリーで初優勝を果たしました。宇野選手はショートプログラムで4位のスタートでしたが、フリーでは今季のルール改正後の世界最高点となる197.36点をたたき出し、見事に逆転しました。今年の四大陸選手権では、女子フリーでも紀平梨花選手が逆転で初優勝をしており、2014年以来の日本勢男女同時優勝になりました。平昌五輪の銀メダルなど、大きな国際大会で2位にとどまることが多かった宇野選手は、今大会の優勝を「すごくうれしい」と語り、すでに3月の世界選手権を見据えていました。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  Home exchange 新しい旅の楽しみ方
今週号の特集では、お互いの自宅を交換することで、宿代をかけずに世界の国々に滞在できる「ホームエクスチェンジ」という仕組みを、AWにいつも記事を寄稿しているトラベルライターのマイケル・フィッツパトリックさんが紹介してくれています。欧米ではこうしたサービスを提供する業者が多数存在していて、「ブドウ畑の中のシャトー」「南国の島の海辺の家」といった希望条件に合わせてサイト上で泊まりたい物件を探せます。自分の家の情報も登録しておき、取引が成立したら、サイトを介して交換の日程を調整するのだそうです。フィッツパトリックさんは東京都内の自宅を登録していて、これまでに交換でウィーンのアパートやタイのプール付きの邸宅、モロッコのリアドやフランス・プロバンス地方の農家など、様々な旅行体験をしてきたのだとか。「味気ないホテルではなく、現地の住人と同じような暮らしができる」とその魅力を語ります。これまで滞在した家の数々の写真と合わせて、体験記をお読みください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都千代田区北の丸公園の一角にある「科学技術館」を訪ねます。科学技術の進歩を実際に見たり触ったりしながら学べる体験型施設ですが、かつて政治家が「甘口のカレーライス」と評し、リニューアルされたこともあるように、リサさんにとっては当初期待したような展示内容ではなかったようです。施設名の英訳などで、リサさんは提言もしてくれました。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。ブリジットと上司のダニエルの恋模様は、不穏な空気が流れてきました。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の日々の奮闘と、恋の行方を見守っていきましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ハンナがジュリア、マリーと歴史の授業での研究課題について話しています。ハンナの課題のパートナーはジョー。しかし、彼は課題を何一つやろうとしないのだとか。困り果てているハンナに、ジュリアとマリーが助け舟を出します。米国の高校生の生活を紹介するミニコラムでは、こうした生徒たちの共同研究について説明しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。そんなクレアさんは今回、自身が経験した「とんでもない思い込み」のエピソードを披露してくれています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、東京の私鉄の駅で、目の錯覚で床から浮き上がって見える奇抜な案内表示がお目見えしたという話題のほか、インドネシアでドリアン1個に約10万円の値段がついたというニュースを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、1970年代のニューヨーク・ハーレムを舞台にして、若い黒人カップルの愛を描いた「ビール・ストリートの恋人たち」です。19歳のティッシュは幼なじみのファニーの子どもを宿しますが、ファニーは白人警官の恨みをかったことで、無実の罪で逮捕・勾留されてしまいます。彼を救い出そうと、ティッシュや家族は奔走するのですが、なかなか打つ手がありません。物語は不条理な運命にも屈しない2人の愛の気高さを描きます。米国黒人文学の巨匠の小説を、前作「ムーンライト」(2016年)でアカデミー作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督が映画化。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、カナダから観光で来日したサミュエル一家が、日帰りのトレッキングにやって来ました。リフトの切符売り場で働くタケシに子どもと一緒にリフトに乗って山頂付近まで行けるかを尋ねます。タケシが危険であることを伝えたところ、サミュエルはなぜか怒り出してしまいました。いったい何が問題だったのでしょう?

◇英語ガイドに挑戦! 実践編
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載がリニューアル。佐藤道子さんにも新たに筆者に加わってもらった「実践編」です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。「実践編」では、実際の観光地を訪ねる想定で、外国からのお客様をご案内してみます。取りあげるスポットは関東圏が多くなりますが、それ以外にお住まいの方も応用が可能です。今回は、成田空港での乗り継ぎの短い時間を利用して、至近距離にある成田山新勝寺を案内します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Innsbruck, AUSTRIA
今週号のTravelのコーナーでは、オーストリアのチロル地方の中心都市、インスブルックを訪ねます。かつての冬季五輪の開催地として知られますが、歴史は古く、マクシミリアン1世治世の神聖ローマ帝国はこの地を首都に定めました。旧市街では、「黄金の小屋根」や「市の塔」といった当時の雰囲気を残す観光名所があります。また、ケーブルカーなどの公共交通機関を使って、近隣の山に登ることができ、見事な眺望が楽しめるそうです。交通の便が良いところにゲレンデもあり、ウィンタースポーツを楽しむにはうってつけだとか。さらに旅の筆者がおすすめするのは、市内と目と鼻の先にある「クリスタルワールド」。世界的なクリスタルガラスのメーカー、スワロフスキーの博物館です。筆者もとっておきのお土産を手に入れたようでした。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「環境」をテーマにしたニュースを集めてみました。ベルギーの中高生が温暖化対策の強化を訴え、授業をボイコットしてデモに参加しているというニュースのほか、中国の旧正月である「春節」に合わせ、地球環境の保護のために豚肉の消費を抑えようと環境団体が呼びかけているといった話題をお届けします。

◆Weekly Picks  人気ドラマでさらに過熱、韓国の受験戦争
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。日本では受験シーズン真っただ中ですが、今週号はお隣、韓国の受験戦争の話題をお届けします。韓国は熾烈(しれつ)な受験戦争で知られるお国柄ですが、そうした世相を風刺するテレビドラマが人気を集めたそうです。ところが放送開始後、物語に登場する勉強用の個室や個人を指導する「受験コーディネーター」の需要が高まるなど、ドラマの制作側の意図に反して、世の中の受験熱に拍車をかける事態になったのだとか。こうした反応の背景には、韓国社会の就職難があるといった指摘も出ています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/2/10号

This Week
On the Cover
ブレイディ選手、スーパーボウルで最年長の優勝QBに
今週号の表紙は、米プロフットボールリーグ(NFL)の年間王者を決めるスーパーボウルで、2季ぶり6度目の優勝を果たしたニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)、トム・ブレイディ選手です。娘のビビアンさんが勝利を祝福すると、親子で喜びを爆発させました。日本ではまだまだなじみの薄いアメリカンフットボールですが、スーパーボウルは米国では最大のプロスポーツイベント。そんなビッグゲームで、ブレイディ選手は伝説的なプレイヤーの仲間入りを果たしたと言えそうです。自身9回目の出場で6度目の優勝は過去最多。41歳でのQBとしての勝利は最年長記録です。


◇今週の注目記事 ===============

◇Feature  兼高かおるさん、25年前のメッセージ
今週号の特集は、先頃亡くなった旅行ジャーナリスト、兼高かおるさんの生前のインタビュー記事を取りあげます。兼高さんは25年前の1994年、AWの姉妹紙だった朝日イブニングニュース(2001年に廃刊)の戦後50年企画で、インタビューに応じていました。今回はその際のイブニングニュースの記事を再掲します。兼高さんは人気旅行番組「兼高かおる 世界の旅」を通じて、日本人の視聴者に一番何を伝えたかったのでしょうか。彼女が注目していたのは、日本人の人種差別意識でした。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、ニール・セダカの「バッド・ブラッド」です。セダカは1950年代から60年代にかけて最も人気のあるシンガー・ソングライターの一人でしたが、ビートルズの登場とともに人気は下火に。それが70年代半ば、劇的なカムバックを果たします。「バッド・ブラッド」はその当時の作品で、全米1位の大ヒットとなりましたが、なぜか、人々の記憶にはあまり残っていないようです。マーティさんは、そんな楽曲の不思議な運命に思いをはせます。いつものように、歌詞に登場する英語表現についても解説しています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、「ミッション・インポッシブル」という映画のタイトルから思いついた質問です。「形容詞+名詞」が普通の語順なのに、そもそも「mission impossible」という言い方は正しいのでしょうか? 実は「名詞+形容詞」という使い方も、英語ではよく見られるようですが、どんなルールがあるのでしょう。森住先生と一緒に、例文を交えながら考えていきます。

◇地球うおっちんぐ: 米国の長男夫婦を訪問
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号では、先頃結婚したばかりで米国で暮らしている長男の和平(かずへい)さん夫婦のもとを、アグネスさんが訪ねました。アグネスさんはずっと、男女同権を訴えてきましたが、滞在中に目にした長男夫婦の新婚生活は、その教えを体現するものだったそうです。アグネスさんは職場や家庭での男女平等という理想の実現に向けて、若い世代に期待をかけています。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。物語は彼女の日記形式で進みます。上司のダニエルとの恋模様に加え、目下の彼女の気がかりは、最近になって父と別居した母親のことのようです。彼女の日々の奮闘ぶりと、恋の行方を見守っていきましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「ゆっくり・遅い」に関係のある表現がテーマです。「のんびりした雰囲気」や「遅咲きの人」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、政財界の要人が集うダボス会議に電車を乗り継いで駆けつけ、気候変動対策を訴えた少女の話題のほか、皆既月食の最中にいん石が月面に衝突する様子が観測されたという科学ニュースなどを取りあげています。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーを引き続きお楽しみいただきます。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語に頼るのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、スーパーマンやバットマンなどに続き、DCコミックスのヒーローが実写映画になった「アクアマン」です。主人公は、海底王国アトランティスの女王アトランナと、人間の灯台守トムの間に生まれたアーサー。超人的な能力をもつ青年に成長しました。そんな彼のもとに、海底王国ゼベルの王女メラがやって来て、アーサーの異父弟オーム王が地上の人類に戦いを仕掛けようとしていることを知らせます。王位をめぐる争いには気が進まないアーサーでしたが、海底と陸上の二つの世界を救うために、立ち上がります。派手なアクションなどが見どころのこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、ワニやヘビの革を製品に使うことをやめた有名ファッションブランドについての新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、「ガチャガチャ」「ガチャポン」などの呼び名で知られる「カプセルトイ」です。その歴史や魅力だけでなく、抱えている課題についても、幅広く英語で説明してみましょう。

◆日本全国英文表記珍百景
 筆者は、日本国内で目にする英文表記の誤りについて長年研究を続けている小樽商科大学大学院の小林敏彦教授です。各地の商店や飲食店、ホテルや駅などで目にする誤った英文表記を取りあげ、どこに問題があるのかを文法、語法、語彙(ごい)など様々な角度から検証します。小林さんが自ら撮影した写真をもとにわかりやすく解説。「おもてなし」の質の向上にも役立ちそうです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel In search of pygmy giants in Borneo
今週号のトラベルのコーナーでは、東南アジアのボルネオ島を訪ねました。世界で3番目に大きいこの島は、マレーシア、インドネシア、ブルネイの3カ国の領土から成り立ちますが、旅の筆者が滞在したのは、マレーシアのサバ州です。古代から残る熱帯雨林と豊かな生態系で知られていますが、アブラヤシのプランテーション農業のために大規模な伐採が進み、深刻な森林破壊が問題になっています。多くの動物が絶滅の危機にさらされているのですが、旅の筆者のお目当ては、やはり生息域の減少が問題になっている「世界最小の象」と言われるボルネオゾウでした。キナバタンガン川を下り、様々な生き物たちを目の当たりにした筆者は、ようやく彼らの群れに出会うことができたのです。生き物たちの姿を写した美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は経済関連のニュースを集めました。世界規模で貧富の格差が拡大しているという民間団体「オックスファム」の調査結果のほか、少子化が深刻になっている韓国でペットビジネスが急成長しているといった話題をお届けします。

◆Weekly Picks  フェイクニュース
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、米デューク大学の研究チームが、テレビ中継される政治家の発言の真偽を瞬時に判定するシステムを開発し、来年秋の大統領選までの実用化を目指している、という話題を取りあげます。トランプ大統領が就任以来、虚偽だったり、根拠がはっきりしなかったりする発言を繰り返していることから、メディアは「ファクトチェック」に強い関心を持つようになりましたが、この新システムにすぐに飛びつくかというと、慎重にならざるをえない事情があるようです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/2/3号

This Week
On the Cover

大坂なおみ選手、世界ランク1位に

今週号の表紙は、女子テニスの大坂なおみ選手です。AWでもこれまで何度か紹介してきた大坂選手ですが、このほどメルボルンで開かれた全豪オープン女子シングルス決勝で、クビトバ選手(チェコ)を破って初優勝を果たしました。昨年の全米オープンに続く4大大会2連勝で、世界ランキングも一気に1位に躍り出ました。アジア勢としては男女を通じて初めてとなる快挙です。表紙の写真は表彰式での一枚で、正座をしながらトロフィーを大切そうに扱う様子が印象的でした。大坂選手については、今週号はWeekly Picks のコーナーでも紹介しています。

◇今週の注目記事 ================

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、かつての名作の続編「メリー・ポピンズ リターンズ」です。世界中でヒットしたミュージカル映画「メリー・ポピンズ」(1964年)から半世紀あまり。前作の20年後という設定で、あの不思議なナニー(乳母)がロンドンのバンクス一家のもとへ帰ってきました。バンクス家の長男マイケルとその姉ジェーンはすでに成長し、大人になっていますが、不況のあおりを受けて苦境に立たされ、住み慣れた家を追われそうになっています。そんな折り、マイケルの3人の子どもたちのもとに、メリー・ポピンズが突然、空から現れるのです。彼女は友人ジャックの助けを借り、一家が失いつつある夢や希望を取り戻すのに一役買います。主演はエミリー・ブラント。前作で活躍したかつての名優も出演しているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Special: メリー・ポピンズの魔法と再会
今週号の特集では、映画欄で紹介している「メリー・ポピンズ リターンズ」の公開に合わせて、1964年に公開された前作「メリー・ポピンズ」を少しだけ振り返ってみます。実写とアニメーションの融合という画期的な手法が話題になり、主演のジュリー・アンドリュースらが歌った名曲の数々は、今も人々の記憶に残っています。今回の特集では、前作から場面の一部を抜き出して脚本と対訳を掲載。「メリー・ポピンズ」の世界をもっと深く知るためのほかの映像作品や、本を紹介しています。実は、映画に登場するメリー・ポピンズは原作とはかなりキャラクターが異なっているそうです。メリー・ポピンズの文化的・社会的な背景についても知ることができます。

◇Special : 韓国の巨匠イ・チャンドン監督、村上春樹作品「納屋を焼く」を映画化

 今週号では特集がもう1本。韓国の映画監督、イ・チャンドンさんのインタビューです。これまで多くの映画賞を受賞してきた韓国映画界の巨匠ですが、このほど、村上春樹氏の短編小説「納屋を焼く」を映画化した「バーニング 劇場版」でメガホンを取りました。「韓国では村上春樹はただの人気作家にとどまらない」といい、韓国社会で彼の作品がどのように受け入れられてきたのかを語っています。これまでに映画化された主な村上作品もリスト形式で紹介していますので、興味のある方はぜひご覧になってください。一方、日韓関係は政治の面ではレーザー照射問題や徴用工問題などをめぐって緊張が高まっていますが、インタビューでは両国の文化交流についても聞きました。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 AWではこれまで、オリジナルの小説を掲載してきましたが、1月から3月には、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。物語は彼女の日記形式で進みます。彼女の日々の奮闘ぶりと、恋の行方を見守っていきましょう。

◇和t’s cooking?  ほうれん草のごま和え
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、手軽に作ることができる「ほうれん草のごま和え」を取りあげます。おもてなし料理としては地味な印象がありますが、実は料理教室でも、外国人に大変人気のあるひと皿なのだそうです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、英国のエリザベス女王の夫であるフィリップ殿下が交通事故を起こしたというニュースのほか、米メーン州の川に現れた巨大な氷の円盤の話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、雨が降った日曜の午後に、マリーが読書にふけっています。すっかり夢中になっているようですが、いったいどんな本を読んでいるのでしょうか。米国の生活を紹介するミニコラムでは、最近の読書事情について触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。そんなクレアさんは今回、自身が愛してやまない「飲み屋」の数々について語っています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、東京都武蔵野市の「武蔵野クリーンセンター」です。「清掃工場なのに、なぜ」と言いたくなるところですが、訪れたリサさんはおしゃれなたたずまいに驚いた様子です。見学コースも整っていて、ごみ処理の仕組みがよくわかるそうです。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、病院の受付で働くタカコのところに、旅行中に風邪をこじらせた米国人のロバートがやって来ます。長い待ち時間にうんざりしている様子のロバートに、タカコは雑誌をすすめますが、即座に断られてしまいました。いったい何が問題だったのでしょう?

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「賭けごとびたりの友人が心配」などの相談2題をお届けします。



上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Inverness, SCOTLAND
今週号のTravelのコーナーでは、英国スコットランド北部、ネッシーの伝説で有名なネス湖にほど近いところにある都市、インバネスを訪ねます。旅の筆者はここで、多くの風変わりな人々との出会いを楽しみました。悲劇の豪華客船タイタニック号の10分の1模型を作ってしまった男性、エルビス・プレスリーをイメージしたトラックを大事にしている夫婦、大道芸をしている男性の意外な素顔、古い教会を活用した古書店で本に囲まれた生活を楽しむご主人……。筆者はさらに、19世紀の城を改装したホテルを訪れ、その内装にひかれます。ネス湖の風景などを写した美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する連載です。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。今回は、米連邦政府機関の一部閉鎖と、こうした事態を招いたトランプ大統領と野党民主党の対立の構図について解説します。

◆Weekly Picks  大坂なおみさん、コート外でも善戦
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、テニスの全豪オープン女子シングルスで初優勝し、世界ランキングも1位に上り詰めた大坂なおみ選手です。大坂選手が注目を集めるのはそのプレーだけではありません。試合後のインタビューなどで繰り出すユーモアあふれる言葉の数々もまた、彼女の人気の秘密のようです。今週号のこのコーナーではいつもと趣向を少し変えて、今大会での大坂選手の言葉をAW編集チームが拾いました。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/1/27号

This Week
On the Cover

米政治家を演じるヒュー・ジャックマンさん

1月27日号の表紙は、米俳優のヒュー・ジャックマンさんです。「グレイテスト・ショーマン」など近年、話題作に相次いで出演している彼の最新作は、1988年の米大統領選で最有力候補と目されていたゲイリー・ハート上院議員(当時)の栄光と挫折を描いた「フロントランナー」です。2月の公開に先立って来日し、東京都内で記者会見を開きました。自身も学生時代にジャーナリズムを専攻していたというジャックマンさんは今回の出演作について触れ、「米国の政治制度のみならず、世界中の出来事を考えさせられた」と語っています。今週号では、映画のコーナーでも同作品を紹介しています。


◇今週の注目記事 ================


◇Special: ニューヨーク最新日本料理事情
今週号は、本紙連載「和t’s cooking?」でおなじみの滑志田真理さんがお届けするニューヨークの最新日本料理事情です。滑志田さんは現在、ニューヨーク在住。現地で人気のお店を2軒、紹介してくれました。一つ目は、日本の老舗料亭やすし店で修業したデレク・ウィルコクスさんがカウンターを切り盛りする懐石料理店「Shoji」。どのように地元の食材、旬の食材を生かしているかを聞きました。もう1軒は、手頃な価格設定で人気の「Izakaya MEW」。オリジナルの居酒屋メニューが楽しめます。ニューヨークではかつて、すしやラーメンがちょっとしたブームを起こしましたが、今ではさらに多様な和食が受け入れられるようになったそうです。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、今年4月から外国人労働者の受け入れが拡大されることになったというニュースについて考えます。日本政府は入管法の改正で、新たに30万人以上の労働者を受け入れる考えですが、ジェイソンさんはこうした見通しについて厳しい見方をしています。外国人にとってあまり魅力的でない条件なのに、日本語に堪能で社会にも溶け込めるような人材が、そんなに多く日本にやって来るとは思えない、と言います。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 今月から新しい連載小説が始まりました。AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。そんなブリジットに、新たな火だねが降りかかってきています。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の日々の奮闘ぶりと、恋の行方を見守っていきましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーの父親のジョージが家の中で眼鏡をなくしてしまいます。遊びに来ていたクリフたちが捜すのを手伝ったところ……。今週号は、スキットに登場する英語表現についての解説もついています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。クレアさんは今回、日本人にはなじみの薄い「ゴッドファーザー」という存在について語っています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「継続」や「がんばり」に関係のある表現がテーマです。「持ちこたえる」や「一点張り」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、鹿児島県の奄美大島で2人の中学生がマグロを素手で捕まえたというニュースのほか、ニューヨーク・マンハッタンを象徴する存在のクライスラービルが売りに出されたといった話題などをお届けしています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、ヒュー・ジャックマンが主演する「フロントランナー」です。1988年の米大統領選に向けて、コロラド州選出の上院議員、ゲイリー・ハートは民主党史上最年少の46歳ながら、最有力候補(フロントランナー)に躍り出ます。ハンサムでカリスマ性あふれる彼は、ジョン・F・ケネディの再来とも言われ、党内では「1強」として優位に選挙戦を進めていました。しかし、ある地方紙が若いモデルとのスキャンダルを報じ、情勢は一変するのです。ハートはスキャンダルについての説明を拒み、「もっと政策論争を」と訴えますが……。実話に基づいたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号でも、古典的な小説をわかりやすく書き直した「retold 版」を2冊紹介します。いずれもMacmillan Readers のシリーズからです。1冊目は、英国の作家、ジェーン・オースティンの「Emma」。もう1冊は米国の作家、ヘンリー・ジェームズの「Daisy Miller」です。このシリーズでは、裏表紙にあらすじが書かれているので、先にそれを読むと物語が理解しやすくなるそうです。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、この季節に旬を迎える「牡蠣(かき)」を取りあげます。養殖の方法やその歴史など、幅広い話題を英語で説明してきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Lisbon, PORTUGAL
今週号のTravelのコーナーでは、ポルトガルの首都リスボンを訪ねます。リスボンはイベリア半島の西側に位置し、大西洋に面した「欧州最西端の街」。欧州の各都市の中でも古い歴史を誇るほか、「七つの丘の街」の異名の通り、起伏の多い地形が特徴です。旅の筆者は一日を、名物のスイーツでスタートさせます。いわゆるカフェにあたる「パステラリア」で「パステル・デ・ナタ」(エッグタルト)を?張ります。さらに路面電車(トラム)に乗って名所めぐりを。坂の多いリスボンでは、トラムを有効活用すると良いのだとか。この街は1755年のリスボン地震で大きな被害を受けていますが、昔の面影が色濃く残るアルファマ地区を歩くのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、環境についての報道を取りあげます。地球温暖化の結果、南極での氷の消失が加速しているというニュースのほか、オーストラリアを干ばつが襲い、水量が減った河川で魚が大量死しているという話題を読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  中国の人口、70年ぶりに減少か
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、中国の話題。2016年に「一人っ子政策」を緩和し、2人目の子どもを持つことを認めましたが、その人口が昨年、70年ぶりに減少したと主張する論文がこのほど発表されました。長年続いた人口抑制策の影響で、子どもを産める年齢の女性が減ったことや、経済的な負担を嫌い、子どもを持たない夫婦が増えたため、と見られています。論文をまとめた研究者は「歴史的転換点」と指摘するとともに、世界経済への影響も心配しています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/1/20号

This Week
On the Cover

市川海老蔵さん、団十郎を襲名へ

1月20日号の表紙は、2020年に十三代目市川団十郎を襲名することになった歌舞伎俳優の市川海老蔵さんと、その長男の堀越勸玄さん(5)です。勸玄さんも、海老蔵さんの前名である市川新之助を八代目として襲名します。そろって東京・歌舞伎座で記者会見に臨んだ海老蔵さんは「己の命のかぎり、懸命に歌舞伎に生きてまいりたいと思う所存でございます」とあいさつ。さらに、13年に亡くなった父の十二代目団十郎、17年に34歳の若さで世を去った妻の麻央さんに触れ、襲名について「やはり一番伝えたいのは父と麻央」と語りました。団十郎は江戸時代初期から続く歌舞伎の大名跡で、「荒事」の創始者の初代をはじめ、代々の団十郎は歌舞伎界をリードしてきました。早くから注目を集めていた海老蔵さんもどんな団十郎になっていくのか、ファンの期待が高まっています。


◇今週の注目記事 ================

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、「ライ麦畑でつかまえて」で知られる作家、J.D.サリンジャーの半生を描いた「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」です。1951年に発刊された「ライ麦畑」は若い世代から絶大な支持を得て、世界的なベストセラーとなりますが、サリンジャーの生誕100年に合わせて作られた今回の映画は、同作の誕生秘話であると同時に、後に公の場から離れ、隠遁(いんとん)生活を送ることになるまでの彼の体験をつぶさに追っていきます。20歳のサリンジャーは大学教授で編集者のウィットに師事して短編を書き始めますが、ほどなく第2次世界大戦に従軍。帰還後は心的外傷に苦しみながら創作活動を続けます。初の長編である「ライ麦畑」で一躍、時の人となりますが、やがて世間の注目に背を向けるようになるのです。ニコラス・ホルトが伝説的な作家を演じているこの映画を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Special:  生誕100年のサリンジャーを読む
今週号では、映画欄にあわせる形で、米作家のJ.D.サリンジャーを特集します。生涯に4冊の本を出しただけで引退してしまったこの作家。初期の短編と最後の作品とされる中編をまとめた作品集「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年」を翻訳した金原瑞人さんにインタビューし、その魅力と「読み解き方」を聞きました。金原さんが薦める作品も紹介してくれています。今回はあわせて、「もっと深くサリンジャーを知るための4冊」を紹介。映画の原作となったサリンジャーの評伝などを取りあげていますので、読書のお供にご活用ください。

◇Special:  「目的に応じて英語の学習法を決める」 加藤雅也さんインタビュー
今週号のもう一つの特集は、俳優の加藤雅也さんのインタビューです。多くのテレビや映画で活躍し、現在はNHKの朝の連続ドラマ「まんぷく」にも出演中の加藤さん。「なら国際映画祭」のプロジェクトでイラン人監督を迎えて撮影された「二階堂家物語」で、主役を務めました。5年ほど米国に住み、英語が堪能な加藤さんは、国際派の俳優として知られ、これまでも外国人監督のもとでの映画制作に関わってきました。外国人の監督とどのように向き合ってきたのか。また、英語の学習法について語っていただきました。「英語ができるじゃなくて、英語で何ができるか」「それぞれの目的に応じて学習法を決めること」などといったアドバイスに耳を傾けましょう。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都品川区にある「建築倉庫ミュージアム」を訪ねます。建築模型に特化したユニークな展示施設で、倉庫を活用したスペースに、国内外で活躍する建築家や設計事務所の作品模型が集められています。建築好きであれば充実した時間が過ごせそう、とのこと。建築とは何か、リサさんは根源的な問いかけにぶつかったようです。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 今月から新しい連載小説が始まりました。AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。そんなブリジットですが、今週は新たな悩み事が大きく浮上してきます。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の日々の奮闘ぶりと、恋の行方を見守っていきましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回はケイトとハンナが昼食時に食堂で話をしています。帽子で髪形を隠しているケイト。自分で前髪を切っていて、不ぞろいになってしまった、とのことで、落ち込む彼女をハンナが励まします。今週号では、スキットに出てくる単語の用法を解説しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。そんなクレアさんは今回、自身のアイデンティティーについて考えます。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、宇都宮大学に通う女性カップルが、同性婚の認められている26の国と地域に出かけていって結婚式を挙げる計画を立てているという話題のほか、米国の航空機内で乗客が持ち込んだ電子たばこから出火するぼや騒ぎがあったというニュースを取りあげています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、美術館ガイドとして働く初日を迎えたサトコが、見学客のマーサに自分が案内する、と伝えます。しかし、マーサは「ひとりで見て回る」と言い出しました。いったい何が問題だったのでしょう?

◇英語ガイドに挑戦! 実践編
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載がリニューアル。佐藤道子さんにも新たに筆者に加わってもらった「実践編」です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。「実践編」では、実際の観光地を訪ねる想定で、外国からのお客様をご案内してみます。取りあげるスポットは関東圏が多くなりますが、それ以外にお住まいの方も応用が可能です。今回は先月に引き続き、横浜を訪ねます。山下公園などの観光スポットを、順番に案内していきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Bodensee, GERMANY
今週号のTravelのコーナーでは、ドイツ、スイス、オーストリアの境界にあるボーデン湖(英語ではコンスタンス湖)の周辺を訪ねます。ボーデン湖は氷河が消えた後の谷に水がたまってできた「氷河湖」で、大昔から周囲には人が住んでいました。水陸両方の恵みが享受できるように作られた「杭上住居」は世界遺産にも登録されています。湖のほとりには、石器時代や青銅器時代の住居を復元した博物館があり、ちょっとしたタイムトラベルを楽しむことができるそうです。メーアスブルクの街に移動した旅の筆者は、今度は博物館として公開されている中世の古城を訪ねます。当時の台所を再現したパン焼きの様子を見学したりしながら、筆者は中世の暮らしに思いをはせるのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「健康」をテーマにしたニュースを集めてみました。キューバの米国大使館で、職員らが体調不良を訴え、「音響攻撃」の可能性が指摘されていましたが、研究者が音声の録音を解析したところ、意外な「正体」が判明したというニュースを紹介。ほかにも、若者のSNS利用をめぐる調査結果の話題などをお届けします。

◆Weekly Picks  世界の魅力をお茶の間に届けたパイオニア、兼高かおるさん死去
今週号はいつもと少し趣向を変えて、写真を多めに配置した記事をお届けします。海外紀行番組の草分けとなった「兼高かおる 世界の旅」(TBS系列)で知られる旅行ジャーナリスト、兼高かおるさんがこのほど、90歳で亡くなりました。日本人の海外渡航が制限されていた時代に、テレビを通じて世界の魅力をお茶の間に届けた兼高さん。番組を見て海外に憧れ、英語を学び始めたという読者も多いかもしれません。朝日新聞の訃報(ふほう)記事から、兼高さんの足跡をたどります。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/1/13号

This Week
On the Cover
囲碁界の新星は9歳 仲邑菫さん
今週号の表紙は、囲碁界に突如として現れた新星、仲邑菫(なかむら・すみれ)さん(9)です。大阪市の小学4年生である仲邑さんは、4月に史上最年少の10歳0カ月で囲碁のプロ棋士になることが発表されました。プロ棋士の父親と囲碁の元インストラクターの母親の間に生まれ、3歳で囲碁を始めた彼女は、7歳のときから、囲碁の強豪国である韓国に両親とともに渡り、腕を磨いてきたそうです。1月6日には第一人者の井山裕太五冠(29)と公開対局。勝負はつきませんでしたが、その成長ぶりに井山五冠も驚きを隠しませんでした。写真はその際のツーショットを使用しています。


◇今週の注目記事 ===============

◇Special  豊洲新市場を歩く
今週号の特集は、10月の開業以来、3カ月が経過し、初の新年を迎えた東京・豊洲市場のレポートです。AW編集チームのオフィスのすぐ近くにあった旧築地市場には多くの外国人観光客が集まり、ちょっとした名所になっていましたが、「日本の台所」は移転に伴い、すっかり様変わりしたようです。AWの英文エディターであるデーヴィッド・マーハーが新市場を歩き、その印象をつづります。飲食店にできる長い行列は築地時代と変わりませんでしたが、機能性を重視した新市場には、かつての築地のような雑然とした味わいは望むべくもないのかもしれません。新市場の雰囲気を写しだした写真とともに、お届けします。豊洲市場でのマグロの初競りについては、初級ニュースのページでも詳報しています。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、カナダのロックシンガー、ダンコ・ジョーンズの「ファースト・デート」です。休暇中のカーラジオで耳にして、すっかり気に入ったというマーティさん。その後、彼と連絡をとり、友達になったそうです。マーティさんはこんな具合に、ほかのミュージシャンとの交友関係を広げているのだとか。いつものように、歌詞に登場する英語表現についても解説しています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、「オリンピック」の語法についての質問です。オリンピックを英語で言うには、Olympic ではなくOlympicsが正しい用法です。では、単数扱いなのでしょうか、複数扱いなのでしょうか。森住先生が「これだけは覚えておいて」という要点を教えてくれます。

◇地球うおっちんぐ: 出口の見えない米中貿易摩擦
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号では、トランプ大統領の制裁関税に端を発した米中の貿易摩擦について考えます。昨年末には中国通信機器大手ファーウェイの幹部が逮捕され、両国の対立はさらに激化していますが、アグネスさんは中国側の視点から見ると、今回の騒動がどのように映るかを伝えてくれています。その影響は意外にも、アグネスさんの周辺にも及んでいるそうですが、「関税では中国の人たちの消費行動は変えられない」と言います。一連の対立の背景には、「世界の工場」から脱皮して技術力で米国を脅かしつつある中国産業の変化があるようです。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 今月から新しい連載小説が始まりました。AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。物語は彼女の日記形式で進みます。ブリジットは今年のバレンタインデーをどのように過ごすのでしょうか。彼女の日々の奮闘ぶりと、恋の行方を見守っていきましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「発言」に関係のある表現がテーマです。「口車に乗せられる」や「ああ言えばこう言う」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、平成最後となる新年の皇居一般参賀のニュースのほか、米国で84歳の女性が学士号を取得した話題などを取りあげています。

◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーを引き続きお楽しみいただきます。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語に頼るのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、グレン・クローズが主人公を好演する「天才作家の妻―40年目の真実―」です。現代文学の巨匠として名高いジョーとその妻のジョーンのもとに、ジョーがノーベル文学賞を受賞するという知らせが届きます。作家を志す息子のデビッドとともに、夫妻は授賞式が行われるストックホルムを訪れますが、称賛を浴びる夫とは対照的に、ジョーンは不満を募らせていくのです。実はジョーンには、文才に恵まれながら男性社会の壁に阻まれ、作家の夢をあきらめた過去があり、夫の創作活動へのサポートは、単なる「内助の功」ではなかったのです。ジョーの経歴に疑いをもつ記者の追及を受けたジョーンの心はさらに揺れます。夫婦の絆の複雑さを描いたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、人工知能(AI)の最新事情をめぐる新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、1月に全国各地で開かれる「成人式」です。現在の成人式の起源やその移り変わり、近年の成人式をめぐるビジネス事情まで、幅広く英語で説明してみましょう。

◆日本全国英文表記珍百景
 筆者は、日本国内で目にする英文表記の誤りについて長年研究を続けている小樽商科大学大学院の小林敏彦教授です。各地の商店や飲食店、ホテルや駅などで目にする誤った英文表記を取りあげ、どこに問題があるのかを文法、語法、語彙(ごい)など様々な角度から検証します。小林さんが自ら撮影した写真をもとにわかりやすく解説。「おもてなし」の質の向上にも役立ちそうです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Tierra del Fuego, CHILE / ARGENTINA
今週号のトラベルのコーナーでは、南米南端の地、フエゴ諸島を訪ねました。そこは雄大な自然に恵まれ、まさに「最果ての地」と呼ぶのにふさわしい所でした。旅の筆者は南極圏にほど近いこの土地で、島やフィヨルドが織りなす迷路のような海峡をクルーズで旅します。諸島の中心であるフエゴ島では、雪と氷に閉ざされた国立公園に上陸。壮大な山脈を背景に、深い森にも足を踏み入れます。さらに船は氷をかき分けながらビーグル水道を進み、突然目の前に現れた巨大な氷河に目を奪われます。そして筆者は、念願だった「世界の果て」、オルノス島のホーン岬に到達するのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は若い世代、特に子どもたちが置かれた状況に焦点を当てたニュースを集めました。80年前、親元を離れてナチスドイツから逃れたユダヤ人の生存者に、ドイツが賠償金を支払うことを決めたという報道のほか、シリア内戦で影響を被った同国の児童をめぐるユニセフの報告のニュースをお届けします。

◆Weekly Picks  米国でDNA検査がブームに
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、米国で安価な遺伝子検査が流行しているという話題を取りあげます。100ドルもしない検査キットで唾液を採取し、送り返すだけで、簡単に検査が受けられるといいます。移民が集まって生まれた国だけに、自らのルーツが分かるという発見があり、この冬のクリスマスのプレゼントとしても人気だったそうです。長年音信不通だった肉親が見つかるといったうれしいニュースもありますが、時には、実の父親がほかにいることがわかるという衝撃的な結果が出ることもあるとか。安易な気持ちでの検査に、専門家は警鐘を鳴らしています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/1/1-6号

This Week
On the Cover

バイリンガルファミリーが語る「新しいニッポン」

2019年1月1日-6日合併号の表紙は、本紙連載「POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY」でおなじみの「バイリンガルファミリー」、田村/バラティ一家です。新年号のために、一家の初詣の様子を描いたイラストを、特別に描き下ろしていただきました。今週号の表紙は、新年特集「New Faces of Japan 多様化していく『日本の顔』」と連動しています。女子テニスの大坂なおみ選手の活躍以来、「日本人とは何か」という議論が巻き起こり、AWでも何度か関連する記事を掲載してきました。バイリンガルファミリーにとっても、無関心ではいられないテーマです。開かれた、多様性あふれる日本をどうやったら実現できるのか、AWは2019年も問い続けていきます。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: New Faces of Japan 多様化してゆく「日本の顔」
グローバル化の波に洗われている日本社会ですが、旧態依然とした物の見方が根強く残っています。その代表的なものが、「日本人」に対するイメージではないでしょうか。海外にルーツをもつ人たちを「ハーフ」と呼んで特別視したり、差別したり。そんな現実にそろそろ目を向け、変えていく時代になった、と感じます。新年特集号では、「バイリンガルファミリー」の田村/バラティ一家が、彼らを取り巻く環境や将来の展望について、ざっくばらんに語り合います。さらに、アフリカ中部カメルーンから幼いころに来日し、その後、ずっと日本で育った自称「アフリカ系関西人」、漫画家の星野ルネさんにもインタビュー。漫画もAWのために描き下ろしていただきました。さらには、ふだんはWeekly Picksとしてお届けしている裏表紙でも、モデル兼タレントの宮本エリアナさんのインタビューを紹介しています。米国人の父と日本人の母の間に生まれたエリアナさんは、3年前にミス・ユニバースの日本代表に選ばれましたが、「ハーフは日本代表にはふさわしくない」などと心ない言葉を浴びせられました。いま、一児の母となったエリアナさんは、大きな願いを、胸に抱いているそうです。

◇Feature : アフリカ・ヒスパニック系のスパイダーマン参上 多様性の波、アニメにも

 今週号では、新年特集と連動する形で、Feature のページでも多様性を考える記事を掲載します。まずは米国のヒーローものの話題から。日本でも3月に公開予定の「スパイダーマン」のアニメ版最新作では、アフリカ系・ヒスパニック系の主人公、マイルス・モラレスが登場します。海外通信社の配信記事は「ブラックパンサー」や「ワンダーウーマン」のヒットに見るように、映画の観客たちはすでに多様性に対する準備ができている、と分析しています。もう1本は日本のニュース記事から。女の子向けのアニメとして知られる「プリキュア」シリーズで初めて、「男の子のプリキュア」が登場した、と話題になっています。

◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
 今週から新しい連載小説が始まります。AWではこれまで、オリジナルの小説を掲載してきましたが、1月から3月には、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「Retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。物語は彼女の日記形式で進みます。新年を迎えたブリジットは、生活を変えるべく、新たな誓いを立てるのです。彼女の日々の奮闘ぶりと、恋の行方を見守っていきましょう。

◇和t’s cooking?  いなり寿司
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、手軽に作ることができる「いなり寿司(ずし)」を取りあげます。実は欧米でも人気で、特にベジタリアンの人たちには主菜としても好まれているのだそうです。時に「甘すぎる」として敬遠されますが、ほんのひと工夫で、立派なおもてなし料理にもなるのだとか。レシピも紹介していますので、ぜひ挑戦してみてください。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、幼児向け番組の「セサミストリート」に、ホームレスの少女のキャラクターが登場したという話題や、世界最速を目指す次世代新幹線のニュースなどを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、冬休みが明けたマリーたちが、新年の抱負について語り合います。「他の人について否定的なことは言わない」と誓ったのがマリー。ハリソンは毎日トランペットを練習すると宣言します。さて、ジュリアは? 米国の生活を紹介するミニコラムでも、「新年の抱負」について説明しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週は、1月から3月までを担当するクレア・ドンマリー・ギテンズさんの第1回です。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。そんなクレアさんは今回、母国のバルバドスについて、基礎的なことを教えてくれています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、かつての名作「ロッキー」シリーズのスピンアウト映画「クリード 炎の宿敵」です。ボクシングのヘビー級王者だったロッキー。その好敵手にして親友だったアポロ・クリードは、「ロッキー4」(1985年)の中で、ソ連(当時)の王者イワン・ドラゴと対戦し、命を落とします。今回の作品の主人公は、アポロの息子アドニス。ロッキーの薫陶を受けてプロボクサーになり、世界王者に上り詰めた彼は、イワンの息子の挑戦を受けるのです。対戦に反対するロッキー。しかし、アドニスはリングに上ります。前作のキャストも出演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、東京都渋谷区は原宿にある太田記念美術館です。世界でも有数の浮世絵を専門とする美術館で、葛飾北斎や歌川広重などの人気絵師の代表作をはじめ、幅広い作品を月ごとのテーマに応じて展示しています。リサさんは「浮世」という言葉の意味をたどりながら展示を楽しみ、美術館の魅力を伝えてくれています。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、人気の日本食レストランで働いているユキコが、米国人女性のラメルさんから予約の電話を受けます。あいにく希望日はレストランが改築中だと伝えましたが、ラメルさんはなぜかひどく驚いた様子です。いったい何が問題だったのでしょう?

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「婚活話で場を独占する知人」「息子夫婦との同居の心構え」の2題をお届けします。



上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する連載です。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。新年最初の掲載となる今回は、2019年の展望を。トランプ大統領と民主党が主導する議会下院の緊張関係が予想される米国、英国のEU離脱の見通しが立たない欧州、そして緊張を高める米中関係の行方などについて、記事を引用しながら説明していきます。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2018/12/23号

This Week
On the Cover

クリスマス2018: 子どもたちに明るい未来を

12月23日号の表紙は、クリスマスの風景を写した一枚です。コソボ共和国の首都プリシュティナでは、恵まれない家庭に向けた資金を募るチャリティーイベント「サンタクロース・ラン」が開かれました。サンタに扮したランナーたちが走る催しですが、同じような格好で応援する子どもたちの姿も見られました。今年も世界各地から、子どもたちの置かれた厳しい状況が報道されています。ノーベル平和賞を受賞したコンゴ民主共和国の医師デニ・ムクウェゲさんは、紛争下での女性や子どもへの性暴力の実態に国際社会の目を向けさせたことが評価されました。中米の国から米国へ向かおうという「移民キャラバン」でも、子どもたちの苦境が問題になっています。新年は子どもたちにとって平和で楽しい年になりますように。


◇今週の注目記事 ================


◇Special: 世紀の歌姫マリア・カラスが語る「もう一人の私」
今週号は、世紀の歌姫と絶賛されたオペラ歌手のマリア・カラスを特集します。今月、全編がマリア・カラス自身の歌と言葉だけでつづられるドキュメンタリー映画「私は、マリア・カラス」が公開されます。数々のスキャンダルと恋愛に彩られた彼女の人生は、これまでも伝記などになっていますが、今回の映画はこれまで公開されていなかった映像や資料などがふんだんに盛り込まれています。記事では、この作品が長編映画デビューとなるトム・ヴォルフ監督にインタビューし、作品の狙いなどについて聞きました。また、カラスの言葉には、印象的なものが数多くあります。映画で取りあげられた未公開インタビューや手紙などから、彼女の「語録」を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、日本の性教育のあり方について疑問を投げかけます。ジェイソンさんによると、米国では小学校などの早い段階から性教育が始まり、子どもたちは性的虐待などの被害から身を守ることを学ぶのだそうです。しかし、一方の日本では、性的な情報があふれた雑誌がコンビニエンスストアなどに無造作に置かれているのに、学校現場などで十分な性教育が行われていないのでは、と指摘するのです。

◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーを、引き続きお楽しみいただきます。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回は、間近に迫ったクリスマスとお正月についてです。リサさんは米国で育った子どもの頃からクリスマスを家族で楽しんでいました。それと同時に、日本人である母親がお正月のごちそうを作ってくれて、紅白歌合戦も見たのだとか。そんな両方の伝統に親しんだ子ども時代を懐かしみつつ、他文化の伝統を大切にすることの意味もかみしめます。

◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
 新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月から始まった連載も最終回を迎えました。舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーとジュリア、ハンナが、大みそかの予定について話します。ジュリアは友人の家で開かれるパーティーに興味津々で、ハンナを誘うのですが、断られてしまいます。3人はいったいどんな過ごし方をすることになるのでしょうか。米国の生活を紹介するミニコラムも、今週は大みそかがテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。10月から12月までを担当したのはジョーン・アンダーソンさんです。ジョーンさんはスコットランドの出身。子どもの支援を専門とするNGO「セーブ・ザ・チルドレン」への勤務などを経て、仏教哲学を学ぶために来日。現在は東京在住で、フリーランスライターとして活躍しています。最終回となる今回は、自身が住んでいる東京・新宿のある街の魅力について語っています。ふつうは「夜の街」と思われがちですが、ジョーンさんが注目したのは、朝のたたずまいでした。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「商品」に関係のある表現がテーマです。「品薄状態」や「模造品」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、米ロードアイランド州のバレエ劇団の歳末恒例の公演「くるみ割り人形」に、長年出演してきた人気者の犬が引退するという話題のほか、中国が月の裏側を観測する探査機を打ち上げたというニュースなどをお届けしています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、エイミー・シューマー主演の「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」です。高級コスメ会社に勤める主人公のレネーは、ぽっちゃり体形。モデルのような社員たちが働く本社ではなく、地下のオフィスで地味な仕事に携わり、コンプレックスは増すばかりでした。せめて痩せようとジムに通ったところ、バイクから転倒して頭を打ち、失神してしまいます。目覚めた彼女が鏡をのぞくと、以前のさえない自分は消え、容姿抜群の美女になっていました――。といっても、そう見えているのは自分だけで、実際は外見は何も変わっていないのです。しかし、自信を手に入れた彼女は、夢に向かって堂々と歩き始めます。ユーモアの中で本当の美しさとは何かを考えさせるこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号でも、世界でよく知られた物語をわかりやすく書き直した「retold 版」を2冊紹介します。いずれもPearson English Readers のシリーズからです。1冊目は、「Jim Smiley and his Jumping Frog and Other Stories」。19世紀の米国の偉大な作家、マーク・トウェインの短編集です。もう1冊は、トム・ハンクス主演の映画がよく知られている「Forrest Gump」です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、この季節には毎年の恒例行事となっている「駅伝」を取りあげます。駅伝の起源や名前の由来、そのルールなどについて、英語で説明を加えていきます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Rovaniemi, FINLAND
今週号のTravelのコーナーでは、北欧フィンランドの北極圏近くの街、ロバニエミを訪ねます。首都ヘルシンキからは800キロ以上北上したところにあるこの街は、「サンタクロースが住む村」があることで有名で、日本からもサンタやオーロラを目当てに多くの観光客が訪れます。一方、豊かな自然に恵まれたこの街では、自然と共生するライフスタイルも魅力の一つで、旅の筆者は特に、自然からインスピレーションを受けたデザインや手工芸品に魅せられます。さらにもう一つ、この地で注目すべきものは建築です。1944年にナチスドイツに破壊された街は戦後、20世紀を代表する建築家であるアルバ・アアルトが中心となって再建を果たし、今も彼の作品を多く目にすることができるのです。街の雰囲気を写し出す写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、ノーベル賞をめぐる報道から、平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲさんとナディア・ムラドさんがどんなことを訴えたかを読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  フランスのデモから見える「炭素税」の難しさ
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。フランスが「ジレジョーヌ(黄色いベスト)」と呼ばれる大規模デモに揺れています。燃料税の引き上げ方針がきっかけとなった運動で、マクロン大統領は増税の見送りを打ち出さざるをえませんでした。化石燃料に課税する「炭素税」は、気候変動の抑制や再生可能エネルギーの普及促進の切り札と考えられてきましたが、実はフランス以外でも、こうした課税に反対する動きが続発しています。AP通信の記事は識者の声を拾いつつ、地球環境を守ろうという人たちの苦悩ぶりを伝えています。
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