週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/9/29号

This Week
On the Cover

ラグビーW杯開幕 松島幸太朗選手の3トライで快勝

9月29日号のAWの表紙は、いよいよ開幕したラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会からの一枚です。日本代表 Brave Blossomsは、ロシアとの初戦に30-10で快勝しました。その立役者になったのが、松島幸太朗選手(26)です。松島選手はこの日、三つのトライをあげる「ハットトリック」の大活躍でした。ジンバブエ人の父と日本人の母を持ち、20歳以下の南アフリカ代表候補にもなったことがあるその実力を、遺憾なく発揮しました。国内各地で開かれる試合を観戦するために今、海外から多くのラグビーファンが日本を訪れています。世界が注目する大会は、11月まで続きます。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature:  翻訳者のはじめのい~っぽ 金原瑞人さん
現在活躍する英日翻訳者が、英語との最初の出会いや、初めて翻訳を意識した表現などについて語るエッセーシリーズです。月1回ほどのペースで、随時掲載します。今週号には、古典的な小説からヤングアダルト、ノンフィクションに至るまで、幅広いジャンルの翻訳で知られる金原瑞人さんが登場します。米作家のユージン・オニールやトルーマン・カポーティに触れながら、金原さんが翻訳に目覚めた若き日の思い出を回想します。また、金原さんの翻訳作品から、サマセット・モームの「月と六ペンス」を一部紹介します。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。新年度からリニューアルし、星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきますので、ご期待ください。今週号では、Step into Reading という米国の児童向けのシリーズから、2冊を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、男性の育児休業についてツッコミを入れます。日本の男性の育休取得率が6.16%にとどまり、なかなか目標を達成できないでいる現状について、ジェイソンさんは米国の状況と比較しながら、原因を考えます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。マリーの兄であるジャスティンと妻のジェシーに赤ちゃんが生まれました。今回は、マリーがジャスティンの家を訪ね、赤ちゃんと対面します。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムは、出産と入院について解説しています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週号は、7月から9月までを担当したトーマス・スコットさんの最終回です。ロンドン生まれのスコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、日本で経験した夏の猛暑について語ります。それは、故郷の英国では体験したことのない厳しさだったようです。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「考え・思考」に関係のある表現がテーマです。「甘い考え」や「見当がつかない」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、今年引退したイチローさんが、大リーグ・マリナーズの本拠で英語でスピーチし、ファンに感謝を伝えたという話題のほか、チェコで脳死状態になった妊婦が、117日もの間の延命治療を経て、女児を出産したというニュースなどをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies AW名画座
今週号の映画欄は、過去の名作を紹介する「AW名画座」をお届けします。2020年の東京五輪・パラリンピックまで、いよいよ1年を切りました。そこで今回は、五輪にまつわる作品を紹介します。まずは、1924年のパリ五輪で、英国の陸上選手として活躍した2人の、走ることへの情熱や心の葛藤を描いた作品「炎のランナー」を。さらには、84年のロサンゼルス五輪のレスリングで優勝した兄弟選手のその後の運命を取りあげた「フォックスキャッチャー」を紹介します。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘する「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、「彼岸」です。日本人にとってはお墓参りなどでなじみ深い季節の行事ですが、もともとはどんないわれだったのでしょうか。この季節に咲く彼岸花と合わせて、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けした米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作。今週号はその最終回です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。物語の最終盤で、サラが抱えていた「過去」が明らかになっていきます。


◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「年寄り扱いはやめて」「子どもを持たない自由」の相談2題をお届けします。さらに毎月第2、4週には、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel :  Macau, CHINA
今週号のTravelのコーナーは、中国の特別行政区マカオを訪ねます。マカオといえばカジノが有名。ギャンブルには興味のない旅の筆者ではありますが、その様子をのぞきに行ったところ、その規模と豪華さに驚かされたようです。一方でマカオには、世界遺産の都市という顔もあります。1999年にポルトガルから返還されるまで、400年以上の間に、欧州とアジアの文化が建築や都市計画などの面で融合したのです。筆者は歴史地区を歩き、古くから残るこうした建物の数々を訪ねていきます。街の多様な魅力を写しだした写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は環境をテーマにしたニュースを2題取りあげます。まずは、温暖化の原因となっているとして厳しい目が注がれるようになった航空業界について。KLMオランダ航空が飛行機を減便し、鉄道の利用を促すことになったというニュースをお届けします。また、マレーシアで問題となっているスモッグについて、ある対策が計画されているという話題も紹介します。

◆Weekly Picks  9・11 癒えぬ傷痕 生存者にがん多発
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、発生から18年となる米同時多発テロをめぐるリポートです。ニューヨークでは世界貿易センタービルが倒壊しましたが、その現場に居合わせた人々が、新たな苦難に直面しています。倒壊時に巻き上がった大量の粉じんや灰にさらされた人たちの間で、がんが発生するケースが急増しているのです。数万人がテロ生存者のための基金の支援を受けており、今後さらに増えることが予想されているそうです。いったい何が起きているのか。専門家の研究結果を交えて報告します。
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2019/9/22号

This Week
On the Cover

マラソン男女4人、東京五輪代表に内定

9月22日号の表紙では、東京五輪のマラソン代表を一発勝負で決める「マラソングランドチャンピオンシップ」から、複数のカットを紹介しています。15日にあったレースで、男女4人の代表が内定しました。男子は中村匠吾選手が日本記録保持者の大迫傑選手らを押さえて優勝するちょっとしたサプライズ。2位に入った服部勇馬選手とともに代表入りを果たしました。女子は前田穂南選手が20キロ付近で抜け出して独走態勢になり、そのまま優勝。2位の鈴木亜由子選手までが五輪代表に決まりました。来年の東京五輪とほぼ同じコースで争ったレースには、沿道からも熱い声援が送られたようです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  「ヘミングウェイで学ぶ英文法」の著者に聞く
今週号の特集は、米国の文豪アーネスト・ヘミングウェイを取りあげます。ヘミングウェイの作品を題材にした学習書「ヘミングウェイで学ぶ英文法」が、今年5月の発売以来、この種の本としては異例とも言える売れ行きを見せています。平易な文体で知られるヘミングウェイですが、その作品を文法の解説を交えながら丁寧に読んでいく一冊。「読む・聞く・話す・書く」の4技能が強調される昨今、なぜ文法にこだわったのでしょうか。著者である倉林秀男・杏林大外国語学部准教授(言語学)らにインタビューしています。さらには、倉林准教授に解説していただいたヘミングウェイの横顔も紹介していますので、作品を読み進めるためのガイドとしてお役立てください。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、観光客が増えすぎることで起きる「オーバーツーリズム」についての解説を読んでいきましょう。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、1970年代に一躍人気者になったピーター・フランプトンの「Do You Feel Like We Do」を取りあげます。マーティさんによると、この時代には、ギターテクニックで聴衆を魅了する「ギターヒーロー」が世に出る一方で、アイドル的な人気を誇ったアーティストも多く登場していて、このピーター・フランプトンはその両方に属するという類いまれな存在だったそうです。マーティさんはちょっと複雑な感情を抱きつつも、彼の音楽が好きだったと語っています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。物語はいよいよクライマックス。サラが抱えていた「過去」が明らかになっていきます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーたちが学校の食堂に集まっています。生徒会長のケイトが「ベスト・ティーチャー賞」を決めるための推薦用紙を配ります。マリーたちが口々に候補に挙げるのは、マンプフォート先生。みんなは先生のどんなところが良いと言っているのでしょうか。米国の生活を紹介するミニコラムでも、「ベスト・ティーチャー賞」について触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、日本にやって来て、ある便利なスキー場に出かけた体験と、そのときの驚きを語っています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、世界最高齢の現役スキューバダイバーが新たな記録を樹立したという話題のほか、米ニューヨーク市で続いていた麻疹(はしか)の流行がようやく終息したというニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する映画は、中年男性たちのシンクロナイズド・スイミング(現在はアーティスティックスイミング)への挑戦を描いた「シンクロ・ダンディーズ!」です。実在するスウェーデンの中年男性シンクロチームがモチーフになり、英国で映画化された作品です。さえない日々を過ごす会計士のエリックは、ここのところ妻との関係もギクシャクし、息子からは冷たい目で見られています。そんな折り、ひょんなことからシンクロチームに誘われることに。必死に練習を重ねるうちに、不思議と毎日の生活にも張りが生まれ、ついにチームは英国代表として世界選手権に出場することになるのです。英国版の「ウォーターボーイズ」とも言うべきこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都葛飾区の柴又を訪ねました。映画「男はつらいよ」で広く知られるこの街で、帝釈天や「寅さん記念館」といった名所を訪ねていきます。英語による寅さんの紹介も必読です。リサさんの語る街の魅力に、耳を傾けてみましょう。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、和食レストランでウェーターとして働くユウタが、オーストラリア人駐在員のビルたちを席に案内しようとしています。喫煙席と禁煙席のどちらが良いかを尋ねたのですが、なぜかビルが大声を上げ始めました。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Spetses, GREECE
今週号のトラベルのコーナーでは、ギリシャのスペツェス島を訪ねます。旅の筆者が「ギョーザの形」と評したこの島は、首都アテネからさほど遠くないところに浮かび、避暑地として知られています。美しい海や花に囲まれ、優雅な時間を過ごすことができそうです。筆者が特に注目したのが、島と文学の深い縁でした。「ノルウェイの森」を書いていた1980年代、作家の村上春樹さんもこの島に長期滞在したことがあり、そのときの様子はエッセー集「遠い太鼓」の中でも描かれています。また、英国の作家ジョン・ファウルズもかつてこの島で教師として働き、「魔術師」という作品はスペツェス島をほうふつさせる島が舞台になっているそうです。筆者はこうした文学世界と重ね合わせるように、自身の滞在をつづっていきます。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。


◆Weekly Picks  トランプ氏が日韓首脳の英語のなまりを物まね アジア系米国人から批判
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するこのコーナー。今週は、トランプ米大統領がニューヨーク州で開かれた集会で、日韓首脳の物まねをしたとされるニュースについてです。それぞれの首脳の英語のなまりをあたかも揶揄(やゆ)するかのように強調し、会談の様子を再現したと報じられていて、アジア系米国人の間に怒りが広がっているのです。しかし、最近相次いでいるトランプ氏の差別的な発言の際と比べて、批判のトーンは少し弱いそうです。近年はアジア系住民も選挙の行方に少なからぬ影響力をもつと言われていますが、同じアジア系でも様々なバックグラウンドがあるというのが実情のようです。こうした事態が繰り返されることで、人種差別的な言動が、より受け流されやすくなってしまうのでは、と心配する声も出ています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/9/15号

This Week
On the Cover
俳優としても健在、ミック・ジャガーさん
今週号の表紙は、英ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のボーカル、ミック・ジャガーさん(76)です。今年、心臓の手術を受けたジャガーさんですが、ベネチア国際映画祭の最終日に元気な姿を見せました。この日、初上映されたイタリア映画「The Burnt Orange Heresy」に出演し、美術品の盗みを企てる画商を演じています。ステージで歌うことと映画に出演することについて「同じパフォーマンスさ。一つはライブだが、もう一つはそうじゃない、というだけ」と語ったジャガーさんは、環境問題についても米トランプ政権を批判し、積極的に発言したそうです。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 GTEC、ライティングとリーディング対策を解説
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。新年度から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。今週号では、大学入学共通テストで導入される「民間試験」のうち、多くの受験者を集めることが予想されているGTECについて見ていきます。どのような問題が出題されているか、なじみのない読者も多いと思います。ライティングとリーディングについて、具体例を見ながら対策を解説していきます。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は「長距離運転をする88歳の母」「Excuse me の使いかた」の相談2題をお届けします。さらに、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、海外旅行やネットショッピングでよく見かける、お店からのお得なオファーについての表示を見ていきます。3 for 2とあるのは、どんな意味なのでしょうか。

◇米国がわかるキーワード
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号は、選挙をめぐって古くからある表現が、近年も改めて注目されるようになったというお話です。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「交渉・話し合い」に関係のある表現がテーマです。「口車に乗せられる」や「腹を割って話す」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王がエレベーターに一時閉じ込められ、毎週日曜の説教に遅刻したというニュースのほか、スペインで開かれている恒例のトマト祭りの話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。新学期の初日を迎えました。ハンナの家では、一家が朝の支度をしています。末っ子のクリフが履いているジーンズが、すっかり小さくなっていることに気づいたハンナたち。クリフの背が伸びたことに感心しています。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、子どもの成長期がテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、日本に来て、英国とは流儀が違うことに気づいたという昼寝について、自身の経験を語ります。


◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生による連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介する映画は、13歳の少女のリアルな日常を描いた「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」です。8年生(中学の最終学年)のケイラは、ユーチューブに動画を投稿し、インスタグラムなどのSNSのチェックに余念がない「今時の女の子」。しかし、友達とうまくコミュニケーションがとれないことから、学校では「学年で最も無口な子」に選ばれてしまいます。一念発起したケイラは、クラスの人気者の女の子ケネディや、思いを寄せる男の子に近づこうと精いっぱい努力するのです。自らもユーチューバーとして活動した経歴をもつ29歳のボー・バーナム監督がメガホンをとったこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、天候不順が生活に影響を与えつつあると報じた新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本で独自の発展を遂げた宿泊施設「カプセルホテル」です。その歴史のほか、最近のトレンドなどについても英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Order in the courts: Singapore’s hawkers
今週号のトラベルのコーナーでは、東南アジアのシンガポールを訪ねます。旅の筆者が注目したのは、シンガポールの名物とも言える屋台村「ホーカーセンター」です。数十年前までは行商人たちが路上や広場で食べ物を商っていましたが、衛生面の問題や交通渋滞の解消を狙って、政府が街を整備してホーカーセンターを造ったのだそうです。筆者は、シンガポールがこうした屋台村をユネスコの無形文化遺産に登録申請したと聞き、興味をそそられたのでした。あちこちのセンターを食べ歩き、そのおいしさに感心する筆者ですが、一方で、多くの店で後継者不足に悩んでいるのではとも気にしていました。多くの若い担い手にも出会い、頼もしく感じたといいます。センターの活気ある様子を写しだした写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週はビジネスに関するニュースを2題お届けします。米ケンタッキー・フライド・チキンがベジタリアン向けの「肉を使わないフライドチキン」を試験的に売り出したというニュースや、銃乱射事件を受け、大手スーパーのウォルマートが銃弾の販売を取りやめたという報道を読んでいきます。

◆Weekly Picks  ジェットであちこち飛び回る著名人ら批判の的に
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週は環境問題にかかわる話題を取りあげます。かねてより英王室きっての環境保護活動家として知られるハリー王子が、家族とともに小型ジェット機で南仏を旅行したことが報じられ、「偽善的だ」との批判が集まりました。小型機を提供した歌手のエルトン・ジョンさんが「カーボン・オフセット(排出量の相殺)」の費用を支払ったと公表し、王子一家を擁護しましたが、かえって火に油を注ぐ事態になったようです。著名人の移動手段には厳しい目が向けられるようになっていますが、ロイター通信の記事は、この問題をどのように考えたら良いか、様々な声を拾っています。
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2019/9/8号

This Week
On the Cover

環境保護訴え、ヨットで大西洋を横断したグレタ・トゥンベリさん

今週号の表紙は、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)です。昨年、授業をボイコットして地球温暖化を食い止めるための行動を大人たちに求める「学校ストライキ」をたった一人で始め、注目されるようになったトゥンベリさんは今回、ニューヨークの国連本部で開かれる気候サミットに出席するため、ヨットで英国を出発。約2週間かけて大西洋を横断し、ニューヨークにたどり着いたのです。温室効果ガスの排出が多い飛行機の利用を批判し、地球に優しい移動手段をとったのでした。学校ストライキはその後世界中に広がり、今やノーベル平和賞の有力候補とも言われるトゥンベリさんは「気候変動、生態系の危機は、人類がこれまで直面したことがないほど大きい。ともに立ち上がり、助け合いながら行動を取らなければ手遅れになる」と訴えています。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: アジアの表現者が集うAsia meets Asia 異文化コミュニケーションを考える
今週号の特集では、アジアの身体表現芸術家の交流を進めるNPO法人「アジア・ミーツ・アジア」の取り組みを紹介します。アジア各地からダンサーや歌手、詩人、俳優らを招き、ダンスやテキスト、歌などあらゆる素材を交えた舞台を作り上げています。今月、東京都内で公演を行うのに先立ち、演出を担うNPO代表の大橋宏さんに話を聞きます。英語を母国語としないアーティストらとともに共通のテーマで舞台を作っていくプロセスとはどのようなものなのか。大橋さんが考える異文化交流とは何か。縦横に語っています。また、「漂流者/難民」をモチーフとする今回の公演に参加する表現者は、チベットからの亡命者、インド、中国、そして日本と様々なバックグラウンドをもっています。4人の方に、「異文化間のコミュニケーション」をテーマにして英語で寄稿してもらいました。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 英文ニュースの読み方を、毎月第1週に基礎から解説しています。英字新聞には国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号では前回に引き続き、「時事英語の語法の特徴」をテーマにして学んでいきます。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。

◇和t’s cooking?  キノコの炊き込みご飯
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、秋の味覚キノコを使った炊き込みご飯を紹介します。米国ではキノコの種類があまり豊富ではありませんが、筆者が料理教室の生徒らに出すと好評だそうです。世界に数あるお米料理の中でも、日本の炊き込みご飯は格別だという筆者の考えに、耳を傾けてみましょう。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、インドネシア政府が首都をジャカルタからカリマンタンに移転するというニュースのほか、米航空宇宙局(NASA)が火星の石に英バンド「ローリング・ストーンズ」からとった名前をつけたという話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。もうすぐ新学期。今回は、クリフが母親のキャロルと一緒に、学用品の買い物に来ています。新しいものを買ってもらおうとするクリフに対し、節約しようというキャロル。どんなものを買うことになるのでしょうか。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムも、学用品がテーマです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、英国の社会保障制度の柱となっている国民保険サービス(NHS)についてです。スコットさんによると、NHSについてぼやく英国人は多いようですが、一方で彼らは、一見奇妙に映るような愛着ももっているようです。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二さんの連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介する映画は、名優バート・レイノルズの最後の主演作となった「ラスト・ムービースター」です。かつて一世を風靡(ふうび)した映画スターのヴィックは、テネシー州ナッシュビルで開かれるという映画祭の招待を受け、現地に入ります。名だたる名優たちと肩を並べ、「生涯功労賞」を授与したいという申し出があったからですが、現実は予想とまったく違うものでした。落胆して映画祭の会場を抜け出したヴィックは、世話役の若い女性リルとともに、自身の過去をたどり始めます。1970~80年代に全米で一、二を争う売れっ子俳優とした鳴らしたバート・レイノルズが、自身と重ねるように老優を演じたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、リサさんの友人が最近引っ越したという神奈川県逗子市と、その周辺の横須賀市、葉山町を歩きます。ミシュランガイドに掲載されたという人気のそば店で食事をした後、湘南国際村と呼ばれるエリアに足を延ばし、豊かな自然を満喫します。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、民宿の受付係のアリサが、浅草観光から戻ってきたオーストラリア人のゲイリーを迎えます。アリサが翌日のツアーの予約について尋ねたところ、ゲイリーは急いでいる様子。アリサは状況が理解できていないようです。いったい何が問題だったのでしょう。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Kansas City, MISSOURI
今週号のTravelのコーナーでは、米国のカンザスシティーを訪ねます。名前からしてカンザス州にあると思いがちですが、実際にはカンザスとミズーリ州の州境にまたがるように位置しています。ミズーリ州側の方が人口も多いことから、一般にはカンザスシティーと言えば、ミズーリ側を指すことが多いそうです。米国における地理的な位置からHeart of Americaの異名をとるこの街には、ほかにも多くのニックネームがあるのだとか。畜産が盛んだったことからバーベキューの街として知られ、旅の筆者らも「地元の味」に舌鼓を打ちます。また、筆者たちが注目したのは、市の内外に数多く点在する博物館や美術館でした。トルーマン大統領の足跡をたどる「トルーマン大統領図書館」などを、順々に訪ねていきます。街の雰囲気を感じることができる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  「最初の奴隷船」から400年 ガーナの奴隷港に米国からのツアー客が続々
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、アフリカ開発会議(TICAD)が横浜市で開催されたタイミングに合わせ、アフリカからのリポートを取りあげます。アフリカからの奴隷船が初めて北米に到着したとされる年から、今年で400年。大勢のアフリカ系米国人が、ガーナを訪れているそうです。かつて奴隷貿易の拠点として使われ、「負の世界遺産」として知られる「ケープコースト城」などを見学し、祖先らの足跡をたどる旅です。ガーナは今年を「帰国年」と定めて観光客を誘致し、経済効果を見込んでいるのです。さらには、米国などで暮らす「同胞たち」が「故郷」に帰り、再定住することにも期待を寄せているといいます。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/9/1号

This Week
On the Cover

大きな夢にトライ ラグビーW杯に挑むリーチマイケル主将

9月1日号のAWは、開幕が間近に迫ったラグビー・ワールドカップ(W杯)を特集しています。表紙では、日本代表 Brave Blossomsのリーチマイケル主将を紹介しています。日本代表は長年、アジアでは強豪と言われても、W杯では世界の壁にはね返されてきました。それがこの10年で、飛躍的な進歩を遂げたと言われています。前回、2015年のW杯イングランド大会では、世界最強の一角とみられていた南アフリカを破る大金星を挙げました。背景には、ニュージーランド出身のリーチマイケル選手のような海外出身のプレーヤーたちの存在があります。ラグビーでは一定の条件さえ満たせば国籍に関係なく代表選手になることができるのです。多様なタレントを集めた日本代表の活躍に、期待が集まっています。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  ラグビー・ワールドカップを楽しもう!
アジアで初の開催となるラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会が9月20日に開幕します。世界から20チームが集まる一大スポーツイベントを前に、AWでもラグビーの魅力に迫る特集をご用意しました。まずは、2011年、15年のW杯で日本代表として活躍した畠山健介さんにインタビュー。AWの英文エディターの質問に、時に通訳を介さずに英語で答えた畠山さんが、日本代表の強化の歩みを振り返り、英語の学びについても語ります。さらに、AWで「カタカナ語がワカラナイ!」を連載中の英国人ライター、スティーブ・ウォルッシュさんが、ラグビーW杯を楽しむための豆知識を紹介してくれています。ラグビーの「トライ」は、なぜ「トライ」と言うのか、といった、つい人に話したくなるトリビアが満載です。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。新年度からリニューアルし、星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきますので、ご期待ください。今週号では、Cambridge University Pressから出版されている2冊を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、大手コンビニエンスストアチェーンが相次いで24時間営業の見直しを検討し始めた、というニュースについてツッコミます。人手不足が深刻化し、長時間働くことが避けられないコンビニ各店の労働環境が問題になっているからですが、ジェイソンさんはちょっと違った視点、市場原理という観点から考えてみました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、日本に旅行をしていたカズがグリーンビルに戻り、友達と会っています。マリーやケイトたちへのお土産を披露しているところです。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムは、カズが持参したお土産にちなみ、日本のお菓子の人気ぶりについてです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、フェイスブックやツイッターといったソーシャルメディアについて、自身の接し方を語っています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「妊娠・出産」に関係のある表現がテーマです。「出産予定日」や「つわり」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、タイでジュゴンの赤ちゃんが死に、体内からプラスチックごみが見つかったという話題のほか、日本国内で問題になっている「あおり運転」のニュースなどをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、クエンティン・タランティーノ監督がメガホンをとった「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」です。1969年のハリウッドを舞台にして、テレビ西部劇の主役だったが今は落ち目のリック、長年リックのスタントマンを務めてきた親友のクリフ、新婚で前途洋々の新進女優シャロン・テートの3人を中心に、3日間の出来事を追います。シャロン・テートがカルト集団に殺害された実際の事件をモチーフにしています。レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットらスターが顔をそろえたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、仏教の経典を書き写す「写経」です。写経の起源や日本国内での移り変わりについて、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「うつ状態の時に風呂に入れない」「自立できない娘が家を出る時」の相談2題をお届けします。さらに毎月第2、4週には、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」を掲載しています。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel :  Puppy dog tales from onsen in Akita
今週号のTravelのコーナーは、いつもと趣向を少し変えてお届けします。日本国内は秋田の温泉を目指して、AWの英文エディターが旅をします。きっかけは1本の新聞記事でした。「秋田犬、温泉客をおもてなし 大館で看板娘に 外国人にも人気」。無類の温泉好きで、犬をこよなく愛するエディターは、大館市の「ふるさわおんせん」に出かけることにしたのです。そこでは、秋田犬の「温(はる)」が子犬を産み、お客に愛嬌(あいきょう)を振りまいていました。秋田犬の歴史などを学べる「秋田犬博物館」でも犬と戯れた筆者は、創業100年を超える「日景温泉」へ。ここでも、温泉と秋田犬とのぜいたくな時間を過ごします。「秋田犬は冬の方が元気だ」という温泉のご主人の言葉に誘われて、その年の冬にも、秋田を再訪することになったのでした。かわいい秋田犬の姿を写した写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は Culture をテーマにしたニュースを2題お届けします。改革が進むサウジアラビアで女性が男性の許可がなくても自由に海外旅行できるようになったというニュースのほか、フランスにおける仏語保護の動きについての話題を読んでいきます。

◆Weekly Picks  「マンホール」「マンパワー」はダメ ジェンダー特定する言葉が消える街
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、米国でも有数のリベラルな街として知られるカリフォルニア州バークリー市で、議会が特定のジェンダーに結びつく用語を公文書で使わない取り決めを採択した、という話題です。「マンホール」は「メンテナンスホール」に、「マンパワー」は「ワークフォース」などに、言い換えられるといいます。こうした動きを高く評価する声がある一方で、「もっと大事なことがあるのでは」と冷淡に見る向きもあるようです。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/8/25号

This Week
On the Cover

スターの影も演じたタロン・エガートンさん

8月25日号の表紙は、歌手エルトン・ジョンさんの半生を描いた映画「ロケットマン」の主演俳優、タロン・エガートンさんです。映画の公開に先立ち、来日した際の一コマを紹介しています。以前、大ヒットアニメ「SING/シング」でエルトン・ジョンさんの代表曲「I’m Still Standing」を見事に歌ったことで知られるエガートンさん。今回の「ロケットマン」でも数々の名曲が随所に使われていますが、エガートンさん自身が歌いこなし、エルトン・ジョンさんもその歌唱力にうなったのだとか。存命中の大スターを演じることは大きな重圧だったと語りますが、彼の華々しい部分だけでなく、影の側面も表現し、当のエルトン・ジョンさんもこの作品を大いに気に入っているそうです。今週号では、映画のコーナーやSpecialのページでも、「ロケットマン」やエルトン・ジョンの世界を取りあげています。


◇今週の注目記事 ================

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介するのは、歌手エルトン・ジョンの半生を描いた「ロケットマン」です。 家に寄りつかない英国空軍の元飛行中隊長の父と、子どもに無関心な母のもとで、孤独な少年時代を過ごしたエルトン・ジョン。唯一の癒やしは大好きなピアノでした。成長して後、ロックスターを目指してレコード会社の公募広告に応募した彼は、作詞家のバーニー・トーピンと出会います。彼らの曲と詞が融合して数々の名曲が生まれ、エルトン・ジョンはスターへの道を駆け上がるのですが、それでもなお、彼の心は満たされません。タロン・エガートンが自ら歌い上げる名曲に乗せて、ストーリーは展開していきます。大ヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」の制作を引き継いだデクスター・フレッチャー監督がメガホンをとったこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。


◇Special:  エルトン・ジョンの世界
今週号の特集は、映画のページと連動して、希代のヒットメーカー、エルトン・ジョンの世界を取りあげます。まずは、今回の映画で字幕監修を担当した音楽ライターの新谷洋子さんにインタビュー。彼の音楽性や奇抜なファッションについて解説してもらい、その歌詞の世界も読み解きます。多作で知られるエルトン・ジョンさんですが、今回は新谷さんに3枚のアルバムを厳選していただき、ポイントを解説してもらっています。また、彼のことをよく知らない読者の方に向けて、どんな人物かを知るコーナーも。今回の映画に登場したそのファッションも、写真をふんだんに使って紹介しています。あわせて、今回の映画の波紋について報じたロイター通信の配信記事も掲載します。

◇Special: 地球うおっちんぐ: ニジェール視察報告
今週号はいつものトラベルを休載し、アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーの特別編をお届けします。8月末から横浜市で開かれる「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」に先立ち、ユニセフ・アジア親善大使を務めるアグネスさんはニジェールを訪ねました。アフリカで最も貧しい国のうちの一つで、多くの子どもたちが満足な栄養を得られず、教育も受けられません。少女たちは若くして結婚を強いられており、アグネスさんはこうした児童婚の根絶を訴えます。また、貧困に苦しむ親子連れは、あえて危険をおかして砂漠を横断し、隣国まで物乞いに出かけるといいます。アグネスさんはこうした実態に衝撃を受けるとともに、解決に向けた取り組みを後押ししようと呼びかけています。現地の写真もふんだんに紹介します。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、米フェイスブックなどが導入を目指す暗号資産「リブラ」についての解説を英語で読んでいきましょう。



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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、トーマスがメルバさんの家のお手伝いに来ています。庭のキュウリをもいできたトーマスは、引き続き、ピクルスに漬け込む作業を手伝います。米国の生活を紹介するミニコラムでも、ピクルスを取りあげています。夏になると、米国の新聞や雑誌には自家製ピクルスのレシピがしばしば登場するのだそうです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、英国で愛されている伝統的な食品について紹介してくれています。日本人にはあまりなじみのない食材ばかりですが、どんな味がするのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、2020年の東京五輪に先立ち、羽田空港に発着する新しい飛行ルートが決まったというニュースのほか、ある世界的ホテルチェーンが客室の小分けシャンプーなどを廃止するという話題などを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、エアロスミスの「Walk This Way」を取りあげます。エアロスミスが今ほどメジャーではない時代の作品ですが、最初にリリースされてから何年も後に関心が集まるようになり、大ヒットしたのだとか。マーティさんは音楽業界における「タイミング」の不思議さに思いをはせるのです。この連載は新年度からレイアウトを見直し、読みやすくなりました。引き続きご愛読のうえ、興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、静岡県裾野市にある「ヤクルト富士裾野工場」を訪ねました。ここの工場を見学すれば、誰もが一度は飲んだことがある乳酸菌飲料の製造過程や創業者の偉業について学ぶことができます。健康志向の子育て世代が親子で楽しめる施設の魅力を、リサさんが紹介してくれています。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、ホテルのフロント係のリョウが、米国人宿泊客のビルを出迎えます。リョウが先日、ロサンゼルスを旅したことを伝えたところ、ビルからは思わぬ返事が返ってきました。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Weekly Picks  「Nagasaki」を思わぬ意味で使う米ドラマ、被爆者ら絶句
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週は、全米でヒットしている連続ドラマのセリフの中で、「Nagasaki」という単語が、「人生を壊す」といった意味で使われていた、という話題です。問題のドラマは三つ子として育てられた36歳の男女3人を描く「This Is Us」で、日本でも放映されています。8月9日に被爆から74年を迎えた長崎でも、被爆者を中心に憤りが広がり、こうした使い方が定着してしまわないか懸念する声があがっています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/8/11-18号

This Week
On the Cover
スマイルも決まった女子ゴルフ・渋野日向子選手
今週号の表紙は、英ミルトンキーンズで行われたゴルフの全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手(20)です。日本勢のメジャー大会勝利は、42年ぶり2人目の快挙です。最終ラウンド、米国選手と並んで迎えた18番で、見事にバーディーパットを沈め、勝利を決めた渋野選手は岡山県出身。今季が実質プロ1年目で、今回が海外メジャー初挑戦でした。まさにシンデレラストーリーそのものを歩む彼女のトレードマークは、「スマイルシンデレラ」とも呼ばれるその笑顔です。全英の大舞台でも笑顔を絶やすことはなく、初優勝を決めた瞬間にも笑顔がはじけました。世界ランキングも急上昇中で、来年の東京五輪代表の有力候補に名乗りをあげそうです。

◇今週の注目記事 ===============

◇Feature : Countdown to 2020 英語は剣士の武器になる フェンシング太田雄貴氏が語る
2020年の東京五輪・パラリンピックまで1年を切りました。AWでも随時、アスリートをめぐる話題をお届けしていきます。今週号では、北京五輪銀メダリストで日本フェンシング協会長の太田雄貴さんのインタビューを紹介します。同協会はこのほど、2021年の世界選手権以降、日本代表の選考に英語の試験を導入すると発表しました。なぜこのような方針を打ち出したのでしょうか。インターネット上では反対意見も出ていますが、太田さんはアスリートにとっての英語力の必要性を強く訴えています。世界で活躍しようとすれば、アスリートにとっても語学力、特に英語の力は無関係ではいられません。インタビューを通して、スポーツと英語の関係を考えてみましょう。

◇英語教育最前線 中学高校で受検者が増えているGTECとは
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。新年度から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。今週号では、大学入学共通テストで導入される「民間試験」のうち、多くの受験者を集めることが予想されているGTECについて見ていきます。中学高校単位では受検者が急増中ですが、社会人の英語学習者にはあまりなじみがないかもしれません。基礎から解説していきます。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は「いたずらの度が過ぎた男」「臆病な保護犬について」の相談2題をお届けします。さらに新年度から、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、付加疑問文がテーマです。Nothing bad happened to her,… という文章に続けるには、did it? が正しいのでしょうか。それとも、didn’t it? なのでしょうか。例文を豊富にあげながら、付加疑問文の使い方の上級編も解説していきます。

◇米国がわかるキーワード
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは、ミレニアル世代に広がっているというサイドビジネスの在り方を言い表す表現です。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「職場」に関係のある表現がテーマです。「平社員」や「金庫番」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、1970年代のナイキのスニーカーが競売にかけられ、高値で落札されたというニュースのほか、元ビートルズのポール・マッカートニーさんが新たな挑戦に乗り出しているという話題などを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生による連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、リリー・ジェームズが主演する「ガーンジー島の読書会の秘密」です。ガーンジー島は英国海峡のチャネル諸島にあり、英王室の属領となっていて高度な自治権を有しています。第2次世界大戦時にはナチスドイツに占領されたことがあり、今回の映画もその歴史がモチーフになっています。1946年、ロンドンで暮らす作家のジュリエットは、ひょんなことからガーンジー島の住人ドーシーと文通を始めます。戦時中にドイツ軍へのカムフラージュとして誕生したという読書会の存在を知り、興味をそそられます。読書会を記事にしようと島を訪れたジュリエットは、会のメンバーと交流するうち、彼らが抱えた秘密と、戦時中に島で起きた悲しい出来事を知ることになります。英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、日本の教育現場の問題点を取りあげた新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本の夏には欠かせないシンプルなスイーツ「かき氷」です。その起源や歴史のほか、かき氷ゆかりの神社を紹介し、近年の最新事情などについても英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Ipoh, MALAYSIA
今週号のトラベルのコーナーでは、マレーシア第3の都市イポーを訪ねます。かつてはスズの採掘で栄え、東南アジアで最も豊かな都市の一つとも称されましたが、スズの価格の下落でその輝きを失い、長く衰退の時代を経験してきました。観光客にとっては、首都クアラルンプールと観光地ペナン島の中継地といった位置づけでしたが、旅の筆者はこの街の魅力を再発見しようとしているようです。往年の栄華をしのぶことができる植民地時代の印象的な建造物を訪ね、街のあちこちで目にすることができるアートを楽しみ、再生が始まっている古い街並みを歩きます。豪華なたたずまいの建物や、ユニークなアート作品などを写しだした写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は環境に関するニュースを2題お届けします。フランスが航空便の利用客に環境税をかけるというニュースや、インドで野生のトラの生息数が少しずつ回復してきているというリポートを読んでいきます。

◆Weekly Picks  トランプ氏だけではない差別的発言 歴代の米大統領に
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。トランプ米大統領は黒人議員の選挙区を「ドブネズミがはびこる」と中傷したり、非白人の女性議員に「出身国に帰れ」と侮辱したりして、人種差別的だとして批判を浴びていますが、そもそも歴史を振り返ると、歴代の大統領も黒人をはじめとするマイノリティーに対し、差別的な言動を繰り返していました。今週号では、そうした代表例を集めたAP通信の配信記事を取りあげます。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/8/4号

This Week
On the Cover

五輪に向けまっしぐら 瀬戸選手が世界水泳で2冠

今週号の表紙は、7月末に韓国・光州で開催された水泳の世界選手権からの一枚です。瀬戸大也選手(25)が男子400メートル個人メドレーで2大会ぶり3度目の優勝を果たし、この種目での来年の東京五輪出場が内定しました。瀬戸選手は今大会、200メートル個人メドレーも制しており、2個目の金メダル。五輪に向けて、がぜん期待が高まります。2020年東京五輪は7月24日の開幕まで、いよいよ1年を切りました。各地で記念イベントが開かれ、渋滞や暑さの対策のために予行演習も行われています。さまざまな競技で開催されているテスト大会でも選手たちが熱戦を繰り広げ、「本番」さながらのヒートアップぶりです。

◇今週の注目記事 ================

◇Interview: 「風をつかまえた少年」、ウィリアム・カムクワンバさんに聞く
今週号の特集では、アフリカ南東部のマラウイで、風力発電ができる風車を廃材からたった一人で作り上げ、干ばつと飢饉(ききん)から村を救った少年の物語「風をつかまえた少年」を紹介します。当時14歳だったウィリアム・カムクワンバさんは、その偉業が新聞に取りあげられてから人生が一変しました。自身の半生を書いた本は各地で翻訳され、多くの人に読まれています。本はこのほど映画化され、日本でも公開されます。AWでは、公開に先立って来日したカムクワンバさんにインタビューしました。カムクワンバさんは東京都内の中学校でも特別授業を実施。「風をつかまえた少年」を英語の授業の教材に使っている生徒たちと、質疑応答を繰り広げました。

◇Interview: 松山バレエ団、バレエでみせるオリンピックの精神
今週号はもう1本、インタビューによる特集記事を組んでいます。日本を代表するバレエ団の一つ、「松山バレエ団」の総代表、清水哲太郎さんに話を聞きました。清水さんは日本の男性舞踊手の草分け的存在で、著名なプリマバレリーナの森下洋子さんの公私にわたるパートナーとしても知られています。2020年の東京五輪の開幕まで1年を切りましたが、松山バレエ団は8月、オリンピックをテーマにしたバレエ公演「オリンピア・オリンピア・オリンピア」を行います。清水さんには、今回の公演の狙いのほか、バレエの世界での自身の海外体験などについて聞きました。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 英文ニュースの読み方を、毎月第1週に基礎から解説しています。英字新聞には国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号では前回に引き続き、「時事英語の語法の特徴」をテーマにして学んでいきます。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。

◇和t’s cooking?  豚しゃぶサラダ
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、蒸し暑い夏には最適で、手軽にできる「冷しゃぶサラダ」を紹介します。米国では、鶏肉や豆を入れたサラダをランチにすることがよくありますが、筆者は豚肉を組み合わせているのを見たことがないそうです。米国の人には、その意外な取り合わせで喜んでもらえそうです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、アップルやグーグルが人種や性別、障害などの多様性に配慮して新しい絵文字を追加したという話題のほか、ベネチア国際映画祭で是枝裕和監督の新作がオープニング上映されるというニュースなどを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、自分の車を手に入れたケイトが、愛車で早速路上に出ています。ところがハンナの父親であるポーク保安官に車を止められてしまいます。どうやら速度違反があったようで……。米国での暮らしぶりを紹介するミニコラムでも、米国の速度制限事情に触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、スコットさんが日本にやって来ることになった経緯を語ってくれています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二さんの連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、1994年の大ヒットアニメのリメイク「ライオン・キング」です。サバンナの王国をつかさどるライオンの王ムファサと妻サラビの間に生まれた息子のシンバ。偉大な王ムファサはシンバに、王としての心構えを授けます。しかしムファサは、王座を狙う弟スカーの策略で命を落とし、シンバも王国から追放されてしまうのです。シンバはイボイノシシのプンバァやミーアキャットのティモンに出会い、再び王国を目指すことになるのですが……。バーチャルリアリティーの技術を駆使し、CGと実写を組み合わせた「超実写版」とうたうこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、富士山と静岡県富士宮市にある浅間神社です。この神社は正式名を富士山本宮浅間大社といい、全国におよそ1300社あるとされる浅間神社の総本宮となっています。リサさんは神社の信仰と歴史を説明しながら、富士山についての豆知識も披露しています。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、アカネが働く人気ラーメン店に、カナダ人観光客のスティーヴンが並んでいます。アカネが名前を尋ね、念のためにつづりも確認したのですが、どうも会話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう?

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Palermo, ITALY
今週号のTravelのコーナーでは、イタリア・シチリア島の都市、パレルモを訪ねます。旅の筆者は、ビットーリオ・エマヌエーレ大通りを軸とする街の中心部を散策し、多くの建造物に目を奪われます。ビザンチン、アラブ、ノルマンといった様々な様式が混じり合っているのです。地中海の要衝と言われたシチリア島は、様々な民族に征服されてきた歴史があり、建造物はこうした歴史を映しだしているのだそうです。ほかにも、欧州で3番目の規模というマッシモ劇場や長きにわたって活躍した給水塔など、シチリアの歴史を今に伝える多くの見どころがあり、筆者は地元の美食を楽しみながら巡ります。さらには海岸へも足を延ばして行くのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  カリフォルニア州、髪形に基づく差別を禁止する法律が成立
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、カリフォルニア州で髪形に基づく人種差別を禁止する法律が全米で初めて可決されたというニュースを取りあげます。きつく巻いた髪形や編み込んだ髪形が「職場にふさわしくない」などとされ、上司から変えるように指導されるようなケースが、アフリカ系米国人を中心に各地で繰り返し起きてきました。これまでは、「髪形は簡単に変えることができ、差別の対象とはならない」とされてきましたが、今回の法律は「髪形は伝統的に特定の人種と関連づけられてきた」と明確に規定したのです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/7/28号

This Week
On the Cover

軽やかなママに ミランダ・カーさん

7月28日号のAWは、オーストラリア特集です。表紙には、近年、日本人に最も親しまれている豪州人の一人で、世界的なモデルのミランダ・カーさんにご登場いただきました。ファッションからお茶、みそ汁に至るまで、日本のテレビCMでもすっかりおなじみですが、このほど第3子を妊娠し、6月に出席したファッションイベントでは、大きくなったおなかを堂々と見せるポーズをとっていました。海外メディアは「おしゃれな妊婦姿」と評しています。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  オーストラリア特集 世界に広がる先住民文化/豪州英語を読む
オーストラリアを特集した今週号では、豪州の先住民文化の話題に触れ、特徴ある豪州英語について見ていきます。英国からの入植者から長年差別されてきた「アボリジナルピープル」。オーストラリア外務省などはその文化をもっと知ってもらおうという取り組みを進めています。彼らの文化をモチーフにしたタペストリーが世界9カ国の大使館で掲げられていて、そのうちの一つがある東京都港区のオーストラリア大使館を訪ねました。さらには、今週のトラベルのコーナーで豪ブリスベンを訪れた旅の筆者が、街で見つけた標識や看板を紹介。オーストラリア英語特有の言葉遣いやお国柄が表れています。このページでは、「英文ライティング道場」でおなじみの豪州出身のトニー先生に、豪州英語の成り立ちについて説明してもらいました。

◆Travel :  ‘No worries’ in Brisbane, AUSTRALIA
今週号のTravelのコーナーでは、オーストラリア第3の都市、ブリスベンを訪ねます。これまで仕事で海外に出る機会には恵まれても、実は家族で海外旅行をしたことがなかった旅の筆者。今回は思いきって出かけてみることにしました。選んだのは、時差が少なく、家族のニーズを満たすことができそうなこの街です。異国情緒あふれるコロニアル風の建物、さらには豊かな自然が魅力で、ブリスベン川の岸辺では絶壁のロッククライミングに挑む人の姿も見られました。旅の途中、時に思うに任せないこともしばしば起こります。そんな時、筆者を慰めたのが、豪州人がよく使う“No worries”という言葉でした。美しい街の様子を写しだす写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、オーストラリアの海でのサーフィンを題材にした「ブレス あの波の向こうへ」です。舞台は1970年代。内向的なパイクレットと冒険好きなルーニーの少年2人は、性格も家庭環境も異なりますが、気の合う仲間です。2人はサンドーという名の男からサーフィンのてほどきを受けるようになり、彼の妻イーヴァとも知り合います。謎めいた夫婦とのふれあい、危険な波との対峙(たいじ)を通して、2人は成長を遂げていくのです。豪州の文学賞に輝いた小説を映像化。豪州の美しい海と、登場人物たちの見事な波さばきも見どころとなっているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。新年度からリニューアルし、星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきますので、ご期待ください。今週号では、多読を実践する人たちの間でも人気のあるシリーズの一つ、Usborne Young Readingから、2冊を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、女性が職場でハイヒールなどを履くことを強制されないように要望する#KuToo運動を紹介しながら、働く際の服装について考えます。日本でもクールビズが導入されて久しいですが、主眼はあくまで電気代の節約です。ジェイソンさんは労働効率の向上を考えて、スーツやパンプスといったお決まりの服装の見直しを提案します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ケイトが誕生日に乗用車を両親からプレゼントされます。マリーやハリソン、カズは興味津々ですが、ケイトによると、両親が決めた様々な運転ルールがあるのだとか。どんな決まりなのか、会話に耳を傾けてみましょう。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、今回のテーマは高校生と運転の関係についてです。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、映画館をめぐる自身の思い出について語っています。映画館の体験は、英国と日本では少し違ったものだったようです。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「豊かさ、裕福」に関係のある表現がテーマです。「富裕層」や「金に糸目をつけない」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、独フォルクスワーゲンが長く愛された小型車ビートルの生産を終えたというニュースのほか、JR鹿児島線でナメクジが原因の停電があり、列車が運休するなどの影響が出たという話題などをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、夏の風物詩となっている「ビアガーデン」です。日本におけるビアガーデンの起源は、どんなものだったのでしょう。時代の移り変わりとともに、ビアガーデンのスタイルも変化してきました。こうしたビアガーデンの歩みを英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「家事に追われてしまう主婦」「温度差のある関係がつらい」の相談2題をお届けします。さらに新年度からは、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆Weekly Picks  京都アニメーション放火事件、海外からも悲しむ声
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、京都アニメーション(京都市)で34人もの命が奪われた放火事件をめぐるAFP通信の配信記事です。容疑者の詳細な動機はまだ明らかになっていませんが、「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」や「けいおん!」といった人気作品で国内外に多くのファンがいる「京アニ」での悲劇は、世界に衝撃を与えています。アニメ制作に携わる人たちからは「業界全体に対する攻撃だ」といった声もあがっています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/7/21号

This Week
On the Cover

宇宙の神秘に迫る はやぶさ2とアポロ11号

7月21日号の表紙は、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への着陸に再び成功したことを喜ぶ宇宙航空研究開発機構(JAXA)の運用メンバーの姿です。はやぶさ2は小惑星の地下で眠っていた風化していない砂や石を採取できた可能性が高いとされ、太陽系の成り立ちや生命誕生の謎に迫るヒントが得られたと期待されています。「太陽系の歴史のかけらを手に入れた」と、計画の責任者である津田雄一・プロジェクトマネージャは語りました。宇宙の神秘に迫ろうという人類の努力は、その歩みを少しずつですが進めてきました。今週号のAWでは、アポロ11号による人類初の月面着陸から50年を記念して、アポロ計画を詳細に振り返り、宇宙に思いをはせる特集を組んでいます。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  月面着陸から50年、アポロ11号の軌跡をたどる
1969年7月20日(日本時間21日)、米国の宇宙飛行士たちが人類として初めて月面に降り立ちました。あれからちょうど50年の節目を迎え、今週号のAWはアポロ11号のミッションを大々的に振り返ります。まずはいつもトラベルを掲載しているページを使い、AFP通信の配信記事から、決して平坦(へいたん)な道のりではなかったミッションを追体験します。まるで月面旅行のルポを見るような趣をお楽しみください。当時の写真もふんだんに使い、アポロ計画をめぐる知られざる歴史やエピソードも紹介しています。

◇Special:  月面着陸から50年、レガシーをたどる
 今週号は特集ページでも、「アポロ11号の月面着陸から50年」に関連するニュースを取りあげます。国家プロジェクトだったアポロ計画には多くの人々が関わり、また様々なレガシー(遺産)が生まれました。このページでは、海外通信社の配信記事から、アポロ計画に携わった人々の足跡をたどっていきます。アポロ計画の探査機は大量の「月の石」を持ち帰り、こうした石は今また科学研究に役立てられようとしています。一方で、米国からの友好の証しとして、世界の各国にも配られましたが、その一部は所在が不明になっているそうです。AFP通信の記事は、こうした「月の石」の行方を追う「ムーン・ロック・ハンター」について取りあげています。また、人類で初めて月面に降り立ったアームストロング船長の有名な言葉には、あまり知られていない逸話がありました。記者の取材に対し、月面着陸のテレビ中継で同時通訳をしていた人物が、当時を振り返っていました。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、7月に再開された日本の商業捕鯨についての解説を英語で読んでいきましょう。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、Foghat というバンドの1970年代半ばのヒット曲「Slow Ride」を取りあげます。彼らは一般には、このヒットの後、表舞台から消えた「一発屋」のように言われていますが、マーティさんによると、実は多くのコアなファンがいて、アーティストとして高い評価を得ているのだそうです。マーティさんが「一発屋」と呼ばれるアーティストの楽しみ方を伝授していますので、ぜひ耳を傾けてみてください。この連載は新年度からレイアウトを見直し、読みやすくなりました。引き続きご愛読のうえ、興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーとジョージの親子が、瞑想(めいそう)を試みます。何でもリラックスするのが苦手なジョージが医者に勧められたそうで、マリーにやり方を教えています。米国の生活を紹介するミニコラムでも、近年の「瞑想事情」に触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんです。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。今回は、性的少数者(LGBT)として、カミングアウトすることについて考えます。LGBTの当事者からの思いを、深刻になりすぎずに語ります。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、フィンランドで夫が妻を運ぶスピードを競う「奥様運び」の世界選手権が開かれたという話題のほか、エジプトが反対する中、古代エジプト王のツタンカーメンの頭像がオークションにかけられたというニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介するのは、ペットの動物たちを描いた人気アニメの第2弾「ペット2」です。「飼い主の留守中、ペットたちは何をしているのか」がテーマのこの作品は、今回も、ちょっと神経質なテリア犬マックスや、曲者のウサギ、スノーボールなどが引き続き登場し、騒動を巻き起こします。前作から3年後、マックスは飼い主のケイティ、相棒の大型犬デュークとともに、ニューヨークで幸せに暮らしています。しかし、ケイティが結婚して息子のリアムが誕生すると、生活は一変。マックスはやんちゃなリアムに過保護に接するあまり、ストレスを抱えるようになります。そんな中、家族旅行の旅先で農場犬のルースターと出会い、マックスの気持ちに変化が訪れます。あのハリソン・フォードも声優として登場するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、静岡県函南町にある「伊豆わさびminiミュージアム」を訪ねました。静岡名産のわさびの歴史から加工方法までが詳しく展示され、参考になるのだとか。時に人気なのが、わさびのツーンとしたにおいが体験できるトンネルだといいますが、実際に入ってみると……。展示を通して得た新しい知識を紹介しながら、リサさんがミュージアムとわさびの食文化の魅力を語ってくれています。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、ツアーガイドのリュウが、参加者に集合時間を伝えています。米国人観光客のトムに、今の時間がわかるかを尋ねたつもりでしたが、予想外の返事が返ってきてしまいました。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Weekly Picks  月面着陸、地球上の生活にとっても「大きな一歩」
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するこのコーナーも、今週は特集の「アポロ11号の月面着陸から50年」に連動しています。アポロ計画はまさに国家的なプロジェクトだっただけに、一企業や研究者だけではなしえなかったような、科学技術の進歩をもたらす多くの成果をあげました。人間が宇宙空間で生きていくために開発された様々な新技術は後に他分野に転用され、現代の生活を支えているのです。コードレスの電化製品やフリーズドライ食品といった例を挙げながら、身近にある「アポロ計画のレガシー」に触れていきます。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/7/14号

This Week
On the Cover
サッカーの女子W杯で米国が優勝
今週号の表紙は、フランスで開かれた女子サッカーのワールドカップ(W杯)からの一枚です。7日にあった決勝で、米国がオランダを2-0で下し、2大会連続、最多を更新する4度目の優勝を果たしました。立役者の一人はミーガン・ラピノー選手で、この日もPKを決めて、同じチームのアレックス・モーガン選手と並び、大会最多の6点目を挙げました。ラピノー選手の34歳でのゴールは、決勝での最年長での得点でもありました。米国代表の選手たちは、男子選手との賃金格差の是正を求めており、今回の優勝は彼らの主張にさらに力を与えそうです。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 英検対策 過去問で出題傾向に慣れる
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。新年度から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。今週号でも先月に引き続き、共通テストで導入される「民間試験」のうち、最も多い受験者を集めるであろう実用英語技能検定(英検)について詳しく見ていきます。今回は、リーディングやリスニング、面接を総合的に解説します。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「40歳になるのが不安」「ひとりぼっちでいるのがつらい」の相談2題をお届けします。さらに新年度から、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、I couldn’t agree more. という表現に触れた読者からの質問です。いったいどのような意味になるのでしょう。辞書の解説などを活用しながら、意味や使い方を読み解いていきます。例文も豊富に紹介していますので、ぜひ使いこなせるようになってください。

◇地球うおっちんぐ: 三男が米国の大学を卒業 家族で式に出席しました
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、三男が米国のスタンフォード大学を無事卒業したというお話です。スタンフォードはアグネスさん自身がかつて博士号を取得し、長男、次男も卒業した大学だっただけに、喜びもひとしおだったようです。自身のスタンフォードでの日々を振り返ります。また三男は大学院に進むそうですが、今回の卒業で、アグネスさんの子育ても節目を迎えることになりました。人生の新たな一歩を踏み出す覚悟を語っています。

◇米国がわかるキーワード
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Techlash。GAFAと呼ばれる巨大テクノロジー会社への反発を表す言葉です。

◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
7月から9月までお届けする連載小説は、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「価値」に関係のある表現がテーマです。「全財産」や「二束三文で」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、ロンドンで欧州初となる米大リーグの公式戦が開かれ、英王室のハリー王子とメーガン妃が対戦する両チームを激励したという話題のほか、「ストーンウォールの暴動」から50年の節目を記念して、性的少数者や支持者らによる大規模なパレードが行われたというニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生による連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、名優ロバート・レッドフォードの「俳優引退作」と銘打っている「さらば愛しのアウトロー」です。そのレッドフォードが演じるのは、初老の銀行強盗。実在の強盗がモデルですが、銃を発砲することなく、愛敬を振りまいて犯罪をやってのけるという、どこか憎めない存在です。16回もの脱獄と強盗を繰り返しながら、態度はあくまで紳士的。事件を担当する刑事ですら、いつしか好意を抱き始め、逃走中にはある女性とも恋に落ちるのです。レッドフォードの過去の出演シーンも挿入され、彼のキャリアに敬意を払う作りになっている本作を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、このほど国内で起きたちょっとした美談を取りあげた新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本の夏の風物詩とも言える「そうめん流し」です。その起源のほか、地域ごとの有名店の話題などを英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Mirleft, MOROCCO
今週号のトラベルのコーナーでは、モロッコの南西部、大西洋に面した小さな町ミルレを訪ねます。モロッコと言えば、フェズやカサブランカ、マラケシュといった大都市のメディナと呼ばれる迷路のような旧市街が有名ですが、こちらの小さな町は、よりリラックスしてくつろげる雰囲気なのだとか。地元の青空市場に出かけ、人々の姿をカメラにおさめます。その後、旅の筆者はバスで南下し、シディ・イフニーという漁師町へ足を延ばします。ここは岩石が長い時間をかけて浸食されたことにより形成された巨大なアーチが有名でしたが、数年前に崩壊してしまったのだとか。それでも筆者は海の美しさを満喫し、ボディーボードを楽しむのです。異国情緒あふれる写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週はビジネスニュースを2題お届けします。米アップルでiPhoneなどのデザインで活躍してきたデザイナーが年内に退任することが発表されたというニュースのほか、米国で牛乳の消費が減少し、酪農業界が対策に乗り出したという話題を紹介します。

◆Weekly Picks  民主党大統領選候補 ヒスパニック票狙い、演説でスペイン語使用に賛否
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、2020年の大統領選に向けて、早くも舌戦がスタートしている米国のリポートを取りあげます。トランプ大統領の再選を阻むべく、野党民主党では大統領選に20人以上が名乗りをあげ、混戦模様になっています。このほど初めてのテレビ討論が2日間にわたって行われましたが、そこで目立ったのが、スペイン語で演説を試みる候補者たちでした。候補者指名の獲得には、ヒスパニック系有権者の取り込みが必須と言われているからですが、こうした動きを評価する声がある一方で、「ヒスパニック系への迎合だ」と見る向きもあるようです。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/7/7号

This Week
On the Cover

ヒートアップする男子短距離走

今週号の表紙は、6月末に開催された陸上の日本選手権からの一枚です。がぜん注目を集めるようになったのが、男子の短距離。100メートル決勝では、日本最速のスプリンターたちが同じトラックに並びました。先日、日本記録を出したばかりのサニブラウン・ハキーム選手が10秒02で優勝。同じく9秒台の自己ベストをもつ桐生祥秀選手らを破って世界選手権の代表に内定しました。同競技では、この日3位に入った小池祐貴選手らもおり、ライバルたちがしのぎを削っています。東京五輪を1年後に控え、ますます目が離せなくなってきました。

◇今週の注目記事 ================

◇Special: The Chelsea Flower Show 2019
ロンドンの初夏の風物詩で、世界的に広く知られる園芸の祭典「チェルシー・フラワー・ショー」が、今年も5月に開かれました。エリザベス女王をはじめとする英王室の面々や各界のセレブが集い、様々なテーマに沿ったガーデンが堪能できます。このイベントの模様を英国在住のトラベルライター、トリシア・ピーターズさんがリポートしました。今年、最も注目を集めたのが、キャサリン妃がプロの協力を得てデザインしたという「Back to Nature」と名付けられた庭園でした。子ども時代の思い出から生まれたという庭園でしたが、ツリーハウスやブランコには多くの大人たちが群がっていたのだとか。ノルマンディー上陸作戦75周年を記念した庭園や、ヨークシャー地方の風景をテーマにした庭園など、見どころはほかにも多かったようです。美しい草花やユニークな庭園を写した写真の数々とともに、リポートをお楽しみください。

◇News: 英文ニュース読解のテクニック
 英文ニュースの読み方を、毎月第1週に基礎から解説しています。英字新聞には国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号からは何回かに分けて、「時事英語の語法の特徴」をテーマにして学んでいきます。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。


◇Novel : Sara and the In-Between 夢と現実のはざまで
今週から新しい連載小説が始まります。7月から9月までお届けするのは、米国出身のホラー小説家、松浦テリーサさんの新作です。松浦さんは現在静岡県在住で、米国で最も優れたホラー作品におくられるブラム・ストーカー賞の候補になったこともあります。物語の主人公は、日本人の父と米国人の母の間に生まれた中学生の少女サラ。住み慣れた東京の家を離れ、田舎町の祖父母の家で暮らしながら地元の中学に通います。しかし、その容姿のために連日いじめに遭い、心を閉ざして口がきけなくなってしまいます。そんなサラの身の回りで、不思議な現象が起きるようになります。

◇和t’s cooking?  うなぎの卵とじ丼
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。土用の丑(うし)の日が近づいた今回は、うなぎ料理を紹介します。近年では米国でも「ウナギソース」が手に入るようになったそうですが、数あるうなぎ料理の中でも、料理教室の生徒の間で好評だという「うなぎの卵とじ丼」を取りあげます。ゴボウを入れたいわゆる柳川風のレシピを紹介しますので、ぜひ味わってみてください。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、2026年の冬季五輪の開催地がイタリアのミラノ・コルティナダンペッツォに決まったというニュースのほか、今秋に日本で開幕するラグビー・ワールドカップをめぐる話題などを取りあげています。

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ハリソンとカズの2人が、泊まりがけのキャンプの支度をしています。本格的なキャンプは初めてというカズは、少し興奮気味。持ち物のチェックが続きます。米国の暮らしぶりを紹介するミニコラムでも、最近のキャンプの人気ぶりに触れています。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週からは、ロンドン生まれのトーマス・スコットさんが執筆を担当します。スコットさんは大学卒業後、新聞・雑誌社の記者として働き、英国司法省にも勤務。2015年に来日後は、朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」で編集作業に従事し、現在はフリーランスライターとして活動しています。第1回となる今回は、スコットさんの一風変わった日本体験を。あの格安理髪店を訪ねたときの様子を、詳細につづってくれています。彼にとっては、実に新鮮な体験だったようです。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二さんの連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、家族の崩壊と痛みを描いた「ワイルドライフ」です。1960年代、米モンタナ州に引っ越してきたばかりのジェリーとジャネットは、仲の良い夫婦でした。プロゴルファーを夢見ながらゴルフ場で働くジェリーでしたが、ある日突然、解雇されます。仕事を探して家計を支えようとするジャネットと息子のジョーに対し、ジェリーは解雇の撤回の連絡をもらったにもかかわらず、復職を断ってしまいます。それどころか、命の危険を顧みずに山火事の消火活動に加わると言いだし、ジャネットの怒りは最高潮に達します。夫婦の心のすれ違いと家庭の崩壊を、息子ジョーの視点から描いたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、川崎市にある「電車とバスの博物館」です。東急電鉄が運営するこの博物館には、実際に使われていた電車やバスが展示されているほか、運転が体験できるシミュレーターやパノラマ模型があり、乗り物好きなら大人も子どもも楽しめる施設です。リサさん自身の幼い日の思い出を交えながら、その魅力を紹介しています。

◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、米企業の東京支社に配属になったヘンリーが、新しく口座を開設しようと銀行を訪れます。窓口で働くモエが書類にサインするよう求めたのですが、話がどうもかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう?

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Mamanucas Islands, FIJI
今週号のTravelのコーナーでは、大小300以上の島からなる南太平洋の国、フィジーを訪ねます。旅の筆者は、まずは観光客も体験できるフィジーの伝統的な儀式を紹介します。「カバの儀式」と呼ばれ、ある植物を使ったコーヒーのような色の飲み物を参加者全員で回し飲みをするのです。もう一つは、出産や結婚、葬儀といった特別な出来事の際に披露される「メケ」と呼ばれる部族の踊りです。筆者はさらに、リゾート施設がそろうママヌザ諸島へと足を延ばします。独創的な料理が楽しめる海辺のテラスや、子ども向けのプールなどを備えて家族で楽しめる施設など、様々なタイプのリゾートがあり、好みに応じて選ぶことができるそうです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  賞味・消費期限の表示統一に悩む米国
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、米国での食品の賞味期限・消費期限をめぐる状況についてまとめたAP通信の配信記事を読んでいきます。食品の安全性を保証しながら、食品廃棄物を増やさないようにするにはどうしたらよいか、日本と同様に米国でも模索が続いているようです。米国では特に、賞味期限や消費期限の表記が一律には定まっていないことが問題となっており、このほど当局が新たな対策に乗り出しました。記事は、食品を安全に食べるために知っておきたいポイントも解説しています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/6/30号

This Week
On the Cover

スヌーピー、宇宙に飛び出して50年

6月30日号の表紙には、Asahi Weeklyで長年連載中のPeanutsから、スヌーピーが登場します。背景には月。スヌーピーは宇宙服を身にまとい、どこか誇らしげです。実は今年は、スヌーピーが宇宙に飛び出してから50年の節目の年なのです。アポロ11号が月面に初めて着陸した1969年、そのリハーサルと事前調査の重責を担ったアポロ10号が5月に打ち上げられました。その際の宇宙船に「スヌーピー」と「チャーリー・ブラウン」という呼び名が与えられたのです。Peanutsのキャラクターたちは、このミッションのマスコットとなり、コミックにも宇宙飛行士のスヌーピーが登場するようになりました。今週号は、Peanuts とNASA(米航空宇宙局)の提携50年を記念して、Peanuts特集を組んでいます。特集ページもご覧下さい。


◇今週の注目記事 ================

◇Special:  Peanuts特集 NASAと歩んだ50年の歴史
今週は、スヌーピーやチャーリー・ブラウンたちが活躍する Peanuts の特集号です。1969年5月、月に向かって有人飛行に出発したアポロ10号。次なるアポロ11号のミッションに備え、司令・機械船の「チャーリー・ブラウン」から発射された月着陸船「スヌーピー」は、調査のために月面に接近したのです。Peanuts の作者であるチャールズ・M・シュルツさんとNASA(米航空宇宙局)は、強い絆で結ばれます。スヌーピーたちはNASAのマスコットになり、シュルツさんも「Astronaut Snoopy」をコミックに登場させました。そして昨年、Peanuts とNASAの協力関係は新たな段階を迎えたのです。今回の特集では、こうしたスヌーピーたちとNASAの歴史を当時の写真などで振り返ります。シュルツさんの妻のジーン・シュルツさんのインタビューを掲載しているほか、Astronaut Snoopy のとっておきの作品も、特別に紹介しています。

◆Books:放課後ブッククラブ STEP UP 多読
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナー「放課後ブッククラブ」。新年度からリニューアルし、星一つ未満の簡単な本から、星四つのレベルまで、1年間かけて徐々にレベルアップしていく構成になりました。あわせて、英語多読への取り組み方についても解説していきますので、ご期待ください。今週号では、中高生向けの Graded Readers(英語を外国語として学ぶ人向けの段階別に書かれた本)のシリーズ、Oxford Dominoes から、2冊を紹介します。

◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、英語のカタカナ表記について考えます。この春、外務省が使う国名表記の基準となる法律が改正され、国名表記から「ヴ」が消え、「ビ」や「ベ」に置き換えられました。「セントクリストファー・ネービス」「カーボベルデ」が新しい国名表記です。ジェイソンさんはこうした動きが広がると、カタカナで表記できる音が限られてしまう、と心配します。日本人が英語を学ぶ際に、こうしたカタカナ表記がかえって障害になっているのでは、とも考えるジェイソンさんは、英単語の学び方にも意見を述べています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーが腕利きのコックである父親のジョージと話しています。ジョージはメルバズカフェで出す新しいメニューを考えているところ。若い新しいお客さんが喜ぶメニューを出したいと考えるジョージは、マリーの意見に耳を傾けます。マリーはどんなアイデアを提案するのでしょうか。米国での生活ぶりを紹介するミニコラムも、今回のテーマは米国での近年の料理事情です。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。今週は、4月から6月までを担当したアヌーク・スルメニアンさんの最終回です。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫、娘との3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回のテーマは、スルメニアンさんが日本に来て、夢中になった茶道です。茶道との出会い、そして魅力について、語ってくれています。

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「元気」に関係のある表現がテーマです。「体調が戻る」や「絶好調」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、サッカーの久保建英選手がスペインの名門チームと契約したというニュースのほか、富士フイルムがいったん終了していた白黒フィルムの販売を再開するという話題などをお届けしています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、フランスの名匠ジャック・オーディアール監督がメガホンをとった一風変わった味わいの西部劇「ゴールデン・リバー」です。舞台は、ゴールドラッシュに沸く1850年代の米国。無敵の殺し屋として恐れられていたイーライとチャーリーのシスターズ兄弟は、「提督」と名乗る雇い主から、ウォームという化学者の殺害を命じられます。ウォームの発見した化学式で作った薬品ならば、川の中の黄金が見分けられるというのです。一方、提督の部下で偵察係のモリスは、ウォームと行動するうちに意気投合してしまい……。ジョン・C・ライリーやホアキン・フェニックスらが出演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとに、ガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、「アニメ聖地巡礼」です。漫画やアニメのファンの中には、作品の舞台と思われる場所や作者ゆかりの場所を見つけ出し、実際のその場を訪れる人が多くいます。近年では、こうしたファンの行動を、宗教上の「巡礼」にたとえるようになりました。「聖地巡礼」は地元に経済効果をもたらし、町おこしにもつながることがあります。漫画家の水木しげるの出身地である鳥取県境港市などはその代表例でしょう。ファンの心理やこうした最近のトレンドなどを、英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
 4月から連載しているのは、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。今週はいよいよ最終回を迎えます。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。チャーリーたちは無事に危機から逃れることができるでしょうか。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「安易なアイラブユーが苦手」「成人してから学ぶ外国語のコツ」の相談2題をお届けします。さらに新年度からは、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : Bilbao, SPAIN
今週号のTravelのコーナーでは、スペイン北部のビルバオを訪ねます。この街はかつて工業都市として栄えましたが、鉄鋼などの産業の衰退とともに、深刻な不況に陥りました。再生のきっかけとなったのは、1997年のグッゲンハイム美術館の誘致でした。その後、アートと斬新な建築の街として生まれ変わり、多くの観光客が押し寄せるようになったのです。旅の筆者も有名アーティストや建築家が手がけたアートや現代建築の数々を巡り、それとは対照的に中世の街並みを残す旧市街にやって来ます。そこでは、地元の美食を存分に味わうことができました。ビルバオは独立志向の強いバスク地方の主要都市の一つでもあり、そんなバスク人の気風を表すようなエピソードにも触れています。奇抜なアートや建築を写した美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週に、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、科学技術をテーマにしたニュースを取りあげます。人間の心をとらえる犬の表情についての研究成果を報じたニュースのほか、都市の衛生問題と栄養問題を同時に解決しようというケニアでの取り組みを、海外通信社の配信記事で読んでいきましょう。

◆Weekly Picks  八村塁選手、日本のバスケットボールにとっての快挙
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議で、ワシントン・ウィザーズから1巡目で指名された八村塁選手についてです。八村選手は富山県出身。ベナン出身の父親と日本人の母親の間に生まれました。日本人がNBAのドラフトで1巡目指名を受けるのは、初めてのことです。AP通信の記事は、八村選手の生い立ちやバスケを始めたきっかけについて詳報。これまで話題に上ることが少なかった日本のバスケットボールに、彼の指名が与えるインパクトについても論評しています。八村選手のドラフト指名は、初級ニュースのページでも紹介しています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2019/6/23号

This Week
On the Cover

ルマン24時間、トヨタが2連覇

6月23日号の表紙は、フランス西部ルマンで行われた自動車耐久レースの最高峰、ルマン24時間からの一枚です。トヨタが中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ(スペイン)らが運転する8号車で2連覇を達成しました。小林可夢偉らの7号車も2位に入り、トヨタ勢としては昨年に続くワンツーフィニッシュの快挙です。また今回の優勝で、中嶋は今季の世界耐久選手権で日本人ドライバーとして初めて総合王者に輝きました。ルマン24時間はF1のモナコ・グランプリ、インディカー・シリーズのインディアナポリス500マイルと並び、世界3大レースの一つと称されています。


◇今週の注目記事 ================

◇Feature:  翻訳者のはじめのい~っぽ 村井理子さん
現在活躍する英日翻訳者が、英語との最初の出会いや、初めて翻訳を意識した表現などについて語るエッセーシリーズです。月1回ほどのペースで、随時掲載します。今週号には、「ブッシュ妄言録」「ローラ・ブッシュ自伝」「ゼロからトースターを作ってみた結果」などの訳書のほか、自ら執筆した料理本も人気の村井理子さんが登場します。自身の生い立ちとともに、翻訳への道を選ぶきっかけを与えてくれた父親について、思いをつづります。村井さんの最新の訳書は、米国の料理研究家が日本で魚料理と格闘したエッセーですが、その一部も英語と日本語の両方でご紹介します。

◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、5月にあった欧州議会選挙の解説を英語で読んでいきましょう。

◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、ブルー・オイスター・カルトの「(Don’t Fear) The Reaper」(死神)を取りあげます。彼らは日本ではさほど人気というわけではありませんが、マーティさんによると、米国では多くのファンを持ち、今回紹介する曲も、米国人なら誰でも知っているエピソードに彩られているのだとか。マーティさんはこの曲に、「70年代的なもの」を見るのです。この連載は新年度からレイアウトを見直し、読みやすくなりました。引き続きご愛読のうえ、興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。危機から逃れようとする彼らの運命は……。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、期末試験を終えたマリーとハンナが、テストの手応えについて話します。歴史の試験で失敗したというハンナは「勉強するところを間違えた」と嘆いています。よく使われる英語表現を紹介するコーナーも、今週は、試験や興行などで「大失敗した」時に使える言い方を学びます。

◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、フランス人がこよなく愛する多種多様なチーズについて語っています。

◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、リトアニアで赤ちゃんによる「ハイハイ競争」があったという話題のほか、米カリフォルニア州のビバリーヒルズ市がほぼ全てのたばこ製品の販売を禁止することになったというニュースなどをとりあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうというシミケン先生こと清水建二先生の連載が、AWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなっています。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介するのは、1973年にスティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンの共演でヒットした作品のリメイク「パピヨン」です。物語の舞台は、19世紀から20世紀にかけて多くの囚人が送り込まれた仏領ギアナの流刑地。殺人のぬれぎぬを着せられ終身刑になったパピヨンは、ためたお金を体内に隠し持っているドガと出会い、奇妙な友情を築いていきます。冤罪(えんざい)を訴えるパピヨンと、不服申し立てが却下され望みを失ったドガらは、過酷な環境から逃れるため、脱獄を試みるのです。「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディ・マーキュリー役を演じて話題をさらったラミ・マレックも出演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◇Essay:Street Smart English
 「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。

◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、静岡県裾野市にある「富士サファリパーク」を訪ねました。レンタカーやサファリバスなど、様々な方法で猛獣たちに近づくことができるほか、動物たちと触れあえる施設もあり、大人から子どもまで楽しめるそうです。リサさん自身の動物園への思いを明かしながら、サファリパークの魅力を語っています。

◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、レストランで食事をしている米国人観光客のジョー。接客係のハルがラストオーダーを取りに来ました。ハルはデザートかコーヒーをすすめたのですが、どうも話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。

◇カタカナ語がワカラナイ!
 日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。

◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel : St. Paul de Vence, FRANCE
今週号のTravelのコーナーでは、南仏はニース郊外にある村サン・ポール・ド・バンスを訪ねます。コートダジュールやアルプスを見渡せる小高い丘の上にあり、城壁で囲まれた歴史ある村ですが、20世紀に入ってあるホテルが人気となると、多くの芸術家が集まるようになったそうです。ピカソやマティス、ミロなどですが、中でもシャガールはこの地を長く愛し、村の墓地に埋葬されています。こうした土地では、アートと触れあう機会も自然と多くなるようです。ほかにもセレブと縁が深いこの村で、旅の筆者は、ある有名人を目撃するのですが……。美しい写真の数々と共に、旅行記をお楽しみください。

◆Weekly Picks  LGBTの弾圧事件、ニューヨーク市警が半世紀ぶりに謝罪
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、1969年に米ニューヨークで同性愛者らが集まるバーに警察が摘発に入り、衝突が起きた「ストーンウォール暴動」を取りあげます。性的少数者の権利を訴える運動が始まる大きなきっかけになったとされるこの事件は、今月27日にちょうど半世紀となります。この節目となる年に、ニューヨーク市警は「差別的で抑圧的だった」と初めて公式に謝罪しました。大規模なイベントを予定しているLGBTの人々から歓迎の声が上がる一方で、様々な批判も寄せられています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2019/6/16号

This Week
On the Cover
ラファエル・ナダル選手、全仏オープンで初の12度の優勝
今週号の表紙は、テニス選手のラファエル・ナダル選手(スペイン)です。このほど行われた4大大会の一つである全仏オープンの男子シングルス決勝で勝利し、優勝を果たしました。クレーコートで無類の強さを誇るナダル選手にとり、12回目の全仏制覇です。4大大会のうち同一の大会を12回制したのは、男女通じて初めてのこと。これまでの記録は、全豪オープン女子シングルスでのマーガレット・コート選手の11回でした。これで自身の4大大会の通算勝利数も18に伸ばし、こちらでもロジャー・フェデラー選手の持つ20に迫っています。

◇今週の注目記事 ===============

◇英語教育最前線 英検対策 差をつけるならライティング
小学校で英語が正式な教科となるほか、大学入試でも「読む、聞く、話す、書く」の4技能が本格的に問われるようになるなど、2020年には英語教育が大きく変化すると言われています。新年度から始まったこの連載では、英語の入試や教育現場の取り組みがどのように変わっていくかをリポート。「どのように入試に備えたら良いのか」「我が子にはどのような準備をさせたら良いのか」といった読者の皆さんの疑問に答えるべく、記者が取材に走ります。毎月第2週の掲載です。今週号では、共通テストで導入される「民間試験」のうち、最も多い受験者を集める実用英語技能検定(英検)について詳しく見ていきます。今回は特に、ライティング(英作文)に焦点を当てましょう。

◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「昔の恋人からの手紙を返したい」「80歳で家を買いたい」の相談2題をお届けします。さらに新年度から、「Dear Annie」に登場する英語のフレーズについて解説する「A PLUS 今週の言葉から」が始まりました。「Dear Annie」は、米国の口語表現やイディオムの宝庫です。例文を交えながら、そんなフレーズを深く学んでしまおうという狙いです。「A PLUS」は毎月第2、4週の掲載です。

◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号はこんな質問です。「『とても~』と表現する時に、いつもveryしか思いつきません。もう少しスマートな表現方法はありませんか」。森住先生が英語学習者向きの辞書を紹介しながら、例文を交えて解説します。「いつでも使える」という便利な単語も、学んでおきましょう。

◇地球うおっちんぐ: 親の不安につけ入る中国の教育ビジネス
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号は、自著のPRのために中国の北京などを訪れたアグネスさんが、中国の教育現場の今を伝えてくれています。中国では我が子を有名な学校に入学させるための競争が激しく、そこにつけ込もうとする教育ビジネスも数多いのだとか。アグネスさんはこうした現状に警鐘を鳴らし、「他人と自分の子どもを比べることをやめて」などと訴えています。

◇米国がわかるキーワード
 米ニューヨーク州で弁護士を務める旦英夫さんによる新連載です。米国のメディアなどで盛んに用いられる英語表現を紹介しながら、米国のいまを伝えます。テーマは政治、法律、経済、テクノロジーなど様々です。今週号のキーワードは Pink Tax。最近注目されているという男女差別の形です。

◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。危機から逃れようとする彼らの運命は……。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「飲食」に関係のある表現がテーマです。「口に合わない」や「おなかがすく」は英語でどのように言うのでしょう?

◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、米国で出生時の体重が世界最小とみられる女児が無事退院したという話題のほか、イタリア・ベネチアの運河でクルーズ船が衝突事故を起こしたというニュースなどを取りあげています。

◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという企画が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、米国の人気コラムニストが自身の生い立ちを描いた作品が原作の「ガラスの城の約束」です。ニューヨークでコラムニストとして活躍するジャネットは幼い頃、型破りな両親に育てられました。父レックスは「家族のために美しいガラスの家を建てる」と夢を語りますが、理想はあるものの口先ばかり。どの仕事も長続きせず、画家志望の妻、ジャネットら4人の子どもを連れて、各地を転々とする生活を送ります。やがて通学もままならない暮らしにうんざりしたジャネットらは、家を出てしまいます。しかし、彼女は婚約を機に、改めて両親に向き合うことになるのです。ブリー・ラーソンが主演し、ウディ・ハレルソンらが脇を固めるこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。

◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会です。ぜひ引き続きご参加ください。レイアウトも一新して、より読みやすくする工夫をしています。今回の題材は、英国のEU離脱に関係する新聞記事の一節です。

◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、筆者自らの体験をもとにガイドの際に注意すべき点などを指摘した「ノウハウおすそわけ」のコーナーも、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本家屋によくみられる「格子窓」です。その起源のほか、格子窓ならではの魅力なども英語で説明していきましょう。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日客を案内したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Travel Taroko National park, TAIWAN
今週号のトラベルのコーナーでは、台湾北部にあるタロコ(太魯閣)国立公園を訪ねます。台湾本島中央山脈の北部に位置する大渓谷で、河口から山頂まで直線距離にしてわずか40キロほどの間で標高が急上昇しているため、変化に富んだ景観が楽しめます。旅の筆者は路線バスを乗り継ぎながら観光名所をたどっていきますが、急流が切り開いた渓谷は目を見張る迫力です。「落石注意」と書かれていてヘルメット着用の観光客がいる遊歩道をこわごわ楽しんだり、内部を滝が流れるトンネルで暗闇を味わったり。その魅力に存分に触れたようです。美しい景観を写した写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。

◆News
毎月第2、4週は、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、米国に入学するためのビザをめぐるニュース2題をお届けします。米国へのビザ申請の際に、SNSの個人アカウント情報の申告が義務化されるという報道のほか、米中関係の悪化に伴い、中国政府が米国留学する学生らに異例の警告をした、といった話題を紹介します。

◆Weekly Picks  天安門事件の追悼集会があった香港で広がる不安
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、この6月で30年の節目を迎えた天安門事件をめぐる記事を取りあげます。中国本土では事件を語ることはタブー視されていますが、「一国二制度」を維持する香港では毎年、追悼集会が開かれてきました。今年も主催者発表で18万人が集まり、軍との衝突で命を落とした学生らのために祈りをささげました。しかし近年、香港でのこうした活動にも変化が見られると言います。香港の民主的な気風は守られるのか、現状を危惧する声もあがっているそうです。
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