がんサポート 発売日・バックナンバー

全149件中 106 〜 120 件を表示
1,222円
特集・最新免疫療法
知っておきたいがん免疫療法の基礎知識………………………………………12
河上 裕・慶應義塾大学医学部先端医科学研究所所長

免疫療法の最先端を走る放射線免疫療法………………………………………18
岡本正人・セレンクリニック医師

話題のイムノ・ニュートリションとは?………………………………………………23
福島亮治・帝京大学医学部外科学講座教授

休眠療法と樹状細胞療法の出会いから生まれた免疫化学療法………………26
高橋豊・金沢大学がん研究所腫瘍外科教授

WT1ペプチドがんワクチンの注目すべき臨床効果と今後の課題…………………30
杉山治夫・大阪大学大学院医学系研究科教授

「ワクチンでがんを治す日」に向けて実用化進む……………………………34
鳥越俊彦・札幌医科大学第1病理学教室准教授

科学的な研究から甦った古典的な免疫「BCG-CWS療法」……………………38
児玉 憲・大阪府立成人病センター外科部長


対談
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談…………………………………4
私が診た1000人近くの患者さんのうち健康食品で効果が出たのは1例だけ
ゲスト・住吉義光四国がんセンター第一病棟部長


生き方
がんと生きる・恒藤暁(大阪大学大学院医学系研究科教授)…………………93
人生は出会い。自然の摂理に身を任せて生きる

連載18 情報戦を生き抜いて「現実逃避」…………………………………98
本田麻由美・読売新聞記者
医療
ホルモン療法の大家、アラン・モニエさん特別インタビュー Part2…………42
乳がんホルモン療法の副作用と対策

患者のための抗がん剤事典・マイロターグ………………………………………46
畠 清彦・癌研有明病院化学療法科部長
文・水田吉彦


渡辺亨チームが医療サポートする 子宮体がん編-1…………………………48
おりものに不安を抱いたのが的中。専門病院で「子宮体がん」と
サポート医師・杉山 徹 岩手医科大学病院産婦人科主任教授

若年性乳がん編-1…………………………………………………………………53
看護師の精神的サポートにより、前向きな気持ちで闘病に取り組む
サポート医師・渡辺亨 浜松オンコロジーセンター長
サポート・ナース・阿部恭子 千葉大学看護学部専任教員

シリーズ診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方………………………60
第10回 食道がん・食道内視鏡
鏡進行すると周囲の粘膜が赤っぽくなり、しばしば出血跡が
森山紀之・国立がんセンターがん予防・検診研究センター長


患者会
患者会活動レポート・「リンパの会」………………………………………………74

患者サポート
治癒力を引き出すがん漢方講座 第18話 福田一典…………………62
下痢を改善する漢方治療

届け!がん患者たちの声…………………………………………………………67
“夢の新薬”ともてはやされた「イレッサ」の薬害を裁判で問う

連載 元気が出るチーム医療 小嶋修一 TBS報道局解説室………………78
乳がん体験者が変える、日本のがん医療

連載この国の医療をよくするために4 田島知郎…………………………83
「利益相反行為」の疑いが濃厚なこの国の診療


シリーズ 自分らしく、我が家で ……………………………………………88
第10回 花の谷クリニック
自宅に代わる医療のサポートを備えた生活の場の提供を目指して


体と心をケアする処方箋――41………………………………………………103
がんに伴う不安や落ち込みへの対処法
吉川栄省・静岡県立静岡がんセンター精神腫瘍科医長


がん相談 膵臓がん・皮膚がん・肺がん・……………………………………112


コラム&連載
命を食べる季節を味わう………………………………………59
フォト・エッセイ 至福の時間………………………………64
インターネットで探るがん情報………………………………70
編集部の本棚……………………………………………………72
ヒーリング・コラム……………………………………………73
ももセンセーの患者とともに…………………………………76
エッセイ 山里より 中島ようこ……………………………86
イベントへの誘い………………………………………………118
読者の交差点……………………………………………………119
バックナンバーのご案内………………………………………120
定期購読のご案内・編集後記…………………………………122


表紙「8月のくじら」

ハガキ 2007年8月号
1 鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談 ゲスト・住吉義光四国がんセンター第1病棟部長
2 特集・最新免疫特集1知っておきたいがん免疫療法の基礎知識
3 特集・最新免疫特集2 免疫療法の最先端を走る放射線免疫療法
4 特集・最新免疫特集3 話題のイムノ・ニュートリションとは?
5 特集・最新免疫特集4 休眠療法と樹状細胞療法の出会いから生まれた免疫化学療法
6 特集・最新免疫特集5 WT1ペプチドがんワクチンの注目すべき臨床効果と今後の課題
7 特集・最新免疫特集6「ワクチンでがんを治す日」に向けて実用化進む
8 特集・最新免疫特集7 科学的な研究から甦った古典的な免疫「BCG-CWS療法」
9 ホルモン療法の大家、アラン・モニエさん特別インタビュー Part2
10 患者のための抗がん剤事典・マイロターグ
11 渡辺亨チームが医療サポートする 子宮体編─1
12 渡辺亨チームが医療サポートする 若年性乳がん─1
13 命を食べる季節を味わう
14 診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方 第10回 食道がん・食道内視鏡
15 治癒力を引き出すがん漢方講座 第18話 下痢を改善する漢方治療
16 フォト・エッセイ 至福の時間
17 がん患者の声“夢の新薬”ともてはやされた「イレッサ」の薬害を裁判で問う
18 インターネットで探るがん情報
19 編集部の本棚
20 ヒーリング・コラム
21 患者会活動レポート・「リンパの会」
22 ももセンセーの患者とともに 田中裕次
23 連載5・元気が出るチーム医療 乳がん体験者が変える、日本のがん医療
24 連載4・この国の医療をよくするために 田島知郎
25 仕事をしながら療養する
26 エッセイ 山里より 中島ようこ
27 シリーズ 自分らしく、我が家で 第10回・花の谷クリニック
28 がんと生きる・恒藤暁(大阪大学大学院医学系研究科教授)
29 情報戦を生き抜いて「現実逃避」本田麻由美・読売新聞記者
30 体と心のケア・がんに伴う不安や落ち込みへの対処法
31 認定がん情報ナビゲーター養成講座受講レポート
32 がん相談 膵臓がん・皮膚がん・肺がん
33 イベントへの誘い
34 読者の交差点
35 定期購読のご案内・編集後記




1,222円

肺がん特集

1 読み方のポイントと、簡単にかつ正しくわかる「推奨できる治療法」
『肺癌診療ガイドライン』をわかりやすく読み解く

監修・土屋了介 国立がんセンター中央病院院長


2 検査体制の充実と医療技術の進歩が早期肺がんの治療を変えた
これだけは知っておきたい! 肺がんの基礎知識

監修・中西洋一 九州大学大学院医学研究院呼吸器科教授
・白日高歩 福岡大学医学部外科教授


3 科学的視点を持ち、それに基づいて治療することが患者の利益につながる
肺がんの分子標的薬の現在

監修・滝口裕一 千葉大学医学部付属病院呼吸器内科講師


4 標準治療の局所進行がん治療だけでなく早期がんの治療にも期待
進行度別に見る「肺がんの放射線療法」

監修・早川和重 北里大学病院放射線部部長



5 体と心をケアする処方箋――40
肺がん化学療法の副作用対策
抗がん剤ごとの副作用を理解し、対策を講じながら治療を続ける

監修・山本信之 静岡がんセンター呼吸器内科部長


6 治療前後から始まる痛みや息苦しさは改善できる!
心身の苦痛は我慢せず医療者に訴える

監修・田中桂子 静岡がんセンター緩和医療科医長




ホルモン療法の大家、アラン・モニエさん特別インタビュー Part1
患者さんのQOLを第一に考えた乳がんホルモン療法
副作用とケアについて患者さんにきちんと説明することが大切

ホルモン療法の大家であるアラン・モニエさんは、フランスのベルフォーレ・モンテベリア市にあるセントホスピタル・ブロシェの腫瘍内科&放射線治療科部長で、フランス最大のがんセンター(ナショナル・フェデレーション・オブ・がんセンター)の常任理事でもある。来日したのを機に、乳がんホルモン療法の副作用とその対策について長時間にわたってじっくりとうかがった。そのインタビュー録を2回にわたって贈る。




腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
膵臓がん編──3

再発したがTS-1で症状は改善、7カ月後再び増悪。治療の手は?

石井 浩・国立がんセンター東病院肝胆膵内科医長



慢性骨髄性白血病編──3

フィラデルフィア染色体が再び増加。
グリベックの増量にドナーリンパ球輸注

楠本 茂・名古屋市立大学病院血液・膠原病内科チーフレジデント


抗がん剤事典
アロマシン(一般名エキセメスタン錠)



シリーズ診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第9回 腎がん・造影CT

造影剤を注入して撮ると、がんも血流も白く写る
監修・森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長


患者プロフィール
46歳の男性。左背部、下部肋骨の付近に鈍い痛み、重苦しさがあったが、軽度であったため放置していたところ、血尿が出たので受診。超音波検査にて左の腎臓に腫瘍の存在が確認され、CT検査を追加して、7センチ大の腎細胞がんであることがわかった



外来化学療法――患者自己管理のチェックポイント
患者の関わり方や心がまえにより安全性や効果で違いが出る

取材協力・相羽恵介 東京慈恵会医科大学病院腫瘍・血液内科教授
清水哲 国家公務員共済組合連合会三宿病院病院長





●特別対談
岸本葉子(エッセイスト)vs向山雄人(癌研有明病院緩和ケア科部長)

緩和ケアは終末医療ではない。
がん治療の初期段階から行い、QOL維持をはかる
がん緩和ケアのコンセプトが未だに理解されていないのが問題です



私の生きる道
フォトグラファー谷沢淳(32歳)が語る米国と日本をまたにかけた慢性骨髄性白血病との戦いの軌跡

再び南カリフォルニアの大波に乗る日を夢見て

サンディエゴのどこまでも青い海でサーフィンを楽しんでいた前途洋々のカメラマンに突然下された白血病の宣告。
異国の病院のベッドで大きな不安を抱えながらスタートした29歳の青年カメラマンは、どのようにして次々に現れるハードルを乗り越えていったのだろう。





吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
ゲスト・刀根真理子 ポップス歌手、エッセイスト

骨髄バンクの活動から生まれた、国境を越えた命のドラマ「IMAGINE9.11」
他人を思いやってみよう。そうすれば心が豊かになる




連載17 情報戦を生き抜いて「模索」
本田麻由美・読売新聞記者

不安と恐怖が胸に渦巻くなか、迎えた新年。
「局所再発の事実と、全身にがん細胞が散らばっている可能性」が重くのしかかってくる。
今後の治療方針が決められない。
普段の生活を送りながら受けられる積極的な治療とは?



自分らしく、我が家で 第9回 佐久総合病院
専門科を越えて地域ケアを展開してくれる総合病院



患者会
患者会活動レポート・「NPO法人 ブーゲンビリア」
患者会通信・「びんご・生と死を考える会」「GIST患者の会」


患者サポート
連載 元気が出るチーム医療 小嶋修一 TBS報道局解説室
がん緩和ケア最前線〜癌研有明病院の試み

連載この国の医療をよくするために3 田島知郎
医療の理想は、医師が経済的影響力から独立して初めて可能に

治癒力を引き出すがん漢方講座 第17話 福田一典
抗がん剤と黄耆の相乗効果


がん相談 大腸がん・乳がん・婦人科がん・肺がん


コラム&連載
ヒーリング・コラム
エッセイ 山里より 中島ようこ
命を食べる季節を味わう
フォト・エッセイ 至福の時間
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
ももセンセーの患者とともに
イベントへの誘い
読者の交差点
1,222円
前立腺がん総力特集

1 前立腺がんの最先端放射線治療を比較する
自分に最適の治療法を選ぶために
三好康秀・横浜市立大学医学部泌尿器科医師
小池 泉・横浜市立大学付属病院放射線科助手
平野大作・日本大学医学部付属板橋病院泌尿器科専任講師
荻野 尚・国立がんセンター東病院粒子線医学開発部部長
鈴木啓悦・千葉大学大学院医学研究員泌尿器科学助教授

2 傷が小さく、何度でも治療できる超音波集束療法
可能性を秘めた治療法だが、がん制御率で今イチ、副作用も
武藤 智・帝京大学医学部付属病院泌尿器科講師

3 技術格差の大きな腹腔鏡下手術は熟達医師を選べ
傷が小さく、痛みと合併症のリスクが少ない手術
中川 健・慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室専任講師

4 前立腺がんにおける骨転移治療
ビスフォスフォネート製剤によるがんの進行抑制と痛みのコントロール
佐藤威文・北里大学医学部泌尿器科講師

5 再燃前立腺がんの最新治療
間欠療法、交代療法、そして「効かない抗がん剤」に突破口が開かれた
西村和郎・大阪大学病院泌尿器科講師

6 体と心をケアする処方箋39
尿道・直腸症状、勃起不全の対策、ほてりに対するSSRIの効果
放射線治療・ホルモン療法後の副作用
萬 篤憲・東京医療センター放射線科医長
直江道夫・昭和大学泌尿器科助手


医療
乳がんホルモン療法最新レポート
アロマターゼ阻害剤の臨床での使い方、3種類の使い分けを学ぶ
紅林淳一・川崎医科大学病院乳腺甲状腺外科准教授


患者のための抗がん剤事典・ドキシル
畠 清彦・癌研有明病院化学療法科部長


腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
膵臓がん編──2
切除手術と術後補助化学療法を受け回復。しかし、1年後に再発
石井 浩・国立がんセンター東病院肝胆膵内科医長

慢性骨髄性白血病編──2
移植後再発との診断を受けたが、
分子標的薬によりフィラデルフィア染色体は減少
楠本 茂・名古屋市立大学病院血液・膠原病内科チーフレジデント


診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第8回 脳腫瘍・MRI
森山紀之・国立がんセンターがん予防・検診研究センター長

患者プロフィール
59歳女性。数カ月前から歩くときに、今まで体験したことのない違和感を感ずるようになる。足腰の疲れだろうと放置していたが、徐々に症状が強くなり、歩行が困難になった。近所の病院の診断で脳腫瘍が見つかり、国立がんセンターを紹介された。再検査で、3センチ大の小脳髄膜腫であることがわかった

治癒力を引き出す がん漢方講座 福田一典
第16話 再発予防における漢方治療の役割

がん相談
乳がん 川端英孝・虎の門病院乳腺内分泌外科部長
脳腫瘍 成田善孝・国立がんセンター中央病院脳神経外科
肺がん 坪井正博・東京医科大学呼吸器外科講師
婦人科がん 宮城悦子・横浜市立大学医学部婦人科準教授

対談
鎌田 實の「がんばらない&あきらめない」対談
分子標的薬は「夢の薬」ではない。劇的な効果もあれば、重篤な副作用も
ゲスト・佐々木康綱・埼玉医科大学病院臨床腫瘍科教授

がん薬物療法の分野に分子標的薬が出現してから5年が経った。画期的な臨床効果を現す一方、新たな問題点も明らかになりつつある分子標的薬は、今後第2段階へと移行する。
分子標的薬の実態と可能性、さらには今年4月にオープンした埼玉医科大学オンコロジーセンターの取り組みについて、同大臨床腫瘍科教授の佐々木康綱さんにお話をうかがった。

吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
病気を治す医療から健康を守る医療へ
ゲスト・澤登雅一 三番町ごきげんクリニック院長

アンチ・エイジングとは、「老化・加齢に対抗する」ということであるが、「既存医療を補完する働きも、アンチ・エイジング医療の役割である」と澤登さんは言う。
生活そのものを前向きに変えていくことがアンチ・エイジング医療の基本。がん患者の治療中のQOLを高めたり、「体の機能を高め再発を予防する働きもアンチ・エイジング医療にはある」のだという。

生き方
情報戦を生き抜いて 連載16 原点
本田麻由美・読売新聞記者

私の生きる道
ケーシー・ランキン(ミュージシャン)
2人のドクターを「応援団長」にして、末期の食道がんで3年生存

がんと生きる
藤原祐好(フリージャーナリスト)
数々のスクープをものにしたジャーナリストががんで学んだもの
夫婦ダブルがんを乗り越えた、「相手への思いやり」

患者サポート
自分らしく、我が家で
第8回 千里ペインクリニック
どんな状況であっても医療・介護を必ず提供してくれる「在宅ホスピス」

仕事をしながら療養する
長期入院費を補ってくれた高額療養費

連載2 この国の医療をよくするために 田島知郎
医師を「経営優先」に駆り立たせる医業の形

読者投稿
肺がん4期。脳転移、骨転移を乗り越えて
がんと共に3年を過ごして 山上愛

コラム&連載
命を食べる季節を味わう
フォト・エッセイ 至福の時間
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
ももセンセーの患者とともに 田中裕次
ヒーリング・コラム
エッセイ 山里より 中島ようこ
イベントへの誘い
読者の交差点
バックナンバーのご案内
定期購読のご案内・編集後記
1,222円
痛みの緩和特集
1 痛みの治療とケア座談会
痛みは、我慢するのが美徳ではない。きちんと訴えていこう
もっと知って欲しい。痛みを取る治療はたくさんあることを

出席者・内田絵子 NPO法人ブーゲンビリア代表
鈴木厚子 看護師
川越 厚 ホームケアクリニック川越院長
服部政治 国立がんセンター中央病院緩和医療支援チームリーダー

2 がん治療医の痛み治療に関する知識不足、経験不足が患者を苦しめる
痛みに苦しむがん患者は、なぜこんなに多いのか
監修・小川節郎 駿河台日本大学病院院長

がんの痛みをなくす治療法は、きちんと確立したものがある。未承認抗がん剤 のように、海外にあるわけではない。日本国内にあり、しかも日常の診療現場で使用されている。にもかかわらず、痛みに苦しんでいる患者さんがたくさんいるのは、なぜなのか。どうして患者さんは痛みを取ってもらい、苦しみから解放してもらえないのだろうか。


3 がん患者の多くが「痛み」に苦しんでいる
聞いて欲しい! がん患者が訴える「私の痛み」


4「痛み治療」に対する正しい理解が、治療効果、延命効果にも影響を及ぼす
誤解だらけのがんの痛み治療
鈴木 勉・星薬科大学薬品毒性学教室教授

がんによる痛みは全患者の3分の1に発生し、半数は強い痛みを感ずる、とい う調査結果がある。この痛みを取り除く治療法は確立されており、WHO(世界保健機関)によって推奨されている。ところが日本においては、往々にしてその治療が十分になされていない。その背景には、痛み治療で使用される医療用麻薬に対する医師・患者双方の誤解、偏見、無理解がある。そのどこに間違いがあり、正しくはどうなのか。


5 鎮痛薬の特性、長所、短所、使い方
がんの「痛み治療」に用いられる鎮痛薬全書
武田文和・埼玉医科大学客員教授

がんの痛みに対しては、世界中でWHO方式の治療法が採用され、大きな成果を挙げている。治療の中心となるのは、モルヒネなどのオピオイド鎮痛薬を用いる薬物療法だ。がんの疼痛治療では、痛みが完全に消えることで、初めて患者の恐怖と不安が解消する。疼痛治療に使われる鎮痛薬について解説しよう。


6 痛みの治療を上手に受けるために
痛みのない人生を送るにはどうしたらよいか
的場元弘・がん対策情報センター情報・統計部がん医療情報サービス室長

どうしたら、痛みのない人生を送ることができるのであろうか。もちろん、十分な痛みの治療を受ける必要があるが、その前に患者さん自身ができることはなにか。日本では、昔から我慢することが美徳とされてきたこともあって、少々の痛みなら医師に訴えない患者さんが多い。緩和医療の専門医、的場元弘さんは、まずは、そこから打破する必要があると説く。


医療
ザンクトガレン国際乳がん会議2007レポート
HER2評価によって見えてきた乳がんの新たな治療法

3月14日~17日の4日間、第10回乳がん初期治療に関する国際会議が、スイスのザンクトガレンで開催されました。2005年の会議では、リスクカテゴリーと治療方法の指針について大きな改訂がありました。
それから2年を経た今年の会議では、新たなリスク分類としてHER2をどう評価し、治療に反映させるかに関心が集まりました。
今回の会議で得られたテーマ別コンセンサス(合意)について、解説します。


腫瘍内科の第一人者
渡辺亨が医療サポートする
膵臓がん編1
黄疸で膵臓がんの疑い。開腹手術を勧められたがセカンドオピニオンを選択
石井 浩・国立がんセンター東病院肝胆膵内科医長

慢性骨髄性白血病編1
骨髄移植を受けて完全寛解していたが、7年後、再発の症状が
楠本 茂・名古屋市立大学病院血液・膠原病内科チーフレジデント


進行再発乳がんのホルモン療法
佐伯俊昭・埼玉医科大学病院乳腺腫瘍科教授

進行乳がんや再発乳がんでは、がん細胞はすでに全身に広がっている。
そうした乳がんを治療するには、全身療法のホルモン療法か化学療法が欠かせない。
なかでもホルモン療法では、アロマターゼ阻害剤をはじめ、新しい薬剤に関して新しいデータが次々に出てきている。今回は、そこにスポットを当てて取り上げる。



シリーズ診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第7回 卵巣がん・MRI
風船の中に黒い、ヨーヨーのような形状を見つける
森山紀之・国立がんセンターがん予防検診研究センター長



体と心をケアする処方箋――38
味覚障害はなぜ起こる? どう対処する?
羽田達正・神尾記念病院副院長

食物の味を感じなくなったり、苦みだけを強く感じたりする味覚障害。
抗がん剤や放射線の副作用としてしばしば起こるつらい症状にもかかわらず、
医療者には軽視されることが多いようです。
頭頸部の外科医として長年がん治療に携わり、味覚障害にも詳しい神尾記念病院副院長の羽田達正さんにメカニズムと対策についてうかがいました。


生き方
私の生きる道・宮崎ますみ 女優
がんは、神様が与えてくれた「ショック療法」だった

がんは人生のいちばん大事な時期に人を蝕むことが少なくない。宮崎ますみさんが乳がんを告知されたのは2005年10月。10年間に及んだアメリカでの生活を切り上げてカメラマンのご主人、および2人のお子さんと生活の場を日本に移し、復帰第1作となる主演作品が封切られる直前のことだった。

がんと生きる 円藤弘子(管理栄養士)
西洋医学と東洋医学との間で絶妙な間合いをとる

患者会
患者会活動レポート・12Bネット
患者会通信・HLA研究所淳彦基金

患者サポート
がん対策基本法で、何が変わるか?
柳澤昭浩・NPO法人キャンサーネットジャパン事務局長

広がれ! 小児がん経験者への支援の輪
「ゴールドリボンウオーキング2007」が開催

治癒力を引き出す がん漢方講座 福田一典・銀座東京クリニック院長
第15話 がん治療における生体防御力の重要性


連載・元気が出るチーム医療 小嶋修一 TBS報道局解説室
第3回 化学療法は外来で

日常生活を送りながらがんの治療が行える外来化学療法が、全国の病院で主流となりつつあります。外来での、安全で快適な化学療法のために欠くことができないのが「チーム医療」です。第3回目は、すべての職種が、がん治療専門のスタッフで構成されている慶応義塾大学病院包括先進医療センターを紹介します。



新連載 この国の医療をよくするために 田島知郎・東海大学医学部名誉教授
開業ラッシュは医師という医療資源の損失

シリーズ 自分らしく、我が家で
第7回 在宅看護研究センター
利用者のニーズに沿った訪問看護サービスを提供してくれる「開業ナース」

読者投稿 寺田佐代子
がん患者のための「セルフケア&癒しのワーク」セミナーを実施して

届け!がん患者たちの声
「お願い」ではなく、患者が改革の主人公になる覚悟が必要
「がんを語る有志の会」代表

がん相談
前立腺がん・島田 誠 昭和大学横浜市北部病院泌尿器科教授
腎臓がん・大家基嗣 慶應義塾大学病院泌尿器科講師
大腸がん・佐藤 温 昭和大学付属豊洲病院内科助教授
悪性リンパ腫・谷口修一 虎の門病院血液科部長


コラム&連載
命を食べる季節を味わう………………………………………59
フォト・エッセイ 至福の時間………………………………64
インターネットで探るがん情報………………………………70
編集部の本棚……………………………………………………72
ももセンセーの患者とともに…………………………………76
エッセイ 山里より 中島ようこ……………………………92
ヒーリング・コラム……………………………………………99
イベントへの誘い………………………………………………118
読者の交差点……………………………………………………119
バックナンバーのご案内………………………………………120
定期購読のご案内・編集後記…………………………………122

1,222円
先進医療特集

1.CTガイド下気管支鏡検査
より負担が少なくて、精度の高い検査法
肺がんの確定診断に威力を発揮するCTガイド下気管支鏡検査
監修・金子昌弘 国立がんセンター中央病院内視鏡部咽頭内視鏡室医長

2.抗がん剤感受性試験
効かない抗がん剤を避けて副作用を和らげるのに有効
「効く」「効かない」を判定する抗がん剤感受性試験の理想と現実
監修・久保田哲朗 慶應義塾大学医学部包括先進医療センター長

3.HPV-DNA診断
従来の検診と組み合わせ効率的な治療方針を立てる
将来の危険性を予測する試みの子宮頸がんの新しい診断
監修・荷見勝彦 癌研有明病院顧問

4.腹腔鏡下肝切除術
早期回復などのメリットがあるが、高い技術と高度な設備が不可欠
大きく切らないですむ、腹腔鏡下肝切除術
監修・武富紹信 九州大学病院消化器・総合外科講師

5.画像支援ナビゲーション手術
病変部と周辺組織の立体的位置を正確に表示
脳腫瘍手術の安全性を高めた画像支援ナビゲーション手術
監修・清木義勝 東邦大学医療センター大森病院脳神経外科教授

6.カフェイン併用化学療法
切・離断手術から患肢温存手術への可能性を拡大
抗がん剤の効果を増強するか? カフェイン療法
監修・土屋弘行 金沢大学病院整形外科長

7.骨腫瘍のラジオ波焼灼療法
日帰りが可能な骨腫瘍のラジオ波焼灼療法
骨へのダメージが少なく、骨の強度回復も期待できる
監修・篠崎哲也 群馬大学病院整形外科助教授


鎌田 實の「がんばらない&あきらめない」対談
ゲスト・勝俣範之 国立がんセンター中央病院腫瘍内科医長
患者さんにとって、薬物療法がマイナスにならないように肝に銘じています

腫瘍内科医の勝俣範之さんは、「医療は“犯罪”まがいの行為」との認識に立って、薬物治療から最大限の利益を引き出すためのエビデンス(科学的根拠)を探り続けてきた。外科医中心に進められてきたこれまでの日本のがん医療に代わり、内科がコーディネーター役となってチーム医療を構築していくことが急務であると言う勝俣範之さんに、最新の治療薬への評価を含め、がん化学療法のあるべき姿をうかがっていく。

吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
医療の第一歩は患者さんから話を聞くことから始まる
ゲスト・田島知郎 東海大学医学部名誉教授

元気が出るチーム医療 第2回 チーム医療で2度も命拾いを
東京医科大学病院第1外科のトータルケア・システム
小嶋修一 TBS報道局解説室

第2回目は、東京医科大学病院第1外科のチームを取り上げます。ここは、肺がんの検診・診断から治療、さらに治療後のフォローアップまで一貫して、肺がんのエキスパートである第1外科のスタッフが責任を持って行っています。そうした徹底したトータルケア・システムにスポットを当てます。

乳がんのホルモン療法 最新耳より情報
タモキシフェンによる再発防止にさらに継続治療を行うと効果的
監修・内海俊明 藤田保健衛生大学病院乳腺外科教授

体と心をケアする処方箋――37
抗がん剤の副作用対策 軽減法と乗り切り方 PART2
監修・中島和子 静岡がんセンターがん化学療法看護認定看護師
前回に続き、抗がん剤治療を受ける方、副作用に悩む方に
今回は、吐き気やしびれなどの軽減法を中心にお届けします。

診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第6回 大腸がん・大腸内視鏡
ゴツゴツした隆起に、白く濁った表面ががんの特徴
監修・森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長

63歳の男性。3年ほど前から、度々便に血が付着するサインがあったが、患っている痔による出血だと思い放置していた。昨年暮れ、近所の病院にて大腸がんの存在を指摘され、国立がんセンターへ。大腸内視鏡検査によって、S状結腸に進行がんが発見された。

治癒力を引き出す がん漢方講座
第14話 冷えは治癒力を低下させる

新連載 パイオニアたちの人生模様
第1回:キャンサーネットジャパン事務局長・柳澤昭浩さん
ボランティア活動のあり方を大きく変える起爆剤になるべく
安定した収入と地位を投げ打って飛び込んだ「使命感に生きる」道

この2月、柳澤昭浩さんは18年間勤務した外資系製薬会社を退職し、患者サポートグループ「キャンサーネットジャパン(CNJ)」の事務局長に就任した。就任といっても、これまで患者団体や支援団体には専任の事務局長など存在しなかったのだから、すべてはゼロからのスタートだ。そんな大変なポジションに柳澤さんはなぜ転進したのか? 彼はどんな夢と使命感を抱いて、安定した収入と地位を投げ打ってパイオニア的な仕事に飛び込んだのか?

自分らしく、我が家で
第6回 広島県緩和ケア支援センターデイホスピス
「日帰り緩和ケア」と「ホスピスケア」のエッセンスを融合し、
患者の在宅生活をサポート
症状や不安をとり、人との交流を楽しむ国内第1号のデイホスピス

がんと生きる
横内美知代(歌手)
がんを抱えた母から、まだ幼いわが子へのメッセージ
ドラマ『永遠へ』は大きな反響を呼んだ
お願いだから1日も早く、ここで手を挙げている私を見つけて!!

患者会活動レポート 京葉喉友会
がんで声帯を失った患者さんへ「第2の声」を取り戻す支援を

届け!がん患者たちの声
グリベック耐性のGIST治療薬、スーテントの早期承認を!

がん相談
婦人科がん・上坊敏子 社会保険相模原病院婦人科腫瘍センター長
頭頸部がん・林 隆一 国立がんセンター東病院頭頸科医長
肺がん ・吉田淳司 国立がんセンター東病院呼吸器外科医長
胆道がん ・池田公史 国立がんセンター中央病院肝胆膵内科医師


コラム&連載
命を食べる季節を味わう
フォト・エッセイ 至福の時間
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
仕事をしながら療養する
患者とともに 田中裕次
山里より 中島ようこ
ヒーリング・コラム 中本雅子
情報戦を生き抜いて 本田麻由美・読売新聞記者
1,222円
最新抗がん剤特集

第3世代抗がん剤から分子標的薬へ―進化を続ける化学療法
コリー・J・ランガー フォックス・チェースがんセンター教授・
坪井正博 東京医科大学病院講師

大きく変わる肺がんの化学療法を軸に、最新の治療法から副作用対策まで
最近、がんをめぐる抗がん剤治療は大きく変化してきている。新種の抗がん剤が次々に出、投与法にも工夫がされ、副作用対策も進んでいる。折しも、米国を代表する腫瘍内科医で世界でもっとも影響力を持つ臨床試験グループ、ECOGの中心的存在であるフォックス・チェースがんセンター教授のコリー・J・ランガーさんが来日したのを機に、日本を代表する肺がんの化学療法の専門家である東京医科大学病院講師の坪井正博さんと抗がん剤についての最新の動きを対談していただいた。


胃がんは「抗がん剤もがんの治癒に貢献できる」時代に
術後補助化学療法の有効性を検証する臨床試験で大きなインパクト
監修●山口俊晴 癌研有明病院消化器センター長

かつて胃がんは、抗がん剤が最も効きにくいがんの1つといわれていた。とくに、手術後の再発の予防に有効な抗がん剤はないとされてきたのだが、このほど、日本で開発された経口抗がん剤TS-1の有効性が大規模臨床試験で明らかにされ、世界中の注目を集めている。TS-1のおかげで、胃がんは「抗がん剤もがんの治癒に貢献できる」時代になったのか? 今回の試験の意義について、癌研有明病院消化器センター長の山口俊晴さんに解説してもらった。


第2段階に入った分子標的薬の長所と短所
注意しよう!従来の抗がん剤とは異なる優れた効果と思わぬ副作用
取材協力●佐々木康綱 埼玉医科大学病院臨床腫瘍科教授

ハーセプチン、グリベックといった分子標的薬に続き、新しい分子標的薬が化学療法の場面に続々と登場しています。出た当初は、〝夢の抗がん剤〟とマスコミでもてはやされましたが、報告を見ていると決してそうではないことがわかります。もちろん、優れた効果を上げていますが、その一方、思わぬ副作用も出ていますので、十分な注意を払う必要があります。


抗がん剤の副作用対策
その軽減法と乗り切り方 PART1
監修・中島和子 静岡がんセンターがん化学療法看護認定看護師

これから抗がん剤治療を受ける方、副作用に悩む方のために、患者さんの視点でがん医療に取り組む静岡がんセンターのがん化学療法看護認定看護師・中島和子さんがアドバイス。
治療を受ける前の心構えから、いろいろな副作用の軽減法まで、2回にわたってご紹介します。


鎌田 實の「がんばらない&あきらめない」対談
がんばらないの医師 鎌田 實×白坂哲彦 北里大学生命科学研究所客員教授

20年間におよぶ苦労の結晶。患者にやさしい飲む抗がん剤は、こうして生まれた
進行・再発胃がんや膵がんなどでTS-1の画期的な延命効果が報告されている。この抗がん剤を開発した白坂哲彦さんは、父のがん闘病から抗がん剤の限界を学び、「やさしい治療」を目指すことになった。30年以上にわたって抗がん剤の開発一筋に取り組んできた研究者に、TS-1の可能性をうかがっていく。


腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
腎臓がん編――3
分子標的薬の臨床試験に参加。1カ月後、早くも効果が認められた
サポート医師・篠原信雄 北海道大学大学院腎泌尿器外科助教授
腹腔鏡下手術で右側の腎臓を全摘し、1年半後に肺転移が見つかった山田陽一さん(55)は、インターフェロンαの自己注射療法で一時的な効果をみた。しかし半年も経たないうちに肝臓への転移が発覚。医師は「大学病院での臨床試験を受ける方法がある」と提案する。転院し、分子標的薬ネクサバールを受け始めると、1カ月以内に効果が現れた。担当医は「腎臓がん治療は、いま、めざましい進歩を遂げている」と山田さんを力づけた。

多発性骨髄腫編――4
サリドマイドで再発後の症状が緩和。骨髄腫も希望が持てる時代へ
サポート医師・金 成元 国立がんセンター中央病院血液内科・幹細胞移植科医員
3期の多発性骨髄腫に対するVAD療法と大量化学療法+自家末梢血幹細胞移植で完全奏効となった関根秀雄さん(62歳)は、2年後に再発が発覚する。が、医師が個人輸入したサリドマイドとデキサメサゾンの併用療法が奏効。医師は最近登場している新しい骨髄腫の治療法を関根さんに示し、「骨髄腫も希望が持てる時代になってきた」と話している。


シリーズ 診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第5回 乳がん・マンモグラフィ
マンモグラフィの棘は乳がんが周囲に浸潤している証
監修・森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長

54歳の女性。自治体の検診で乳がんの疑いを指摘され、国立がんセンターへ。
マンモグラフィによる検査を行い、T2(2.1~5センチ)のがんが見つかった。


患者のための抗がん剤事典・フェマーラ


慢性骨髄性白血病の患者座談会「ずっと笑顔で」
慢性骨髄性白血病にはおそれることなく、前向きに取り組んで
東條有伸・東京大学医科学研究所先端医療研究センター分子療法分野教授

かつて不治の病であった慢性骨髄性白血病は、新しい薬剤の出現により、慢性期の維持期間および生存期間を延長するという報告が行われ、病気になる前の「普通の生活」を取り戻すことができるようになりつつある。とはいえ、病気には不安や苦しみがつきまとう。それを笑顔に変えるにはどうすればいいか。患者さん4人と血液専門医に集まっていただき、座談会を開いた。


患者会
患者会活動レポート・つくばピンクリボンの会
患者会通信・NPO法人脳腫瘍ネットワーク・ひむかCSサポートネット


患者サポート
新連載・元気が出るチーム医療 小嶋修一・TBS報道局解説室
第1回 なぜ今、チーム医療なのか

乳がん患者から、がん医療を変えていきたい!
がん医療のあるべき姿とは何か。ジャーナリストであると同時にがんの闘病者でもあるTBS報道局解説室の小嶋修一さんが、チーム医療をキーワードに理想のがん医療を考えていく連載を始めます。第1回目は、米国の乳がん患者団体代表の活動を例に、チーム医療をひもときます。米国のがん医療は、乳がんの闘病者たちが変えてきました。それを目の当たりにした日本の乳がん闘病者たちも、やがて立ち上がっていきます。


「がんサポート」主催プレスセミナーより渡辺亨さんの講演再録
SPIKESって何? もっと知って、広めよう

医師と患者のコミュニケーションをよりよくする情報提供技術を学ぶ
医師から病気や治療法について十分な説明が受けられなかったり、説明を受けてもよく理解できないことがしばしばある。こうしたコミュニケーションにおける患者さんや家族の不満や不安を解消する方法として、浜松オンコロジーセンター長の渡辺亨さんは、SPIKES(スパイクス)と呼ばれる新しいコミュニケーション・スキルの導入を提唱している。昨年10月24日、がんサポート主催のプレスセミナーで行われた渡辺亨さんの「癌診療における情報提供~SPIKES活用術~」と題する講演を再録する。


「共に考えよう!がん治療シンポジウム」再録
がんになっても、自分らしく生きるために
患者が積極的に医療に参加し、医療者とのコミュニケーションをよくする

2006年12月6日、東京・有楽町朝日ホールで「共に考えよう!がん治療」(朝日新聞社・中外製薬共催)と題されたシンポジウムが開催された。その名のとおり、がんになっても健やかな日々を送るために、がん患者と医療者がともにがん治療について考えようという催しである。
講演者は国立がんセンタ―中央病院腫瘍内科医長の勝俣範之さん、東京都立駒込病院外科医長の高橋慶一さん、国立がんセンター東病院看護師(治験管理室)の小原泉さん、同じく同病院臨床開発センター精神腫瘍学開発部長の内富庸介さんの4名。講演の後には子宮がんを経験した女優、仁科亜季子さんを中心としたパネルディスカッションも行われた。この模様をみていこう。


治癒力を引き出す がん漢方講座 福田一典 銀座東京クリニック院長
第13話 乳がんの漢方治療


新連載・患者とともに
「患者会」―次世代の患者会の姿を提案いたします―
田中祐次・東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワーク部門客員助手
NPO血液患者コミュニティ「ももの木」理事長


エッセイ 山里より がんの向こうに見えたもの 中島ようこ


がんと生きる
病気になっても、病人にならない 椚時子・保健師
保健師であり、〝老舗〟患者会会長の長女・椚時子さんのがんとの対峙の仕方

がんに罹患することは予想の範疇だった。けれども、あまりにも早く、予期していなかった部位にがんはできていた。告知された夜には豪華料理を食し、2日後には南の島へと旅行した。
告知を受け、入院・手術を前にしても、大きく揺れ惑わなかったのは、がん患者の〝先輩〟となった、父親が伝えてくれた言葉があったからだ。
椚時子さんに、前向きにがんと向き合う術を聞かせてもらった。


自分らしく、我が家で 第5回 神宮寺
「いのちの現場」に身を置く住職が目指す、温泉場でのホスピス運営
世界で見てきたホスピタリティを生まれ故郷にフィードバック

自分らしさを保ったまま生きていくことは、大病に罹患した人にとって重要なテーマである。そんななか世間の耳目を集めているのが、生老病死を支える「コミュニティケア」だ。
長野県松本市にある神宮寺の高橋卓志住職は、生まれ故郷の温泉街にホスピスを作ろうと、
奮闘する日々を送っている。


情報戦を生き抜いて 連載14回 「残像」 本田麻由美・読売新聞記者

2002年11月12日。読売新聞社社会保障部記者・本田麻由美さんは、
乳房全摘後、患部付近に米粒大の腫瘍が見つかったため、3度目の手術を受けることになった。執刀は今回もJR東京総合病院の主治医、上野貴史さんによるものだ。初めて受ける胸部への局所麻酔。妙に五感が研ぎ澄まされた本田さんは、手術室でそれまでにない様々な発見をする。追加の麻酔が施され、手術は無事終了。本田さんにしばしの安らぎが訪れる。
しかし、それも束の間、局所再発に対する過剰反応が――。
併せて術後、献身的に尽くしてくれる母の愛情に精一杯感謝しつつ、くじけそうになる自分を決意も新たに奮い立たせていく。



がん相談
乳がん・上野貴史(板橋中央総合病院外科医師)
大腸がん・吉田和彦(東京慈恵会医科大学青戸病院副院長)
婦人科がん・宮城悦子(横浜市立大学医学部産婦人科準教授)
泌尿器がん・赤倉功一郎(東京厚生年金病院泌尿器科部長)


コラム&連載

1,222円
医療提言ドキュメント
日本の医療界に、患者参加型のチーム医療を
がん患者の満足度を大きく上げる処方箋となるか
監修・上野直人 テキサス大学MDアンダーソンがんセンター准教授

世界トップクラスの医療技術を有しながら、患者の満足度が比較的低いと評される日本の医療。全米のがん医療専門施設評価ランキングで何度も1位になっているテキサス大学MDアンダーソンがんセンター准教授の上野直人さんは、「日本の医師は総じて優秀で熱意もあるが、それが質のよいがん医療につながっていない」と語る。
その両者をつなげる1方法として上野さんが提唱するのが、〝患者参加型のチーム医療〟だ。世界1とも言われるMDアンダーソンの名声を支えているのは、実は最新の医療技術や機器ではなく、このシステムである。そして上野さんは、日本でも質のよい医療は実現できる。その鍵を握っているのは、ほかならぬ患者自身である、というのだ。


乳がん最新特集
患者の特性に合った乳がんの個別化治療
過剰な治療をなくし、治療の精度を高める方向へ加速
監修・井本滋 国立がんセンター東病院乳腺科医長

乳がんのオードーメイド化、個別化治療の流れが加速している。
薬物療法では、患者ごとのがんの特性を調べて、もっとも効果的で副作用の少ない薬を選択できるようになってきたし、リンパ節転移の有無がセンチネルリンパ節生検を行うことで分かるようになってきた。
個別化治療の現状と今後の展望について述べる。


がん難民にならない転移・再発乳がんの考え方
症状や副作用を極力抑えながら、延命を目指す
監修・岩瀬 哲 東京大学医学部付属病院緩和ケア診療部副部長


肺や骨などに転移した乳がんは、たとえ検査で1箇所しか見つからなくとも、すでに全身に微小な転移が存在しており、遅からず増殖するものとして、治療の目的は延命とQOLの維持になります。つまり、がんによる症状や薬の副作用を極力抑えるのが、よい治療法と考えられるのです。ところが、このインフォームド・コンセントが不十分なまま化学療法を行って、日常生活に著しく支障をきたす人や、突如「もう手立てはなくなりました」と宣告されて、がん難民となる人が後を絶ちません。そうならないためには、患者として考えるべきポイントがいくつかあります。


乳がんのホルモン療法最新報告
手術後にアロマターゼ阻害剤を服用する理由
監修・岩瀬弘敬 熊本大学医学部付属病院乳腺・内分泌外科教授

乳がんは、他のがんと違って、ホルモン療法が非常に大きな鍵を握っています。とくにアロマターゼ阻害剤という新しいホルモン剤の出現によって、その重要性がますます高まっています。その意味と理由について、サンアントニオ乳がん学会での最新報告を交えながら、わかりやすく解説します。


メスを入れない、麻酔もいらない
「集束超音波療法」を使った乳房温存手術
監修・古澤秀実 ブレストピアなんば病院副院長

メスで傷つけず、麻酔も使わずに皮膚の上から超音波を当てることで、乳がんを死滅させる治療に取り組んでいる病院が宮崎県にある。「ブレストピアなんば病院」だ。治療にはうつ伏せの状態で2時間ほどかかるが、いわゆるエコー検査のように熱くなく痛みもない。治療後1時間ほど安静にすれば、外来で日帰りもできるという。そしてなによりも、治療効果の高さが証明されつつあるということだ。いわば究極の乳房温存治療ともいえるこの「超音波療法」のしくみと最新成果を取材した。


がんと生きる
乳がん、離婚、母との断絶、うつ人生の中から見つけた「自分の役割」
波瀾万丈の人生を乗り越え、がん患者の生活支援ビジネスを立ち上げた
曽我千春さん V0L-NEXT代表取締役

自らのがん経験をもとに、悩めるがん患者への生活支援ビジネスを立ち上げたV0L-NEXT代表の曽我千春さん。その波乱に満ちた人生は壮絶すぎる。33歳で乳がんを発症。壮絶な闘病生活が始まったなかでの離婚、そして母との決別。襲いかかる孤独と医師への不信……。しかし、ある日を境に曽我さんの生き方は大転換する。がんになって初めて自分の「役」が見つかった。だから私は、いま、死ぬ気がしないーと。


特別対談3
山本孝史(民主党参議院議員)+埴岡健一(医療ジャーナリスト)
進行がん患者には待てない。未承認薬の承認は、なぜそんなに遅いのか
患者の視点が欠けた行政が行う医療政策の不可解

国の医療行政を見ているとおかしなことばかり。がん患者になった山本孝史さんの目から見れば、とくに患者の視点が欠けている。未承認薬の早期承認の問題しかり。それに、なぜ莫大な建設、装置費がかかる重粒子線治療施設ばかりに予算が投下されるのか。そこには土建業者優遇の影もちらついている。


吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
第10回 ゲスト・水谷修紀 東京医科歯科大学大学院教授
治療困難な「難治性白血病」の子どもたちが3割以上もいる
行政には医療制度のしっかりした骨格を、血肉の部分は「みんな」で育てる

いま、小児科医が慢性的に不足している、という。
小児科ほど効率の悪い診療科目はないと喧伝されているせいなのかどうか、小児科希望の若い人材が減る傾向にあるのだと。そんな小児科医療に身を投じ、情熱をかたむけ、真正面から取り組んでいるのが水谷修紀さんだ。難題山積みのなかで、新たな小児科医療の実現に向け、多方面に活動する日々をうかがった。


私の生きる道
「病みながら生きる時代」を生き抜く発想力
元ウーマン・リブの闘士、吉武輝子さんのがんの封じ込め方を学ぶ
「がん=死病」という固定観念がなかなか抜けない中で、吉武輝子さんは自らのがん体験を振り返り「大腸がんは、さっぱりした気性の病気でした」と言ってのける。
70代半ばで初めてがんを告知され、摘出手術まで受ければ誰しも肉体的にも精神的にも、かなりのダメージを受けるものだが、吉武さんにはそれが微塵も感じられない。
それはなぜなのか?


腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
腎臓がん編―2
手術から2年後、肝臓に再発。大腿部に骨転移も発覚
サポート医師・篠原信雄 北海道大学大学院腎泌尿器外科助教授

右の腎臓にがんが見つかった山田さん(55歳)は、腹腔鏡下手術での全摘が成功し、病期は「pT1b」と伝えられた。しかし、1年半後の定期検査で肺転移が見つかり、医師かの勧めでインターフェロンの自己注射療法を受けることになる。「有効率は10人に1~2人程度」と聞いていたが、幸いがんは再び縮小していった。が、喜びもつかのま、半年も経たないうちに今度は肝臓への転移が見つかる。
この先、まだ山田さんのがんの進行を止めることができる方法はあるのだろうか。

多発性骨髄腫編—3
2年間の無症状期のあと、再発。医師からサリドマイドの提案
サポート医師・金 成元 国立がんセンター中央病院血液内科・幹細胞移植科医員

3期の多発性骨髄腫の初期治療としてVAD療法、エンドキサン大量療法、メルファラン大量療法、自家末梢血幹細胞移植を受けた関根秀雄さん(62歳)は、約2年間症状の現れないプラトー期が続いたが、大腿骨の痛みから再発が発覚する。この時点の治療も様々な選択肢が考えられるが、医師は「サリドマイドが最もリスクが小さく有効性が高いと考えられる」と話し、関根さんはこの提案を受け入れた。さいわい顕著な効果が現れ、再び寛解となった関根さんは、さらに新しい骨髄腫の治療法に希望をつなごうとしている。


シリーズ 診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第4回 肝がん・腹部超音波
3センチを超える腫瘍で現れてくるモザイク模様の画像
監修・森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長

73歳の男性。腹痛があり、近くの病院にて腹部超音波を施行したところ、偶然、肝がんが疑われる所見が現われ、国立がんセンターへ。
再度、腹部超音波を実施したところ、直径4.8cmの肝がん(肝細胞がん)が発見された。原発性肝がんの豊富な血流を捉えるカラードップラー(超音波検査の一種)でも、その存在が確認された


患者のための抗がん剤事典・ベサノイド


患者サポート
届け、がん患者たちの声
卵巣がん治療の選択肢を広げるために、未承認抗がん剤の早期承認を!
「卵巣がん体験者の会スマイリー」
卵巣がんは早期発見が難しい上、再発しやすく、抗がん剤治療を続けても、耐性ができて効果がなくなるケースが多い。それなのに、欧米諸国で標準的に使われている抗がん剤の多くが、日本では未承認となっている。このような現状を改めるべく、「早期承認」を厚生労働大臣に求め、署名活動を行っているのが「卵巣がん体験者の会スマイリー」だ。

患者会
患者会活動レポート・「ボタニカルキッズ★クラブ」
患者会通信「シャローム」」


新連載 エッセイ 山里より ❷ 中島ようこ
がんの向こうに見えたもの
はじまり1 「なぜ私が」と思わなかった私

シリーズ 自分らしく、我が家で 第4回 さくらいクリニック
ふわっとフィットした距離感での在宅ケアが人気の秘密
在宅では、スタッフや設備の充実した施設ホスピスほど手厚いケアは望めない。しかし、それに優るケアがあれば我が家ほど居心地のいいところはない。兵庫県尼崎市で開業している桜井隆さんは「ふわっとフィットした距離感でのケア」をモットーに診療をしており、そこが患者サイドに受けている。

がん著名人の「天国からの新春メッセージ」

治癒力を引き出すがん漢方講座 福田一典 銀座東京クリニック院長
第12話 抗がん剤治療中のハーブ・漢方薬の注意点


がん相談
胃がん・星野惠津尾 癌研有明病院消化器センター内科副部長
乳がん・川端英孝 虎の門病院乳腺内分泌外科部長
肝臓がん・畝村泰樹 東京慈恵会医科大学病院付属青戸病院外科医長
食道がん・矢野友規 国立がんセンター東病院内視鏡部医師


コラム&連載
命を食べる季節を味わう
フォト・エッセイ 至福の時間
ヒーリング・コラム
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
イベントへの誘い
読者の交差点
バックナンバーのご案内


1,222円
臨床試験特集 第2弾

臨床試験とは何か。患者さんのためになるか。
効果と副作用を客観的に判断し、自分にとってのプラス要因の有無を考える
監修・佐藤恵子 京都大学大学院医学研究科助教授
監修・齋藤裕子 静岡がんセンター

臨床試験とは、いったい何なのか。誰が、何のためにするのか。治療なのか、実験なのか。安全は保たれるのか。プライバシーや人権は守られるのか。前月号に引き続き、今回は臨床試験特集の第2弾として、主として臨床試験の意義やインフォームド・コンセントを中心に記していく。

臨床試験に参加する患者さんのメリット・デメリット
患者の利益は、科学と社会への貢献よりも優先されるべき
監修・中島聰總 癌研有明病院顧問

効果はあるかもしれないがまだ確立していない新しい治療法や新薬の効果を確かめる臨床試験は、所詮は実験だ、とするネガティブなイメージがつきまとってきました。ですが安全性や効果の確認方法を厳格に定めた実施規則が強化されてきて、臨床試験を最新の治療を受ける場としてポジティブにとらえることが可能となってきました。そこにスポットを当てて、がんの臨床試験の最新動向をレポートします。


鎌田實の「がんばらない&あきらめない」新春対談
ゲスト・山崎章郎在宅医・作家
ホスピスケアは、がん末期の患者さんだけでなく、すべてのケアにつながる

ホスピスケアは、さまざまな悩みを抱えた人たちへの普遍的なケアなのに、緩和ケア病棟の末期がんの患者さんにしか提供できない。そこに限界を感じ、ホスピス病棟の外に活動の場を求め、昨年『ケアタウン小平』を開設された山崎章郎さん。「今、まさにナマの医療をしている実感がある」という山崎さんの今日と、今後の試みをうかがった。

吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
ゲスト・大橋宏司 音楽プロデューサー
音楽、アートを通して白血病患者支援の輪を拡げたい

音楽家として、あるいは音楽プロデューサーとして多彩に活動する大橋宏司さん。その大橋さんが、ふとしたことから白血病患者支援のためのチャリティCDづくりを発案。大橋さんの呼びかけに、10人のプロミュージシャンが賛同し、それぞれ曲を持ち寄った。がん医療において、今、音楽療法の効用が研究されている。そうした医学的な見地にも着目しながら、大橋さんとボランティア仲間の「癒し」への活動ぶりをうかがった。

私の生きる道
女性誌の名編集者・西條英子さんが説く多重がんに打ち克つ生き方
次々にがんに襲われても、絶望するのは15分だけ!

お医者さんと、がん患者の関係は野球でピッチャーとキャッチャーがバッテリーを組むときのような関係でなければ、いい治療は望むべくもない。キャッチャーはただ受けるだけでない。キャッチャーからサインを出してピッチャーに各打者に対するベストのボールを投げさせるから度重なるピンチを凌ぐことができるのだ。
乳がんに始まり、腹の筋肉(平滑筋肉腫)、甲状腺、腕の骨(骨肉腫)、首(MALTリンパ腫)、腹膜(後腹膜腫瘍)、肝臓、肋骨、副腎、肺……。これだけのがんに西條さんが負けなかったのも、がんを客観的な目で見つめ、ドクターにサインを送り続けたからだと言ってよい。



腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
腎臓がん編――1
血尿で異変が発覚し、専門医を受診した結果「腎臓がん」と診断された
サポート医師・篠原信雄 北海道大学大学院腎泌尿器外科助教授

会社員の山田陽一(55歳)さんは、ある朝、目覚めとともに血尿に気づき、近くの内科クリニックを受診。エコーによる検査で右腎臓上部に影が見つかり、血尿も確定的だった。直ちに紹介された専門病院でCTやMRIなど様々な検査を受けた結果、担当医は腎臓がんを告げる。腎臓がんは抗がん剤や放射線が効きにくいと言われるが、果たしてこの先、山田さんはどんな治療を受けていくのだろうか。

多発性骨髄腫編――2
ステージ3に対して、年齢と全身状態からVAD療法+自己移植が選択された
サポート医師・金 成元 国立がんセンター中央病院血液内科・幹細胞移植科医員

3期の多発性骨髄腫と診断された関根秀雄さん(62歳)は、骨病変や高カルシウム血症が致命的な問題に結びつく危険性があるとして、緊急入院となった。治療はVAD療法という寛解導入に加え、大量化学療法と自家末梢血幹細胞移植が行われる一方、骨病変への放射線照射とビスフォスフォネート製剤による治療も行われている。まもなく骨痛も止まり職場に復帰することもできたが、医師は依然として深刻な状態にあることを否定しなかった。


前立腺がん治療 Part1
『前立腺癌診療ガイドライン』におけるホルモン療法、MAB療法の位置づけ
前立腺がんをホルモン療法で上手くコントロールする
監修・赤座英之 筑波大学医学部付属病院腎泌尿器外科教授

2006年5月、我が国初の『前立腺がん診療のガイドライン』が作成された。このなかでホルモン療法については、日本が独自に蓄積してきたエビデンス(科学的根拠)に基づいて、患者さんに有益と考えられる情報が数々示されている。
診療ガイドラインにおける薬物療法の作成委員である筑波大学教授の赤座英之さんに、前立腺がんのホルモン療法のあるべき方向をうかがった。


シリーズ 診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第3回 再発転移がん・PET
一度に全身をチェックできるのが長所色を付けて病巣を強調することも
監修・森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長

52歳の男性。腹部の断続的な不定愁訴を感じ、受診をしたところ、胃がんが発見される。粘膜を越えて深く浸潤していたため、国立がんセンターへ。遠くの臓器への転移の有無を確認するために、PETで検査をしたところ、腹膜、肺、鎖骨窩リンパ節などに転移が見つかり、手術をせずに全身化学療法をするという治療方針が決まった。


患者のための抗がん剤事典・ニドラン


抗がん剤の副作用「倦怠感・疲れ」は患者のQOLを下げる
「がんの治療や副作用のケア」についてのアンケート調査結果
監修・小椋美知則 名古屋第二赤十字病院血液内科部長

本誌2006年1、2月号誌上で行った「がんの治療や副作用のケア」についてのアンケート調査の結果を報告します。倦怠感や疲れなどに関してなかなか興味深い結果が出ました。


がんの基礎
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です
第37時限目 医師の選び方
患者さん本人の生き方・考え方を尊重してくれる医師を探せ!!

「優しいヤブ医者」と「意地悪な名医」。さてあなたは、どちらを選びますか。
誰だって「名医」にかかりたい。けれども、「意地悪」では困るのです。がんという病は、とりわけ患者さんと医師との間に信頼関係や相性の良さが不可欠な要素になります。
そこで今回は、「名医を選ぶ」にはどうすればよいかを、シリーズ特別版の第2弾として講師・赤星たみこさんにインタビューしました。

届け、がん患者たちの声
「愛と希望」そしてより多くの情報を世界のがん患者に
「Anda’s Spirit」(アンダズスピリット)代表ヘンリ・ジマンド

乳がんで亡くなった夫人の名前を冠した慈善組織「Anda’s Spirit」(アンダズスピリット)代表で、「愛と希望」をテーマに世界各地でフィランソロピー(慈善活動)を展開している、モナコ在住の世界的実業家ヘンリ・ジマンドさん。
今回の来日に際したインタビューで、妻・アンダさんの闘病を支えてきた経験を通した、がん患者に向けたメッセージを話しいていただいた。

患者会
患者会活動レポート・「鬨の会」

患者サポート
新連載 エッセイ 山里より ❶ 中島ようこ
がんの向こうに見えたもの


日本初の大腸がん市民フォーラム、大阪で開催
増加する大腸がん「患者学」を学ぶために600人余参加

近年、大腸がんの発生率は増加傾向にあり、1955年(昭和30年)では男女とも約5パーセントであったのが、約50年後の現在では約30パーセントと6倍となっています。
このような状況下、大腸がんの患者さんやご家族の方を対象とした初めての市民フォーラム(エビデンス社主催、中外製薬株式会社協賛)が、11月26日(日)大阪市中央公会堂(大阪市北区)にて「最適な検査&治療から心の元気のコツまで、“大腸がん患者学”を学びませんか?」というテーマで開催されました。当日は、雨の降る寒い日にもかかわらず、約600名を超える方が来場し、熱心に講演やパネルディスカッションを聞き入っていました。

「がんサポート」講演会 明日へ、力強く

シリーズ 自分らしく、我が家で 第3回 ホームホスピス宮崎
「宮崎全体を他人に思いやれるホスピスに」を目指して

我が家で過ごしたい、介護されたい、と思っても、1人暮らしだったり介護者が多忙だったりいなかったりすると、それは実現できない。宮崎の地でこの問題を解消しようと試行錯誤して編み出したのが、家にかぎりなく近いもうひとつの家「かあさんの家」だった。残された家族に悔いを残さない医療の実現を目指したものでもあった。


治癒力を引き出すがん漢方講座 福田一典 銀座東京クリニック院長
第11話 抗がん剤の副作用を軽減する漢方薬


体と心のケアの処方箋
日本初!「がん治療者のためのリプロ外来」がスタート
「子どもがほしい」方は治療前に相談を
監修・塩田恭子 聖路加国際病院女性総合診療部・生殖医療センター医師

日本で初めて開設された「がん治療者のためのリプロダクション外来」は、がん治療を妨げずに生殖の可能性を探る専門外来です。
聖路加国際病院「リプロ外来」担当医の塩田恭子さんに、がん治療と生殖機能障害の関係や、精子、受精卵の凍結などを含めた性腺機能温存治療の選択肢についてうかがいました。



がん相談
胃がん・上村直実 国立国際医療センター内視鏡部長
肺がん・吉田純司 国立がんセンター東病院呼吸器外科医長
頭頸部がん・林 隆一 国立がんセンター東病院頭頸科医長
子宮頸がん・礒西成治 東京慈恵会医科大学附属青戸病院産婦人科助教授



コラム&連載

1,222円
特集・臨床試験を受ける
これだけは知っておきたい安心して臨床試験を受けるための基礎知識
監修・渡辺亨 浜松オンコロジーセンター長

欧米で使われている抗がん剤の4分の1以上が、日本ではまだ承認されていない。日本の治験や臨床試験が、海外に比べて遅れをとってきたことが大きな要因といわれている。がんの患者さんに福音をもたらす新薬の承認を早めるために、私たちはどのように臨床試験に取り組んでいけばいいのだろうか。抗がん剤の第一人者である浜松オンコロジーセンター長の渡辺亨さんからご意見をうかがいながら、日本の治験・臨床試験の実情を紹介していく。

受ける臨床試験の目的、意味を理解することが重要
だれでもわかる臨床試験データの見方・読み方
監修・畠清彦 癌研有明病院化学療法科部長

エビデンス(科学的根拠)にもとづいた医療を受けたいと思ったら、自分が受けるがん治療がどんな治療なのかを、患者自身がチェックする必要がある。
エビデンスを実践するには根拠となるデータがあるはずで、その多くは臨床試験のデータである。では、どのような見方・読み方をしたらいいのか、癌研有明病院化学療法科・血液腫瘍科部長の畠清彦さんに聞いた。


鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
ゲスト・荻野尚 国立がんセンター東病院放射線科放射線・陽子線治療部長
陽子線といっても万能ではない。
向いているがんにはすこぶるいいが、向いていないがんもある

一般の医師は、「ようしせん」と聞いても、「用紙、養子何?」というぐらい、陽子線のことを知らない。最近は、むしろ患者さんのほうが関心が高く、
よく知っている。医療情報に関する逆転現象が起こっている。
これはいけない、と思った鎌田さんは、自らも戒め、放射線のハイテク治療の陽子線治療についてその道の第一人者に詳しく伺うことにした。


特別対談 Part2
民主党参議院議員 医療ジャーナリスト
山本孝史 × 埴岡健一

1人ガムシャラになってやる人間がいれば、政治を動かすことができる
参院本会議場でがんを告白し、がん対策基本法の成立に大きな役割を果たした参議院議員の山本孝史さんと医療ジャーナリストの埴岡健一さんとの対談の第2弾。今回は、抗がん剤治療を受けて感じたことに加えて、いよいよがん対策基本法が成立するまでに至る紆余曲折、その成果と今後の課題、患者運動はどうあるべきかについて詳しく語ってもらった。

生き方
情報戦を生き抜いて 連載第11回
氷解 文・本田麻由美

読売新聞社社会保障部記者・本田麻由美さんと作家の俵萠子さん――。
まるで接点のなかった2人が、会社の事業関連の出会いで急接近する。
そんなある日、本田さんは俵萠子さんが主催する「1、2の3で温泉に入る会」の湯河原旅行に誘われる。当初、乗り気でなかった1泊2日の旅。しかし、気分転換を兼ねて出かけていった先には、思いがけない空間が広がっていた。
自分より年上の会員との出会いは、不思議なほど違和感がなく居心地がよくて、積極的におしゃべりの輪に加わっていった。帰りの車中。本田さんにこれまで覆い被さっていた幾つもの不安や葛藤が、あたかも霧が晴れるように少しずつだが消え始めていた。


がん体験を社会に生かす、タレント・大橋巨泉
がんを見逃さず、順調な予後。著名人のがん闘病の「モデルケース」
テレビタレントとして活躍してきた大橋巨泉さんは、2005年6月、胃がんの診断を受け、胃の半分を切除した。30代の頃より毎年欠かさず受けていた人間ドックにより早期に発見。著名人ゆえにつきまとう、マスコミによる「報道被害」を避け、現在は良好な経過を辿っている。治療後、世間に広がるがんに関する無知、偏見を正すことを目的に、積極的に自身の体験を語っている。


医療
腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
多発性骨髄腫編――1
経験のない激しい腰痛を覚え、2度の転院の末に多発性骨髄腫と確定診断された
サポート医師・金 成元国立がんセンター中央病院血液内科・幹細胞移植科医員
職場でそれまでに経験のないような腰痛を覚えた関根秀雄さん(62歳)は、かかりつけの整形外科クリニックで「がんの疑い」を指摘され、大きな病院で検査を受けることを勧められた。さらに受診した市民病院では「多発性骨髄腫が疑われる」と言われ、がん専門病院への転院を勧められたのである。専門医も「難しい病気」と話す多発性骨髄腫は、どのように治療が進められるのだろうか。

卵巣がん編――4
TJ療法による副作用も消え、体調のよさを自覚。再発の不安が次第に遠のいた
サポート医師・山中康弘 栃木県立がんセンター化学療法科医長
卵巣がんの手術後、TJ療法を受け始めた荒山扶美さん(53歳)は、脱毛に加え、手足のしびれや筋肉のうずきなどの副作用に見舞われた。が、6コースの治療を終える頃から、体調のよさを自覚できるようになり、手術から半年後も医師は「再発の兆しはない」と伝えている。


新シリーズ 診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第2回 肺がん・CT
白い影が血管を引き込んでいるのは悪い所見
監修・森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長

68歳の男性。2週間 ほど咳が止まらず、近くの医院にて受診。風邪薬をもらって飲んだが、症状は改善せず。再診の際に撮ったエックス線写真で、がんの疑いがもたれ、国立がんセンターを紹介された。幸い、単発であったのと、がんの存在する場所も難しいところではなかったので、胸を開かず胸腔鏡によって切除した。


患者のための抗がん剤事典・テモダール


がんの基礎
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です
第36時間目 再発への心得
ハンディを持ちながらも、生き生きと生きていくという生き方


患者会
患者会通信・「がんの早期発見・早期治療普及研究会」
「京都がん医療を考える会」
患者会活動レポート・「フォーエバー」

患者サポート
痛みの治療座談会
小川節郎 駿河台日本大学病院病院長
下山直人 国立がんセンター中央病院手術部長
土橋律子 支えあう会「α」代表
まつばら けい 「子宮・卵巣がんのサポートグループ あいあい」主宰

患者の痛みに対する理解がまだ足りない
患者の言葉を聴き、信じ、それに対応していく。それが痛みの治療の原点
痛みを医師に訴えても、「仕方がない」「そんなはずはない」と治療してもらえない、といった患者さんの悲痛な声をまだよく聞きます。早期から疼痛治療や緩和ケアに取り組み、痛みをやわらげてよりよい日常生活を送りたい。医師と患者が互いに考えました。

新シリーズ 自分らしく、我が家で 第2回 にのさかクリニック
欧米に比べて少ない在宅死。もっと在宅で過ごすことの力に注目を!
人と人とがつながっていく。それこそが在宅ホスピス
最後の最後まで、自分らしくありたい。こう願って、この「自分らしく、我が家で」というシリーズを進めているが、第2回目は、福岡市郊外にある「にのさかクリニック」とそれを取り巻く人々の人間模様を描き出す。そこには、人と人とのつながりがあり、それが在宅ホスピスの源動力になっているように見えた。


高額療養費制度・高額医療費制度を上手に利用していますか
大腸がんの化学療法を受けた場合
監修・岡田弘 野村医院院長

現在、医療費の自己負担割合は通常3割ですが、長期間におよぶ入院や治療では、どうしてもこの自己負担額が高額になってしまいます。このため、高額医療を受けた方には【高額療養費制度】・【高額医療費制度】という医療費の自己負担額が軽減される制度が利用できるようになっています。
名称の異なる2つの制度ですが、いずれも病院等に支払った自己負担額のうち、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分の医療費が払い戻しされます。
平成18年6月14日に成立した医療費制度改革法を受け、平成18年10月から両制度の自己負担限度額の一部が見直されることになりました。
今回の改正で、自己負担限度額はどのように変ったのでしょうか。
改正による変更点を確認し、これらの制度を上手に利用していきましょう。


治癒力を引き出すがん漢方講座 第10話 福田一典 銀座東京クリニック院長
外科手術と漢方治療


体と心をケアする処方箋――34
乳がんの皮膚転移――この方法で臭いや痛みがグンと軽くなる!
監修・中村清吾 聖路加国際病院ブレストセンター長・乳腺外科部長
渡部一宏 聖路加国際病院薬剤部

乳がんが皮膚に転移すると、浸出液の漏出や出血、痛みを伴います。
ことに、潰瘍が進むにつれて強くなる異臭は、患者さん本人やご家族を悩ませる症状です。
これらの症状緩和に積極的に取り組んできた
聖路加国際病院ブレストセンター長の中村清吾さんと同薬剤部の渡部一宏さんに、
皮膚転移の基礎知識とその対策についてうかがいました。

がん相談
肝臓がん・池田公史 国立がんセンター中央病院肝胆膵内科医師
泌尿器・赤倉功一郎 東京厚生年金病院泌尿器科部長
肺がん・吉田純司 国立がんセンター東病院呼吸器外科医長
大腸がん・吉田和彦 東京慈恵会医科大学付属青戸病院副院長


コラム&連載
1,222円
特集・再発転移の最新治療

シリーズ がん伝聞・風説を検証する
一定の条件が揃えばという説からチンピラ・極悪人細胞説まで
転移がんは、「局所治療をするとがんが怒って急増する」は本当か

取材協力・坪井正博・東京医科大学第1外科講師
高山忠利・日本大学付属板橋病院消化器外科教授
中川恵一・東京大学付属病院放射線科助教授
森武生・都立駒込病院長

「再発・転移がんは、手術や放射線治療をすると、かえってがんが急激に増大する」と医療界ではまことしやかに言われている。もし本当だとすれば、それは避けなければならない。編集部にも、患者さんから「そんな説明を受けた」とする相談が寄せられている。果たしてそんなことが実際にあるのだろうか?


手術不能の転移がんでも完全消失10%、生存期間18カ月、副作用も穏やか
注目!「化学放射線療法」は、胃がんにも有効だった
監修・才川義朗 慶応義塾大学附属病院外科助手

胃がんに放射線は効かない、下手すると孔が空いてとんでもないことになる。というのが、これまでの医療界の常識だった。5年前に、欧米の臨床試験で放射線と抗がん剤の同時併用療法が「胃がんに効果あり」と発表されたときも、日本の医師たちはみな懐疑的だった。しかし、ここへきてようやく、日本でも「効果あり」とのデータが出始めてきた。


最近のトピックスは、TS-1、ゼローダなど、経口剤服用の効果
再発しても落胆する必要はない、再発乳がん治療
監修・向井博文 国立がんセンター東病院化学療法科

どんながんでも、再発・転移すると治療が難しくなるものだが、幸いにして乳がんの場合はホルモン療法が有効であり、抗がん剤や分子標的治療薬など新しい薬が次々と登場している。より効果的で負担の少ない治療法についても検討されている。再発乳がんの治療はどこまで進んでいるのだろうか。


意味のある人生を送るためにも、医療者と二人三脚で取り組むことが必要
抗がん剤治療を上手に乗り切るための患者サポート
監修・小迫冨美恵 横浜市立市民病院がん看護専門看護師

再発転移がんの治療の中心は、抗がん剤治療である。その抗がん剤治療の効果を上げるには、それを上手に、スムーズに行う必要があり、そのためにはさまざまな副作用対策から心理的ケアまでの患者サポートが必要となる。こうした手厚いケアを行っている病院はまだ少ない。がん看護専門看護師が伝授する「患者支援」を参考に、医療者や家族にサポートを求めてみよう。



特別対談
山本孝史(民主党参議院議員 )× 埴岡健一(医療ジャーナリスト)

がん対策基本法」の成立に大きな役割を果たした新しき患者代弁者
これが本会議での最後の質問になるかもという思いに衝き動かされて

衝撃的なデビューだった。去る5月22日、参院本会議上で、「がん告白」、そして「がん対策基本法」の成立を訴えたあの山本孝史議員の代表質問である。涙がこぼれた。扇千景議長は、質問時間が過ぎたが、遮らなかった。あれから4カ月余り。山本さんは、自らのホームページで「これでいいのか日本のがん医療!」と題して、日本のがん医療を変えるためにアピールをし東奔西走しているが、医療ジャーナリストの埴岡健一さんとの対話を通して、当時を克明に振り返ってもらった。


シリーズ 私の生きる道
食道がんと胃がんの同時重複がんを克服した言論界の重鎮
毎日新聞の名物コラムニスト、玉置和宏さんの「がん発病効果」

3期の食道がんを告知された直後に、それとは別の胃がんまで見つかった玉置和宏さんは、食道の入り口から十二指腸の手前まで、ヘソから上の消化器をすべて切除する手術を受けることに。そこに新たに繋がれることになるのは自分の結腸だった。
老朽化した下水管を取り替える工事なら、簡単に終わってしまうが、生身の人間がヘソから上の消化管をすべて取り替えるとなると、ことは厄介だ。
10時間を超す大手術が行われ手術は成功したかに見えたが……。



医療
腫瘍内科の第一人者、渡辺亨チームが医療サポートする
乳がん脳転移編-3
再発しても大丈夫。「ハーセプチン+ナベルビン」療法の力
サポート医師・渡辺亨 浜松オンコロジーセンター長
多湖正夫・東京大学医学部付属病院放射線科講師

2A期乳がんが再発し、脳転移を来たした主婦・神田美津子さん(41歳)は、放射線治療を受けた結果、頭痛などの症状は消滅した。しかし、がんはすでに全身に転移しており、なおも薬物治療を必要としている。ハーセプチンにタキソールという最先端の薬物治療の向こうにどんな手があるのだろうか。

卵巣がん編-3
3c期の卵巣がんは、手術に加えて抗がん剤治療が不可欠
サポート医師・山中康弘 栃木県立がんセンター化学療法科医長

6時間に及ぶ手術の結果、卵巣と転移したリンパ節が無事摘出された荒山扶美さん(53歳)は、「ステージ3cの卵巣がん」と診断された。「抗がん剤治療が不可欠」と説明され、TJ療法と呼ばれる抗がん剤治療が6コースにわたって行われた。果たしてその結果は?


患者のための抗がん剤事典・キロサイド
畠清彦・癌研有明病院化学療法部長


新シリーズ 診断の名人が伝授する検査画像の見方、読み方
第1回 胃がん・内視鏡
滑らかな中のちょっとした凹みや全体の隆起を見つけ出すのが第一歩
監修・森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長


患者会
患者会活動レポート・「ねむの会」
患者会通信・「卵巣がん体験者の会 スマイリー」
「ホスピスケアを広める会」

患者サポート
新シリーズ 自分らしく、我が家で
第1回 ケアタウン小平 山崎章郎さん
明日のことは分からない、だからこそ今を十二分に楽しんで生きている

ホスピス医であり作家である山崎章郎さんが『病院で死ぬということ』を著してから16年。今度は病院を辞め、自ら開業して在宅医となった。患者や家族の生活支援、人生支援をもっと広く広げていくために。そこで、巡り会った1人のがん患者、杉山みち子さんは、それまでの抗がん剤治療を止め、新しく緩和医療を受け出してから、「安心感に包まれ、自分らしく生きられるようになった」という。


がん患者が旅行をするということ
がん体験者・沖原幸江と「がんサポート」が企画する
患者が安心して行ける「新しい自分を発見するツアー」への誘い

「私は心のままに、その木によりかかり、ほこらのようになっているくぼみに体を横たえた。そうすると、子供の頃の記憶そのままの、不思議な安堵感で体中が満たされるのだった」2年前に亡くなったエッセイスト、田原節子さんが、退院後一番行きたかった熊野古道へ行ったときの1文です。ことほどさように、旅には自分の心を移し出す鏡の作用があります。そこで、がん体験者でありツアー添乗員である沖原幸江さんと「がんサポート」誌では、がん患者さんたちが新しい自分を発見する旅を企画しました。サポート体制もしっかり備えたツアーです。


治癒力を引き出すがん漢方講座 第9回 福田一典
組織の治癒力を高める駆犬血薬


体と心をケアする処方箋
患者さんと家族のこの叫びを聴いて! PART2
監修・平野友子 ホスピスケア研究会事務局

創立20周年を迎えた「ホスピスケア研究会」の電話相談には開設以来8000件近くの「叫び」ともいえる生の声が寄せられています。前回に続き、患者さんやご家族の悩みに寄り添い続けてきた平野友子さんに、「ホスピスについて」、「患者さんとのかかわり方」などおもにご家族へのメッセージをうかがいました。


がん相談
大腸がん・大矢雅敏(癌研有明病院消化器外科医長)
乳がん・上野貴史(板橋中央総合病院外科医師)
胆のう・胆管がん・畝村泰樹(東京慈恵会医科大学付属青戸病院外科医長)
泌尿器がん・冨田京一(東京大学大学院医学系研究科・医学部泌尿器外科学助教授)


がん体験
武器を手術から化学療法へ変えて、なおもがんと闘い続ける
元大手製薬会社役員、川野和之さんの「壮絶な闘病日記」のその後

以前、小誌に「『いつも笑顔で』と転移がんと闘い続けた5年間」と題する闘病記を綴っていただいた元大手製薬会社役員の川野和之さん。直腸がんから肝転移、肺転移を繰り返し、その都度果敢に手術に挑み、それを乗り越えるという壮絶な闘いぶりは、まだ記憶に新しいところだ。その彼のその後はどうだったのだろうか。手術に代わって、闘う武器を抗がん剤に変えて、なおも闘い続けているこの2年間を報告する。



コラム&連載
3周年記念読者プレゼント
命を食べる季節を味わう
フォト・エッセイ 至福の時間
『がんサポート』表紙画・点描
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
ヒーリング・コラム
イベントへの誘い
読者の交差点
バックナンバーのご案内
定期購読のご案内・編集後記
1,222円

血液がん特集
特集1 急性骨髄性白血病の最新治療
分化誘導や分子標的などの新療法の出現で飛躍的効果の足がかり
監修・西村美樹 千葉大学医学部付属病院血液内科科長

急性白血病は白血病細胞の種類により急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病に大別され、成人では80パーセント以上を急性骨髄性白血病が占めている。5年生存率が40パーセントとの報告があるほど治癒するのが難しい病気だが、多剤併用療法など治療法の進歩により治療成績は徐々に向上しており、分子標的療法など新たな治療も行われるようになってきた。


特集2 慢性骨髄性白血病の治療を変えた分子標的薬5年の軌跡
全生存率89.4%。未治療の全病期で第1選択に
監修・薄井紀子 東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科部長

慢性骨髄性白血病の治療は、グリべックの登場で画期的な進歩を遂げた。2006年6月、ASCO(米国臨床腫瘍学会)でグリベックの5年間の治療成績が発表された。グリベックを用いた群の全生存率は89・4パーセントという優れた成績だった。慢性骨髄性白血病の治療と、グリベックの5年間について、東京慈恵会医科大学付属病院血液・腫瘍内科助教授の薄井紀子さんにお話を聞いた。


特集3 リンパ性血液がんの最新治療
分子標的薬の登場、移植医療の進展で難治性がんに新たな可能性
監修・安藤潔 東海大学医学部血液・腫瘍内科教授

血液の元となる幹細胞は、分化して骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分かれます。「リンパ性の血液がん」である、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、悪性リンパ腫は、このうちリンパ系に分化した細胞ががん化する病気です。
これらの中心となる治療は、主に多剤併用の抗がん剤治療だが、現在、分子標的薬や、移植技術の発達により、新しい可能性も開かれてきている。


特集4 骨髄異形成症候群の最新治療
2つの顔を持つやっかいな病気。分子標的薬やサリドマイドの出現で希望も
監修・坂巻 壽 都立駒込病院血液内科部長

最近注目されている血液のがんの1つに骨髄異形成症候群(MDS)と呼ばれるものがある。子どもを含めた若年層にも見られるが、多くは高齢で、これが増えている。治療しなくていい場合もあれば、いい治療法がない場合もあり、なかなかやっかいな病気であるが、最近は分子標的薬やサリドマイドの出現により希望も出てきた。


特集5 大きく変わりつつある多発性骨髄腫の最新治療
注目されるサリドマイド、レブリミド、ベルケードの三御三家の力
監修・服部豊 慶応義塾大学病院血液・感染・リウマチ内科助手

高齢者に多い多発性骨髄腫は、治療によっていったん完全寛解にいたっても、やがてまた再発してくるところがやっかい。再発を予防する方法も、まだ確立していない。しかし、このような再発・難治例に対してただ今注目されているのがサリドマイド、レブリミド、ベルケードの3つの薬剤。その効果のほどを確かめてみる。

特集6 吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
血液がん治療に新たな可能性を開く臍帯血移植
ゲスト・井関徹 千葉大学医学部付属病院輸血部副部長

急性骨髄性白血病を患った吉田寿哉さんは、再発して困っているとき、東京大学医科学研究所付属病院で臍帯血移植の治療を受け、社会復帰を成し遂げた。そのときの主治医が、今回お招きした現在千葉大学病院輸血部副部長を務めている井関徹さんである。その命の恩人たる医師に、改めて白血病治療、なかんずく移植治療の現況と問題点を伺ってみた。


対談
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
第1選択は、手術だけではない。放射線治療の有効性をもっと見直して
ゲスト・中川恵一 東大病院放射線科助教授

がんの治療は1つの治療法だけで対処するものではない。手術だけではなく、放射線も抗がん剤もさまざまな治療法の英知を集めて、治療しなければ勝てない。それなのに、未だに「がんの治療は手術」と思いこんでいる人が多い。日本の放射線治療界の旗手である東大病院放射線科助教授の中川恵一さんは、その常識を打ち破り、「放射線にもっと光を!」と訴える。


生き方
私の生きる道・市田忠義日本共産党書記局長
術後後遺症の苦しみを、笑いで包みながら語る庶民派政治家
「大腸がんは入院中より退院後が大変」を身をもって知った日本共産党書記局長、市田忠義さん

大腸がんは外科手術で治療してもつらい後遺症が続く。とくに苦しいのはエンドレスで襲ってくる下痢だ。それが、よりによって生放送の政治討論番組の出演中に襲ってきた市田さんは、このピンチをどうやって乗り越えたのだろう?


医療
腫瘍内科の第一人者、渡辺亨チームが医療サポートする
乳がん脳転移編-2
9個の脳転移巣を「全脳照射とガンマナイフ」治療でたたく
サポート医師 渡辺亨・浜松オンコロジーセンター長
サポート医師 多湖正夫・東京大学医学部付属病院放射線科講師

2A期乳がんで乳房温存療法を受けた主婦の神田美津子さん(41歳)は、術後の抗がん剤治療が終わらないうちに、次々と遠隔転移が起こり、ついには脳転移まで発見された。腫瘍内科医から放射線治療を勧められ、放射線科を受診すると、「全脳照射とガンマナイフ」の併用療法が提示された。果たして希望する完全寛解は達せられるのだろうか。

卵巣がん編-2
有効性が示されている「手術+抗がん剤治療」選択
サポート医師 山中康弘・栃木県立がんセンター化学療法科医長

婦人科で「卵巣がんの疑いがある」と説明された荒山扶美さん(53歳)は、日を改めて、その検査結果について家族とともに詳細な説明を受ける。そこで明らかになったのは、がんがソフトボール大の大きさであるばかりか、お腹にもたくさん散らばっていることが判明。それを聞いた荒山一家はどうするのだろうか。


患者のための抗がん剤事典・ファルモルビシン
畠清彦・癌研有明病院化学療法部長


モルヒネにかわる鎮痛薬 シリーズ7
消化器系にやさしい「貼り薬」を使う

治療困難な胆道がんの最新治療
患者に福音!23年ぶりに有効な治療薬が登場
監修・石井 浩 国立がんセンター東病院肝胆膵内科医長

胆道がんは早期発見された場合の切除手術以外に有効な治療法がなく、「見捨てられた病気」という見方さえある。そこへ、この度非小細胞肺がんや膵がんの治療薬として認められている抗がん剤のジェムザールが胆道がんの治療薬として承認された。胆道がんの最新治療と今後の課題を探ってみる。


がんの基礎
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です 第35時限目 骨転移
骨折や寝たきりにならないために、骨転移についてもっと知ろう

がん細胞が原発の臓器から離れて骨に飛んでそこで増殖することを骨転移と言います。骨に転移が起こると、痛みがひどくなり、骨折や寝たきりなど起こり、QOLが著しく悪くなるので、早期の検査、治療や日頃からの骨のケアが大切です。今回は、この骨転移について学習していきましょう。


患者会
患者会活動レポート・「すずらん会」
患者会通信・「ぴんくぱんさぁ」・「生と死を考える会」


患者サポート
治癒力を引き出すがん漢方講座 第8回 福田一典
気と血を補う気血双補剤


シリーズ7 届け!がん患者たちの声
患者の声を医療者や企業に届け、
ニーズに応えたサービスや生活用品づくりに励む
今の日本には福祉や介護のサービスはあっても、がんとつき合いながら生きる人への生活支援サービスは整っていない。それならと、がん体験者自身が始めたのが「VOL-NEXT」という会社。患者の声を企業や医療者に届け、患者のニーズに応えたサービスや生活必需品づくりを展開するとともに、がん患者の生活をコーディネートするプロの人材育成にも取り組んでいる。


体と心をケアする処方箋
「ホスピスケア研究会」電話相談20年の軌跡
患者さんと家族のこの叫びを聴いて! PART1
監修・平野友子 ホスピスケア研究会事務局

よりよいケアの普及に努めてきた「ホスピスケア研究会」。その会の電話相談もスタートして早20年。20年間相談を受け続けてきた事務局長の平野友子さんは、同研究会の20周年記念シンポジウムでこう訴えています。
「患者さんやご家族の叫びともいえる生の声を、医療者もしっかりと受け止め、ケアに反映していく必要がある」その平野さんから相談事例やアドバイスをうかがい、解決へのヒントを考えてみました。2回にわたってご紹介します。


がん相談
胃がん・山口俊晴 癌研有明病院消化器センター長
婦人科がん・宮城悦子 横浜市立大学医学部産婦人科準教授
食道がん・安藤暢敏 東京医医科歯科大学付属総合病院副院長
白血病・秋山秀樹 東京都立駒込病院内科医長

がん体験
私が選んだがん治療 牧野正子さん(乳がん)
1度目の治療経験を生かして、2度目は放射線治療を選択

多くの固形がんにおいて、根治的治療の筆頭にあげられる手術。しかし、手術そのものは成功しても、その後の後遺症に悩まされる患者さんも多くいる。
今回は、最初に手術を選択した経験から学んだことをうまく利用して、2度目の治療法を選んだケースを紹介する。


コラム&連載
命を食べる季節を味わう
フォト・エッセイ 至福の時間
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
ヒーリング・コラム
がんが扉を開いて・まつばらけい
イベントへの誘い
読者の交差点
バックナンバーのご案内
定期購読のご案内・編集後記
1,222円

特集 がん温熱療法はどこまで可能か

特集1 これだけは知っておきたいがん温熱療法の基礎知識
放射線や抗がん剤との併用で効果。何より副作用がないのが利点
菅原努●京都大学名誉教授・国立病院機構京都医療センター名誉院長

温度を摂氏42~43度に上げてがんをたたくのをがん温熱療法といいます。
ただ、この温熱療法はまだわかっていないことが多い治療法です。たとえば、温熱療法には、全身を加温する方法とがんの局所だけを加温する方法とがありますが、このうち、全身温熱療法については、本当にがんに効果があるのかどうかまだ不明なのです。ですから、この特集でも全身温熱療法については取り上げていません。
また、温熱療法には似非療法も多く、でたらめな加温装置も多く出ており、そのため民間療法として見られている節もあります。これは温熱療法にとって不幸なことです。
そこで、学会(日本ハイパーサーミア学会)では、こうした似非温熱と区別するために、がん温熱療法に代わって、ハイパーサーミアと呼んでいます。ただ、本誌では、これだとわかりづらい面もあるので、以前から称されてきた「がん温熱療法」の名称で統一していることをお断りしておきます。
もし温熱療法の治療を受けたいと思うなら、このような事情をよく鑑み、信頼できる医療機関と医師をきちんと選んで受けるようにしてください。その参考となる資料も付けておきます。


特集2 ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です がんの温熱療法
温熱療法って本当にがんに効果があるの?
がん細胞は正常細胞に比べて熱に弱いそうです。この差を利用してがんを加温して攻撃しようというのが、がん温熱療法です。ただ、加温するといっても、がんのある体の内部を加温しなければならず、これが技術的に難しかったようです。今回は、この温熱療法について学習していきましょう。


特集3 海外におけるがん温熱療法の現況
子宮頸がんや乳がんで好成績。見直される温熱
監修●桜井英幸 群馬大学医学部付属病院放射線科助教授
監修●エレン・ジョーンズ デューク大学医療センター放射線腫瘍学科助教授

日本のがん医療は欧米に比べて大きく遅れている。しかし、ことがん温熱療法に関しては、まったく逆で、欧米のほうが大きく遅れていた。ところが、最近になって、形勢が逆転しつつある。オランダで比較試験の良好な結果が出て以来、欧米で温熱療法が見直されてきている。その現況を報告しよう。


特集4 低めの加温で放射線、抗がん剤の効果を一層高める
注目されるマイルドハイパーサーミアという新しい温熱療法
群馬大学医学部付属病院放射線科助教授
監修●桜井英幸

がん温熱療法は、普通、43度以上に温めることでがんを死滅させるのをねらっている。しかし、43度以上に加温することは簡単なことではない。
そこで、加温を低めにし、放射線や抗がん剤の効果を高めて成果を上げているのが、群馬大学病院放射線科助教授の桜井英幸さんのグループだ。これは、「マイルドハイパーサーミア」と呼ばれる温熱療法の新しい形だ。


特集5 肝臓がんに対する温熱化学塞栓療法の効果
動脈塞栓で温度を高めるというユニークな方法で効果を上げる
監修●近藤元治 京都府立医科大学名誉教授・藍野病院院長

がん温熱療法は、がんの部分を目的の温度に維持するのが難しい。ことに血流の豊富な肝臓などでは、折角温めても血流で温度が逃げられ、がん部位の温度がなかなか上がらない。それを動脈を塞栓することによって温度を高め、がんに対する温熱効果を上げるというユニークな方法を考案したのが、京都府立医科大学名誉教授の近藤元治さんだ。現在も、引き続き、大阪にある藍野病院でこの温熱療法に取り組んでいる。その様子をうかがった。



特集6 温熱療法の治療現場を歩く
QOLの向上、延命に可能性を秘めた民間病院の新しい試み
監修●バレンチナ・オスタペンコ 西出病院温熱療法研究室主任
監修●岡村一博 岡村一心堂病院理事長

がん温熱療法の治療を行っている医療機関は多い。その中には似非療法も多く、いい加減な治療を行っているところも多いので、患者さんが治療を受ける場合は、注意してほしい。その中で、以前からこの治療に熱心に取り組み、いい成果を上げている民間の病院を訪ねて、治療の最前線の様子と治療成績をレポートする。



特集7 悪性胸膜中皮腫、軟部組織肉腫に対する温熱化学放射線療法
抗がん剤、放射線と天秤にかけ、より効果が望めるがんに限定して行うべき
監修●唐澤克之 東京都立駒込病院放射線診療科治療部部長

どんながんにも効く治療法として温熱療法をバラ色に描くのではなく、明らかに効果が確認されている疾患に限定して、電磁波温熱療法(ハイパーサーミア)を行っているのが東京都立駒込病院だ。その疾患とは、悪性胸膜中皮腫と軟部組織肉腫。放射線や抗がん剤が効かず、手術にも限界があるという場合でも、なかなかの効果が得られているという。


特集8 温熱療法を実施している医療機関一覧

対談
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
患者さんから痛みの声を聴く。そこから、すべてが始まる
ゲスト・外 須美夫 北里大学麻酔科教授

日本のがん医療の中でも、がんの痛みの治療が大きく遅れている。わが国の疼痛治療の成績は、後進国である。原因の1つは、痛みを我慢するのを美徳としてきた文化的背景がある。が、それ以上に、医療者側が患者さんが発する痛みの声に耳を傾けてこなかったことも大きい。
北里大学麻酔科教授の外須美夫さんは、著書『痛みの声を聴け』でその点を強く指摘している。今回は、この方の含蓄のあるお話をどうぞ。

吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
患者の声を医療政策に反映させようと立ち上がった
がん患者、家族1800人を対象にした大規模調査から問題点をアピール
ゲスト・近藤正晃ジェームス 東京大学特任助教授・日本医療政策機構副代表理事

海外で経済政策立案の仕事に携わっていた男が、帰国後医療に取り組んでみると、そこにはいくつもの根深い問題が。何より受益者であるはずの患者の声が医療政策に反映されていない。そこで、男は立ち上がり、がん患者、家族1800人を対象にした大規模なアンケート調査を実施。そこから、行政に切り込んでいった。今回は、その人、東京大学特任助教授の近藤正晃ジェームスさんをお招きした。


医療
腫瘍内科の第一人者、渡辺亨チームが医療サポートする 乳がん脳転移編-1
リンパ節、肺、肝、脳。次々に起こる転移に患者は途方に暮れる
サポート医師●渡辺亨 浜松オンコロジーセンター長

早期の2A期乳がんで乳房温存療法を受けた主婦の神田美津子さん(41歳)は、術後抗がん剤治療の全コースがまだ終わらないうちにリンパ節と肺への転移が見つかった。分子標的薬のハーセプチンでそれは劇的に消えたものの、続いて肝転移、脳転移まで発見された。予想を超えて恐ろしく進行の早い乳がんに対して、どのような対策が考えられるだろうか。

腫瘍内科の第一人者、渡辺亨チームが医療サポートする 卵巣がん編-1
検査の結果、卵巣に腫瘍。「すぐに手術が必要」と告げられた
サポート医師●山中康弘 栃木県立がんセンター化学療法科医長

長女から「お腹が出ている」と指摘された荒山扶美さん(53歳)は、「生活習慣病ではないか」と心配してホームドクターを受診する。ところが、医師からは脂肪肥満ではなく、悪性腫瘍が原因のむくみかもしれないといわれ、婦人科で検査を受けるよう勧められた。大病院の婦人科を受診した彼女に、はたしてどんな結果がもたらされたのだろうか。



患者のための抗がん剤事典・ベプシド ラステット
畠清彦●癌研有明病院化学療法部長

悪性リンパ腫、肺がんなどに効果のトポイソメラーゼ阻害剤
小児固形がんへの適応が追加承認

日本では、1980年代に登場した薬です。ベプシド(ブリストルマイヤーズ)、ラステット(日本化薬)と、国内では2種類の販売名で承認されています。経口剤は、発売当初、軟カプセル剤でしたが、1994 年に、より服用しやすく安定な製剤とした小型化硬カプセル剤に切り替わっています。従来の適用に加え、昨年、小児の固形がんにも追加承認がされています。



患者会
患者会活動レポート・「セカンドオピニオンを推進する会」

患者サポート
シリーズ6 届け!がん患者たちの声
がんになっても、以前と変わらない「普通の生活」ができるようにしたい
沖原幸江

治癒力を引き出すがん漢方講座 第7回 福田一典
漢方治療で免疫力を高める

体と心をケアする処方箋
がん治療に伴う嚥下障害とその対策

監修●辻哲也 慶應義塾大学リハビリテーション医学教室専任講師

頭頸部がんや食道がんなどの手術後や放射線治療後に、食べ物を飲み込めなくなったり、むせたりする「嚥下障害」を生じることがあります。
そのまま放置すると栄養障害や誤嚥性肺炎、窒息など、命にかかわるトラブルを引き起こす危険がありますから、入院中、早い時期から適切なリハビリ・ケアを行い、患者さん1人ひとりに合わせた食べ方をマスターすることが大切です。
がんのリハビリテーションの第一人者である慶応義塾大学医学部リハビリテーション医学教室専任講師の辻哲也さんに、理想的なリハビリ法と家庭でのケアについてうかがいました。


がん相談
泌尿器 回答者・赤倉功一郎(東京厚生年金病院泌尿器科部長)
肺がん 回答者・吉田純司(国立がんセンター東病院呼吸器外科医長)
乳がん 回答者・川端英考(JR東京総合病院外科医長)
脳腫瘍 回答者・成田善孝(国立がんセンター中央病院脳神経外科医)


がん体験
私のがん体験
「幸せな生き方」を考える 今は 花と遊んで 時々仕事
文・豊田マユミ

訪日する外国人に日本を案内する通訳ガイドとして働いていた豊田マユミさんは、
53歳で乳がんを発症しました。
乳房切除手術を選び、無事成功するものの、それでも押し寄せる不安。
そんな中で、後悔のないよう、生きがいをなくさぬよう、「自分の生き方」を見つけ出していきます。

がんと生きる
がんは「本当に大切なもの」を再発見する機会を与えてくれた
がん体験、うつ体験から学んだ「無理をせず、休む」というゆとり

佐藤優里(仮名)さん(46歳 東京都) 社会言語学者

パワフルでエネルギッシュのかたまりのような女性。会えばすぐわかる。そんな人ががんになり、さらにはうつにまでなり、恐怖を体験する。その一部始終をあますところなく語っていただいたが、ただ名前だけは公表できないという。そこにこの国の病理の深さが透けて見える。


読者投稿 オーストラリアがん瞑想セミナー体験記
〝至福体験〟を日本にも広めたい
文・寺田佐代子 乳がん患者会「わかば会」代表

寺田佐代子さん。7年前に乳がんを告げられ、手術。彼女は乳がんを克服した。
しかし、心までは克服することができなかった。
手術前に目にしたパンフレットが、ずっと気になっていた。
それはがんサバイバーがオーストラリアで開いているがん患者のための宿泊セミナー「10 days Life & Living」の案内だった。
今年5月に、体当たりで参加してきた体験談を寄せていただいた。


コラム&連載
命を食べる季節を味わう
フォト・エッセイ 至福の時間
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
ヒーリング・コラム
がんが扉を開いて
イベントへの誘い
読者の交差点
バックナンバーのご案内
定期購読のご案内・編集後記
1,222円
ASCO2006特集

肺がんの術後化学療法、ガイドライン変更の必要なし…………………………………14
坪井正博・東京医科大学外科第1講座講師
進行卵巣がんの主要な薬剤は依然タキソール+パラプラチン
マイケル・A・ブックマン・米フォックスチェースがんセンター教授

消化器がん編
次々に出てくる新しい大腸がんの化学療法。が、副作用や経済的問題点も……………21
久保田哲朗・慶應義塾大学包括先進医療センター教授

乳がん編
明確になった乳がんの「個別」治療の方向性………………………………………………26
渡辺亨・浜松オンコロジーセンター長

血液がん編
慢性骨髄性白血病のグリベック療法、5年の力……………………………………………30

日本は世界で最良の医療を実現できる!と思った………………………………………33
日本の患者団体による米国がん医療・患者団体視察記
山崎文昭・日本がん患者団体協議会

第2特集・小児がん
韓国で100万人を超える大ヒットを記録した映画『奇跡の夏』原作者キム・ヘジョンさんインタビュー………………………………………………………………………………76
希望が奇跡を生む。希望を持たせることが最良のサポート

何より大切なのは命。過度に晩期障害を恐れるな…………………………………………80
細谷亮太・聖路加国際病院副院長 小児総合医療センター長


対談
鎌田實「がんばらない&あきらめない」対談 ……………………………………………4
ゲスト・柳原和子(ノンフィクション作家)
文句を言わない人間として死にたい。だから「納得」いくまで探る


生き方
鎌田實さんインタビュー
がんに負けない、自分らしい生き方の追求を……………………………………………42

連載 情報戦を生き抜いて「孤独」………………………………………………………100
本田麻由美・読売新聞記者

医療
アスベスト禍で急増する悪性胸膜中皮腫の最新治療………………………………………36
「肺がんとは性格の違うがん」に注意!抗がん剤治療が効果を上げてきた
中野孝司・兵庫医科大学内科学呼吸器RCU科教授

腫瘍内科の第一人者
渡辺亨チームが医療サポートする
前立腺がん編―3…………………………………………………………………46
ほとんど苦痛もなく、効果が現れたホルモン+放射線併用療法
赤倉功一郎・東京厚生年金病院泌尿器科部長

腫瘍内科の第一人者
渡辺亨チームが医療サポートする
原発不明がん―3………………………………………………………………………………51
抗がん剤治療が思わぬ効果を上げ、みるみる体力が回復
安藤正志・国立がんセンター中央病院乳腺・腫瘍内科医

患者のための抗がん剤事典・メソトレキセート……………………………………………62
畠清彦・癌研有明病院化学療法部長

モルヒネにかわる鎮痛薬 シリーズ6………………………………………………………67
信頼できる主治医が、がんの治療と痛みのコントロールを同時に


がんの基礎
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です……………………………………………………84
第33時限目 がんとセックス
人知れずなやまず、セックスについて真摯に語り合うことが大事


患者会
患者会活動レポート・NPO法人ホスピス研究会「さいどばいさいど」………………74
患者会通信・「NPO法人ピンクリボンかごしま」………………………………………94
高知がん患者会「一喜会」…………………………………………………95

患者サポート
届け!がん患者たちの声………………………………………………………………………56
患者の権利を認め、広めていくアドボカシー運動

治癒力を引き出すがん漢方講座 第6回 福田一典………………………………………60
高麗人参の正しい使い方

体と心をケアする処方箋………………………………………………………………………88
がん治療に伴う口腔合併症や感染症の予防と軽減に
大田洋二郎・静岡県立静岡がんセンター歯科口腔外科部長

がんが扉を開いて「花暴力・花効果」まつばらけい………………………………………96

がん相談 大腸がん・肝臓がん・泌尿器がん・頭頸部がん……………………………112


がん体験
読者投稿 膵がん闘病記・小川嘉子 最終回………………………………………………105


コラム&連載

命を食べる季節を味わう………………………………………59
フォト・エッセイ 至福の時間………………………………64
インターネットで探るがん情報………………………………70
編集部の本棚……………………………………………………72
ヒーリング・コラム……………………………………………73
イベントへの誘い………………………………………………118
読者の交差点……………………………………………………119
バックナンバーのご案内………………………………………120
定期購読のご案内・編集後記…………………………………122




表紙「my sweet desert」


1,222円
特集 胃がんの最新療法

メスだけではない。内視鏡、腹腔鏡、抗がん剤で治療する時代
監修・山口俊晴 癌研有明病院消化器センター長

消化器がんの中で、胃がんは、大腸がんとともに最も治りやすいがんの1つです。早期発見・早期治療が功を奏したからです。しかし、だからといって、胃がんを侮ってはいけません。早期のうちに腹膜に転移し、やっかいながん性腹膜炎になるものも少なくなく、転移・再発すればやはり厳しくなります。
したがって、大切なことは、がんを正しく把握すること。そしてその進行具合に沿って適切な治療法を見つけ、実行することです。


痛みが少なく、回復も早い腹腔鏡手術の現在
高度な技術力が必要。手術の場合、症例数の多い外科医を選べ
監修・小嶋一幸 東京医科歯科大学病院腫瘍外科講師

胃がんに対する腹腔鏡手術は、1991年に世界にさきがけて日本で開発された治療法。開腹手術に比べ体への負担が軽くて日常生活への復帰が早い、などの利点があり、一部の進行がんにまで適応が広がっている。ただし、技術が難しく、コストもかかるため、施設間、術者間の格差が大きいのが難点。今のところガイドラインでは「臨床研究」と位置づけられているが、5年生存率は開腹手術と同等の良好な結果との研究報告もあり、今後、ますます普及していく治療法といえよう。



治療困難ながん性腹膜炎の最新治療
監修・吉野茂文 山口大学大学院消化器・腫瘍外科講師

胃がんが進行すると、胃壁の表面から裏側へとしみこみ、ついには漿膜を破って腹腔内へこぼれ落ちる。このこぼれ落ちたがん細胞は腹腔内で様々な炎症をひき起こし、がん性腹膜炎となる。がん性腹膜炎になると、治療の手がなくなり、全身状態が急速に悪化する。少し前までは。しかし、今は、こうした状態でも抗がん剤治療の手がある。その最前線をご報告しよう。


ここまで進んでいる進行・再発胃がんの化学療法
監修・小泉和三郎 北里大学東病院消化器内科講師

かつて、「胃がんに効く抗がん剤はない」と言われていた。しかし、この胃がん治療は99年を境に一変。日本の医療現場にTS-1をはじめ、イリノテカン、タキソール、タキソテールなど、新しい抗がん剤が次々に登場し、奏効率、生存率が向上している。その現状と今後の展望をレポートする。


注目される消化器がんの分子標的薬の効果
監修・土井俊彦 国立がんセンター東病院内科医師

従来の抗がん剤に代わって、新しく出現した分子標的治療薬。すでに乳がんや肺がんなどで効果を上げているが、今最も注目されているのが消化器がんの分野。大腸がんを皮切りに、消化器の領域に、アバスチン、アービタックス、ハーセプチンなどの分子標的治療薬が続々と登場してきている。この現状を整理してご報告しよう。


胃がん手術後の後遺症と対策
監修・鈴木裕 東京慈恵会医科大学消化器外科医局長
取材協力・胃を切った人友の会「アルファ・クラブ」

手術法の進歩によって胃がんの治療成績は向上してきました。
半面、胃切除後の後遺症対策は、今もって十分とはいえず、
後遺症に苦しむ患者さんが後を絶ちません。
なぜ後遺症は起こるのか、不快な症状を和らげるにはどんな方法があるのか、
東京慈恵会医科大学消化管外科医局長の鈴木裕さんと、胃を切った人友の会「アルファ・クラブ」事務局長の久本剛さんらにうかがいました。


対談
吉田寿哉のリレーフォーライフ対談 第6回
ゲスト・高杉敬二 ㈱ビーエムアイ(本田美奈子.所属事務所)エグゼクティブプロデューサー

同じ境遇の人たちに勇気と希望のエールを。美奈子.はそれをライフワークに選んだ

急性骨髄性白血病を告げられ、10カ月余りの闘病生活のすえ、昨年11月6日に亡くなった歌手の本田美奈子.さん。しかし、彼女は生前、この病気を克服したら、同じ苦しみと闘っている人たちに勇気と希望のエールを送りたい。それをライフワークにしようと考えていたという。その遺志を受け継いでLIVE FOR LIFEの活動を開始した株式会社ビーエムアイエグゼクティブプロデューサーの高杉敬二さんに、人間・本田美奈子.の素顔と彼女の思いを語ってもらった。



生き方
連載 情報戦を生き抜いて「乾杯」
本田麻由美・読売新聞記者

医療
腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
前立腺がん編―2
ステージB1。手術を避けて、放射線とホルモン療法の併用を選択
赤倉功一郎・東京厚生年金病院泌尿器科部長

腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
原発不明がん―2
ただちに「原発のわからないがん」として治療を始めるべき
安藤正志・国立がんセンター中央病院乳腺・腫瘍内科医

患者のための抗がん剤事典・アクプラ
畠清彦・癌研有明病院化学療法部長


がん相談・乳がん・肺がん・悪性リンパ腫


がんの基礎
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です
第32時限目 免疫療法


患者会
患者会活動レポート・三重県乳腺患者友の会「すずらんの会」

患者会通信・「市民と共に創るホスピスケアの会」「リボンの会」


患者サポート
治癒力を引き出すがん漢方講座 第5回 福田一典
「気」とは体を動かす生命エネルギー


届け!がん患者たちの声
失ったおっぱいを取り戻したい 乳房再建に保険の全面適用を!

病気で体の一部を失えば、たとえ指1本でも心と体へのダメージは大きく、失われたものを再び取り戻したいと願うのは当然のことだろう。ましてや、乳がんで大切な乳房を失ったとしたら、その思いはなおさら強いに違いない。ところが、「もとどおりにしたい」と乳房再建の治療を受けても、保険適用にならないケースがある。「お金を持っている人でなければ乳房再建ができないなんておかしい」と、保険の全面適用を求めているのがNPO法人ブーゲンビリア(旧内田絵子と女性の医療を考える会)だ。


がん体験
私が選んだがん治療・芝崎次郎(肝内胆管がん)
生きるための時間を確保したい、高齢者の治療選択

80歳を超える高齢患者の場合、どんなことを考えて治療法を選べばいいだろうか。その治療法選択のいい見本となるのが、ここに登場していただいた芝崎次郎さんのケースだ。手術の後遺症に対する恐怖心から手術を拒んでいたが、 ひょんなきっかけから翻意することになった。その心境の変化をうかがった。


がんと生きる1・高野昌昭(自然音の専門家)
おーい、がんよ、もっと話し合おうよ
音響プランナーを経て、現在、自然素材を使った音具の製作、演奏を行う「自然音の専門家」として活躍している高野昌昭さん。
昨年2月に前立腺がんの4期と診断。自ら決めた〝20カ月〟という命のリミットの中で、音具を通した自然との対話を続けるとともに、がんの声を聞き、共生する術を発見していく。

がんと生きる2・中原レイコ(日本舞踊「錦流」宗家、錦加宝光)
白血病を乗り越え、骨髄バンク支援に立ち上がる舞踊家
病気1つしたことがなかった日本舞踊の宗家が、50を過ぎて突然、急性骨髄性白血病に。厳しい抗がん剤治療に苦しめられながらも、一命を取り留める。
その闘病を乗り越えたとき、彼女の中に同病者への支援の心が芽生えてきた。
それが骨髄バンク支援のチャリティー発表会の実現となった。


読者投稿 膵がん闘病記・小川嘉子
社会保険労務士の小川嘉子さんは、仕事に家庭に充実感を感じながら暮らしていたが、7年前人間ドックで膵嚢胞がみつかる。
毎年定期検査を受けていたが、2004年1月の検査結果をみて、すぐ入院、手術を受けた。退院後、抗がん剤治療のため再入院。1クール受けたところで、外来での治療に切り替わった。


コラム&連載
がん医療セミナーのご案内
仕事をしながら療養する
命を食べる季節を味わう
フォト・エッセイ 至福の時間
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
がんが扉を開いて まつばらけい
ヒーリング・コラム
イベントへの誘い
読者の交差点
バックナンバーのご案内
定期購読のご案内・編集後記

1,222円
6月号 がんサポート目次

特集 変わる大腸がん治療

これだけは知っておきたい大腸がんの基礎知識
手術が第1選択。が、取りきれなくても、あきらめることはない
監修●吉田和彦 東京慈恵会医科大学青戸病院副院長

ここ10年で、大腸がんをめぐる治療の状況が大きく変わりました。かつては治療は手術しかなく、手術で取りきれなければ厳しい現実が待っていました。しかし、今では、手術以外に、内視鏡治療、抗がん剤治療、放射線治療、転移がんに対してはラジオ波療法、肝動注療法など、さまざまな治療選択ができるようになっています。とくに進歩が目覚しいのが抗がん剤治療です。しかも、たとえ手術で取りきれなくても、それらを駆使することによって長く延命できるようになり、生活の質も向上してきました。


再発大腸がんの最新化学療法
再発してもあきらめる必要はない。次々に出現する新しい抗がん剤治療の手
監修●大津敦 国立がんセンター東病院消化器内科部長

大腸がんは、残念ながら、30パーセントほどが再発する。しかし、あきらめることは全然ない。手術もあればラジオ波治療もある。加えて、ここ5年ぐらいの間に抗がん剤治療が飛躍的な効果を見せてきている。ここに、この再発大腸がんに対する最新の抗がん剤治療の方法と成果をご紹介しよう。


分子標的薬と抗がん剤併用による大腸がん休眠療法
何を投与するかよりも、どのくらいの量を投与するかが決めて
監修●高橋豊 金沢大学がん研究所助教授

海の向こうでは、すでにアバスチンとアービタックスという分子標的薬が進行再発大腸がんの標準治療薬になっている。その足音がひたひたとこちらにも近づいている。その分子標的薬の視座から今日の抗がん剤治療をのぞき見ると、そこから何が浮かび上がってくるか。血管新生阻害剤の先駆けである金沢大学がん研究所の高橋豊さんに聞く。


QOLが向上する直腸がんの術前化学放射線療法
肛門近くにがんができても、肛門機能を温存し人工肛門を回避する
監修●竹之下誠一 福島県立医科大学第2外科学教授

大腸がんの中でも、直腸がんになるとやっかいだ。かつては、肛門を切除して人工肛門をつける手術が一般的だった。1960年代には、直腸がん患者の約6割が人工肛門になったとされる。今ではかなり少なくなっているが、それでもがんが肛門近くにできると人工肛門になる。この壁を放射線化学療法を導入することによって打ち破ろうとしている医療機関がある。それを紹介しよう。


誤解だらけの遺伝性・家族性の大腸がん
欠かせない早期発見・治療とカウンセリング、そして社会的支援とケア
監修●岩間毅夫・杏雲堂病院副院長

大腸がんの中でも、遺伝性の要因が発症に深く関与していると考えられるのが家族性大腸腺腫症(FAP)と遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC)。発生頻度の少ない疾患だが、一般のがんが手術をすれば一応の治療目的を達するのに、手術は治療の始まりにすぎず、一生を通じて、あるいは世代を超えた長期戦略でのぞまなければならないのがこれらの疾患だ。遺伝性ということで世の中の誤解も多く、患者は孤立しがちな上、必要な情報がなかなか得られていない現実もあり、社会的支援や十分なケアが求められている。



対談
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
もっとも大切なのは、個々の患者さんに明確な治療ビジョンを示すこと
ゲスト・竜崇正 千葉県がんセンター長

医療の技術は、日々進歩を遂げ、治療の選択肢も増えてきている。しかし、すべての患者さんが、その中から最良の治療を選択できているとは限らない。
今回は、カルテ開示をはじめとした情報公開や、地域の医療連携など、質の高い医療の提供のための取り組みを長年続けられている、千葉県がんセンター長の竜崇正さんに、がん医療の現状と、最善の治療の実現のための指針についてお話いただいた。


吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
がん医療全体の質を上げるために、骨身を惜しまず取り組む
ポイントは、ナース。ナースが意思決定に加われば医療の質も、患者満足度も上がる
ゲスト・埴岡健一 医療ジャーナリスト

前回の医療ジャーナリスト、埴岡健一さんとの対談の続きを贈ります。
埴岡さんは、アメリカのがん医療の取材を通して、アメリカがアポロ宇宙計画のような壮大な医療改革に取り組んでいる姿をつぶさに見て来られた。
その中から日本が学ぶべきことは? 日本のがん医療の質を上げるために何が必要か。そこを語っていただいた。


生き方
連載 情報戦を生き抜いて「大部屋」 本田麻由美・読売新聞記者

医療
腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
前立腺がん編—1
排尿障害に悩んで病院へ行ったら、実は、前立腺がんだった
サポート医師●赤倉功一郎・東京厚生年金病院泌尿器科部長

建設資材販売会社会長の岡田陽一さん(73歳)は、排尿障害に悩み、前立腺肥大症を疑って近所のかかりつけ医を訪ねた。触診、PSA検査の結果、前立腺がんの疑いを指摘され、大病院を受診することになった。高齢の岡田さんに待っている治療は、はたしてどんな治療だろうか。

原発不明がん編-1
いくら検査をしても、がんの原発巣が見つからない
サポート医師●安藤正志・国立がんセンター中央病院乳腺・腫瘍内科

地方公務員の牛山芳男さん(53歳)は、首のリンパ節にしこりがあるのに気づいてかかりつけ医を受診したところ、「重大な病気かもしれない」と指摘された。市内の病院に転院し診察を受けると、「がんの疑いが濃厚」と言われるが、いくら検査しても原発巣が見つからない。とうとうがん専門病院を受診することになった。


モルヒネにかわる鎮痛薬 シリーズ5
からだとこころの痛みを理解して、痛み止めの薬を使用

患者のための抗がん剤事典・ロイコボリン
畠清彦・癌研有明病院化学療法部長

がんの基礎
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です 第31時限目 がんと不妊

患者会
患者会通信・ホスピスケア研究会
患者会活動レポート・がん心のケアの会

患者サポート
治癒力を引き出す がん漢方講座 福田一典
第4回 食欲と消化吸収機能を高める漢方

患者にやさしい放射線治療と緩和医療をもっと広く!
中川恵一・東京大学医学部付属病院放射線科助教授・緩和ケア診療部長

届け!がん患者たちの声
人工肛門・膀胱を持つ人が安心して利用できるトイレを!

がん相談・食道がん・大腸がん・乳がん


がん体験
がんと生きる・米澤京子さん(主婦・『キュアサルコーマ』設立メンバー)
希望を糧に、間断なく攻め立てる転移と壮絶に闘う女性

生は、自らの手でつかみとる。その強靭な心が明日の扉を開く
2カ月ごとに頻々と繰り返される転移・再発。ともするとへなりと落ち込みがちになる。20歳で発病、28歳で再発した米澤京子さんは、そこを跳ね除けて、一歩一歩這い上がってきた。その大きな支えとなったのは、新しい治療法の実用化という明日への希望と、仲間たちだった。


私が選んだがん治療 鈴木育代 健夫(膵がん)
膵がんの長期生存めざし、息子のリードで治療法を選択

膵がんは早期から転移しやすく、がんの中でも予後が悪い。手術できれば根治する可能性があるが、4期の場合切除はできず、化学放射線療法か抗がん剤治療が標準的な治療である。
今回は、前者の治療を受け、まもなく闘病3年目に入ろうという患者さんを紹介する。

私のがん体験「逃走」から「闘争」へ 横井和枝

読者投稿 膵がん闘病記体験・小川嘉子
社会保険労務士の小川嘉子さんは、
7年前受けた人間ドッグで膵嚢胞が見つかる。
2004年1月の検査でがんであろうと言われ、すぐ入院、手術を受けた。
手術は成功し、20日間の入院で退院。躊躇することなく抗がん治療を選択した。

コラム&連載





がんサポート 雑誌の内容

信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。
がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。

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健康・生活 雑誌の売上ランキング

こどものとも年少版

2021年12月21日発売

目次: うるさいぞ…

五味太郎 作

部屋の中で机に向かっていたら、何か小さいものが飛んでゆきます。
わっ、今度は目の前を通り過ぎた! いったい何だろう?
顔の近くを飛び回って、気になりますね、うるさいですね、つかまえたいですね。何を使ってつかまえよう。
紙筒やら空き缶やら、あれこれ持ち出しての大騒動の果てにつかまえたのは……。あっと驚く愉快な絵本です。

絵本が大好きになる絵本

  • 2021/12/03
    発売号

  • 2021/11/02
    発売号

  • 2021/10/01
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  • 2021/07/03
    発売号

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参考価格: 820円 定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:410円

シンプルな暮らしを楽しむ雑誌「天然生活」は、無理をせず、手を動かして、自分なりの暮らしを育む雑誌

  • 2021/12/20
    発売号

  • 2021/11/19
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  • 2021/10/20
    発売号

  • 2021/09/18
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  • 2021/08/20
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  • 2021/07/20
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3 こどものとも

福音館書店

こどものとも

2021年12月21日発売

目次: オトシブミのふむふむくん

おのりえん 文
秋山あゆ子 絵

オトシブミのふむふむは手紙を書くのが大好き。
あるお花見の日、ひょんなことから、まだ会ったことのない隣山のオトシブミ・ふみふみちゃんに手紙を送ることになりました。
届いた返事は入学式のお話。ふむふむの返事はこどもの日のこと。2ひきのオトシブミは、季節の出来事を綴って文通を続けます。
四季を彩る虫たちの年中行事を美しく描いた、虫と手紙の絵本です。

子どもの想像の世界を大きく広げる絵本

  • 2021/12/03
    発売号

  • 2021/11/02
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  • 2021/10/01
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  • 2021/09/03
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  • 2021/08/03
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  • 2021/07/03
    発売号

4 かがくのとも

福音館書店

かがくのとも

2021年12月21日発売

目次: イカ

大村文乃 文・絵

イカは獲物を見つけると、隠し持っている長い腕を目にもとまらぬ速さで出して捕まえることができます。
また、天敵に襲われそうになると、墨を吹き出し、墨の固まりを身代わりにして上手に逃げますし、求愛や喧嘩の時には、体の色を自在に変化させてコミュニケーションをとることもできるのです。
長年の研究により明らかとなったイカの驚きの生態を描きました。

子どもの強い好奇心=子どもの科学の芽を大きく伸ばす絵本

  • 2021/12/03
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  • 2021/11/02
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  • 2021/10/01
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  • 2021/09/03
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こどものとも0.1.2.

2021年12月21日発売

目次: おきて おきて

福知伸夫 作

眠っている二匹の子ぶた。一匹が目を覚まし、「おきて おきて あそぼうよ」ともう一匹を起こしますが、起きません。
ふたたび二匹で眠っていると、今度はさっき起きられなかった子ぶたが目を覚ましました。
同じように「あそぼうよ」と誘いますが……。順番に起こし合う姿がほほえましい、生き生きとした木版画で描かれた絵本です。

赤ちゃんがいい気持ちになれる絵本

  • 2021/12/03
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ちいさなかがくのとも

2021年12月21日発売

目次: ハクセキレイの よる

とうごうなりさ 作

夕方の駅前。ハクセキレイが1羽飛んできて、ビルの屋上に降り立った。
もう1羽、また1羽。ハクセキレイはどんどん飛んできて・・・・・・。
町で暮らす鳥の多くは、昼間は単独で行動していても、暗くなるとねぐらに集まり、みんなで夜を過ごします。
眠る前には自分のとまる枝を選んだり、羽繕いをしたり。朝を迎えるまでの鳥たちの姿を、美しい版画で描きます。

ちいさなふしぎ、みーつけた!

  • 2021/12/03
    発売号

  • 2021/11/02
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  • 2021/10/01
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  • 2021/08/03
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  • 2021/07/03
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7 ノジュール(nodule)

JTBパブリッシング

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ノジュール(nodule)

2022年01月28日発売

目次:
【大特集】

 静かな感動に出合う
 「知られざる美仏への旅」

●京都・奈良の“私的”知られざる美仏
 ≪対談≫山下裕二×瀬谷貴之

●知られざる美仏の里を訪ねる

 <静岡県 伊豆の国・伊豆・函南>
 運慶作の国宝仏と里人に守られた仏像群。
 鎌倉殿ゆかりのみ仏を訪ねる

 <滋賀県 長浜>
 里人が守り継ぐ「ウチの観音さん」
 琵琶湖北東部へ

 <栃木県 足利>
 260年ぶりに姿を現した
 今しか見られない毘沙門天

 <大阪府 藤井寺・羽曳野>
 古代日本の仏教文化の中心、
 河内で秘仏巡り

 <兵庫県 加古川・小野>
 微笑の観音と御来迎
 播磨路の国宝二寺へ
 

●違いで読み解く仏像の美
●博物館で合える知られざる美仏


【特集】

 世界遺産登録で脚光!
 「北の地に“まだ見ぬ縄文”を訪ねる」

●1700年続いた大規模な村<三内丸山遺跡(青森県)>
●間近に見る縄文の美に感動<是川石器時代遺跡(青森県)>
●森とともにあるのびやかな暮らし<御所野遺跡(岩手県)>
●次世代に続く食文化、自然への畏敬<大船遺跡・垣ノ島遺跡(北海道・函館市)>


【特集】

 50代でも早すぎない!
 自分らしく生きるための「終活入門」

●これからの人生を考える、決める
 「終活」とは、これからの生き方を考えること 監修:小谷みどり
●片付けの進め方/もしもの時の医療/自分の介護の準備をする


【連載】
●季節でめぐる世界の絶景 第16回
 ボッパ山のタウン・カラッ(ミャンマー連邦共和国)写真:富井義夫
●河合 敦の日本史の新常識 第17回
 財政難で未完の都となった平安京 その遷都の驚きの理由とは?
●東西高低差を歩く 第28回 関東編
 三宝寺池・石神井池~スリバチと水田の競演~
●あの日の時刻表 第17回
 松本清張作『点と線』が書かれた頃
●ドクター格子のからだリフォーム体操 第16回
 股関節 
●京懐石の老舗が教える旬のおかず 第17回
 和風焼き豚 九条葱あんかけ
●老後に備えるあんしんマネー学 第16回 畠中雅子
 年金などの制度改正が2022年4月から実施されます
●心ときめく今月の名作 第17回
 黒扇 藤島武二
●見つけてきました! 第29回
 リンゴのテープ
●読者の本音 第29回
 小説・映画の舞台
●旅と暮らしのひとコマから
●今月のパズル

参考価格: 900円 定期購読(1年プラン)なら1冊:775円

「ノジュール」は、直接皆さまのご自宅にお届けする “50代からの旅と暮らしの情報雑誌”です。

  • 2021/12/28
    発売号

  • 2021/11/28
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  • 2021/10/28
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  • 2021/09/28
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  • 2021/08/28
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  • 2021/07/28
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こどものとも年中向き

2021年12月21日発売

目次: きかんぼうのこぐま

V・グロツェル、G・スネギリョフ 再話
松谷さやか 訳
おくはらゆめ 絵

寒い北の国の草原に、小さなこぐまが母さんぐまとくらしていました。
こぐまはとってもきかんぼうで、ちっとも母さんぐまの言うことを聞きません。
ある日、母さんぐまに「おまえは、まだ小さいんだから」と言われて、ぷりぷり腹を立て「もうくまなんかいやだ! 違う動物になってやる!」と飛び出します。アジア・エスキモーの昔話。

物語の楽しさに出会う絵本

  • 2021/12/03
    発売号

  • 2021/11/02
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  • 2021/10/01
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  • 2021/09/03
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  • 2021/07/03
    発売号

9 サンキュ!

ベネッセコーポレーション

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定期購読(1年プラン)なら1冊:486円

暮らしに役立つ情報満載の情報誌

  • 2021/12/25
    発売号

  • 2021/11/25
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  • 2021/10/25
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  • 2021/09/25
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  • 2021/08/25
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  • 2021/07/26
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